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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2020-07-22 グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu) SKIN/スキン (原題 SKIN)
2020-07-21 ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)
2020-07-17 アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)
2020-07-15 WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)
2020-07-14 レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)
2020-07-10 ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)  ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)
2020-07-09 グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)
2020-07-04 チア・アップ!(原題:Poms)
2020-06-30 2020年6月にスクリーンで観た映画
2020-06-29 ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)


2020-07-22 グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu) SKIN/スキン (原題 SKIN)

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu)』

製作年 2019年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ=東京テアトル
監督 脚本 フランソワ・オゾン
キャスト
アレクサンドル/メルヴィル・プポー
フランソワ/ドゥニ・メノーシェ
エマニュエル/スワン・アルロー
Irène/ジョジアーヌ・バラスコ
Odile Debord/エレーヌ・ヴァンサン
Gilles Perret/エリック・カラヴァカ
Cardinal Barbarin/フランソワ・マルトゥレ
Bernard Preynat/ベルナール・ヴェルレー
Pierre Debord/フランソワ・シャトー
Le capitaine Courteau/フレデリック・ピエロ
Régine Maire/マルティーネ・エルヘル
Marie Guérin/オレリア・プティ
Aline Debord/ジュリー・デュクロス
Dominique Perret/ジャンヌ・ロザ
Jennifer/アメリ・ドール

圧倒的権力と影響力を持つ教会との戦い。
三人三様の被害者たち。
教会だけじゃ無く信徒も敵に回す事になるかと思うと、とても難しかっただろうなぁ‥と思う。
家族が味方とは限らないし。
その点、アレクサンドルは妻子に恵まれたよね。それと、皮肉だけれど信仰にも。

孤児院や聖職者のこういう話は結構聞くので、本当に根深いと思う。

プレナ神父の悪びれない反応が、怖い・・

でも、敵が強大でも、純然たる悪事で、戦う相手がはっきりしているのはやりやすい。

某妻のように、相手を、起きた事を、墓場まで持って行かなくてはいけない場合も、有る。
顔を合わせても何も覚えていないふりをして。
心から消える事は無いのに。

個人的には薪小屋にドラムセットを持っていて、心が乱れたらドラムPLAYをするフランソワが、良し!ってシンバル鳴らすシーンが好き。
ヘタクソだけどね。

保身の為に身内を処分しない教会は、公務員のようだった。



『SKIN/スキン (原題 SKIN)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 コピアポア・フィルム
監督 脚本 ガイ・ナティーブ
ブライオン・ワイドナー/ジェイミー・ベル
ジュリー・プライス/ダニエル・マクドナルド
フレッド・クレーガー/ビル・キャンプ
April/ルイーザ・クラウゼ
Desiree/ゾーイ・コレッティ
Sierra/カイリー・ロジャーズ
Iggy/コルビ・ガネット
ダリル・L・ジェンキンス/マイク・コルター
シャリーン/ヴェラ・ファーミガ
スレイヤー/ダニエル・ヘンシュオール

白人至上主義者の過激グループ。怖いです。グリーンルーム思い出す。
仲間でも容赦ない。
そんな彼らを救い続けているダリルが兎に角すごい。
抜け出したい・・と思った時の駆け込み寺的存在なんだね。

仲間の恐ろしさを知っていて、それでも抜け出したい・・守りたいと思ったのは、子どもたちを守る力強いシングルマザーの母性に惹かれたのかなぁ‥
持って無かった家族愛。
最後まで、子ども優先の、彼女の強さも格好良かった。


タトゥー除去手術が兎に角痛そうで、お顔に入れちゃあいけないな〜と思いました。

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2020-07-21 ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)

『ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)』

製作年 2019年
製作国 スウェーデン
配給 松竹
監督 ツヴァ・ノヴォトニー
原作 フレドリック・バックマン
脚本 ツヴァ・ノヴォトニー 、 アンダース・アウグスツ
キャスト
Britt-Marie/ペルニラ・アウグスト
Kent/ペーテル・ハーベル
Fredrik/ウッレ・サッリ
Anna/ベラ・ヴィタリ

原作の『ブリット=マリーはここにいた』のままが良かった気がする。
通過点ではあったけど、そこに存在感を示せたからね。

家事で家に閉じ込めて、遅くても家に帰って、仕事しているフリして置けば許される・・って感覚は日本でも一緒だけど。
女性を舐めている典型的な旦那。あれで、迎えに行って済むと思っているお気楽さ。
大抵女性を舐めている男性は、正論で向き合われたらたじたじになるからね。女性の寛大な心、我慢の上で生かされて居る事に気がついてない。おめでたい。

あんな刺激的な体験をしたら、元の生活には戻れないわよねぇ。

良いと思うわ。遅すぎたくらいよ。

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2020-07-17 アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)

『アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)』

製作年 2019年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ=木下グループ
監督 ジュリー・ベルトゥチェリ
脚本 ジュリー・ベルトゥチェリ 、 ソフィー・フィリエール
原作 リンダ・ラトリッジ
キャスト
クレール・ダーリング/カトリーヌ・ドヌーヴ
マリー・ダーリング/キアラ・マストロヤンニ
若いころのクレール・ダーリング/アリス・タグリオーニ
マルティーヌ/ロール・カラミー
アミール/サミール・ゲスミ

Catherine Deneuveとんでもなく美しい女優さんでしたが、老いても雰囲気が有って今も人気女優ですよね。
実娘のChiara Mastroianniと母娘役。

裕福で優雅で自由な生活をしているように見えるクレール役がぴったりなんだけど、徐々におぼろげになる痴呆的な症状が印象的。
不安そうで困惑した儚げな表情をする。見ていて不安を掻きたてる。
それが、何かが起きてしまうのではないか・・と言う不安を加速させるの。

そして、おぼろげな記憶の過去を垣間見ながら、やはり幸せだったとは言えない彼女の人生が見えてくる。

趣味で集めた貴重なアンティーク品をガレージセールで売るのは、勿論お金の為じゃない。
精算・・かな?最後は見事にその通りになったけど。


何かが心に引っかかっていて、それは、少女時代の象のからくり時計だったり、牧師の睡蓮の絵だったり、肩身の指輪だったり。
でも、それらも浮かんだり薄れたり・・もどかしい。
加齢と共に、もどかしい事は増えるよね。

過去の記憶が入り混じり時々ファンタジーっぽくなるけど、ラストは特にね。
人様に迷惑かけないで済むなら、あんな最期も良いわ。
一瞬だし。

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2020-07-15 WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)

『WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 脚本 トレイ・エドワード・シュルツ
タイラー・ウィリアムズ/ケルヴィン・ハリソン・Jr
ルーク/ルーカス・ヘッジズ
エミリー・ウィリアムズ/テイラー・ラッセル
アレクシス/アレクサ・デミー
キャサリン・ウィリアムズ/レネー・エリス・ゴールズベリー
ロナルド・ウィリアムズ/スターリング・K・ブラウン



見る年代によって視点が変わりそうだけど、親の視点で見ると、とてつもなく怖い。

期待を背負い、それに報いる優秀な息子。
父親は、息子の為に最善と思う事をして来たのだろう。
厳格に。
その結果、相談出来る相手では無くなったし、息子の怪我を見過ごした。
母は血の繋がりを超えて愛情深いし、妹とも良好な関係。
そこここに愛が有り、それぞれが傷付いた。

「今」じゃ無かったら、もっと上手く対処して乗り越えられたのかもしれないし、継母と言う事が、知らない内に影響していたのかもしれない。
思春期の子供に教えておくべきことは多く、教える事は難しい。

子どもが相談出来る相手じゃ無い事。追い詰められて居る事に気付けない事。・・本当に怖い。
挫折した時こそ、家族や恋人の愛が必要だったのに。受け止められなかった。

でもきっと、彼女の両親も同じで、娘に打ち明けられた時にしたであろう対応。
恋人に対して怒り、別れろと言ったんだろうな‥
娘の親としてその怒りは分かるんだけど、もし、自分たちを交えてでもちゃんと話し合うように言って居たら。
子どもじゃないんだから。双方に責任が有るのだから、自分たちが付いているからちゃんと向き合おう・・と心を鬼にして話していたら。
あんな結果にならなかったかも知れない。

そりゃあ、外から見るから言える事だけど。
自分が親としてそう言う立場に向き合った時どう出来るかなんて分からないけど。


ヒリヒリと、痛い。
前半が幸せで、自由で、輝いているからこそ。
何かが違っていたなら、こうは成らなかったんじゃないか‥としか思えない。

そして、後半は、前半の比じゃ無く美しい。


凄い構成だ。

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2020-07-14 レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督 脚本 ウディ・アレン
キャスト
ギャツビー/ティモシー・シャラメ
アシュレー/エル・ファニング
チャン/セレーナ・ゴメス
テッド・ダヴィドフ/ジュード・ロウ
フランシスコ・ヴェガ/ディエゴ・ルナ
ローランド・ポラード/リーヴ・シュレイバー

ギャツビーは相当ロマンティスト。映画や音楽に対する思いも。
そこに秘められた思いとか、行動に、凄く深い思い入れが有るのね。

彼の好きな物や勧める物に、無邪気に感動し、喜んでくれるアシュレーは可愛くて、お気に入りになったんだろうな。
美人ですれてなくて笑顔が素敵な女の子。

2人で過ごすはずの休日。
すれ違いながらそれぞれ出会いと経験をして行くのが、軽快で上手い。

アシュレーの行動も、分かるんだわ。
そりゃあ、憧れの監督や脚本家や俳優の揃い踏み。ふら付くのも責められない。
だけど、ギャツビーの映画に対する思いってそう言う方向じゃないんだ。それも分かる。

自分の過ごした街の、好きな所を、好きな人と共有したかったギャツビーが可愛い。それって凄く嬉しい事よね。
そうなるんでしょ?って言う方向に転がらない所とか、2人の時間を取り返そうとした朝のほのぼのさとか、と言いながらそのまま終わらない展開とか、やっぱりWoody Allenの作風好きだわ。

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2020-07-10 ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)  ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)

『ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ=スペイン=ブルガリア
配給 ギャガ
監督 エイドリアン・グランバーグ
脚本 マシュー・シラルニック 、 シルベスター・スタローン
キャスト
ジョン・ランボー/シルベスター・スタローン
カルメン/パス・ベガ
ウーゴ・マルティネス/セルヒオ・ペリス=メンチェータ
マリア・ベルトラン/アドリアナ・バラーサ
ガブリエラ/イヴェット・モンレアル
ビクトル・マルティネス/オスカル・ハエナダ

過去作観たのが昔すぎてあまり記憶にないんだけど、このシリーズは、ジョンが策を練って敵に仕掛けるその終盤が醍醐味なのよね?
特に男子にはたまらない感じだと思う。
・・なんだけど、う〜ん・・平和に過ごす彼が、復讐をするに足る正当な理由を作る為の過程が、無理があるような‥

少女たちを人身売買するようなヤバい連中の所に助けに行くのに、策が無さ過ぎでは?
返して。で返して貰えると思った訳では無いだろうし。

あんなヘマする?助ける気無さすぎない?
武器を持った相手に正面からは手も足も出ないのに、友達を売った丸腰の少女や、買春している丸腰の客には滅茶苦茶する。
どうなの?

結局、助けられて無いし。
敵さんの言う通り、彼が死に追い詰めたようなもの。

冒頭の鉄砲水から遭難者を助けられなかった反省、何の前振りにもなっていない。

終盤の戦いのシーンだけが楽しみの人向けの映画です。



『ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)』

製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 東和ピクチャーズ
監督 ジェフ・ファウラー
脚本 パトリック・ケイシー 、 ジョシュ・ミラー
キャスト
ソニック/ベン・シュワルツ
トム・ワカウスキー/ジェームズ・マースデン
ドクター・ロボトニック/ジム・キャリー
マディ・ワカウスキー/ティカ・サンプター

ゲームは知らないんですけど、James Marsden好きなので。
この、ワカウスキー夫婦が良い♪
彼らの善人な本質を見抜いているソニックが良い。

先に公開されたピカチュウに通じる感じの可愛さでした。
だけど、一人で野球するシーンとか、切なくなっちゃう。
高速で動くトラブルメーカーだけど、結構頼もしくて、憎めない。

そして何より、敵役のドクター・ロボトニックのキャラが最高♪
流石、Jim Carreyとしか言いようがない。
探究心の強さは科学者ならでは。一人でも生き抜けそうな逞しさ。良いキャラ♪

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2020-07-09 グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)

『グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 パルコ
監督 ジーン・スタプニツキー
脚本 リー・アイゼンバーグ 、 ジーン・スタプニツキー
キャスト
マックス/ジェイコブ・トレンブレイ
ルーカス/キース・L・ウィリアムズ
ソー/ブレイディ・ヌーン
ハンナ/モリー・ゴードン

男子って、馬鹿だよな‥と思わずに居られない。
こんなつまんない生き物に、傷付けられて来たと思うと腹も立つけど、脱力するわ。
わざわざ問題になる方向に行動するし、見栄張るし。
自分の立ち位置守る為に必死だったんだなぁ‥と言う事は理解出来たかな。

全く違うタイプの三人。近所で親が仲良しで・・って、典型的な幼馴染。
何の疑問も持たず友達で来たけど、進む方向がずれてくるお年頃。
寂しいけれど、眩しいけれど、それぞれを尊重し。
友情が終わる訳じゃないけれど、疎遠になって行く。
それは男女問わない成長で、なんかちょっとノスタルジーも感じる。

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2020-07-04 チア・アップ!(原題:Poms)

『チア・アップ!(原題:Poms)』


製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 クロックワークス=アルバトロス・フィルム
監督 ザラ・ヘイズ
脚本 シェーン・アトキンソン
キャスト
マーサ/ダイアン・キートン
シェリル/ジャッキー・ウィーヴァー
ヴィッキー/セリア・ウェストン
アリス/リー・パールマン
オリーブ/パム・グリア
クロエ/アリーシャ・ボー
ベン/チャーリー・ターハン
ヘレン/フィリス・サマーヴィル
フィリス/パトリシア・フレンチ
エヴァリン/ジニー・マッコール
ルビー/キャロル・サットン

中々乱暴な展開だったな。

上映時間91分 の作品なんですよ。
もうちょっと肉付けしても良かったんじゃないかな。
上手く出来なくて削ぎ落してまとめたのかな・・?

どんなコネが有って、高校の壮行会に出るなんて無茶通したのか‥むしろ嫌がらせでは?と思う。

チアリーダーでパーティーガールのクロエちゃんが実はいい子・・って設定の肉付も無いし、誤解のまま脅されて協力させられるの気の毒。
老人の指導か自分の部活か‥の選択を迫られる事態にフォロー無なんて。
彼女の選択だとしても、自分が親の介護で諦めた夢を、自分たちの夢の為に少女から奪っているんだから、ちょっと老害過ぎるわよ?
若者二人が惹かれあうシーンも含めて、もうちょっと丁寧に描いて欲しいなぁ。

Diane Keatonのファッションが地味ながら素敵。
他のチアのメンバーもキャラが良い。

でもこの手の老人が頑張る系は、ドキュメンタリーで素晴らしいのが有るから、どうしてもリアルには勝てないわね。
なので、もうちょっとドラマ要素で頑張って欲しかった。

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2020-06-30 2020年6月にスクリーンで観た映画

2020年6月にスクリーンで観た映画

17本でした。

4,5月は0でしたから・・
2020年小計は46本



 ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)
 サンダーロード (原題 Thunder Road)
 コリーニ事件 (原題 THE COLLINI CASE)
 ドクター・ドリトル (原題 Dolittle)
 今宵、212号室で (原題 Chambre 212)
○ペイン・アンド・グローリー (原題 Dolory Gloria)
 エジソンズ・ゲーム (原題 The Current War:Director’s Cut)
 ポップスター (原題 VOX LUX)
○ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 (原題 Little Women)
 15年後のラブソング (原題 Juliet,Naked)
 その手に触れるまで (原題 LE JEUNE AHMED)
 お名前はアドルフ? (原題 DER VORNAME)
 罪と女王 (原題 Queen of Hearts)
 ルース・エドガー (原題 LUCE)
 ハリエット (原題 HARRIET)
 21世紀の資本 (原題 Capital in the Twenty-First Century)
○ハスラーズ (原題 HUSTLERS)

映画のある日々が帰って来た。ただただ嬉しい。

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2020-06-29 ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)

『ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)』

製作年 2018年
製作国 イギリス
配給 ショウゲート
監督 トム・ハーパー
脚本 ニコール・テイラー
キャスト
ローズ=リン・ハーラン/ジェシー・バックリー
スザンナ/ソフィー・オコネドー
マリオン/ジュリー・ウォルターズ

ローズの歌は素晴らしい。音楽好きならそわっ・・てなるようなセリフも多々ある。
でも、どうしてこうなるかな・・?ってことごとく外れてる。
モデルとなった実在の人物がいるらしいんだけど、エピソードもリアルなのかな?だとしたら仕方ないのかもしれないけど、感情移入出来るように作りかえる事も必要だったんじゃない?と言う位興醒め。


カントリーシンガーの夢が有り、その道で頑張って居ながら、そして、二人の幼い子供が居ながら、なんで刑務所に入るようなヘマするかな?
出所して即向かうのが子どもたちの元じゃ無く、彼氏の元だし。
それで充分、母親の自覚が無いのは見て取れる。

スザンナはちょろ過ぎるし。
でもSophie Okonedoはそんな役上手かった。

娘に散々迷惑かけられてきたマリオンが、娘に厳しく伝える言葉は正論なんだけど、マリオンがローズの背中を押すタイミングに凄く違和感がある。

パーティーまでに曲を書くべきだし、パーティーに行くかどうか迷うべきだし、マリオンはそんなローズを、夢がかなう正念場・・と背中を押すべきだったと思う。
良くしてくれたスザンナに報いる為にも。
折角訪れた娘のチャンスを母親として台無しにするかな?
そこで精いっぱい歌って、チャンスを掴むなりしないと。スザンヌもバンドもいい迷惑だ。最終的にあぁ良かった・・と言う流れにならないんじゃないかな。
そこで旅立って、故郷の皆の元に戻るなら分かるんだけど。
勿論、良く有るパターンだけど、敢えてそれ外すなら、もっと説得力ないと。

破天荒な娘と、その娘の育児放棄された二人の幼い子供をみながら、マリオンが20年パン屋で働いてためたお金。
それを、じゃあ♪って受け取って旅立つにはエピソードが弱い。
やっと子供の元に戻った母親を旅立たせるのもおかしいし。今じゃ無い感。
あれじゃ、夢のため‥じゃ無くてただ旅行に行ったみたいだ。


旅だった先で何を感じ、何で戻ったのか、説得力が無い。
何で皆勢揃いで感動しているのか。
???って感じました。

ローズのバンドの演奏シーンとか、ベテランシンガーのおばちゃんのギターと歌とかは好き。

先頭 表紙


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