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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-01-01 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)と 杉原千畝 スギハラチウネ
2015-12-30 2015年12月にスクリーンで見た映画
2015-12-30 消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT) と きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)と ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)
2015-12-29 あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)と 完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE )
2015-12-26 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY) と ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII
2015-12-17 『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』 to独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)
2015-12-15 ゲキ×シネ 五右衛門ロック と わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)
2015-12-11 クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)
2015-12-07 007 スペクター(原題 SPECTRE) と ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)
2015-12-03 Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)とリトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)と海難1890


2016-01-01 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)と 杉原千畝 スギハラチウネ


新年を迎えました。
喪中なので新年の挨拶は遠慮させていただきます。
1日なので、さっそく映画です。イクスピアリで2本。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 J・J・エイブラムス
共同脚本 J・J・エイブラムス 、 ローレンス・カスダン
キャスト
レイ/ デイジー・リドリー
フィン/ ジョン・ボヤーガ
ポー・ダメロン/ オスカー・アイザック
ルーク/ マーク・ハミル
ハン・ソロ /ハリソン・フォード
レイア/ キャリー・フィッシャー

映画好きを豪語しながら、実はSWはあまりよく知りません。
子供の頃見て宇宙人が怖かったので、そのままイメージが定着して長い間見られなかったんです。
多分、今見返せば壮大な物語を受け入れられると思います。全作再上映とかしてくれたら良いのに。

強いフォースを持った女性レイの物語です。
彼女の連れ去られた家族の顔を写さないのは、深い意味があるのでしょうか?全作見ている人には予想が付くのでしょうか?
フィンは一見臆病なようですが、強大な組織を裏切るのは相当の勇気が要ります。自分に言い訳をし、従い受け入れる方が楽なのですから。
きっと、このシリーズのファン方たちにはたまらないシーンの数々なのでしょう。
良く知らない私でも、コレはこの物語として楽しめました。

でもやっぱり宇宙人の容姿が怖い・・偏見は良くないですね。

『杉原千畝 スギハラチウネ』

製作年 2015年
製作国 日本
配給 東宝
監督 チェリン・グラック
脚本 鎌田哲郎 、 松尾浩道
キャスト
杉原千畝/ 唐沢寿明
杉原幸子/ 小雪
ペシュ/ ボリス・シッツ
イリーナ/ アグニエシュカ・グロホウスカ
ニシェリ /ミハウ・ジュラフスキ
グッジェ/ ツェザリ・ウカシェヴィチ

“日本のオスカー・シンドラー”とてつも無く名誉ある称号です。
『シンドラーのリフトSchindler's List』は名作です。

強大な狂気の力を前に良心を失わない。
無謀に玉砕するのではなく、ちゃんと力を持ちそれに溺れず冷静に自分のするべき方法で正しい事をする。
それはとても難しいと思う。失う物のある人には。

あの狂気の歴史の中で、日本がヒトラーナチスドイツと組んでいたことは事実で、ソ連への敵対、アジア侵攻と言う名目を持ってしても暗い歴史なのです。
そんな事をするために明治維新は起こった訳じゃ無いはず。
飢饉や差別や問題は有ったにしろ比較的穏やかだった長い長い江戸時代。
それは破たんし終わる運命だったとしても、暴力的に終わらせた薩長が軍や警察を専任し行きついた先がこの戦争です。

幸子さんがユダヤ人母子に見立てて、自分の思いを語るシーンが凄く素敵です。
良い奥さんですね。
ベルリンの日本大使館閣下の覚悟も格好良い。石田光成みたいだ。

不遇な目にも合ったでしょうが、千畝さんは人脈に恵まれた。そして千畝さんに出会い影響を受けた人たちも幸運だった。
小さな点が線に繋がって、沢山の人が救われた。
とてつもない偉業だわ。
そしてそれを認めて称えてくれる人が居たのも喜ばしい。
とても誇りに思います。

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2015-12-30 2015年12月にスクリーンで見た映画

12月は20本。お歳暮クリスマス繁忙期もあった割にはたくさん見ましたね!
再上映も入ってますが、2回見たのもあるので21回。
更には舞台もライブも行ってますから。

 消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT)
 きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)
 ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)
 あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)
 完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE )
 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY)
☆ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII
☆ゲキ×シネ 薔薇とサムライ
 サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』
 独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)
☆ゲキ×シネ五右衛門ロック ×2
 わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)
 クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)
 007 スペクター(原題 SPECTRE)
 ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)
 Re:LIFEリライフ(原題 THE REWRITE)
 リトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)
 海難1890
 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady)
 ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)

今月は凄く良い!!!という映画に出会っては無いのですが、全体的に良い映画が良作が多かったです。
もちろんゲキ×シネ五右衛門シリーズは最高です。

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2015-12-30 消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT) と きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)と ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)

今年最後の映画は3本。『消えた声が、その名を呼ぶ(原題 THE CUT)』

製作年 2014年
製作国 ドイツ フランス イタリア ロシア ポーランド カナダ トルコ
配給 ビターズ・エンド
監督 /脚本 ファティ・アキン
キャスト
ナザレット・マヌギアン/ タハール・ラヒム
クリコル/ サイモン・アブカリアン
オマル・ナスレッディン/ マクラム・J・フーリ
ピーター・エデルマン /モーリッツ・ブライプトロイ

コレは秀作でした。
こんな原始的で恐ろしい事が起きていた1915年、日本は、世界はどうだったのか・・気になりました。
日本は大正4年。東京ステーションホテルが開業し、三越百貨店が最先端で夏目漱石の本が出版され、三浦環〔たまき〕がロンドンでプッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」の主役を演じた。
アメリカではカール・レムリがロサンゼルスに巨大スタジオを建て、ユニヴァーサル・スタジオと命名。映画の都ハリウッドが生まれています。

無抵抗なアルメニア人にとっては戦争では無く一方的な暴力です。
女子供への扱いは劣悪。強制労働させられている男たちよりも酷い・・
でも、出会う人たちの親切に救われます。最低な人も居るけど、善意に溢れた人たちに救われます。
そして、娘たちを思う親心。ナザレットだけでなく、その妻の賭けのような判断の正しさ。
それのお陰でナザレットも生きる希望を見出せました。
娘を救うために地味だけどとてつもない大冒険をする。リーアム・ニーソンも真っ青だと思います。
そのきっかけがチャップリンの無声映画だと言うのが何だか感動的。
行く先々で聞こえてくる妻が口ずさんでいた歌が印象的です。素朴だけどとても綺麗。

キューバ革命は1959年ですから、ナザレットが訪れた1923年頃のキューバは自由でとても魅力的です。表面的にだけかもしれませんが。

『きみといた2日間(原題 TWO NIGHT STAND)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ファインフィルムズ
監督 マックス・ニコルズ
脚本 マーク・ハマー
キャスト
アレック/ マイルズ・テラー
メーガン/ アナリー・ティプトン
ファイザ/ ジェシカ・ゾー
セドリック/ スコット・メスカディ

メーガンは自分が無いように見えるけど、例えば医者になりたい・・と言う目標を持つように言い妻、母親になりたい。と願っているのね。
離婚率の高いアメリカにおいてとても仲の良い両親の元に産まれ育ったから。
これだけ働く女性が増えたら、ソレも有かもしれない。
そこに幸せを見出せるなら、それは素晴らしくない?
アレックの魅力は今一つ解らないのだけれど。
どんな状況でも自分の魅力を信じているし、次に進める。若いって素晴らしい。

それは兎も角、黒人青年セドリック役のScott Mescudiがfunnyでsexyで好きです。

『ひつじ村の兄弟(原題 HRÚTAR)』

製作年 2015年
製作国 アイスランド デンマーク
配給 エスパース・サロウ
監督/脚本 グリームル・ハゥコーナルソン
キャスト
グミー/ シグルヅル・シグルヨンソン
キディー /テオドル・ユーリウソン

大丈夫?って思うくらい老いて孤独な独居老人たちなのですが、家族のように羊を愛する姿が中々可愛い。
羊が戯れる牧場の景色や老人の一人暮らしなのに可愛く灯されたキャンドルツリーや手紙を届ける賢いボーダーコリーや端々が凄く絵になり魅力的です。
そして、ゆるい前半に比べ後半は中々ハラハラします。

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2015-12-29 あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)と 完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE )


今日は渋谷で2本。
まずル・シネマで『あの頃エッフェル塔の下で(原題 TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 セテラ・インターナショナル
監督/脚本 アルノー・デプレシャン
キャスト
ポール・デュタリス(青年期)/ カンタン・ドルメール
エステル/ ルー・ロワ=ルコリネ
ポール・デュタリス(大人)/ マチュー・アマルリック
取り調べ官/ アンドレ・デュソリエ
イリーナ/ ディナーラ・ドルカーロワ
コヴァルキ/ ピエール・アンドロー

『そして僕は恋をする』の20年後と言って良いのだろうか?

エステルは可愛いけど、他の女子に敬遠されるのは解るわ・・そばにこんな可愛くて頭の弱い子が居たら、男の子はちゃんと恋愛しようとしなくなっちゃうわね。
でも、可哀想。束縛しないながらも放置なんだから。二人のフランス人らしい恋愛観がちょっと受け入れ難い。
幼少期の母親の異常な行動と居場所のない思いが影響しているのかもしれないけど。

それにしても、初めて女の子を誘うのが「碁」ってどうなんだろう。意外性が効力を発揮したのかな?

お気に入りのラッピング用品&雑貨屋さんの「包む」に。このお店1階から入って地下から反対側の通りに出ると、そこは普通に地上なの。坂が多いからよね。
で、街の雰囲気がガラッと変わるのですが、その数軒先に冠徹弥さんが一日店長をした「SCULLSHIT」さんがあるの。通るのがちょっと怖い通りなんだけど今日もつい通っちゃう。ヒューマントラストシネマ渋谷に移動するには遠回りなのですけど。

2本目『完全なるチェックメイト(原題 PAWN SACRIFICE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 エドワード・ズウィック
脚本 スティーヴン・ナイト
キャスト
ボビー・フィッシャー/ トビー・マグワイア
神父ビル・ロンバーディ/ ピーター・サースガード
ボリス・スパスキー /リーヴ・シュレイバー
ジョーン・フィッシャー/ リリー・レーブ
ポールマシャール/ マイケル・スタールバーグ
レジーナ・フィッシャー/ ロビン・ワイガート
若き日のジョーン/ ソフィー・ネリッセ

凄い才能なのだろうと思う。
あんな勝負をする人たちは。
精神が崩壊して行くとしても、せずにはいられないのでしょ?
ボビーの精神はかなり崩壊していたけれど、彼だけじゃなくて過去の王者も、スパスキーもそうなのね。
凄いけど、可哀想だ・・

ソ連がチェス最強国とは知らなかった。でも、Anton・Yelchinがチェス好きで強いと聞いていた。そうか。
彼はアメリカに亡命したとはいえロシア人だったわね。

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2015-12-26 マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY) と ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII


クリスマス繁忙期明けの今日はまずイクスピアリで『マイ・ファニー・レディ(原題 SHE'S FUNNY THAT WAY)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 彩プロ
監督/脚本 ピーター・ボグダノヴィッチ
キャスト
アーノルド・アルバートソン /オーウェン・ウィルソン
イザベラ・パターソン /イモージェン・プーツ
デルタ・シモンズ/ キャスリン・ハーン
セス・ギルバート/ リス・エヴァンス
ジョシュ・フリート/ ウィル・フォーテ
ジェーン・クレアモンド/ ジェニファー・アニストン
クエンティン・タランティーノ /クエンティン・タランティーノ

映画好きには嬉しいネタが沢山だし、舞台好きには興味深い世界よね。
ラストで本物のシーンが流れるのが素敵♪
夫にするには困った男だけど、足長おじさんとしては中々優秀じゃない?
沢山の女性が背中を押して貰って、そして幸せになってる。

まぁ、若くて、才能が有ってナンボですけど。

そして、東銀座に移動して、東劇で『ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII』

製作年 2014年
製作国 日本
配給 ヴィレッヂ=ティ・ジョイ
監督 渡部武彦
舞台監督 芳谷研
演出 いのうえひでのり
キャスト
石川五右衛門 /古田新太
明智心九郎/ 三浦春馬
猫の目お銀 /蒼井優
シャルル・ド・ボスコーニュ/ 浦井健治
春来尼 /高橋由美子
前田慶次郎/ 橋本じゅん
石田三成/ 粟根まこと
マローネ /高田聖子
蜂ヶ屋善兵衛/ 村井国夫
豊臣秀吉/ 麿赤兒
エスパーダ/ 川原正嗣
ハガネ太郎/ 冠徹弥
ひげ紋次 /教祖イコマノリユキ

大好きな五右衛門シリーズ第三段。舞台もゲキ×シネもDVDもCDも、暗記するくらい見聞きしていますけど。
ゲキ×シネ再上映で再観賞。
歌いたくなるのを抑えるのが大変でした。特に冠さんと教組さんの五右衛門ロックは。

本当に良く出来ていますよね。ストーリーも音楽も冠徹弥さんの歌声も♪
シャルル殿下の再登場も嬉しい♪
それと、前田慶次郎が紋次を凄く可愛がっているのも好きですし、前田慶次郎と石田三成のコンビも好きです。あぁ、憎いなぁ‥

コレ英語字幕付けてくれたら来日中の外人さん達にお勧めしたかったです。絶対楽しんでもらえると思う。

最近は休みの度に東劇に通っています。

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2015-12-17 『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』 to独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)

『サンローラン(原題 SAINT LAURENT)』

製作年 2014年
製作国 フランス
配給 ギャガ
監督 ベルトラン・ボネロ
キャスト
イヴ・サンローラン/ ギャスパー・ウリエル
ピエール・ベルジュ/ ジェレミー・レニエ
ジャック・ド・バシャール/ ルイ・ガレル
ルル・ドゥ・ラファレーズ/ レア・セドゥ

生み出すプレッシャーで壊れて行く人を見るのは辛いです。
神経質で掴みどころが無くて、でも愛されている。
ちょっと病的な役をGaspard Ullielが好演しています。
ファッションも似合ってます。

見る方は好き勝手言いますからね。

素敵なお洋服型いっぱいで、そう言う意味では見ていて楽しい。

『独裁者と小さな孫(原題 THE PRESIDENT)』

製作年 2014年
製作国 ジョージア フランス イギリス ドイツ
配給 シンカ
監督 モフセン・マフマルバフ
脚本 モフセン・マフマルバフ 、 マルズィエ・メシュキニ
キャスト
大統領/ ミシャ・ゴミアシュウィリ
孫息子/ ダチ・オルウェラシュウィリ
売春婦/ ラ・スキタシュウィリ
歌手の政治犯 /グジャ・ブルデュリ
理髪師/ ズラ・ベガリシュウィ
護衛/ ラシャ・ラミシュヴィリ
愛に生きる政治犯/ ソソ・クヴェデリゼ
寛大な政治犯/ ダト・ベシタイシュウィリ

架空の国。架空の独裁政権。架空の大統領。架空の国民。
登場人物にはほとんど名前が無い。
唯一名前を呼ばれるのがマリアと言う二人の女性って、象徴的。

架空だけどどこかで起こりそうだし、過去に起こっていたかもしれない。
支配する側のエゴとされる側のエゴ。クーデターの混乱に紛れて道徳心も崩壊している。

独裁者の下で国民は怒りが積もっていたのだろうけど、革命者たちの暴挙にも、国民は耐えなくてはいけないのか・・
花嫁の例がそう。独裁政権のままだったら、彼女は幸せな家庭を築けたかもしれないのに。
革命はハバナの例をとっても、起こしてからが難しい。
取りあえず取り返したけどその後の政治力は無かったりする。国の治安は乱れる。
日本のクーデターと言えば薩長同盟が起こした明治維新だけれど、慶喜公の英断で混乱が最小限で済んだ。
彼らの行った近代化で、何百年も続いた平和は終わり日本も戦争漬けの日々に突入したしね。

でもこの大統領が中々逞しくて。
ヘリも操縦できるらしいけど、ギターも弾ける。
この1本のギターが逃亡生活の中で凄く良い味を出している。
色々な場面で色々な曲を色々な人が弾いた。
音楽ってすごいな‥と思わせる。
我が子を殺された母親の怒りは分かる。でも、逃亡中の彼を見ている内に、助けてあげたくなる。
そして孫は可愛いのだけど、本当に、扱いにくい。
事の重大さが解って居ないのは子供だから仕方がないのだけれど、皆の雰囲気から空気を読んで大人しく言う事を聞くってことが出来ない。
コッチは放って置いたらもっと厄介な独裁者になっていたかもね。

先頭 表紙

2015-12-15 ゲキ×シネ 五右衛門ロック と わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)


東劇でゲキ×シネ再上映が始まったので 新感線・RX『五右衛門ロック』鑑賞。

製作年 2009年
製作国 日本
演出 いのうえひでのり
原作 中島かずき
キャスト
石川五右衛門 古田新太
真砂のお竜 松雪泰子
カルマ王子 森山未來
岩倉左門字 江口洋介


普段TVはもちろん邦画も日本の舞台もほとんど見ない私ですが、日本史大好き、石川五右衛門大好きな私ですからコレだけはどストライクではまっています。

シリーズの中で一番泣ける作品ではないでしょうか?
高田聖子さんの役がすごく好き。
それから♪小さいのよあなた〜♪の歌が妙にツボです。
あ、もう一つ。私原住民文化が大好きです。アメリカインディアン文化は結構研究しました。彼らの教えは深い。なので、ここに出てくるホッタル族?好きです。卓越しています。
日本人俳優はよく知らないのですが、 ‪#‎劇団新感線‬ のレギュラーメンバーの皆さんはさすがにどなたも安定していて魅力的。
江口洋介という方は私の認識では俳優なのですが、歌も歌う人なのでしょうか?

でも、何より、色々な思い抱えて見終わったラストに、その思い包み込む ‪‎冠徹弥‬ さんの歌が最高です。

遅めのラーメンランチ後『わたしはマララ(原題 HE NAMED ME MALALA)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 デイヴィス・グッゲンハイム
キャスト
マララ・ユスフザイ
ジアウディン・ユスフザイ
トール・ペカイ・ユスフザイ

マララは、何を背負って生まれたんだろう・・
17歳の少女。
15歳で既にタリバンに危険人物として命を狙われる思想を持った少女。

でも彼女の国ではすでに結婚して子供が居てもおかしくない。

慰問先で子供たちに声を掛ける彼女の表情は、とても子供に見えないの。
何かを背負って生きている。死の淵には立った。そのせいなの?
父親が娘を利用している・・と言う批判もあるみたいですが、そんな暗さは見せない。

家族や兄弟と無邪気に楽しむ姿にホッとします。
ネットでfacebookやtwitterを使いこなし、好きなスポーツ選手や俳優にときめく。しかも中々の面食いよね。
ブラットピッドのファンなのは、単純に俳優としてなのか、彼の妻アンジェリーナジョリーの活動に好感を持ってなのか・・両方かしら?

きっと、自分が立ち上がらないと‥と言う思いを持った父親の血を継いではいるのだと思う。
動かずにはいられないのだと思う。
その考え方に子供っぽさは無く、とても堂々としている。
頼もしい。

でも、恋をして、友達とも楽しんで、子どもらしい経験もして大人になって欲しい・・
沢山の惨殺を目の当たりにして生きてきて、難しいかもしれないけれど・・幸せになって欲しいわ。

先頭 表紙

2015-12-11 クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)

仕事後、『クリード チャンプを継ぐ男(原題 CREED)』試写会。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画

監督/脚本 ライアン・クーグラー

キャスト
ロッキー /シルヴェスター・スタローン
アドニス・ジョンソン /マイケル・B・ジョーダン
ビアンカ/ テッサ・トンプソン
Tommy Holiday/ グレアム・マクタビッシュ
“プリティ”・リッキー・コンラン /ウッド・ハリス
メアリー・アン・クリード/ フィリシア・ラシャド
James/ ブライアン・アンソニー・ウィルソン

Sylvester StalloneのRocky の最新章です。
主人公はロッキーでは無く、アポロ・クリードの愛人が産んだ息子アドニス。
産まれる前に亡くなった父だけど、その名前は誰もが知っている。父親を愛して良いのか、憎んでいいのかわからない。
喧嘩っ早くていつも尖っている。母親が死んでからは特に。

その施設で暮らす少年を救ったのが、メアリー・アン・クリード。
彼女が凄いの。夫の愛人の産んだ子供を引き取れる?って普通なら思うけど、彼女は夫への深い愛情で彼を引き取るの。
アドニスは本気で彼女をママと呼び、信頼している。
ちゃんと教育を受け、良い会社に就職し、評価をされている。
優しさと厳しさをちゃんと与えられて育っている。凄く好青年。反対しながら、本当は背中を押していたんだな・・と思える。

・・その道が自分の居場所では無いと感じるのは、父親の血なのか、父親を知りたいという欲求なのか・・抗えないの。

彼が、プロボクサーになりたくて頼って行く先がロッキーです。
老いて、よぼよぼです。
老いてなお戦う・・系のアクションでの役より、こう言うちゃんと老人を演じる方が私は好きです。
ただ、元々のロッキーのファンにはこの老い方は辛いと感じるかな・・?
お店にはどれだけ自分好き?って位の過去の写真。過去の栄光に縋っている訳じゃ無く、ちゃんと今を生きているんだけど、ノスタルジーかな?

ロッキーにとってアポロは特別な相手で。メアリー・アンの名前も感慨深くて。
目の前に現れたアポロの息子はそりゃあ、無視できない存在。
ボクシングを教えていいのかどうか葛藤するのはやはり愛情からよね。
でも押しが強くぐいぐいくるアドニスの願いを自分の手で叶えてあげたいと思うのも、友情だと思うの。
そしてアドニスはロッキーの中に父との絆を感じて慕っている。
そう言う所、ロッキーシリーズファンには嬉しいんじゃないかな。

ボクシングシーンはゲストの内山高志さんが本物のボクサーに見える。と太鼓判を押したほどリアルでした。
ちょっと正視するのが辛かった。
メアリー・アンや彼女のビアンカはちゃんと見守っていて偉いわ・・

アドニスはその出生から自分の存在意義に思い悩んできた。自分は過ちの子・・だと。
でも、メアリー・アンが彼を愛することでそう悩む意味を無くし、父親と同じ世界に生きる事で群がってくる人、批判されること、利用する人・・その総ての超えて、手に入れた仲間や新たな伝説や精いっぱい戦った彼だけが見えるかけがえの無い景色。父も見たであろう景色。

ボクシングは怖いし、良く解らないけれど、夢中になる何かがあるのでしょうね。

先頭 表紙

2015-12-07 007 スペクター(原題 SPECTRE) と ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)


今日はイクスピアリで2本。

『007 スペクター(原題 SPECTRE)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 サム・メンデス
脚本 ジョン・ローガン 、 ニール・パーヴィス 、 ロバート・ウェイド 、 ジェズ・バターワース
キャスト
ジェームズ・ボンド/ ダニエル・クレイグ
オーベルハウザー/ クリストフ・ヴァルツ
M/ レイフ・ファインズ
Q/ ベン・ウィショー
マネーペニー/ ナオミ・ハリス
マドレーヌ・スワン/ レア・セドゥ
ルチア/ モニカ・ベルッチ

元々、ジェームズ・ボンドその人には魅力を感じないんです。
強くて頼もしいですけど、読めないですよね。好きになったらとても苦労しそうだ。

彼は女性が憧れる相手と言うよりも男性のなりたい理想像的な感じなのではないかと。
そんな彼の姿を堪能する為の映画なので、細かい事は良いですよね。

彼に振り回されっぱなしのQが魅力的でした。


『ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)』

製作年 2014年
製作国 イスラエル
配給 アスミック・エース
監督 脚本/シャロン・マイモン タル・グラニット
キャスト
ゼーブ・リバシュ
レバーナ・フィンケルシュタイン
アリサ・ローゼン
イラン・ダール
ラファエル・タボール

彼らが暮らす老人ホームはそれなりに快適そうで、恵まれているとは思うのだけど、歳を取ると、最後には死ぬと言う大仕事が誰にでも待っている。
むしろ、どんな最期を迎えられるか・・と言う賭けの為に生きているといって良いかも。
最期は、苦しまない方が良い。
・・・怖いよね・・

誰だってある程度生きてきたら誰かの死と向き合ってきてるはず。
私もそう。
2ヶ月とちょっと前に義母を亡くしたばかりだし。彼女は具合が悪くなってから亡くなるまで2週間ちょっとしか時間が無かった。
その義母とヨヘスケルの奥さんのレバーナのルックスが似ていて、ちょっと思い出しちゃう・・と思っていたのだけれど、違った。
彼女の人生の終焉は5年前に亡くなった父を思い起こさせた。
私たちはヨヘスケルのように父を助けられなかったけど。

最期を迎える自分の為に、必死で方法を考えてくれる人たちがいるのって良いよね。
そして、メッセージを残せるのが良い。
危うくて、温かくて、優しい。そしてユーモラス。

父の死は突然だったし、私が帰った時には病院での解剖も終わって処置した後だった。
一人で、選んで迎えた最後に苦しんだだろうけど、最後に何を思ったか、知る術もない。
私は彼からのメッセージを求めて迷走したし。
尊厳死が認められたら、彼はあんな最期を迎え無くて良かっただろうし、私も迷走しなくて済んだ。
むしろ私の最期の為にも。


私もこの装置が欲しいけど、無いからスイスに飛ばないとダメかなぁ。

先頭 表紙

2015-12-03 Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)とリトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)と海難1890


今日の1本目『Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
監督/脚本 マーク・ローレンス
キャスト
キース・マイケルズ/ ヒュー・グラント
ホリー・カーペンター/ マリサ・トメイ
カレン/ ベラ・ヒースコート
ハロルド・ラーナー学科長 /J・K・シモンズ
ジム・ハーパー教授/ クリス・エリオット
メアリー・ウェルドン教授/ アリソン・ジャネイ

Hugh Grantが演じるこういう過去の栄光にすがるダメダメな男、好き〜

ちゃんと結構しっかり教えているし。思ったこと言えるし。ちゃんと色々な生徒を気に掛けているし。
意外と天職よね。

過去に2回、舞台用の脚本書いた事ある。学生演劇だけど。
自分が描いた本を演じているのを見るのって凄く興奮する。
あのセリフ、良く憶えてくれた〜とか。
だから、本当に彼の講義受けたいわ〜
ああいう風に考えて書くのか〜と勉強になりました。

映画好きなら色々楽しめます♪

2本目『リトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 ワーナー・ブラザース
監督 マーク・オズボーン
脚本 イリーナ・ブリヌル 、 ボブ・パーシケッティ
キャスト
飛行士/ ジェフ・ブリッジス
女の子/ マッケンジー・フォイ
お母さん/ レイチェル・マクアダムス
キツネ/ ジェームズ・フランコ
ヘビ/ ベニチオ・デル・トロ
バラ /マリオン・コティヤール
星の王子/ ライリー・オズボーン

何だか、可哀想なお母さん。
どうしてあんなに必死なのか・・仕事人間だった旦那が出て行って、娘が苦労しないように作った人生設計に必死でしがみ付いている。
それでも、やっぱり娘の幸せを願ってる。娘が笑顔で居ることが大切って、ちゃんと思える。

型にはめたような味気ない町の中で、明らかに異色で、そこだけ生命が宿っているようなおじいさんの家。
そして不思議な少年のお話。
子供だったら興味がわかない筈がない。机上でのお勉強だけじゃ学べない事を学んだ。

後半は、きっと女の子が倒れている間に頭の中で旅をしたんだと思うの。
毒蛇に噛まれて星に帰った王子みたいに。

切ないお話よね。だけど大人には、解る。仕方ないのよ・・って思う。現実はハッピーエンドの方が少ないって知ってる。子供時代にはそんなに物わかりが良かったはずないのに。
それが大人になるって事か・・私達は忘れたのか・・子供の頃大切だった物や、思いを。
辛いお話です。

そして『海難1890』試写会。

製作年 2015年
製作国 日本 トルコ
配給 東映
監督 田中光敏
脚本 小松江里子
キャスト
田村元貞/ 内野聖陽
ムスタファ/ムラト ケナン・エジェ
ハル/春海 忽那汐里
ベキール/ アリジャン・ユジェソイ
藤本源太郎 /小澤征悦
木村/ 宅間孝行
信太郎 /大東駿介

実は、私本籍地は和歌山なんですよね。住んだ事無いのに。
でも、この出来事の事は知らなかった。和歌山にいる親戚に聞いたら、そんな事が有ったって事は流石に聞き知っていたみたい。
映画化される事は知らなかったけど。

私の故郷佐渡の『飛べ!ダコタ』もそうだけど、困っている人を見つけたら助ける。嘗ての敵だとか、異国の人だとか、台風中だとか、貧しいとか、関係無い。
そう言う心って、今は残っているかな・・?

後半ちょっと臭いけど、生き残ってしまった悔しさとか、必死で救おうとする姿とか、やっぱり感動的です。
空爆の下、助けてくれた御恩、忘れちゃいけません。

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