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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2018-11-06 ステータス・アップデート (原題 STATUS UPDATE)  search/サーチ (原題 SEARCHING)
2018-11-05 ヴェノム (原題 VENOM)
2018-11-01 アンダー・ザ・シルバーレイク (原題 UNDER THE SILVER LAKE) ザ・アウトロー (原題 DEN OF THIEVES)
2018-10-31 2018年10月にスクリーンで観た映画
2018-10-31 テルマ (原題 THELMA)
2018-10-25 負け犬の美学 (原題 SPARRING)  チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 (原題 TULIP FEVER)
2018-10-23 マイ・プレシャス・リスト (原題 CARRIE PILBY)
2018-10-18 バーバラと心の巨人 (原題 I KILL GIANTS)  音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!
2018-10-16 エンジェル、見えない恋人 (原題 MON ANGE)  アンクル・ドリュー (原題 UNCLE DREW)
2018-10-13 ルイスと不思議の時計 (原題 THE HOUSE WITH A CLOCK IN ITS WALLS)


2018-11-06 ステータス・アップデート (原題 STATUS UPDATE)  search/サーチ (原題 SEARCHING)

『ステータス・アップデート (原題 STATUS UPDATE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 AMGエンタテインメント
監督 スコット・スピアー
製作総指揮 アダム・シャンクマン
脚本 ジェイソン・フィラルディ
キャスト
カイル/ロス・リンチ
ダニー/オリヴィア・ホルト
シャーロット/コートニー・イートン
デレク/グレッグ・サルキン
ダリル/ロブ・リグル
キャサリン/ファムケ・ヤンセン


Hairsprayの監督で、17 AGAINの製作も務めたAdam Shankmanが製作総指揮なのだから、私好みでない筈がない。
この人、どれだけ青春こじらせてたんだろう・・と思うくらい、このジャンル、強いわよね。

それと、やっぱり恋愛は同世代が美しい。良い年になったら若い女の子に恋い焦がれるより、彼らを温かく見守る方が美しい。・・・と実感したわ。特定の誰かさんに伝えたい。同世代にしなさい・・・と。言えないけど。

誰彼かまわず排除する形で、後先考えないでお馬鹿なんだけど、それも若さの特権かな。間違っても、失敗しても、やり直せるし、最後は報われる・・って言う安心感は若者へのPresentかな。

それと、ゲイボーイは繊細だから、絶対味方につけた方が良い。

ステータスをアップロード出来るなら何を出来るようになりたいか‥観ながら誰もが考える筈。
高校生の私は、盗塁が上手くて神業守備の野球選手を絶対に願った筈。
歌って踊れる・・も憧れるけど、今の私はギターとドラムの才能が欲しいと願いそうだな。
夢見るくらいは良いじゃない?
そんな束の間の夢をくれる、ほろ苦くて甘い映画♪


『search/サーチ (原題 SEARCHING)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 アニーシュ・チャガンティ
製作 ティムール・ベクマンベトフ
脚本 アニーシュ・チャガンティ 、 セブ・オハニアン
キャスト
デビッド・キム/ジョン・チョウ
ヴィック捜査官/デブラ・メッシング
ピーター/ジョセフ・リー
マーゴット/ミシェル・ラー

全編PC画面の映像・・と言う手法は確かに凄い。
まるで、世界はPCの中にだけ存在しているみたいだ。

親は子供を知らない。過干渉の親は兎も角、ある程度の年齢に達したら、信じて放任するのも親の愛だもの。
ウチの母も自分の子供の本質、何も理解していなかったんだな‥と今更知った。私もそうかも。
子供だって親を知らないしね。

子どもが行方不明になったら‥私は探せるかな・・自信ない。やはりネットを探すんだろうか。
PCを置いて行ったのが助けになったよね。無かったら辿りようがない。
理解しきれてなくても、何か有ったら全力で守りたい。善悪より先に。それは理解出来る。
正しくは無いけど。

秘密は無いからPC調べられても、まぁ、良いですけど。
でもあんな風にPCで追えるのか‥怖いな‥行方不明になるのも楽じゃない。
諦めないパパは頼もしかったし、中々素晴らしい行動力だった。


John Choには会った事がる。Star Trekで来日した時に。
Karl Urbanの隣に座っていた。だけど、私はアジア系の人種の顔の見分けが苦手で、興味も無かったので、気が付かずにKarl Urbanとばかり話してた。
後から、あ!John Choだったのか!?と思い当った。今ならそんな事無いよ。Anton・Yelchinの思い出を聞きたいよ。

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2018-11-05 ヴェノム (原題 VENOM)

『ヴェノム (原題 VENOM)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ルーベン・フライシャー
脚本 ジェフ・ピンクナースコット・ローゼンバーグケリー・マーセル
キャスト
エディ・ブロック/ヴェノム/トム・ハーディ
アン・ウエイン/ミシェル・ウィリアムズ
カールトン・ドレイク/リズ・アーメッド
トリース/スコット・ヘイズ
ダン・ルイス/リード・スコット
ドーラ・スカース/ジェニー・スレイト



VENOMが、思いっきり男前だった。びっくりした。全然凶悪じゃない。恋愛アドバイスまでしてる。
寄生って言うと怒る所、好き。本人共生のつもりだから。
どうして素直に従うのか、どうして守ってくれるのか、分からないんだけど、どん底で苦悩するエディに同調した結果か。もしかしたら、その前に寄生したホームレスのマリアの人間性も影響したのかもしれないね。

Tom Hardyは最近屈強なマッチョ役が多かったけど、私の中では永遠にRocknrollaのハンサム・ボブ役のイメージなので、今回の情けない感じの方が彼らしい感じがしていいなぁ♪

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2018-11-01 アンダー・ザ・シルバーレイク (原題 UNDER THE SILVER LAKE) ザ・アウトロー (原題 DEN OF THIEVES)

『アンダー・ザ・シルバーレイク (原題 UNDER THE SILVER LAKE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 脚本 デビッド・ロバート・ミッチェル
キャスト
サム/アンドリュー・ガーフィールド
サラ/ライリー・キーオ

これは・・何を見せられているんだろう・・?と思うような前衛的な作品。
現実と妄想が混じり合い、時々リアルに戻りながら、結局何か解決したのだろうか‥?と思う。

恐らく、仕事が手に付かず家賃が払えない青年の、現実逃避とお金持ちに対する逆恨みが産んだ妄想なのかなぁ?

ただ、残酷シーンも多々あるけど、世界観は嫌いじゃない。風船の女の子とか。

お金持ちだったら、凄く自分好みの美女三人連れて地下シェルターで何不自由ない短い人生送ってみたい?
三人・・って言う所が男だよね‥




『ザ・アウトロー (原題 DEN OF THIEVES)』


製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 プレシディオ
監督 脚本 クリスチャン・グーデガスト
キャスト
ニック・オブライエン/ジェラルド・バトラー
レイ・メリーメン/パブロ・シュレイバー
ドニー・ウィルソン/オシェア・ジャクソン・Jr


元海兵隊で、とても冷静で緻密で一般人に危害を加えない銀行強盗団メリーメンに肩入れしたくなる位、Gerard Butlerが演じるニックに魅力が無い。
ワイルドなのはまぁ良いとして。家族とのあり方とか、部下から信頼されている所以とか、見えて来ないし。
最後に労うFBIの天敵の方が良い人に思えてくる。

あんなことしたら、嘘の情報掴まされる・・って容易に想像できるじゃない?甘いでしょ?
色々な所が後手後手で、最後の最後まで裏をかかれて、メリーメンの潔さが際立っている。
・・とは言え、悪人とも言い切れないメリーメンたちがどうして銀行強盗をしているのかも、分からないけど。
うん。不服だわ。

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2018-10-31 2018年10月にスクリーンで観た映画

2018年10月にスクリーンで観た映画

15本でした。
2018年小計は185本

10月もあまり観られなかった・・寂しくて仕事入れまくったもんなぁ。
今年は名ばかりの国際映画祭に全く関われてないし。



○テルマ (原題 THELMA)

○負け犬の美学 (原題 SPARRING)

 チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 (原題 TULIP FEVER)

 マイ・プレシャス・リスト (原題 CARRIE PILBY)

 バーバラと心の巨人 (原題 I KILL GIANTS)

 音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

 エンジェル、見えない恋人 (原題 MON ANGE)

 アンクル・ドリュー (原題 UNCLE DREW)

 ルイスと不思議の時計 (原題 THE HOUSE WITH A CLOCK IN ITS WALLS)

 運命は踊る (原題 FOXTROT)

 ブレイン・ゲーム (原題 SOLACE)

  LBJ ケネディの意志を継いだ男 (原題 LBJ)

 イコライザー2 (原題 THE EQUALIZER 2)

 かごの中の瞳 (原題 ALL I SEE IS YOU)

○クワイエット・プレイス (原題 A QUIET PLACE)

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2018-10-31 テルマ (原題 THELMA)

『テルマ (原題 THELMA)』

製作年 2017年
製作国 ノルウェー=フランス=デンマーク=スウェーデン
配給 ギャガ・プラス
監督 ヨアキム・トリアー
キャスト
テルマ/エイリ・ハーボー
アンニャ/カヤ・ウィルキンス

北欧ホラー・・確かに、コレをホラーに撮れば恐ろしいホラーになったと思う。
だけど、この作品は、ホラーとしては撮られていない。
少女のとても切ない初恋のお話だ。

あんな力を持って生まれてしまった少女に、宗教に背く背徳の嗜好を用意するなんて、神の御業は残酷だ。

それは美しい湖畔の家で産まれ育った。
凍った湖面の下で泳ぐ魚はとて印象的で、だけど、それが何かの暗示だとは夢にも思わない。
とても静かに余韻を残して話は進んで行く。

少女時代のテルマはとても静かで、両親はずっと恐れていたんだな。
彼女が何を感じ、何を考えているのか。

決して、父親を恨んだ訳じゃないのだと思う。
静かに感情は乱され、静かな怒りが火を灯す。逃れようのない力で、それは、父親が恐れ押さえようとするのは分かるのだけれど。
だけど、おばあ様もテルマも、優しいんだもん。恨念で力を使おうとしない。だからホラーにならないんだな。
幼少期に力が暴走しなかったお陰だとしてら、父親のお陰なんだけど。

それでも、思春期の複雑で面倒な思いは抑え切れなかったんだな。

凄く印象的で美しくて優しい映画なのです。

最後に母に与えたものがね・・

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2018-10-25 負け犬の美学 (原題 SPARRING)  チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 (原題 TULIP FEVER)

『負け犬の美学 (原題 SPARRING)』


製作年 2017年
製作国 フランス
配給 クロックワークス
監督 サミュエル・ジュイ
脚本 サミュエル・ジュイク レマン・ルシエ ジェレミー・グエズ
キャスト
スティーブ・ランドリー/マチュー・カソビッツ
マリオン・ランドリー /オリビア・メリラティ
タレク・エンバレク/ソレイマヌ・ムバイエ
オロール・ランドリー/ビリー・ブレイン

格好良いです。おっさんの美学です。
強くは無いけれど、好きな事を不器用にずっと続けてきた、格好良い格好悪さ。
それしかないと貫いてきた、悪あがきっぽい潔さ。
弱いけど、ただ年月を過ごして来ただけじゃ無く、色々な選手との試合経験や、観て来た数で、ちゃんと身についている物が有る。それを活かせる。
理想的なおっさんだった。

そんなスティーブのキャラも良いんだけど、もしかして機嫌悪い?ってストレートに聞いちゃう奥さんのキャラも良いよ。
引退試合、誰よりも楽しんで居た感じ。

だけど、何より、娘が良いキャラ。

エンディングに出て来るボクサーたちは目に見える戦歴に関わらず、凄く楽しそうなんだよね。


『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 (原題 TULIP FEVER)』

製作年 2015年
製作国 イギリス=アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 ジャスティン・チャドウィック
原作 デボラ・モガー
脚本 デボラ・モガートム・ストッパード
キャスト
マリア/ホリデイ・グレインジャー
ソフィア・サンツフォールト/アリシア・ビカンダー
ヤン・ファン・ロース/デイン・デハーン
修道院長/ジュディ・デンチ
コルネリス・サンツフォールト/クリストフ・ワルツ
ウィレム・ブロック/ジャック・オコンネル
ソルフ医師/トム・ホランダー

貧富関わらずチューリップの投機に夢中になった 「チューリップバブル」と崩壊を、若い画家に夢中になった若妻の浮気心の病と重ねたのね。

そんな中で、目先の事に踊らされないコルネリスは、滅茶苦茶聖人のようで素敵だと思うけど。
寛大だし、ユーモアも有るし、精力的だし。
過去を悔いて居るとは言え、最後まで立派過ぎるでしょ。

だけど若いソフィアは、若いヤンに惹かれるんだ。まぁ、分かるけどね。
恋の病に侵されると、愚作も名案に思えてしまう。憶えて置こう。

ウィレムの間が悪すぎて、マリアが強運過ぎてつっ込みたいんだけど、それなりにハラハラして楽しめました。

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2018-10-23 マイ・プレシャス・リスト (原題 CARRIE PILBY)

『マイ・プレシャス・リスト (原題 CARRIE PILBY)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 松竹
監督 スーザン・ジョンソン
原作 カレン・リスナー
脚本 カーラ・ホールデン
キャスト
キャリー・ピルビー/ベル・パウリー
ペトロフ医師/ネイサン・レイン
タラ/バネッサ・ベイヤー
ハリソン教授/コリン・オドナヒュー
マット/ジェイソン・リッター
サイ/ウィリアム・モーズリー
キャリーの父親/ガブリエル・バーン


うん、何だろうな。悪くは無いんだけど、あまり共感出来ないな。
キャリーが煩いし。煩い演技は上手いと言うしかないけど。

キャリーが出会う人が各方面のエリート過ぎる。
19歳で無職とか独身とかって、問題か?
引きこもりのコミュ障は問題かもだけど、やる時はやる才能は有るんだし。
父親もね、年頃の娘ここまで放置しておいて、自分は幸せ見つけて、それを正当化されて今更父親面されても・・って思うのよ。
まぁ、父親の償いとして、その位しなかったら最低だわ。

彼女にはきっぱりとしたポリシーが有って、不貞を許せない。
だけど大人には色々有るんだよ・・って良い訳している映画なんだよね。

でも、今は兎も角、私も19歳頃どころかつい最近までそう言うのが理解できなかったし、許せなかった。
だからそんな彼女を懐柔する必要があるのか分からない。生き難いからと言って。

ただ、結婚が幸せではないし、何ならしないって選択肢も有るって若い頃から知って置くことって大事かもね。
離婚って大変だから。離婚する為のリスト何てあっても、一人の話じゃないから早々上手くいかないよ。

あ。でもキャリーの部屋は好きだな。Xmasの飾り付けが秀逸。

先頭 表紙

2018-10-18 バーバラと心の巨人 (原題 I KILL GIANTS)  音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!

『バーバラと心の巨人 (原題 I KILL GIANTS)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 REGENTS
監督 アンダース・ウォルター
原作 ジョー・ケリーケン・ニイムラ
脚本 ジョー・ケリー
キャスト
バーバラ/マディソン・ウルフ
カレン/イモージェン・プーツ
ソフィア/シドニー・ウェイド
モル先生/ゾーイ・サルダナ

バーバラにとって、巨人は受け入れがたい倒すべき敵であり、救いだったんだろうな。

受け入れがたい現実を前に、逃避が必要だった。何か忙しく打ち込む物が無いと、現実と向き合わないといけない。
何かと戦って居る強い自分じゃないと、崩れてしまいそうになる。
友達と楽しく過ごしたり、先生に悲しみを打ち明けたり、いじめっ子に屈したり、そんな日常を受け入れてしまったら、きっと倒れてしまう。
だから、必死で自分を守っていたんだな。
自分が戦って居たら、その時が来ないと信じたかったんだよね。

バーバラが可愛くて、痛々しくて、何を抱えているんだろう・・と思いながら観ていた。
全てを背負うカレンも壊れそうで、悲しくて。
友達とゲームに興じたりキレたりするお兄さんだって、その日が来る恐怖と必死で戦っていたんだと思う。
大人たちは、もっと早く何とか手を貸せられなかったのかな。

あのタイミングで現れたソフィアの存在は救いだけど、英国から米国へ引っ越してきた彼女だって、もしかしたら何か悲しみや問題を抱えていたかもしれない。
あまりに突飛な友人に出会い、強くなり、救われたかもしれないよね。


『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』


製作年 2018年
製作国 日本
配給 アスミック・エース
監督 脚本 三木聡
キャスト
阿部サダヲ
吉岡里帆

久し振りに見た邦画。
阿部サダヲさんは、私が認識している数少ない日本人俳優の内の一人です。
バンドとか、ストリートミュージシャンに興味が有るので見ました。
脇キャラの濃さとかが好き。
意外と良いセリフが有ったりするんですけど、画面に酔いました。

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2018-10-16 エンジェル、見えない恋人 (原題 MON ANGE)  アンクル・ドリュー (原題 UNCLE DREW)

『エンジェル、見えない恋人 (原題 MON ANGE)』

製作年 2016年
製作国 ベルギー
配給 アルバトロス・フィルム
監督 ハリー・クレフェン
脚本 ハリー・クレフェントマ・グンジグ
キャスト
マドレーヌ/フルール・ジフリエ
ルイーズ/エリナ・レーベンソン
マドレーヌ(10代)/マヤ・ドリー
マドレーヌ/(幼少期) ハンナ・ブードロー
エンジェルの父 /フランソワ・バンサンテッリ
エンジェルの声(成人)/ゴーティエ・バトゥー
エンジェルの声(10代)/レオ・ロルレアック
エンジェルの声(幼少期)/ジュール・マイニー


物語はほぼエンジェルの視線でのみ語られるので、とても狭い世界。
母の病室と、隣の屋敷の庭。そして母が語った湖と小屋が有る森。

マジシャンの恋人が突然姿を消したことで心を病んだのか‥
周囲に話しても、妄想と思われただろう、透明な子供の妊娠、出産。
エコーにも映らないのかな・・でも心音は有ったんじゃないかな・・?お腹のふくらみは想像妊娠と思われたのか。
後産や、大量の出血は?
でもまぁ、そんな野暮な事は言わない。

兎に角美しい。
母の愛も、エンジェルの視線も、マドレーヌも。
透明人間になったら…と妄想する男性陣の思いを実践するエンジェルの行動すらも美しいのは、彼には、彼女しかいないから。
失いたくないけれど、彼女の人生を奪いたくもない。その想いが純粋だからかな。

どうしても、先に公開された「かごの中の瞳」と対比して観てしまう。
同じ道を辿らないのは、勿論彼の特異な体質の事も有るけれど、若さ故の純粋さかな。


『アンクル・ドリュー (原題 UNCLE DREW)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 REGENTS
監督 チャールズ・ストーン三世
脚本 ジェイ・ロンジーノ
キャスト
アンクル・ドリュー/カイリー・アービング
ダックス/リル・レル・ハウリー
ジェス /ティファニー・ハディッシュ
ビッグ/シャキール・オニール
ライツ/レジー・ミラー
プリーチャー/クリス・ウェバー
ブーツ/ネイト・ロビンソン
ベティ・ルー/リサ・レスリー

NBAのスター選手カイリー・アービングが特殊メイクで老人に扮し、ストリートで勝負を挑むという、米ペプシのCM用ドッキリ企画空の映画化だそうです。
他にも元プロバスケ選手が老人に扮しているそうで、兎に角、当然と言えば当然だけど、playが格好良い!
バスケって、ボールと一体化するとこんなに格好良いんだなぁ。そりゃあやっている方も楽しいだろうなぁ。

それだけじゃなくて、各選手の得意技を披露したり、出演者の持ちネタをやったりと、かなり笑える自由な作風。

だけど、それだけじゃなくて、チビだけど、どんくさいけど、ひたすら好きで磨いたシュートと技が、傷付いて辞めて、だけど離れられなかったバスケの世界で、ここぞと言う時に役に立つ。
ただ好きで、今頑張って居る事は、将来役に立たなそうに見えても、いつどこで、何の助けになるか解らない。
無駄な事なんて無いんだと思う。
それにね、メイン選手引き抜いたり、彼女を奪い取ったり、真似したり、ことごとく絡んでくるあの彼はも、実は相当バスケ好きよね。
あの試合で、ダックスがバスケを止めた事が悔しかったんじゃないかな。
バスケでライバルや仲間やになりたかったのかもね。

君のバスケ人生、そんなに捨てたもんじゃないんじゃない?

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2018-10-13 ルイスと不思議の時計 (原題 THE HOUSE WITH A CLOCK IN ITS WALLS)

『ルイスと不思議の時計 (原題 THE HOUSE WITH A CLOCK IN ITS WALLS)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 イーライ・ロス
キャスト
ジョナサン/ジャック・ブラック
ツィマーマン/ケイト・ブランシェット
ルイス/オーウェン・ヴァカーロ

不思議だ・・
こんな個性的なベテラン主演2人を使っておいて、こんな平坦な作品になってしまうなんて。
Cate Blanchettのツィマーマンは完璧だし、Jack Blackが演じる役が面白くない訳がない。
編集の問題か‥お子様向けにするにあたって、ホラー映画の鬼才に無理が出たのか‥?
少年の演技の引き出し方か?
親を失った喪失感が伝わって来ないし、家や叔父さんの奇異さが伝わって来ない。
謎解きも最後の対決も今一つ盛り上がらない。
何とも感情移入しにくい作りとなっている。
何かこう、もっと上手い事で来たんじゃないかな?感がね。残念です。

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