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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2020-06-11 罪と女王 (原題 Queen of Hearts)  ルース・エドガー (原題 LUCE)
2020-06-09 ハリエット (原題 HARRIET)
2020-06-04 21世紀の資本 (原題 Capital in the Twenty-First Century)
2020-06-01 ハスラーズ (原題 HUSTLERS)
2020-03-31 2020年3月にスクリーンで観た映画
2020-03-25 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))  テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)
2020-03-20 ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)
2020-03-18 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)
2020-03-17 シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)
2020-03-16 ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)


2020-06-11 罪と女王 (原題 Queen of Hearts)  ルース・エドガー (原題 LUCE)

『罪と女王 (原題 Queen of Hearts)』

製作年 2019年
製作国 デンマーク=スウェーデン
配給 アット エンタテインメント
監督 メイ・エル・トーキー
脚本 メイ・エル・トーキー 、 マレン・ルイーズ・ケーヌ
キャスト
アンネ/トリーヌ・ディルホム
グスタフ/グスタフ・リン
ペーター/マグヌス・クレッペル
リナ/スティーヌ・ジルデンケルニ
エリック/プレーベン・クレステンセン



夫の連れ子。未成年のちょっと悪いハンサムな青年。

抗えない恋に落ちた‥では無いんだもんなぁ。
どう見てもそれは欲望で。
征服欲?何だか分からないけど、彼女が嫌悪し、守って来た少女たち天敵・・たとえば小金持ちのオッサンを体現している感じ。
なんだろう?気持ち悪い。

ばれたら失う物に頭が行かなかった?相手も同じように世間体を考えていると思った?
恋に落ちたならまだ分かるの。良い悪いじゃなくて、人間馬鹿になるでしょ?
凄く頭良さそうなのに、その瞬間、脳内が男性的だったのかな?

その後の夫に対する対応は凄く女性的だったけど。保身の為には上手に嘘つけるのが女でしょ?
だけど、グスタフに対しては、脅しとか、ひたすら男性的だった。


少女を食い物にする男性陣に対する皮肉なのか?何にせよ、本格的に一人の人間の人生を潰した。
ちゃんと話してお互いの人生に最善の方法導き出せばいいのに。その口の上手さは有っただろうに。
ポイ捨てした。そこしか居場所の無い子を。
形容し難い怖さ。
アンネは児童保護を専門の弁護士だから、一番良く分かって居る筈なの。


『ルース・エドガー (原題 LUCE)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ=東京テアトル
監督 ジュリアス・オナー
脚本 ジュリアス・オナー 、 J・C・リー
原作 J・C・リー
キャスト
エイミー・エドガー/ナオミ・ワッツ
ハリエット・ウィルソン/オクタヴィア・スペンサー
ルース・エドガー/ケルヴィン・ハリソン・Jr.
ピーター・エドガー/ティム・ロス


ルースの笑顔が怖い。・・と思うのは先入観からだと思う。
信頼できる優等生。彼は凄く凄く努力してそれになったのだろうし。
ユーモアも有る完ぺきな好青年。だからこそ、それが演技だったとしたら怖いんだよね。


人間は生きていたらいやおう無しに箱に入れられる。
それは比喩で、黒人の箱、白人の箱、先生の箱、お店屋さんの箱・・と言う風なって事かな。
その箱全体に光は射さないから、光の射す所に行くように陰に行く誰かが必要・・と言う先生の考え。
多分、差し込む光の量も箱によって違うよね。黒人の箱は、特に少ないって思っているんだよね。

ウィルソン先生の懸念は分かる。
彼女は同じ黒人だから。誰よりも子供たちがこの先受ける差別を真剣に考えていたんだろうな。善良過ぎる。
誰かを輝かせる為に陰に追いやられる子供はたまったもんじゃないけど。

正義って何だろう?
やっぱり、「三つ子の魂百まで」なのかな?誰かが疑ったりしなければ、清く正しく生きて行くのかな?

ちょっと、ホラーの怖さが有ります。

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2020-06-09 ハリエット (原題 HARRIET)

『ハリエット (原題 HARRIET)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 パルコ
監督 ケイシー・レモンズ
脚本 グレゴリー・アレン・ハワード 、 ケイシー・レモンズ
キャスト
ハリエット・タブマン / ミンテイ/シンシア・エリヴォ
ウィリアム・スティル/レスリー・オドム・Jr.
ギデオン・ブローダス/ジョー・アルウィン
マリー・ブキャナン/ジャネール・モネイ
ジョン・タブマン/ザカリー・モモー
エリザ・ブローダス/ジェニファー・ネトルズ
リット・ロス/ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ
ベン・ロス/クラーク・ピータース
ビガー・ロング/オマー・J・ドージー
ウォルター/ヘンリー・ハンター・ホール

彼女の何が特別だったのか‥
神と会話が出来ると言われ、“黒人たちのモーセ”と呼ばれる存在。
時々神秘的で、太陽に向かって草原を歩いて行く姿とか、本当に、美しい。
奴隷たちが、奴隷主の目を盗んで意志を伝える為に歌う歌が、美しいが故に悲しい。


誰よりも真剣に、奴隷たちを助けたいと願っていた。
奴隷は、彼女自身と愛する家族たちその物だったよね。
勿論、そう言う境遇に無いにもかかわらず、奴隷たちの逃亡に尽力している自由黒人や白人の皆様だって素晴らしい。
でも、多分、少しでも多くの奴隷を救いたい・・なんだと思うの。救えなかった一人が、誰かの唯一の人・・だから全員救いたい・・と思えるのは当事者だったからじゃないかな。

今まだ、コロナの真っただ中で、なのに黒人差別に対する暴動も起きている。
奴隷制度は終わっても、人種差別はまだまだ終わってない。

相手を侮辱することでしか自分の存在価値を示せない弱い人間が多すぎる。みっともない。

ただ、黒人警官を責める人間にも、暴動を嘆く人間にも、白人も黒人もアジア人も変わらず居るのだ。
そこは大事だと思います。

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2020-06-04 21世紀の資本 (原題 Capital in the Twenty-First Century)

『21世紀の資本 (原題 Capital in the Twenty-First Century)』



製作年 2019年
製作国 フランス=ニュージーランド
配給 アンプラグド
監督 ジャスティン・ペンバートン
キャスト トマ・ピケティ

ベストセラーとなった700ページに及ぶ経済学書を、著者ピケティ自身が監修・出演を務めて映画化したドキュメンタリー。

人類が長い歴史の中で繰り返し繰り返し行ってきた経済サイクルが、凄く分かりやすく見られます。
途中にプライドと偏見、エリジウムと言った身近な格差社会物の映画や風刺漫画が挟まれるので、想像がしやすい。


仕組みは分かったけど、そこそこ幸せだし‥と、見て見ぬ振りしたり、上手く誤魔化されながら生きている人類の大部分が含まれる中流層。

ただ、今作はコロナ前の作品だから、今現在世界がコロナの真っただ中なんですけど、これ以降世界がどうなって行くのか、これを作った頃と大きく変わってきそうです。
少なくとも、自分の仕事が補償が無い事は痛感した。

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2020-06-01 ハスラーズ (原題 HUSTLERS)

『ハスラーズ (原題 HUSTLERS) 』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 REGENTS
監督 脚本 ローリーン・スカファリア
キャスト
デスティニー/コンスタンス・ウー
ラモーナ/ジェニファー・ロペス
エリザベス/ジュリア・スタイルズ
メルセデス/キキ・パーマー
アナベル/リリ・ラインハート
ダイヤモンド/カーディ・ B
ジャスティス/メット・トーレイ
ドーン/マデリーン・ブルーワー
トレイシー/トレイス・リセット
ママ/マーセデス・ルール

ストリップクラブのsexyな美女たち。
本当にゴージャス。
美人だし、セクシーボディだし、駆け引きを心得ているし、そして何より努力している。
凄く格好良いと思うのよ。

特にラモーナ。
ゴージャスでその店のTOPなのに、滅茶苦茶良い人・・
女の子には。
人間が好き・・と言う彼女は、金づるたちには容赦ない。多分男はお金にしか見えないんじゃないかな?

彼女の大切な物・・を見たら解る。
凄く美しい人。
裏切られても、その理由を受け入れてハグしてくれる人。

まぁね、調査しながら苦笑いしちゃうくらい、男たちは自業自得だとも思うんですよ。
そりゃあ、酩酊させて・・って言うやり方は間違ってますけど。

sexyでちょっとほろりと来る作品。

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2020-03-31 2020年3月にスクリーンで観た映画

2020年3月にスクリーンで観た映画

10本でした。
こんなご時世なので、図らずも抑えられた。

2020年小計は29本

 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))
 テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)
○ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)
○ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)
○シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)
 ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)
 名もなき生涯 (原題 A Hidden Life)
 黒い司法 0%からの奇跡 (原題 Just Mercy)
 レ・ミゼラブル (原題 Les Miserables)
 ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 (原題 ONE LAST DEAL)

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2020-03-25 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))  テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY (原題 Birds of Prey(And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))』

製作年 2020年

製作国 アメリカ

配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 キャシー・ヤン
脚本 クリスティーナ・ホドソン
キャスト
ハーレイ・クイン/マーゴット・ロビー
ローマン・シオニス / ブラックマスク/ユアン・マクレガー
ダイナ・ランス / ブラック・キャナリー/ジャーニー・スモルレット
カサンドラ・ケイン/エラ・ジェイ・バスコ
レニー・モントーヤ/ロージー・ペレス
ビクター・ザーズ/クリス・メッシーナ
ヘレナ・ベルティネリ / ハントレス/メアリー・エリザベス・ウィンステッド

突っ込み処は多々あるけれど、こういう映画にそんな野暮な事言っちゃいけないんだと思う。
自由でcrazyなハーレイ・クインが語りだから、進行も自由だしね。
彼女たちはダークヒーローで、男たちはこぞって変態。まぁ、彼女たちを応援しちゃうわね。

個人的には歌姫なブラック・キャナリーが格好良くてお気に入りだったんだけど、まぁ、最後は反則だな。


『テリー・ギリアムのドン・キホーテ (原題 THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE)』

製作年 2018年
製作国 スペイン=ベルギー=フランス=イギリス=ポルトガル
配給 ショウゲート
監督 テリー・ギリアム
脚本 トニー・グリゾーニ 、 テリー・ギリアム
キャスト
Toby/アダム・ドライバー
Alexei Mishkin/ジョルディ・モリャ
Rupert/ジェイソン・ワトキンス
Don Quixote/ジョナサン・プライス
Raúl/ホヴィク・ケウチケリアン
The Gypsy/オスカル・ハエナダ
The Boss/ステラン・スカルスガルド
The Farmer’s Wife/ロッシ・デ・パルマ
Angelica/ジョアナ・リベイロ
Jacqui/オルガ・キュリレンコ
The Farmer/セルジ・ロペス

ドンキ・ホーテの呪いだな‥新しい宿主に伝染って決して滅ぶことの無い。

Jonathan Pryceが流石。
平凡な靴職人から、ドンキ・ホーテになり切ってからの変貌。充足した表情が見事。
退屈で傲慢な汚れた大人になっちゃったトビーには、刺激的過ぎたかもね。
思わぬところで過去の自分と遭遇するのは、痛い。

ドンキ・ホーテであろうとしている老人を笑う現代人たちは醜悪で、彼自身があの中で一番幸せに見える。
そして、女性陣が綺麗だなぁ〜

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2020-03-20 ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生 (原題 The Death and Life of John F. Donovan)』

製作年 2018年
製作国 カナダ=イギリス
配給 ファントム・フィルム=松竹
監督 原作 グザヴィエ・ドラン
脚本 ジェイコブ・ティアニー 、 グザヴィエ・ドラン
キャスト
ルパート・ターナー(青年期/ベン・シュネッツァー
ルパート・ターナー(子供時代)/ジェイコブ・トレンブレイ
ダイナーの老人/マイケル・ガンボン
グレース・ドノヴァン/スーザン・サランドン
オードリー・ニューハウス/タンディ・ニュートン
サム・ターナー/ナタリー・ポートマン
バーバラ・ハガーメーカー/キャシー・ベイツ
ジョン・F・ドノヴァン/キット・ハリントン

やっぱり、Xavier Dolanの切り口好き。
以前みたいに荒々しい切り口ではないけれど、成長とか、洗練とか、言われる所かもしれない。

バタバタと慌ただしくて落ち着かない気持ちにさせる。
時間に追い立てられる感じ。やっつけ仕事を早く終わらせて、行くべき所に行かなくては‥
社会は黒人記者の気持ちが感染する。
だけど、気が付いたら引き込まれている彼女と、気持ちがシンクロする。
で、どうなったのか‥救いは有ったのか‥応えを求めてしまう。

一番傷付いたはずの彼の出した答えは、何なのか。不親切に感覚に委ねる。

だけど、きっとそうなんだろうな‥と視聴者が、前向きな答えを出すのだろうと思う。

冒頭付近の Sid Viciousの部屋みたいよ!の台詞にいきなり持っていかれた。
映像や台詞や曲のチョイスが私好み。
Stand by Meの使い方も良いなぁ。

うんでも、監督に出演していただくと、ヒリヒリ感が更増しして、好み。

先頭 表紙

2020-03-18 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (原題 The Biggest Little Farm)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 シンカ
監督 脚本 ジョン・チェスター 、 ジョン・チェスター
キャスト
モリー・チェスター
ジョン・チェスター

子供の頃、老いて卵を産まなくなったから…と処分される鶏のつがいを父が貰って来て私にくれて、コケとコッコと名付け、本読んで調べて数ヶ月かな?世話したのを思い出した。
一度だけ卵を産んだけど、食べられなかった。しばらく卵は食べられなかった子供時代。

すっごく大変だと思う。映画で見る以上に。
でも成し遂げている先人が良い師として存在してくれてラッキーだね。7年・・って座標が有るのって凄く励みになったと思う。


野生動物の映像カメラマン?だからなのか、映像が凄く美しい。
動植物全ての生き物に、凄く愛情を持って映している。
美しいだけじゃなくて、過酷な現実や、残酷なシーンも、当然ある。苦手な人も居るだろう。
私も得意じゃないけど、田舎で産まれ育ったから、免疫あって助かった。
実家から、花を土ごと持って来て育てていたけど、近所の知り合いに、何でそんなに育つの?って聞かれた。土には、やっぱりミミズが居たんだよね。
ホームセンターとかで買ってくる肥料入りの土より断然植物が育った。

後半の自然の歯車が回り出した辺りはぞくぞくする。
猛禽類大好きだから、彼らが来た〜〜!!ってまるでヒーローみたいだった。

自然と生きていると、運命とか、奇跡とか、信じたくなる。
勿論無力を思い知るし。

ウチは農家では無いけど、田舎で土地は有るから、家族が食べる十分な量の野菜は作っていた。田んぼも持っているし、木に登って蜂と争って果実食べるような子供時代だった。

だけど、この生活が出来るかって問われたら、出来ないなぁ。憧れはするけど。

先頭 表紙

2020-03-17 シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)

『シェイクスピアの庭 (原題 ALL IS TRUE)』

製作年 2018年
製作国 イギリス
配給 ハーク
監督 ケネス・ブラナー
脚本 ベン・エルトン
キャスト
ウィリアム・シェイクスピア/ケネス・ブラナー
アン/ジュディ・デンチ
サウサンプトン伯爵/イアン・マッケラン
スザンナ/リディア・ウィルソン
ジュディス/キャスリン・ワイルダー
トム・クワイニー/ジャック・コルグレイヴ・ハースト
ジョン・ホール/ハドリー・フレイザー


時代背景が1613年なので、悲しい位の差別社会。
女性は嫁に行き子どもを産む以外の存在価値を認められない時代。
シェイクスピアがいかに偉大で人気の詩人で劇作家であっても、ファンの伯爵に人間同士としての交流を望んでも、身分が違う・・と、切り捨てられてしまう。
たまたま両親の元に産まれただけ・・なんて言っておきながらね。
改めて、色々な人が戦って、今が有るんだなぁ・・と思った。


シェイクスピアにやたら絡んで来る田舎領主がシェイクスピアに、詩を作るだけのお前と違って、私には膨大な領地を監視する立派な仕事があって忙しい…と言うんだけど、言われたシェイクスピアが、私は劇場を管理し諸経費とスタッフの賃金を払い、長く続く公演を考え、観客の水や食事を用意している。彼らには楽しみが必要だから。そして空いた時間に詩を描いてる。それが仕事だ!・・と応える。
セリフの内容は、要約しているけど。
コロナで困窮している現状に、何てタイムリーなセリフなんだろう…

映像の加工が凄く綺麗。
家族の大変な時に居なくて、何で帰って来たんだろう?状態に見えて、居なくても強大な存在感で家族の中に存在していて、彼らは恐れていたんだな‥
彼に失望される事を。

先頭 表紙

2020-03-16 ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)

『ジュディ 虹の彼方に (原題 JUDY)』

製作年 2019年
製作国 イギリス
配給 ギャガ
監督 ルパート・グールド
原作 ピーター・キルター
脚本 トム・エッジ
キャスト
ジュディ・ガーランド/レニー・ゼルウィガー
ロザリン・ワイルダー/ジェシー・バックリー
シドニー・ラフト/ルーファス・シーウェル
Burt Rhodes/ロイス・ピアソン
ミッキー・ディーンズ/フィン・ウィットロック
Young Judy/ダーシー・ショウ
バーナード・デルフォント/マイケル・ガンボン



Judy Garlandは歌唱力と演技力に恵まれた女性で、黒い噂は絶えない。
事務所の社長に、子役二人は要らないから太っている方(Judy)を解雇しろと言われたプロデューサーArthur Freedが、間違えた振りしてもう一人の方を解雇した話は有名だけれど、そのArthur Freedがキャスティング・カウチで悪名高い事から13歳のJudyも枕営業をまことしやかに噂されたし。
当時珍しい同性愛者の理解者で、自身もバイセクシャルだったとも言われているし。
その辺は、ふわっと触れていたね。

13歳から、ダイエット薬として覚醒剤を与えられ続けて、破滅して行ったJudy。
誰もが憧れたドロシーだったからこそ、求められ、応えなければ恨みを買ったJudy。
時代が違ったら、もっと幸せになれたかもしれない。
そう思うと、凄く惜しい。
娘が、母はハリウッドに殺された‥と言うのも分かるわ。

そんな壊れそうなJudy Garlandを繊細に演じたRenée Zellwegerが凄い。
彼女の女優魂を見せつけられたなぁ。

Rufus Sewellが、彼にしては比較的良い人の役だった。良い人では無いけど、大体最低男役だからな。

でも、自分の好きなスターが、あんなボロボロな気持ちでステージに立っていたら、辛い。
ステージに立つ事を楽しんで居てい欲しい・・
失敗したら物を投げつけるなんて、ショービジネスの世界は残酷だ。
そんな人ばかりではないけど、あれは、悲しかった。

去年、たまたま行ったカフェのモニターで、Judy Garlandの「オズの魔法使」が流れていた。
きらきらした瞳で、皆を魅了していた彼女を思い出す。

先頭 表紙


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