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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2015-12-02 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady) と ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)
2015-12-01 2015年11月にスクリーンで見た映画
2015-11-27 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)
2015-11-26 レインツリーの国
2015-11-25 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)
2015-11-20 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)
2015-11-18 ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA) と ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)
2015-11-13 マルガリータで乾杯を!
2015-11-11 サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)
2015-11-07 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN) と トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)


2015-12-02 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady) と ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)


今日は渋谷で2本。『パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ イギリス フランス
配給 熱帯美術館
監督/脚本 イスラエル・ホロヴィッツ
キャスト
マティアス/ ケヴィン・クライン
マティルド/ マギー・スミス
クロエ/ クリスティン・スコット・トーマス
ルフェーヴル/ ドミニク・ピノン
フローレンス・ホロウィッツ医師/ ノエミ・ルボフスキー
フランソワ・ロワ/ ステファン・フレイス

酷いわ。
あのモラルの無さ。何て身勝手なの。フランス人には普通なの?
誰も苦しめていないと思って生きてきたなんて。夫の事も我が子の事も何も見てなかったんだ・・
それぞれの、子どもたちが可哀想・・

3度結婚に失敗して、良い年で何も残っていないマティアスはそれでも浮気は決してしなかった。
クロエは心から後悔して身を引いた。

救いは、妻死後と父親の行動位。それでも自分の死後はそっちを選んだんだ・・
だったらさっさと離婚したら良かったのに!

本当に気分を害すくらいMaggie Smithの演技は完ぺきでした。


『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)』

製作年 2014年
製作国 ハンガリー ドイツ スウェーデン
配給 シンカ
監督/脚本 コーネル・ムンドルッツォ
キャスト
リリ/ ジョーフィア・プショッタ
ダニエル/ サンドロ・ゾター

怖いわ。最後の方、ゾンビ物っぽい。

父親は何も悪くないと思います。
犬を飼っている人は飼って居ない人を理解できなくなるみたいだけど、私は犬は大好きだし飼って居たけれど、犬は室外で飼いたい派です。
食卓やベッドに動物が居ることが嫌な人は嫌なんです。
それなのに彼の家にお邪魔するのに許可しない事に怒る何て身勝手です。
リリは子供だから仕方がないとして、自分たちの都合で突然押し付けた元妻たちが元凶だと思います。

兎に角この映画の言わんとするところが分からない・・皮肉なのか‥?
雑種を差別し、野良犬を生む法案を出し、必死に野犬狩りをし、里親探しをする。要らない子は殺処分。
何がしたいか解らないでしょ?

そして恨みのある人間を次々襲って行くって・・
野良犬は即射殺しても良いでしょ?って言いたいの?
野良犬にも優しくしましょって言いたいの?

分からない・・ただ犬が集団で襲ってきたら怖いだろうな〜ってと思って描きたかったのかな。

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2015-12-01 2015年11月にスクリーンで見た映画

11月は現職の休みに前職へのお手伝いを入れていたので本当に時間が無かった〜
それでも14本観ることが出来ました。
しかも良い作品に出合えました。

 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)
 レインツリーの国
 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)
 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)
○ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA)
 ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)
 マルガリータで乾杯を!
○サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)
 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN)
 トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)
 PAN ネバーランド、夢のはじまり(原題 PAN)
◎エール!(原題 LA FAMILLE BELIER)
○ボーダレス ぼくの船の国境線(原題 BEDONE MARZ )
○1001グラム ハカリしれない愛のこと(原題 1001 GRAMS)

結構厳しくしてこの評価です。良い映画生活でした。

今月は、友達と飲みに行ったり、美容院、まつエク、コンタクトレンズデビュー、THE冠ライブ、等々、仕事以外でも色々動いてました。
シャイ兄のbirthdayも有ったし。しかもプレゼントはTHE冠の冠徹弥さんに選んで貰ったし。

アクティブでアメージングな月でした。

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2015-11-27 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)

仕事後、日本橋TOHOで『黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)』鑑賞

製作年 2015年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ギャガ

監督 サイモン・カーティス
脚本 アレクシ・ケイ・キャンベル

キャスト
マリア・アルト/マン ヘレン・ミレン
ランドル・シェーンベルク/ ライアン・レイノルズ
フーベルトゥス・チェルニン/ ダニエル・ブリュール
パム・シェーンベルク/ ケイティ・ホームズ
アデーレ・ブロッホ=バウアー/ アンチュ・トラウェ

突然日常を壊された彼らに対する狂気の沙汰に、歴史を学ぶ旅に愕然とします。
物や生活だけじゃない。大切な思い出や誇りをぶち壊して行った・・

有名な画家の高額な名画・・じゃない。愛する叔父が愛する叔母を描かせ、早世した彼女の代わりに家族が大事にしていた絵。
その思い。宝石や家や生活を返せとは言わない。返して欲しいのは叔母を思った家族の愛、その思いなのよね。

George Clooneyの『THE MONUMENTS MEN』と重ねて見ると、いかにそうして気持ちを踏みにじられた人たちが多かったかが分かります。
そして彼らの活躍に感謝します。本来の所有者に戻っていない強奪品はまだまだたくさんあるそうで、それは不可能な物も有るのかもしれないけれど、この絵のように元の所有者に戻ること、MONUMENTS MENたちも喜んでいるんだろうな。

Helen Mirrenの育ちの良さそうな凛とした立ち居振る舞いが素敵です。
嘗ての生活シーンもとても素敵。

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2015-11-26 レインツリーの国


今日は日本橋TOHOで『レインツリーの国』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 日本
配給 ショウゲート
監督 三宅喜重
脚本 渡辺千穂
原作 有川浩
キャスト
向坂伸行/ 玉森裕太
人見利香/ 西内まりや
ミサコ/ 森カンナ
井出広太/ 阿部丈二
向坂宏一 /山崎樹範
人見健次郎/ 矢島健一
人見由香里/ 麻生祐未
向坂豊/ 大杉漣
向坂文子/ 高畑淳子
澤井徹/ 片岡愛之助


有川浩さんの世界が好きです。
「フェアリーゲーム」という本のファンという事でネット上の交流が生まれた伸とひとみ。
だから待ち合わせ場所に本屋の「フェアリーゲーム」を置いてある場所で・・って指定するセンスが好き!って言うシーンがあるのですが、そこに価値を見出す有川浩さんのセンスが好き!

最初のデートでの、人見の違和感に???となる。そしてその後のデートでの伸行の無神経な発言の数々にイラッとする。
それでも、素直じゃない不器用な二人がやらかした・・と思いながらこうなったら良いなぁ‥と夢を叶える展開にちゃんと進んでいく。
その辺がきゅんきゅんする。この人の作品の説明するのに、「きゅんきゅんする」というワードは外せない。
メールの返事が来るのをワクワクしたり心配したりしながら待つあの心境、返事するタイミングに思い悩んだり。凄く解るわよねぇ・・

・・で、映画はその辺の世界観を壊さないで欲しい・・と思っていたのだけれど、うん、良いんじゃないかしら?
人見のルックスもあぁ、こういう感じね?と思うし、ミサコちゃんがイメージ合ってて良いな♪
恋愛偏差値は私もかなり低いので、是非講義を受けたいものだわ。
個人的には伸行の先輩のキャラが好き。

先天性じゃないから、人見は上手く受け入れて生きて行く事が出来ないのかもしれない。
飾り気のない伸行の言葉は上手く心に入り込んでくるのだけれど、本当に時々無神経なのよね。
だけど、家族で自分だけが記憶から抜け落ちてしまう・・と言う苦悩、私は解る。
ウチの祖母がアルツハイマーになって父を自分の弟と思い込み、兄を息子、妹を娘・・と思い込んだ。
母は理屈を抜きに憎い人と認識されていたけれど。彼女の脳内に私の場所は無かった。知らない人だった。
幼少期から母への見せしめにあの人には虐められて来たから哀しくは無いけど、憎しみも残らない位どうでも良い存在だったんだな・・と思った。
それが大好きな父の記憶から抜け落ちたんだからそりゃあ、辛いよね。脳の損傷のせいだとしても。

自分には理解できない苦悩が人見には有ると解ってる。それでも、自分だけ不幸だとふさぎ込んで居ることが許せない。そこから引っ張り出してあげたいんだよね伸行は。
やり方が不器用なんだけど。

涙する娘を黙って抱きしめ、翌朝凄く心配しながら何も無かったように何も言わずに送り出す人見家のお母さんが凄く良い。
凄く気持ちが分かる。
そして、苦労しながら明るい伸行のお母さんが息子の彼女の訪問にデレデレになるのも凄く気持ちわかる。
良い家族よね。

その後スカイツリーでハイキュー原画展とショッピング♪

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2015-11-25 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)


今日はシャイ兄の22歳の誕生日。
本当は一日盛大に祝いたかったのに、彼は午後からバイトなので、とりあえずランチへ。
近所のタイ料理店へ。
そして夜食べる用のケーキを買って帰り、彼はバイトへ。私はイクスピアリに映画を見に。
『コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー 、 ライオネル・ウィグラム
キャスト
ナポレオン・ソロ/ ヘンリー・カヴィル
イリヤ・クリヤキン/ アーミー・ハマー
Gaby Teller/ アリシア・ヴィキャンデル
Victoria Vinciguerra/ エリザベス・デビッキ
Sanders/ ジャレッド・ハリス
Waverly/ ヒュー・グラント

Henry CavillとArmie Hammer。どちらもどちらかと言えば暑苦しい容貌の正統派美形コンビ。
この二人がCIAとKGBの敏腕エージェント役で活躍するのですから、何とも眼福です。
しかも女性陣のファッションも決まっていて凄く綺麗。

今は無きベルリンの壁ですが、当時は緊迫していたのでしょうね。
ナチスの残党に目を光らせ振り回される様は、明治維新後、旧幕府軍派の藩を執拗に警戒していた新政府のようです。

それにしても、Hugh Grant。
若かりし頃のプレイボーイ役でも、最近の過去の栄光にすがる情けない中年男でも無く、普通のおじさん役・・普通にオーラが無い。
強くて正しいヒューグラントはイメージできない。
オーラを消しての演技・・・なのかもだけど、ヒューグラントである必要がある?って感じです。
公開中の『Re:LIFE〜リライフ〜』や『ラブソングができるまで』のダメダメ役やらせたら凄く上手いんですよねぇ。
なのでびっくりしました。

ガイ・リッチーらしい、無駄にきめてるシーンとか、オシャレなシーン、好きです。


映画後、待ち合わせてプレゼントに靴と靴下を買ってあげてから、焼き鳥ディナー。
カウンター席で差し向かいで呑む・・なんて子供を持ったら夢ですよね〜〜

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2015-11-20 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)


今日は仕事を早上がりにしていたので、仕事後日本橋高島屋で催されている「リトルプリンス 星の王子様と私」展へ。
そしてその後イクスピアリに移動して『ラスト・ナイツ(原題Last Knights)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 KIRIYA PICTURES ギャガ

監督 紀里谷和明

キャスト
ライデン/ クライヴ・オーウェン
バルトーク /モーガン・フリーマン
Gezza mott /アクセル・ヘニー
Maria/ ショーレ・アグダシュルー
Fat Jim /ジェイムズ・バブソン
伊藤/ 伊原剛志

忠臣蔵です。
揺るがないMorgan Freemanが格好良いです。
Clive Owenは特別好きな俳優じゃないのですが、良かったです。キングアーサー役よりも似合ってた。

騎士道ですね〜日本のラストサムライは土方歳三だと思うのですが、ライデンは大石内蔵助であり、土方歳三でもあると思うのです。
近藤勇が斬首され、沖田総司が病に倒れ、仲間も倒れ、離れていく中、最後まで新撰組の名を背負って戦い続けた。
函館て彼が散って、実質の日本の侍時代は終わったかと。

忠臣蔵を知っている私たちはライデンの仮の姿に違和感は憶えないでしょう。
むしろ切なくなりますよね。執拗に続く監視の目。それをポーカーフェイスでやり過ごす。

最後に彼女を救いだし膝を折り首を垂れるシーン・・好きです。報われる感じ。

忠臣蔵を知らない諸外国の人の目に彼らがどう映るのか、凄く気になります。

日本人俳優は殆ど知らないので、伊原剛志さんがピンと来なかったのですが、劇団新感線の「阿修羅城の瞳2003」に出ていた人なんですね〜

クリスマスイルミネーションがキレイでした。

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2015-11-18 ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA) と ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)


今日はまず恵比寿ガーデンシネマで『ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA)』鑑賞。

製作年 2013年
製作国 イタリア フランス
配給 レスペ トランスフォーマー
監督 /脚本/原作 ロベルト・アンド
キャスト
エンリコ・オリヴェーリ/ジョヴァンニ・エルナーニ/ トニー・セルヴィッロ
アンドレア/ ヴァレリオ・マスタンドレア
ダニエル/ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
アンナ・オリヴェーリ/ ミケーラ・チェスコン
イブリーナ/ アンナ・ボナイウート
ムング /エリック・グエン

これは・・期待以上の秀作でした。

まずToni Servilloの一人二役が、とても同一人物が演じているとは思えない。
同じ顔なのに。性格は全く違う。・・違うのか?環境のせいなのか?それは解らないけど。

取り返しがつかない事をするのではないかと言う不安を余所に、人々を魅了して行くジョヴァンニ。
自分の好きな哲学に没頭し、自由に生きてきた人間と、政治に目覚め人民を率い政治家として日々プレッシャーと戦ってきた人間の違いかもしれない。
どっちの人生がより良いかなんて解らないけど。

取って代わられる不安は無かったのかな・・?帰る場所がなくなる不安は‥?
エンリコから見ても彼の言動は好感持てたのかな・・?自分が今までして来た事を否定されているような気持には?
だけど電話で、彼は感謝を述べる。動揺して電話を切ったのはジョヴァンニの方。どんな心理が働いたんだろう。

消えたのはどっちで、帰って来たのはどっち?
変わったエンリコと心を魅了したジョヴァンニ。どっちで合って欲しいのか・・深いわ。

ジョヴァンニがBertolt・Brechtの詩を引用したスピーチのシーンが凄く良かった。


そして渋谷に移動して『ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)』

製作年 2015年
製作国 フランス ベルギー
配給 日活 CAMDEN
監督/原案 アントワーヌ・バルドー=ジャケ
ジョニー/ ルパート・グリント
キッドマン/ ロン・パールマン
レオン/ ロバート・シーハン
グレン/ エリック・ランパール
レナータス/ トム・オーデナールト

本当にもう、下品だし、ダメダメだし、吹っ飛び方とかB級独特な感じ。

ジョニーは産まれた時から不運だった・・って言う通りにトラブルの方からやって来る感じだけど、優柔不断でダメダメなくせに結構周囲に好かれている。
そして、皆がヒッピーに囲まれて堕落している中で一人で奮闘している。その場限りの嘘を並べつつ一生懸命。根はまじめで憎めないのよね。

容赦なく強面のキッドマンが成り行きでつるんだジョニーを助け起こすシーンが好き。いつの間にかすごく友情が芽生えている。
そしてどうしようも無さそうな企画が意外と形になる事にビックリ。当時の映像技術だからだけど。

ラストの・・・・だよね?を付けた微妙な終わらせ方がニクイね。

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2015-11-13 マルガリータで乾杯を!


今日は銀座シネスイッチで『マルガリータで乾杯を!(原題 मार्गरीटा विद ए स्ट्रॉ)』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 インド
配給 彩プロ
監督/ 脚本ショナリ・ボース
共同監督 ニレーシュ・マニヤル
キャスト
ライラ/ カルキ・コーチリン
シュバンギニ(母)/ レーヴァティ
ハヌム/ サヤーニー・グプター
ジャレッド/ ウィリアム・モーズリー
ドゥルヴ/ フセイン・ダラール
ニマ/ テンジン・ダラ
バルラージ(父)/ クルジート・シン
モヌ(弟)/ モルハール・クシュー

まず、ライラを演じたKalki Koechlinに称賛の拍手を送りたい。勿論障害者役の役作りは素晴らしかった。
だけど、一瞬の感情の変化。それを眼だけで表現している。そしてそれがハッとするくらい真摯に伝わってくる。素晴らしい演技でした。
そして本当に美人だし、表情豊か。太陽のような笑顔。

健常者と呼ばれる私たちは、嫌悪や敬遠では無くどう接していいか解らない・・と言う気持ちで接する事が出来ない人が大半だと思う。
でも、ライラたちを見る限り、彼女たちは私達と同じようにとても生々しくリアルに生きていた。

インド映画は音楽も良いのよね。大学のバンドのロック調のも良いけど、お母さんが奏でる民族楽器?とその唄?も良い。
個人的にはN.Yのバーで黒人女性歌手が歌うジャズも凄く好み。
この映画は踊らないけど、要所要所にダンスや歌を挟んで来る民族性。音楽好きなのね。

ライラの人生は思い通りにはいかない。明るいけど傷ついて居る。誰もと一緒。でもライラは自分が好きだ。
それは見習わないとね。

インド映画を見たせいか、カレーが食べたくなって、シャイ兄を呼び出して最寄駅のHUNZAでカレーランチ。

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2015-11-11 サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)


今日は水曜日なので、ヒューマントラストシネマ有楽町で『サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ

監督 ジョージ・C・ウルフ
脚本 シャナ・フェステ 、 ジョーダン・ロバーツ

キャスト
ケイト/ ヒラリー・スワンク
ベック/ エミー・ロッサム
エヴァン/ ジョシュ・デュアメル
Jill/ ステファニー・ベアトリス
ウィル/ ジェイソン・リッター

子供の頃読んだ小説で、筋委縮側索硬化症(ALS)の事を知って凄く怖かった。
寝たきりで見動き一つ出来なくて、ただ、視線でパソコンのキーを打って意志を伝える・・って。
なにその気の遠くなるような絶望。凄くトラウマです。

最近この病気を取り上げる映画が増えた気がする。

ケイトは才能豊かでお金持ちで。凄く恵まれている。介護の人も好きに頼めるし、車いすなどの設備も贅沢できる。
だけど勿論そんな物より健康に戻りたいだろうけど。

気の迷いを起こすエヴァンの気持ちも解る。でもあれが有ったから自分の意志で戻るってことも出来た。
彼を許せない気持ちと、自分の身を恨み責められない気持ちも凄く理解できる。
どう付き合っていいか解らない友人や家族の気持ちも解る。
自分ならどう接して欲しいか想像できないもの。
でも、私の娘よ!と病院で詰め寄る気持ちも凄く解るの。たまんないなぁ‥

ALSの先輩黒人夫婦が凄く良いのよね。
病気は私から手を奪って足を奪って自由も呼吸も(この辺正確に覚えてないけど)奪ったけど、奪えなかった物がある。それは音楽よ。って。
ノリノリの曲を掛ける。
格好良いなぁ‥

病院で、あの状況で、ベックに家族全員敵に回してケイトの意志を優先してくれる・・と任されるその信頼感。
辛くて見ていられないと去って行く家族と、最期の時を曲げずに寄り添う強さ。

ベックの変化と成長。
お互い凄く大事な物を与え合ったよね。

エンディングのベックの唄はもっと魂のこもった曲でも良かったなぁ‥静かに訴える・・って言うのも良いんだけど、それにも短すぎて物足りない。

エミー・ロッサムはもっと歌える子だと思ったけど。

それから銀座シネスイッチで金曜日に見る『マルガリータで乾杯を!』のチケットを買って。
お茶しようと思ったらキルフェボンのカフェは40分待ちだったから、持ち帰りにしました。
持ち帰りだと3人分なんだもんなぁ・・

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2015-11-07 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN) と トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)


今日はイクスピアリで2本
『ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 プレシディオ
監督 ジョージ・クルーニー
脚本 ジョージ・クルーニー 、 グラント・ヘスロフ
原作 ロバート・M・エドゼル
キャスト
フランク・ストークス/ ジョージ・クルーニー
ジェームズ・グレンジャー/ マット・デイモン
リチャード・キャンベル/ ビル・マーレイ
ウォルター・ガーフィールド/ ジョン・グッドマン
ジャン・クロード・クレモント/ ジャン・デュジャルダン
プレストン・サヴィッツ/ ボブ・バラバン
ドナルド・ジェフリーズ/ ヒュー・ボネヴィル
クレール・シモーヌ/ ケイト・ブランシェット
サム・エプスタイン/ ディミトリー・レオニダス

この仕事の重要性は凄く解る。

芸術品は、生きていくのに必要不可欠な訳じゃ無いけれど、それを巡る物語は宝物だ。
敬意を持って接するもだ。
勿論軍が兵士の安全より優先できる事じゃないかもしれなけど。

誰も二度と見ることが出来ないものもある。
でも、今も見る人に感動を与えてくれるものもある。

ありがとうと言いたい。

日本にも有ったら良かったのに。
明治時代。旧幕府軍について新政府軍と戦った諸藩の城は潰されたわよね。再発起を恐れて徹底的に・・なんだけど。
今も、もっと各地に城が残っていたらと思うとうっとりします。

『トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 アスミック・エース
監督 カミーユ・デラマール
脚本 リュック・ベッソン 、 アダム・クーパー 、 ビル・コラージュ
キャスト
フランク・マーティン/ エド・スクライン
フランク・シニア/ レイ・スティーヴンソン
アンナ/ ロアン・シャバノル

ジェイソン・ステイサムからバトンタッチしてフランク・マーティンも若返りました。
雰囲気は変わりませんけど。
運転テクニックは凄いんだけど、危機管理能力というか、先を読む能力が絶望的に無いのも先代譲り。
ひたすら巻き込まれるし、周囲のペース。
その辺が逆に信頼しやすいのか?お人好し過ぎる・・

今回はフランク・マーティンより、彼のパパが魅力的でした♪

終了後ローズガーデンに寄って時間つぶしてから約2年ぶりに美容院行ってきた〜

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