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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2019-02-27 サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)
2019-02-23 ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK) 翔んで埼玉
2019-02-20 女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)
2019-02-15 アクアマン (原題 AQUAMAN)
2019-02-13 ノーザン・ソウル (原題 NORTHERN SOUL)  ちいさな独裁者 (原題 DER HAUPTMANN)
2019-02-12 ファースト・マン (原題 FIRST MAN)
2019-02-06 ゴッズ・オウン・カントリー (原題 GOD'S OWN COUNTRY)  サスペリア (原題 SUSPIRIA)
2019-02-05 ともしび (原題 HANNAH)  バハールの涙 (原題 LES FILLES DU SOLEIL)
2019-02-04 フロントランナー (原題 THE FRONT RUNNER)
2019-02-01 メリー・ポピンズ リターンズ (原題 MARY POPPINS RETURNS)


2019-02-27 サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)

『サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 (原題 SATURDAY CHURCH)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ・木下グループ
監督 脚本 デイモン・カーダシス
キャスト
Ulysses/ルカ・カイン
Amara/マーゴット・ビンガム
Regina Taylor/レジーナ・テイラー
Ebony/MJ・ロドリゲス
Dijon/インドゥヤ・ムーア

LGBTQを支援する教会のプログラムの存在を世間に知らしめる的映画です。
綿密なリサーチの末に出来ていると言う事で、物語はぎこちないかなぁ‥
ミュージカルタッチではあるけれど、歌もダンスも洗練されている訳じゃない。
ただ、イライラするくらい従順でシャイなユリシーズの世界観としては、そのぎこちなさは的外れではない気がする。

理解されない孤独と将来への不安の中で、寄り添って生きているLGBTQの人たち。
彼らにこういう場所が有る事は素敵だし、行く場所が無かったら家においでと言ってくれる頼もしい仲間たちに出会える。
ラストのショーシーンでの姿は、びっくりするくらい綺麗。元々可愛いお顔だとは思っていたけど。
自分の道を生きられると良いねぇ・・

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2019-02-23 ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK) 翔んで埼玉

『ビール・ストリートの恋人たち (原題 IF BEALE STREET COULD TALK)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督 脚本バリー・ジェンキンス
原作 ジェームズ・ボールドウィン
キャスト
Tish Rivers/キキ・レイン
Alonzo 'Fonny' Hunt/ステファン・ジェームス
Sharon Rivers/レジ―ナ・キング
Joseph Rivers/コールマン・ドミンゴ
Frank Hunt/マイケル・ビーチ
Pedrocito/ディエゴ・ルナ
Officer Bell/エド・スクライン
Daniel Carty/ブライアン・タイリー・ヘンリー
Levy/デイヴ・フランコ
Pietro Alvarez/ペドロ・パスカル

長編映画初出演のKiKi Layneが演じるティッシュの、箱入り娘感が半端無い。
守られて、守られて、生きて来たんだな。
そんなお嬢時代と、事件が起き、愛する人が逮捕され引き裂かれ、取り戻す為に彼を支える為に奔走する健気な強さが並行して描かれる。

根底にあるのは、やはり人種差別なんですよね。

原作者のJames Arthur Baldwinは、黒人作家としてアメリカ文学に金字塔を打ち立て、キング牧師らと共に公民権運動の旗手としても活躍した方です。
I AM NOT YOUR NEGROも彼の作品ですね。
大好きな人が黒人な私としては、無視出来ない作家です。

虐げられる事を俯いてやり過ごす。それしか出来なかった彼ら。
まだ終わらない差別。
大好きな彼らが危険にさらされたり、嫌な思いをしない日々を願います。


『翔んで埼玉』


製作年 2019年
製作国 日本
配給 東映
監督 武内英樹
原作 魔夜峰央

脚本 徳永友一
キャスト
壇ノ浦百美 二階堂ふみ
麻実麗 GACKT
阿久津翔 伊勢谷友介
菅原好海 ブラザートム
菅原真紀 麻生久美子
菅原愛海 島崎遥香
神奈川県知事 竹中直人
埼玉デューク 京本政樹

原作は新潟出身の漫画家、魔夜峰央先生。
コレ見るとね、 バックドロップシンデレラ よのっしーの7日間戦争 が脳裏に浮かんで、埼玉解放軍の与野の幟を見たら、そこによのっしーがいないことに違和感しか感じないわよね。
エンディングのうたのさいたま市ネタも。

それと同時に、私は、新潟、佐渡出身ですが、佐渡市が両津市だった頃、東京の学校で自己紹介した直後、姉妹都市ですね!と声を掛けて来てくれたのが、埼玉県入間市の人でした。
東京を案内してくれて、それから親しくさせていただいてますけど、ある時、両津市は、どうして埼玉の入間市なんかと姉妹都市になってくれたんだろう?何も無いのに。‥と言われ、え?となりました。
だって、佐渡の人は高校卒業したら進学の為に島を出る。沢山の島民が関東に出ますが、そこで、私みたいに姉妹都市の人に助けられる人もいるかもしれないじゃない?凄く心強いけど?と思ったの。
佐渡も何も無いけど?と言ったら、だって、海に囲まれた島じゃない!と言われた。
なので、海に憧れる埼玉県民。凄くリアリティが有って、架空の事とは思えなかったわ。
隠された金塊にもなじみが有りますけどね。

まぁ、現在住んでいる地も、23区内なのに都会指数が低い地・・・として登場しますけど。
第三の地、ヒントですぐ、あ‥と解りましたよ。限りなく千葉に近い。

魔夜先生ワールド全開で、大袈裟で、アホらしくて、シリアスに演じて居る事も笑えましたが、所々爆笑が起きていて、笑い過ぎて涙が出ましたよ。

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2019-02-20 女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)

『女王陛下のお気に入り (原題 THE FAVOURITE)』



製作年 2018年
製作国 アイルランド=アメリカ=イギリス
配給 20世紀フォックス映画
監督 ヨルゴス・ランティモス
脚本 デボラ・ディヴィス 、 トニー・マクナマラ
キャスト
Abigail Masham/エマ・ストーン
Sarah Churchill/レイチェル・ワイズ
Queen Anne/オリヴィア・コールマン
Robert Harley/ニコラス・ホルト
Masham/ジョー・アルウィン


女王に対しても辛辣なレディ・サラ、格好良い。
そんな彼女は、女王からしたら唯一信頼出来る幼馴染で、でも劣等感を感じる相手だったでしょうね。

その点アビゲイルは、純粋な顔して自分を称賛してくれる。そりゃ気持ち良い。

裏の顔なんて誰にでも有るんだし、だったら、表面気分良くしてくれる相手の方が心地いい。

切迫した政治的背景の中、関係無しの宮中の愛憎劇。
豪華絢爛だし、宮殿の作りや、ドレスや、小物や、遊び、凄く興味深い。
滑稽でありながら恐ろしい。

誰が何を手にしたのか。もしくは失ったのか‥ラストが印象的ね。すっきりでは無いけれど。

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2019-02-15 アクアマン (原題 AQUAMAN)

『アクアマン (原題 AQUAMAN)』


製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ジェームズ・ワン
脚本 デビッド・レスリー・ジョンソンウィル・ビール
キャスト
アーサー・カリー/アクアマン/ジェイソン・モモア
メラ/アンバー・ハード
バルコ/ウィレム・デフォー
オーム/パトリック・ウィルソン
ネレウス/ドルフ・ラングレン
ブラックマンタ/ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
アトランナ/ニコール・キッドマン


海の中が大騒ぎでしたねぇ。
海賊さんにしろ、オームにしろ、根底にあるのは親への愛で。悪人不在的な作り方なんだな。
海底とか、武器とかは凝っていたし、海洋生物の戦闘も迫力あったけど、メラの赤毛は、何だか安っぽくてコスプレ感が漂っていた。何でだろ。

最終的にはNicole Kidman様様なストーリィーでしたね。


それにしても。Willem Dafoe滅茶苦茶良い役だったな‥もっと癖有っても良いけどな。

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2019-02-13 ノーザン・ソウル (原題 NORTHERN SOUL)  ちいさな独裁者 (原題 DER HAUPTMANN)

『ノーザン・ソウル (原題 NORTHERN SOUL)』

製作年 2014年
製作国 イギリス
配給 SPACE SHOWER FILMS
監督 脚本 エレイン・コンスタンティン
キャスト
John Clark/エリオット・ジェームズ・ラングリッジ
Matt/ジョシュ・ホワイトハウス
Mr. Banks/スティーブ・クーガン

Josh Whitehouseはティーンの音楽映画には欠かせないイメージですね。
ギター好きの英国俳優。
今回はダンスシーンも良かったな。

でも、ジョンがマットに出会い影響を受け、音楽に出会い、変わりながらも、変わらない部分が魅力でした。
経済の低迷期の英国は荒んでいたのだなぁ‥と思います。
英国の若者も、米国の自由に憧れたんだなぁ‥


『ちいさな独裁者 (原題 DER HAUPTMANN)』


製作年 2017年
製作国 ドイツ=フランス=ポーランド
配給 シンカ=アルバトロス・フィルム=STAR CHANNEL MOVIES
監督 脚本 ロベルト・シュヴェンケ
キャスト
ヘロルト/マックス・フーバッヒャー
フライターク/ミラン・ペシェル
キピンスキー/フレデリック・ラウ
ハンゼン/ワルデマー・コブス
ユンカー/アレクサンダー・フェーリング

酷い話なのです。
これが実話と言うのですから、終戦間近のドイツはかなり混乱していたのでしょうね。
そんな状況下、軍規を守ろうと尽力していた人たちも居たのだなぁ‥

必死に逃げていた頃から想像も出来ないふてぶてしい態度で、考えが読めなくなっていく。
人はこうやっていじめっ子になったりするのだなぁ・・きっと。

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2019-02-12 ファースト・マン (原題 FIRST MAN)

『ファースト・マン (原題 FIRST MAN)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 デイミアン・チャゼル
原作 ジェイムズ・R・ハンセン
脚本 ジョシュ・シンガー
キャスト
ニール・アームストロング/ライアン・ゴズリング
ジャネット・アームストロング/クレア・フォイ
エド・ホワイト/ジェイソン・クラーク
ディーク・スレイトン/カイル・チャンドラー
バズ・オルドリン/コリー・ストール
ボブ・ギルルース/キアラン・ハインズ


「That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.(これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である)」
このあまりに有名なセリフをどれだけの人が引用し、何人の少年が真似ただろう。


Neil Armstrongはちょっと人とかけ離れた感性の持ち主では有ったんだろな。それは愛娘の死と関わっているのか生まれ持った物か解らないけど。
融通が利かないし、頑固だし。そして冷静で、正直。
飛行士たちは常に生命が危険にさらされているのに、何度も何度もテストを繰り返す。

危険で不自由な思いをして、人類はどうして宇宙に行こうと思ったんだろう。
思った人が行ける訳じゃないのに。行けるのは選ばれたパイロットだけなのに。

本当は、もっと恐怖に捕らわれた人もいたんじゃないかと思う。だけど、これはそうじゃ無い、諦めなかった人たちだけが見た景色の物語。
宇宙に無音になったり、音の使い方が流石に上手い。
そして月面や、宇宙から見た地球が神秘的。
だけどあの閉塞感。視界の狭さ。耐えられない。そんな所も凄くリアルでした。

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2019-02-06 ゴッズ・オウン・カントリー (原題 GOD'S OWN COUNTRY)  サスペリア (原題 SUSPIRIA)

『ゴッズ・オウン・カントリー (原題 GOD'S OWN COUNTRY)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 「ゴッズ・オウン・カントリー」上映委員会
監督 脚本 フランシス・リー
キャスト
Johnny Saxby/ジョシュ・オコナー
Gheorghe Ionescu/アレック・セカレアヌ

Josh O'Connor何者・・と調べたけれど、日本公開映画には出ていない?TVドラマは有るみたいだけれど。
無名の俳優・・?凄いよ?

ジョニーは兎に角不機嫌な青年。家畜たちにはそうでもないけど、家族や周囲に、不満しか持っていない。
それは、自分の性癖への劣等感かも知れない。

それが、季節労働者ゲオルゲの出現で、変わる。欲しくて欲しくて堪らなくて、でも暴力でしか行動を起こせなくて、それを、受け入れ諌められハグや、キスや、触れる事での愛を知る過程。彼の変化が、素晴らしい。
恋しくて堪らなくて、視線がもう、恋する乙女のようだ。

ゲオルゲが大人過ぎて、余裕が有り過ぎて。繋ぎとめておく自信が無いジョニー。だけど、思った以上に、愛されていたんだな。
まぁ、あの現場は男女間の恋愛でもまず許されない。出て行かれて当然の裏切り。
人種差別的な理不尽な嫌がらせをされた最中の出来事だから特にね。
怒って、出て行く位愛されていたんだね。

映像は、包み隠さず、人によっては不快感を感じるかも名映像も有る。
でも生きている。綺麗ごとじゃない、リアルな映像です。
これは秀作だな‥


『サスペリア (原題 SUSPIRIA)』

製作年 2018年
製作国 イタリア=アメリカ
配給 ギャガ
監督 ルカ・グァダニーノ
脚本 デビッド・カイガニック ダリア・ニコロディ
オリジナル脚本 ダリオ・アルジェント
キャスト
スージー/ダコタ・ジョンソン
マダム・ブラン/ティルダ・スウィントン
サラ/ミア・ゴス
パトリシア/クロエ・グレース・モレッツ
ジョセフ・クレンペラー/ルッツ・エバースドルフ
アンケ/ジェシカ・ハーパー

ホラー映画史に名を残す名作のリメイクなのですが、私はオリジナルは見ていません。
なので、比較する事は出来ません。

怖いと言うより、ひたすら不気味です。そして悍ましい。
前衛的なダンスだし。

心理療法士のヨーゼフ・クレンペラー博士がどう関わって、どうなってしまうのか、ひたすら不安でしたが、ラストは、何か凄く美しく幕を閉じましたね。

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2019-02-05 ともしび (原題 HANNAH)  バハールの涙 (原題 LES FILLES DU SOLEIL)

『ともしび (原題 HANNAH)』


製作年 2017年
製作国 フランス=イタリア=ベルギー
監督 アンドレア・パラオロ
脚本 アンドレア・パラオロ 、 オーランド・ティラド
キャスト
アンナ/シャーロット・ランプリング
アンナの夫/アンドレ・ウィルム

難しい・・ヨーロッパ映画は時として難解だが、コレもその類。

幼い少年に対する何かしらの事件が有ったのだ。それがどんな事なのかは解らないけれど。
そして、その加害者としての疑惑がアンナの夫に向けられたらしい。実際に罪を犯したのかどうかは分からないけれど。
彼の口調ではやって無さそうなのだけれど。

孫と引き離され、夫婦揃って息子に家族の縁を切られるような事件。

寡黙で、セリフは少なく、説明は無い。
だけれど、老いて一人になり、徐々に追い詰められていく老女の苦悩が伝わってくる。
孫を愛する老夫婦なのに。

ただ、冒頭の食卓を見る限り、こんな冷たい老後は嫌だ・・と思った。だったら一人の方がマシ・・と。
アンナがどうかは分からないけれど。


『バハールの涙 (原題 LES FILLES DU SOLEIL)』


製作年 2018年
製作国 フランス=ベルギー=ジョージア=スイス
配給 コムストック・グループ=ツイン(配給協力:REGENTS)
監督 脚本 エヴァ・ウッソン
キャスト
Bahar/ゴルシフテ・ファラハニ
Mathilde/エマニュエル・ベルコ


惨いのです。辛いのです。
だけど、凄く力強くて、格好良いんだ。

大学を出て、弁護士になって、夫と息子に囲まれ幸せに生きていたバハールの人生が、突然崩壊した。
それからの奴隷人生。家族も、尊厳も指の間からこぼれ落ちて行く中で彼女が折れなかったのは、連れ去られた息子を取り戻すと言う強い信念。
戦場からジャーナリストたちが撤退する中、自分には戦う勇気は無い・・と言いながら、戦前で取材を続けるマチルドも、震えながら、娘の存在を心の支えに頑張る。
傷付いているのに。

戦場カメラマンが危険な目に会うと、勝手に危険な場所に行ったくせに・・と言う人が出て来る。
特ダネ狙いだろう・・と。

作中に、マチルドが、真実に力は無い。ワンクリックして終わり。…って台詞がある。
2004年製作のHotel Rwandaにも、助けは来ない。酷いね、と言ってチャンネルをかえるだけ…とジャーナリストが嘆く。
テレビがネットに変わっただけ。悲惨な現実から目を背けるのは変わらない。

安全な場所で、戦争良くない。と言いながら、日常を送っているそんな私たちに、現実に起きて居る事を教える為に戦っているんだ。
救いを求めている人がいるのに。集まれば出来る事が有るのに。私達に救える命が有るのに。それに気付いて欲しくて戦っているんだ。

あんな人生が有るんだ‥と思うと、本当にぞっとします。

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2019-02-04 フロントランナー (原題 THE FRONT RUNNER)

『フロントランナー (原題 THE FRONT RUNNER)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
原作 マット・バイ
脚本 マット・バイ 、 ジェイ・カーソン 、 ジェイソン・ライトマン キャスト
ゲイリー・ハート/ヒュー・ジャックマン
リー・ハート/ヴェラ・ファーミガ
アンドレア・ハート/ケイトリン・デヴァー
ビル・ディクソン/J.K.シモンズ

1988年の出来事だそうですから、30年前ですか‥スキャンダルに対する危機感が今とは違うんでしょうね‥
日本と感覚も違うでしょうが・・

基本的には、浮気で責めて良いのは配偶者だけだと思うのですよ。
配偶者が公認だったら、他人がとやかく言う事じゃない。
まぁリーは公認していないのですから、家族や近親者に責められるのは当然ですけど。

それが次期大統領候補となると、婚姻制度と言う法の守り手側になる訳ですから、勿論宜しくない。
その辺を甘くお考えの様子で、やはり時代のせいなのか、若さのせいなのか、その傲慢さが、好きになれない。


そしてその傲慢さをHugh Jackmanが、見事に演じている。

まぁ、最後は潔かったですよ。それが無かったら、最低男としか思えなかった。
国のトップにしなくて正解・・と思っちゃいましたね。

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2019-02-01 メリー・ポピンズ リターンズ (原題 MARY POPPINS RETURNS)

『メリー・ポピンズ リターンズ (原題 MARY POPPINS RETURNS)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督 ロブ・マーシャル
原作 P・L・トラバース
脚本 デヴィッド・マギー
キャスト
Mary Poppins/エミリー・ブラント
Jack/リン=マニュエル・ミランダ
Michael Banks/ベン・ウィショー
Jane Banks/エミリー・モーティマー
Ellen/ジュリー・ウォルターズ
William Weatherall Wilkins/コリン・ファース
Topsy/メリル・ストリープ


ただでさえ重苦しい冬のロンドンの大恐慌時代。
街燈の明かりをつけたり消したりしながら街中を回るは点灯人はとてもポジティブ。流石Broadwayで脚本・作曲・作詞・主演もこなす才能豊かなLin-Manuel Miranda。今回の主役?と思う位大活躍でした。

早く大人になり過ぎた子供。・・と言うと、Johnny Depp主演のFinding Neverlandを思い出します。
父親が死んで夢を見ることを止めたピーターの為に、劇作家のジェームズ・バリがネバーランドのお話を創る物語ですが、子どもが夢を見られない、日常と言うのは、悲劇なのです。
物語の中で、長男ジョージが母の為に大人になってしまう。今、君の少年時代は終わって大人になった・・とジェームズ・バリが感動するのですが、1903年のロンドンが舞台です。
MARY POPPINSは大恐慌時代のロンドンと言う事なので1930〜1931頃でしょうか‥
ロンドンは、子どもが子どもで居難い国なのかもしれません。
だけど、ピーターたちにネバーランドが必要だったように、マイケル一家の子供たちにはMARY POPPINSが見せる不思議な世界が必要だったのでしょう。

子供の頃本を読んだ時は、子どもたちの思いを、不思議な魔法で誤魔化されているようで納得できなかった。
だけど、世の中にはどうにもならない事が有る。方法が見つからない時も有る。
そんな時も取り乱さず、受け入れたり、前に進む方法を彼女は教えてくれる。
分かりやすい言葉や、行動じゃない。回りくどかったり、的外れに見えて、ちゃんと繋がっている。
そう言う、教え方だったんだなぁ‥と大人になって思う。

Emily BluntのMARY POPPINSは、cuteでした。

ロンドンの空には、MARY POPPINSが似合う!

先頭 表紙


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