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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2020-08-04 ライド・ライク・ア・ガール (原題 RIDE LIKE A GIRL)
2020-07-31 2020年7月にスクリーンで観た映画
2020-07-31 カセットテープ・ダイアリーズ (原題 Blinded by the Light)
2020-07-30 グッド・ワイフ (原題 Las Ninas Bien』)
2020-07-29 17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン (原題 Der Trafikant)
2020-07-23 ぶあいそうな手紙 (原題 Aos Olhos de Ernesto)
2020-07-22 グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu) SKIN/スキン (原題 SKIN)
2020-07-21 ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)
2020-07-17 アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)
2020-07-15 WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)


2020-08-04 ライド・ライク・ア・ガール (原題 RIDE LIKE A GIRL)

『ライド・ライク・ア・ガール (原題 RIDE LIKE A GIRL)』

製作年 2019年
製作国 オーストラリア
配給 イオンエンターテイメント
監督 レイチェル・グリフィス
脚本 アンドリュー・ナイト 、 エリーゼ・マクレディ
キャスト
ミシェル・ペイン/テリーサ・パーマー
Paddy Payne/サム・ニール
Darren Weir/サリバン・ステイプルトン
Stevie Payne/スティーヴィー・ペイン
Joan Sadler/ジュヌヴィエーヴ・モリス
Sister Dominique/マグダ・ズバンスキー

実在の女性騎手とその家族のお話。

馬が家族の一員のような生活。
ストイックなんだけど、凄く楽しそうに暮らしている。
お父さん凄いと思うわ。
狭いダートから飛び出すシーンとか、走る姿も凄く綺麗。
でも、一番好きなシーンは、騎手一家で、ダウン症の兄がひたすら馬の世話をして、馬を見る目を買われて雇われる所。
そして、妹が優勝した時、1番そばにいた事。
コレが実話なんだから、世界は優しい…と思える。

出走前の朝、コースを歩く事。何枠でも、1番硬い地面を走る事。
スタミナを考え、前に出ない事。焦らなければ、必ずバテて隙間が出来るから、そこを見逃さずに出る事。
無理に突っ込めば危険妨害と取られるし、騎乗中には罵声が飛び交う。

競馬は賭けないけど、観るのは嫌いじゃない。
・・と言うか、騎手や馬のそれぞれの背景考えたら賭けられない・・

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2020-07-31 2020年7月にスクリーンで観た映画

2020年7月にスクリーンで観た映画

7月は14本でした。
2020年小計は60本

カセットテープ・ダイアリーズ (原題 Blinded by the Light)
グッド・ワイフ (原題 Las Ninas Bien』)
17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン (原題 Der Trafikant)
ぶあいそうな手紙 (原題 Aos Olhos de Ernesto)
グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu)
SKIN/スキン (原題 SKIN)
ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)
アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)
WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)
レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)
ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)
ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)
グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)
チア・アップ!(原題:Poms)

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2020-07-31 カセットテープ・ダイアリーズ (原題 Blinded by the Light)

『カセットテープ・ダイアリーズ (原題 Blinded by the Light)』

製作年 2019年
製作国 イギリス
配給 ポニーキャニオン
監督 グリンダ・チャーダ
脚本 サルフラズ・マンズール 、 グリンダ・チャーダ 、 ポール・マエダ・バージェス
原作 サルフラズ・マンズール
キャスト
ジャベド/ヴィヴェイク・カルラ
Malik/クルヴィンダー・ギール
Noor/ミーラ・ガナトラ
イライザ/ネル・ウィリアムズ
Roops/アーロン・ファグラ
マット/ディーン=チャールズ・チャップマン

運命の音楽に出会い、その音が、歌詞が、圧倒的な存在感を持って脳に、心に、刻みつけられる事がある。
私にも有った。人生が変わる出会い。

ジャベドのそう言う出会いの相手がBruce Springsteenだった。
親世代の音楽と言われながら、抗う事無く惹かれる。
嵐の夜に飛び出すくらい。

彼はポエマーだから、音よりも、歌詞が、言葉が、殴りつけてくるくらいの衝撃を持って、刻みつけられる。わざわざ文字にして反芻したいくらい。
それを、画面に文字として起こす手法は、凄く分かりやすかった。

踊り出すのはミュージカルと言うより、インド映画ね。

不況の時代だし、移民と言う立場もあるし、人種としての特殊な考え方も有るから、イライラする。
個では無く家を重んじる。窮屈で理不尽で不満だらけだっただろう。
勿論父の大変さや辛い心境も理解はしている良い子なのだ。

でも、最後の最後の歩み寄りが、決定打が無いまま何故か感動の和解になっていてスッキリしなかったなぁ。

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2020-07-30 グッド・ワイフ (原題 Las Ninas Bien』)

『グッド・ワイフ (原題 Las Ninas Bien)』

製作年 2018年
製作国 メキシコ
配給 ミモザフィルムズ
監督 脚本 アレハンドラ・マルケス・アベヤ
キャスト
ソフィア/イルセ・サラス
アナ・パウラ/パウリーナ・ガイタン

嫌味な位優雅な生き方をしているセレブのマダム。

少しづつ崩れていくのを表面上は見せないんだけど、何処か気もそぞろで、ぽろぽろと生活が崩れていくのを、落ち着かないソフィアの目で見ている感じ。

成り上がり者夫婦のアナ・パウラの存在が最初からとにかく大きい。
どうして上流社会の皆の仲間入りできたか‥は、経済力のある成り上がり者だからこそ・・なのね。
皆不安ですり寄ったんだわ。

有閑マダム達の没落は小気味良いかと思いきや、あまり・・だったな。

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2020-07-29 17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン (原題 Der Trafikant)

『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン (原題 Der Trafikant)』

製作年 2019年
製作国 オーストリア=ドイツ
配給 キノフィルムズ
監督 ニコラウス・ライトナー
脚本 クラウス・リヒター 、 ニコラウス・ライトナー
原作 ローベルト・ゼーターラー
キャスト
フランツ・フーヘル/ジーモン・モルツェ
ジークムント・フロイト/ブルーノ・ガンツ
オットー・トルスニエク/ヨハネス・クリシュ
アネシュカ/エマ・ドログノヴァ

ナチスドイツの時代の暗くて重い話かと思ったけど、違った。コミカルさもある。悲惨さも有るんだけど。

色々な物を取り扱うたばこ店が、魅惑的。
内に籠ってる感じのフランツが都会でする初めての仕事で、刺激強すぎる日々が初々しい。

どう考えても玄人的な美女にひたすら恋焦がれる情熱と、時々差し込まれる理想と現実のギャップが漫画チック。
あんな時代だから、彼女にしろ母にしろ生きて行くためにそれなりの事をしていて、母を見て育ったのに、女性の強かな強さに気がつかないで居られる鈍感さって凄いな。

最後は、精一杯理想の自分になったんだよね。

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2020-07-23 ぶあいそうな手紙 (原題 Aos Olhos de Ernesto)

『ぶあいそうな手紙 (原題 Aos Olhos de Ernesto)』

製作年 2019年
製作国 ブラジル
配給 ムヴィオラ
監督 アナ・ルイーザ・アゼヴェード
脚本 アナ・ルイーザ・アゼヴェード 、 ジョルジ・フルタード
キャスト
Ernesto/ホルヘ・ボラーニ
Bia/ガブリエラ・ポエステル
Javier/ホルヘ・デリア
Ramiro/ジュリオ・アンドラーヂ

ピントをずらして、視力をほぼ失っているエルネストの視界を見せているんだな‥上手いな‥

老いたらどこかしら悪くなってくるけど、視力を失うのは辛いね‥聴力より怖いかな‥
読書家で、確かな記憶力を持っていて、洞察力も凄い。
だけど、確信無く攻め立てない。
試している感は有るけれど、懐に飛び込ませて操る?感じ、何枚も上手で、頼もしい。
紳士なのよね。
慎ましやかに生活していても、心は貧しくない。スローペースだけど、キチンと生きている。
ちゃんと生きて来た人の自信かな・・?
官邸カメラマンだったんですって。目を酷使して生きて来たはず。目が命の仕事だっただろうし。

旧知の仲の友人の妻との文通・・って古風なやり取りと、携帯での孫宛てのビデオレターのギャップ。
恋心をにじましてくる、文通相手とのやり取りは凄く美しいし、一番好きなシーンは、ストリートで詩を朗読する所。
凄く良い詩だったな‥

チョイスのセンスが良いし、ビアのファッションも好き。
ブラジル、良いな。

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2020-07-22 グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu) SKIN/スキン (原題 SKIN)

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時 (原題 Grace a Dieu)』

製作年 2019年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ=東京テアトル
監督 脚本 フランソワ・オゾン
キャスト
アレクサンドル/メルヴィル・プポー
フランソワ/ドゥニ・メノーシェ
エマニュエル/スワン・アルロー
Irène/ジョジアーヌ・バラスコ
Odile Debord/エレーヌ・ヴァンサン
Gilles Perret/エリック・カラヴァカ
Cardinal Barbarin/フランソワ・マルトゥレ
Bernard Preynat/ベルナール・ヴェルレー
Pierre Debord/フランソワ・シャトー
Le capitaine Courteau/フレデリック・ピエロ
Régine Maire/マルティーネ・エルヘル
Marie Guérin/オレリア・プティ
Aline Debord/ジュリー・デュクロス
Dominique Perret/ジャンヌ・ロザ
Jennifer/アメリ・ドール

圧倒的権力と影響力を持つ教会との戦い。
三人三様の被害者たち。
教会だけじゃ無く信徒も敵に回す事になるかと思うと、とても難しかっただろうなぁ‥と思う。
家族が味方とは限らないし。
その点、アレクサンドルは妻子に恵まれたよね。それと、皮肉だけれど信仰にも。

孤児院や聖職者のこういう話は結構聞くので、本当に根深いと思う。

プレナ神父の悪びれない反応が、怖い・・

でも、敵が強大でも、純然たる悪事で、戦う相手がはっきりしているのはやりやすい。

某妻のように、相手を、起きた事を、墓場まで持って行かなくてはいけない場合も、有る。
顔を合わせても何も覚えていないふりをして。
心から消える事は無いのに。

個人的には薪小屋にドラムセットを持っていて、心が乱れたらドラムPLAYをするフランソワが、良し!ってシンバル鳴らすシーンが好き。
ヘタクソだけどね。

保身の為に身内を処分しない教会は、公務員のようだった。



『SKIN/スキン (原題 SKIN)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 コピアポア・フィルム
監督 脚本 ガイ・ナティーブ
ブライオン・ワイドナー/ジェイミー・ベル
ジュリー・プライス/ダニエル・マクドナルド
フレッド・クレーガー/ビル・キャンプ
April/ルイーザ・クラウゼ
Desiree/ゾーイ・コレッティ
Sierra/カイリー・ロジャーズ
Iggy/コルビ・ガネット
ダリル・L・ジェンキンス/マイク・コルター
シャリーン/ヴェラ・ファーミガ
スレイヤー/ダニエル・ヘンシュオール

白人至上主義者の過激グループ。怖いです。グリーンルーム思い出す。
仲間でも容赦ない。
そんな彼らを救い続けているダリルが兎に角すごい。
抜け出したい・・と思った時の駆け込み寺的存在なんだね。

仲間の恐ろしさを知っていて、それでも抜け出したい・・守りたいと思ったのは、子どもたちを守る力強いシングルマザーの母性に惹かれたのかなぁ‥
持って無かった家族愛。
最後まで、子ども優先の、彼女の強さも格好良かった。


タトゥー除去手術が兎に角痛そうで、お顔に入れちゃあいけないな〜と思いました。

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2020-07-21 ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)

『ブリット=マリーの幸せなひとりだち (原題 Britt-Marie var har)』

製作年 2019年
製作国 スウェーデン
配給 松竹
監督 ツヴァ・ノヴォトニー
原作 フレドリック・バックマン
脚本 ツヴァ・ノヴォトニー 、 アンダース・アウグスツ
キャスト
Britt-Marie/ペルニラ・アウグスト
Kent/ペーテル・ハーベル
Fredrik/ウッレ・サッリ
Anna/ベラ・ヴィタリ

原作の『ブリット=マリーはここにいた』のままが良かった気がする。
通過点ではあったけど、そこに存在感を示せたからね。

家事で家に閉じ込めて、遅くても家に帰って、仕事しているフリして置けば許される・・って感覚は日本でも一緒だけど。
女性を舐めている典型的な旦那。あれで、迎えに行って済むと思っているお気楽さ。
大抵女性を舐めている男性は、正論で向き合われたらたじたじになるからね。女性の寛大な心、我慢の上で生かされて居る事に気がついてない。おめでたい。

あんな刺激的な体験をしたら、元の生活には戻れないわよねぇ。

良いと思うわ。遅すぎたくらいよ。

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2020-07-17 アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)

『アンティークの祝祭 (原題 La derniere folie de Claire Darling)』

製作年 2019年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ=木下グループ
監督 ジュリー・ベルトゥチェリ
脚本 ジュリー・ベルトゥチェリ 、 ソフィー・フィリエール
原作 リンダ・ラトリッジ
キャスト
クレール・ダーリング/カトリーヌ・ドヌーヴ
マリー・ダーリング/キアラ・マストロヤンニ
若いころのクレール・ダーリング/アリス・タグリオーニ
マルティーヌ/ロール・カラミー
アミール/サミール・ゲスミ

Catherine Deneuveとんでもなく美しい女優さんでしたが、老いても雰囲気が有って今も人気女優ですよね。
実娘のChiara Mastroianniと母娘役。

裕福で優雅で自由な生活をしているように見えるクレール役がぴったりなんだけど、徐々におぼろげになる痴呆的な症状が印象的。
不安そうで困惑した儚げな表情をする。見ていて不安を掻きたてる。
それが、何かが起きてしまうのではないか・・と言う不安を加速させるの。

そして、おぼろげな記憶の過去を垣間見ながら、やはり幸せだったとは言えない彼女の人生が見えてくる。

趣味で集めた貴重なアンティーク品をガレージセールで売るのは、勿論お金の為じゃない。
精算・・かな?最後は見事にその通りになったけど。


何かが心に引っかかっていて、それは、少女時代の象のからくり時計だったり、牧師の睡蓮の絵だったり、肩身の指輪だったり。
でも、それらも浮かんだり薄れたり・・もどかしい。
加齢と共に、もどかしい事は増えるよね。

過去の記憶が入り混じり時々ファンタジーっぽくなるけど、ラストは特にね。
人様に迷惑かけないで済むなら、あんな最期も良いわ。
一瞬だし。

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2020-07-15 WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)

『WAVES/ウェイブス (原題 WAVES)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 脚本 トレイ・エドワード・シュルツ
タイラー・ウィリアムズ/ケルヴィン・ハリソン・Jr
ルーク/ルーカス・ヘッジズ
エミリー・ウィリアムズ/テイラー・ラッセル
アレクシス/アレクサ・デミー
キャサリン・ウィリアムズ/レネー・エリス・ゴールズベリー
ロナルド・ウィリアムズ/スターリング・K・ブラウン



見る年代によって視点が変わりそうだけど、親の視点で見ると、とてつもなく怖い。

期待を背負い、それに報いる優秀な息子。
父親は、息子の為に最善と思う事をして来たのだろう。
厳格に。
その結果、相談出来る相手では無くなったし、息子の怪我を見過ごした。
母は血の繋がりを超えて愛情深いし、妹とも良好な関係。
そこここに愛が有り、それぞれが傷付いた。

「今」じゃ無かったら、もっと上手く対処して乗り越えられたのかもしれないし、継母と言う事が、知らない内に影響していたのかもしれない。
思春期の子供に教えておくべきことは多く、教える事は難しい。

子どもが相談出来る相手じゃ無い事。追い詰められて居る事に気付けない事。・・本当に怖い。
挫折した時こそ、家族や恋人の愛が必要だったのに。受け止められなかった。

でもきっと、彼女の両親も同じで、娘に打ち明けられた時にしたであろう対応。
恋人に対して怒り、別れろと言ったんだろうな‥
娘の親としてその怒りは分かるんだけど、もし、自分たちを交えてでもちゃんと話し合うように言って居たら。
子どもじゃないんだから。双方に責任が有るのだから、自分たちが付いているからちゃんと向き合おう・・と心を鬼にして話していたら。
あんな結果にならなかったかも知れない。

そりゃあ、外から見るから言える事だけど。
自分が親としてそう言う立場に向き合った時どう出来るかなんて分からないけど。


ヒリヒリと、痛い。
前半が幸せで、自由で、輝いているからこそ。
何かが違っていたなら、こうは成らなかったんじゃないか‥としか思えない。

そして、後半は、前半の比じゃ無く美しい。


凄い構成だ。

先頭 表紙


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