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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2019-03-11 シンプル・フェイバー (原題 A SIMPLE FAVOR)
2019-03-09 運び屋 (原題 THE MULE)
2019-03-06 天国でまた会おう (原題 AU REVOIR LÀ−HAUT)
2019-03-05 あなたはまだ帰ってこない (原題 LA DOULEUR)
2019-03-02 グリーンブック (原題 GREEN BOOK)  移動都市/モータル・エンジン (原題 MORTAL ENGINES)
2019-02-28 2019年2月にスクリーンで観た映画
2019-02-28 THE GUILTY/ギルティ (原題 DEN SKYLDIGE)
2019-02-27 サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)
2019-02-23 ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK) 翔んで埼玉
2019-02-20 女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)


2019-03-11 シンプル・フェイバー (原題 A SIMPLE FAVOR)

『シンプル・フェイバー (原題 A SIMPLE FAVOR)』

製作年 2019年
製作国 アメリカ=カナダ
配給 ポニーキャニオン
監督 ポール・フェイグ
原作 ダーシー・ベル
脚本 ジェシカ・シャーザー
キャスト
Stephanie Smothers/アナ・ケンドリック
Emily Nelson/ブレイク・ライブリー
Sean Townsend/ヘンリー・ゴールディング
Diana Hyland/リンダ・カーデリーニ
Margaret McLanden/ジーン・スマート
Dennis Nylon/ルパート・フレンド

動画ブログを駆使した、今時な映画。
ラストが実話物のその後みたいで笑ったわ。

思えば、ママ友って子供同士が仲良し・・と言うだけで繋がる不可思議な関係。
過去も思想も嗜好も家庭環境も経済状況も知らないまま、お互いの家に行き来するようになる。
凄く親密で、かけがえのない友のような気がするけれど、子どもが大きくなって、自分の生活を取り戻したら消えてしまう。

失踪してから知る、友人の知らない顔。まぁ、彼女の場合、夫も知らなかったんだから、相手が悪かったけど。
ステファニーは人が良さそうな顔して読めないし、エミリーに関しては、何も見えて来ない。
ショーンもね。良き父ではあるけど、良い夫かは不明。

ただ巻き込まれておたおたするだけかと思ったら違った。中々強かだった。人を上辺で判断しちゃダメね。

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2019-03-09 運び屋 (原題 THE MULE)

『運び屋 (原題 THE MULE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 クリント・イーストウッド
脚本 ニック・シェンク
キャスト
アール・ストーン/クリント・イーストウッド
コリン・ベイツ捜査官/ブラッドリー・クーパー
主任特別捜査官/ローレンス・フィッシュバーン
トレビノ捜査官/マイケル・ペーニャ
メアリー/ダイアン・ウィースト
ラトン/アンディ・ガルシア
フリオ/イグナシオ・セリッチオ
アイリス/アリソン・イーストウッド
ジニー/タイッサ・ファーミガ


地味に、派手なキャスティングね。

Clint Eastwood演じるアールはユーモアが有って、度胸が有って、中々頼もしい。
で、家族にはとことん嫌われている。
まぁ、そりゃそうなるわね‥って、昔ながらの、家の事は女に任せて好き勝手生きているタイプの古いタイプの男。
黒人にニグロって言っちゃうし。悪気はないんだけど、それが差別だなんて思いもしないで。・・・結構苦手なタイプかも。あの御婦人は良く冷静に訂正したなぁ。
出会う人を、虜にしていく魅力的な人なんですけどね。

Clint Eastwoodは、生涯現役だろうなぁ‥と感じる、流石な作品でした。

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2019-03-06 天国でまた会おう (原題 AU REVOIR LÀ−HAUT)

『天国でまた会おう (原題 AU REVOIR LÀ−HAUT)』

製作年 2017年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 アルベール・デュポンテル
原作 ピエール・ルメートル
脚本 アルベール・デュポンテル 、 ピエール・ルメートル
キャスト
Edouard Péricourt/ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート
Albert Maillard/アルベール・デュポンテル
Henri d'Aulnay-Pradelle/ロラン・ラフィット
Marcel Péricourt/ニエル・アレストリュブ
Madeleine Péricourt/エミリー・ドゥケンヌ
Pauline/メラニー・ティエリー
Louise/エロイーズ・バルステール
Labourdin/フィリップ・ウシャン
Officier gendarme/アンドレ・マルコン
Joseph Merlin/ミシェル・ヴュイエルモーズ
Dupré/キヤン・コジャンディ
Monsieur le maire/ジル・ガストン=ドレフュス


これは、Pierre Lemaitreの原作小説が素晴らしいんだろうな。
勿論、脚本も、演技も素晴らしいけど。特に素晴らしいのは、エドゥアールの表情豊かな仮面の数々ね。
戦後の、正義もモラルも曖昧な時代。それでも逞しく生きているのだけれど。
・・・というか、あの状況でも人は生き延びられるのだなぁ‥と思う。
最初は苦しそうだったけど。
友達も出来て、生きる糧も出来て、楽しそうに笑って居てけれど、そう見えたけれど、痛みも、恨みも、苦しみも、消えてはいなかったのね・・
ちゃんと、芸術の道で生きている手段だって、有ったはず。
だけど彼は、自分の才能を、そうは使わなかった。

悲しいのは、心が通い合った筈の少女も、助け、助けられた、運命共同体みたいな彼も、彼を繋ぎ止めて置くための枷にはなり得なかったと言う事。
彼の最後の行動の直前に、彼の心には何が浮かんでいたんだろう。
大好きだった母なのかな・・それ以外の者に、もはや何の価値も無かったのかな・・

手に入れたと思った刹那の完璧な復讐劇。あんな残酷な仕打ちが有るだろうか。

そして、意外な所で繋がる、もう一つの父子の物語。最後まで、上手いな。

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2019-03-05 あなたはまだ帰ってこない (原題 LA DOULEUR)

『あなたはまだ帰ってこない (原題 LA DOULEUR)』

製作年 2017年
製作国 フランス=ベルギー=スイス
配給 ハーク
監督 エマニュエル・フィンケル
キャスト
Marguerite Duras épouse Antelme/メラニー・ティエリー
Pierre Rabier/ブノワ・マジメル
Dionys Mascolo/バンジャマン・ビオレ
François Mitterrand - alias François Morland/グレゴワール・ルプランス=ランゲ

マルグリットの葛藤や行動は、難しいけど、分かるんだ。上手く言葉には出来ないけれど、理解できる。
彼女はインテリだし、理詰めで考えたくなる。だけど、頭で分かるのと、心で分かるのは違うから、葛藤するんだよね。
そう言う自分が受け入れられなくて、出した決断が最後のセリフかな。
彼女のそう言う面倒臭さを、ロベールも理解して居ての返しかな。

数多くのナチスドイツの戦争映画にはそんな中で、彼らを匿い、逃がし、支援するレジスタンスが存在し、それはもう、あの狂気の中でいつだって救いなのだけれど、当然なのだけれど、彼らだって命懸けだったのですよね。

能天気に流れる、日本の紹介ラジオが、日本が、そんなドイツの同盟国だった事を思い出させます。

駅で、家族の帰りを待つ女たちが、印象的。それは、敵国日本でも有った景色で、戦争は、本当に哀しいのです。
今だったらきっと女たちも待っているだけじゃないかもだけど、でも、やっぱりしちゃ駄目なんです。

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2019-03-02 グリーンブック (原題 GREEN BOOK)  移動都市/モータル・エンジン (原題 MORTAL ENGINES)

『グリーンブック (原題 GREEN BOOK)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 ピーター・ファレリー
脚本 ニック・バレロンガ 、 ブライアン・カリー 、 ピーター・ファレリー
キャスト
Tony Lip/ヴィゴ・モーテンセン
Don Shirley/マハーシャラ・アリ
Dolores/リンダ・カーデリーニ

南部で黒人が利用できるホテルや飲食店などをまとめたGREEN BOOK。
これがどんなに彼らにとっての命綱なのか、良く分かりました。
ドクがどんな思いでこのツアーを強行したのか‥そして、ドライバーとしての優秀さでは無く、どうしてもトニーを同行させたかったのか‥
南部を無事渡りきる為に必要な人材と、本気でトニーに賭けていたんだな。
その位危険な旅でした。

農園で働く黒人労働者を見て、何を思ったんだろう。そして彼らは、白人を運転手に高級車に乗っている黒人の彼を見て、何を感じたんだろう。


Viggo は役作りで体重20s増やしたそうですが、それでもhandsomeなままですね。
デンマークとアメリカ人のハーフで語学が堪能だから色々な人種の役演じて来たけど、今回はガサツで口が上手いイタリア人。頼もしくて、優しくて、守られたくなるわね…
イタリア系でも無いし自分が演じるのはふさわしくない・・と何度もオファーヲ断ったそうです。
それでも監督は諦めなかった。良く口説き落としたなぁ‥

ドクを演じたMahershala Aliは、助演男優賞も納得。孤高な感じも、トニーを引き留めたくて好条件を突きつけながら不安げに揺れる視線も、必死に尊厳を守る姿も、凄く愛おし位見事だった。

Viggoが、あの日ElizabethtownのOrlandが傷心里帰り旅行したケンタッキー ルイビル等を旅している姿は、感慨深いものがある。あの辺の道は、解りにくいのです。…通じた方は、お仲間です。


『移動都市/モータル・エンジン (原題 MORTAL ENGINES)』


製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 クリスチャン・リバース
原作 フィリップ・リーブ
脚本 ピーター・ジャクソン 、 フィリッパ・ボウエン 、 フラン・ウォルシュ
キャスト
ヘスター・ショウ/ヘラ・ヒルマー
トム・ナッツワーシー/ロバート・シーアン
サディアス・ヴァレンタイン/ヒューゴ・ウィーヴィング
アナ・ファン/ジヘ
ベヴィス・ポッド/ローナン・ラフタリー
キャサリン・ヴァレンタイン/レイア・ジョージ
マグナス・クローム/パトリック・マラハイド
シュライク/スティーヴン・ラング

脚本、製作のPeter Jacksonの右腕、Christian Riversの初監督作。

原作は読んで居ないのですが、こういう物語を映像化出来るのは、そりゃあ、Peter Jacksonでしょ。
都市の動きが、凄い迫力で、リアルでした。

所々LOTRを感じました。
音や音楽の使い方は勿論、ナイフの投げ方や、人の落ち方や、間。雲の配置や壁の中の住居に至るまで。
それはもう彼方此方に。嬉しい限り。
アナ・ファンの仲間たちや集う場所が凄く個性的で、PJこういうの凝り出したら止まらないだろうなぁ‥と思いました。
アナ・ファンの仲間では、Karl Urban似の、コーラが好きだな。

Hugo Weavingが居るのも嬉しいですよね。厳格なエルロンド様。だけどアルウェンには甘々で。
ここでも、愛娘には優しい厳格な役なのですが、優しい目も素敵ですが、もう一つの顔もHugo らしくて。むしろ好きですね。

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2019-02-28 2019年2月にスクリーンで観た映画

2019年2月にスクリーンで観た映画

15本でした。少ないですね。毎年2月はヒューマントラストシネマ渋谷に缶詰めになるんだけど、今年はその時間が取れないからな‥
一般公開されないマニアックな良作を探せなくて残念。

○THE GUILTY/ギルティ (原題 DEN SKYLDIGE)
 サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)
 ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK)
☆翔んで埼玉
 女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)
 アクアマン (原題 AQUAMAN)
 ノーザン・ソウル (原題 NORTHERN SOUL)
 ちいさな独裁者 (原題 DER HAUPTMANN)
 ファースト・マン (原題 FIRST MAN)
○ゴッズ・オウン・カントリー (原題 GOD'S OWN COUNTRY)
 サスペリア (原題 SUSPIRIA)
 ともしび (原題 HANNAH)
○バハールの涙 (原題 LES FILLES DU SOLEIL)
 フロントランナー (原題 THE FRONT RUNNER)
 メリー・ポピンズ リターンズ (原題 MARY POPPINS RETURNS)

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2019-02-28 THE GUILTY/ギルティ (原題 DEN SKYLDIGE)

『THE GUILTY/ギルティ (原題 DEN SKYLDIGE)』

製作年 2018年
製作国 デンマーク
配給 ファントム・フィルム
監督 グスタフ・モーラー
脚本 グスタフ・モーラー 、 エミール・ナイガード・アルベルトセン
キャスト
Asger Holm/ヤコブ・セーダーグレン
Iben/イェシカ・ディナウエ
Michael/ヨハン・オルセン
Rashid/オマール・シャガウィー

緊急通報指令室のオペレーター・・日本で言う110番ですよね。
アスガーは決して真面目な青年じゃなくて、通報者との電話を保留にして雑談したり、私用電話に出たり。
緊張感が無い。
そしてそれは、この仕事が、彼にとって捜査官への復帰までの腰掛で、翌日にはすべてが終わり元の現場仕事に戻れる・・と言う事も、彼の電話の内容から分かる。
周囲のオペレーターを軽くあしらい上から目線でやって来たんだろうな。と言う事も分かる。
上手いな。

舞台は、このオペレーター室だけで。出て来るのもオペレーターたちだけなんだけど、私達観客はスクリーンの奥に、バッドトリップで喚く若者や、誰も居ない家で怯えながら電話に出る幼い少女や、運転席の男に怯えながら電話をする女性の姿を見る。
浮かんできた疑問がすぐに解消されないもどかしさをアスガーと共に感じながら、明らかになって行く状況に怯えながら。

JUSQU'À LA GARDEと対比したくなる。
ジュリアンを演じたThomas Gioriaが高評価だけど、この映画の少女マチルドも中々。
電話の声だけですが、作品の緊張感を引き上げましたね。

か弱い妻。暴力的な夫。怯える子供。
目に見えるイメージが、真実とは限らない。人は、知らずに先入観に支配されている。
それを思い知らされる。
振りかざした正義感。難しい状況のその振り下し先を、彼は間違わなかった。そこが良かった。

最後の最後まで気が抜けないのです。山場がこれでもかと次々変わって行く。凄い緊張感。

凄い作品だな‥

そして、本筋はコッチなんだろうなぁ‥と言うのを思い出させる最後の展開。
明日彼がどうなってしまうのか‥それも心配になってしまうのです。
彼の正義感の為に神に与えられた試練だとしたら、あまりにも重い犠牲だと思うわ。残された三人にとって。

先頭 表紙

2019-02-27 サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)

『サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ・木下グループ
監督 脚本 デイモン・カーダシス
キャスト
Ulysses/ルカ・カイン
Amara/マーゴット・ビンガム
Regina Taylor/レジーナ・テイラー
Ebony/MJ・ロドリゲス
Dijon/インドゥヤ・ムーア

LGBTQを支援する教会のプログラムの存在を世間に知らしめる的映画です。
綿密なリサーチの末に出来ていると言う事で、物語はぎこちないかなぁ‥
ミュージカルタッチではあるけれど、歌もダンスも洗練されている訳じゃない。
ただ、イライラするくらい従順でシャイなユリシーズの世界観としては、そのぎこちなさは的外れではない気がする。

理解されない孤独と将来への不安の中で、寄り添って生きているLGBTQの人たち。
彼らにこういう場所が有る事は素敵だし、行く場所が無かったら家においでと言ってくれる頼もしい仲間たちに出会える。
ラストのショーシーンでの姿は、びっくりするくらい綺麗。元々可愛いお顔だとは思っていたけど。
自分の道を生きられると良いねぇ・・

先頭 表紙

2019-02-23 ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK) 翔んで埼玉

『ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督 脚本バリー・ジェンキンス
原作 ジェームズ・ボールドウィン
キャスト
Tish Rivers/キキ・レイン
Alonzo 'Fonny' Hunt/ステファン・ジェームス
Sharon Rivers/レジ―ナ・キング
Joseph Rivers/コールマン・ドミンゴ
Frank Hunt/マイケル・ビーチ
Pedrocito/ディエゴ・ルナ
Officer Bell/エド・スクライン
Daniel Carty/ブライアン・タイリー・ヘンリー
Levy/デイヴ・フランコ
Pietro Alvarez/ペドロ・パスカル

長編映画初出演のKiKi Layneが演じるティッシュの、箱入り娘感が半端無い。
守られて、守られて、生きて来たんだな。
そんなお嬢時代と、事件が起き、愛する人が逮捕され引き裂かれ、取り戻す為に彼を支える為に奔走する健気な強さが並行して描かれる。

根底にあるのは、やはり人種差別なんですよね。

原作者のJames Arthur Baldwinは、黒人作家としてアメリカ文学に金字塔を打ち立て、キング牧師らと共に公民権運動の旗手としても活躍した方です。
I AM NOT YOUR NEGROも彼の作品ですね。
大好きな人が黒人な私としては、無視出来ない作家です。

虐げられる事を俯いてやり過ごす。それしか出来なかった彼ら。
まだ終わらない差別。
大好きな彼らが危険にさらされたり、嫌な思いをしない日々を願います。


『翔んで埼玉』


製作年 2019年
製作国 日本
配給 東映
監督 武内英樹
原作 魔夜峰央

脚本 徳永友一
キャスト
壇ノ浦百美 二階堂ふみ
麻実麗 GACKT
阿久津翔 伊勢谷友介
菅原好海 ブラザートム
菅原真紀 麻生久美子
菅原愛海 島崎遥香
神奈川県知事 竹中直人
埼玉デューク 京本政樹

原作は新潟出身の漫画家、魔夜峰央先生。
コレ見るとね、 バックドロップシンデレラ よのっしーの7日間戦争 が脳裏に浮かんで、埼玉解放軍の与野の幟を見たら、そこによのっしーがいないことに違和感しか感じないわよね。
エンディングのうたのさいたま市ネタも。

それと同時に、私は、新潟、佐渡出身ですが、佐渡市が両津市だった頃、東京の学校で自己紹介した直後、姉妹都市ですね!と声を掛けて来てくれたのが、埼玉県入間市の人でした。
東京を案内してくれて、それから親しくさせていただいてますけど、ある時、両津市は、どうして埼玉の入間市なんかと姉妹都市になってくれたんだろう?何も無いのに。‥と言われ、え?となりました。
だって、佐渡の人は高校卒業したら進学の為に島を出る。沢山の島民が関東に出ますが、そこで、私みたいに姉妹都市の人に助けられる人もいるかもしれないじゃない?凄く心強いけど?と思ったの。
佐渡も何も無いけど?と言ったら、だって、海に囲まれた島じゃない!と言われた。
なので、海に憧れる埼玉県民。凄くリアリティが有って、架空の事とは思えなかったわ。
隠された金塊にもなじみが有りますけどね。

まぁ、現在住んでいる地も、23区内なのに都会指数が低い地・・・として登場しますけど。
第三の地、ヒントですぐ、あ‥と解りましたよ。限りなく千葉に近い。

魔夜先生ワールド全開で、大袈裟で、アホらしくて、シリアスに演じて居る事も笑えましたが、所々爆笑が起きていて、笑い過ぎて涙が出ましたよ。

先頭 表紙

2019-02-20 女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)

『女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)』



製作年 2018年
製作国 アイルランド=アメリカ=イギリス
配給 20世紀フォックス映画
監督 ヨルゴス・ランティモス
脚本 デボラ・ディヴィス 、 トニー・マクナマラ
キャスト
Abigail Masham/エマ・ストーン
Sarah Churchill/レイチェル・ワイズ
Queen Anne/オリヴィア・コールマン
Robert Harley/ニコラス・ホルト
Masham/ジョー・アルウィン


女王に対しても辛辣なレディ・サラ、格好良い。
そんな彼女は、女王からしたら唯一信頼出来る幼馴染で、でも劣等感を感じる相手だったでしょうね。

その点アビゲイルは、純粋な顔して自分を称賛してくれる。そりゃ気持ち良い。

裏の顔なんて誰にでも有るんだし、だったら、表面気分良くしてくれる相手の方が心地いい。

切迫した政治的背景の中、関係無しの宮中の愛憎劇。
豪華絢爛だし、宮殿の作りや、ドレスや、小物や、遊び、凄く興味深い。
滑稽でありながら恐ろしい。

誰が何を手にしたのか。もしくは失ったのか‥ラストが印象的ね。すっきりでは無いけれど。

先頭 表紙


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