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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2024-01-16 エターナル・ドーター(The Eternal Daughter)
2024-01-16 ミツバチと私(20.000 especies de abejas)
2024-01-16 エターナル・ドーター(The Eternal Daughter)
2024-01-16 アクアマン/失われた王国(Aquaman and the Lost Kingdom)
2024-01-14 アース・ママ(Earth Mama)
2024-01-12 弟は僕のヒーロー (Mio fratello rincorre i dinosauri)
2024-01-11 葬送のカーネーション (Cloves & Carnations)
2024-01-10 PERFECT DAYS
2024-01-09 Winter boy (Le lyceen)
2024-01-07 ファースト・カウ(First Cow)


2024-01-16 エターナル・ドーター(The Eternal Daughter)

『エターナル・ドーター(The Eternal Daughter)』

製作年 2022年
製作国 イギリス・アメリカ合作
配給 U-NEXT
監督 ジョアンナ・ホッグ
キャスト
ティルダ・スウィントン
ジョセフ・マイデル
カーリー=ソフィア・デイビス

母娘は複雑で、相手を思いやりながらぶつかり合う。
それが良く現れていた。

ほぼ無人のような暗く不気味なホテル。
失礼な受付。
眠れぬ夜。

それらは全て、悲しみとスランプからの迷走だったのか…

現実を受け入れたら、そこは明るく優しく賑やかな場所だった。
やっと、作品を生み出せる。
凄い心理的に来る作品。

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2024-01-16 ミツバチと私(20.000 especies de abejas)

『ミツバチと私(20.000 especies de abejas)』

製作年 2023年
製作国 スペイン
配給 アンプラグド
監督 エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
キャスト
アイトール(ココ)/ソフィア・オテロ
アナ/パトリシア・ロペス・アルナイス
ルルデス/アネ・ガバラン

凄くもどかしい。
どう考えてもそうでしか無いのに、なぜ気付かないのか。
気付きたくないからわざとなの?
見ていて痛々し過ぎた。
誰かが理解して認めてあげたらどれだけ救われるか…

ミツバチとの日々は凄く奥が深くて、素敵な世界だった。

いつも喧嘩ばかりなのにちゃんと世話をするお兄ちゃんが、その名を叫んだ時、涙が溢れました。

沢山の同じ子たちが救われたら良いなぁ…

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2024-01-16 エターナル・ドーター(The Eternal Daughter)

『エターナル・ドーター(The Eternal Daughter)』

製作年 2022年
製作国 イギリス・アメリカ合作
配給 U-NEXT
監督 ジョアンナ・ホッグ
キャスト
ティルダ・スウィントン
ジョセフ・マイデル
カーリー=ソフィア・デイビス

母娘は複雑で、相手を思いやりながらぶつかり合う。
それが良く現れていた。

ほぼ無人のような暗く不気味なホテル。
失礼な受付。
眠れぬ夜。

それらは全て、悲しみとスランプからの迷走だったのか…

現実を受け入れたら、そこは明るく優しく賑やかな場所だった。
やっと、作品を生み出せる。
凄い心理的に来る作品。

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2024-01-16 アクアマン/失われた王国(Aquaman and the Lost Kingdom)

アクアマン/失われた王国(Aquaman and the Lost Kingdom)

製作年 2023年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ジェームズ・ワン
キャスト
アーサー・カリー/アクアマン/ジェイソン・モモア
オーム/パトリック・ウィルソン
メラ/アンバー・ハード
ブラックマンタ/ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
アトランナ/ニコール・キッドマン
ネレウス/ドルフ・ラングレン
ジン博士/ランドール・パーク


アーサーは多分私苦手なタイプで、だけど圧倒的に強くて頼りにしちゃうけど、ちょっと悔しい気持ちになる。

今作はオームの実直さが改めて見られて、嬉しいんだけど、オームは毎回ラウル!って思う。

水の中の動きが自由で美しくて、本当魅了されます。
沢山の鯨やイルカたちのシーンは圧巻。

後、エンディングソングが、聞き覚えあって、楽しかった。

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2024-01-14 アース・ママ(Earth Mama)

『アース・ママ(Earth Mama)』

製作年 2023年
製作国 イギリス・アメリカ合作
配給 U-NEXT
監督 サバナ・リーフ
キャスト
ティア・ノーモア
エリカ・アレクサンダー
ドーチ

負の連鎖で、貧しいシングルマザーになる女の子たち。
24歳…って考えると、私も二児の母だったけれど、子供の年齢を考えると、何歳で産んだ?ってなる。
本当だったらまだ大人に守られる筈の年でしょ。
だけど、責められる。
母親としての資格を問われる。
行き詰まる。
父親たちは何してるの?本当に不公平だ。
カマキリを見習って欲しい。
我が子に会えない辛さ。
お腹で育っている命に対する責任。
勿論、女の子を教育し支えるのは必要な事だけど、男の子も教育して欲しい…😔もしくは矯正。

救いのない状況の中で子どもたちにとっての最善を探し、だけどそれは自分にとっての最善ではなくて。そんな姿が凄くリアルに伝わってきます。

せめて、子どもたちには幸せになって欲しい…

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2024-01-12 弟は僕のヒーロー (Mio fratello rincorre i dinosauri)

『弟は僕のヒーロー (Mio fratello rincorre i dinosauri)』

製作年 2019年
製作国 イタリア・スペイン合作
配給 ミモザフィルムズ
監督 ステファノ・チパーニ
原作 ジャコモ・マッツァリオール
キャスト
ジャック/フランチェスコ・ゲギ
ジョー/ロレンツォ・シスト

原作者ジャコモ・マッツァリオールが、「世界ダウン症の日」にYouTubeにアップしたダウン症の弟との動画『ザ・シンプル・インタビュー』が全ての始まり。

ジョー役のロレンツォ・シストがとても良い。実際にダウン症ならしいけど、本当に愛らしい。

産まれた子がダウン症だと知った時の両親の不安。
家族へ伝える為に言葉を選ぶシーンが、とてもリアル。
とても愛情溢れる家族だって分かる。
そして、本当に幸せそうだった。

ジャックの嘘を打ち明けるシーンは辛かったけど、ジャックの前に現れたジョーのシャツの柄に、泣いた。

凄く可愛くて優しく作品でした。

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2024-01-11 葬送のカーネーション (Cloves & Carnations)

『葬送のカーネーション (Cloves & Carnations)』

製作年 2022年
製作国 トルコ・ベルギー合作
配給 ラビットハウス
監督 ベキル・ビュルビュル
キャスト
ハリメ/シャム・シェリット・ゼイダン
ムサ/デミル・パルスジャン

開始早々かしましい。そう言うのは苦手だ…と思ったけど、荒野に降ろされてから一転。
無言劇のように寡黙になる。
棺桶を前に途方に暮れる祖父ムサと無関心な孫娘ハリメ。
この2人の関係性も、とても温かいとは思えない。
眠くて寄りかかろうとしたハリメをムサは避けるのだから。
会話も殆どない。名前を呼び付ける時だけ。
ムサは、棺桶しか意識に無い感じ。
かと言って邪険にする訳でもなく。逸れないように名前を叫ぶ。
ハリメも自由に動くけれど見失えば焦り、探す。
唯一の身内なんだろう。と予測する。
するしか無い。語られないから。
会話からそうなのだろうな…と読み取る。
トルコの難民たち。それぞれの過酷な状況に居る人たちが、誰もが感情移入し易いように出来ている。
2人の会話がない分、目で語る。凄く雄弁な目力。
代わりに出会う人々がかしましい。
そのかしましさのひとつひとつに意味があった。
凄い。
焚き火を挟んで、ムサと白い布に包まれた死体が向き合うシーンが凄く印象的。
時々呆けたようになるムサ。
もしかしたらもうとっくに正気では無かったのかもしれない。
隔てられた2人。ハリメの未来に希望がありますように…

同じく、移民で素人ながら主演に抜擢されたシャム・シェリット・ゼイダンにも。

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2024-01-10 PERFECT DAYS

『PERFECT DAYS 』

製作年 2023年
製作国 日本
配給 ビターズ・エンド
監督 ビム・ベンダース
脚本
ビム・ベンダース
高崎卓馬
キャスト
平山正木/役所広司
タカシ/柄本時生
アヤ/アオイヤマダ
ニコ/中野有紗

早朝の、外を掃く箒の音で目覚め、毎日同じルーティンで動く。アパートの前の自販機で缶コーヒーを買って仕事に向かう。
アパートのドアを開けて空を見上げて微笑むのが、良い。
『主人公は僕だった』が思い浮かぶ。
質素で無駄が無い生活。
小さな出会いや若者に引っ掻き回されたり。
そして休日には休日のルーティンがあって、彼が人生を大切に楽しんでいる事が分かる。
木漏れ日や、リフレクションに目を奪われソワッとする姿に、写真撮る人でしょ!と思う。当たった。

過去に何かがあった大人たち。
過去も未来も分からないけど、今を生きてる姿が優しい。
その視線が、Wim Wendersだなぁと思う。
日本が舞台で、日本人が出演しているけど、邦画じゃ無い。
古いカセットから流れるのも古い洋楽で、Sunny Afternoon とか、Feeling Goodとか、嬉しい。

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2024-01-09 Winter boy (Le lyceen)

『Winter boy (Le lyceen)』

製作年 2022年
製作国 フランス
配給 セテラ・インターナショナル
監督 クリストフ・オノレ
キャスト
リュカ・ロニ/ポール・キルシェ
カンタン・ロニ/バンサン・ラコスト
イザベル・ロニ/ジュリエット・ビノシュ
リリオ/エルバン・ケポア・ファレ

「凪には戻れない」って言葉が凄くしっくり来た。
「2週間前の、傷ひとつ無かった頃の僕」
見える傷も、見えない傷も。
全く無かった頃には誰も戻れないのだと。

だけど、もう一度立ち上がる事を歌ったラスト。
辛いけど、優しい。

良くある美少年のゲイの葛藤モノかと思っていた事を謝罪したい。

ある日突然父を亡くした身としては、涙が止まらず。
母は、一度でも父を恨まず眠れた事があるのだろうか…
繰り返し繰り返し泣けて、割れた破片を握りしめる気持ちも理解出来て。
彼の中にあった疑念は、父親に捨てられたような、存在価値を失ったような。とても辛い物。
自分は、父をこの世に繋ぎ止めておく障害にもならない存在だったのか…と、何度も泣いたから。今なお泣けるから。

だけど、誠実な大人の優しさ示したリリオが、凄く良いのだ。

ゲイ描写はかなり際どい。

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2024-01-07 ファースト・カウ(First Cow)

『ファースト・カウ(First Cow) 』

製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 東京テアトル、ロングライド
監督 ケリー・ライカート
脚本
ジョナサン・レイモンド
ケリー・ライカート
キャスト
クッキー/ジョン・マガロ
キング・ルー/オリオン・リー
仲買商/トビー・ジョーンズ

夢多く出世欲が強い中国人移民キング・ルーと、対照的に料理人クッキーの料理に対する実直さ。

この2人が出会い夢を語り、そこに現れた乳牛。
その地に初めての牛で、多分唯一有効利用出来るのがクッキーで。そこにキング・ルーが居たのだから、それは行動しますよね。
アメリカンドリームですから。

始まりが思いがけない形だったので、どうなるのだろう…と言うハラハラ感は特に後半ずっと有ります。
静かに追い詰められる感じ。
だけど、2人の友情?絆?にホッとしたり。
あぁ、歴史が、そんな感じだったら良いなぁ…と思いました。

先頭 表紙


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