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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2020-07-14 レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)
2020-07-10 ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)  ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)
2020-07-09 グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)
2020-07-04 チア・アップ!(原題:Poms)
2020-06-30 2020年6月にスクリーンで観た映画
2020-06-29 ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)
2020-06-25 サンダーロード (原題 Thunder Road) コリーニ事件 (原題 THE COLLINI CASE)
2020-06-25 ドクター・ドリトル (原題 Dolittle)  今宵、212号室で (原題 Chambre 212)
2020-06-22 ペイン・アンド・グローリー (原題 Dolory Gloria)  エジソンズ・ゲーム (原題 The Current War:Director’s Cut)
2020-06-18 ポップスター (原題 VOX LUX)


2020-07-14 レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク (原題 A Rainy Day in New York)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督 脚本 ウディ・アレン
キャスト
ギャツビー/ティモシー・シャラメ
アシュレー/エル・ファニング
チャン/セレーナ・ゴメス
テッド・ダヴィドフ/ジュード・ロウ
フランシスコ・ヴェガ/ディエゴ・ルナ
ローランド・ポラード/リーヴ・シュレイバー

ギャツビーは相当ロマンティスト。映画や音楽に対する思いも。
そこに秘められた思いとか、行動に、凄く深い思い入れが有るのね。

彼の好きな物や勧める物に、無邪気に感動し、喜んでくれるアシュレーは可愛くて、お気に入りになったんだろうな。
美人ですれてなくて笑顔が素敵な女の子。

2人で過ごすはずの休日。
すれ違いながらそれぞれ出会いと経験をして行くのが、軽快で上手い。

アシュレーの行動も、分かるんだわ。
そりゃあ、憧れの監督や脚本家や俳優の揃い踏み。ふら付くのも責められない。
だけど、ギャツビーの映画に対する思いってそう言う方向じゃないんだ。それも分かる。

自分の過ごした街の、好きな所を、好きな人と共有したかったギャツビーが可愛い。それって凄く嬉しい事よね。
そうなるんでしょ?って言う方向に転がらない所とか、2人の時間を取り返そうとした朝のほのぼのさとか、と言いながらそのまま終わらない展開とか、やっぱりWoody Allenの作風好きだわ。

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2020-07-10 ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)  ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)

『ランボー ラスト・ブラッド (原題 RAMBO:LAST BLOOD)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ=スペイン=ブルガリア
配給 ギャガ
監督 エイドリアン・グランバーグ
脚本 マシュー・シラルニック 、 シルベスター・スタローン
キャスト
ジョン・ランボー/シルベスター・スタローン
カルメン/パス・ベガ
ウーゴ・マルティネス/セルヒオ・ペリス=メンチェータ
マリア・ベルトラン/アドリアナ・バラーサ
ガブリエラ/イヴェット・モンレアル
ビクトル・マルティネス/オスカル・ハエナダ

過去作観たのが昔すぎてあまり記憶にないんだけど、このシリーズは、ジョンが策を練って敵に仕掛けるその終盤が醍醐味なのよね?
特に男子にはたまらない感じだと思う。
・・なんだけど、う〜ん・・平和に過ごす彼が、復讐をするに足る正当な理由を作る為の過程が、無理があるような‥

少女たちを人身売買するようなヤバい連中の所に助けに行くのに、策が無さ過ぎでは?
返して。で返して貰えると思った訳では無いだろうし。

あんなヘマする?助ける気無さすぎない?
武器を持った相手に正面からは手も足も出ないのに、友達を売った丸腰の少女や、買春している丸腰の客には滅茶苦茶する。
どうなの?

結局、助けられて無いし。
敵さんの言う通り、彼が死に追い詰めたようなもの。

冒頭の鉄砲水から遭難者を助けられなかった反省、何の前振りにもなっていない。

終盤の戦いのシーンだけが楽しみの人向けの映画です。



『ソニック・ザ・ムービー (原題 SONIC THE HEDGEHOG)』

製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 東和ピクチャーズ
監督 ジェフ・ファウラー
脚本 パトリック・ケイシー 、 ジョシュ・ミラー
キャスト
ソニック/ベン・シュワルツ
トム・ワカウスキー/ジェームズ・マースデン
ドクター・ロボトニック/ジム・キャリー
マディ・ワカウスキー/ティカ・サンプター

ゲームは知らないんですけど、James Marsden好きなので。
この、ワカウスキー夫婦が良い♪
彼らの善人な本質を見抜いているソニックが良い。

先に公開されたピカチュウに通じる感じの可愛さでした。
だけど、一人で野球するシーンとか、切なくなっちゃう。
高速で動くトラブルメーカーだけど、結構頼もしくて、憎めない。

そして何より、敵役のドクター・ロボトニックのキャラが最高♪
流石、Jim Carreyとしか言いようがない。
探究心の強さは科学者ならでは。一人でも生き抜けそうな逞しさ。良いキャラ♪

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2020-07-09 グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)

『グッド・ボーイズ (原題 GOOD BOYS)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 パルコ
監督 ジーン・スタプニツキー
脚本 リー・アイゼンバーグ 、 ジーン・スタプニツキー
キャスト
マックス/ジェイコブ・トレンブレイ
ルーカス/キース・L・ウィリアムズ
ソー/ブレイディ・ヌーン
ハンナ/モリー・ゴードン

男子って、馬鹿だよな‥と思わずに居られない。
こんなつまんない生き物に、傷付けられて来たと思うと腹も立つけど、脱力するわ。
わざわざ問題になる方向に行動するし、見栄張るし。
自分の立ち位置守る為に必死だったんだなぁ‥と言う事は理解出来たかな。

全く違うタイプの三人。近所で親が仲良しで・・って、典型的な幼馴染。
何の疑問も持たず友達で来たけど、進む方向がずれてくるお年頃。
寂しいけれど、眩しいけれど、それぞれを尊重し。
友情が終わる訳じゃないけれど、疎遠になって行く。
それは男女問わない成長で、なんかちょっとノスタルジーも感じる。

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2020-07-04 チア・アップ!(原題:Poms)

『チア・アップ!(原題:Poms)』


製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 クロックワークス=アルバトロス・フィルム
監督 ザラ・ヘイズ
脚本 シェーン・アトキンソン
キャスト
マーサ/ダイアン・キートン
シェリル/ジャッキー・ウィーヴァー
ヴィッキー/セリア・ウェストン
アリス/リー・パールマン
オリーブ/パム・グリア
クロエ/アリーシャ・ボー
ベン/チャーリー・ターハン
ヘレン/フィリス・サマーヴィル
フィリス/パトリシア・フレンチ
エヴァリン/ジニー・マッコール
ルビー/キャロル・サットン

中々乱暴な展開だったな。

上映時間91分 の作品なんですよ。
もうちょっと肉付けしても良かったんじゃないかな。
上手く出来なくて削ぎ落してまとめたのかな・・?

どんなコネが有って、高校の壮行会に出るなんて無茶通したのか‥むしろ嫌がらせでは?と思う。

チアリーダーでパーティーガールのクロエちゃんが実はいい子・・って設定の肉付も無いし、誤解のまま脅されて協力させられるの気の毒。
老人の指導か自分の部活か‥の選択を迫られる事態にフォロー無なんて。
彼女の選択だとしても、自分が親の介護で諦めた夢を、自分たちの夢の為に少女から奪っているんだから、ちょっと老害過ぎるわよ?
若者二人が惹かれあうシーンも含めて、もうちょっと丁寧に描いて欲しいなぁ。

Diane Keatonのファッションが地味ながら素敵。
他のチアのメンバーもキャラが良い。

でもこの手の老人が頑張る系は、ドキュメンタリーで素晴らしいのが有るから、どうしてもリアルには勝てないわね。
なので、もうちょっとドラマ要素で頑張って欲しかった。

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2020-06-30 2020年6月にスクリーンで観た映画

2020年6月にスクリーンで観た映画

17本でした。

4,5月は0でしたから・・
2020年小計は46本



 ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)
 サンダーロード (原題 Thunder Road)
 コリーニ事件 (原題 THE COLLINI CASE)
 ドクター・ドリトル (原題 Dolittle)
 今宵、212号室で (原題 Chambre 212)
○ペイン・アンド・グローリー (原題 Dolory Gloria)
 エジソンズ・ゲーム (原題 The Current War:Director’s Cut)
 ポップスター (原題 VOX LUX)
○ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 (原題 Little Women)
 15年後のラブソング (原題 Juliet,Naked)
 その手に触れるまで (原題 LE JEUNE AHMED)
 お名前はアドルフ? (原題 DER VORNAME)
 罪と女王 (原題 Queen of Hearts)
 ルース・エドガー (原題 LUCE)
 ハリエット (原題 HARRIET)
 21世紀の資本 (原題 Capital in the Twenty-First Century)
○ハスラーズ (原題 HUSTLERS)

映画のある日々が帰って来た。ただただ嬉しい。

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2020-06-29 ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)

『ワイルド・ローズ (原題 WILD ROSE)』

製作年 2018年
製作国 イギリス
配給 ショウゲート
監督 トム・ハーパー
脚本 ニコール・テイラー
キャスト
ローズ=リン・ハーラン/ジェシー・バックリー
スザンナ/ソフィー・オコネドー
マリオン/ジュリー・ウォルターズ

ローズの歌は素晴らしい。音楽好きならそわっ・・てなるようなセリフも多々ある。
でも、どうしてこうなるかな・・?ってことごとく外れてる。
モデルとなった実在の人物がいるらしいんだけど、エピソードもリアルなのかな?だとしたら仕方ないのかもしれないけど、感情移入出来るように作りかえる事も必要だったんじゃない?と言う位興醒め。


カントリーシンガーの夢が有り、その道で頑張って居ながら、そして、二人の幼い子供が居ながら、なんで刑務所に入るようなヘマするかな?
出所して即向かうのが子どもたちの元じゃ無く、彼氏の元だし。
それで充分、母親の自覚が無いのは見て取れる。

スザンナはちょろ過ぎるし。
でもSophie Okonedoはそんな役上手かった。

娘に散々迷惑かけられてきたマリオンが、娘に厳しく伝える言葉は正論なんだけど、マリオンがローズの背中を押すタイミングに凄く違和感がある。

パーティーまでに曲を書くべきだし、パーティーに行くかどうか迷うべきだし、マリオンはそんなローズを、夢がかなう正念場・・と背中を押すべきだったと思う。
良くしてくれたスザンナに報いる為にも。
折角訪れた娘のチャンスを母親として台無しにするかな?
そこで精いっぱい歌って、チャンスを掴むなりしないと。スザンヌもバンドもいい迷惑だ。最終的にあぁ良かった・・と言う流れにならないんじゃないかな。
そこで旅立って、故郷の皆の元に戻るなら分かるんだけど。
勿論、良く有るパターンだけど、敢えてそれ外すなら、もっと説得力ないと。

破天荒な娘と、その娘の育児放棄された二人の幼い子供をみながら、マリオンが20年パン屋で働いてためたお金。
それを、じゃあ♪って受け取って旅立つにはエピソードが弱い。
やっと子供の元に戻った母親を旅立たせるのもおかしいし。今じゃ無い感。
あれじゃ、夢のため‥じゃ無くてただ旅行に行ったみたいだ。


旅だった先で何を感じ、何で戻ったのか、説得力が無い。
何で皆勢揃いで感動しているのか。
???って感じました。

ローズのバンドの演奏シーンとか、ベテランシンガーのおばちゃんのギターと歌とかは好き。

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2020-06-25 サンダーロード (原題 Thunder Road) コリーニ事件 (原題 THE COLLINI CASE)

『サンダーロード (原題 Thunder Road)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ブロードウェイ
監督 脚本 ジム・カミングス
キャスト
ジム・アルノー/ジム・カミングス
クリスタル・アルノー/ケンダル・ファー
ネイト/ニカン・ロビンソン
ロザリンド・アルノー/ジョセリン・デボアー
モーガン・アルノー/チェルシー・エドマンドソン

いきなり葬儀のシーンなので、元々のジムがどういう人物なのか、分からないまま話は進んで行く。
善人なのか、ダメ男なのか。最後まで解らないなぁ‥
娘への愛は本物だと思うけど。

ただ、母親の葬儀で踊ったって良いじゃない。母親がバレエダンサーだったのなら、尚更。
自由の国なのに、それを奇行と呼ぶんだね。

私死んだら、劇団☆新感線メタルマクベスの、弔いの歌流して貰う予定だけど。

シリアスともコミカルとも違う。何だか捕えようの無いストーリーでした。


『コリーニ事件 (原題 THE COLLINI CASE)』

製作年 2019年
製作国 ドイツ
配給 クロックワークス
監督 マルコ・クロイツパイントナー
原作 フェルディナント・フォン・シーラッハ
脚本 クリスチアン・チューベルト 、 ロバート・ゴールド 、 イェンス・フレデリック・オットー
キャスト
カスパー・ライネン/エリアス・ムバレク
Johanna Meyer/アレクサンドラ・マリア・ララ
Prof. Dr. Richard Mattinger/ハイナー・ラウターバッハ
コリーニ/フランコ・ネロ

法廷物は大抵好きです。
これは、悪人不在な感じ。
勿論殺人事件が起き、犯人は居るのだけれど。
弁護士への圧力も有ったりするのだけれど。

減刑を望んでいる訳じゃない被告も、抗わず受け入れた被害者も、答えを絞り出した教授も、祖父の過去を受け止める孫娘も。

ドイツならではの、大きな負の歴史を背負っているからこその作品かな。
原作が有るからか、脚本がしっかりしていた。

ラストはああなるんじゃないかと思った。
一番欲しい、結果を貰ったんだもん。

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2020-06-25 ドクター・ドリトル (原題 Dolittle)  今宵、212号室で (原題 Chambre 212)

『ドクター・ドリトル (原題 Dolittle)』

製作年 2020年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和

監督 スティーヴン・ギャガン
脚本 スティーブン・ギャガン 、 ダン・グレゴール 、 ダグ・マンド
原作 ヒュー・ロフティング
キャスト
ジョン・ドリトル/ロバート・ダウニー・Jr.
ラソーリ/アントニオ・バンデラス
ブレア・マッドフライ/マイケル・シーン
バッジリー卿/ジム・ブロードベント
トミー・スタビンズ/ハリー・コレット
レディ・ローズ/カーメル・ラニアード

児童文学なので、設定はゆるい。
こんな頼りない、魅力の無い大人で大丈夫か?って心配になるくらい。
トミーの魅力もあまり伝わって来ないし、少年と言うにはちょっと大きすぎないかな?

動物たちも多すぎて、魅力を発揮しきれてないような‥
まぁ、子どもの好きな要素は盛り込んで居ましたけどね。


『今宵、212号室で (原題 Chambre 212)』

製作年 2019年
製作国 フランス=ルクセンブルク=ベルギー
配給 ビターズ・エンド
監督 脚本 クリストフ・オノレ
キャスト
マリア/キアラ・マストロヤンニ
25歳のリシャール/ヴァンサン・ラコスト
イレーヌ/カミーユ・コッタン
リシャール/バンジャマン・ビオレ
20年後のイレーヌ/キャロル・ブーケ

ずっと脳内で年齢の計算ばかりしていた気がする。
現在リシャールは50歳で、マリアは3歳下だから47歳位かな。
リシャールが15歳で出会ったイレーヌは、今60歳位と言う事は、当時25歳くらい?
身を引いた時は35歳過ぎ・・引き際だわねぇ。

47歳で、若くて魅力的な男の子たちを魅了するマリアは凄いわ。
とんでもないとも思うけど、その自信は羨ましいとも思う。

ずっと一途だったリシャールも凄い。
でも、身を引かなかったらしれっとイレーヌを愛人にしようとしていたんだけどね。

年月経って空気みたいな存在になった夫婦なんて、お互い一途でなんていられない物じゃないのかな。
実行に移すかどうかは別にして。

好きだった頃を思い出す時間だったのか‥?己の愚行と向き合う時間だったのか?とてもそうとも言い切れないとんでもない一夜なんだけど。
一夜明けて許そうとしているリシャールやっぱり凄いな。

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2020-06-22 ペイン・アンド・グローリー (原題 Dolory Gloria)  エジソンズ・ゲーム (原題 The Current War:Director’s Cut)

『ペイン・アンド・グローリー (原題 Dolory Gloria)』

製作年 2019年
製作国 スペイン
配給 キノフィルムズ=木下グループ
監督 脚本 ペドロ・アルモドバル
キャスト
サルバドール/アントニオ・バンデラス
若いころのハシンタ/ペネロペ・クルス
アルベルト/アシエル・エチェアンディア
フェデリコ/レオナルド・スバラーリャ
メルセデス/ノラ・ナバス
年老いたハシンタ/フリエタ・セラーノ
エデュアルド/セザール・ヴィセンテ
子ども時代のサルバドール/アシエル・フローレス

最初の長閑な洗濯シーン、素敵だった。
あの太陽に溢れた生活から、窮屈な洞窟生活は屈辱だっただろう。
・・はた目には凄く奇異で魅力的だけど。
白壁と艶やかな色彩が魅力的。
スペインらしい。

名も無き画家の青年が幼いサルバドールを描いた絵が、素材も含めて凄く秀逸で。
美術的センスが凄く好みな映画。

母を失い、身体のあちこちにガタがきて、生き辛い日々を送るサルバドールが、堕ちながらも踏みとどまって進み出す。
勿論、才能が有るから、作品で人々の与えたものが有るからこそ、周囲に助けられるのだろう。

訳有りの俳優が作品に出会って役に対して行く姿も良いなぁ。
一人芝居の出来がまた素晴らしくて、映画自体を高尚にしていたように感じた。


『エジソンズ・ゲーム (原題 The Current War:Director’s Cut)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
監督 アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本 マイケル・ミトニック
キャスト
トーマス・エジソン/ベネディクト・カンバーバッチ
ジョージ・ウェスティングハウス/マイケル・シャノン
サミュエル・インサル/トム・ホランド
ニコラ・テスラ/ニコラス・ホルト
マーガリート・ウェスティングハウス/キャサリン・ウォーターストーン
メアリー・エジソン/タペンス・ミドルトン

エジソンは天才故にお金儲けに無頓着で、ひらめいた世界を実現する事だけに夢中で、時々駄々っ子。誰か凄く冷静な実業家が特許を取ったり契約したり・・って部分を担って居ないといけないんだなぁ‥
ジョージ・ウェスティングハウスが適任だったのかもしれない。
何かが違っていたなら、あんな敵対しなくて済んだんだろうし。

でも、相手の粗を探して評判落として足の引っ張り合い・・ってどこの世界でも定石で、今の政治でもそうだし、私は幕末の頃の攘夷軍の手法を思い出したわ。

エジソンが電球と言うものを試行錯誤して発明して、その過程で、失望したり、激怒したり、希望を見出したり。
成功した時の感情。そこから更に性能を上げていく時の高揚感。仲間たちと味わった感情。その経験を持っているのは開発者だけ。
試合に勝利しても、最初っから、勝ち目なんて無いんだな。
語るエジソンと、それを聞くウェスティングハウス。
この美しいシーンが有る事の意味を感じました。

先頭 表紙

2020-06-18 ポップスター (原題 VOX LUX)

『ポップスター (原題 VOX LUX)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 ブラディ・コーベット
キャスト
セレステ/ナタリー・ポートマン
マネージャー/ジュード・ロウ
少女時代のセレステ/アルベルティーヌ/ラフィー・キャシディ
エレノア/ステイシー・マーティン
ジョシー/ジェニファー・イーリー

何だか随分ざっくばらんに作ったな‥

せっかく銃乱射事件って題材絡めたのに、ただきっかけなだけじゃない?
そっち方面はRUDDERLESSって名作が有るからね。

音楽物って大体主人公が堕落するから、葛藤とかの心情を丁寧に描かないといけないと思うんだ。
後は、音楽そのものが魅力的じゃないと。
曲に共感できないし、セレステの魅力が伝わって来ない。
姉も、娘も何だか弱い。

Jude Lawはセクシーさ感じさせないおっさん役だしね。

ただ、Natalie Portmanが役になり切っていて、やたら上手い。
製作は他人に任せた方が良いんじゃないかと思います。

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