himajin top
まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2020-03-25 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))  テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)
2020-03-20 ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)
2020-03-18 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)
2020-03-17 シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)
2020-03-16 ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)
2020-03-12 名もなき生涯 (原題 A Hidden Life)  黒い司法 0%からの奇跡 (原題 Just Mercy)
2020-03-10 レ・ミゼラブル (原題 Les Miserables)
2020-03-05 ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 (原題 ONE LAST DEAL)
2020-02-29 2020年2月にスクリーンで観た映画
2020-02-27 ロニートとエスティ 彼女たちの選択 (原題 Disobedience) 屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ (原題 Der Goldene Handschu) スキャンダル (原題 Bombshell)


2020-03-25 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))  テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))』

製作年 2020年

製作国 アメリカ

配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 キャシー・ヤン
脚本 クリスティーナ・ホドソン
キャスト
ハーレイ・クイン/マーゴット・ロビー
ローマン・シオニス / ブラックマスク/ユアン・マクレガー
ダイナ・ランス / ブラック・キャナリー/ジャーニー・スモルレット
カサンドラ・ケイン/エラ・ジェイ・バスコ
レニー・モントーヤ/ロージー・ペレス
ビクター・ザーズ/クリス・メッシーナ
ヘレナ・ベルティネリ / ハントレス/メアリー・エリザベス・ウィンステッド

突っ込み処は多々あるけれど、こういう映画にそんな野暮な事言っちゃいけないんだと思う。
自由でcrazyなハーレイ・クインが語りだから、進行も自由だしね。
彼女たちはダークヒーローで、男たちはこぞって変態。まぁ、彼女たちを応援しちゃうわね。

個人的には歌姫なブラック・キャナリーが格好良くてお気に入りだったんだけど、まぁ、最後は反則だな。


『テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)』

製作年 2018年
製作国 スペイン=ベルギー=フランス=イギリス=ポルトガル
配給 ショウゲート
監督 テリー・ギリアム
脚本 トニー・グリゾーニ 、 テリー・ギリアム
キャスト
Toby/アダム・ドライバー
Alexei Mishkin/ジョルディ・モリャ
Rupert/ジェイソン・ワトキンス
Don Quixote/ジョナサン・プライス
Raúl/ホヴィク・ケウチケリアン
The Gypsy/オスカル・ハエナダ
The Boss/ステラン・スカルスガルド
The Farmer’s Wife/ロッシ・デ・パルマ
Angelica/ジョアナ・リベイロ
Jacqui/オルガ・キュリレンコ
The Farmer/セルジ・ロペス

ドンキ・ホーテの呪いだな‥新しい宿主に伝染って決して滅ぶことの無い。

Jonathan Pryceが流石。
平凡な靴職人から、ドンキ・ホーテになり切ってからの変貌。充足した表情が見事。
退屈で傲慢な汚れた大人になっちゃったトビーには、刺激的過ぎたかもね。
思わぬところで過去の自分と遭遇するのは、痛い。

ドンキ・ホーテであろうとしている老人を笑う現代人たちは醜悪で、彼自身があの中で一番幸せに見える。
そして、女性陣が綺麗だなぁ〜

先頭 表紙

2020-03-20 ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)』

製作年 2018年
製作国 カナダ=イギリス
配給 ファントム・フィルム=松竹
監督 原作 グザヴィエ・ドラン
脚本 ジェイコブ・ティアニー 、 グザヴィエ・ドラン
キャスト
ルパート・ターナー(青年期/ベン・シュネッツァー
ルパート・ターナー(子供時代)/ジェイコブ・トレンブレイ
ダイナーの老人/マイケル・ガンボン
グレース・ドノヴァン/スーザン・サランドン
オードリー・ニューハウス/タンディ・ニュートン
サム・ターナー/ナタリー・ポートマン
バーバラ・ハガーメーカー/キャシー・ベイツ
ジョン・F・ドノヴァン/キット・ハリントン

やっぱり、Xavier Dolanの切り口好き。
以前みたいに荒々しい切り口ではないけれど、成長とか、洗練とか、言われる所かもしれない。

バタバタと慌ただしくて落ち着かない気持ちにさせる。
時間に追い立てられる感じ。やっつけ仕事を早く終わらせて、行くべき所に行かなくては‥
社会は黒人記者の気持ちが感染する。
だけど、気が付いたら引き込まれている彼女と、気持ちがシンクロする。
で、どうなったのか‥救いは有ったのか‥応えを求めてしまう。

一番傷付いたはずの彼の出した答えは、何なのか。不親切に感覚に委ねる。

だけど、きっとそうなんだろうな‥と視聴者が、前向きな答えを出すのだろうと思う。

冒頭付近の Sid Viciousの部屋みたいよ!の台詞にいきなり持っていかれた。
映像や台詞や曲のチョイスが私好み。
Stand by Meの使い方も良いなぁ。

うんでも、監督に出演していただくと、ヒリヒリ感が更増しして、好み。

先頭 表紙

2020-03-18 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 シンカ
監督 脚本 ジョン・チェスター 、 ジョン・チェスター
キャスト
モリー・チェスター
ジョン・チェスター

子供の頃、老いて卵を産まなくなったから…と処分される鶏のつがいを父が貰って来て私にくれて、コケとコッコと名付け、本読んで調べて数ヶ月かな?世話したのを思い出した。
一度だけ卵を産んだけど、食べられなかった。しばらく卵は食べられなかった子供時代。

すっごく大変だと思う。映画で見る以上に。
でも成し遂げている先人が良い師として存在してくれてラッキーだね。7年・・って座標が有るのって凄く励みになったと思う。


野生動物の映像カメラマン?だからなのか、映像が凄く美しい。
動植物全ての生き物に、凄く愛情を持って映している。
美しいだけじゃなくて、過酷な現実や、残酷なシーンも、当然ある。苦手な人も居るだろう。
私も得意じゃないけど、田舎で産まれ育ったから、免疫あって助かった。
実家から、花を土ごと持って来て育てていたけど、近所の知り合いに、何でそんなに育つの?って聞かれた。土には、やっぱりミミズが居たんだよね。
ホームセンターとかで買ってくる肥料入りの土より断然植物が育った。

後半の自然の歯車が回り出した辺りはぞくぞくする。
猛禽類大好きだから、彼らが来た〜〜!!ってまるでヒーローみたいだった。

自然と生きていると、運命とか、奇跡とか、信じたくなる。
勿論無力を思い知るし。

ウチは農家では無いけど、田舎で土地は有るから、家族が食べる十分な量の野菜は作っていた。田んぼも持っているし、木に登って蜂と争って果実食べるような子供時代だった。

だけど、この生活が出来るかって問われたら、出来ないなぁ。憧れはするけど。

先頭 表紙

2020-03-17 シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)

『シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)』

製作年 2018年
製作国 イギリス
配給 ハーク
監督 ケネス・ブラナー
脚本 ベン・エルトン
キャスト
ウィリアム・シェイクスピア/ケネス・ブラナー
アン/ジュディ・デンチ
サウサンプトン伯爵/イアン・マッケラン
スザンナ/リディア・ウィルソン
ジュディス/キャスリン・ワイルダー
トム・クワイニー/ジャック・コルグレイヴ・ハースト
ジョン・ホール/ハドリー・フレイザー


時代背景が1613年なので、悲しい位の差別社会。
女性は嫁に行き子どもを産む以外の存在価値を認められない時代。
シェイクスピアがいかに偉大で人気の詩人で劇作家であっても、ファンの伯爵に人間同士としての交流を望んでも、身分が違う・・と、切り捨てられてしまう。
たまたま両親の元に産まれただけ・・なんて言っておきながらね。
改めて、色々な人が戦って、今が有るんだなぁ・・と思った。


シェイクスピアにやたら絡んで来る田舎領主がシェイクスピアに、詩を作るだけのお前と違って、私には膨大な領地を監視する立派な仕事があって忙しい…と言うんだけど、言われたシェイクスピアが、私は劇場を管理し諸経費とスタッフの賃金を払い、長く続く公演を考え、観客の水や食事を用意している。彼らには楽しみが必要だから。そして空いた時間に詩を描いてる。それが仕事だ!・・と応える。
セリフの内容は、要約しているけど。
コロナで困窮している現状に、何てタイムリーなセリフなんだろう…

映像の加工が凄く綺麗。
家族の大変な時に居なくて、何で帰って来たんだろう?状態に見えて、居なくても強大な存在感で家族の中に存在していて、彼らは恐れていたんだな‥
彼に失望される事を。

先頭 表紙

2020-03-16 ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)

『ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)』

製作年 2019年
製作国 イギリス
配給 ギャガ
監督 ルパート・グールド
原作 ピーター・キルター
脚本 トム・エッジ
キャスト
ジュディ・ガーランド/レニー・ゼルウィガー
ロザリン・ワイルダー/ジェシー・バックリー
シドニー・ラフト/ルーファス・シーウェル
Burt Rhodes/ロイス・ピアソン
ミッキー・ディーンズ/フィン・ウィットロック
Young Judy/ダーシー・ショウ
バーナード・デルフォント/マイケル・ガンボン



Judy Garlandは歌唱力と演技力に恵まれた女性で、黒い噂は絶えない。
事務所の社長に、子役二人は要らないから太っている方(Judy)を解雇しろと言われたプロデューサーArthur Freedが、間違えた振りしてもう一人の方を解雇した話は有名だけれど、そのArthur Freedがキャスティング・カウチで悪名高い事から13歳のJudyも枕営業をまことしやかに噂されたし。
当時珍しい同性愛者の理解者で、自身もバイセクシャルだったとも言われているし。
その辺は、ふわっと触れていたね。

13歳から、ダイエット薬として覚醒剤を与えられ続けて、破滅して行ったJudy。
誰もが憧れたドロシーだったからこそ、求められ、応えなければ恨みを買ったJudy。
時代が違ったら、もっと幸せになれたかもしれない。
そう思うと、凄く惜しい。
娘が、母はハリウッドに殺された‥と言うのも分かるわ。

そんな壊れそうなJudy Garlandを繊細に演じたRenée Zellwegerが凄い。
彼女の女優魂を見せつけられたなぁ。

Rufus Sewellが、彼にしては比較的良い人の役だった。良い人では無いけど、大体最低男役だからな。

でも、自分の好きなスターが、あんなボロボロな気持ちでステージに立っていたら、辛い。
ステージに立つ事を楽しんで居てい欲しい・・
失敗したら物を投げつけるなんて、ショービジネスの世界は残酷だ。
そんな人ばかりではないけど、あれは、悲しかった。

去年、たまたま行ったカフェのモニターで、Judy Garlandの「オズの魔法使」が流れていた。
きらきらした瞳で、皆を魅了していた彼女を思い出す。

先頭 表紙

2020-03-12 名もなき生涯 (原題 A Hidden Life)  黒い司法 0%からの奇跡 (原題 Just Mercy)

『名もなき生涯 (原題 A Hidden Life)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ=ドイツ
配給 ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督 脚本
テレンス・マリック
キャスト
フランツ・イェーガーシュテッター/アウグスト・ディール
ファニ・イェーガーシュテッター/バレリー・パフナー

上映時間が175分・・と長いです。
要所要所に、美しい田園風景とか、農作業の工程とか挟んでくるからね。

それが本編に必要か‥と問われたら、直接は必要ないと思うけど、どんなに幸せな生活だったかは分かる。家族が完ぺきな形で存在していた。
後はひたすら深い夫婦愛を見せられる。
そんな愛も有る物かなぁ‥?と思うけど、その愛よりも信念を曲げないって凄いな。

・・でも、これ何かに似ているな‥と思ったら、いじめと同じ構図ね。
その気は無くても一緒に虐めないと自分が虐められるから、仕方なく‥って、良い訳。こういう風に追い込んで心折って行くんだよね‥


『黒い司法 0%からの奇跡 (原題 Just Mercy)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 デスティン・ダニエル・クレットン
キャスト
ブライアン・スティーブンソン/マイケル・B・ジョーダン
ウォルター・マクミリアン /ェイミー・フォックス
エバ・アンスリー/ブリー・ラーソン

観る前から不愉快な思いするの分かっていたのですが、やっぱり相当不愉快でした。
南部の差別主義は、北部から来たエリート黒人弁護士の前でも猛威を振るう。

本当に、とんでもない裁判が行われていて、そこに正義なんて無かった。
塀の中の人たちの方が良心が有るってどういうことだ?

裁判の見せ方とか切り返しは、歴代の名作法廷物ほどではないけれど、言葉が通じない・・?と思う位打っても響かない悪習の中での戦い。
マスコミを使うのは今ならネットなんだろうけど、有効だった。
その結果、やっと言葉の通じる場所に持ち出せた。
こういう積み重ねで、今表面的でも平等になっているのだなぁ。

先頭 表紙

2020-03-10 レ・ミゼラブル (原題 Les Miserables)

『レ・ミゼラブル (原題 Les Miserables)』

製作年 2019年
製作国 フランス
配給 東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
監督 脚本 ラジ・リ
キャスト
ステファン/ダミアン・ボナール
クリス/アレクシス・マネンティ
グワダ/ジェブリル・ゾンガ
イッサ/イッサ・ペリカ
バズ/アル=ハサン・リ

この作品の何が凄いって、最後のイッサ少年の佇まい。
何もかも吹っ切れたように悪に君臨している感じ。

そして、悪人を創るのは環境・・と言う意味合いのテロップ。
少年の悪さを、誰かが優しく諭して居れば、良かったのだろうか‥
悪戯で済まないような事をしでかすので、それもちょっと違うような気もするのだけれど、生まれ育った環境事態が確かにはデンジャラスだ。
住民と警官は敵で、お互い敬意なんて無いし。

イッサは恨みに突き動かされ脅威に変わったけれど、少なくとも正義を持って彼を救おうとした警官が、市民に銃を向けたのは少年が与えた恐怖なのだから、会の警官もまた市民の敵になってしまった。

先頭 表紙

2020-03-05 ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 (原題 ONE LAST DEAL)

『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 (原題 ONE LAST DEAL)』

製作年 2018年
製作国 フィンランド
配給 アルバトロス・フィルム
監督 クラウス・ハロ
脚本 アナ・ヘイナマー
キャスト
Albert Johnson/ステファン・サウク
Otto/アモス・ブロテルス
Lea/ピルヨ・ロンカ
Olavi/ヘイッキ・ノウシアイネン

父親、夫としては最低だったであろう老美術商オラヴィの過去は全く描かれないのだけれど、手に取るように判る。
家族や生活費の事は、興味を引く美術品の前に消し飛ぶ。そんな人生を送って来たんだろう。

そして、金庫にしまわれているのはお金じゃ無くて顧客名簿。それが財産。
それなりに実績と信頼が有るのだろう。落札できるように、支払できるように、応援して観ているけど、娘からしたらたまらない仕打ちだな‥

回る椅子のシーンとか、閑散としたバス停のシーンとか、重厚で見応えのある映画。
美術館からの留守電も好きだ。同じ画家、美術品を愛する者同士の通じ合うものを感じる。

ハリウッド娯楽映画なら、孫がネット配信で一発逆転報われる・・んだろうけど、そんな短絡的じゃない所も良い。

それにしても、オークション下調べして来た・・って言う客のドヤ顔、腹立たしい。
下調べしたって言うなら、オークションの手間、家賃光熱費、手数料、見極める為に重ねて来た勉強、努力、そこに費やした日数、駆け引き、それらを計算して上乗せした金額提示して来いよ。
人が落とした美術品を、何でその値段で自分が買えると思うんだ?

本当に、こういう馬鹿世界中に居るんだな。
そう言うやつは、最初っから自分でオークション参加したら良い。

自分のツレだったら恥ずかしいわ。

この馬鹿出す事によって、理解されない仕事・・って言うアピールしたね。

先頭 表紙

2020-02-29 2020年2月にスクリーンで観た映画

2020年2月にスクリーンで観た映画

7本でした。
2020年小計は19本。色々有ったから・・
今年は抑えて行く予定。なので良いペース。


 ロニートとエスティ 彼女たちの選択 (原題 Disobedience)
 屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ (原題 Der Goldene Handschu)
○スキャンダル (原題 Bombshell)
 グッドライアー 偽りのゲーム (原題 THE GOOD LIAR)
 バッドボーイズ フォー・ライフ (原題 Bad Boys for Life)
 母との約束、250通の手紙 (原題 La promesse de l‘aube)
 ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 (原題 Knives Out)

先頭 表紙

2020-02-27 ロニートとエスティ 彼女たちの選択 (原題 Disobedience) 屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ (原題 Der Goldene Handschu) スキャンダル (原題 Bombshell)

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択 (原題 Disobedience)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 ファントム・フィルム
監督 セバスティアン・レリオ
原作 ナオミ・オルダーマン
脚本 レベッカ・レンキェヴィチ 、 セバスティアン・レリオ
キャスト
ドヴィッド・クパーマン/アレッサンドロ・ニヴォラ
エスティ・クパーマン/レイチェル・マクアダムス
ロニート・クルシュカ/レイチェル・ワイズ

Rachel Weiszは男前な女性の役が板についていますね。
ポートレートの撮影シーンが懐かしいカメラで、好きだな。
それと、ラストの撮影シーン。
今度帰郷したら、母の写真を撮ろう・・と思いました。父は間に合わなかったけど。
因みに、ワイズでは無くヴァイスと読むのが正しいらしいです。日本では間違えて定着していますが、自分の名前間違えて呼ばれるのって凄く不愉快だと思うので、正しい名前が広まりますように。

エスティの生き辛さは相当だと思う。あの閉鎖社会じゃ。
でも出て行ったら生きて行ける自信は無い。一般女性より一層そう感じている。旦那が良い人とか、関係無いよね。

だからこそ、当たり前に従う筈のドヴィッドの行動は、たった一つの正しい答えを導き出したように見えた。

昔の親友同士に戻ったような三人のシーンが良かったな。宗教とか立場とか関係無く、夫婦である前に、人間として味方だと感じられたよね。
大体夫婦になると旦那って妻の味方じゃ無くなるからね。何なんだろうね。

天使と獣の人間の話。何気なく聴いていたけど、そうか‥色々な思いが有っての話だったんだな。と最後に思った。



『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ (原題 Der Goldene Handschu)』

製作年 2019年
製作国 ドイツ
配給 ビターズ・エンド
監督 脚本 ファティ・アキン
キャスト
フリッツ・ホンカ/ヨナス・ダスラー

フリッツ・ホンカ役のJonas Dasslerは、とても爽やかな男前な俳優です。

とんでもない怪演だった。終始内外とも醜悪で。
性格歪むくらい辛い過去が有ったんだけれど、不当に扱われた人が皆ああなる訳ではないのだから、やはり、嫌悪感を憶える。

風俗街のバーに集まる女性たちは、売春婦のなれの果てなんだろうね。兎に角扱いが酷い。
それでも行き先が無いから着いて行っちゃうんだろうなぁ‥


『スキャンダル (原題 Bombshell)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ=カナダ
配給 ギャガ
監督 ジェイ・ローチ 、 ジェイ・ローチ
脚本 チャールズ・ランドルフ
キャスト
メーガン/シャーリーズ・セロン
グレッチェン・カールソン/ニコール・キッドマン
ケイラ/マーゴット・ロビー
ロジャー・エイルズ/ジョン・リスゴー

三様の美女キャスターたちがそれぞれ素晴らしい。
メインは彼女たちだけど、彼女たちだけじゃない。苦しんだのも、戦ったのも。

夢を持って生きる女性たちに立ちはだかるセクハラの壁はどこの世界にも有るけど、有名人だからこそ注目度が違うからね。
守る物があると、声を上げるのは難しい。

男たちは、本気でwinwinの関係だと思っているのだろうか。仕事を与えるのだから、見返りを求めても良いと?
見ていて、とてもしんどい。

罪に問われるべきは、彼だけじゃないし。一網打尽に出来たら良かったのに。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)