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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2020-12-26 声優夫婦の甘くない生活 (Golden Voices)
2020-12-23 ワンダーウーマン 1984 (Wonder Woman 1984) ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! (Bill & Ted Face the Music)
2020-12-19 ニューヨーク 親切なロシア料理店 (The Kindness of Strangers)
2020-12-16 ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢 (The High Note) パリのどこかで、あなたと (Deux moi)
2020-12-14 ザ・プロム (The Prom)
2020-12-09 100日間のシンプルライフ (100 Dinge) ノッティングヒルの洋菓子店 (Love Sarah) アーニャは、きっと来る (Waiting for Anya)
2020-12-07 燃ゆる女の肖像 (原題 Portrait de la jeune fille en feu) 魔女がいっぱい (原題 The Witches)
2020-12-02 2020年11月にスクリーンで観た映画
2020-12-02 ホモ・サピエンスの涙 (About Endlessness) ヒルビリー・エレジー郷愁の哀歌 (Hillbilly Elegy) Mankマンク(Mank)
2020-11-28 エイブのキッチンストーリー(原題 Abe) ヒトラーに盗られたうさぎ(原題 Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)


2020-12-26 声優夫婦の甘くない生活 (Golden Voices)

『声優夫婦の甘くない生活 (Golden Voices)』

製作年 2019年
製作国 イスラエル
配給 ロングライド
監督 エフゲニー・ルーマン
キャスト
ヴィクトル・フレンケル/ウラジミール・フリードマン
ラヤ・フレンケル/マリア・ベルキン

吹き替えで映画見ること無いんだけど、字幕も無かったら、吹き替えは必要ね。

夫婦長く続けてたら不満も溜まる。
従順だからって納得して居るとは限らない…
外で必要とされちゃうと特に、諦めて忘れていた事、思い出しちゃうよね。

でも、ほっこりとした幸せ感じた後にあの仕打ちは酷い…
必要とされてるのは自分自身じゃ無いって、思い知らされるの辛い。

仮に声優のスターでも、歳を取ったら用無し…って突きつけられる映画。
辛いなぁ。

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2020-12-23 ワンダーウーマン 1984 (Wonder Woman 1984) ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! (Bill & Ted Face the Music)

『ワンダーウーマン 1984 (Wonder Woman 1984)』

製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 パティ・ジェンキンス
脚本 ジェフ・ジョンズ デビッド・キャラハム
キャスト
ダイアナ/ワンダーウーマン/ガル・ギャドット
スティーブ・トレバー/クリス・パイン
バーバラ/クリステン・ウィグ
マックス/ペドロ・パスカル


酷いなぁ…
唯一の大好きな人を、2度も失わないといけないなんて、残酷すぎる…

それも、自分で選ばないといけないなんて。
彼と一緒にいる時のダイアナは可愛すぎる…
本当に可愛い顔をする。
普段の格好良いけど壁を感じる時も素敵だけど。
彼女になりたい…って思ってしまう気持ちは分かるわよね。

『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! (Bill & Ted Face the Music)』

製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 ディーン・パリソット
脚本 クリス・マシスン エド・ソロモン
キャスト
テッド・“セオドア”・ローガン/キアヌ・リーブス
ビル・S・プレストン/アレックス・ウィンター
ビリー・ローガン/ブリジット・ランディ=ペイン
ティア・プレストン/サマラ・ウィービング
死神/ウィリアム・サドラー

ロックスターに憧れた高校生の冒険コメディの続編。
長い長い年月が経ち、一度は人気バンドになったけど、すっかり落ち目の2人。
珍妙な曲を奏でる2人の凄い理解者が其々の娘で、この子たちの音楽に対するマニアックさが、凄い。
SFコメディと言って良いのか…?
絶妙に間を外してイライラさせるんだけど、何故だか頼もしいパパ2人。
時空が混乱して入り乱れて、崩壊寸前の世界を救う為の曲を作る為に奔走する筈なんだけど、嫁のご機嫌取りを優先しちゃう。
奔走したのは娘たちで、バンドのメンバー探して、ジミヘンとか、モーツァルトを連れて来ちゃう。
滅茶苦茶なんだけど、世界を一つにする為に、パパたちが最後に取った行動に、不覚にも涙ぐんだ。

時代も、立場も、生死も、ロボットも、知らない楽器でも、音楽が鳴ったら体が勝手に動き、自然と音を鳴らす。そんなシーンが嬉しかった。
今、コロナ禍の中で、ロックバンドのライブで叫べない代わりに鳴り物を鳴らす。
音楽が人をまとめ、世界の崩壊を防ぐ。
そんな音楽マニア万歳な映画。

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2020-12-19 ニューヨーク 親切なロシア料理店 (The Kindness of Strangers)

『ニューヨーク 親切なロシア料理店 (The Kindness of Strangers)』

製作年 2019年
製作国 デンマーク・カナダ・スウェーデン・ドイツ・フランス合作
配給 セテラ・インターナショナル
監督 脚本 ロネ・シェルフィグ
キャスト
クララ/ゾーイ・カザン
アリス/アンドレア・ライズボロー
ジェフ/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
マーク/タハール・ラヒム
ジョン・ピーター/ジェイ・バルチェル
ティモフェイ/ビル・ナイ

御伽噺ですね〜
過酷な問題が
聖母のようなアリスに関わる事によって起きる奇跡。
そりゃ色々な人が集まっちゃうよねぇ。

あんなに綺麗に収まる奇跡、有ったら良いわよね。


それと、Bill Nighyが良い味出してます♪

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2020-12-16 ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢 (The High Note) パリのどこかで、あなたと (Deux moi)

『ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢 (The High Note)』

2020年製作/114分/G/アメリカ・イギリス合作
配給:東宝東和
監督ニーシャ・ガナトラ
脚本フローラ・グリーソン
キャスト
マギー/ダコタ・ジョンソン
グレース/トレイシー・エリス・ロス
デヴィッド/ケルビン・ハリソン・Jr.


グレースとデヴィッドの歌声が素敵。
それと、マギーのふわんとした雰囲気が好き。
・・なんだけど、凄く頑張っているの。仕事を楽しんでいる。
大好きな世界で、知識が有って、やりたい事が有って、最高の素材が揃って居て、才能を持っていて、敬愛する相手を輝かせる手段を知っていたら、それは楽しいだろうな‥
‥なんかもう、ピッカピカに輝いていた。

曲のプロデュースって、凄くセンスを問われるだろうな。正解が目に見える物じゃないから。
私達はそれが終わった曲を聴いているのだから。
こうやるんだ・・って言われても、奥が深すぎて理解は出来ない。
でも、凄く興味深かった。

コードの話とか、コーラス入った時の変化とか、やっぱり音楽好きにはワクワクしちゃうよね。
好きだわ。

『パリのどこかで、あなたと (Deux moi)』

2019年製作/111分/PG12/フランス
配給:シネメディア
監督セドリック・クラピッシュ
脚本セドリック・クラピッシュ サンティアゴ・アミゴレーナ
キャスト
レミー/フランソワ・シビル
メラニー/アナ・ジラルド

過眠症にの女と、不眠症の男。
何度もすれ違うのに、出会わないのね。
・・と言うより、見事な位にお互いに興味が無い。
出会い求めているくせに。

何だろうな‥カウンセリングは有効・・ってお話かな・・?
あとは、子猫の癒し効果・・

でも色々と伏線が有って、上手くまとまっている。

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2020-12-14 ザ・プロム (The Prom)

『ザ・プロム (The Prom)』



製作年 2020年
製作国 アメリカ
監督 ライアン・マーフィ
脚本 チャド・ベゲリン ボブ・マーティン ジャック・バーテル
キャスト
ディーディー・アレン/メリル・ストリープ
アンジー/ニコール・キッドマン
エマ・ノーラン/ジョー・エレン・ペルマン
アリッサ/アリアナ・デボース
バリー・グリックマン/ジェームズ・コーデン
校長/キーガン=マイケル・キー
トレント/アンドリュー・ラネルズ
PTA会長/ケリー・ワシントン

ショービジネスの世界に生きる4人の立ち位置のシビアさがリアル。
一般人との考え方の違いとか。
コメディのようで、結構辛いよ。泣ける。
4人にそれぞれ見せ場があるのも好き。
エマが強くて格好良いし、理解ある校長も好き。
隠れミュージカルファンだからか。頭柔らかいはずだ。
彼の発言のひと言ひと言に、うんうん頷いちゃう、ファン代表みたいな人。嬉しい。
TVタレントしか知らない一般人代表もいるしね。
アメフトのスター選手とチアリーダーカップルって王道でありながら、その子たちも巻き込んじゃう所も好き。
そもそも、可愛く、パーフェクトな女子で居る為に努力してる可愛い子たち嫌いじゃない。
努力してない子に対して、意地悪になるのは仕方ないと思う。
スポーツに打ち込んでる人だって、手を抜いたり、サボりがちな人に対して厳しくなるじゃない?一緒だと思うわ。
ちゃんと努力してるシーンもあるの良いなぁ?

だけど、何より嬉しいのはNicole Kidmanが、CHICAGOのロキシーハート役に憧れるコーラスガール役だったこと。
歌って踊るシーンのCHICAGO感ったら。
maestroのRobや、ダンスキャプテンのChristopher思い出して大変だった!
今にもDanやColtが現れて、ロキシーハートをリフトするかと思った。
バックダンサーズのダンスも目に浮かんで、たまらなかった。

体当たりのMeryl Streepはチャーミングだった。

先頭 表紙

2020-12-09 100日間のシンプルライフ (100 Dinge) ノッティングヒルの洋菓子店 (Love Sarah) アーニャは、きっと来る (Waiting for Anya)

『100日間のシンプルライフ (100 Dinge)』

2018年製作/111分/PG12/ドイツ
配給:トランスフォーマー、フラッグ
監督フロリアン・ダービト・フィッツ
脚本フロリアン・ダービト・フィッツ
キャスト
パウル・コナスキー/フロリアン・ダービト・フィッツ
トニー・カッツ/マティアス・シュバイクホファー
ルーシー/ミリアム・シュタイン

凄くコメディなのかと思ったら、結構シリアスに刺さる作品だった。
私、トニー駄目だわ。幼馴染の親友なのに、あんな風に裏切られたら耐えられないなぁ。
ずっと根に持っていながらどうして親友で居続けたんだろう・・

でも、自業自得で不義理をしたと知った時のショックを思ったら、おあいこかな。

寧ろ向こうの会社に移っても良いんじゃないかと思ったけどね。
最後の最後の彼の悪戯の壮大さ。やっぱり嫉妬しちゃうの止む無しの才能だわ。

『ノッティングヒルの洋菓子店 (Love Sarah)』

2020年製作/98分/G/イギリス
配給:アルバトロス・フィルム
監督エリザ・シュローダー
脚本ジェイク・ブランガー
キャスト
ミミ/セリア・イムリー
クラリッサ/シャノン・ターベット
イザベラ/シェリー・コン
マシュー/ルパート・ペンリー=ジョーンズ

始まりが都合良過ぎな気もするけど。
後、そんなにそれぞれのわだかまりを消すような心の交流が見えないんだよね。さくっと次の段階に移った感じ。
ちょっと物足りない。

新規オープンする時に広告なにも打たないんだね。
イギリス流はそうなのかな?

クラリッサの可愛さにつられて見ちゃう感じ。
日本人がそんなに抹茶のミルクレープに執着あるとは思わないんだけど、出来上がったCakeは美味しそうでした。

『アーニャは、きっと来る (Waiting for Anya)』

2019年製作/109分/G/イギリス・ベルギー合作
配給:ショウゲート
監督 ベン クックソン
原作マイケル・モーパーゴ
脚本トビー・トーレス ベン・クックソン

ジョー ノア/シュナップ
ナチス伍長/トーマス・クレッチマン
アンリ/ジャン・レノ
オルカーダ/アンジェリカ・ヒューストン


冒頭の、羊の放牧シーンから素敵だ・・更に、音楽の入り方が好き。

熊の伏線は、もっと良い方に働いて欲しかった。
猟銃も。あの出来事は必要だったのか‥
親切で友好的で家族を愛する伍長の、立場から非情であることに変わりは無かった・・と言う事なのかな。

ジョー役のNoah Schnapp君の素朴で頑固そうな感じが良かった。
景色は文句なしに良かった。

先頭 表紙

2020-12-07 燃ゆる女の肖像 (原題 Portrait de la jeune fille en feu) 魔女がいっぱい (原題 The Witches)

『燃ゆる女の肖像 (原題 Portrait de la jeune fille en feu)』

2019年製作/122分/PG12/フランス
配給:ギャガ
監督 脚本 セリーヌ・シアマ
キャスト
マリアンヌ/ノエミ・メルラン
エロイーズ/アデル・エネル
ソフィ/ルアナ・バイラミ
伯爵夫人/バレリア・ゴリノ

エロイーズ嬢のキャラがね、世間知らず過ぎて面白い。いつも憮然としている。
遠慮が無くて、発言が的確だったりする。

この時代に職業婦人なマリアンヌは相当な場数を踏んでいるだろうから、対照的。
ラストの「再会」の2シーンが良かった。
それぞれの道を生きるしかなかった時代を感じる。

『魔女がいっぱい (原題 The Witches)』

2020年製作/104分/G/アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画

監督ロバート・ゼメキス
原作ロアルド・ダール
脚本ギレルモ・デル・トロ ロバート・ゼメキス ケニヤ・バリス
キャスト
大魔女グランド・ウィッチ/アン・ハサウェイ
おばあちゃん/オクタビア・スペンサー
ストリンガー3世/スタンリー・トゥッチ
ぼく/ジャジル・ブルーノ

児童文学が原作なんだけど読んだことが無くて、どの程度忠実なのかは解らないけど、このラストはちょっとダークよね。
子供たちは理解してるのかな。
お祖母ちゃんに合わせて鼠の短い寿命で生きるなんて。
良いとか悪いとかじゃ無くてね?理解出来るのかな?・・・って。

Anne Hathawayの怪演は見応え有る。
個人的にはStanley Tucciの真っ当さが際立っていて面白かった。

先頭 表紙

2020-12-02 2020年11月にスクリーンで観た映画

2020年11月にスクリーンで観た映画

11月は6本でした。
2020年小計は99本。

 エイブのキッチンストーリー(原題 Abe)
 ヒトラーに盗られたうさぎ(原題 Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)
 ストックホルム・ケース(原題 Stockholm)
○シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(原題 Edmond)
○メイキング・オブ・モータウン(原題:Hitsville: The Making of Motown)
 パピチャ 未来へのランウェイ (原題 Papicha)
 ストレイ・ドッグ (原題 DESTROYER)

先頭 表紙

2020-12-02 ホモ・サピエンスの涙 (About Endlessness) ヒルビリー・エレジー郷愁の哀歌 (Hillbilly Elegy) Mankマンク(Mank)

『ホモ・サピエンスの涙 (About Endlessness)』

2019年製作/76分/G/スウェーデン・ドイツ・ノルウェー合作
配給:ビターズ・エンド
監督/脚本ロイ・アンダーソン
キャスト
牧師/マッティン・サーネル
空飛ぶカップル/タティアーナ・デローナイ
空飛ぶカップル/アンデシュ・ヘルストルム
階段の男/ヤーン・エイェ・ファルリング
精神科医/ベングト・バルギウス


アートです。
映画と言うより、絵画的な物語の込め方。
勿論動くしセリフも有るけれど、絵画を見てその中の物語を独自が解釈するような、そんな作品。
難解なシーンもある。
でも、総じて美しい。


『ヒルビリー・エレジー郷愁の哀歌 (Hillbilly Elegy)』

2020年製作/115分/PG12/アメリカ
監督ロン・ハワード
原作J・D・バンス
キャスト
ベヴ/エイミー・アダムス
マモーウ/グレン・クローズ
J・D・バンス/ガブリエル・バッソ

J・D・バンスの半生。
壮絶です。それぞれが。
事の発端が13歳の少女を妊娠させ連れ去った祖父だから、ろくでも無いんだけど。

バンスの半生だけれど、もう一人の主役は祖母マモーウなんだよね。
ろくでも無い男に13歳で人生を決められ、別居するまで、戦いながら子供たちを育てたんだね‥
そして父親そっくりに育っていく娘に後ろめたさが有ったんだろうね。

肺炎で死にかけながら、老体に鞭打って立ち上がってからの彼女は凄かった。
放置したら楽なのに、そうしなかったのは、そうして娘の人生を台無しにした責任を感じていたからでしょ。
娘が出来ない分、せめてこの子だけは‥って心を鬼にして、最愛の孫に悪態をつき、嫌われる覚悟で全てを断ち切らせる為に戦った。
自分の食事を削って、孫に食べさせ、立っているのも苦しかっただろうに。

過去に振り回されながらどうするべきか悩むシーン、正直嫌な予感しかしなかった。
自分を最優先したら良いのに・・と思いながら、それをしない気がした。
だけど、とちゅうから、マモーウとの生活が映し出されてから。
彼女の言葉や、愛情の強さが、彼自身に自分を大切にする判断を誤らせない枷になっているのを感じた。

優しい強さになっていた。過去の差し込み方が、絶妙で上手い。

『Mankマンク(Mank)』

2020年製作/132分/G/アメリカ

監督デビッド・フィンチャー
脚本ジャック・フィンチャー
キャスト
ハーマン・J・マンキーウィッツ/ゲイリー・オールドマン
アマンダ・セイフライド
リリー・コリンズ
アーリス・ハワード

事故に遭い、隔離されてひたすら脚本を書く環境を与えられたハーマンが、過去を回想しながら脚本を書き上げていく様。
勿論、Gary Oldmanの怪演が凄い。
Amanda Seyfriedの、キラッキラの女優姿も美しい。

ハーマンはしがない脚本家で、扱いは良くは無いけど、頭の回転も速くて口が上手い。
だから、懐に入り込んで色々な事を見た。

ただ巨大な映画の世界では無力で、見てきた事、感じてきた事、それを吐き出す傑作を書き上げた。

そこからのバタバタが面白い。

面白い傑作。そう思いながら、握りつぶしたい色々な思い。

先頭 表紙

2020-11-28 エイブのキッチンストーリー(原題 Abe) ヒトラーに盗られたうさぎ(原題 Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)

『エイブのキッチンストーリー(原題 Abe)』

2019年製作/85分/PG12/アメリカ・ブラジル合作
配給:ポニーキャニオン
監督フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ
脚本ラミース・イサック ジェイコブ・カデル
キャスト
エイブ/ノア・シュナップ
チコ/セウ・ジョルジ

監督の半生をベースに描いたストーリーだそうで、だからなのか、エピソードが弱いよね。
描きたい事は分かるし面白い題材なんだけど、口先だけで歴史的背景が見えて来ないからただの大人げない人たちに見える。
彼らに影が無いせいかな。
心配して探し回って疲れたかもだけど、本人はどこでどうしているのか分からないのに、急にモリモリと美味しい言って食べ始めるのも解せない。
そこはまだ心配して居ようよ。

でも、見ていて、良い素材で、丁寧な料理を作りたくなる。
そう言う見応えがある。


『ヒトラーに盗られたうさぎ(原題 Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)』

2019年製作/119分/G/ドイツ
配給:彩プロ
監督カロリーヌ・リンク
原作ジュディス・カー
脚本カロリーヌ・リンク アナ・ブリュッゲマン
キャスト
アンナ・ケンパー/リーバ・クリマロフスキ
アルトゥア・ケンパー /オリバー・マスッチ
ドロテア・ケンパー /カーラ・ジュリ
マックス・ケンパー /マリヌス・ホーマン

愛情たっぷりで育ったお嬢さん・・って感じがしてた。
言葉も通じない国への亡命生活は大変だっただろうけど、国に残っていたら受けた怖ろしい仕打ちに比べたら幸せだっただろうな。
全部詰め込め無い位長い亡命だったんだろうけど、シリーズ物かと思うような中途半端な場所で終わった。
まぁ、彼女の人となりは充分見えたから、伝えるべきことは伝えた‥って事かな。

先頭 表紙


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