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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2016-01-20 リザとキツネと恋する死者たち  と パディントン原題 PADDINGTON
2016-01-14 フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE ) と ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)
2016-01-11 クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK と ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE  と 白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA
2016-01-06 誕生日と『NY心霊捜査官(原題 DELIVER US FROM EVIL)』
2016-01-01 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)と 杉原千畝 スギハラチウネ
2015-12-30 2015年12月にスクリーンで見た映画
2015-12-30 消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT) と きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)と ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)
2015-12-29 あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)と 完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE )
2015-12-26 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY) と ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII
2015-12-17 『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』 to独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)


2016-01-20 リザとキツネと恋する死者たち  と パディントン原題 PADDINGTON

『リザとキツネと恋する死者たち』

コレは、形容し難い珍妙な世界観。で、この邦題はどうかと思いますよ?

監督は日本が大好きなのかな?凄く興味を持ってくれているのは伝わります。
俳優の日本語はお粗末ですが。台詞自体はしっかりしている。

リザが恋をする・・と言うより、恋する相手を探し求めている。
凄くキュートなんです。働き者で、夢見る乙女で、素材が良いから大変身なんて、努力して努力して可愛く見られようとしたりsexyに見られようとしたり、働き者に見られようとしたり・・って女性陣の横に彼女に居られたら太刀打ちできないです。
でも、他者には見えないトミー谷氏の歌に合わせて踊る冴えない頃も好きですけど。

大好きな歌手の幽霊いつも側に居て歌って踊ってくれるなんて、幸せじゃないですか?
彼の正体は後々明らかになってきます。
確かに本来の仕事以外にもリザを手に入れる為に邪魔者を排除しているのですから怖いですけど、いつも側に居て見守って元気付けてくれて。
そして、救いのゾルダンには、手を下そうとしながらやり遂げない当たり、私惹かれます。
リザの恋の基準が今一つ解らないし、私はゾルダンよりトミー谷の中身の方が好きかも。
勿論姿と歌はあれじゃ無く私好みでお願いしたい・・って私利私欲の塊じゃ彼に選んでは貰えないですね。

凄くfunnyで面白かったです。

パディントン(原題 PADDINGTON)


字幕枠少なすぎ。そして偏り過ぎです。
paddingtonの声がBen Whishawですよ?字幕で見るでしょ。

兎に角、クマたちがリアルで可愛いです。
中々文化的です。でもクマ語もちゃんと有って。理解しちゃうお嬢さん。子供の柔軟性に脱帽です。
ペルー時代からやんちゃな台風坊やだったので、ロンドンでの彼はそりゃあトラブルメーカーです。
悪意が無いのですから・・なんとも大変。

彼がロンドン駅でお行儀よく挨拶して居たら、連れて帰りたくなるじゃないですか。

でも、ミリセントさんはちょっと可愛そうですね。父親を認めさせたかった健気さが・・

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2016-01-14 フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE ) と ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)

イクスピアリで映画2本。
『フランス組曲(原題 SUITE FRANÇAISE )』
製作年 2014年
製作国 イギリス フランス ベルギー
配給 ロングライド
監督 ソウル・ディブ
脚本 ソウル・ディブ 、 マット・チャーマン
原作 イレーヌ・ネミロフスキー
キャスト
リシェル・アンジェリエ/ ミシェル・ウィリアムズ
アンジェリエ夫人 /クリスティン・スコット・トーマス
ブルーノ・フォン・ファルク中尉 /マティアス・スーナールツ
ブノワ・ラバリ /サム・ライリー
セリーヌ・ジョゼフ/ マーゴット・ロビー
マドレーヌ・ラバリ/ ルース・ウィルソン
モンモール子爵 /ランベール・ウィルソン

観る前にイメージした以上に、私好みの映画でした。
恋愛至上主義な物語は好きじゃない。
だけのこの物語が描いているのはそんなものじゃない。

2人の距離の緊張感、街の人々の暮らしの違い、戦地から帰って来ない息子を思う母たち、抑制された娘たち、勝ち戦に傲り乱れる若いドイツ兵の規律。
それは、もっと悲惨に、淫らに、陰鬱に描ける題材。

それを、この作者は、アウシュヴィッツに居ながら、どうしてこんなに美しい物語に描くことが出来たのだろう・・
辛辣を舐めながら、せめて物語は美しい世界を・・と思ったのだろうか・・
ブルーノ中尉のようなドイツ将校に居て欲しい・・と願ったのか。
ドイツ兵士に身をゆだねるフランス娘の思いも理解しているかのよう。

それとも、自分の進む道を見つけたリシェル、最後に思いがけない愛情を示した義母、ブノワとマドレーヌの夫婦愛、高潔に運命を受け入れた町長モンモール子爵。
彼ら、彼女たちの示した愛がぶれず、強さ、美しさを示すことで、それを取り巻くドイツ兵にジワリと静かな復讐を示しているのだろうか・・

この物語を未完とは言え書き綴ったイレーヌ・ネミロフスキーは、骨の髄まで作家だったのでしょうね。
管理し、出版したお嬢さんはナチスは母を殺せなかった!とこの物語の評価を喜ばれたそうです。
「音楽は、いつも私を彼の元へと呼び戻す」・・みたいな台詞が回想に有って、それが凄く共感できて大好きです。

音楽と、紡いだ言葉は誰にも殺せない。

『ブリッジ・オブ・スパイ(原題 BRIDGE OF SPIES)』
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ジョエル・コーエン 、 イーサン・コーエン
キャスト
ジェームズ・ドノバン /トム・ハンクス
Allen Dulles/ ピーター・マクロビー
Thomas Watters /アラン・アルダ
Jan Donovan /イヴ・ヒューソン
Mary Donovan /エイミー・ライアン
Francis Gary Powers/ オースティン・ストウェル
Rudolf Abel/ マーク・ライランス
Wolfgang Vogel /ゼバスチャン・コッホ

米国とドイツの生活格差が色彩で良く解ります。
凄く緊迫したバランス感覚を試される時代だったのでしょうね。

ベルリンの壁を壊すシーンは良く見るけど、築かれる所は初めて見たかもしれない。閉じ込められていく感じ。悲しい歴史です。

ドノバンの世評や私情で決してブレない正義。プロだわ〜周囲はハラハラするでしょうけど。格好良い。

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2016-01-11 クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK と ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE  と 白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA

『クリムゾン・ピーク 原題 CRIMSON PEAK』
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ 、 マシュー・ロビンス
キャスト
イーディス /ミア・ワシコウスカ
トーマス /トム・ヒドルストン
ルシール /ジェシカ・チャステイン
Dr. Alan McMichael /チャーリー・ハナム

コレは ホラーでは無い。
幽霊は存在すると宣言する霊感 のある女性が巻き込まれたサスペンス。
なのですが、そこはGuillermo・Del・Toro。美しく怪しい独特なゴシックな世界。
古くて豪華で怪しい屋敷の存在感ある美しさ。傷み具合さえ絵になる。

そしてTom・Hiddlestonの存在感♪
この美しい姉弟が更に怪しさを彩る。恐怖を加速させる。

屋敷の霊はともかく、どうしてママの霊があんなにおどろおどろしいのかが分からないけど。
愛する人の元へ現れる霊が、しかも恨みを持ってではなく愛ゆえに現れる霊がそんな姿なわけ無いと思うのだけど。
死をうまく捉えられなかった幼少時故のイメージなのか…故に怖くない最後に出会う霊が哀しい。
兎に角、その後のあの屋敷に足を踏み入れたくは無いわね。
個人的にはDr. Alanが好き。

『ディーン君がいた瞬間 (とき) 原題 LIFE』
製作年 2015年
製作国 カナダ ドイツ オーストラリア
配給 ギャガ
キャスト
ジェームズ・ディーン /デイン・デハーン
デニス・ストック /ロバート・パティンソン
ジョン・モリス/ ジョエル・エドガートン
ジャック・ワーナー /ベン・キングズレー
ピア・アンジェリ/ アレッサンドラ・マストロナルディ

もったい無いわよね…もっと生きていい映画を残して欲しかった俳優。
危うくて、儚げ。
でも故郷やファミリーを大切にする姿は意外に地に足が付いている感じ。
むしろしがらみのあるデニスの方が流されている危うさがある。
天才肌には感じられないけど。
彼はディーンに出会って、気に入られて、ラッキーでした。
そのお陰で今私たちはディーンの姿を写真で見られる。ラッキーですね。

『白鯨との闘い 原題 IN THE HEART OF THE SEA』 試写会
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ロン・ハワード
脚本 チャールズ・リーヴィット
キャスト
オーウェン・チェイス /クリス・ヘムズワース
George Pollard /ベンジャミン・ウォーカー
Matthew Joy /キリアン・マーフィー
メルビル /ベン・ウィショー
Old Thomas Nickerson/ ブレンダン・グリーソン
Young Thomas Nickerson /トム・ホランド
Peggy/ シャーロット・ライリー

船‬に乗る日常で育った私なので、とてもイメージしやすかった。 ‪‎船酔い‬ ‪‎荒波‬ ‪海面の美しさ‬ 、大きさ。そして巨大な生物が船の下でうごめく恐怖。逃げ場のない感じ。
話す辛さもわかる。聞いた後の覚悟も相当必要だったでしょう。

あの奥さんの使い方がうまい!
キリアン・マーフィー は報われないな〜

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2016-01-06 誕生日と『NY心霊捜査官(原題 DELIVER US FROM EVIL)』


今日は私の○○歳の誕生日。
勿論ブラザーズにお祝いして貰います♪

昨夜は五右衛門ロックを子守唄に眠りに落ち、今朝は鎧兜鎖血で目覚める。
誰が何と言おうと至福なのです。そして帰ってきたヘビーメタルと死にぞこないのヘビーメタルとメドレーで。

昼は、まだ行った事がない行きたい店リストのどれか・・というリクエストをして、船堀の大島に味噌ラーメンを食べに連れて行って貰いました。

その後バイトのシャイ兄と別れ、本当は映画を見に行きたいところだけど、今見て無い見たいのやってないの。2回観るほど食指が動くのもないし・・

と言う事で、家でブルーレイをホームシアター鑑賞。

『NY心霊捜査官(原題 DELIVER US FROM EVIL)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
監督 スコット・デリクソン
脚本 スコット・デリクソン 、 ポール・ハリス・ボードマン
原作 ラルフ・サーキ 、 リサ・コリアー・クール
キャスト
サーキ/ エリック・バナ
メンドーサ/ エドガー・ラミレス
ジェン/ オリヴィア・マン
サンティノ/ ショーン・ハリス
バトラー/ ジョエル・マクヘイル

贔屓にしている俳優、Eric BanaとEdgar RamirezがW主演なので、絶対に見たかったの。
でもホラーだから劇場で見る勇気が無かったの。
なのでブルーレイを購入したのですが、中々見られず・・
でも今日は未観賞の物を観たくて、勇気を出して観ました。

ホラーは怖いのですが、悪魔とか、天使とか、そう言うテーマは好きなのです。
幼少期はカトリックで育ちましたから。

神父役のエドガー・ラミレスが良い。固過ぎなくて逆に懐が深い感じ。
落ち着いた俳優になりましたね。

全体的に暗いしビクッとするシーンは有りますが、怖さ的には、うん、大丈夫かな。
何でしたらこのコンビでシリーズ化して欲しいかな。

そして、大好きな『チョコレートドーナツ 原題 ANY DAY NOW 』

勿論マルコの笑顔に癒されるけど、Alan Cummingが好き。優しい笑顔。可愛く思える。そして彼の歌の訴えかけるものに胸が熱くなる。
ラストのも勿論いいけど、
「私の愛が欲しくないなら どうぞ消えて 止めやしないわ 
 人生は舞台 演じる役はそれぞれ 愛の主役を射止めるには
 心底惚れ込まなきゃダメ あなたには魂の愛を感じない
 あなたの役をやりたい人は 他にいくらでもいるの
 もし私の主役を降りたいなら 私の人生からさっさと出ていって 
 ショーは続けるわ」
って歌とパフォーマンスがcute。
こんな強気、言ってみたい。

夜はジャンデールでBirthdaydinner♪ お祝いメッセージをたくさんもらって幸せな誕生日♪

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2016-01-01 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)と 杉原千畝 スギハラチウネ


新年を迎えました。
喪中なので新年の挨拶は遠慮させていただきます。
1日なので、さっそく映画です。イクスピアリで2本。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 J・J・エイブラムス
共同脚本 J・J・エイブラムス 、 ローレンス・カスダン
キャスト
レイ/ デイジー・リドリー
フィン/ ジョン・ボヤーガ
ポー・ダメロン/ オスカー・アイザック
ルーク/ マーク・ハミル
ハン・ソロ /ハリソン・フォード
レイア/ キャリー・フィッシャー

映画好きを豪語しながら、実はSWはあまりよく知りません。
子供の頃見て宇宙人が怖かったので、そのままイメージが定着して長い間見られなかったんです。
多分、今見返せば壮大な物語を受け入れられると思います。全作再上映とかしてくれたら良いのに。

強いフォースを持った女性レイの物語です。
彼女の連れ去られた家族の顔を写さないのは、深い意味があるのでしょうか?全作見ている人には予想が付くのでしょうか?
フィンは一見臆病なようですが、強大な組織を裏切るのは相当の勇気が要ります。自分に言い訳をし、従い受け入れる方が楽なのですから。
きっと、このシリーズのファン方たちにはたまらないシーンの数々なのでしょう。
良く知らない私でも、コレはこの物語として楽しめました。

でもやっぱり宇宙人の容姿が怖い・・偏見は良くないですね。

『杉原千畝 スギハラチウネ』

製作年 2015年
製作国 日本
配給 東宝
監督 チェリン・グラック
脚本 鎌田哲郎 、 松尾浩道
キャスト
杉原千畝/ 唐沢寿明
杉原幸子/ 小雪
ペシュ/ ボリス・シッツ
イリーナ/ アグニエシュカ・グロホウスカ
ニシェリ /ミハウ・ジュラフスキ
グッジェ/ ツェザリ・ウカシェヴィチ

“日本のオスカー・シンドラー”とてつも無く名誉ある称号です。
『シンドラーのリフトSchindler's List』は名作です。

強大な狂気の力を前に良心を失わない。
無謀に玉砕するのではなく、ちゃんと力を持ちそれに溺れず冷静に自分のするべき方法で正しい事をする。
それはとても難しいと思う。失う物のある人には。

あの狂気の歴史の中で、日本がヒトラーナチスドイツと組んでいたことは事実で、ソ連への敵対、アジア侵攻と言う名目を持ってしても暗い歴史なのです。
そんな事をするために明治維新は起こった訳じゃ無いはず。
飢饉や差別や問題は有ったにしろ比較的穏やかだった長い長い江戸時代。
それは破たんし終わる運命だったとしても、暴力的に終わらせた薩長が軍や警察を専任し行きついた先がこの戦争です。

幸子さんがユダヤ人母子に見立てて、自分の思いを語るシーンが凄く素敵です。
良い奥さんですね。
ベルリンの日本大使館閣下の覚悟も格好良い。石田光成みたいだ。

不遇な目にも合ったでしょうが、千畝さんは人脈に恵まれた。そして千畝さんに出会い影響を受けた人たちも幸運だった。
小さな点が線に繋がって、沢山の人が救われた。
とてつもない偉業だわ。
そしてそれを認めて称えてくれる人が居たのも喜ばしい。
とても誇りに思います。

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2015-12-30 2015年12月にスクリーンで見た映画

12月は20本。お歳暮クリスマス繁忙期もあった割にはたくさん見ましたね!
再上映も入ってますが、2回見たのもあるので21回。
更には舞台もライブも行ってますから。

 消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT)
 きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)
 ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)
 あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)
 完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE )
 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY)
☆ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII
☆ゲキ×シネ 薔薇とサムライ
 サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』
 独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)
☆ゲキ×シネ五右衛門ロック ×2
 わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)
 クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)
 007 スペクター(原題 SPECTRE)
 ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)
 Re:LIFEリライフ(原題 THE REWRITE)
 リトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)
 海難1890
 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady)
 ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)

今月は凄く良い!!!という映画に出会っては無いのですが、全体的に良い映画が良作が多かったです。
もちろんゲキ×シネ五右衛門シリーズは最高です。

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2015-12-30 消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT) と きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)と ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)

今年最後の映画は3本。『消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT)』

製作年 2014年
製作国 ドイツ フランス イタリア ロシア ポーランド カナダ トルコ
配給 ビターズ・エンド
監督 /脚本 ファティ・アキン
キャスト
ナザレット・マヌギアン/ タハール・ラヒム
クリコル/ サイモン・アブカリアン
オマル・ナスレッディン/ マクラム・J・フーリ
ピーター・エデルマン /モーリッツ・ブライプトロイ

コレは秀作でした。
こんな原始的で恐ろしい事が起きていた1915年、日本は、世界はどうだったのか・・気になりました。
日本は大正4年。東京ステーションホテルが開業し、三越百貨店が最先端で夏目漱石の本が出版され、三浦環〔たまき〕がロンドンでプッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」の主役を演じた。
アメリカではカール・レムリがロサンゼルスに巨大スタジオを建て、ユニヴァーサル・スタジオと命名。映画の都ハリウッドが生まれています。

無抵抗なアルメニア人にとっては戦争では無く一方的な暴力です。
女子供への扱いは劣悪。強制労働させられている男たちよりも酷い・・
でも、出会う人たちの親切に救われます。最低な人も居るけど、善意に溢れた人たちに救われます。
そして、娘たちを思う親心。ナザレットだけでなく、その妻の賭けのような判断の正しさ。
それのお陰でナザレットも生きる希望を見出せました。
娘を救うために地味だけどとてつもない大冒険をする。リーアム・ニーソンも真っ青だと思います。
そのきっかけがチャップリンの無声映画だと言うのが何だか感動的。
行く先々で聞こえてくる妻が口ずさんでいた歌が印象的です。素朴だけどとても綺麗。

キューバ革命は1959年ですから、ナザレットが訪れた1923年頃のキューバは自由でとても魅力的です。表面的にだけかもしれませんが。

『きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ファインフィルムズ
監督 マックス・ニコルズ
脚本 マーク・ハマー
キャスト
アレック/ マイルズ・テラー
メーガン/ アナリー・ティプトン
ファイザ/ ジェシカ・ゾー
セドリック/ スコット・メスカディ

メーガンは自分が無いように見えるけど、例えば医者になりたい・・と言う目標を持つように言い妻、母親になりたい。と願っているのね。
離婚率の高いアメリカにおいてとても仲の良い両親の元に産まれ育ったから。
これだけ働く女性が増えたら、ソレも有かもしれない。
そこに幸せを見出せるなら、それは素晴らしくない?
アレックの魅力は今一つ解らないのだけれど。
どんな状況でも自分の魅力を信じているし、次に進める。若いって素晴らしい。

それは兎も角、黒人青年セドリック役のScott Mescudiがfunnyでsexyで好きです。

『ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)』

製作年 2015年
製作国 アイスランド デンマーク
配給 エスパース・サロウ
監督/脚本 グリームル・ハゥコーナルソン
キャスト
グミー/ シグルヅル・シグルヨンソン
キディー /テオドル・ユーリウソン

大丈夫?って思うくらい老いて孤独な独居老人たちなのですが、家族のように羊を愛する姿が中々可愛い。
羊が戯れる牧場の景色や老人の一人暮らしなのに可愛く灯されたキャンドルツリーや手紙を届ける賢いボーダーコリーや端々が凄く絵になり魅力的です。
そして、ゆるい前半に比べ後半は中々ハラハラします。

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2015-12-29 あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)と 完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE )


今日は渋谷で2本。
まずル・シネマで『あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 セテラ・インターナショナル
監督/脚本 アルノー・デプレシャン
キャスト
ポール・デュタリス(青年期)/ カンタン・ドルメール
エステル/ ルー・ロワ=ルコリネ
ポール・デュタリス(大人)/ マチュー・アマルリック
取り調べ官/ アンドレ・デュソリエ
イリーナ/ ディナーラ・ドルカーロワ
コヴァルキ/ ピエール・アンドロー

『そして僕は恋をする』の20年後と言って良いのだろうか?

エステルは可愛いけど、他の女子に敬遠されるのは解るわ・・そばにこんな可愛くて頭の弱い子が居たら、男の子はちゃんと恋愛しようとしなくなっちゃうわね。
でも、可哀想。束縛しないながらも放置なんだから。二人のフランス人らしい恋愛観がちょっと受け入れ難い。
幼少期の母親の異常な行動と居場所のない思いが影響しているのかもしれないけど。

それにしても、初めて女の子を誘うのが「碁」ってどうなんだろう。意外性が効力を発揮したのかな?

お気に入りのラッピング用品&雑貨屋さんの「包む」に。このお店1階から入って地下から反対側の通りに出ると、そこは普通に地上なの。坂が多いからよね。
で、街の雰囲気がガラッと変わるのですが、その数軒先に冠徹弥さんが一日店長をした「SCULLSHIT」さんがあるの。通るのがちょっと怖い通りなんだけど今日もつい通っちゃう。ヒューマントラストシネマ渋谷に移動するには遠回りなのですけど。

2本目『完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 エドワード・ズウィック
脚本 スティーヴン・ナイト
キャスト
ボビー・フィッシャー/ トビー・マグワイア
神父ビル・ロンバーディ/ ピーター・サースガード
ボリス・スパスキー /リーヴ・シュレイバー
ジョーン・フィッシャー/ リリー・レーブ
ポールマシャール/ マイケル・スタールバーグ
レジーナ・フィッシャー/ ロビン・ワイガート
若き日のジョーン/ ソフィー・ネリッセ

凄い才能なのだろうと思う。
あんな勝負をする人たちは。
精神が崩壊して行くとしても、せずにはいられないのでしょ?
ボビーの精神はかなり崩壊していたけれど、彼だけじゃなくて過去の王者も、スパスキーもそうなのね。
凄いけど、可哀想だ・・

ソ連がチェス最強国とは知らなかった。でも、Anton・Yelchinがチェス好きで強いと聞いていた。そうか。
彼はアメリカに亡命したとはいえロシア人だったわね。

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2015-12-26 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY) と ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII


クリスマス繁忙期明けの今日はまずイクスピアリで『マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 彩プロ
監督/脚本 ピーター・ボグダノヴィッチ
キャスト
アーノルド・アルバートソン /オーウェン・ウィルソン
イザベラ・パターソン /イモージェン・プーツ
デルタ・シモンズ/ キャスリン・ハーン
セス・ギルバート/ リス・エヴァンス
ジョシュ・フリート/ ウィル・フォーテ
ジェーン・クレアモンド/ ジェニファー・アニストン
クエンティン・タランティーノ /クエンティン・タランティーノ

映画好きには嬉しいネタが沢山だし、舞台好きには興味深い世界よね。
ラストで本物のシーンが流れるのが素敵♪
夫にするには困った男だけど、足長おじさんとしては中々優秀じゃない?
沢山の女性が背中を押して貰って、そして幸せになってる。

まぁ、若くて、才能が有ってナンボですけど。

そして、東銀座に移動して、東劇で『ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII』

製作年 2014年
製作国 日本
配給 ヴィレッヂ=ティ・ジョイ
監督 渡部武彦
舞台監督 芳谷研
演出 いのうえひでのり
キャスト
石川五右衛門 /古田新太
明智心九郎/ 三浦春馬
猫の目お銀 /蒼井優
シャルル・ド・ボスコーニュ/ 浦井健治
春来尼 /高橋由美子
前田慶次郎/ 橋本じゅん
石田三成/ 粟根まこと
マローネ /高田聖子
蜂ヶ屋善兵衛/ 村井国夫
豊臣秀吉/ 麿赤兒
エスパーダ/ 川原正嗣
ハガネ太郎/ 冠徹弥
ひげ紋次 /教祖イコマノリユキ

大好きな五右衛門シリーズ第三段。舞台もゲキ×シネもDVDもCDも、暗記するくらい見聞きしていますけど。
ゲキ×シネ再上映で再観賞。
歌いたくなるのを抑えるのが大変でした。特に冠さんと教組さんの五右衛門ロックは。

本当に良く出来ていますよね。ストーリーも音楽も冠徹弥さんの歌声も♪
シャルル殿下の再登場も嬉しい♪
それと、前田慶次郎が紋次を凄く可愛がっているのも好きですし、前田慶次郎と石田三成のコンビも好きです。あぁ、憎いなぁ‥

コレ英語字幕付けてくれたら来日中の外人さん達にお勧めしたかったです。絶対楽しんでもらえると思う。

最近は休みの度に東劇に通っています。

先頭 表紙

2015-12-17 『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』 to独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)

『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』

製作年 2014年
製作国 フランス
配給 ギャガ
監督 ベルトラン・ボネロ
キャスト
イヴ・サンローラン/ ギャスパー・ウリエル
ピエール・ベルジュ/ ジェレミー・レニエ
ジャック・ド・バシャール/ ルイ・ガレル
ルル・ドゥ・ラファレーズ/ レア・セドゥ

生み出すプレッシャーで壊れて行く人を見るのは辛いです。
神経質で掴みどころが無くて、でも愛されている。
ちょっと病的な役をGaspard Ullielが好演しています。
ファッションも似合ってます。

見る方は好き勝手言いますからね。

素敵なお洋服型いっぱいで、そう言う意味では見ていて楽しい。

『独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)』

製作年 2014年
製作国 ジョージア フランス イギリス ドイツ
配給 シンカ
監督 モフセン・マフマルバフ
脚本 モフセン・マフマルバフ 、 マルズィエ・メシュキニ
キャスト
大統領/ ミシャ・ゴミアシュウィリ
孫息子/ ダチ・オルウェラシュウィリ
売春婦/ ラ・スキタシュウィリ
歌手の政治犯 /グジャ・ブルデュリ
理髪師/ ズラ・ベガリシュウィ
護衛/ ラシャ・ラミシュヴィリ
愛に生きる政治犯/ ソソ・クヴェデリゼ
寛大な政治犯/ ダト・ベシタイシュウィリ

架空の国。架空の独裁政権。架空の大統領。架空の国民。
登場人物にはほとんど名前が無い。
唯一名前を呼ばれるのがマリアと言う二人の女性って、象徴的。

架空だけどどこかで起こりそうだし、過去に起こっていたかもしれない。
支配する側のエゴとされる側のエゴ。クーデターの混乱に紛れて道徳心も崩壊している。

独裁者の下で国民は怒りが積もっていたのだろうけど、革命者たちの暴挙にも、国民は耐えなくてはいけないのか・・
花嫁の例がそう。独裁政権のままだったら、彼女は幸せな家庭を築けたかもしれないのに。
革命はハバナの例をとっても、起こしてからが難しい。
取りあえず取り返したけどその後の政治力は無かったりする。国の治安は乱れる。
日本のクーデターと言えば薩長同盟が起こした明治維新だけれど、慶喜公の英断で混乱が最小限で済んだ。
彼らの行った近代化で、何百年も続いた平和は終わり日本も戦争漬けの日々に突入したしね。

でもこの大統領が中々逞しくて。
ヘリも操縦できるらしいけど、ギターも弾ける。
この1本のギターが逃亡生活の中で凄く良い味を出している。
色々な場面で色々な曲を色々な人が弾いた。
音楽ってすごいな‥と思わせる。
我が子を殺された母親の怒りは分かる。でも、逃亡中の彼を見ている内に、助けてあげたくなる。
そして孫は可愛いのだけど、本当に、扱いにくい。
事の重大さが解って居ないのは子供だから仕方がないのだけれど、皆の雰囲気から空気を読んで大人しく言う事を聞くってことが出来ない。
コッチは放って置いたらもっと厄介な独裁者になっていたかもね。

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