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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-02-05 ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(原題 5 FLIGHTS UP) と ブラック・スキャンダル(原題 BLACK MASS) と スティーブ・ジョブズ (原題 STEVE JOBS)
2016-02-04 サウルの息子(原題 SAUL FIA)と ドリーム ホーム 99%を操る男たち(原題 99HOMES)と 蜉蝣峠
2016-02-02 ザ・ウォーク(原題The Walk) と 愛しき人生のつくりかた(原題 LES SOUVENIRS)
2016-02-02 2016年1月にスクリーンで観た映画
2016-01-29 禁じられた歌声(原題 TIMBUKTU )
2016-01-23 キャロル(原題 CAROL)
2016-01-20 リザとキツネと恋する死者たち  と パディントン原題 PADDINGTON
2016-01-14 フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE ) と ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)
2016-01-11 クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK と ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE  と 白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA
2016-01-06 誕生日と『NY心霊捜査官(原題 DELIVER US FROM EVIL)』


2016-02-05 ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(原題 5 FLIGHTS UP) と ブラック・スキャンダル(原題 BLACK MASS) と スティーブ・ジョブズ (原題 STEVE JOBS)


今日はまずイクスピアリで『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(原題 5 FLIGHTS UP)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 スターサンズ
監督 リチャード・ロンクレイン
脚本 チャーリー・ピータース
原作 ジル・シメント
キャスト
アレックス・カーヴァー /モーガン・フリーマン
ルース・カーヴァー /ダイアン・キートン
リリー・ポートマン/ シンシア・ニクソン

喧嘩もするけど、凄く仲の良い老夫婦。コツを伝授して欲しかったくらい。
お互いを見つめる視線が凄く温かい。
40年間、とても大事に住んで来たのね。

アパートの内覧会と、近所の橋で起きた事件が上手く重なって、まったく接点は無いのに、それに左右されて動いて行く。
そうなるんじゃないかな〜って予想の通りになるんだけど。
色々な人が来て。イライラもするし、ほっこりもする。若い頃と重ね合せたりしてね。
でもあんなにはっきり記憶して無いわ。私。

KUA AINAでアボガドハンバーガーのlunchの後『ブラック・スキャンダル(原題 BLACK MASS)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 スコット・クーパー
脚本 マーク・マルーク 、 ジェズ・バターワース
原作 ディック・レイア 、 ジェラード・オニール
キャスト
ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー /ジョニー・デップ
ジョン・コノリー /ジョエル・エドガートン
ビリー・バルジャー /ベネディクト・カンバーバッチ
スティーヴン・フレミ/ ロリー・コクレイン
ケヴィン・ウイークス /ジェシー・プレモンス

頭頂は兎も角、綺麗な顔で淡々と事をこなすジョニーは怖い。
かなりヴァイオレンス。

ジェームズ・バルジャーは勿論悪人なんだけど、彼は本当の悪人だから置いておいて、本当に悪いのは正義の側の筈のジョン・コノリーよねぇ。
一番迷惑を被ったのはビリー・バルジャー。兄弟でこうも違うのねぇ。
兄が反面教師だったのかな・・

Johnny Deppファンは格好良いと言うより怖い彼を見られるし、Benedict Cumberbatchファンは、正統派の彼を見られるでしょうね。

そして夕方から『スティーブ・ジョブズ (原題 STEVE JOBS)』試写会。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 ダニー・ボイル
脚本 アーロン・ソーキン
キャスト
スティーブ・ジョブズ /マイケル・ファスベンダー
ジョアンナ・ホフマン /ケイト・ウィンスレット
スティーブ・ウォズニアック/ セス・ローゲン
ジョン・スカリー /ジェフ・ダニエルズ
アンディ・ハーツフェルド /マイケル・スタールバーグ

stevejobsの拘りとか性格とかは凄く良く解ると思う。
でもコレ、構成は、stevejobsの人生を、アップル社の創設からの歴史を、知っているのを前提に作られている。

なのでその知識に自信の無い肩は2013年製作Ashton Kutcher主演の『スティーブ・ジョブズ原題 JOBS』で予習したらいいんじゃないかな。
出来る女役のKate Winsletは中々様になっていました。

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2016-02-04 サウルの息子(原題 SAUL FIA)と ドリーム ホーム 99%を操る男たち(原題 99HOMES)と 蜉蝣峠

サウルの息子(原題 SAUL FIA)

製作年 2015年
製作国 ハンガリー
配給 ファインフィルムズ
監督/脚本 ネメシュ・ラースロー
キャスト
サウル/ ルーリグ・ゲーザ
Abraham /モルナール・レヴェンテ
Oberkapo Biederman/ ユルス・レチン

収容されたユダヤ人の中で、ナチスの手足となって働く彼らにゾンダーコマンドと言う名前がある事を初めて知りました。

勿論彼らも安泰な訳では無く、いつ殺されるか解らない状態。

とても残忍だけど、サウルの醒めた目線で描かれるので日常のように淡々と事が進んでいくのです。心が麻痺しそうですね・・
心を殺して、虚ろで従順なサウロは、少年の遺体に出会って急に生気を取り戻す。
本当の息子・・?では無い。息子が本当にいるのかどうかも良く解らないけれど。
息子が居たらこうしてあげたい・・と言う思いなのかな?
結構危うい立場なのに大胆な行動に出ます。

お陰でゾンダーコマンドがどう言う事をしていて、どう言う立場だったのかが良く見えてきます。

皆生き残る事に必死だった筈。恐怖の中だからこそ、何かに救いを見出したかった筈。
逃げ出したり戦ったりの計画を立てる事で気力を失わなかった人も居る。
サウルはそれが少年をユダヤ式埋葬することだったのね。


ドリーム ホーム 99%を操る男たち(原題 99HOMES)

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 アルバトロス・フィルム
監督 ラミン・バーラニ
脚本 ラミン・バーラニ 、 アミール・ナデリ

キャスト
デニス・ナッシュ/アンドリュー・ガーフィールド
リック・カーパー/マイケル・シャノン

こつこつ働いて必死で家族を養って来た上に産まれ育った家を失って。
それを横目にポンポンお金を稼げる人は居たら、そんな方法があるって知ったら、試してみたくなるかもしれない。
真面目に必死に・・じゃダメなんだ‥って思っちゃいますよねぇ。
右腕にと見込まれる才覚は有ったのだから。
その世界にはまって行く様子と、本当は間違っていると思う葛藤が良く解る。

最初は息子のため、家を取り戻すため‥だったはずなのに。
でも失いたくない・・って思えるものがまだ残っていて良かった。

『蜉蝣峠』

製作年 2009年
製作国 日本
配給 ヴィレッヂ=ティ・ジョイ
演出 いのうえひでのり
脚本 宮藤官九郎
キャスト
古田新太
堤真一
高岡早紀
勝地涼
木村了
梶原善
粟根まこと
高田聖子
橋本じゅん


堤さんって格好良い役もできたんですね…と初めて思いました。前半のお馬鹿さ加減と後半の重さが絶妙。お馬鹿でも殺陣は格好良い!でも何より高田聖子さんが格好良くて惚れ惚れする〜

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2016-02-02 ザ・ウォーク(原題The Walk) と 愛しき人生のつくりかた(原題 LES SOUVENIRS)

ザ・ウォーク(原題The Walk)

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス 、 クリストファー・ブラウン
原作 フィリップ・プティ
キャスト
フィリップ・プティ /ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
パパ・ルディ/ ベン・キングズレー
アニー /シャルロット・ルボン
ジャン=ピエール / ジェームズ・バッジ・デール
ジャン=ルイ/ クレマン・シボニー
ジェフ/ セザール・ドムボイ

高所恐怖症なんです。・・というか、ワールド・トレード・センタービルの屋上ですよ?誰だって怖いですよね。
何でそんな所で綱渡りするの?って、もう、何十回何百回聞かれたでしょうけど、それでもやっぱり思ってしまいます。
そう言うのって理屈じゃないんだろうな‥って事は解るんですけど。

フィリップの練習風景や普通の綱渡りは、小出しに映し出されるのですが、実際彼の凄さを知るのはワールド・トレード・センタービルを渡り始めてからです。
本当に大丈夫なの〜〜とハラハラしっぱなし。足元ぞくぞくして来ます。
なんだけど、凄い!想像以上に出来る子でした。
もう早く終われば良いのに〜!!って思いながら見ているのに、何だか凄く落ち着いて、自由なの。
どうしてエリーゼのためにが流れる?と思ったらああいう行動に出るし〜
アレを、応援して支え続けたアニーも凄いですけど、そこに依存しないで、ちゃんと対等に自分の夢を探そうとする姿が素敵です。

そして何より、パパ・ルディ。
彼の優しさと厳しさが凄い。大好き。

フィリップが手に入れた無期限切符。「永久」を繰り返す。
それが凄く切ない。
あの日交わされた彼らの約束や思い。踏みにじられてしまった思いが切ない。

愛しき人生のつくりかた(原題 LES SOUVENIRS)

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 アルバトロス・フィルム
監督/脚本 ジャン=ポール・ルーヴ
キャスト
マドレーヌ /アニー・コルディ
Michel Esnard /ミシェル・ブラン
Nathalie Esnard /シャンタル・ロビー
Romain Esnard /マチュー・スピノジ
Philippe/ ジャン=ポール・ルーヴ

死を扱いながら、コレはとても、可愛らしい。
特に、祖母マドレーヌを大好きな孫の青年ロマン君。
彼の嬉しそうな顔ったら。
自分を探し当てて来るとしたら彼だ‥と解って居るマドレーヌとの関係が素敵。
あんな孫が居たら老いるのも悪くないな〜と思えます。
息子たちは情けないけど。
定年退職して自分が中年の危機だと気が付かないパパミシェルと、そんな彼のどこがそんなに好きなのか・・可愛いママナタリー。
あんな風に言って、すんなり離婚できるなら良いな〜と思って見ていたら、そうですか・・何だか微笑ましくてビックリ。
そんな両親の話を聞いて微笑んでいるロマン君はやっぱり凄く良い。

監督もホテルのお面白い主人役で出演していて、こちらも良い味出しているのですが、何と言っても、ドライブスルーの売店の店員さん。
彼に尽きます。
何あの助言。ちょっと格好良過ぎるわ。

この映画はラストシーンからエンディングに向かう音楽の差し込み方が凄く上手い。大好き。可愛いの。

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2016-02-02 2016年1月にスクリーンで観た映画

1月は12本です。
中々秀作揃いです♪

○禁じられた歌声(原題 TIMBUKTU )
☆髑髏城の七人アカドクロ
○キャロル(原題 CAROL)
○リザとキツネと恋する死者たち
 パディントン原題 PADDINGTON
○フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE )
○ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)
○クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK
 ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE
 白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA
 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)
 杉原千畝 スギハラチウネ

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2016-01-29 禁じられた歌声(原題 TIMBUKTU )


今日は朝からヘアサロンに行って、その後イクスピアリで『禁じられた歌声(原題 TIMBUKTU )』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 フランス モーリタニア
配給 レスペ(配給協力:太秦)
監督 アブデラマン・シサコ
脚本 アブデラマン・シサコ 、 ケッセン・タール
キャスト
キダーン/ イブラヒム・アメド・アカ・ピノ
サティマ/ トゥルゥ・キキ
Abdelkerim /アベル・ジャフリ
La chanteuse /ファトウマタ・ディアワラ
Djihadiste /イチャム・ヤクビ

2012年に西アフリカ・マリ共和国の北部にある町、アゲルホクで実際に起きた,イスラム過激派による若い事実婚カップルへの投石公開処刑事件に触発されて作られたのだそうです。
街を占拠したイスラム過激派の兵士は神の名の元に新しい法を押しつけてくる。
まず音楽が禁止され、笑うこともサッカーも、煙草も、恋愛も。
男性のズボンの長けや、女性の手袋靴下着用の義務。
そして気に入った女性が居れば強制的に婚姻を結ぶ。
こんな事が起きていたのですね・・

若者たちはエアサッカーをし、恋人たちはこっそり連絡を取り合う。
黙って屈する訳にはいかない。
でも、次々捕えられ、刑罰を受ける。街の訴えは届かないのです。
集い、音楽を奏でたら鞭打ち40回。
静かな音楽を奏で、神への感謝の歌を歌っただけなのに。
鞭で打たれながら、涙を流しながら、それでも神への歌を歌い続ける女性。
痛さよりも、悔しさよね・・
凄く素敵な歌声なの。優しい歌だし。

諍いで人を殺してしまったキダーンは、潔く神に運命を委ねると言います。
相手の死を哀しく思い、神がくれた猶予の一日を静かに裁きを待って過ごします。

本来の彼らの神は、きっとそう言う神なのです。

2012年。西アフリカで、こんな事が起きていたのです。

人は生まれる場所を選べないけど、きっと彼らはその国を愛し、彼らの神を愛している・・

先頭 表紙

2016-01-23 キャロル(原題 CAROL)


兎に角、ケイト・ブランシェットが大好きなのです。世界で一番美しい女性だと思っています。
初めて彼女をスクリーンで見た時は、美しい女性をCGで作り出したのではないかと思ったほどです。
そんな彼女が来日舞台挨拶をしてくれるのですから、仕事後急いでTOHO六本木ヒルズの『キャロル(原題 CAROL)』ジャパンプレミアへ。

製作年 2015年
製作国 イギリス アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 トッド・ヘインズ
脚本 フィリス・ナジー
原作 パトリシア・ハイスミス
キャスト
キャロル/ ケイト・ブランシェット
テレーズ/ ルーニー・マーラ
Abby Gerhard /サラ・ポールソン
Harge Aird /カイル・チャンドラー
Dannie /ジョン・マガロ

男ってやつは・・どこの国でも同じね。
力で抑えつけてとりあえず言う事を聞かせればそれで良いと思っている。
相手の言い分を踏みにじって、本気で向き合おうとしない。
キャロルの夫も、テレーズの彼も。

結婚するのは簡単。でも離婚するのは大変。
相手の家族と戦わないといけないのだから。身を持って知っている。

キャロルは美しくて、そしてこの上も無く不幸。
対等の人間として、お互い尊厳を持って別れようとしているのに、旦那は愛娘を餌に逃がしてくれない。
別居して、醒めているのが解って居るのに。
どんなに自由に生きていても、旦那の囲いの中。
何か、哀しい位に理解できる。

でもテレーズはその美しさ、自由さ、哀しさに惹かれる。
Cate Blanchettのキャロルはパーフェクトに美しいのだけれど、彼女に惹かれるRooney Maraのテレーズがピアノを弾くシーン。
彼女の横からのショット、これがまた美しいの。
ラスト、自立し、化粧も上達した美しい姿で現れるのだけれど、その姿よりもむしろ美しいの。
頭の形、姿勢、細い肩、憧れのキャロルと二人で居ることの緊張感。
演奏自体はつたないのだけれど。
このショットを生み出した監督の美意識、好きだわ。
時代が時代だけに、インテリアや冷蔵庫やファッションが独特でおしゃれ。

2人の行く先には困難しかないのだろうけど。
自分の存在意義を見出せなくなっているキャロルには、独占欲や体裁で縋りついてくる男じゃなく、彼女自身に惹かれ彼女だけを求めてくれる人が必要なんだと思う。
だから、どうか逃げないで・・テレーズ。・・・と祈る気持ちになりました。


そして、運良くケイトからサインをいただきました♪

先頭 表紙

2016-01-20 リザとキツネと恋する死者たち  と パディントン原題 PADDINGTON

『リザとキツネと恋する死者たち』

コレは、形容し難い珍妙な世界観。で、この邦題はどうかと思いますよ?

監督は日本が大好きなのかな?凄く興味を持ってくれているのは伝わります。
俳優の日本語はお粗末ですが。台詞自体はしっかりしている。

リザが恋をする・・と言うより、恋する相手を探し求めている。
凄くキュートなんです。働き者で、夢見る乙女で、素材が良いから大変身なんて、努力して努力して可愛く見られようとしたりsexyに見られようとしたり、働き者に見られようとしたり・・って女性陣の横に彼女に居られたら太刀打ちできないです。
でも、他者には見えないトミー谷氏の歌に合わせて踊る冴えない頃も好きですけど。

大好きな歌手の幽霊いつも側に居て歌って踊ってくれるなんて、幸せじゃないですか?
彼の正体は後々明らかになってきます。
確かに本来の仕事以外にもリザを手に入れる為に邪魔者を排除しているのですから怖いですけど、いつも側に居て見守って元気付けてくれて。
そして、救いのゾルダンには、手を下そうとしながらやり遂げない当たり、私惹かれます。
リザの恋の基準が今一つ解らないし、私はゾルダンよりトミー谷の中身の方が好きかも。
勿論姿と歌はあれじゃ無く私好みでお願いしたい・・って私利私欲の塊じゃ彼に選んでは貰えないですね。

凄くfunnyで面白かったです。

パディントン(原題 PADDINGTON)


字幕枠少なすぎ。そして偏り過ぎです。
paddingtonの声がBen Whishawですよ?字幕で見るでしょ。

兎に角、クマたちがリアルで可愛いです。
中々文化的です。でもクマ語もちゃんと有って。理解しちゃうお嬢さん。子供の柔軟性に脱帽です。
ペルー時代からやんちゃな台風坊やだったので、ロンドンでの彼はそりゃあトラブルメーカーです。
悪意が無いのですから・・なんとも大変。

彼がロンドン駅でお行儀よく挨拶して居たら、連れて帰りたくなるじゃないですか。

でも、ミリセントさんはちょっと可愛そうですね。父親を認めさせたかった健気さが・・

先頭 表紙

2016-01-14 フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE ) と ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)

イクスピアリで映画2本。
『フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE )』
製作年 2014年
製作国 イギリス フランス ベルギー
配給 ロングライド
監督 ソウル・ディブ
脚本 ソウル・ディブ 、 マット・チャーマン
原作 イレーヌ・ネミロフスキー
キャスト
リシェル・アンジェリエ/ ミシェル・ウィリアムズ
アンジェリエ夫人 /クリスティン・スコット・トーマス
ブルーノ・フォン・ファルク中尉 /マティアス・スーナールツ
ブノワ・ラバリ /サム・ライリー
セリーヌ・ジョゼフ/ マーゴット・ロビー
マドレーヌ・ラバリ/ ルース・ウィルソン
モンモール子爵 /ランベール・ウィルソン

観る前にイメージした以上に、私好みの映画でした。
恋愛至上主義な物語は好きじゃない。
だけのこの物語が描いているのはそんなものじゃない。

2人の距離の緊張感、街の人々の暮らしの違い、戦地から帰って来ない息子を思う母たち、抑制された娘たち、勝ち戦に傲り乱れる若いドイツ兵の規律。
それは、もっと悲惨に、淫らに、陰鬱に描ける題材。

それを、この作者は、アウシュヴィッツに居ながら、どうしてこんなに美しい物語に描くことが出来たのだろう・・
辛辣を舐めながら、せめて物語は美しい世界を・・と思ったのだろうか・・
ブルーノ中尉のようなドイツ将校に居て欲しい・・と願ったのか。
ドイツ兵士に身をゆだねるフランス娘の思いも理解しているかのよう。

それとも、自分の進む道を見つけたリシェル、最後に思いがけない愛情を示した義母、ブノワとマドレーヌの夫婦愛、高潔に運命を受け入れた町長モンモール子爵。
彼ら、彼女たちの示した愛がぶれず、強さ、美しさを示すことで、それを取り巻くドイツ兵にジワリと静かな復讐を示しているのだろうか・・

この物語を未完とは言え書き綴ったイレーヌ・ネミロフスキーは、骨の髄まで作家だったのでしょうね。
管理し、出版したお嬢さんはナチスは母を殺せなかった!とこの物語の評価を喜ばれたそうです。
「音楽は、いつも私を彼の元へと呼び戻す」・・みたいな台詞が回想に有って、それが凄く共感できて大好きです。

音楽と、紡いだ言葉は誰にも殺せない。

『ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)』
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ジョエル・コーエン 、 イーサン・コーエン
キャスト
ジェームズ・ドノバン /トム・ハンクス
Allen Dulles/ ピーター・マクロビー
Thomas Watters /アラン・アルダ
Jan Donovan /イヴ・ヒューソン
Mary Donovan /エイミー・ライアン
Francis Gary Powers/ オースティン・ストウェル
Rudolf Abel/ マーク・ライランス
Wolfgang Vogel /ゼバスチャン・コッホ

米国とドイツの生活格差が色彩で良く解ります。
凄く緊迫したバランス感覚を試される時代だったのでしょうね。

ベルリンの壁を壊すシーンは良く見るけど、築かれる所は初めて見たかもしれない。閉じ込められていく感じ。悲しい歴史です。

ドノバンの世評や私情で決してブレない正義。プロだわ〜周囲はハラハラするでしょうけど。格好良い。

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2016-01-11 クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK と ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE  と 白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA

『クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK』
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ 、 マシュー・ロビンス
キャスト
イーディス /ミア・ワシコウスカ
トーマス /トム・ヒドルストン
ルシール /ジェシカ・チャステイン
Dr. Alan McMichael /チャーリー・ハナム

コレは ホラーでは無い。
幽霊は存在すると宣言する霊感 のある女性が巻き込まれたサスペンス。
なのですが、そこはGuillermo・Del・Toro。美しく怪しい独特なゴシックな世界。
古くて豪華で怪しい屋敷の存在感ある美しさ。傷み具合さえ絵になる。

そしてTom・Hiddlestonの存在感♪
この美しい姉弟が更に怪しさを彩る。恐怖を加速させる。

屋敷の霊はともかく、どうしてママの霊があんなにおどろおどろしいのかが分からないけど。
愛する人の元へ現れる霊が、しかも恨みを持ってではなく愛ゆえに現れる霊がそんな姿なわけ無いと思うのだけど。
死をうまく捉えられなかった幼少時故のイメージなのか…故に怖くない最後に出会う霊が哀しい。
兎に角、その後のあの屋敷に足を踏み入れたくは無いわね。
個人的にはDr. Alanが好き。

『ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE』
製作年 2015年
製作国 カナダ ドイツ オーストラリア
配給 ギャガ
キャスト
ジェームズ・ディーン /デイン・デハーン
デニス・ストック /ロバート・パティンソン
ジョン・モリス/ ジョエル・エドガートン
ジャック・ワーナー /ベン・キングズレー
ピア・アンジェリ/ アレッサンドラ・マストロナルディ

もったい無いわよね…もっと生きていい映画を残して欲しかった俳優。
危うくて、儚げ。
でも故郷やファミリーを大切にする姿は意外に地に足が付いている感じ。
むしろしがらみのあるデニスの方が流されている危うさがある。
天才肌には感じられないけど。
彼はディーンに出会って、気に入られて、ラッキーでした。
そのお陰で今私たちはディーンの姿を写真で見られる。ラッキーですね。

『白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA』 試写会
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ロン・ハワード
脚本 チャールズ・リーヴィット
キャスト
オーウェン・チェイス /クリス・ヘムズワース
George Pollard /ベンジャミン・ウォーカー
Matthew Joy /キリアン・マーフィー
メルビル /ベン・ウィショー
Old Thomas Nickerson/ ブレンダン・グリーソン
Young Thomas Nickerson /トム・ホランド
Peggy/ シャーロット・ライリー

船‬に乗る日常で育った私なので、とてもイメージしやすかった。 ‪‎船酔い‬ ‪‎荒波‬ ‪海面の美しさ‬ 、大きさ。そして巨大な生物が船の下でうごめく恐怖。逃げ場のない感じ。
話す辛さもわかる。聞いた後の覚悟も相当必要だったでしょう。

あの奥さんの使い方がうまい!
キリアン・マーフィー は報われないな〜

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2016-01-06 誕生日と『NY心霊捜査官(原題 DELIVER US FROM EVIL)』


今日は私の○○歳の誕生日。
勿論ブラザーズにお祝いして貰います♪

昨夜は五右衛門ロックを子守唄に眠りに落ち、今朝は鎧兜鎖血で目覚める。
誰が何と言おうと至福なのです。そして帰ってきたヘビーメタルと死にぞこないのヘビーメタルとメドレーで。

昼は、まだ行った事がない行きたい店リストのどれか・・というリクエストをして、船堀の大島に味噌ラーメンを食べに連れて行って貰いました。

その後バイトのシャイ兄と別れ、本当は映画を見に行きたいところだけど、今見て無い見たいのやってないの。2回観るほど食指が動くのもないし・・

と言う事で、家でブルーレイをホームシアター鑑賞。

『NY心霊捜査官(原題 DELIVER US FROM EVIL)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
監督 スコット・デリクソン
脚本 スコット・デリクソン 、 ポール・ハリス・ボードマン
原作 ラルフ・サーキ 、 リサ・コリアー・クール
キャスト
サーキ/ エリック・バナ
メンドーサ/ エドガー・ラミレス
ジェン/ オリヴィア・マン
サンティノ/ ショーン・ハリス
バトラー/ ジョエル・マクヘイル

贔屓にしている俳優、Eric BanaとEdgar RamirezがW主演なので、絶対に見たかったの。
でもホラーだから劇場で見る勇気が無かったの。
なのでブルーレイを購入したのですが、中々見られず・・
でも今日は未観賞の物を観たくて、勇気を出して観ました。

ホラーは怖いのですが、悪魔とか、天使とか、そう言うテーマは好きなのです。
幼少期はカトリックで育ちましたから。

神父役のエドガー・ラミレスが良い。固過ぎなくて逆に懐が深い感じ。
落ち着いた俳優になりましたね。

全体的に暗いしビクッとするシーンは有りますが、怖さ的には、うん、大丈夫かな。
何でしたらこのコンビでシリーズ化して欲しいかな。

そして、大好きな『チョコレートドーナツ 原題 ANY DAY NOW 』

勿論マルコの笑顔に癒されるけど、Alan Cummingが好き。優しい笑顔。可愛く思える。そして彼の歌の訴えかけるものに胸が熱くなる。
ラストのも勿論いいけど、
「私の愛が欲しくないなら どうぞ消えて 止めやしないわ 
 人生は舞台 演じる役はそれぞれ 愛の主役を射止めるには
 心底惚れ込まなきゃダメ あなたには魂の愛を感じない
 あなたの役をやりたい人は 他にいくらでもいるの
 もし私の主役を降りたいなら 私の人生からさっさと出ていって 
 ショーは続けるわ」
って歌とパフォーマンスがcute。
こんな強気、言ってみたい。

夜はジャンデールでBirthdaydinner♪ お祝いメッセージをたくさんもらって幸せな誕生日♪

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