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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2023-02-28 アントマン&ワスプ クアントマニア(Ant-Man and the Wasp: Quantumania)
2023-02-28 2023年2月にスクリーンで観た映画
2023-02-22 コンパートメントNo.6 (Hytti Nro 6)
2023-02-17 モリコーネ 映画が恋した音楽家 (Ennio)
2023-02-15 ザ・メニュー(The Menu)
2023-02-09 バイオレント・ナイト (Violent Night)
2023-02-09 イニシェリン島の精霊 (The Banshees of Inisherin)
2023-01-31 2023年1月にスクリーンで観た映画
2023-01-27 ヒトラーのための虐殺会議 (Die Wannseekonferenz)
2023-01-27 エンドロールのつづき(Last Film Show)


2023-02-28 アントマン&ワスプ クアントマニア(Ant-Man and the Wasp: Quantumania)

『アントマン&ワスプ クアントマニア(Ant-Man and the Wasp: Quantumania)』

製作年 2023年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 ペイトン・リード
キャスト
スコット・ラング/アントマン/ポール・ラッド
ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ/エバンジェリン・リリー
カーン/ジョナサン・メジャース
ジャネット・ヴァン・ダイン/ミシェル・ファイファー
ハンク・ピム/マイケル・ダグラス
キャシー・ラング/キャスリン・ニュートン

正しい事の貫く為には手段を選ばないのが魅力だったスコットだけど、随分保守的になった。
代わりに、そっくりに問題行動を起こす娘キャシー。おっきくなった。ここも世代交代かな。

そもそも量子って何…?物理学において用いられる、様々な物理現象における物理量の最小単位…って聞いてもよく分からない。
分からないけど、量子世界に動植物が…しかも知的生命体が文化生活をおくっている…の?

アベンジャーズとしてまた広がる世界。
本当に綿密に関わり入り混じる世界を個々として見せるの上手い。

昔、巨大な蟻に襲われる…って映画あったわよね。
強いわよね、蟻。強かった。

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2023-02-28 2023年2月にスクリーンで観た映画

2023年2月にスクリーンで観た映画

7本でした。小計15本。

すべてうまくいきますように (Tout s'est bien passe)
アントマン&ワスプ クアントマニア(Ant-Man and the Wasp: Quantumania)
コンパートメントNo.6 (Hytti Nro 6)
モリコーネ 映画が恋した音楽家 (Ennio)
ザ・メニュー(The Menu)
バイオレント・ナイト (Violent Night)
イニシェリン島の精霊 (The Banshees of Inisherin)

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2023-02-22 コンパートメントNo.6 (Hytti Nro 6)

『コンパートメントNo.6 (Hytti Nro 6)』

製作年 2021年
製作国 フィンランド・ロシア・エストニア・ドイツ合作
配給 アットエンタテインメント
監督 ユホ・クオスマネン
原作 ロサ・リクソム
キャスト
ラウラ/セイディ・ハーラ
リョーハ/ユーリー・ボリソフ
イリーナ/ディナーラ・ドルカーロワ

ラウラの表情がね、凄く分かりやすいのよ。
旅行前夜の不安げな表情。
馬鹿騒ぎして送り出す恋人との心の距離感。旅行をキャンセルされて、恋人とのズレに気づき始めて…のひとり旅には、なんだか羨ましい位、良い旅の相棒。

粗野で酔っ払いでセクハラなリョーハに対する嫌悪感丸出しの表情はまぁ、同感だけど。
部屋変えてよ。って思ったよね。
何処からか、笑顔になって行く。旅の相棒になって行く。
老婆への寄り道からかな?

彼女が撮る動画は、美麗では無いけど、なんだか凄く切なくなる美しさ。
素朴なんだけど、ここをカメラで切り取りたいなぁ…と、何度も思う映像美の映画です。

ラストも良いなぁ。
人と人、心と心が、出会った感じ。
リョーハの坊主頭が恋しくなる。

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2023-02-17 モリコーネ 映画が恋した音楽家 (Ennio)

『モリコーネ 映画が恋した音楽家 (Ennio)』

製作年 2021年
製作国 イタリア
配給 ギャガ
監督/ジュゼッペ・トルナトーレ
キャスト
エンニオ・モリコーネ
クリント・イーストウッド
クエンティン・タランティーノ

映画は、監督の希望通りに作られて行くけど、音楽だけは違う…。
と言う言葉が出て来ますが、凄く納得。
全く違う世界観の音やメロディーが、場面を印象付けたり、盛り上げたり。監督の意図から離れても結果受け入れられ、歴史に残る。
映像を見たら耳にメロディーが流れるし、音楽を聴いたら脳裏に映像が流れる。

Ennio Morriconeは、そんな映画音楽家。

嘗て携帯に着メロと言う物が存在した時に、私は彼のニュー・シネマ・パラダイスの曲使ってました。

彼との出会いやエピソード、人となりを、関わった映画監督や音楽家たちが語って行く。
本人へのインタビューの合間合間に。
映画の名シーンと一緒にメイキングを見て行くの、本当楽しい!色々なアプローチがある。
最初はこうだった…とか。
脚本を読んだり、映像を見て、無限のパターンの中から作り上げるセンスが凄い。

私も有るんだけど、何かを生み出す時、パッとイメージが降りて来て、正しくソレ…の事もあれば、練って行く内にやっぱり違う…って全然違う形に仕上がったり、違う方向に行ったはずのそこに最初のイメージがすっとはまったり。
答えが無いから本当分からない。タイミングが違ったら、全く違う物に仕上がったんだろうな。

賞レースの話や彼が音楽界に認められて行く過程、今カヴァーされたりリメイクされて歌われてるの凄いし、メタリカのライブシーン出て来て、声出そうになった!

ちょうど1週間位前に、某神戸のロックバンドのVO氏に、私があまりに邦楽知らないから、今まで何聞いて生きて来たんですか?と聞かれて、洋画の…と応えたんですが、上手く説明できなかったけど、こう言う音楽を聞いて生きて来ました。

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2023-02-15 ザ・メニュー(The Menu)

『ザ・メニュー(The Menu)』

製作年 2022年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 マーク・マイロッド
キャスト
ジュリアン・スローヴィク/レイフ・ファインズ
マーゴ/アニヤ・テイラー=ジョイ
タイラー/ニコラス・ホルト

とても不気味。
料理人側も、虚栄心の塊な客たちも、倫理観失って陶酔する男も、皆クレイジー。
徐々に滲み出して来る狂気が怖くて上手い。

代理で連れて来られたマーゴは、異質で招かれざる客で、狂気の中で、冷静に己だったもんな。強いわ。

「牡蠣はそのまま食べたかった」…に共感しかなかった。

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2023-02-09 バイオレント・ナイト (Violent Night)

『バイオレント・ナイト (Violent Night)』

製作年 2022年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 トミー・ウィルコラ
キャスト
サンクロース/デビッド・ハーバー
スクルージー/ジョン・レグイザモ
ジェイソン/アレックス・ハッセル
リンダ/アレクシス・ラウダー
トゥルーディ/リア・ブレイディ

不良サンタ。
でも、サンタクロースを信じる子供には弱い。
滅茶苦茶弱い。
悪党相手に単身戦うし、頼もしい。
そして何が起きても、クリスマスマジックで片付いちゃう。
結構グロい表現もアリ。

過去を思い出すシーン、ギムリ(ドワーフ)かと思う風貌だったわね。

どんな悪い大人にも、子供だった過去があって、サンタさんはちゃんとお見通しで、過去のプレゼントや出来事を指摘する時の切なそうな表情に、ちょっと切なくなった。

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2023-02-09 イニシェリン島の精霊 (The Banshees of Inisherin)

『イニシェリン島の精霊 (The Banshees of Inisherin)』

製作年 2022年
製作国 イギリス
配給 ディズニー
監督 マーティン・マクドナー
キャスト
パードリック・スーラウォーン/コリン・ファレル
コルム・ドハティ/ブレンダン・グリーソン
シボーン・スーラウォーン/ケリー・コンドン
ドミニク・キアニー/バリー・コーガン

アイルランドの精霊・バンシーをモチーフにしているらしいんだけど、そこからこんな物語を紡ぐセンス。
ある日突然絶交されて意味が分からず戸惑うお人好し役がColin Farrell。情けない表情が大変様になるけど、私には、クレイジーな怖い訳なイメージが強い。

絶交する側がBrendan Gleeson。演技派よねぇ。
次どう行動するのか読めない演技が流石。
一体どうしてなのか、全く分からない。

Barry Keoghanは、今回も怪演。
呆けていそうで、本質的な発言をぽろりと言う。
彼の父親役がとんでもなく嫌なヤツで、痛い目合わせて欲しいんだけど、そうじゃないのよ…

妹は唯一まともで、現実を見ていた気がする。

家の作りとか、可愛いなぁ。住むのは大変なのかもだけど、可愛い。

素朴で静かで何故だか分からないんだけど、どんどん不思議な方向に進んで行き取り返しが付かない。
不思議なままで引き込まれていく。
何だったんだろう…凄かった。

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2023-01-31 2023年1月にスクリーンで観た映画

2023年1月にスクリーンで観た映画

8本でした。
今年も良い映画に出会えますように!

ヒトラーのための虐殺会議 (Die Wannseekonferenz)
エンドロールのつづき(Last Film Show)
SHE SAID シー・セッド その名を暴け (She Said)
トゥモロー・モーニング (Tomorrow Morning)
ほの蒼き瞳 (The Pale Blue Eye)
ドリーム・ホース (Dream Horse)
離ればなれになっても (Gli anni piu belli)
ホイットニー・ヒューストン I (WANNA DANCE WITH SOMEBODY)

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2023-01-27 ヒトラーのための虐殺会議 (Die Wannseekonferenz)

『ヒトラーのための虐殺会議 (Die Wannseekonferenz)』

製作年 2022年
製作国 ドイツ
配給 クロックワークス
監督 マッティ・ゲショネック
キャスト
ラインハルト・ハイドリヒ/フィリップ・ホフマイヤー
アドルフ・アイヒマン/ヨハネス・アルマイヤー
カール・エバーハルト・シェーンガルト/マキシミリアン・ブリュックナー
エーリッヒ・ノイマン/マティアス・ブントシュー
ゲルハルト・クロップファー/ファビアン・ブッシュ
ハインリヒ・ミュラー/ジェイコブ・ディール



ユダヤ人絶滅政策を決定した「バンゼー会議」
アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいての映画なので、結構正確なんだろうなぁ。
残忍なシーンは出て来ない。
時々熱く議論しながら、理解ある穏やかな司会の元、紳士的に話し合われている会議とその前後の様子。

ただ、内容は、ユダヤ人を如何にして絶滅させるか。
どれだけ成果を上げたか、収容コスト、手段、混血児の扱い、実行者の心理的負担…等々
良い話し合いだった…と笑顔で帰って行く。
ぞっとする。

そして行われた惨劇。

何をもって、ひとつの人種を絶滅させるって発想になるんだろう…
人種、宗教に特性があったとして、だからと言って皆同じ考えを持っている訳ないのに。
ドイツ人でさえ、ナチスを嫌悪したり、こっそりユダヤ人を助けた人もいる。

ナチスの多くは、戦争に負けても、自分たちの考えが間違っていたと言う反省はしていないのよね…
責任逃れはするけど。
なんて事をしてしまったんだ…とはならなかった。
ただ、子孫にナチスだった…とは言えないと言う人は沢山いたみたい。
それは大きな罰だけど。

でも、国や肌や宗教や職業や性別や、その他諸々の事で差別をしたりするのよね…知らない内に。
気を付けよう。気が付けるように。

先頭 表紙

2023-01-27 エンドロールのつづき(Last Film Show)

『エンドロールのつづき(Last Film Show)』

製作年 2021年
製作国 インド・フランス合作
配給 松竹
監督 パン・ナリン
キャスト
サマイ/バビン・ラバリ
ファザル/バベーシュ・シュリマリ

コレは、フィルム映画への、熱烈なラブレターだなぁ。
ノスタルジーを感じる。

ニューシネマパラダイス を思い浮かべる人も多いだろうね。アレも勿論大好きな名作。
でも、全く違うの。

初めて映画館で映画を観て、映写室に通うようになった少年が惹かれたのは、映像を映し出す光の原理。
無い所から生み出すのは、好奇心と、探究心を貧しさが後押しして居る。
インド映画は派手なアクション映画が有名だけど、こう言う貧しい子ども主役の映画凄く良いよね。
子役が凄く良い。
貧しいけど、母は美しくて優しく強い。
そして料理上手。チャパティが薄い!大事!
料理シーンが凄く美しいの。
座った手の届く範囲に瓶詰めのスパイスが並んでいて、スパイスを潰して、その場で混ぜて揚げたり炒めたりしてお弁当を作る。
日本のお弁当って、西洋人からの評価すごく高いけど、インドのお弁当文化も凄いの。
妻の作りたてのお弁当を都会で働く夫のオフィスに届けるってお弁当ビジネスがあって、行商みたいにお弁当が鈴なりの棒を担いで電車に乗って、正解に届けるって聞いてる。アメージング。

家族を養う為に働くのが男で、だから偉くて、女は美味しいご飯を作って従順で家にいる…って社会は正しいとは思わないけど。

作中踊り出すのもインド映画の特徴だけど、こんなに踊っても違和感ないインド映画は初かも。

少年たちが、光を捕まえようとするシーンが素敵。
考え、試し、作り上げて行く。天才か…

そして、フィルム映画がデジタルに切り替わる時、その行き先を見届ける、社会科的なシーン。フィルムの海は彼にとって宝の山だっただろう…あの時の心情は難しいけど、凄い社会勉強だったと思う。
煌びやかな腕輪に生まれ変わったフィルム。
それを身につける美しい女性たち。
アレは〇〇、あっちは〇〇…とインドの映画界の巨匠の名前を挙げ、それがハリウッドに広がり、各国に…黒澤明の名前も。切ない…でも、絶望ではない。
凄い表現力。

先頭 表紙


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