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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2015-11-26 レインツリーの国
2015-11-25 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)
2015-11-20 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)
2015-11-18 ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA) と ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)
2015-11-13 マルガリータで乾杯を!
2015-11-11 サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)
2015-11-07 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN) と トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)
2015-11-05 PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜(原題 PAN)と エール!(原題 LA FAMILLE BELIER)
2015-11-01 2015年10月にスクリーンで見た映画
2015-11-01 ボーダレス ぼくの船の国境線(原題 BEDONE MARZ )と 1001グラム ハカリしれない愛のこと(原題 1001 GRAMS)


2015-11-26 レインツリーの国


今日は日本橋TOHOで『レインツリーの国』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 日本
配給 ショウゲート
監督 三宅喜重
脚本 渡辺千穂
原作 有川浩
キャスト
向坂伸行/ 玉森裕太
人見利香/ 西内まりや
ミサコ/ 森カンナ
井出広太/ 阿部丈二
向坂宏一 /山崎樹範
人見健次郎/ 矢島健一
人見由香里/ 麻生祐未
向坂豊/ 大杉漣
向坂文子/ 高畑淳子
澤井徹/ 片岡愛之助


有川浩さんの世界が好きです。
「フェアリーゲーム」という本のファンという事でネット上の交流が生まれた伸とひとみ。
だから待ち合わせ場所に本屋の「フェアリーゲーム」を置いてある場所で・・って指定するセンスが好き!って言うシーンがあるのですが、そこに価値を見出す有川浩さんのセンスが好き!

最初のデートでの、人見の違和感に???となる。そしてその後のデートでの伸行の無神経な発言の数々にイラッとする。
それでも、素直じゃない不器用な二人がやらかした・・と思いながらこうなったら良いなぁ‥と夢を叶える展開にちゃんと進んでいく。
その辺がきゅんきゅんする。この人の作品の説明するのに、「きゅんきゅんする」というワードは外せない。
メールの返事が来るのをワクワクしたり心配したりしながら待つあの心境、返事するタイミングに思い悩んだり。凄く解るわよねぇ・・

・・で、映画はその辺の世界観を壊さないで欲しい・・と思っていたのだけれど、うん、良いんじゃないかしら?
人見のルックスもあぁ、こういう感じね?と思うし、ミサコちゃんがイメージ合ってて良いな♪
恋愛偏差値は私もかなり低いので、是非講義を受けたいものだわ。
個人的には伸行の先輩のキャラが好き。

先天性じゃないから、人見は上手く受け入れて生きて行く事が出来ないのかもしれない。
飾り気のない伸行の言葉は上手く心に入り込んでくるのだけれど、本当に時々無神経なのよね。
だけど、家族で自分だけが記憶から抜け落ちてしまう・・と言う苦悩、私は解る。
ウチの祖母がアルツハイマーになって父を自分の弟と思い込み、兄を息子、妹を娘・・と思い込んだ。
母は理屈を抜きに憎い人と認識されていたけれど。彼女の脳内に私の場所は無かった。知らない人だった。
幼少期から母への見せしめにあの人には虐められて来たから哀しくは無いけど、憎しみも残らない位どうでも良い存在だったんだな・・と思った。
それが大好きな父の記憶から抜け落ちたんだからそりゃあ、辛いよね。脳の損傷のせいだとしても。

自分には理解できない苦悩が人見には有ると解ってる。それでも、自分だけ不幸だとふさぎ込んで居ることが許せない。そこから引っ張り出してあげたいんだよね伸行は。
やり方が不器用なんだけど。

涙する娘を黙って抱きしめ、翌朝凄く心配しながら何も無かったように何も言わずに送り出す人見家のお母さんが凄く良い。
凄く気持ちが分かる。
そして、苦労しながら明るい伸行のお母さんが息子の彼女の訪問にデレデレになるのも凄く気持ちわかる。
良い家族よね。

その後スカイツリーでハイキュー原画展とショッピング♪

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2015-11-25 コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)


今日はシャイ兄の22歳の誕生日。
本当は一日盛大に祝いたかったのに、彼は午後からバイトなので、とりあえずランチへ。
近所のタイ料理店へ。
そして夜食べる用のケーキを買って帰り、彼はバイトへ。私はイクスピアリに映画を見に。
『コードネーム U.N.C.L.E.(原題 The Man from U.N.C.L.E.)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー 、 ライオネル・ウィグラム
キャスト
ナポレオン・ソロ/ ヘンリー・カヴィル
イリヤ・クリヤキン/ アーミー・ハマー
Gaby Teller/ アリシア・ヴィキャンデル
Victoria Vinciguerra/ エリザベス・デビッキ
Sanders/ ジャレッド・ハリス
Waverly/ ヒュー・グラント

Henry CavillとArmie Hammer。どちらもどちらかと言えば暑苦しい容貌の正統派美形コンビ。
この二人がCIAとKGBの敏腕エージェント役で活躍するのですから、何とも眼福です。
しかも女性陣のファッションも決まっていて凄く綺麗。

今は無きベルリンの壁ですが、当時は緊迫していたのでしょうね。
ナチスの残党に目を光らせ振り回される様は、明治維新後、旧幕府軍派の藩を執拗に警戒していた新政府のようです。

それにしても、Hugh Grant。
若かりし頃のプレイボーイ役でも、最近の過去の栄光にすがる情けない中年男でも無く、普通のおじさん役・・普通にオーラが無い。
強くて正しいヒューグラントはイメージできない。
オーラを消しての演技・・・なのかもだけど、ヒューグラントである必要がある?って感じです。
公開中の『Re:LIFE〜リライフ〜』や『ラブソングができるまで』のダメダメ役やらせたら凄く上手いんですよねぇ。
なのでびっくりしました。

ガイ・リッチーらしい、無駄にきめてるシーンとか、オシャレなシーン、好きです。


映画後、待ち合わせてプレゼントに靴と靴下を買ってあげてから、焼き鳥ディナー。
カウンター席で差し向かいで呑む・・なんて子供を持ったら夢ですよね〜〜

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2015-11-20 ラスト・ナイツ(原題Last Knights)


今日は仕事を早上がりにしていたので、仕事後日本橋高島屋で催されている「リトルプリンス 星の王子様と私」展へ。
そしてその後イクスピアリに移動して『ラスト・ナイツ(原題Last Knights)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 KIRIYA PICTURES ギャガ

監督 紀里谷和明

キャスト
ライデン/ クライヴ・オーウェン
バルトーク /モーガン・フリーマン
Gezza mott /アクセル・ヘニー
Maria/ ショーレ・アグダシュルー
Fat Jim /ジェイムズ・バブソン
伊藤/ 伊原剛志

忠臣蔵です。
揺るがないMorgan Freemanが格好良いです。
Clive Owenは特別好きな俳優じゃないのですが、良かったです。キングアーサー役よりも似合ってた。

騎士道ですね〜日本のラストサムライは土方歳三だと思うのですが、ライデンは大石内蔵助であり、土方歳三でもあると思うのです。
近藤勇が斬首され、沖田総司が病に倒れ、仲間も倒れ、離れていく中、最後まで新撰組の名を背負って戦い続けた。
函館て彼が散って、実質の日本の侍時代は終わったかと。

忠臣蔵を知っている私たちはライデンの仮の姿に違和感は憶えないでしょう。
むしろ切なくなりますよね。執拗に続く監視の目。それをポーカーフェイスでやり過ごす。

最後に彼女を救いだし膝を折り首を垂れるシーン・・好きです。報われる感じ。

忠臣蔵を知らない諸外国の人の目に彼らがどう映るのか、凄く気になります。

日本人俳優は殆ど知らないので、伊原剛志さんがピンと来なかったのですが、劇団新感線の「阿修羅城の瞳2003」に出ていた人なんですね〜

クリスマスイルミネーションがキレイでした。

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2015-11-18 ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA) と ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)


今日はまず恵比寿ガーデンシネマで『ローマに消えた男(原題 VIVA LA LIBERTA)』鑑賞。

製作年 2013年
製作国 イタリア フランス
配給 レスペ トランスフォーマー
監督 /脚本/原作 ロベルト・アンド
キャスト
エンリコ・オリヴェーリ/ジョヴァンニ・エルナーニ/ トニー・セルヴィッロ
アンドレア/ ヴァレリオ・マスタンドレア
ダニエル/ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
アンナ・オリヴェーリ/ ミケーラ・チェスコン
イブリーナ/ アンナ・ボナイウート
ムング /エリック・グエン

これは・・期待以上の秀作でした。

まずToni Servilloの一人二役が、とても同一人物が演じているとは思えない。
同じ顔なのに。性格は全く違う。・・違うのか?環境のせいなのか?それは解らないけど。

取り返しがつかない事をするのではないかと言う不安を余所に、人々を魅了して行くジョヴァンニ。
自分の好きな哲学に没頭し、自由に生きてきた人間と、政治に目覚め人民を率い政治家として日々プレッシャーと戦ってきた人間の違いかもしれない。
どっちの人生がより良いかなんて解らないけど。

取って代わられる不安は無かったのかな・・?帰る場所がなくなる不安は‥?
エンリコから見ても彼の言動は好感持てたのかな・・?自分が今までして来た事を否定されているような気持には?
だけど電話で、彼は感謝を述べる。動揺して電話を切ったのはジョヴァンニの方。どんな心理が働いたんだろう。

消えたのはどっちで、帰って来たのはどっち?
変わったエンリコと心を魅了したジョヴァンニ。どっちで合って欲しいのか・・深いわ。

ジョヴァンニがBertolt・Brechtの詩を引用したスピーチのシーンが凄く良かった。


そして渋谷に移動して『ムーン・ウォーカーズ(原題 MOONWALKERS)』

製作年 2015年
製作国 フランス ベルギー
配給 日活 CAMDEN
監督/原案 アントワーヌ・バルドー=ジャケ
ジョニー/ ルパート・グリント
キッドマン/ ロン・パールマン
レオン/ ロバート・シーハン
グレン/ エリック・ランパール
レナータス/ トム・オーデナールト

本当にもう、下品だし、ダメダメだし、吹っ飛び方とかB級独特な感じ。

ジョニーは産まれた時から不運だった・・って言う通りにトラブルの方からやって来る感じだけど、優柔不断でダメダメなくせに結構周囲に好かれている。
そして、皆がヒッピーに囲まれて堕落している中で一人で奮闘している。その場限りの嘘を並べつつ一生懸命。根はまじめで憎めないのよね。

容赦なく強面のキッドマンが成り行きでつるんだジョニーを助け起こすシーンが好き。いつの間にかすごく友情が芽生えている。
そしてどうしようも無さそうな企画が意外と形になる事にビックリ。当時の映像技術だからだけど。

ラストの・・・・だよね?を付けた微妙な終わらせ方がニクイね。

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2015-11-13 マルガリータで乾杯を!


今日は銀座シネスイッチで『マルガリータで乾杯を!(原題 मार्गरीटा विद ए स्ट्रॉ)』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 インド
配給 彩プロ
監督/ 脚本ショナリ・ボース
共同監督 ニレーシュ・マニヤル
キャスト
ライラ/ カルキ・コーチリン
シュバンギニ(母)/ レーヴァティ
ハヌム/ サヤーニー・グプター
ジャレッド/ ウィリアム・モーズリー
ドゥルヴ/ フセイン・ダラール
ニマ/ テンジン・ダラ
バルラージ(父)/ クルジート・シン
モヌ(弟)/ モルハール・クシュー

まず、ライラを演じたKalki Koechlinに称賛の拍手を送りたい。勿論障害者役の役作りは素晴らしかった。
だけど、一瞬の感情の変化。それを眼だけで表現している。そしてそれがハッとするくらい真摯に伝わってくる。素晴らしい演技でした。
そして本当に美人だし、表情豊か。太陽のような笑顔。

健常者と呼ばれる私たちは、嫌悪や敬遠では無くどう接していいか解らない・・と言う気持ちで接する事が出来ない人が大半だと思う。
でも、ライラたちを見る限り、彼女たちは私達と同じようにとても生々しくリアルに生きていた。

インド映画は音楽も良いのよね。大学のバンドのロック調のも良いけど、お母さんが奏でる民族楽器?とその唄?も良い。
個人的にはN.Yのバーで黒人女性歌手が歌うジャズも凄く好み。
この映画は踊らないけど、要所要所にダンスや歌を挟んで来る民族性。音楽好きなのね。

ライラの人生は思い通りにはいかない。明るいけど傷ついて居る。誰もと一緒。でもライラは自分が好きだ。
それは見習わないとね。

インド映画を見たせいか、カレーが食べたくなって、シャイ兄を呼び出して最寄駅のHUNZAでカレーランチ。

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2015-11-11 サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)


今日は水曜日なので、ヒューマントラストシネマ有楽町で『サヨナラの代わりに(原題 YOU'RE NOT YOU)』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ

監督 ジョージ・C・ウルフ
脚本 シャナ・フェステ 、 ジョーダン・ロバーツ

キャスト
ケイト/ ヒラリー・スワンク
ベック/ エミー・ロッサム
エヴァン/ ジョシュ・デュアメル
Jill/ ステファニー・ベアトリス
ウィル/ ジェイソン・リッター

子供の頃読んだ小説で、筋委縮側索硬化症(ALS)の事を知って凄く怖かった。
寝たきりで見動き一つ出来なくて、ただ、視線でパソコンのキーを打って意志を伝える・・って。
なにその気の遠くなるような絶望。凄くトラウマです。

最近この病気を取り上げる映画が増えた気がする。

ケイトは才能豊かでお金持ちで。凄く恵まれている。介護の人も好きに頼めるし、車いすなどの設備も贅沢できる。
だけど勿論そんな物より健康に戻りたいだろうけど。

気の迷いを起こすエヴァンの気持ちも解る。でもあれが有ったから自分の意志で戻るってことも出来た。
彼を許せない気持ちと、自分の身を恨み責められない気持ちも凄く理解できる。
どう付き合っていいか解らない友人や家族の気持ちも解る。
自分ならどう接して欲しいか想像できないもの。
でも、私の娘よ!と病院で詰め寄る気持ちも凄く解るの。たまんないなぁ‥

ALSの先輩黒人夫婦が凄く良いのよね。
病気は私から手を奪って足を奪って自由も呼吸も(この辺正確に覚えてないけど)奪ったけど、奪えなかった物がある。それは音楽よ。って。
ノリノリの曲を掛ける。
格好良いなぁ‥

病院で、あの状況で、ベックに家族全員敵に回してケイトの意志を優先してくれる・・と任されるその信頼感。
辛くて見ていられないと去って行く家族と、最期の時を曲げずに寄り添う強さ。

ベックの変化と成長。
お互い凄く大事な物を与え合ったよね。

エンディングのベックの唄はもっと魂のこもった曲でも良かったなぁ‥静かに訴える・・って言うのも良いんだけど、それにも短すぎて物足りない。

エミー・ロッサムはもっと歌える子だと思ったけど。

それから銀座シネスイッチで金曜日に見る『マルガリータで乾杯を!』のチケットを買って。
お茶しようと思ったらキルフェボンのカフェは40分待ちだったから、持ち帰りにしました。
持ち帰りだと3人分なんだもんなぁ・・

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2015-11-07 ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN) と トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)


今日はイクスピアリで2本
『ミケランジェロ・プロジェクト(原題 THE MONUMENTS MEN)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 プレシディオ
監督 ジョージ・クルーニー
脚本 ジョージ・クルーニー 、 グラント・ヘスロフ
原作 ロバート・M・エドゼル
キャスト
フランク・ストークス/ ジョージ・クルーニー
ジェームズ・グレンジャー/ マット・デイモン
リチャード・キャンベル/ ビル・マーレイ
ウォルター・ガーフィールド/ ジョン・グッドマン
ジャン・クロード・クレモント/ ジャン・デュジャルダン
プレストン・サヴィッツ/ ボブ・バラバン
ドナルド・ジェフリーズ/ ヒュー・ボネヴィル
クレール・シモーヌ/ ケイト・ブランシェット
サム・エプスタイン/ ディミトリー・レオニダス

この仕事の重要性は凄く解る。

芸術品は、生きていくのに必要不可欠な訳じゃ無いけれど、それを巡る物語は宝物だ。
敬意を持って接するもだ。
勿論軍が兵士の安全より優先できる事じゃないかもしれなけど。

誰も二度と見ることが出来ないものもある。
でも、今も見る人に感動を与えてくれるものもある。

ありがとうと言いたい。

日本にも有ったら良かったのに。
明治時代。旧幕府軍について新政府軍と戦った諸藩の城は潰されたわよね。再発起を恐れて徹底的に・・なんだけど。
今も、もっと各地に城が残っていたらと思うとうっとりします。

『トランスポーター イグニション(原題 THE TRANSPORTER REFUELED)』

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 アスミック・エース
監督 カミーユ・デラマール
脚本 リュック・ベッソン 、 アダム・クーパー 、 ビル・コラージュ
キャスト
フランク・マーティン/ エド・スクライン
フランク・シニア/ レイ・スティーヴンソン
アンナ/ ロアン・シャバノル

ジェイソン・ステイサムからバトンタッチしてフランク・マーティンも若返りました。
雰囲気は変わりませんけど。
運転テクニックは凄いんだけど、危機管理能力というか、先を読む能力が絶望的に無いのも先代譲り。
ひたすら巻き込まれるし、周囲のペース。
その辺が逆に信頼しやすいのか?お人好し過ぎる・・

今回はフランク・マーティンより、彼のパパが魅力的でした♪

終了後ローズガーデンに寄って時間つぶしてから約2年ぶりに美容院行ってきた〜

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2015-11-05 PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜(原題 PAN)と エール!(原題 LA FAMILLE BELIER)


今日はイクスピアリで2本『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜(原題 PAN)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ジョー・ライト
脚本 ジェイソン・フックス
キャスト
黒ひげ/ ヒュー・ジャックマン
フック船長/ ギャレット・ヘドランド
タイガー・リリー/ ルーニー・マーラ
Mary /アマンダ・サイフリッド
ピーターパン/ リーバイ・ミラー

設定は面白いわよね。
孤児院の人身売買は歴史的事実だし。

でも、決定的にピーターがちょっと残念。可愛い子だけど、上手じゃ無かった。
あとは、パパは解ったけど、ママの人物設定が良く解らない。
青年フックは良いキャラだし、タイガーリリーが凄く可愛かった♪
世界観は凄く好き。ちゃんとティンクも出てきたし。

ラストの台詞がその後のピーター・パンとフック船長の長く憎めない対立に思いを馳せるように促してます。
フック船長は憎めないキャラですもんね。

一風堂でラーメンランチの後2本目『エール!(原題 LA FAMILLE BELIER)』

製作年 2014年
製作国 フランス
配給 クロックワークス アルバトロス・フィルム
監督 エリック・ラルティゴー
キャスト
ポーラ・ベリエ/ ルアンヌ・エメラ
ジジ・ベリエ/ カリン・ヴィアール
ロドルフ・ベリエ/ フランソワ・ダミアン
トマソン/ エリック・エルモスニーノ

凄かった。
久し振りにすごく泣いた‼
頑固な父親とデリカシーのない母親と所謂馬鹿弟。思いを寄せる男子は、面倒臭いかっこつけ男だし、追いかけて入ったコーラスクラスの先生は落ちぶれてなった田舎教師にうんざりしていて投げやりだし…
なんだけど、ポーラがすごく良い子で。
確実に家族を支えているけど。
母親がどんな思いで自分を育ててきたか知って、自分も支えられていたことに気付く。
昔合唱を習った事がある。ピアノも習ってた。
でも、駄目なの。絶望的に才能が無い。
だけど音楽は好きなの。ミュージカルや、音楽をテーマにした映画も好き。
『天使にラブソングを』を皮切りに。特に2が好き。
名もなき音楽的才能のある若者が、葛藤しながら才能を見出され挫折しそうになりながら、最後に素晴らしい舞台を見せる・・って。
でも、この映画は、その見せ場の定石の上を行く。凄い衝撃でした。

耳の聞こえない家族にどう彼女の唄の素晴らしさを届けるかじゃなくて、私たちが、耳の聞こえない彼らの元へ連れて行かれる。
だけど確実に何かを感じ取り。必死にその状況を受け入れたいと切望する父親の姿が良い。
そして最後に歌うシーンは更に凄い感動だった。歌声も良いけど、訴えかけるものが半端無い歌い方。

いつの間にか過保護になった先生も良いけど。
名言がたくさん。「考えすぎるのが君の短所だ。馬鹿になれ」とか、「君はいくじなしの上をいく、穴を掘って埋まって自分で土をかけている」とか。
無気力そうにそういうこと言う。うわ、自分が言われているみたい。

母親目線で見ても良さそうなのに娘目線で見てしまうのは、やっぱり嘗て夢が有って諦めたから。

でも母親の気持ちも解る。変わらないと思っていた家族の輪から娘は出て行こうとしている。それが、歌の道なんて、耳が聞こえない自分たちへの不満の投影に思えてしまう。
そして息子はゴムアレルギーだと発覚してしまう事態になっているし。
子供の成長は嬉しい。でも、巣立って行く寂しさは心より頭が拒否反応を示す。空の巣症候群って言うらしいです。今私はまさにそれ。

でも、子供を応援出来るってのは嬉しいんだよね。本当に。

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2015-11-01 2015年10月にスクリーンで見た映画

今月は17本。


○アクトレス女たちの舞台(原題 SILS MARIA)
○ヒトラー暗殺、13分の誤算(原題 ELSER )
 白い沈黙(原題 THE CAPTIVE )
 ジョン・ウィック(原題 JOHN WICK)
 マジック・マイクXXL(原題 MAGIC MIKE XXL)
 アデライン、100年目の恋(原題 THE AGE OF ADALINE)
 カミーユ、恋はふたたび(原題 CAMILLE REDOUBLE)
 図書館戦争 THE LAST MISSION
○海賊じいちゃんの贈りもの(原題 WHAT WE DID ON OUR HOLIDAY )
 ヴェルサイユの宮廷庭師(原題 A LITTLE CHAOS)
 メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(原題 MAZE RUNNER:THE SCORCH TRIALS)
 パパが遺した物語(原題 FATHERS&DAUGHTERS)
 顔のないヒトラーたち(原題 IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS)
○マイ・インターン(原題 THE INTERN)
 カプチーノはお熱いうちに(原題 ALLACCIATE LE CINTURE)
 アメリカン・ドリーマー 理想の代償(原題 A MOST VIOLENT YEAR)
 ダイバージェントNEO(原題 INSURGENT)


義母が亡くなって法要もあって、そのしわ寄せや前職場の繁忙期の手伝いや諸々有って凄く身を削って日常を送っている感じ。
国際映画祭は不参加だったし・・

ストレスで飲みに行く回数も増えたし、何より、ヘビメタバンドTHE冠にはまってライブやイベントに通い詰めてる。
映画以外のことにここまで夢中になるのは初めてかもしれない。

秋はいい映画が増えるので、見たいものがたくさんあったのに随分諦めて見た17本です。

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2015-11-01 ボーダレス ぼくの船の国境線(原題 BEDONE MARZ )と 1001グラム ハカリしれない愛のこと(原題 1001 GRAMS)

11月ですね〜
1日の今日は新宿と渋谷で計2本。

まず『ボーダレス ぼくの船の国境線(原題 BEDONE MARZ )』

製作年 2014年
製作国 イラン
配給 フルモテルモ(配給協力:コピアポア・フィルム)
監督/脚本 アミールフセイン・アシュガリ
キャスト
アリレザ・バレディ
ゼイナブ・ナセルポァ
アラシュ・メフラバン
アルサラーン・アリプォリアン

少年は寡黙で淡々と周囲を気にしながら生活している。
音は有るけれど、声はない。そんな前半。
少年の生活能力は素晴らしくて、魚の処理とか、換金の仕方とか、船から外への移動手段とか、キチンと確立されて居て自立している。ちょっと感動的。

そこに突然他者が入り込んでくる。その途端その落ち着いた生活は脅かされるんだけど、そこに会話がうまれた。
ただ、言葉が通じない。お互い自分の主張を一方的に話すだけ。
とても友好的な侵入者じゃない。

だけどその侵入者には秘密が有って。
戦争で家を失い、恐らく家族も失い。ちょっと攻撃的に装って自分を守らないといけない訳が有って。

それが分かってからの二人の生活は、ままごとみたいな家族なんだけど凄く穏やかで少年の表情が凄く優しい。

戦争に疲れた者には、少年の廃船はひと時の平穏な隠れ家だったかもしれない。
だけどそれもな長くは続かなくて。

元の静かな生活を少年は繰り返したとしても、それはきっと前の物とは違うんだろうな・・
静かに素朴に心に残る

そして『1001グラム ハカリしれない愛のこと(原題 1001 GRAMS)』

製作年 2014年
製作国 ノルウェー ドイツ フランス
配給 ロングライド
監督 /脚本 ベント・ハーメル
キャスト
アーネ・ダール・トルプ
ロラン・ストッケル
スタイン・ヴィンゲ
ヒルデグン・リーセ

この監督の作品は結構見ていると思うのだけれど、主人公は決して器用とは言えない。

印象は理系的映画。題材がそうだからなのかな?

凄く綺麗な完成されたシーンを繋いでいる感じ。
演技や作品の流れでじゃなく、切り取られたそのシーンの美しさに感動する。

だけど後半、男性と出会い、彼と過ごして居る時間は、彼女も凄く温かみがあって雰囲気が柔らかくなる。
その緩急が良いな。

最後に、父親の遺灰を計量する。父親の希望でも有ったのだけど。
彼女は計る事で父親の死を現実として受け入れたいし、愛情を示しているし、絆を感じている。あの行動は愛なんだ。
私も父が死んだ時、受け入れたいし、愛情を示したいし、絆を感じたかった。
人それぞれ方法は違う。でも気持ちが分かる・・

今日の2本はちょっと変わり種だけど良い映画でした。

先頭 表紙


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