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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2019-10-17 トスカーナの幸せレシピ (原題 QUANTO BASTA)  ウィークエンド (原題 WEEKEND)  アップグレード (原題 UPGRADE)
2019-10-11 真実 (原題 La Verite)  イエスタデイ (原題 ALL YOU NEED IS LOVE)
2019-10-09 ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち (原題 THE HUMMINGBIRD PROJECT)  サラブレッド (原題 Thoroughbreds)
2019-10-08 ジョーカー (原題 JOKER)  ホテル・ムンバイ (原題 HOTEL MUMBAI)
2019-10-07 ジョン・ウィック:パラベラム (原題 JOHN WICK:CHAPTER3 PARABELLUM)
2019-10-01 2019年9月にスクリーンで観た映画
2019-10-01 パリに見出されたピアニスト (原題 AU BOUT DES DOIGTS)
2019-09-27 永遠の門 ゴッホの見た未来 (原題 AT ETERNITY'S GATE)
2019-09-25 アド・アストラ (原題 AD ASTRA)
2019-09-21 今さら言えない小さな秘密 (原題 RAOUL TUBURIN)


2019-10-17 トスカーナの幸せレシピ (原題 QUANTO BASTA)  ウィークエンド (原題 WEEKEND)  アップグレード (原題 UPGRADE)

『トスカーナの幸せレシピ (原題 QUANTO BASTA)』

製作年 2018年
製作国 イタリア
配給 ハーク
監督 フランチェスコ・ファラスキ
脚本 フィリッポ・ボローニャ 、 ウーゴ・キーティ 、 フランチェスコ・ファラスキ 、 フェデリコ・スペリンデル
キャスト
Arturo/ヴィニーチョ・マルキオーニ
Guido/ルイジ・フェデーレ
Anna/ヴァレリア・ソラリーノ
Marinari/ニコラ・シーリ
Marione/ミルコ・フレッツァ
Giulietta/ベネデッタ・ポルカローリ

ストーリーはまぁ、思った通りの展開になる王道なんだけど、兎に角、イタリアン料理作れる男はモテる。と確信した。
そしてアスペルガー症候群のグイドの純粋な人間らしさが良い。

でも、困っている時に助けてくれた友人の恩を、仇で返すような行動は、日本人好みじゃない気がする。


『ウィークエンド (原題 WEEKEND)』

製作年 2011年
製作国 イギリス
配給 ファインフィルムズ
監督 脚本 アンドリュー・ヘイ
キャスト
ラッセル/トム・カレン
グレン/クリス・ニュー

何か、色々とラッセルが可愛いなぁ。
出会うのも続けるのも大変な彼らだから、慎ましやかに生きているんだけど。

ベッドで、父親にカミングアウトする模擬体験をするシーンとか、好き。

知れば知るほどグレンは大したことない男なんだけど、傷付いた過去を引きずっているんだね。


『アップグレード (原題 UPGRADE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 パルコ
監督 脚本 リー・ワネル
キャスト
グレイ・トレイス/ローガン・マーシャル=グリーン
ジェーン・コルテス刑事/ベティ・ガブリエル
エロン・キーン/ハリソン・ギルバートソン
アシャ・トレイス/メラニー・バレイヨ
ステム/サイモン・メイデン
フィスク/ベネディクト・ハーディ

脳内のSTEMとのやり取りはfunnyで、頼もしくて強くて、凄く良い時代に思えるのだけれど、行きついた先はとんでもない怖い世界でした。

全自動自動車は免許が無い身としては良いな‥と思っていたけど、やっぱり怖いな‥と思いました。

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2019-10-11 真実 (原題 La Verite)  イエスタデイ (原題 ALL YOU NEED IS LOVE)

『真実 (原題 La Verite)』

製作年 2019年
製作国 フランス=日本
配給 ギャガ
監督 是枝裕和
キャスト
ファビエンヌ/カトリーヌ・ドヌーヴ
リュミール/ジュリエット・ビノシュ
ハンク・クーパー/イーサン・ホーク

女優と作家。どっちが嘘つきかな?

あの、美貌のCatherine Deneuveですよ。
そして名優Juliette Binoche。
更にEthan Hawkeですからね。
是枝裕和監督、何者・・?って思いますよね。
『万引き家族』も見ましたけどね。

人間の記憶は曖昧で、良い事も悪い事も自分に都合良く憶えている。
それが良く分かるね。
母である前に女優で、それを最優先して来たから、失った物が有って。
でも、女優だからこその生き様は格好良くて、嫌い切れないのかな。
持って来た映画の題材が秀逸で、是枝裕和監督流石・・と思わずに居られない。

ちょっと、アクトレス 女たちの舞台 を思い起こしますけどね。


『イエスタデイ (原題 ALL YOU NEED IS LOVE)』

製作年 2019年
製作国 イギリス
配給 東宝東和
監督 ダニー・ボイル
脚本 リチャード・カーティス
キャスト
Jack Malik/ヒメーシュ・パテル
Ellie/リリー・ジェームズ
Mandi/ケイト・マッキノン
Ed Sheeran/エド・シーラン


もう。Ed Sheeranが本人役で出て来るの、本当に好き。TOKYO DOMEでの公演思い出してまた行きたくなる。
携帯の着メロが自分の曲なの笑うし、映画終わってイヤフォン掛けたら流れたのがその着メロで、再度笑った。
あのEd Sheeranが敗北を認める・・と言う設定はある意味敬意なのかもしれないけれど、面白くは無いんじゃないかなぁ?
でも彼なら本当に、この位の柔軟性は有りそうで、やっぱり凄く好きだわ。

ザ・ビートルズが消えた世界。
でもそれはファンタジーじゃなくて、科学的根拠が有りそうな発端。
一人じゃ無いって所が特にね。
世界から、大好きな曲が消えて、もう二度と聞けないと絶望している時に、その曲を歌っている人に出会ったら、そうか。怒りより、感謝なのか‥
確かにそうかもしれない。
嬉しくて、会って分かち合いたいと思うのも分かる気がする。
演奏できないし、謳えないから。
ミュージシャンの夢を諦めず、演奏テクニックが有り、美しく歌える彼がその一人だった奇跡は、天啓ではないだろうか。
もしかしたら、本人たちが有名になる事を望まず起こした奇跡なのかもしれない。
兎に角、ビートルズと音楽への愛に溢れていた。
そしてやっぱり彼らは偉大だと思った。改めて聞いて凄く名曲よね。

きっとハリーポッターも憶えている監督が映画にするだろう。本は難しそうだけど。

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2019-10-09 ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち (原題 THE HUMMINGBIRD PROJECT)  サラブレッド (原題 Thoroughbreds)

『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち (原題 THE HUMMINGBIRD PROJECT)』

製作年 2018年
製作国 カナダ=ベルギー
配給 ショウゲート
監督 キム・グエン
キャスト
ヴィンセント/ジェシー・アイゼンバーグ
アントン/アレキサンダー・スカルスガルド
エヴァ/サルマ・ハエック

Jesse Eisenbergの話し方って、息つく間もないと言うか、まくしたてる感じで、凄く疲れる。
それでいて、相手を真摯に見つめて話すから、丸め込みやすいんだろうか。
どの役も大体そんな印象だけれど、だけど今作はそれが、シャッタースピード幾つに設定している・・?と思うような静かなラストシーンに生きていて、彼らのこだわった0.001秒の世界を表している。
そこまで必死になるのは、お金儲けと言うより男のロマン的な物なのかな?良く分からないけど。皆楽しそうではある。
エヴァが悪い人には思えなかったけど。良い上司に見えるし。

ところで、アントンが男前な禿だなぁ‥と思ったら、Alexander Skarsgårdだった!一瞬分からなかった。そりゃあ男前な筈だ。
背中丸めて頼りない感じにしては居たけど、美しさは隠せなかった。そして隠し技がニクイ。


『サラブレッド (原題 Thoroughbreds)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 パルコ
監督 コリー・フィンリー
キャスト
アマンダ/オリビア・クック
リリー/アニヤ・テイラー=ジョイ
ティム/アントン・イェルチン

アマンダとリリーの美少女2人の醸し出す雰囲気ったら、怖いわ。
でも、残忍シーンとかは無いので、そこを期待して行くと物足りないかも。
私的には、お願いだからAntonにあまり酷いことしないで・・と思っていたから、あの程度で良かったけど。

感情の無いアマンダより、リリーの方が実は怖かったり・・
共依存的に美しく歪んだ関係だったけど。

Antonの最後の出演作と言われている本作は、最近多かった大物ぶっているチンピラが美少女に翻弄され酷い目に合う・・と言うパターンではあるけれど、話し方は落ち着いているし、ちゃんと前に進んでいるし、危うい少女たちを恐れながら心配しているような所も有って、主演ではないけれど、唯一彼女たちを理解出来る第三者的な存在感のある役どころでした。
大人な役を演じる一歩・・みたいな。

この先はもう無いんだけど‥受け入れたつもりでも、やっぱり辛いね‥

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2019-10-08 ジョーカー (原題 JOKER)  ホテル・ムンバイ (原題 HOTEL MUMBAI)

『ジョーカー (原題 JOKER)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 トッド・フィリップス
脚本 トッド・フィリップス 、 スコット・シルバー
キャスト
アーサー・フレック / ジョーカー/ホアキン・フェニックス
マレー・フランクリン/ロバート・デ・ニーロ
ソフィー・デュモンド/ザジー・ビーツ
ペニー・フレック/フランセス・コンロイ
トーマス・ウェイン/ブレット・カレン


ジョーカーは愛される悪役だよね。
何か、痛々しい狂気。決して消える事の無い不信感や不満を抱えている。

Joaquin Phoenix のJokerは、多くの名優たちが演じていたそんなイメージを壊すこと無く、脆く、痛々しく、壊れて行く狂気の様を体現していた。

神経系の奇病を持っていたけれど、ユーモアと親切心を持って、正しく生きようとしていた。
それは凄く生き辛かったんだろうけど。
人に見える、残酷さや、不誠実さや、理不尽さに傷付き、理解出来ない。

何で不幸なんだろう。何で怒っているんだろう。笑えば良いのに・・そう思って子供の頃から耐えていたから、コメディアンになりたかったのかな・・
そうしたら、救われると思ったのかな。
必死に、不幸な自分に抗おうとしている。だけど、どうしようもない位不運な人生だったんだ。

人々が傷付け踏みにじり生み出したディランと。同じ日に、将来バットマンとなる少年の運命も産み出された。この辺上手い。

産まれたばかりのジョーカーは不必要に人を殺して居ないの。恨んでいる人だけなんだよね。
誰かを信頼したくて、失望して、その繰り返しでどんどん恐ろしくなって行ったんだろうな‥って予想出来る上手い作品でした。


『ホテル・ムンバイ (原題 HOTEL MUMBAI)』

製作年 2018年
製作国 オーストラリア=インド=アメリカ
配給 ギャガ
監督 アンソニー・マラス
脚本 アンソニー・マラス 、 ジョン・コリー
キャスト
Arjun/デヴ・パテル
David/アーミー・ハマー
Zahra/ナザニン・ボニアディ
Sally/ティルダ・コブハム・ハーヴェイ
Oberoi/アヌパム・カー
Vasili/ジェイソン・アイザックス

2008年11月26日にインド・ムンバイで起きた同時多発テロの映画化。
実在の英雄だからキャスティングに気を使った・・とあります。どの位まで実在なのかな・・?
追求したらちょっとと辛いかもしれないけど。

最初に料理長が、帰っても恥じゃない・・と言うの。本当に、そう。
皆解っている。怖いし、逃げたい。それなのに、客を助ける為に踏みとどまった。
これが家族だったら、他の人の事なんかいい。兎も角自分が無事で帰ることだけ考えて。って思う。
親なんてそんなもんだ。
勿論戦争に我が子さし出したくないし、自爆テロに我が子送り出す心理って解らないよね。宗教は怖ろしい。
信仰心の人も居れば、貧しさ故・・の人も居る。幼い弟妹を守る為だったのかもしれない。それも哀しい。家族にお金支払われたのかな。


命を落としたのは殆どホテルの従業員だった・・なんて。どれだけ誇りを持って働いていたんだ。
彼らが逃げ出していたら、まず殆どの客が犠牲になっていたよね。逃走ルートや避難出来る場所も分からないんだから。
地元の警官もね、装備で全然敵わないと知りながらも、自分たちが行かないと・・と動く。彼らは感謝されにくいけど、本当に頑張ったんだと思う。

凄く緊張感あふれる作品でした。

先頭 表紙

2019-10-07 ジョン・ウィック:パラベラム (原題 JOHN WICK:CHAPTER3 PARABELLUM)

『ジョン・ウィック:パラベラム (原題 JOHN WICK:CHAPTER3 PARABELLUM)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ポニーキャニオン
監督 チャド・スタエルスキ
脚本 デレク・コルスタッド 、 シェイ・ハッテン 、 クリス・コリンズ 、 マーク・エイブラムス
キャスト
ジョン・ウィック/キアヌ・リーブス
ソフィア/ハル・ベリー
ウィンストン/イアン・マクシェーン
バワリー・キング/ローレンス・フィッシュバーン
ディレクター/アンジェリカ・ヒューストン
ゼロ/マーク・ダカスコス
裁定人/エイジア・ケイト・ディロン
シャロン/ランス・レディック
首領/サイード・タグマウイ
ベラーダ/ジェローム・フリン

強いと言うか、タフですよね。
生きる事に対する執着が凄い。殺し屋なのに。

賞金の額につられた殺し屋も居るけど、伝説のジョン・ウィックと手合わせしたい、強さを見せつけられたいってマニアなファンも居て、笑った。嬉しそうなんだもん。
何でも武器にして戦うのが面白いんだけど、今回は馬とか、犬も活躍する。でも、股間を噛み千切るように仕込まれた犬と戦うの、男性陣は嫌だろうなぁ。
彼女は相当男で酷い目に遭ったのかな・・

上は厳しいのに、ころころ対応を変える。不思議ちゃん。

そしてまだまだ続く。

先頭 表紙

2019-10-01 2019年9月にスクリーンで観た映画

2019年9月にスクリーンで観た映画

15本でした。2019年トータルで149本。

 リに見出されたピアニスト (原題 AU BOUT DES DOIGTS)
○永遠の門 ゴッホの見た未来 (原題 AT ETERNITY'S GATE)
 アド・アストラ (原題 AD ASTRA)
 今さら言えない小さな秘密 (原題 RAOUL TUBURIN)
○プライベート・ウォー (原題 A PRIVATE WAR)
○僕のワンダフル・ジャーニー (原題 A DOG'S JOURNEY)
○残された者−北の極地− (原題 ARCTIC)
○鉄道運転士の花束 (原題 DNEVNIK MASINOVODJE)
○カーマイン・ストリート・ギター (原題 CARMINE STREET GUITARS)
○ラスト・ムービースター (原題 THE LAST MOVIE STAR)
○ブラインドスポッティング (原題 BLINDSPOTTING)
 マイ・エンジェル (原題 GUEULE D'ANGE)
 ガーンジー島の読書会の秘密 (原題 THE GUERNSEY LITERARY AND POTATO PEEL PIE SOCIETY)
 ドッグマン (原題 DOGMAN)
 やっぱり契約破棄していいですか!? (原題 DEAD IN A WEEK OR YOUR MONEY BACK)

先頭 表紙

2019-10-01 パリに見出されたピアニスト (原題 AU BOUT DES DOIGTS)

『パリに見出されたピアニスト (原題 AU BOUT DES DOIGTS)』

製作年 2018年
製作国 フランス=ベルギー
配給 東京テアトル
監督 脚本 ルドヴィク・バーナード
キャスト
Pierre Geithner/ランベール・ウィルソン
La Comtesse/クリスティン・スコット・トーマス
Mathieu Malinski/ジュール・ベンシェトリ

独創的で美しいクラシックピアノが聴けます。

音楽学校のディレクターとピアノの先生は、個性的で魅力的。そして練習は、専門的。

・・なんだけど何かな。小説家じゃなくて、音楽家が書いた本みたいな感じ。
専門的で面白いけど、情緒面では物足りない。
つるんで居た友人たちに、彼を応援する気持ちが芽生えた瞬間が見えない・・とか。
喧嘩した彼女と仲直りする過程が無い・・とか。
控えのピアニスト生徒の心情・・とか。
先生はどうしてコンテストで気持ちがこもって居なかったのか‥

省いちゃいけない所が描かれていないんだよね。
だから何か伝わらない。

多分、そう言うシーン全部端折って、ピアノ演奏シーンにしたんだと思う。
人間の心理より、ピアノのあれこれの方が詳しく描かれているんだよね。

ただ、あのピアノは好き。長い柔軟な指で演奏するシーンも好き。

先頭 表紙

2019-09-27 永遠の門 ゴッホの見た未来 (原題 AT ETERNITY'S GATE)

『永遠の門 ゴッホの見た未来 (原題 AT ETERNITY'S GATE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ=イギリス=フランス
配給 ギャガ=松竹
監督 ジュリアン・シュナーベル
キャスト
フィンセント・ファン・ゴッホ/ウィレム・デフォー
テオ・ファン・ゴッホ /ルパート・フレンド
聖職者/マッツ・ミケルセン
ポール・ゴーギャン/オスカー・アイザック
ポール・ガシュ医師/マチュー・アマルリック
ジヌー婦人/エマニュエル・セニエ

この監督は、多方面で活躍する芸術家だそうで、映像が凄く独創的。
横に倒して居たり、人物のアップが見切れていたり、映像の下の方が潤んでいる。
それは、フィンセントの目で見ている世界そのものだからなんだな。
走れば揺れるし、ちょっと酔いそうになる。
その映像は彼らしい。
対照的に、木々や、空の映像はとても美しい。

Dafoeはカメレオンっぷりを発揮し、あそれはもう、壊れそうに不器用で繊細なフィンセント・ファン・ゴッホを演じている。
弟に抱きしめられて眠ったり、友を何とか引き留めようと画策したり。
人から言われたことに真剣に動揺したり。

それでも、何より、絵を描かずにはいられない。ただそれだけが望みで。絵に描きたい風景や人物を見つけた時の一直線な行動や、幸せそうな笑顔は、たまらない。

彼の人生は色々表現されてきていて、それらとすり合わされながら脳に入ってきた。
そのフィンセント・ファン・ゴッホも、愛おしい感じ。

彼のラストの解釈は監督の信じたラストなのかな・・
以前見た映画では、不確かながら、逆の説を支持している感じだった。

彼の未来である現在。画家として、不動のトップ陣の中に居るフィンセント・ファン・ゴッホ。
芸術家は生きている間は不遇が多いけど、彼は正しくそう言う人生で、それでも彼は不幸では無かった・・と言う事を描いて居ると監督は言っていた。

先頭 表紙

2019-09-25 アド・アストラ (原題 AD ASTRA)

『アド・アストラ (原題 AD ASTRA)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 ジェームズ・グレイ
脚本 ジェームズ・グレイ 、 イーサン・グロス
キャスト
ロイ・マグブライド/ブラッド・ピット
クリフォード・マグブライド/トミー・リー・ジョーンズ
ヘレン・ラントス/ルース・ネッガ
イヴ・マグブライド/リヴ・タイラー
プルイット大佐/ドナルド・サザーランド
リバス中将/ジョン・オーティス

冷静って一言で片付けられないくらいの、平常心だな‥それって逆に病的なんじゃないかと思うわ。
あとね、身体能力の凄さ。超人映画では無いのです。それであの宇宙空間での身体能力は凄いよね。宇宙空間行った事無いけど。
場面転換や、宇宙の写し方が凄く独創的で、幻覚のよう。
それがね、孤独な宇宙空間での精神状態の不安定さを表しているようで、不安になる。

徐々にね、父親に似ている気がしてくる。それが凄く不安にさせるんだよね。

どんどん不安が募って行く。帰り道が無くなって行く感じ。

だけどね、思った以上に、冷静だった。
更に自分を追い込みながら、ちゃんと、冷静だった。

でもこれ、めでたしめでたしで終われるのか?おとがめなし?

心理テストを淡々と受けながら、目の輝きが違う。最初の無の顔とは。そこは、凄いな‥と思いました。

先頭 表紙

2019-09-21 今さら言えない小さな秘密 (原題 RAOUL TUBURIN)

『今さら言えない小さな秘密 (原題 RAOUL TUBURIN)』

製作年 2018年
製作国 フランス
配給 セテラ・インターナショナル
監督 ピエール・ゴドー
キャスト
ラウル・タビュラン/ブノワ・ポールヴールド
マドレーヌ/スザンヌ・クレマン
エルヴェ・フィグーニュ/エドゥアール・ベール

ちょっと変人の域よね。
自転車乗れないから、それを誤魔化したり原因を追究する為に、自転車修理のを徹底探求しちゃうなんて。

結局のところ、テーマは、自分の秘密は自分が思って居るほど他人にとって重要じゃないって事かな。
それ以前の信頼関係が有るからこそだけどね。
悪意を持って見る人も居るだろうけど、信頼してくれる人が居たら、簡単に乗り越えられるって事。

でのこの事に関しては、逆に凄いと思うんだけどね?苦手が有るからこそ、他の部分で秀でたんだから。二人とも。

ただ、カメラマンの彼の場合は、彼の問題と言うより、カメラの問題な気がする。
シャッタースピード上げられないカメラなのかな・・?

先頭 表紙


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