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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2015-12-26 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY) と ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII
2015-12-17 『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』 to独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)
2015-12-15 ゲキ×シネ 五右衛門ロック と わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)
2015-12-11 クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)
2015-12-07 007 スペクター(原題 SPECTRE) と ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)
2015-12-03 Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)とリトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)と海難1890
2015-12-02 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady) と ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)
2015-12-01 2015年11月にスクリーンで見た映画
2015-11-27 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)
2015-11-26 レインツリーの国


2015-12-26 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY) と ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII


クリスマス繁忙期明けの今日はまずイクスピアリで『マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 彩プロ
監督/脚本 ピーター・ボグダノヴィッチ
キャスト
アーノルド・アルバートソン /オーウェン・ウィルソン
イザベラ・パターソン /イモージェン・プーツ
デルタ・シモンズ/ キャスリン・ハーン
セス・ギルバート/ リス・エヴァンス
ジョシュ・フリート/ ウィル・フォーテ
ジェーン・クレアモンド/ ジェニファー・アニストン
クエンティン・タランティーノ /クエンティン・タランティーノ

映画好きには嬉しいネタが沢山だし、舞台好きには興味深い世界よね。
ラストで本物のシーンが流れるのが素敵♪
夫にするには困った男だけど、足長おじさんとしては中々優秀じゃない?
沢山の女性が背中を押して貰って、そして幸せになってる。

まぁ、若くて、才能が有ってナンボですけど。

そして、東銀座に移動して、東劇で『ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII』

製作年 2014年
製作国 日本
配給 ヴィレッヂ=ティ・ジョイ
監督 渡部武彦
舞台監督 芳谷研
演出 いのうえひでのり
キャスト
石川五右衛門 /古田新太
明智心九郎/ 三浦春馬
猫の目お銀 /蒼井優
シャルル・ド・ボスコーニュ/ 浦井健治
春来尼 /高橋由美子
前田慶次郎/ 橋本じゅん
石田三成/ 粟根まこと
マローネ /高田聖子
蜂ヶ屋善兵衛/ 村井国夫
豊臣秀吉/ 麿赤兒
エスパーダ/ 川原正嗣
ハガネ太郎/ 冠徹弥
ひげ紋次 /教祖イコマノリユキ

大好きな五右衛門シリーズ第三段。舞台もゲキ×シネもDVDもCDも、暗記するくらい見聞きしていますけど。
ゲキ×シネ再上映で再観賞。
歌いたくなるのを抑えるのが大変でした。特に冠さんと教組さんの五右衛門ロックは。

本当に良く出来ていますよね。ストーリーも音楽も冠徹弥さんの歌声も♪
シャルル殿下の再登場も嬉しい♪
それと、前田慶次郎が紋次を凄く可愛がっているのも好きですし、前田慶次郎と石田三成のコンビも好きです。あぁ、憎いなぁ‥

コレ英語字幕付けてくれたら来日中の外人さん達にお勧めしたかったです。絶対楽しんでもらえると思う。

最近は休みの度に東劇に通っています。

先頭 表紙

2015-12-17 『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』 to独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)

『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』

製作年 2014年
製作国 フランス
配給 ギャガ
監督 ベルトラン・ボネロ
キャスト
イヴ・サンローラン/ ギャスパー・ウリエル
ピエール・ベルジュ/ ジェレミー・レニエ
ジャック・ド・バシャール/ ルイ・ガレル
ルル・ドゥ・ラファレーズ/ レア・セドゥ

生み出すプレッシャーで壊れて行く人を見るのは辛いです。
神経質で掴みどころが無くて、でも愛されている。
ちょっと病的な役をGaspard Ullielが好演しています。
ファッションも似合ってます。

見る方は好き勝手言いますからね。

素敵なお洋服型いっぱいで、そう言う意味では見ていて楽しい。

『独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)』

製作年 2014年
製作国 ジョージア フランス イギリス ドイツ
配給 シンカ
監督 モフセン・マフマルバフ
脚本 モフセン・マフマルバフ 、 マルズィエ・メシュキニ
キャスト
大統領/ ミシャ・ゴミアシュウィリ
孫息子/ ダチ・オルウェラシュウィリ
売春婦/ ラ・スキタシュウィリ
歌手の政治犯 /グジャ・ブルデュリ
理髪師/ ズラ・ベガリシュウィ
護衛/ ラシャ・ラミシュヴィリ
愛に生きる政治犯/ ソソ・クヴェデリゼ
寛大な政治犯/ ダト・ベシタイシュウィリ

架空の国。架空の独裁政権。架空の大統領。架空の国民。
登場人物にはほとんど名前が無い。
唯一名前を呼ばれるのがマリアと言う二人の女性って、象徴的。

架空だけどどこかで起こりそうだし、過去に起こっていたかもしれない。
支配する側のエゴとされる側のエゴ。クーデターの混乱に紛れて道徳心も崩壊している。

独裁者の下で国民は怒りが積もっていたのだろうけど、革命者たちの暴挙にも、国民は耐えなくてはいけないのか・・
花嫁の例がそう。独裁政権のままだったら、彼女は幸せな家庭を築けたかもしれないのに。
革命はハバナの例をとっても、起こしてからが難しい。
取りあえず取り返したけどその後の政治力は無かったりする。国の治安は乱れる。
日本のクーデターと言えば薩長同盟が起こした明治維新だけれど、慶喜公の英断で混乱が最小限で済んだ。
彼らの行った近代化で、何百年も続いた平和は終わり日本も戦争漬けの日々に突入したしね。

でもこの大統領が中々逞しくて。
ヘリも操縦できるらしいけど、ギターも弾ける。
この1本のギターが逃亡生活の中で凄く良い味を出している。
色々な場面で色々な曲を色々な人が弾いた。
音楽ってすごいな‥と思わせる。
我が子を殺された母親の怒りは分かる。でも、逃亡中の彼を見ている内に、助けてあげたくなる。
そして孫は可愛いのだけど、本当に、扱いにくい。
事の重大さが解って居ないのは子供だから仕方がないのだけれど、皆の雰囲気から空気を読んで大人しく言う事を聞くってことが出来ない。
コッチは放って置いたらもっと厄介な独裁者になっていたかもね。

先頭 表紙

2015-12-15 ゲキ×シネ 五右衛門ロック と わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)


東劇でゲキ×シネ再上映が始まったので 新感線・RX『五右衛門ロック』鑑賞。

製作年 2009年
製作国 日本
演出 いのうえひでのり
原作 中島かずき
キャスト
石川五右衛門 古田新太
真砂のお竜 松雪泰子
カルマ王子 森山未來
岩倉左門字 江口洋介


普段TVはもちろん邦画も日本の舞台もほとんど見ない私ですが、日本史大好き、石川五右衛門大好きな私ですからコレだけはどストライクではまっています。

シリーズの中で一番泣ける作品ではないでしょうか?
高田聖子さんの役がすごく好き。
それから♪小さいのよあなた〜♪の歌が妙にツボです。
あ、もう一つ。私原住民文化が大好きです。アメリカインディアン文化は結構研究しました。彼らの教えは深い。なので、ここに出てくるホッタル族?好きです。卓越しています。
日本人俳優はよく知らないのですが、 ‪#‎劇団新感線‬ のレギュラーメンバーの皆さんはさすがにどなたも安定していて魅力的。
江口洋介という方は私の認識では俳優なのですが、歌も歌う人なのでしょうか?

でも、何より、色々な思い抱えて見終わったラストに、その思い包み込む ‪‎冠徹弥‬ さんの歌が最高です。

遅めのラーメンランチ後『わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 デイヴィス・グッゲンハイム
キャスト
マララ・ユスフザイ
ジアウディン・ユスフザイ
トール・ペカイ・ユスフザイ

マララは、何を背負って生まれたんだろう・・
17歳の少女。
15歳で既にタリバンに危険人物として命を狙われる思想を持った少女。

でも彼女の国ではすでに結婚して子供が居てもおかしくない。

慰問先で子供たちに声を掛ける彼女の表情は、とても子供に見えないの。
何かを背負って生きている。死の淵には立った。そのせいなの?
父親が娘を利用している・・と言う批判もあるみたいですが、そんな暗さは見せない。

家族や兄弟と無邪気に楽しむ姿にホッとします。
ネットでfacebookやtwitterを使いこなし、好きなスポーツ選手や俳優にときめく。しかも中々の面食いよね。
ブラットピッドのファンなのは、単純に俳優としてなのか、彼の妻アンジェリーナジョリーの活動に好感を持ってなのか・・両方かしら?

きっと、自分が立ち上がらないと‥と言う思いを持った父親の血を継いではいるのだと思う。
動かずにはいられないのだと思う。
その考え方に子供っぽさは無く、とても堂々としている。
頼もしい。

でも、恋をして、友達とも楽しんで、子どもらしい経験もして大人になって欲しい・・
沢山の惨殺を目の当たりにして生きてきて、難しいかもしれないけれど・・幸せになって欲しいわ。

先頭 表紙

2015-12-11 クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)

仕事後、『クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)』試写会。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画

監督/脚本 ライアン・クーグラー

キャスト
ロッキー /シルヴェスター・スタローン
アドニス・ジョンソン /マイケル・B・ジョーダン
ビアンカ/ テッサ・トンプソン
Tommy Holiday/ グレアム・マクタビッシュ
“プリティ”・リッキー・コンラン /ウッド・ハリス
メアリー・アン・クリード/ フィリシア・ラシャド
James/ ブライアン・アンソニー・ウィルソン

Sylvester StalloneのRocky の最新章です。
主人公はロッキーでは無く、アポロ・クリードの愛人が産んだ息子アドニス。
産まれる前に亡くなった父だけど、その名前は誰もが知っている。父親を愛して良いのか、憎んでいいのかわからない。
喧嘩っ早くていつも尖っている。母親が死んでからは特に。

その施設で暮らす少年を救ったのが、メアリー・アン・クリード。
彼女が凄いの。夫の愛人の産んだ子供を引き取れる?って普通なら思うけど、彼女は夫への深い愛情で彼を引き取るの。
アドニスは本気で彼女をママと呼び、信頼している。
ちゃんと教育を受け、良い会社に就職し、評価をされている。
優しさと厳しさをちゃんと与えられて育っている。凄く好青年。反対しながら、本当は背中を押していたんだな・・と思える。

・・その道が自分の居場所では無いと感じるのは、父親の血なのか、父親を知りたいという欲求なのか・・抗えないの。

彼が、プロボクサーになりたくて頼って行く先がロッキーです。
老いて、よぼよぼです。
老いてなお戦う・・系のアクションでの役より、こう言うちゃんと老人を演じる方が私は好きです。
ただ、元々のロッキーのファンにはこの老い方は辛いと感じるかな・・?
お店にはどれだけ自分好き?って位の過去の写真。過去の栄光に縋っている訳じゃ無く、ちゃんと今を生きているんだけど、ノスタルジーかな?

ロッキーにとってアポロは特別な相手で。メアリー・アンの名前も感慨深くて。
目の前に現れたアポロの息子はそりゃあ、無視できない存在。
ボクシングを教えていいのかどうか葛藤するのはやはり愛情からよね。
でも押しが強くぐいぐいくるアドニスの願いを自分の手で叶えてあげたいと思うのも、友情だと思うの。
そしてアドニスはロッキーの中に父との絆を感じて慕っている。
そう言う所、ロッキーシリーズファンには嬉しいんじゃないかな。

ボクシングシーンはゲストの内山高志さんが本物のボクサーに見える。と太鼓判を押したほどリアルでした。
ちょっと正視するのが辛かった。
メアリー・アンや彼女のビアンカはちゃんと見守っていて偉いわ・・

アドニスはその出生から自分の存在意義に思い悩んできた。自分は過ちの子・・だと。
でも、メアリー・アンが彼を愛することでそう悩む意味を無くし、父親と同じ世界に生きる事で群がってくる人、批判されること、利用する人・・その総ての超えて、手に入れた仲間や新たな伝説や精いっぱい戦った彼だけが見えるかけがえの無い景色。父も見たであろう景色。

ボクシングは怖いし、良く解らないけれど、夢中になる何かがあるのでしょうね。

先頭 表紙

2015-12-07 007 スペクター(原題 SPECTRE) と ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)


今日はイクスピアリで2本。

『007 スペクター(原題 SPECTRE)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 サム・メンデス
脚本 ジョン・ローガン 、 ニール・パーヴィス 、 ロバート・ウェイド 、 ジェズ・バターワース
キャスト
ジェームズ・ボンド/ ダニエル・クレイグ
オーベルハウザー/ クリストフ・ヴァルツ
M/ レイフ・ファインズ
Q/ ベン・ウィショー
マネーペニー/ ナオミ・ハリス
マドレーヌ・スワン/ レア・セドゥ
ルチア/ モニカ・ベルッチ

元々、ジェームズ・ボンドその人には魅力を感じないんです。
強くて頼もしいですけど、読めないですよね。好きになったらとても苦労しそうだ。

彼は女性が憧れる相手と言うよりも男性のなりたい理想像的な感じなのではないかと。
そんな彼の姿を堪能する為の映画なので、細かい事は良いですよね。

彼に振り回されっぱなしのQが魅力的でした。


『ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)』

製作年 2014年
製作国 イスラエル
配給 アスミック・エース
監督 脚本/シャロン・マイモン タル・グラニット
キャスト
ゼーブ・リバシュ
レバーナ・フィンケルシュタイン
アリサ・ローゼン
イラン・ダール
ラファエル・タボール

彼らが暮らす老人ホームはそれなりに快適そうで、恵まれているとは思うのだけど、歳を取ると、最後には死ぬと言う大仕事が誰にでも待っている。
むしろ、どんな最期を迎えられるか・・と言う賭けの為に生きているといって良いかも。
最期は、苦しまない方が良い。
・・・怖いよね・・

誰だってある程度生きてきたら誰かの死と向き合ってきてるはず。
私もそう。
2ヶ月とちょっと前に義母を亡くしたばかりだし。彼女は具合が悪くなってから亡くなるまで2週間ちょっとしか時間が無かった。
その義母とヨヘスケルの奥さんのレバーナのルックスが似ていて、ちょっと思い出しちゃう・・と思っていたのだけれど、違った。
彼女の人生の終焉は5年前に亡くなった父を思い起こさせた。
私たちはヨヘスケルのように父を助けられなかったけど。

最期を迎える自分の為に、必死で方法を考えてくれる人たちがいるのって良いよね。
そして、メッセージを残せるのが良い。
危うくて、温かくて、優しい。そしてユーモラス。

父の死は突然だったし、私が帰った時には病院での解剖も終わって処置した後だった。
一人で、選んで迎えた最後に苦しんだだろうけど、最後に何を思ったか、知る術もない。
私は彼からのメッセージを求めて迷走したし。
尊厳死が認められたら、彼はあんな最期を迎え無くて良かっただろうし、私も迷走しなくて済んだ。
むしろ私の最期の為にも。


私もこの装置が欲しいけど、無いからスイスに飛ばないとダメかなぁ。

先頭 表紙

2015-12-03 Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)とリトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)と海難1890


今日の1本目『Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
監督/脚本 マーク・ローレンス
キャスト
キース・マイケルズ/ ヒュー・グラント
ホリー・カーペンター/ マリサ・トメイ
カレン/ ベラ・ヒースコート
ハロルド・ラーナー学科長 /J・K・シモンズ
ジム・ハーパー教授/ クリス・エリオット
メアリー・ウェルドン教授/ アリソン・ジャネイ

Hugh Grantが演じるこういう過去の栄光にすがるダメダメな男、好き〜

ちゃんと結構しっかり教えているし。思ったこと言えるし。ちゃんと色々な生徒を気に掛けているし。
意外と天職よね。

過去に2回、舞台用の脚本書いた事ある。学生演劇だけど。
自分が描いた本を演じているのを見るのって凄く興奮する。
あのセリフ、良く憶えてくれた〜とか。
だから、本当に彼の講義受けたいわ〜
ああいう風に考えて書くのか〜と勉強になりました。

映画好きなら色々楽しめます♪

2本目『リトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 ワーナー・ブラザース
監督 マーク・オズボーン
脚本 イリーナ・ブリヌル 、 ボブ・パーシケッティ
キャスト
飛行士/ ジェフ・ブリッジス
女の子/ マッケンジー・フォイ
お母さん/ レイチェル・マクアダムス
キツネ/ ジェームズ・フランコ
ヘビ/ ベニチオ・デル・トロ
バラ /マリオン・コティヤール
星の王子/ ライリー・オズボーン

何だか、可哀想なお母さん。
どうしてあんなに必死なのか・・仕事人間だった旦那が出て行って、娘が苦労しないように作った人生設計に必死でしがみ付いている。
それでも、やっぱり娘の幸せを願ってる。娘が笑顔で居ることが大切って、ちゃんと思える。

型にはめたような味気ない町の中で、明らかに異色で、そこだけ生命が宿っているようなおじいさんの家。
そして不思議な少年のお話。
子供だったら興味がわかない筈がない。机上でのお勉強だけじゃ学べない事を学んだ。

後半は、きっと女の子が倒れている間に頭の中で旅をしたんだと思うの。
毒蛇に噛まれて星に帰った王子みたいに。

切ないお話よね。だけど大人には、解る。仕方ないのよ・・って思う。現実はハッピーエンドの方が少ないって知ってる。子供時代にはそんなに物わかりが良かったはずないのに。
それが大人になるって事か・・私達は忘れたのか・・子供の頃大切だった物や、思いを。
辛いお話です。

そして『海難1890』試写会。

製作年 2015年
製作国 日本 トルコ
配給 東映
監督 田中光敏
脚本 小松江里子
キャスト
田村元貞/ 内野聖陽
ムスタファ/ムラト ケナン・エジェ
ハル/春海 忽那汐里
ベキール/ アリジャン・ユジェソイ
藤本源太郎 /小澤征悦
木村/ 宅間孝行
信太郎 /大東駿介

実は、私本籍地は和歌山なんですよね。住んだ事無いのに。
でも、この出来事の事は知らなかった。和歌山にいる親戚に聞いたら、そんな事が有ったって事は流石に聞き知っていたみたい。
映画化される事は知らなかったけど。

私の故郷佐渡の『飛べ!ダコタ』もそうだけど、困っている人を見つけたら助ける。嘗ての敵だとか、異国の人だとか、台風中だとか、貧しいとか、関係無い。
そう言う心って、今は残っているかな・・?

後半ちょっと臭いけど、生き残ってしまった悔しさとか、必死で救おうとする姿とか、やっぱり感動的です。
空爆の下、助けてくれた御恩、忘れちゃいけません。

先頭 表紙

2015-12-02 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady) と ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)


今日は渋谷で2本。『パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ イギリス フランス
配給 熱帯美術館
監督/脚本 イスラエル・ホロヴィッツ
キャスト
マティアス/ ケヴィン・クライン
マティルド/ マギー・スミス
クロエ/ クリスティン・スコット・トーマス
ルフェーヴル/ ドミニク・ピノン
フローレンス・ホロウィッツ医師/ ノエミ・ルボフスキー
フランソワ・ロワ/ ステファン・フレイス

酷いわ。
あのモラルの無さ。何て身勝手なの。フランス人には普通なの?
誰も苦しめていないと思って生きてきたなんて。夫の事も我が子の事も何も見てなかったんだ・・
それぞれの、子どもたちが可哀想・・

3度結婚に失敗して、良い年で何も残っていないマティアスはそれでも浮気は決してしなかった。
クロエは心から後悔して身を引いた。

救いは、妻死後と父親の行動位。それでも自分の死後はそっちを選んだんだ・・
だったらさっさと離婚したら良かったのに!

本当に気分を害すくらいMaggie Smithの演技は完ぺきでした。


『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)』

製作年 2014年
製作国 ハンガリー ドイツ スウェーデン
配給 シンカ
監督/脚本 コーネル・ムンドルッツォ
キャスト
リリ/ ジョーフィア・プショッタ
ダニエル/ サンドロ・ゾター

怖いわ。最後の方、ゾンビ物っぽい。

父親は何も悪くないと思います。
犬を飼っている人は飼って居ない人を理解できなくなるみたいだけど、私は犬は大好きだし飼って居たけれど、犬は室外で飼いたい派です。
食卓やベッドに動物が居ることが嫌な人は嫌なんです。
それなのに彼の家にお邪魔するのに許可しない事に怒る何て身勝手です。
リリは子供だから仕方がないとして、自分たちの都合で突然押し付けた元妻たちが元凶だと思います。

兎に角この映画の言わんとするところが分からない・・皮肉なのか‥?
雑種を差別し、野良犬を生む法案を出し、必死に野犬狩りをし、里親探しをする。要らない子は殺処分。
何がしたいか解らないでしょ?

そして恨みのある人間を次々襲って行くって・・
野良犬は即射殺しても良いでしょ?って言いたいの?
野良犬にも優しくしましょって言いたいの?

分からない・・ただ犬が集団で襲ってきたら怖いだろうな〜ってと思って描きたかったのかな。

先頭 表紙

2015-12-01 2015年11月にスクリーンで見た映画

11月は現職の休みに前職へのお手伝いを入れていたので本当に時間が無かった〜
それでも14本観ることが出来ました。
しかも良い作品に出合えました。

 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)
 レインツリーの国
 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)
 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)
○ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA)
 ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)
 マルガリータで乾杯を!
○サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)
 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN)
 トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)
 PAN ネバーランド、夢のはじまり(原題 PAN)
◎エール!(原題 LA FAMILLE BELIER)
○ボーダレス ぼくの船の国境線(原題 BEDONE MARZ )
○1001グラム ハカリしれない愛のこと(原題 1001 GRAMS)

結構厳しくしてこの評価です。良い映画生活でした。

今月は、友達と飲みに行ったり、美容院、まつエク、コンタクトレンズデビュー、THE冠ライブ、等々、仕事以外でも色々動いてました。
シャイ兄のbirthdayも有ったし。しかもプレゼントはTHE冠の冠徹弥さんに選んで貰ったし。

アクティブでアメージングな月でした。

先頭 表紙

2015-11-27 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)

仕事後、日本橋TOHOで『黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)』鑑賞

製作年 2015年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ギャガ

監督 サイモン・カーティス
脚本 アレクシ・ケイ・キャンベル

キャスト
マリア・アルト/マン ヘレン・ミレン
ランドル・シェーンベルク/ ライアン・レイノルズ
フーベルトゥス・チェルニン/ ダニエル・ブリュール
パム・シェーンベルク/ ケイティ・ホームズ
アデーレ・ブロッホ=バウアー/ アンチュ・トラウェ

突然日常を壊された彼らに対する狂気の沙汰に、歴史を学ぶ旅に愕然とします。
物や生活だけじゃない。大切な思い出や誇りをぶち壊して行った・・

有名な画家の高額な名画・・じゃない。愛する叔父が愛する叔母を描かせ、早世した彼女の代わりに家族が大事にしていた絵。
その思い。宝石や家や生活を返せとは言わない。返して欲しいのは叔母を思った家族の愛、その思いなのよね。

George Clooneyの『THE MONUMENTS MEN』と重ねて見ると、いかにそうして気持ちを踏みにじられた人たちが多かったかが分かります。
そして彼らの活躍に感謝します。本来の所有者に戻っていない強奪品はまだまだたくさんあるそうで、それは不可能な物も有るのかもしれないけれど、この絵のように元の所有者に戻ること、MONUMENTS MENたちも喜んでいるんだろうな。

Helen Mirrenの育ちの良さそうな凛とした立ち居振る舞いが素敵です。
嘗ての生活シーンもとても素敵。

先頭 表紙

2015-11-26 レインツリーの国


今日は日本橋TOHOで『レインツリーの国』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 日本
配給 ショウゲート
監督 三宅喜重
脚本 渡辺千穂
原作 有川浩
キャスト
向坂伸行/ 玉森裕太
人見利香/ 西内まりや
ミサコ/ 森カンナ
井出広太/ 阿部丈二
向坂宏一 /山崎樹範
人見健次郎/ 矢島健一
人見由香里/ 麻生祐未
向坂豊/ 大杉漣
向坂文子/ 高畑淳子
澤井徹/ 片岡愛之助


有川浩さんの世界が好きです。
「フェアリーゲーム」という本のファンという事でネット上の交流が生まれた伸とひとみ。
だから待ち合わせ場所に本屋の「フェアリーゲーム」を置いてある場所で・・って指定するセンスが好き!って言うシーンがあるのですが、そこに価値を見出す有川浩さんのセンスが好き!

最初のデートでの、人見の違和感に???となる。そしてその後のデートでの伸行の無神経な発言の数々にイラッとする。
それでも、素直じゃない不器用な二人がやらかした・・と思いながらこうなったら良いなぁ‥と夢を叶える展開にちゃんと進んでいく。
その辺がきゅんきゅんする。この人の作品の説明するのに、「きゅんきゅんする」というワードは外せない。
メールの返事が来るのをワクワクしたり心配したりしながら待つあの心境、返事するタイミングに思い悩んだり。凄く解るわよねぇ・・

・・で、映画はその辺の世界観を壊さないで欲しい・・と思っていたのだけれど、うん、良いんじゃないかしら?
人見のルックスもあぁ、こういう感じね?と思うし、ミサコちゃんがイメージ合ってて良いな♪
恋愛偏差値は私もかなり低いので、是非講義を受けたいものだわ。
個人的には伸行の先輩のキャラが好き。

先天性じゃないから、人見は上手く受け入れて生きて行く事が出来ないのかもしれない。
飾り気のない伸行の言葉は上手く心に入り込んでくるのだけれど、本当に時々無神経なのよね。
だけど、家族で自分だけが記憶から抜け落ちてしまう・・と言う苦悩、私は解る。
ウチの祖母がアルツハイマーになって父を自分の弟と思い込み、兄を息子、妹を娘・・と思い込んだ。
母は理屈を抜きに憎い人と認識されていたけれど。彼女の脳内に私の場所は無かった。知らない人だった。
幼少期から母への見せしめにあの人には虐められて来たから哀しくは無いけど、憎しみも残らない位どうでも良い存在だったんだな・・と思った。
それが大好きな父の記憶から抜け落ちたんだからそりゃあ、辛いよね。脳の損傷のせいだとしても。

自分には理解できない苦悩が人見には有ると解ってる。それでも、自分だけ不幸だとふさぎ込んで居ることが許せない。そこから引っ張り出してあげたいんだよね伸行は。
やり方が不器用なんだけど。

涙する娘を黙って抱きしめ、翌朝凄く心配しながら何も無かったように何も言わずに送り出す人見家のお母さんが凄く良い。
凄く気持ちが分かる。
そして、苦労しながら明るい伸行のお母さんが息子の彼女の訪問にデレデレになるのも凄く気持ちわかる。
良い家族よね。

その後スカイツリーでハイキュー原画展とショッピング♪

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