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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2018-09-12 ブレス しあわせの呼吸 (原題 BREATHE)  ヒトラーと戦った22日間 (原題 СОБИБОР) 500ページの夢の束 (原題 PLEASE STAND BY)
2018-09-10 アントマン&ワスプ (原題 ANT-MAN AND THE WASP)
2018-09-06 判決、ふたつの希望 (原題 L'INSULTE) プーと大人になった僕 (原題 CHRISTOPHER ROBIN)
2018-09-01 ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 (原題 BORG/McENROE) タリーと私の秘密の時間 (原題 TULLY)
2018-09-01 2018年8月にスクリーンで観た映画
2018-09-01 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー (原題 MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN)
2018-08-30 クリミナル・タウン (原題 NOVEMBER CRIMINALS)  チャーチル ノルマンディーの決断 (原題 CHURCHILL)  輝ける人生 (原題 FINDING YOUR FEET)
2018-08-29 若い女 (原題 JEUNE FEMME)
2018-08-22 オーケストラ・クラス (原題 LA MÉLODIE)  タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑 (原題 TANNER HALL) 英国総督 最後の家 (原題 VICEROY'S HOUSE)
2018-08-22 2重螺旋の恋人 (原題 L'AMANT DOUBLE)


2018-09-12 ブレス しあわせの呼吸 (原題 BREATHE)  ヒトラーと戦った22日間 (原題 СОБИБОР) 500ページの夢の束 (原題 PLEASE STAND BY)

『ブレス しあわせの呼吸 (原題 BREATHE)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 KADOKAWA
監督 アンディ・サーキス
脚本 ウィリアム・ニコルソン
キャスト
ロビン/アンドリュー・ガーフィールド
ダイアナ/クレア・フォイ
ブロッグス/デヴィッド・ブラッカー/トム・ホランダー
テディ/ヒュー・ボネヴィル

かかると、首から下が麻痺する・・自発呼吸が出来ない・・怖い。

ドイツの重度障害患者の管理が、恐ろしくて。安全かもしれないけど、あれは、人生を生きていると言えるのか?
ロビンの姿は衝撃だろう・・と言う意味が良く分かった。
誰か死んで良いと言ってくれ・・と思う。

かなり最初の方に、雑談の中で、捕らわれたマウマウ団の話が出て来るのですが、それがずっと心に残っていた。
象徴的だなぁ‥と。
そして、それは、私だけでは無かった・・それが辛くも有り、救いでも有り。

奥さんが凄く気丈なんだ。そして、可愛い。
仲間たちも。彼よりマシ・・って思うんじゃ無く、自分はまだ何か出来るんじゃないか‥って思わせてくれる、プラスのオーラがきっとあったんだな。いつも人が集まってくる。

強く楽しく生き抜いた。誰にでも出来る訳じゃない。私は出来ない。すぐ死なせて欲しい。

『ヒトラーと戦った22日間 (原題 СОБИБОР)』

製作年 2018年
製作国 ロシア=ドイツ=リトアニア=ポーランド
配給 ファインフィルムズ
監督 コンスタンチン・ハベンスキー
キャスト
アレクサンドル・ペチェルスキー/コンスタンチン・ハベンスキー
フレンツェル/クリストファー・ランバート

実際に有った大脱走を元に作られたドラマだそうです。
なので、実際の人物や出来事は分かりませんが、今までに何度も語られて来た、狂気が描かれていました。

人間が、どこまで残忍に成れるか‥を試された歴史のような気もします。誰もが、凄く凄く試された。

ラストの、スローで走るシーンを見せられ、怖くて、早く!!と思うのですが、本人は、きっとそんな恐怖の中走って居たんだろうな‥永遠に感じながら・・



『500ページの夢の束 (原題 PLEASE STAND BY)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 ベン・リューイン
キャスト
ウェンディ/ダコタ・ファニング
スコッティ/トニ・コレット
オードリー/アリス・イヴ

「感情」と言う概念で、他のクルーとの交流に苦労するスポックを自閉症の少女の中に見たんだね。
確かに、彼女が変わって行くスポックに興味を持つの、解る気がする。
分かり合いたい相手が居るから。

彼女が描いて居た物語を、読んで欲しかった相手が、泣けるね。周りが思っている以上に、望んでいたんだね。

Star Trekは、私にとっても特別な映画だ。Pavel Andreievich Chekov役でAnton・Yelchinが出ているのだから。
それに、Dr.ボーンズこと、Leonard McCoyは、Karl Urbanだし。
でも、Leonard McCoyの娘の名前、即答出来なかった。

クリンゴン語は理解できないけど、リンガーズにとってのエルフ語だと思えば、理解できる。
あれほど話せる人は、凄いマニアの中のマニア。そりゃあ仲間意識も芽生えるわ。
いや〜好きな設定よ。自分たちにだけ理解出来る言語で話す一体感。音楽用語でも、プロスポーツ用語でも、何でも良いの。
好きな思いが共通して居る事が伝われば。

Dakota Fanningがこういう役演じて、間違いが有る筈が無い。本当に、天才だと思うわ。

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2018-09-10 アントマン&ワスプ (原題 ANT-MAN AND THE WASP)

『アントマン&ワスプ (原題 ANT-MAN AND THE WASP)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 ペイトン・リード
キャスト
Scott Lang / Ant-Man/ポール・ラッド
Hope van Dyne / The Wasp/エヴァンジェリン・リリー
Dr. Hank Pym/マイケル・ダグラス
Luis/マイケル・ペーニャ
Ghost/ハンナ・ジョン・カメン
Dr. Bill Foster / Goliath/ローレンス・フィッシュバーン


このシリーズは好きです。自分をダメダメだと思っている主人公が、愚直過ぎるほど良い人で。
別れた奥様ファミリーとの関係も素敵で。
でも、お嬢さんが良い娘過ぎて、ちょっと心配。早く大人になり過ぎている感じで。

痛々しいゴーストも、絶対に信念を曲げず正しく生きているDr. Bill も好きです。
あの人が居て良かった。

ウーさんのキャラも良いですよね。疑っているのか、信じているのか。でも、仲良くしたそうでそわってしている所とか。本当は、ファンでしょ?って言いたい。

エンディングの最後の最後まで引っ張るのが、このシリーズの特徴ですが、や。あれはどうなるのか、ちょっと心配ですね。

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2018-09-06 判決、ふたつの希望 (原題 L'INSULTE) プーと大人になった僕 (原題 CHRISTOPHER ROBIN)

『判決、ふたつの希望 (原題 L'INSULTE)』

製作年 2017年
製作国 レバノン=フランス
配給 ロングライド
監督 ジアド・ドゥエイリ
脚本 ジアド・ドゥエイリ 、 ジョエル・トゥーマ
キャスト
カメル・エル=バシャ
アデル・カラム

久し振りに、とんでもなく素晴らしい映画だった。

些細な事・・で始まったとはいえ、最初からキリスト教徒のレバノン人トニーの態度は腹立たしかった。
それは、ラストまで来ても代わらないのだけれど、彼が求めていた物が、お金じゃなくて、謝罪・・と言う意味が凄く理解できた。
愚かだと思うけど、彼を愚かにした過去が全てをひっくり返した。でもそれは、彼が望んだことじゃ無かった。
吐かれた暴言を伏せる事を貫いたパレスチナ難民のヤーセルと変わらず、高潔だった。

最初から最後まで、過去でさえ、公平で、正義感の強いヤーセル。本当に理不尽で気の毒。どこを取っても彼に非は無いし、謝罪する必要が全く感じられない。

だけど、世間を巻き込み裁判は注目を浴び、大統領が仲裁に入るくらいの事態。それでも収束しない。
収束させることが出来るのは、たった一つのヤーセルの行為で、その為に動いたヤーセルは、本当に、本当に、高潔だった。
トニーの過去を知り、だからと言って彼の態度は許せないけれど、罪は最初から認めていて。自分の為じゃない。彼にたった一つ救いをもたらすための行動。
そこに導いたのは、トニーの攻撃的な性格以前の仕事に対するプロ意識。それは称賛に値する。
そして、判決の後の二人。当然そうならないとおかしいと思うのだけれど、2人の決着はもう既についている。煩かった周囲を、もう、何も言わない。

こんな、清々しい美しい裁判の終焉。初めて見た。

凄く重いテーマを背負い、暴力的でありながら、凄く人間の優しさ、美しさを感じさせてくれた。
このラストは秀逸でした。


『プーと大人になった僕 (原題 CHRISTOPHER ROBIN)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 マーク・フォスター
キャスト
クリストファー・ロビン/ユアン・マクレガー
イヴリン・ロビン/ヘイリー・アトウェル
マデリン・ロビン/ブロンテ・カーマイケル
ジャイルズ・ウィンズロウ/マーク・ゲイティス
プー(声)/ティガー(声)/ジム・カミングス
イーヨー(声)/ブラッド・ギャレット

プーはディズニーの中ではティンカーベルの次位に好き。
特にティガーが。でも今作はイーヨーも良かったな。あの後ろ向き過ぎる性格は嫌いじゃない。ティガーと対照的で。

コレは、凄く楽しい映画ではない。
実写で動くプーたちは可愛いし、いつも通りだけれど、コメディでも無いし。会社人間になったロビンと家族の溝や、戦争。
とても暗い部分も多い。

大人になった私たち誰もに、子供の頃の特別な場所が有ったはずで、大切なおもちゃたちが有ったはずで、おもちゃたちからしたら、持ち主の子どもが世界の全て。
ヒーローなのよね。大人になって忘れてしまうけど。きっかけが有れば思い出せる。
大人になったら、プーたちの行動ははた迷惑だし、相手をするのは面倒臭いかもしれない。なんだけど、代わらないプーたちが凄く嬉しい。

プーがこてんと、大人になったロビンに体を預けるシーンが、凄く可愛かった。
傷付いて、でも信じてて、全部受け入れてくれる。凄く凄く大切な存在。

やっぱり、プーとクリストファー・ロビンはああじゃないとね。

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2018-09-01 ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 (原題 BORG/McENROE) タリーと私の秘密の時間 (原題 TULLY)

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 (原題 BORG/McENROE)』

製作年 2017年
製作国 スウェーデン=デンマーク=フィンランド
配給 ギャガ
監督 ヤヌス・メッツ
脚本ロンニ・サンダール
キャスト
ビヨン・ボルグ/スベリル・グドナソン
ジョン・マッケンロー/シャイア・ラブーフ
レナート/ステラン・スカルスガルド
マリアナ/ツバ・ノボトニー
ビヨン・ボルグ(少年時代)/レオ・ボルグ

テニスに興味ない人でも、一定以上の年齢の人ならこの二人の名前くらいは知っていると思う。
同じ時代を生きた、正反対の好敵手。そして名勝負。
緊張や、背負った思いや、周囲との関係が、ヒリヒリするくらいリアルで、目の離せない試合にハラハラして手に汗を握るし、そして泣いた。
Sverrir Gudnasonは本当に熱を秘めたクールなプリンスだし、Shia LaBeoufは本人はマッケンローそのものの悪童といわれる問題児だけど、だからこそか、マッケンローそのものに思えるほどの演技力。同じく天才肌ね。

凄いプレッシャーを感じながら、同じスポーツを、お互い本気でやっていたからこそ・・の絆。
それに、悪童マッケンローにとって、ボルグは子供の頃憧れた選手なのよね。
ちゃんと憧れの人として、若者の尊敬できる壁となった姿が素敵過ぎ。
最高の試合をしている二人だけの世界が、もう、たまらない。敵であり、唯一の理解者になる。

そして二作続けてのStellan Skarsgard。忍耐強く、そして見捨てない。素敵だったな。

本気のスポーツは、双方の背負っている世界が重すぎて、見ていて辛い。だからオリンピックとか、高校野球とか見られない。
どっちも負けて欲しく無くて。
日本だから・・って応援の仕方が出来ないんだな。私は。

だけど、そんな思いのずっと上を行っているんだろうな‥




ところで、ビヨン・ボルグの少年時代を演じているのは、ビヨン・ボルグ本人の実の息子Leo Borgだそうですよ。
凄いな。




『タリーと私の秘密の時間 (原題 TULLY)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
監督 ジェイソン・ライトマン
脚本 ディアブロ・コディ
キャスト
Marlo/シャーリーズ・セロン
Tully/マッケンジー・デーヴィス
Craig/マーク・デュプラス

これから結婚、出産する人は、覚悟を持って観て欲しいわ。
特に旦那の方に。

奥さんが妊娠したら、子どもは勝手に生まれて来る訳じゃなくて、そして、産み終った奥さんは、産み終ったら元に戻る訳じゃない。
肉体的にも精神的にも、時間を掛けて戻していくの。
産後の経過とか、体型とか、夜中の様子とか、汚れとか、しんどい頃思い出して、もうやめて〜〜!!って思った。
あの搾乳の日々。放って置いたら胸はカチカチになって熱を持ち、触れたら悲鳴あげるくらい痛いし、所構わず溢れ出してくる。
あの日々をこんなにリアルに描いた作品珍しいんじゃないかな。
そして、コッチはヘロヘロなのに、仕事をしているからとお構いなしに日常を崩さない旦那。ゲームする暇あったら奥様気遣え!って蹴飛ばしたくなるけど、アレが現実よね。

だけど、ここで使えるか使えないかが、その後の夫婦関係を大きく左右するのよ。
数年後、数十年後に、醒めた家庭内別居状態とか避けたいなら、せめて気遣う言葉や惣菜買って来るとか出来る事しておいた方が良いのよ。
眠る前の僅かな時間でも、育児代わって奥様寝かしてあげるとかね。

本当に、誰か助けてあげて‥って思う。そして誰にも頼れないマーロは、若くて自由だったころの自分に救いを求めたのね。

凄く凄くリアルだった。

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2018-09-01 2018年8月にスクリーンで観た映画

2018年8月にスクリーンで観た映画

2018年8月にスクリーンで観た映画23本でした。
2018年小計は160本。

8月は舞台も、野球も、出張もたくさん入っていたのに、良く見れたなぁ‥カリコレが有ったせいも有りますが、生き急いでるなぁ。


◎マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー (原題 MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN)
○クリミナル・タウン (原題 NOVEMBER CRIMINALS)
 チャーチル ノルマンディーの決断 (原題 CHURCHILL)
 輝ける人生 (原題 FINDING YOUR FEET)
 若い女 (原題 JEUNE FEMME)
 オーケストラ・クラス (原題 LA MÉLODIE)
 タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑 (原題 TANNER HALL)
 英国総督 最後の家 (原題 VICEROY'S HOUSE)
 2重螺旋の恋人 (原題 L'AMANT DOUBLE)
 追想 (原題 ON CHESIL BEACH)
 結婚まで1% (原題 PERMISSION)
 アルカディア(THE ENDLESS)
 チャイルド・オブ・ゴッド (原題 CHILD OF GOD)
 ブッシュウィック 武装都市 (原題 BUSHWICK)
 ハングマン (原題 HANGMAN)
 天使たちのビッチ・ナイト (原題 THE LITTLE HOURS)   
 インクレディブル・ファミリー (原題 INCREDIBLES 2)
 オーシャンズ8 (原題 OCEAN'S EIGHT)
 ジュラシック・ワールド 炎の王国(原題/JURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM)
○ヒトラーを欺いた黄色い星 (原題 DIE UNSICHTBAREN)
 ムッシュ・アンリと私の秘密 (原題 L'ÉTUDIANTE ET MONSIEUR HENRI)
 フライト・リミット (原題 BEAST OF BURDEN)  
 ミッション:インポッシブル/フォールアウト (原題 MISSION:IMPOSSIBLE -FALLOUT)

先頭 表紙

2018-09-01 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー (原題 MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN)

『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー (原題 MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 脚本 オル・パーカー
キャスト
メリル・ストリープ
ピアース・ブロスナン
コリン・ファース
ステラン・スカルスガルド
ジュリー・ウォルターズ
ドミニク・クーパー
アマンダ・セイフライド
クリスティーン・バランスキー
リリー・ジェームズ
ジョシュ・ディラン
ヒュー・スキナー
ジェレミー・アーヴァイン
アレクサ・デイビーズ
ジェシカ・キーナン・ウィン
アンディ・ガルシア
シェール


いつからミュージカルが好きなのか‥記憶にない。
ただ、舞台は子供の頃から好きだった。
もうね、音楽が素晴らしいと高揚するわよね。
コレは特に、海上の船でダンシングクイーンのシーン最高。歌って踊りたくなるよね。すっごく押さえた。
しかもColin FirthとStellan Skarsgardが居るのよ。

ストーリーもオリジナルでは明確にならなかった部分を掘り下げ、何が有ったのか、ドナはどんな娘で、どうしてそうなったのか‥が良く分かる。
凄く魅力的だし、オリジナルのキャストを凄く大事に配役しているのが分かる。勿論歌も上手い!

Colin Firthに、君は歳取って魅力が増した・・と言うシーン、思わず頷いたわよね。
Stellan Skarsgardに時は残酷だね‥と言った後だけに。

あまり多くは語れないけれど、終盤は涙なしでは観られない。
娘は自分の分身って言うけど、羨ましい・・バトンを渡す感じ。格別なんだろうな‥

エンディングは舞台のそれそのもので素敵。横や縦の繋がりがそれぞれfunnyで楽しいし♪
そしてCherの迫力♪

もう一回観たいし、何より舞台で観たい。

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2018-08-30 クリミナル・タウン (原題 NOVEMBER CRIMINALS)  チャーチル ノルマンディーの決断 (原題 CHURCHILL)  輝ける人生 (原題 FINDING YOUR FEET)

『クリミナル・タウン (原題 NOVEMBER CRIMINALS)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ・プラス
監督 サーシャ・ガヴァシ
原作 サム・マンソン
脚本 スティーヴン・ナイト 、 サーシャ・ガヴァシ
キャスト
アディソン/アンセル・エルゴート
フィービー/クロエ・グレース・モレッツ

「大切な人を亡くした全ての人に贈る物語」 なのだそうです。
確かに、そうでないとあの拘りは理解できないかも知れない。

皆に、関係無いと答えている。自分でもそう思っている。だけど、関係無くはない。母親の死への思い。
何故死んだのか?何か出来なかったか?大切な人を失った時、その想いが浮かばない筈がない。
答えが欲しい・・と私もどれだけ苦しんだか。何も知らずに過ごしていたその時間を、どれだけ悔やんだか。
それが、関係無いはずがない。
母は病気で、助けられなかった。だけど納得出来る訳じゃ無く。何故母が・・何故一人の時に・・悔やまない筈がない。
だから、友人の死を消化出来ない。知りたい。納得したい。きちんとした結末を迎えたい。
勿論、友の為。社会の安心の為。そして・・自分の為。母の為。
死は納得出来るもので、理由が有って、結果として有る。曖昧にしておいたら、母の死も曖昧で、消化できない物になる。

そんな思いが私は理解できた。

だけど、あの幼馴染カップル、あのままで大丈夫かな・・?と心配したの。
あまりに普通過ぎて、当たり前過ぎて。初めても綺麗過ぎて、他を知らずに大丈夫?と。
だけど、最後の彼女から渡された物の中身見て、あ。ダメだ。こんな可愛い子放しちゃ・・って思った。

『チャーチル ノルマンディーの決断 (原題 CHURCHILL)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 彩プロ
監督 ジョナサン・テプリツキー
脚本 アレックス・フォン・チュンゼルマン
キャスト
ウィンストン・チャーチル/ブライアン・コックス
クレメンティーン/ミランダ・リチャードソン
ミス・ギャレット/エラ・パーネル

近年、このノルマンディーの戦いや、チャーチルの行動が続けざまに公開されたので、私を含め、映画好き皆の理解は深まっていると思う。
そう言う意味で、あの日の直前の彼の苦悩として捉え見ると興味深いのですが、如何せん、世界が狭い。
それ以前や、その後や、その戦い自体は多く語られないからね。

ただただ孤立し苦悩し戦う姿が辛い。


『輝ける人生 (原題 FINDING YOUR FEET)』


製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 アルバトロス・フィルム(提供:ニューセレクト)
監督リチャード・ロンクレイン
脚本メグ・レオナルドニック・モアクロフト
キャスト
サンドラ/イメルダ・スタウントン
チャーリー/ティモシー・スポール
ビフ /セリア・イムリー
テッド /デビッド・ヘイマン
マイク/ジョン・セッションズ
ジャッキージョアンナ・ラムレー

こう言う老いて尚人生は楽しくて・・って第二の人生推奨する系映画は多いので、二番煎じ感が否めない。
キャストは中々だし、監督も好きだけど。

ダンス教室の試みも、本来の目的どうなった?
父親の浮気で母親出て行ったのに、娘母子がそのまま浮気相手を受け入れているのも納得いかないわ。

離婚は簡単じゃないけど、戻るって・・・やっと自由に成れたのに。戻るって選択肢、有る?
やっぱり安定した将来が良かったの?って思っちゃう。

なんだろう。詰め込み過ぎで総てが薄いのかな・・悪くは無いけどちょっと残念。

先頭 表紙

2018-08-29 若い女 (原題 JEUNE FEMME)

『若い女 (原題 JEUNE FEMME)』

製作年 2017年
製作国 フランス
配給 サンリス
監督 脚本 レオノール・セライユ
キャスト
Paula Simonian/レティシア・ドッシュ
Joachim Deloche/グレゴワール・モンサンジョン
Ousmane/スレマン・サイエ・ンディアエ



若い女・・と言う割に、ポーラは31歳です。年では無いけど、若いと強調するほど?と思ったので原題JEUNE FEMMEを調べたら、確かに若い娘と言う意味ですが、どちらかと言うと未熟な女、ちょっと蔑む感じ?小娘が!って感じかな?

確かに、ポーラは精神的に不安定で、嘘つきで、いい加減。1つ言ったら10返って来る感じでかしましくて面倒臭い。
思うより行動しちゃうタイプ。
観ていてイライラする。
だけど、偶然も重なって築き上げた人間関係や居場所が崩れそうな時、見せた表情の切なさが、色々な事を物語っていたな。

母親との関係も。嘘つきで見栄っ張りな母親。母娘だな〜って思うけど、子供時代は辛かったよね。

若い時に年上男に捕まったら、一度離れるのが良いと思う。周りが見えるから。ポーラは間に合うんだから。

ラストの方の、彼女は、とてもいい表情をしていた。
ポーラ役のLaetitia Doschは2017年リュミエール賞最有望女優賞を獲得したそう。期待しよう。

先頭 表紙

2018-08-22 オーケストラ・クラス (原題 LA MÉLODIE)  タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑 (原題 TANNER HALL) 英国総督 最後の家 (原題 VICEROY'S HOUSE)

『オーケストラ・クラス (原題 LA MÉLODIE)』


製作年 2017年
製作国 フランス
配給 ブロードメディア・スタジオ
監督 ラシド・ハミ
脚本 ラシド・ハミ 、 ギィ・ローラン
キャスト
シモン/カド・メラッド
アーノルド/アルフレッド・ルネリー

この手の話は沢山有るけど、音楽教育プログラムと言うシステムは凄く素敵よね。
個人で習うには贅沢なヴァイオリンをプロから習い、皆で大会を目指す。凄く良い体験が出来る。

だけど、ちょっとずつ弱いなぁ。アーノルドの不幸も、音楽好きのエピソードも弱いし、口の減らない悪がきが、続けたい・・と切望するでも無く、何の有る性格の元であろう父親の変化も見えて来ないし。
娘との確執や仲直りも何となく・・だし。

合同練習での大失敗とかは良いエピソードだけどね。

凄く盛り上がって感動する所は無く、こうなるでしょ?って言う方向にお行儀よく進んで行く感じ。
でも駄作な訳では無く、淡々としている。
先生の演奏は素晴らしいし、子供たちが聞き惚れるのは分かるよね。


『タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑 (原題 TANNER HALL)』

製作年 2009年
製作国 アメリカ
配給 彩プロ(配給協力:武蔵野エンタテインメント)
監督 脚本 フランチェスカ・グレゴリーニ タチアナ・ボン・ファーステンバーグ
キャスト
フェルナンダ/ルーニー・マーラ
ヴィクトリア/ジョージア・キング
ケイト/ブリー・ラーソン
ルーカスタ/エイミー・ファーガソン
ジオ/トム・エベレット・スコット

禁断の女子高の女子寮に暮らす、美しい女子高生の最強な事。
・・・って言うか、良いように誘惑される・・もとい。誘惑されたいおっさんたちの情けない事。

彼女たちの味方も敵も彼女たち自身なのよね。
怖い怖い。
ルーカスタの秘密と、ピザ屋の少年との友情が良かったな。唯一自分自身が認められている感じで。



『英国総督 最後の家 (原題 VICEROY'S HOUSE)』


製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 脚本 グリンダ・チャーダ
キャスト
ルイス・マウントバッテン/ヒュー・ボネヴィル
エドウィナ/ジリアン・アンダーソン
ジート/マニシュ・ダヤル
アーリア/フマー・クレシー

1947年のインドのイギリスからの独立が、こんな風に行われた事を知らなかった。
インドを分断し、パキスタンに新しい国を作り出すと言うのだから、混乱は当然だけど、国全体がとても恐ろしい状態だったのだな。
国は大変だし、家族や愛する人は心配だけど、あんな風に、職務を放棄する人たち、どうかと思うわ。
忠義とか、責任とか、インドには無い言葉なの?

それにしても、大人の事情を知り、そのままインドに残り援助活動を続けた、総督夫婦は立派だ・・
特に、終始奥様が素晴らしかった。

冒頭に、「歴史は勝者によって記される」と言うフレーズが出て来るのですが、本当に。日本の明治維新とか、その通りですもんね。

先頭 表紙

2018-08-22 2重螺旋の恋人 (原題 L'AMANT DOUBLE)

『2重螺旋の恋人 (原題 L'AMANT DOUBLE)』

製作年 2017年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ
監督 フランソワ・オゾン
原作 ジョイス・キャロル・オーツ
キャスト
クロエ/マリーヌ・ヴァクト
ポール/ルイ/ジェレミー・レニエ


フランス映画らしい愛の複雑さだなぁ‥
原作を知らないので、真意が分からないのだけれど、どこまでが彼女の妄想なのか‥ルイは、存在したの?
猫は、帰って来ないの?

彼女の腹痛の原因を精神的なものと決めつけたのは医療ミスではないのか‥とも思うのですが、確かに病んではいたのですよね。痛みのせいかどうかは知らないけど。
ルイの初日の分析は的を射た物だっいたし、その後の診察は、あれは、本当だったら犯罪では?と思うし。

全てはただ彼女が病んでいた・・と言う事なのだろうか‥?謎過ぎた。そしてかなり官能的。内診の中の中まで見せるのってビックリだわ。

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