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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2018-05-02 ザ・スクエア 思いやりの聖域 (原題 THE SQUARE)
2018-05-01 パティ・ケイク$ (原題 PATTI CAKE$)
2018-05-01 2018年4月にスクリーンで観た映画
2018-04-27 君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name) レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)
2018-04-27 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)
2018-04-25 さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK) アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED) ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)
2018-04-23 パシフィック・リム:アップライジング (原題 PACIFIC RIM: UPRISING) ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜 (原題 MIDNIGHT SUN)
2018-04-20 女は二度決断する (原題 AUS DEM NICHTS)
2018-04-19 心と体と (原題 TESTRÖL ÉS LÉLEKRÖL)
2018-04-19 きみへの距離、1万キロ (原題 EYE ON JULIET)  アメリカン・ヴァルハラ (原題 AMERICAN VALHALLA)


2018-05-02 ザ・スクエア 思いやりの聖域 (原題 THE SQUARE)

『ザ・スクエア 思いやりの聖域 (原題 THE SQUARE)』


製作年 2017年
製作国 スウェーデン=ドイツ=フランス=デンマーク
配給 トランスフォーマー
監督 脚本 リューベン・オストルンド
キャスト
Christian/クレス・バング
Anne/エリザベス・モス
Julian/ドミニク・ウェスト
Oleg/テリー・ノタリー

Christianの空回り感が凄い。

兎に角行動が裏目裏目に出る。
その行動の裏には、常に自分が他人からどう見えるか‥が有るんだな。

階級社会が問題・・と言いながら、兎に角見下している。庶民や貧民や女性を。それに、作品や作者もね。
金を産むことこそ大事。自分は失敗しない。全て高みの見物感。
色々なエゴを突きつけられた気がする。

でも、プロとして、あの動画を納品する方もどうかと思うわ。その後の炎上が巻き起こす事目に見える。
ラストは、あのテロップの後、少女の持ち物の一部とか、ポツンと落として置く位が良かったんじゃないかな。
靴とかね。履いて無かったかもしれないけど。ポツンと残された子猫が小さく鳴いている・・とか。
幸せそうにふかふかのパンをかじるもう一つのラストを用意するとかね。

まぁ、炎上が目的だったんだろうけど。
多分、現物を観にたくさんの人は来るでしょ。作者も有名になるでしょ。
そう言う意味で成功になる。批判は無料の宣伝。そういう社会だもんね。イヤらしいけど。

そのいやらしさが、上手い。本人無自覚な所も。

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2018-05-01 パティ・ケイク$ (原題 PATTI CAKE$)

『パティ・ケイク$ (原題 PATTI CAKE$)』


製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 カルチャヴィル=GEM Partners
監督脚本 ジェレミー・ジャスパー
キャスト
Patti/ダニエル・マクドナルド
Barb/ブリジット・エヴァレット
Jheri/シッダルタ・ダナンジェイ
Basterd/ママドゥ・アティエ
O-Z/サー・ンガウジャ
DJ French Tips/MCライト
Nana/キャシー・モリアーティ

普通は音楽を聞いて、その何かが心の琴線に触れて。その音楽のファンになっても、それ以上に語る言葉を持たないけど、この部分の他の音をそぎ落としてもっとスローにして、私のラップに頂戴と言える才能、羨ましい。妬ましいと言っても良い。いや、格好良い。

コンテストシーンは本当に鳥肌モノ。でもその後のラジオのシーンも泣いたよ。それまでの環境のクズっぷりぶち飛ばす詩。歌声。
罵声を声援に変える力を持ってた。
夢を見るのも叶えるのも若者の特権。
後押ししてくれる大人が居るのも素敵。成功した憧れのスターじゃない。苦労してここまで来た人。
ちゃんと若者の夢を後押ししてくれる。格好良さを持っていた。

ママは嘗ては夢を見、叶える直前まで行き、諦めざる得なかった。
親に従って失った物、今の何もない自分に失望している。過去に縋りながら。
そしてつまらない大人になって、娘の道を否定する。白人らしく生きろなんて。哀しい言葉。
だけど、そんなママも、祖母も巻き込んで歌った歌詞は最高。

主演のDanielle Macdonaldも良いけど、普段はチャラい親友役のSiddharth Dhananjayが歌うと凄いのが感動的なの。凄く良い声。そして失礼な位偏見は無い所が魅力的。

開いたままの傷口のようなキャラ と言う通りなMamoudou Athieが演じたバスタードという青年が好き。
顔中ピアスで、墓地公園の悪魔崇拝みたいな小屋に住み、爆音で思いを叫ぶ。そして皆に背を向けられ罵声を浴びる。
だけど、普段の語り口調は最高に素敵。女性を賞品として扱う事に反感を持つ。
ちゃんとした家でちゃんとした教育を受けた人なのだと思う。そして壊れやすい原石のような繊細な人。
あんな、存在自体が宝物みたいな人に出会ったら、たまらない…
kissする為に唇のピアス取る所も好き。
彼の音楽を、叫びたい思いを伝える術のPattiに出会えたのは幸運ね。

音楽映画だから好きだろうと思ったけど、想像以上に良かった!

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2018-05-01 2018年4月にスクリーンで観た映画

2018年4月にスクリーンで観た映画

22本

○君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name)
 レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)
☆アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)
○さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK)
 アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED)
 ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)
 パシフィック・リム:アップライジング (原題 PACIFIC RIM: UPRISING)
 ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜 (原題 MIDNIGHT SUN)
○女は二度決断する (原題 AUS DEM NICHTS)
◎心と体と (原題 TESTRÖL ÉS LÉLEKRÖL)
 きみへの距離、1万キロ (原題 EYE ON JULIET)  
 アメリカン・ヴァルハラ (原題 AMERICAN VALHALLA)
 ダンガル きっと、つよくなる
 ラブレス (原題 Нелюбовь)
○ワンダーストラック (原題 WONDERSTRUCK)
 レッド・スパロー (原題 RED SPARROW)
 ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル (原題 JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE)
○修道士は沈黙する (原題 LE CONFESSIONI)
 トレイン・ミッション (原題 THE COMMUTER)
 ヴァレリアン 千の惑星の救世主 (原題 Valerian and the City of a Thousand) Planets
 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 (原題 THE POST)
○ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (原題 DARKEST HOUR)

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2018-04-27 君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name) レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)

『君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name)』


製作年 2017年
製作国 イタリア=フランス=ブラジル=アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 ルカ・グァダニーノ
キャスト
エリオ/ティモシー・シャラメ
オリヴァー/アーミー・ハマー
パールマン教授/マイケル・スタールバーグ
アネラ/アミラ・カサール

ひと夏の経験。
甘酸っぱいなぁ。
インテリで自由で柔軟な思考を持つ両親のお陰か、エリオはシニカルね。

惹かれながら、相手を思って行動できない完璧に見えるオリヴァーの思いを知って切なかったし、思いを持て余す思春期のエリオの青臭さも良い。
だけど、叶えられない時代かな・・
どんな恋だって、ちょっとしたことで、お互いを傷つけるでしょ。
立ち直る特効薬は、時間しかない。
いつか美しい思い出に変わるまで、自分では何も出来ない。
本当に心は厄介だ。特に恋心はね‥

お互いを自分の名前で呼び合う遊戯の意味が分からなかった。
でも、電話口で名前に思いののせて呼び合うシーンにすとんと納得できた。

そして心の中で呼んでみた。あぁ・・悪くない。と思った。


『レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 スティーブン・スピルバーグ
原作 アーネスト・クライン
脚本 ザック・ペン 、 アーネスト・クライン
キャスト
Parzival / Wade/タイ・シェリダン
Sorrento/ベン・メンデルソーン
Art3mis / Samantha/オリヴィア・クック
Ogden Morrow/サイモン・ペッグ
Anorak / Halliday/マーク・ライランス
Daito/森崎ウィン
I-R0k/T.J.ミラー
F'Nale Zandor/ハンナ・ジョン・カーメン
Aech / Helen/リナ・ウェイス
Sho/フィリップ・チャオ

いやいや・・こんな所でThe Shiningを追体験させられるとは・・私も指の間から見た口なので、慄いた。

私はゲームの事は分からないけど、きっとゲーム好きには堪らないでしょ?
でも映画好きにも色々楽しいわよね。チャッキー、メカゴジラとかね。
謎解きは楽しいし、アバターでの生活はちょっとしてみたいけど。でもリアルはリアルにしかない。
それを忘れちゃダメよね。

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2018-04-27 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)』


製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 アンソニー・ルッソ 、 ジョー・ルッソ
脚本 クリストファー・マルクス 、 スティーヴン・マクフィーリー
キャスト
トニー・スターク/アイアンマン/ロバート・ダウニーJr.
ソー/クリス・ヘムズワース
ブルース・バナー/ハルク/マーク・ラファロ
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ/クリス・エヴァンス
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ/スカーレット・ヨハンソン
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ/ベネディクト・カンバーバッチ
ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン/ドン・チードル
ピーター・パーカー/スパイダーマン/トム・ホランド
ティ・チャラ/ブラックパンサー/チャドウィック・ボーズマン
ヴィジョン/ポール・ベタニー
ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ/エリザベス・オルセン
サム・ウィルソン/ファルコン/アンソニー・マッキー
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー/セバスチャン・スタン
オコエ/ダナイ・グリラ
シュリ/レティーシャ・ライト
ロキ/トム・ヒドルストン
ヘイムダル/イドリス・エルバ
ガモーラ/ゾーイ・サルダナ
ペッパー・ポッツ/グウィネス・パルトロウ
コレクター/ベニチオ・デル・トロ
サノス/ジョシュ・ブローリン
ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロード/クリス・プラット
グルート/ヴィン・ディーゼル
ロケット/ブラッドリー・クーパー


メンバーが豪華すぎる・・文字通り主役を張っている俳優ぞろいだもの。次から次へと魅力的な大好きなキャラが登場するから忙しいったら無いわ。
そんな中で、古いヨーロッパ悲恋映画みたいな異色な雰囲気を漂わせている、Paul Bettany素敵だった〜

サノスが純然たる悪じゃない所が悲劇ね。
手段は悪そのものなんだけど。残酷。
決死の思いで奪った愛する人の命を奪う行為を、無かった事にされたら、辛い。想像も出来ないくらい辛い。

頑張れヒーローたち。信じてる。

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2018-04-25 さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK) アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED) ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)

『さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督 マーク・ウェブ
脚本 アラン・ローブ
キャスト
Thomas Webb/カラム・ターナー
Johanna/ケイト・ベッキンセール
Ethan Webb/ピアース・ブロスナン
Judith Webb/シンシア・ニクソン
W.F. Gerald/ジェフ・ブリッジス
Mimi Pastori/カーシー・クレモンズ

老人が少年と出会う物語は素敵だ。Anton Yelchinのアトランティスの心 Hearts in Atlantisが思い浮かぶ。
少年たちを導ける重厚さが有る。コレは偶然では無かったけど。

Marc Webb監督は、人物設定に凝る。
最後の最後に明かされるサプライズが好きね。
綺麗過ぎるけど、それが心地良い時も有る。
今回は、ラストで、全ての台詞の意味を知る。何気ない台詞が持っていた深い意味。

そんなに人を思い続けられる?
彼が居たから?
彼はどんな思いで母子を見ていた?
綺麗過ぎるじゃないか。立派過ぎる。
どんな神経でそんな仮説を立てられる?無理でしょ。甘いわ。だけどそれが答えで。
彼女は、そこまで知っていたのか‥


トーマス役のCallum TurnerはGREEN ROOMで故Anton Yelchinのバンド仲間で、ベーシストを演じていた人。
それだけで泣けるんだけど、彼の分も頑張って生きて‥

Simon & Garfunkel「ニューヨークの少年」(原題:The Only Living Boy in New York)がテーマソング。

『アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 マイケル・アプテッド
脚本 ピーター・オブライエン
キャスト
Alice Racine/ノオミ・ラパス
Jack Alcott/オーランド・ブルーム
Eric Lasch/マイケル・ダグラス
Emily Knowles/トニ・コレット
Bob Hunter/ジョン・マルコヴィッチ


1から10までストーリーが読めるな。Michael Douglasを使うから・・
読めた上で楽しめばいいけど、内容は薄いな。

出演陣がマニアックに豪華なんだけどOrlando Bloomの知名度に頼った公開かな。
Orlandoはワイルドだけどオスカーワイルド Wilde のレントボーイみたいな可愛さも健在。もう40歳なのにね。
信じられないけど。出会ったころは青臭かったのに。笑顔は変わらないけど。
愛犬家の彼には皮肉な内容ね。シディよりも巨大な犬だった。
こういうアウトローな感じの役上手くなりました。役名がJackなのはご愛嬌。


『ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 シンカ=STAR CHANNEL MOVIES
監督 ジョエル・ホプキンス
脚本 ロバート・フェスティンガー
キャスト
エミリー/ダイアン・キートン
ドナルド/ブレンダン・グリーソン
フィリップ/ジェームズ・ノートン
フィオナ/レスリー・マンヴィル
ジェームズ/ジェイソン・ワトキンス


人生の終盤に訪れる様々な問題の縮図ね。
家族の為に生きて、一人取り残された女の残りの人生の過ごし方。
何も残ってないよね。子供は自分の道を行くし。
そんな時に、ああいう人に惹かれてしまうのは分かる。自分の世界観の中に居なかった人。
本来の自分に返る。それは魅力的だけど、終の事を考えてしまう悲しさ。
でも、田舎暮らしを美化しすぎだと思う。

自分がすっきりした途端、周囲を見下すのはどうかと思うわ。
あんな状況でもエミリーを友人と呼ぼうとするフィオナを私は嫌いじゃない。
中々強靭な神経よ。

先頭 表紙

2018-04-23 パシフィック・リム:アップライジング (原題 PACIFIC RIM: UPRISING) ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜 (原題 MIDNIGHT SUN)

『パシフィック・リム:アップライジング (原題 PACIFIC RIM: UPRISING)』

製作年 2018年

製作国 アメリカ

配給 東宝東和
監督 スティーヴン・S・デナイト
脚本 エミリー・カーマイケル 、 スティーヴン・S・デナイト 、 T・S・ノーリン 、 キラ・スナイダー
キャスト
ジェイク・ペントコスト/ジョン・ボイエガ
ネイト・ランバート/スコット・イーストウッド
アマーラ・ナマーニ/カイリー・スパイニー
森マコ/菊地凛子
ニュートン・ガイズラー博士/チャーリー・デイ
リーウェン・シャオ/ジン・ティエン
ハーマン・ゴットリーブ博士/バーン・ゴーマン



怪獣物だし、ロボット物だけど、凄く人間的な所が好き。
脳を繋いで記憶を共有する危うさ。
だけど、そうして産まれる信頼感。家族だと言い切る絆。羨ましくも感じる。この設定好きです。
人間は複雑で、目に見えるイメージ通りじゃない所とかね。

Pacific Rimのプレミアを思い出すなぁ。
あの日、プレミアイベント後、Guillermo del Toroが時間を作ってくれて、菊地凛子さんと共に、凄く贅沢な時間を過ごしたと思う。
今回監督していなくて残念。


Clint Eastwoodの息子のScott Eastwood、良いですよねぇ。


『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜 (原題 MIDNIGHT SUN)』


製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 パルコ(提供:パルコ=松竹=VAP)
監督 スコット・スピアー
脚本 エリック・カーステン
キャスト
ケイティ・プライス/ベラ・ソーン
チャーリー・リード/パトリック・シュワルツェネッガー
ジャック・プライス/ロブ・リグル
モーガン/クイン・シェパード
マーク・リード/ケン・トレンブレット
ポーラ・フレミング/スレイカ・マシュー

Arnold Schwarzeneggerの息子Patrick Schwarzeneggerのメジャー映画主演デビュー作です。
後々まで語られる作品になるかもですね。

コレは タイヨウのうた と言う邦画のハリウッドリメイクだそうです。そして、そのタイヨウの歌も元は香港映画「つきせぬ想い」がベースだそうで、凄く皆に受け入れられたテーマなんだな。
不治の病と恋と音楽が揃ったら、最強かもしれない。良い歌よ。未来が有る誰かの背中を押す歌。

この手の映画は、ハンカチ片手に観るのが正解。

先頭 表紙

2018-04-20 女は二度決断する (原題 AUS DEM NICHTS)

『女は二度決断する (原題 AUS DEM NICHTS)』

製作年 2017年
製作国 ドイツ
配給 ビターズ・エンド
監督 ファティ・アキン
脚本 ファティ・アキン 、 ハーク・ボーム
キャスト
Katja Sekerci/ダイアン・クルーガー
Danilo Fava/デニス・モシット
Haberbeck/ヨハネス・クリシュ
Birgit/サミア・ムリエル・シャンクラン
Nuri/ヌーマン・アチャル
Jürgen Möller/ウルリッヒ・トゥクール

Diane Krugerは、女優になりましたね。昔は綺麗なだけのお人形だったのに。

一番起きて欲しくない悲劇。我が子を失うと言う事。それも、夫と共に。
そのショックを、人間がどう体現するのか、どう移り変わって行くのか、見せられた気がする。
我が子が14か所の傷を負ったなら、何故自分は無傷で生きているのだろう・・と思う。
死は恐怖では無く、自分を待っている安らぎに思える。
彼女のただ一つの心残りも生きる術も、犯人を罪に問うことになる。

あれだけ証拠が揃って居ても、疑わしきは罰せず・・となるのか。凄く不条理だ。
アメリカだったらそうはならないかな。拍手が起きた、あの弁護士の熱弁は見事だったし。


身近な身内を失うと、人は敏感になると思う。風の音や空気の揺れにも何かを見出す。
あの小鳥は、失った家族だったろう。そんな事は止めて。不幸にならないで。
そう聞こえたろうと思う。
ショックで止まった自分の時間が、自分の身体が、時を経て動き出す。
受け入れがたい。そこにあの動画。そうだよね‥そうするよね‥と思った。

あのラストは、正しいかどうかは置いておいて、それしかないラストだったと思う。

勿論、その方法を選ばない勇気のある人は、立派だと思うけど。

先頭 表紙

2018-04-19 心と体と (原題 TESTRÖL ÉS LÉLEKRÖL)

心と体と (原題 TESTRÖL ÉS LÉLEKRÖL)


製作年 2017年
製作国 ハンガリー
配給 サンリス
監督/脚本 イルディコー・エニェディ
キャスト
マーリア/アレクサンドラ・ボルベーイ
エンドレ/ゲーザ・モルチャーニ
クラーラ/レーカ・テンキ
シャーンドル/エルヴィン・ナジ


人付き合いが苦手何てレベルじゃない恐らく何かしら失陥を持つ女性が初めて他人に興味を持ち、上手く伝えられずに、打開の為愛の音楽を探すシーン。
大量の視聴CDの一枚目が、HNIBばりのヘビメタだった。笑う所じゃない。先入観なく真剣に聴く彼女に好感を持ちました。

他人と夢を共有する。そしてそれが凄く心地良い時間だとしたら、そりゃあ、相手に好感持ちますよね。
むしろ、前世の鹿の夫婦だった時の記憶なんじゃないかとすら思う。

血をどくどく流しながら、でもその事には触れない。彼女の優先順位が切ない位不器用で、愛おしい感じ。
あんな子に好かれたら、恋愛卒業宣言した老人でも揺らぐわね。

先頭 表紙

2018-04-19 きみへの距離、1万キロ (原題 EYE ON JULIET)  アメリカン・ヴァルハラ (原題 AMERICAN VALHALLA)

『きみへの距離、1万キロ (原題 EYE ON JULIET)』

製作年 2017年
製作国 カナダ
配給 彩プロ
監督/脚本 キム・グエン
キャスト
ゴードン/ジョー・コール
アユーシャ/リナ・エル・アラビ
カリム/ファイサル・ジグラット
杖をついた盲目の老人役/ムハンマド・サヒー
リダ/ハーティム・スィディキー
バッサム/マンスール・バドリ

これ、彼女の方からしたら結構ファンタジーだと思うんです。
自由の無いしんどい慣習の中で運命に負けそうな時、一人で居ると現れる、自分の秘密をお見通しな見知らぬ妙な物体が話し掛けて来て。
応援してくれたり、助けてくれる。
自転車に乗せて走る時なんて、ちょっとET思い出す。
そしてその正体が・・ですからね。現在のおとぎ話だわ。

まぁ、見ようによってはストーカ―なんですけど。
こんな風に監視しているんだ‥技術って凄いな。プライバシーなんて無いですね。

砂漠で出会った盲目の老人が良いですね。
運命の相手は耳の下の匂いが心地良いかどうかで見分けるんですって。
そして、キスして何を感じるか‥で。
ハグもキスも習慣に無い日本人には難しいですけど、ちょっと納得です。
友達の外人さん達とするハグは挨拶だけど、好きな外人さんとするハグは違う。離れがたい心地良さだもんね。


『アメリカン・ヴァルハラ (原題 AMERICAN VALHALLA)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ビーズインターナショナル
監督 ジョシュ・ホーミ 、 アンドレアス・ニューマン
キャスト
イギー・ポップ
ジョシュ・ホーミ
ディーン・フェルティタ

Iggy Popの『POST POP DEPRESSION』誕生までのドキュメント。
憧れのミュージシャンイギーからオファーを受けたJosh Hommeが、動揺しながら日記をつけ始めた‥と言う所から始まる長い道のり。
動揺し過ぎて動くなくなったり、このまま流れるのでは・・?不安になったり、産みの苦しみ。
砂漠の中の凄い環境で産み出したのね。そこでホストを務める彼の存在も格好良い。
それから、ツアーの成功。
ライブ中の高揚感の凄さ。そして終わった時の喪失感の凄さ。
音楽好きになってから、この感覚は少し理解できる気がする。

David Bowieのエピソードが、胸に響きます。それでも歩みと止めなかったイギーも支えたメンバーも素晴らしい。感謝です。

先頭 表紙


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