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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2019-12-12 THE INFORMER/三秒間の死角  読まれなかった小説 (原題 Ahlat Agaci)
2019-12-06 ラスト・クリスマス (原題 Last Christmas)
2019-12-05 ライフ・イットセルフ 未来に続く物語 (原題 LIFE ITSELF)
2019-11-29 2019年11月にスクリーンで観た映画
2019-11-29 LORO(ローロ) 欲望のイタリア (原題 LORO)
2019-11-24 アナと雪の女王2 (原題 FROZEN 2)
2019-11-21 アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール (原題 La musica del silenzio)  マイ・フーリッシュ・ハート (原題 MY FOOLISH HEART)
2019-11-19 グレタ GRETA (原題 GRETA)
2019-11-17 エンド・オブ・ステイツ (原題 Angel has Fallen)
2019-11-11 ターミネーター:ニュー・フェイト (原題 TERMINATOR: DARK FATE)


2019-12-12 THE INFORMER/三秒間の死角  読まれなかった小説 (原題 Ahlat Agaci)

『THE INFORMER/三秒間の死角』

製作年 2019年
製作国 イギリス=アメリカ=カナダ
配給 ショウゲート
監督 脚本 アンドレア・ディ・ステファノ
キャスト
ピート・コズロー/ジョエル・キナマン
ウィルコックス/ロザムンド・パイク
グレンズ/コモン
ソフィア/アナ・デ・アルマス
モンゴメリー/クライヴ・オーウェン

誰を信じて良いのか、解らないですね。
まぁ、コズローの家族への愛情は信じられるけど、相手はプロばかりだからいつも上手く行かないし。

更生したいと思っているんだけど、元々はどんだけハイスペックだったんだろう・・と言う所を端々に見せてくる。
逃走劇は特にね。
痛いっ・・ってなるシーンも有るので注意です。



『読まれなかった小説 (原題 Ahlat Agaci)』

製作年 2018年
製作国 トルコ=フランス=ドイツ=ブルガリア=マケドニア=ボスニア=スウェーデン=カタール
配給 ビターズ・エンド
監督 ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
脚本 アキン・アクス 、 エブル・ジェイラン 、 ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
キャスト
シナン・カラス/アイドゥンドウ・デミルコル
イドリス・カラス/ムラト・ジェムジル
アスマン・カラス/ベンヌ・ユルドゥルムラー
ハティジェ/ハザール・エルグチュル
イマーム・ヴェイセル/アキン・アクス


上映時間が189分 です。長いです。

最初シナンは家の手伝いもする好青年に思える。
だけど、どこからかな・・凄く傲慢になって行く。
父親に失望したからかもしれないし、憧れの女性と強烈な再会をした辺りからかも知れない。

年長者に対する態度が、最悪。
人気作家に絡む姿は愚の骨頂で、見苦しい。彼は青臭く失礼な青年の無礼に寛大に対応している。だけど、とんでもなく尊大になって行く。

だけど、一番印象に残っているのは、感動的な言葉を贈られ、涙がこぼれるほど感動しながら、息子がつまらない、見下げた男になって居る事に失望するシーン。
父親の駄目さは否定しないけれど、彼がどうな青年で、どうして惹かれたか、それを語っても、息子に届かない虚しさ。
今の彼を知った上で、もう一度その時をやり直したとしても、やはり父親を選ぶ。と言う母親の言葉を、あの時の彼には理解できないだろうな‥

自費出版した本は読まれず、教員にも成れず、兵役から帰ったシナンは、少しは苦労をして物事も味方が変わったのかな?
それとも、純粋に父の人間的魅力に気が付いたのかな?

ラストはちょっと胸を打つ。

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2019-12-06 ラスト・クリスマス (原題 Last Christmas)

『ラスト・クリスマス (原題 Last Christmas)』

製作年 2019年
製作国 イギリス
配給 パルコ=ユニバーサル映画
監督 ポール・フェイグ
脚本 エマ・トンプソン 、 ブライオニー・キミングス
キャスト
ケイト/エミリア・クラーク
トム/ヘンリー・ゴールディング
サンタ/ミシェル・ヨー
ママ/エマ・トンプソン

ベタな恋愛映画かと思ったら、違った。

無謀な夢を見てだらしなくて奔放に見える、良くいる駄目ヒロインのようなケイトを、女友達たちは見捨てない。
そこがね、引っかかるの。
地面にへたり込んで救いを求めるケイトに、これが本当の君だね‥と言うセリフもまなざしも凄く優しくて、宝物を見つけたような笑顔を見せるのに、それと同時に、彼はヒロインに絶対におちないのだと思う。
その理由までは分からなかった。考えられる可能性はケイトが口にして否定されるし。
近いようで遠い彼に嘆き溺れるのじゃ無くて、心の支えに前に進み自分を取り戻していくんだけど、そこが好き。
そして、全ての符号が一致した瞬間。ケイトと一緒に崩れそうよね。
そうだよ。これは、クリスマスの奇跡の映画だったんだ‥と気が付く。
凄く残酷ではあるけれど、凄く優しい奇跡。

前振りでずっと拘ってきた、George Michaelが生きるラスト。
Wham!のクリスマスソングが、凄く深い意味を持って来て泣いた。

ストーリーの中に、ホームレスや、ゲイや、移民や、家族の問題すべて盛り込んでいるんだけど、クリスマスくらい、皆がその煩わしさから解放されたらいいね。

Emma Thompsonの煩わしいママ役も秀逸。

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2019-12-05 ライフ・イットセルフ 未来に続く物語 (原題 LIFE ITSELF)

『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語 (原題 LIFE ITSELF)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ=木下グループ
監督 ダン・フォーゲルマン
キャスト
ウィル/オスカー・アイザック
アビー/オリビア・ワイルド
Irwin Dempsey/マンディ・パティンキン
ディラン/オリヴィア・クック
Isabel Díaz/ライア・コスタ
Dr. Cait Morris/アネット・ベニング
Mr. Saccione/アントニオ・バンデラス

これは、それぞれの家族の物語をオムニバス映画にして、最後をまとめたら、凄く感動的するheartfulな作品に仕上がったと思う。
敢えてそうしなかったのは、ストレートな愛を美しく語るのに嫌悪感が有るのか、監督のDan Fogelmanが元々脚本家な為、脚本の妙に拘ったのか‥
勿論切り取られたエピソードそれぞれに深い愛が描かれていて、泣ける。演技も映し方も美しい。
だけど、予告で感動巨編を期待して観に行くと、肩透かしを食らうかも。見ようによっては、コメディなのです。
まぁ、語り部の立場的に、客観的に語っているからですかね。

そこも含めて、脚本は凄く面白いと思う。
でも、だからこそ・・か、普通に撮った物も見て見たいと思ってしまう。
そう言うのは映画業界には沢山有って、低迷打破の為には新しい手法を取り入れないと・・なのかな?と深読みしてしまう。

脚本の妙で言うと、私は 主人公は僕だった が好きです。

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2019-11-29 2019年11月にスクリーンで観た映画

2019年11月にスクリーンで観た映画

10本しか観られなかった・・仕事忙しすぎた‥
2019年トータルは176本

  LORO(ローロ) 欲望のイタリア (原題 LORO)
 アナと雪の女王2 (原題 FROZEN 2)
○アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール (原題 La musica del silenzio)
 マイ・フーリッシュ・ハート (原題 MY FOOLISH HEART)
 グレタ GRETA (原題 GRETA)
 エンド・オブ・ステイツ (原題 Angel has Fallen)
 ターミネーター:ニュー・フェイト (原題 TERMINATOR: DARK FATE)
 フッド:ザ・ビギニング (原題 ROBIN HOOD)
 英雄は嘘がお好き (原題 LE RETOUR DU HÉROS)
○マイ・ビューティフル・デイズ (原題 Miss Stevens)

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2019-11-29 LORO(ローロ) 欲望のイタリア (原題 LORO)

『LORO(ローロ) 欲望のイタリア (原題 LORO)』

製作年 2018年
製作国 イタリア
配給 トランスフォーマー
監督 パオロ・ソレンティーノ
脚本 パオロ・ソレンティーノ 、 ウンベルト・コンタレッロ
キャスト
Silvio Berlusconi / Ennio Doris/トニー・セルヴィッロ
Veronica Lario/エレナ・ソフィア・リッチ
Sergio Morra/リッカルド・スカマルチョ
Kira/カシア・アナ・スムートニアック
Santino Recchia/ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ

Silvioの顔に張り付いた笑顔が怖い。V for Vendetta の仮面を思い出した。

どんな人だったのかは、知らないんですけど、典型的な口の上手いイタリア人男性。
その最たる人。
群がって来る人もそれは沢山居ただろうな。それに上手く乗って渡って行ったんだろうけど。
そんな相手に恋をして、その上っ面だけな部分に失望した奥様の恋心が切ない。

美女が沢山出てきます。それはもうsexyです。男性なら誰もが憧れそう。
そんな中で目を付けられた純朴な彼女。可愛いです。

映画女優とTV女優の区別もつかないけど、女優志望・・と言う。
でも、絶対じゃない・・って言う。
夢を掴む為に自分を磨き、貪欲に必死に身を捧げる覚悟で居る、グラドルの彼女たちの方がよっぽど健気で純粋だと思う。汚れちゃっていても。
純朴な彼女の方が、そんな彼女たちを見下し、自分は彼女たちとは違う・・と言うスタンスで、一番毒を持っている物です。

それをやんわりと見せる手腕と、時々ハッとする美しい映像は見どころでした。
男たちのみっともなさも目立つけどね。

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2019-11-24 アナと雪の女王2 (原題 FROZEN 2)

『アナと雪の女王2 (原題 FROZEN 2)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督 ジェニファー・リー 、 クリス・バック
キャスト
Anna/クリステン・ベル
Elsa/イディナ・メンゼル
Kristoff/ジョナサン・グロフ
Olaf/ジョシュ・ギャッド

王国と民を守る為、自分の生きる意味を求める為、旅に出るアナとエルサに対して、クリストフの頭を占めているのがプロポーズ大作戦なのが、脱力して笑う。
愛とか恋を軽く見る気はないけど、今じゃ無いんじゃ・・今は必死に守れよ・・と、思った。
まぁ、結果ちゃんと守ってたけど。

エルサは凜として美しくて、女王然としているのだけれど、何だか覇気が無いんだよね。
それが、冒険に出てからの彼女の強さと、生き生きした姿を引き立てていた。


幼い時のアナの無邪気さが兎に角可愛い。

王女で魔法の力を持っている姉が居ながら、少しも腐らない天真爛漫さがディズニーの主役らしいわよね。


収まる所におさまった感じ。

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2019-11-21 アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール (原題 La musica del silenzio)  マイ・フーリッシュ・ハート (原題 MY FOOLISH HEART)

『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール (原題 La musica del silenzio)』

製作年 2017年
製作国 イタリア
配給 プレシディオ=彩プロ
監督 マイケル・ラドフォード
キャスト
アモス/トビー・セバスチャン
マエストロ/アントニオ・バンデラス

世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの半生。
男性歌手には、変声期って賞味期限が有るんだよね‥酷だねぇ。
でも、音感とか、才能とかには影響ないんでしょ?そんな単純じゃないのかもしれないけれど。
やっぱり天使の歌声が失われるのは辛いのか‥

本人の自叙伝だからか、家族も環境も窮地の度に出会う人皆良い人で、美しい物語に仕上がっている。
勿論、鬱屈した時代は有ったけど。
どこにでも居る、文句をつける事が面白いとか、格好良いとか勘違いしている馬鹿は出て来るけど、歌声でねじ伏せた。格好良いぞ。

ぼんやりと見えている世界を観客も体感するけれど、視力を失った時の衝撃は秀逸。
彼が語った真っ暗じゃなくて、箪笥もベッドも見えるし、ママが居ると知っているからママも見える。って台詞が衝撃だった。
それもきっと、今まで見てきたぼんやりとした姿なんだろうけど、生まれつきの全盲とは、決定的に違うんだろうな‥

愛されて、可愛がられて、幼い頃の夢を貫いた。
奏者だって十分凄いと思うんだけどね。


『マイ・フーリッシュ・ハート (原題 MY FOOLISH HEART)』

製作年 2018年
製作国 オランダ
配給 ブロードメディア・スタジオ
監督 脚本 ロルフ・ヴァン・アイク
キャスト
チェット・ベイカー/スティーヴ・ウォール
ルーカス/ハイス・ナバー

伝説的ジャズミュージシャンChet Baker。典型的に、音楽以外の生きる才能を持ち合わさずに生まれて来たんだね。
歌声も、演奏も、確かに人を魅了する。
でも孤独なんだね。
これはそんな彼の人生と、自分の現状が交差する刑事の物語なんだけど、鬱屈とした思いを、弱い女性に向けるダメ男だと言う点で共通している。
まぁ、根っこの所は大抵の男性陣が女性を軽視していると思うけど。
そう言う風に育てられているし。
愛していると言いながら傷付ける。弱過ぎだ‥

先頭 表紙

2019-11-19 グレタ GRETA (原題 GRETA)

『グレタ GRETA (原題 GRETA)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ=アイルランド

配給 東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
監督 ニール・ジョーダン 、 ニール・ジョーダン
キャスト
グレタ/イザベル・ユペール
フランシス/クロエ・グレース・モレッツ
エリカ/マイカ・モンロー

Isabelle Huppertは、魅力的な狂気に満ちた妙齢の女性役、上手いですよね。
シレっと悪びれも無く、自分が正しいと思って居る。怖い。
まぁ、異常者って自分の価値観だけでしか物事考えられないくせにそれを他者にも押し付けようとして来るものだけど。
こういうストーカー、軟禁物って男性犯人だと多い気がするけど、女性が犯人だと、周囲が甘く見るのかな?怖くて面倒な気がする。
探偵さんも詰めが甘い。女性だからと油断しているよね。
私男女どちらもストーカーいたけど、女性の毎日電話攻撃は本当にしつこいし、嫌われたのかなぁ‥とか、怖い発言が多い。
男性ストーカーは毎日待ち伏せ手紙攻撃だったけど、電話くださいを無視したら、電話の前で待っていたのに、シャイなんですか‥とか書いてあったし。
どんだけ自分の行動正当化する?・・と言うかそっちが何をどう思おうが、コッチには全く関係無いし、一ミリもどうでも良いわ。って思うし。
自分の行動、発言顧みず、正しいと思っているから相手の迷惑考えられずそう言う行動に出られるんだろうなぁ。
そして孤独で気の毒な人なんだろうなぁ。自業自得だけど。

最初から、第三者にしては個性的で存在感が有る友人エリカの存在がカギでした。
親切が裏目に出たフランシスだったけど、ガムのようにくっついて離れない彼女にきっとエリカは救われたことが有って、それが身を助けたんだろうなぁ‥と思うと、上手く出来ていましたね。

先頭 表紙

2019-11-17 エンド・オブ・ステイツ (原題 Angel has Fallen)

『エンド・オブ・ステイツ (原題 Angel has Fallen)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 クロックワークス
監督 リック・ローマン・ウォー
脚本 ロバート・マイク・ケイメン
キャスト
Mike Banning/ジェラルド・バトラー
President Trumbull/モーガン・フリーマン
Agent Thompson/ジェイダ・ピンケット=スミス
Clay Banning/ニック・ノルティ

Gerard Butlerの定番の役になりましたね。
繊細なインテリマッチョな感じが好きだったので、私的にはゴツイおっさん感が不本意です。
あんなハメ方されたら立ち直れないなぁ‥って所から、大統領を守る為だけに逃走する姿は、本当に頼もしい。

裏切り者も悪役も分かりやす過ぎるけど。
すっごい良い話系を盛り盛りで入れてきましたね。
Gerryの良い人イメージ強化かな。

先頭 表紙

2019-11-11 ターミネーター:ニュー・フェイト (原題 TERMINATOR: DARK FATE)

『ターミネーター:ニュー・フェイト (原題 TERMINATOR: DARK FATE)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 ティム・ミラー
ダニー・ラモス/ナタリア・レイエス
グレース/マッケンジー・デイビス
サラ・コナー/リンダ・ハミルトン
T-800/アーノルド・シュワルツェネッガー

勿論、オリジナルに敬意は持っているので、これが正当なターミネーター2の続編と言われたら、しっくりくる。

現代。危機が回避された平和な世界。・・だけど、ジョンを救えなかった。平和な世界に安心していたサラには。
人類の為じゃ無く、人間の未来の為じゃ無く、母として、それはとんでもない悲劇だっただろうなぁ。
それが、あんな人生を送っているなんて、そりゃあ、辛いよなぁ‥
だけど、それは本人が一番良く分かっていて。それはそれでちょっと辛い。

嘗ては、どんなに頑張っても、強くても、女は守られる側で、リーダーでは無く、リーダーを産む者でしかなかったのが、今は違う。
弱さは有っても戦い、リーダーになれる。時代を感じる。

圧倒的機械のスペックを前に絶望しか感じない中、サラ・コナーとジョン・コナー母子は希望の光だったよね。

敵を倒しても、人間は同じ過ちを犯し、同じような別の敵が生まれる。もう、運命だね。
だけど、立ち上がる人間も出て来る。

ターミネーター4の悲惨な世界は、2018年設定だったので、ほぼ同じ時期。人類が危機を知らないまま迎えた場合の未来。
その対比を感じられたな。

先頭 表紙


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