himajin top
まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2015-12-07 007 スペクター(原題 SPECTRE) と ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)
2015-12-03 Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)とリトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)と海難1890
2015-12-02 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady) と ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)
2015-12-01 2015年11月にスクリーンで見た映画
2015-11-27 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)
2015-11-26 レインツリーの国
2015-11-25 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)
2015-11-20 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)
2015-11-18 ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA) と ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)
2015-11-13 マルガリータで乾杯を!


2015-12-07 007 スペクター(原題 SPECTRE) と ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)


今日はイクスピアリで2本。

『007 スペクター(原題 SPECTRE)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 サム・メンデス
脚本 ジョン・ローガン 、 ニール・パーヴィス 、 ロバート・ウェイド 、 ジェズ・バターワース
キャスト
ジェームズ・ボンド/ ダニエル・クレイグ
オーベルハウザー/ クリストフ・ヴァルツ
M/ レイフ・ファインズ
Q/ ベン・ウィショー
マネーペニー/ ナオミ・ハリス
マドレーヌ・スワン/ レア・セドゥ
ルチア/ モニカ・ベルッチ

元々、ジェームズ・ボンドその人には魅力を感じないんです。
強くて頼もしいですけど、読めないですよね。好きになったらとても苦労しそうだ。

彼は女性が憧れる相手と言うよりも男性のなりたい理想像的な感じなのではないかと。
そんな彼の姿を堪能する為の映画なので、細かい事は良いですよね。

彼に振り回されっぱなしのQが魅力的でした。


『ハッピーエンドの選び方(原題The Farewell Party)』

製作年 2014年
製作国 イスラエル
配給 アスミック・エース
監督 脚本/シャロン・マイモン タル・グラニット
キャスト
ゼーブ・リバシュ
レバーナ・フィンケルシュタイン
アリサ・ローゼン
イラン・ダール
ラファエル・タボール

彼らが暮らす老人ホームはそれなりに快適そうで、恵まれているとは思うのだけど、歳を取ると、最後には死ぬと言う大仕事が誰にでも待っている。
むしろ、どんな最期を迎えられるか・・と言う賭けの為に生きているといって良いかも。
最期は、苦しまない方が良い。
・・・怖いよね・・

誰だってある程度生きてきたら誰かの死と向き合ってきてるはず。
私もそう。
2ヶ月とちょっと前に義母を亡くしたばかりだし。彼女は具合が悪くなってから亡くなるまで2週間ちょっとしか時間が無かった。
その義母とヨヘスケルの奥さんのレバーナのルックスが似ていて、ちょっと思い出しちゃう・・と思っていたのだけれど、違った。
彼女の人生の終焉は5年前に亡くなった父を思い起こさせた。
私たちはヨヘスケルのように父を助けられなかったけど。

最期を迎える自分の為に、必死で方法を考えてくれる人たちがいるのって良いよね。
そして、メッセージを残せるのが良い。
危うくて、温かくて、優しい。そしてユーモラス。

父の死は突然だったし、私が帰った時には病院での解剖も終わって処置した後だった。
一人で、選んで迎えた最後に苦しんだだろうけど、最後に何を思ったか、知る術もない。
私は彼からのメッセージを求めて迷走したし。
尊厳死が認められたら、彼はあんな最期を迎え無くて良かっただろうし、私も迷走しなくて済んだ。
むしろ私の最期の為にも。


私もこの装置が欲しいけど、無いからスイスに飛ばないとダメかなぁ。

先頭 表紙

2015-12-03 Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)とリトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)と海難1890


今日の1本目『Re:LIFE〜リライフ〜(原題 THE REWRITE)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
監督/脚本 マーク・ローレンス
キャスト
キース・マイケルズ/ ヒュー・グラント
ホリー・カーペンター/ マリサ・トメイ
カレン/ ベラ・ヒースコート
ハロルド・ラーナー学科長 /J・K・シモンズ
ジム・ハーパー教授/ クリス・エリオット
メアリー・ウェルドン教授/ アリソン・ジャネイ

Hugh Grantが演じるこういう過去の栄光にすがるダメダメな男、好き〜

ちゃんと結構しっかり教えているし。思ったこと言えるし。ちゃんと色々な生徒を気に掛けているし。
意外と天職よね。

過去に2回、舞台用の脚本書いた事ある。学生演劇だけど。
自分が描いた本を演じているのを見るのって凄く興奮する。
あのセリフ、良く憶えてくれた〜とか。
だから、本当に彼の講義受けたいわ〜
ああいう風に考えて書くのか〜と勉強になりました。

映画好きなら色々楽しめます♪

2本目『リトルプリンス 星の王子さまと私(原題 THE LITTLE PRINCE)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 ワーナー・ブラザース
監督 マーク・オズボーン
脚本 イリーナ・ブリヌル 、 ボブ・パーシケッティ
キャスト
飛行士/ ジェフ・ブリッジス
女の子/ マッケンジー・フォイ
お母さん/ レイチェル・マクアダムス
キツネ/ ジェームズ・フランコ
ヘビ/ ベニチオ・デル・トロ
バラ /マリオン・コティヤール
星の王子/ ライリー・オズボーン

何だか、可哀想なお母さん。
どうしてあんなに必死なのか・・仕事人間だった旦那が出て行って、娘が苦労しないように作った人生設計に必死でしがみ付いている。
それでも、やっぱり娘の幸せを願ってる。娘が笑顔で居ることが大切って、ちゃんと思える。

型にはめたような味気ない町の中で、明らかに異色で、そこだけ生命が宿っているようなおじいさんの家。
そして不思議な少年のお話。
子供だったら興味がわかない筈がない。机上でのお勉強だけじゃ学べない事を学んだ。

後半は、きっと女の子が倒れている間に頭の中で旅をしたんだと思うの。
毒蛇に噛まれて星に帰った王子みたいに。

切ないお話よね。だけど大人には、解る。仕方ないのよ・・って思う。現実はハッピーエンドの方が少ないって知ってる。子供時代にはそんなに物わかりが良かったはずないのに。
それが大人になるって事か・・私達は忘れたのか・・子供の頃大切だった物や、思いを。
辛いお話です。

そして『海難1890』試写会。

製作年 2015年
製作国 日本 トルコ
配給 東映
監督 田中光敏
脚本 小松江里子
キャスト
田村元貞/ 内野聖陽
ムスタファ/ムラト ケナン・エジェ
ハル/春海 忽那汐里
ベキール/ アリジャン・ユジェソイ
藤本源太郎 /小澤征悦
木村/ 宅間孝行
信太郎 /大東駿介

実は、私本籍地は和歌山なんですよね。住んだ事無いのに。
でも、この出来事の事は知らなかった。和歌山にいる親戚に聞いたら、そんな事が有ったって事は流石に聞き知っていたみたい。
映画化される事は知らなかったけど。

私の故郷佐渡の『飛べ!ダコタ』もそうだけど、困っている人を見つけたら助ける。嘗ての敵だとか、異国の人だとか、台風中だとか、貧しいとか、関係無い。
そう言う心って、今は残っているかな・・?

後半ちょっと臭いけど、生き残ってしまった悔しさとか、必死で救おうとする姿とか、やっぱり感動的です。
空爆の下、助けてくれた御恩、忘れちゃいけません。

先頭 表紙

2015-12-02 パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady) と ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)


今日は渋谷で2本。『パリ3区の遺産相続人(原題 My Old Lady)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ イギリス フランス
配給 熱帯美術館
監督/脚本 イスラエル・ホロヴィッツ
キャスト
マティアス/ ケヴィン・クライン
マティルド/ マギー・スミス
クロエ/ クリスティン・スコット・トーマス
ルフェーヴル/ ドミニク・ピノン
フローレンス・ホロウィッツ医師/ ノエミ・ルボフスキー
フランソワ・ロワ/ ステファン・フレイス

酷いわ。
あのモラルの無さ。何て身勝手なの。フランス人には普通なの?
誰も苦しめていないと思って生きてきたなんて。夫の事も我が子の事も何も見てなかったんだ・・
それぞれの、子どもたちが可哀想・・

3度結婚に失敗して、良い年で何も残っていないマティアスはそれでも浮気は決してしなかった。
クロエは心から後悔して身を引いた。

救いは、妻死後と父親の行動位。それでも自分の死後はそっちを選んだんだ・・
だったらさっさと離婚したら良かったのに!

本当に気分を害すくらいMaggie Smithの演技は完ぺきでした。


『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(原題 FEHÉR ISTEN)』

製作年 2014年
製作国 ハンガリー ドイツ スウェーデン
配給 シンカ
監督/脚本 コーネル・ムンドルッツォ
キャスト
リリ/ ジョーフィア・プショッタ
ダニエル/ サンドロ・ゾター

怖いわ。最後の方、ゾンビ物っぽい。

父親は何も悪くないと思います。
犬を飼っている人は飼って居ない人を理解できなくなるみたいだけど、私は犬は大好きだし飼って居たけれど、犬は室外で飼いたい派です。
食卓やベッドに動物が居ることが嫌な人は嫌なんです。
それなのに彼の家にお邪魔するのに許可しない事に怒る何て身勝手です。
リリは子供だから仕方がないとして、自分たちの都合で突然押し付けた元妻たちが元凶だと思います。

兎に角この映画の言わんとするところが分からない・・皮肉なのか‥?
雑種を差別し、野良犬を生む法案を出し、必死に野犬狩りをし、里親探しをする。要らない子は殺処分。
何がしたいか解らないでしょ?

そして恨みのある人間を次々襲って行くって・・
野良犬は即射殺しても良いでしょ?って言いたいの?
野良犬にも優しくしましょって言いたいの?

分からない・・ただ犬が集団で襲ってきたら怖いだろうな〜ってと思って描きたかったのかな。

先頭 表紙

2015-12-01 2015年11月にスクリーンで見た映画

11月は現職の休みに前職へのお手伝いを入れていたので本当に時間が無かった〜
それでも14本観ることが出来ました。
しかも良い作品に出合えました。

 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)
 レインツリーの国
 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)
 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)
○ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA)
 ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)
 マルガリータで乾杯を!
○サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)
 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN)
 トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)
 PAN ネバーランド、夢のはじまり(原題 PAN)
◎エール!(原題 LA FAMILLE BELIER)
○ボーダレス ぼくの船の国境線(原題 BEDONE MARZ )
○1001グラム ハカリしれない愛のこと(原題 1001 GRAMS)

結構厳しくしてこの評価です。良い映画生活でした。

今月は、友達と飲みに行ったり、美容院、まつエク、コンタクトレンズデビュー、THE冠ライブ、等々、仕事以外でも色々動いてました。
シャイ兄のbirthdayも有ったし。しかもプレゼントはTHE冠の冠徹弥さんに選んで貰ったし。

アクティブでアメージングな月でした。

先頭 表紙

2015-11-27 黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)

仕事後、日本橋TOHOで『黄金のアデーレ 名画の帰還(原題 WOMAN IN GOLD)』鑑賞

製作年 2015年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ギャガ

監督 サイモン・カーティス
脚本 アレクシ・ケイ・キャンベル

キャスト
マリア・アルト/マン ヘレン・ミレン
ランドル・シェーンベルク/ ライアン・レイノルズ
フーベルトゥス・チェルニン/ ダニエル・ブリュール
パム・シェーンベルク/ ケイティ・ホームズ
アデーレ・ブロッホ=バウアー/ アンチュ・トラウェ

突然日常を壊された彼らに対する狂気の沙汰に、歴史を学ぶ旅に愕然とします。
物や生活だけじゃない。大切な思い出や誇りをぶち壊して行った・・

有名な画家の高額な名画・・じゃない。愛する叔父が愛する叔母を描かせ、早世した彼女の代わりに家族が大事にしていた絵。
その思い。宝石や家や生活を返せとは言わない。返して欲しいのは叔母を思った家族の愛、その思いなのよね。

George Clooneyの『THE MONUMENTS MEN』と重ねて見ると、いかにそうして気持ちを踏みにじられた人たちが多かったかが分かります。
そして彼らの活躍に感謝します。本来の所有者に戻っていない強奪品はまだまだたくさんあるそうで、それは不可能な物も有るのかもしれないけれど、この絵のように元の所有者に戻ること、MONUMENTS MENたちも喜んでいるんだろうな。

Helen Mirrenの育ちの良さそうな凛とした立ち居振る舞いが素敵です。
嘗ての生活シーンもとても素敵。

先頭 表紙

2015-11-26 レインツリーの国


今日は日本橋TOHOで『レインツリーの国』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 日本
配給 ショウゲート
監督 三宅喜重
脚本 渡辺千穂
原作 有川浩
キャスト
向坂伸行/ 玉森裕太
人見利香/ 西内まりや
ミサコ/ 森カンナ
井出広太/ 阿部丈二
向坂宏一 /山崎樹範
人見健次郎/ 矢島健一
人見由香里/ 麻生祐未
向坂豊/ 大杉漣
向坂文子/ 高畑淳子
澤井徹/ 片岡愛之助


有川浩さんの世界が好きです。
「フェアリーゲーム」という本のファンという事でネット上の交流が生まれた伸とひとみ。
だから待ち合わせ場所に本屋の「フェアリーゲーム」を置いてある場所で・・って指定するセンスが好き!って言うシーンがあるのですが、そこに価値を見出す有川浩さんのセンスが好き!

最初のデートでの、人見の違和感に???となる。そしてその後のデートでの伸行の無神経な発言の数々にイラッとする。
それでも、素直じゃない不器用な二人がやらかした・・と思いながらこうなったら良いなぁ‥と夢を叶える展開にちゃんと進んでいく。
その辺がきゅんきゅんする。この人の作品の説明するのに、「きゅんきゅんする」というワードは外せない。
メールの返事が来るのをワクワクしたり心配したりしながら待つあの心境、返事するタイミングに思い悩んだり。凄く解るわよねぇ・・

・・で、映画はその辺の世界観を壊さないで欲しい・・と思っていたのだけれど、うん、良いんじゃないかしら?
人見のルックスもあぁ、こういう感じね?と思うし、ミサコちゃんがイメージ合ってて良いな♪
恋愛偏差値は私もかなり低いので、是非講義を受けたいものだわ。
個人的には伸行の先輩のキャラが好き。

先天性じゃないから、人見は上手く受け入れて生きて行く事が出来ないのかもしれない。
飾り気のない伸行の言葉は上手く心に入り込んでくるのだけれど、本当に時々無神経なのよね。
だけど、家族で自分だけが記憶から抜け落ちてしまう・・と言う苦悩、私は解る。
ウチの祖母がアルツハイマーになって父を自分の弟と思い込み、兄を息子、妹を娘・・と思い込んだ。
母は理屈を抜きに憎い人と認識されていたけれど。彼女の脳内に私の場所は無かった。知らない人だった。
幼少期から母への見せしめにあの人には虐められて来たから哀しくは無いけど、憎しみも残らない位どうでも良い存在だったんだな・・と思った。
それが大好きな父の記憶から抜け落ちたんだからそりゃあ、辛いよね。脳の損傷のせいだとしても。

自分には理解できない苦悩が人見には有ると解ってる。それでも、自分だけ不幸だとふさぎ込んで居ることが許せない。そこから引っ張り出してあげたいんだよね伸行は。
やり方が不器用なんだけど。

涙する娘を黙って抱きしめ、翌朝凄く心配しながら何も無かったように何も言わずに送り出す人見家のお母さんが凄く良い。
凄く気持ちが分かる。
そして、苦労しながら明るい伸行のお母さんが息子の彼女の訪問にデレデレになるのも凄く気持ちわかる。
良い家族よね。

その後スカイツリーでハイキュー原画展とショッピング♪

先頭 表紙

2015-11-25 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)


今日はシャイ兄の22歳の誕生日。
本当は一日盛大に祝いたかったのに、彼は午後からバイトなので、とりあえずランチへ。
近所のタイ料理店へ。
そして夜食べる用のケーキを買って帰り、彼はバイトへ。私はイクスピアリに映画を見に。
『コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー 、 ライオネル・ウィグラム
キャスト
ナポレオン・ソロ/ ヘンリー・カヴィル
イリヤ・クリヤキン/ アーミー・ハマー
Gaby Teller/ アリシア・ヴィキャンデル
Victoria Vinciguerra/ エリザベス・デビッキ
Sanders/ ジャレッド・ハリス
Waverly/ ヒュー・グラント

Henry CavillとArmie Hammer。どちらもどちらかと言えば暑苦しい容貌の正統派美形コンビ。
この二人がCIAとKGBの敏腕エージェント役で活躍するのですから、何とも眼福です。
しかも女性陣のファッションも決まっていて凄く綺麗。

今は無きベルリンの壁ですが、当時は緊迫していたのでしょうね。
ナチスの残党に目を光らせ振り回される様は、明治維新後、旧幕府軍派の藩を執拗に警戒していた新政府のようです。

それにしても、Hugh Grant。
若かりし頃のプレイボーイ役でも、最近の過去の栄光にすがる情けない中年男でも無く、普通のおじさん役・・普通にオーラが無い。
強くて正しいヒューグラントはイメージできない。
オーラを消しての演技・・・なのかもだけど、ヒューグラントである必要がある?って感じです。
公開中の『Re:LIFE〜リライフ〜』や『ラブソングができるまで』のダメダメ役やらせたら凄く上手いんですよねぇ。
なのでびっくりしました。

ガイ・リッチーらしい、無駄にきめてるシーンとか、オシャレなシーン、好きです。


映画後、待ち合わせてプレゼントに靴と靴下を買ってあげてから、焼き鳥ディナー。
カウンター席で差し向かいで呑む・・なんて子供を持ったら夢ですよね〜〜

先頭 表紙

2015-11-20 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)


今日は仕事を早上がりにしていたので、仕事後日本橋高島屋で催されている「リトルプリンス 星の王子様と私」展へ。
そしてその後イクスピアリに移動して『ラスト・ナイツ(原題Last Knights)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 KIRIYA PICTURES ギャガ

監督 紀里谷和明

キャスト
ライデン/ クライヴ・オーウェン
バルトーク /モーガン・フリーマン
Gezza mott /アクセル・ヘニー
Maria/ ショーレ・アグダシュルー
Fat Jim /ジェイムズ・バブソン
伊藤/ 伊原剛志

忠臣蔵です。
揺るがないMorgan Freemanが格好良いです。
Clive Owenは特別好きな俳優じゃないのですが、良かったです。キングアーサー役よりも似合ってた。

騎士道ですね〜日本のラストサムライは土方歳三だと思うのですが、ライデンは大石内蔵助であり、土方歳三でもあると思うのです。
近藤勇が斬首され、沖田総司が病に倒れ、仲間も倒れ、離れていく中、最後まで新撰組の名を背負って戦い続けた。
函館て彼が散って、実質の日本の侍時代は終わったかと。

忠臣蔵を知っている私たちはライデンの仮の姿に違和感は憶えないでしょう。
むしろ切なくなりますよね。執拗に続く監視の目。それをポーカーフェイスでやり過ごす。

最後に彼女を救いだし膝を折り首を垂れるシーン・・好きです。報われる感じ。

忠臣蔵を知らない諸外国の人の目に彼らがどう映るのか、凄く気になります。

日本人俳優は殆ど知らないので、伊原剛志さんがピンと来なかったのですが、劇団新感線の「阿修羅城の瞳2003」に出ていた人なんですね〜

クリスマスイルミネーションがキレイでした。

先頭 表紙

2015-11-18 ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA) と ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)


今日はまず恵比寿ガーデンシネマで『ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA)』鑑賞。

製作年 2013年
製作国 イタリア フランス
配給 レスペ トランスフォーマー
監督 /脚本/原作 ロベルト・アンド
キャスト
エンリコ・オリヴェーリ/ジョヴァンニ・エルナーニ/ トニー・セルヴィッロ
アンドレア/ ヴァレリオ・マスタンドレア
ダニエル/ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
アンナ・オリヴェーリ/ ミケーラ・チェスコン
イブリーナ/ アンナ・ボナイウート
ムング /エリック・グエン

これは・・期待以上の秀作でした。

まずToni Servilloの一人二役が、とても同一人物が演じているとは思えない。
同じ顔なのに。性格は全く違う。・・違うのか?環境のせいなのか?それは解らないけど。

取り返しがつかない事をするのではないかと言う不安を余所に、人々を魅了して行くジョヴァンニ。
自分の好きな哲学に没頭し、自由に生きてきた人間と、政治に目覚め人民を率い政治家として日々プレッシャーと戦ってきた人間の違いかもしれない。
どっちの人生がより良いかなんて解らないけど。

取って代わられる不安は無かったのかな・・?帰る場所がなくなる不安は‥?
エンリコから見ても彼の言動は好感持てたのかな・・?自分が今までして来た事を否定されているような気持には?
だけど電話で、彼は感謝を述べる。動揺して電話を切ったのはジョヴァンニの方。どんな心理が働いたんだろう。

消えたのはどっちで、帰って来たのはどっち?
変わったエンリコと心を魅了したジョヴァンニ。どっちで合って欲しいのか・・深いわ。

ジョヴァンニがBertolt・Brechtの詩を引用したスピーチのシーンが凄く良かった。


そして渋谷に移動して『ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)』

製作年 2015年
製作国 フランス ベルギー
配給 日活 CAMDEN
監督/原案 アントワーヌ・バルドー=ジャケ
ジョニー/ ルパート・グリント
キッドマン/ ロン・パールマン
レオン/ ロバート・シーハン
グレン/ エリック・ランパール
レナータス/ トム・オーデナールト

本当にもう、下品だし、ダメダメだし、吹っ飛び方とかB級独特な感じ。

ジョニーは産まれた時から不運だった・・って言う通りにトラブルの方からやって来る感じだけど、優柔不断でダメダメなくせに結構周囲に好かれている。
そして、皆がヒッピーに囲まれて堕落している中で一人で奮闘している。その場限りの嘘を並べつつ一生懸命。根はまじめで憎めないのよね。

容赦なく強面のキッドマンが成り行きでつるんだジョニーを助け起こすシーンが好き。いつの間にかすごく友情が芽生えている。
そしてどうしようも無さそうな企画が意外と形になる事にビックリ。当時の映像技術だからだけど。

ラストの・・・・だよね?を付けた微妙な終わらせ方がニクイね。

先頭 表紙

2015-11-13 マルガリータで乾杯を!


今日は銀座シネスイッチで『マルガリータで乾杯を!(原題 मार्गरीटा विद ए स्ट्रॉ)』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 インド
配給 彩プロ
監督/ 脚本ショナリ・ボース
共同監督 ニレーシュ・マニヤル
キャスト
ライラ/ カルキ・コーチリン
シュバンギニ(母)/ レーヴァティ
ハヌム/ サヤーニー・グプター
ジャレッド/ ウィリアム・モーズリー
ドゥルヴ/ フセイン・ダラール
ニマ/ テンジン・ダラ
バルラージ(父)/ クルジート・シン
モヌ(弟)/ モルハール・クシュー

まず、ライラを演じたKalki Koechlinに称賛の拍手を送りたい。勿論障害者役の役作りは素晴らしかった。
だけど、一瞬の感情の変化。それを眼だけで表現している。そしてそれがハッとするくらい真摯に伝わってくる。素晴らしい演技でした。
そして本当に美人だし、表情豊か。太陽のような笑顔。

健常者と呼ばれる私たちは、嫌悪や敬遠では無くどう接していいか解らない・・と言う気持ちで接する事が出来ない人が大半だと思う。
でも、ライラたちを見る限り、彼女たちは私達と同じようにとても生々しくリアルに生きていた。

インド映画は音楽も良いのよね。大学のバンドのロック調のも良いけど、お母さんが奏でる民族楽器?とその唄?も良い。
個人的にはN.Yのバーで黒人女性歌手が歌うジャズも凄く好み。
この映画は踊らないけど、要所要所にダンスや歌を挟んで来る民族性。音楽好きなのね。

ライラの人生は思い通りにはいかない。明るいけど傷ついて居る。誰もと一緒。でもライラは自分が好きだ。
それは見習わないとね。

インド映画を見たせいか、カレーが食べたくなって、シャイ兄を呼び出して最寄駅のHUNZAでカレーランチ。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)