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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2018-05-15 私はあなたのニグロではない(原題 I AM NOT YOUR NEGRO)
2018-05-12 フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 (原題 THE FLORIDA PROJECT)
2018-05-07 サバービコン 仮面を被った街 (原題 SUBURBICON)
2018-05-04 アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル (原題 I, TONYA)
2018-05-02 ザ・スクエア 思いやりの聖域 (原題 THE SQUARE)
2018-05-01 パティ・ケイク$ (原題 PATTI CAKE$)
2018-05-01 2018年4月にスクリーンで観た映画
2018-04-27 君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name) レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)
2018-04-27 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)
2018-04-25 さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK) アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED) ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)


2018-05-15 私はあなたのニグロではない(原題 I AM NOT YOUR NEGRO)

『私はあなたのニグロではない(原題 I AM NOT YOUR NEGRO)』



製作年 2016年
製作国 アメリカ=フランス=ベルギー=スイス
配給 マジックアワー
監督 ラウル・ペック
原作 ジェームズ・ボールドウィン
キャスト
メドガー・エヴァース
マルコムX
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
ジェームズ・ボールドウィン

何と発言していいか解らない。
私は日本人だから。
アメリカで、黒人として生きる苦労。受ける差別。憎悪や絶望。いわれの無い羞恥。
本や、映画で知っている。憤っている。だけど、それは本当に知っていると言う事じゃない。
当時の白人アメリカ人の多くも、自分は差別は持っていないと思っている。
だから自分たちの生活には入ってくるなと。

映画にも出ているじゃない。CMにも出ているじゃない。何が不満?と問う。
滑稽に見える役で、白人をヒーローに見せる為の引き立て役として、親切な白人の恵まれた奴隷として。
「全て夢だった」「目が覚めたら何も残って居なかった」と歌うソウルミュージックをBGMに映し出されるオバマファミリー。
色々な権利を得た筈なのに、今も無くなった訳じゃない。白人の友達が出来ても、違う目で見る人が居なくなったわけじゃない。
アメリカはどうしてそうなった?色々な物を排除して理想的な国家を作り上げようとしたせい?
だから排除したはずの人たちを受け入れられない?
ヨーロッパでは過去もひっくるめて、今。なのに、何て怯えた弱い心なんだ。

私には、黒人の友人が居て、白人の友人もいて、彼らは仲良しだし、私にとっては同じくアメリカ人だ。フランス人も混じっているけど。
朝会ってハグする。おはよう〜今日も頑張って。またあとでね!また明日ね!って。
一緒にlunchに行ったり飲みに行ったり。その時肌の色なんて気にした事なんかない。
白人と黒人と日本人・・・と人に言われ、あぁ、確かにそうだね。で?と思う。
私が一番長くハグして長すぎ!と周囲にはがされる相手は黒人だけど。
ある日赤坂のシアターACTの側で出会って、彼に惹かれたのは、黒人だったからじゃない。笑顔があまりに爽やかで、話していてcharmingだったから。
彼が大好きだし、彼の白人の友人たちとも友達になったし、その人たちも大好きだから、私がこの映画を見たことで、何を感じるのか、どう感じるのか、気に掛けて欲しくない。

彼らは、何度も何度も立ち上がっているのだ。諦めず。命懸けで。
私は勿論そう人達が大好きだ。
だけど、偏見とか、同情とか、そんな感情は芽生えてない。
黒人なら誰でも好きな訳じゃない。白人皆が友達になれる訳じゃない。日本人だから・・と国際大会で贔屓目に見ることも出来無い。

だけど、君たちの苦労が分かるとか、味方だ‥何て言えない。背負って来た重い重い歴史を軽々しく扱えない。
私はアメリカ人じゃなくて、当事者じゃないから。知ったかぶりでしかない。

だけど無知は罪だと知っている。
彼らが、私たちが見て来たものを、どう見、どう感じて来たのか、知らないといけない。そして恥じないといけない。
その上で、変わる事無く友達でいたい。
日本に来た時、心安らかに過ごして貰うお手伝いがしたいだけ。
傷付けないで欲しい・・
あなたは私のニグロじゃない あなたは私の大切な人

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2018-05-12 フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 (原題 THE FLORIDA PROJECT)

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 (原題 THE FLORIDA PROJECT)』


製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 クロックワークス
監督 ショーン・ベイカー
脚本 ショーン・ベイカー 、 クリス・バーゴッチ
キャスト
ボビー/ウィレム・デフォー
ムーニー/ブルックリン・キンバリー・プリンス
ヘイリー/ブリア・ヴィネイト
ジャンシー/ヴァレリア・コット
スクーティ/クリストファー・リヴェラ


Willem Dafoeですよ。モーテルの強面だけど、厳しいけれど、優しい支配人ボビー。
もう、どうしようも無い弱者な住人達に、心を砕いている。
あんな風に見守って叱ってくれる人が居る事が、子供たちにとって、どんなにかけがえのない事か‥

いつも笑ってお気楽に子供を育てているように見えるヘイリーと、いたずらばかりで怖いもの知らずで、下品で自由なムーニー。
本当は、知っているんだと思う。長くは続かないその日暮らしの生活だって。
凹んだら、泣いたら、疑ったら、壊れてしまう。だから強気に突き進んでた。
彼女たちのそんな弱さも、ボビーは分かっているんだね。
沢山見て来たんだろうね、あの場所で。

コレはもう、ムーニーのキャラが全てです。滅茶苦茶生意気で、クソガキで、腹立たしいけど、憎めなくて可愛い。何かを感じながら必死で楽しんでいる姿。あれどうやって撮ったんだろう。台詞なのかな・・自由にしゃべられたのかな・・凄い子役です。
何を伝えたかったのかな・・と思う。世の中の理不尽さ?女性の地位向上?母子を引き離す事への意見?同情?現状?分からないけど。

親友に訳が分からないまま切られ、追い詰められて会いに行ったのは、お金の為だけじゃないと思う。
泣きたかったんだ。親友の前で。助けてって言いたかったんだと思う。親友だから。
だからこそ、誰に言われるよりも辛かったんだよね。
大人は難しい。
親友の前で泣いたムーニーは対照的。その手を取って駆けだしたジャンシーの頼もしさ。

子供にはどうにもならない事が有って、離れ離れになって、もう会えないかも知れないし、変わってしまうかもしれない。
だけど、あの日手を取ってくれた親友がいたことは消えない事実で、きっと心の支えになってくれると思う。
あの日観たシンデレラ城。束の間の夢の国。手に入れられない幸せそうな家族。その景色はきっと凄く特別なものとして記憶に残るだろうな‥

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2018-05-07 サバービコン 仮面を被った街 (原題 SUBURBICON)

『サバービコン 仮面を被った街 (原題 SUBURBICON)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
監督 ジョージ・クルーニー
脚本 ジョエル・コーエン 、 イーサン・コーエン 、 ジョージ・クルーニー 、 グラント・ヘスロヴ
キャスト
ガードナー/マット・デイモン
ローズ/マーガレット/ジュリアン・ムーア
バド・クーパー /オスカー・アイザック
ニッキー/ノア・ジュプ
スローン/グレン・フレシュラー

1957年に起きた人種差別暴動がモチーフになっているのだそうです。
幸福感いっぱいのイメージファミリーにキャッチフレーズ。アメリカン・ドリームの理想のような、綺麗でパーフェクト設備のな街。
つまり、裕福な白人の為の街なんですね。
差別はしないから自分たちの領域に入って来ないで。・・・と言う。排除する為なら手段を択ばない集団心理の恐ろしさ。
観ていて思わず拳をきつく握りしめてしまいます。

・・・とは言え、この映画の本筋はそっちじゃない。
そんな理想の街に越してきた黒人familyの隣家で起きるドタバタ劇なのですが、幸せファミリーが聞いて呆れる。
何が起きてどうなるかは、まぁ、兎も角何も知らずに観た方が良いと思うので、多くは語れませんが、罪悪感とか全然ない、利己主義が滑稽な位です。
滑稽ですけど、残酷です。

脚本にCoen兄弟の名前が有って納得だな。

Julianne MooreはMatt Damonより10歳ほど年上の筈だけど、全然違和感なく夫婦役で、しかも、上品で可愛らしかった。

あの夜、暴動と対峙して、翌朝検証しながら片づける警察官は大変だったと思うけど、その後、隣家の惨状とどこかから出て来る死体に頭悩ませるんだろうな‥と思うと気の毒だわ。
全てを説明出来る人はもう居ないし、子どもの証言から答え導き出すのもしんどそう。

兎に角、散々な夜を過ごした二人の少年。
一角を除いて、いつものように整然と美しい街並みの中で、早朝、何も言わずにキャッチボールが出来る相手が居るのって、凄い幸運だと思う。
2人が投げる白球が描く弧だけが、美しかった。

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2018-05-04 アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル (原題 I, TONYA)

『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル (原題 I, TONYA)』


製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ショウゲート
監督 クレイグ・ギレスピー
脚本 スティーブン・ロジャース
キャスト
Tonya Harding/マーゴット・ロビー
Jeff Gillooly/セバスチャン・スタン
LaVona Golden/アリソン・ジャネイ
Diane Rawlinson/ジュリアンヌ・ニコルソン
Shawn/ポール・ウォルター・ハウザー
Young Tonya Harding/マッケナ・グレイス

この映画は、事件の真実・・と言うよりは、Tonya側の証言はこうだった・・と言う検証Movie的な作り。
個性的な面々なので、それだけで充分成り立つ。頭の悪さがにじみ出ている。
おかしいでしょ。何言ってるの?と思いながら。
Tonyaの下品さや粗野さもそのまま。そこを際立たせながら。
だけど、愛されなくて、愛されたくて、スケートにしがみ付いている弱さも描かれていて、彼女の表情が凄くストレートで、そこは流石Margot Robbieって思う。

私はスキャンダルに疎いので、こんな事件が有ったとも知らなかった。
オリンピックも観ないし。
そりゃあセンセーショナルで、無責任に騒がれたんだろうな‥と思う。

この映画では、暴力がキーになっている。
利己的な母親の精神的、肉体的暴力と、元夫の典型的なDVと、無責任な報道をするマスコミ&それに乗る聴衆からの精神的暴力。

エレガントなフィギュアスケートの世界で、貧しい労働階級の娘Tonyaは異端で、ヘビメタで滑った事も有るの?そこはちょっと見てみたいけど。
身体能力が高くて、才能がって、努力も惜しまないで、民衆に愛されたくて頑張って頑張って。それでも情緒面の演技力、表現力は持って居なくて。
温かさが無い。そこはもう、どうしようもない。体操とか、そう言うのが向いていたのかもしれない。でもやりたい事と向いて居る事は違うしね。

実際の捜査で事件の真相は明るみになっているんでしょ?それぞれ償ったんでしょ?
スケート剥奪が正当かどうか、分からないけど、この映画の中のTonyaは応援したくなる不器用な女の子だった。

作りが上手いな。

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2018-05-02 ザ・スクエア 思いやりの聖域 (原題 THE SQUARE)

『ザ・スクエア 思いやりの聖域 (原題 THE SQUARE)』


製作年 2017年
製作国 スウェーデン=ドイツ=フランス=デンマーク
配給 トランスフォーマー
監督 脚本 リューベン・オストルンド
キャスト
Christian/クレス・バング
Anne/エリザベス・モス
Julian/ドミニク・ウェスト
Oleg/テリー・ノタリー

Christianの空回り感が凄い。

兎に角行動が裏目裏目に出る。
その行動の裏には、常に自分が他人からどう見えるか‥が有るんだな。

階級社会が問題・・と言いながら、兎に角見下している。庶民や貧民や女性を。それに、作品や作者もね。
金を産むことこそ大事。自分は失敗しない。全て高みの見物感。
色々なエゴを突きつけられた気がする。

でも、プロとして、あの動画を納品する方もどうかと思うわ。その後の炎上が巻き起こす事目に見える。
ラストは、あのテロップの後、少女の持ち物の一部とか、ポツンと落として置く位が良かったんじゃないかな。
靴とかね。履いて無かったかもしれないけど。ポツンと残された子猫が小さく鳴いている・・とか。
幸せそうにふかふかのパンをかじるもう一つのラストを用意するとかね。

まぁ、炎上が目的だったんだろうけど。
多分、現物を観にたくさんの人は来るでしょ。作者も有名になるでしょ。
そう言う意味で成功になる。批判は無料の宣伝。そういう社会だもんね。イヤらしいけど。

そのいやらしさが、上手い。本人無自覚な所も。

先頭 表紙

2018-05-01 パティ・ケイク$ (原題 PATTI CAKE$)

『パティ・ケイク$ (原題 PATTI CAKE$)』


製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 カルチャヴィル=GEM Partners
監督脚本 ジェレミー・ジャスパー
キャスト
Patti/ダニエル・マクドナルド
Barb/ブリジット・エヴァレット
Jheri/シッダルタ・ダナンジェイ
Basterd/ママドゥ・アティエ
O-Z/サー・ンガウジャ
DJ French Tips/MCライト
Nana/キャシー・モリアーティ

普通は音楽を聞いて、その何かが心の琴線に触れて。その音楽のファンになっても、それ以上に語る言葉を持たないけど、この部分の他の音をそぎ落としてもっとスローにして、私のラップに頂戴と言える才能、羨ましい。妬ましいと言っても良い。いや、格好良い。

コンテストシーンは本当に鳥肌モノ。でもその後のラジオのシーンも泣いたよ。それまでの環境のクズっぷりぶち飛ばす詩。歌声。
罵声を声援に変える力を持ってた。
夢を見るのも叶えるのも若者の特権。
後押ししてくれる大人が居るのも素敵。成功した憧れのスターじゃない。苦労してここまで来た人。
ちゃんと若者の夢を後押ししてくれる。格好良さを持っていた。

ママは嘗ては夢を見、叶える直前まで行き、諦めざる得なかった。
親に従って失った物、今の何もない自分に失望している。過去に縋りながら。
そしてつまらない大人になって、娘の道を否定する。白人らしく生きろなんて。哀しい言葉。
だけど、そんなママも、祖母も巻き込んで歌った歌詞は最高。

主演のDanielle Macdonaldも良いけど、普段はチャラい親友役のSiddharth Dhananjayが歌うと凄いのが感動的なの。凄く良い声。そして失礼な位偏見は無い所が魅力的。

開いたままの傷口のようなキャラ と言う通りなMamoudou Athieが演じたバスタードという青年が好き。
顔中ピアスで、墓地公園の悪魔崇拝みたいな小屋に住み、爆音で思いを叫ぶ。そして皆に背を向けられ罵声を浴びる。
だけど、普段の語り口調は最高に素敵。女性を賞品として扱う事に反感を持つ。
ちゃんとした家でちゃんとした教育を受けた人なのだと思う。そして壊れやすい原石のような繊細な人。
あんな、存在自体が宝物みたいな人に出会ったら、たまらない…
kissする為に唇のピアス取る所も好き。
彼の音楽を、叫びたい思いを伝える術のPattiに出会えたのは幸運ね。

音楽映画だから好きだろうと思ったけど、想像以上に良かった!

先頭 表紙

2018-05-01 2018年4月にスクリーンで観た映画

2018年4月にスクリーンで観た映画

22本

○君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name)
 レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)
☆アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)
○さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK)
 アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED)
 ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)
 パシフィック・リム:アップライジング (原題 PACIFIC RIM: UPRISING)
 ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜 (原題 MIDNIGHT SUN)
○女は二度決断する (原題 AUS DEM NICHTS)
◎心と体と (原題 TESTRÖL ÉS LÉLEKRÖL)
 きみへの距離、1万キロ (原題 EYE ON JULIET)  
 アメリカン・ヴァルハラ (原題 AMERICAN VALHALLA)
 ダンガル きっと、つよくなる
 ラブレス (原題 Нелюбовь)
○ワンダーストラック (原題 WONDERSTRUCK)
 レッド・スパロー (原題 RED SPARROW)
 ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル (原題 JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE)
○修道士は沈黙する (原題 LE CONFESSIONI)
 トレイン・ミッション (原題 THE COMMUTER)
 ヴァレリアン 千の惑星の救世主 (原題 Valerian and the City of a Thousand) Planets
 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 (原題 THE POST)
○ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (原題 DARKEST HOUR)

先頭 表紙

2018-04-27 君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name) レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)

『君の名前で僕を呼んで (原題 Call Me by Your Name)』


製作年 2017年
製作国 イタリア=フランス=ブラジル=アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 ルカ・グァダニーノ
キャスト
エリオ/ティモシー・シャラメ
オリヴァー/アーミー・ハマー
パールマン教授/マイケル・スタールバーグ
アネラ/アミラ・カサール

ひと夏の経験。
甘酸っぱいなぁ。
インテリで自由で柔軟な思考を持つ両親のお陰か、エリオはシニカルね。

惹かれながら、相手を思って行動できない完璧に見えるオリヴァーの思いを知って切なかったし、思いを持て余す思春期のエリオの青臭さも良い。
だけど、叶えられない時代かな・・
どんな恋だって、ちょっとしたことで、お互いを傷つけるでしょ。
立ち直る特効薬は、時間しかない。
いつか美しい思い出に変わるまで、自分では何も出来ない。
本当に心は厄介だ。特に恋心はね‥

お互いを自分の名前で呼び合う遊戯の意味が分からなかった。
でも、電話口で名前に思いののせて呼び合うシーンにすとんと納得できた。

そして心の中で呼んでみた。あぁ・・悪くない。と思った。


『レディ・プレイヤー1 (原題 READY PLAYER ONE)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 スティーブン・スピルバーグ
原作 アーネスト・クライン
脚本 ザック・ペン 、 アーネスト・クライン
キャスト
Parzival / Wade/タイ・シェリダン
Sorrento/ベン・メンデルソーン
Art3mis / Samantha/オリヴィア・クック
Ogden Morrow/サイモン・ペッグ
Anorak / Halliday/マーク・ライランス
Daito/森崎ウィン
I-R0k/T.J.ミラー
F'Nale Zandor/ハンナ・ジョン・カーメン
Aech / Helen/リナ・ウェイス
Sho/フィリップ・チャオ

いやいや・・こんな所でThe Shiningを追体験させられるとは・・私も指の間から見た口なので、慄いた。

私はゲームの事は分からないけど、きっとゲーム好きには堪らないでしょ?
でも映画好きにも色々楽しいわよね。チャッキー、メカゴジラとかね。
謎解きは楽しいし、アバターでの生活はちょっとしてみたいけど。でもリアルはリアルにしかない。
それを忘れちゃダメよね。

先頭 表紙

2018-04-27 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (原題 AVENGERS: INFINITY WAR)』


製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 アンソニー・ルッソ 、 ジョー・ルッソ
脚本 クリストファー・マルクス 、 スティーヴン・マクフィーリー
キャスト
トニー・スターク/アイアンマン/ロバート・ダウニーJr.
ソー/クリス・ヘムズワース
ブルース・バナー/ハルク/マーク・ラファロ
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ/クリス・エヴァンス
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ/スカーレット・ヨハンソン
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ/ベネディクト・カンバーバッチ
ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン/ドン・チードル
ピーター・パーカー/スパイダーマン/トム・ホランド
ティ・チャラ/ブラックパンサー/チャドウィック・ボーズマン
ヴィジョン/ポール・ベタニー
ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ/エリザベス・オルセン
サム・ウィルソン/ファルコン/アンソニー・マッキー
バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー/セバスチャン・スタン
オコエ/ダナイ・グリラ
シュリ/レティーシャ・ライト
ロキ/トム・ヒドルストン
ヘイムダル/イドリス・エルバ
ガモーラ/ゾーイ・サルダナ
ペッパー・ポッツ/グウィネス・パルトロウ
コレクター/ベニチオ・デル・トロ
サノス/ジョシュ・ブローリン
ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロード/クリス・プラット
グルート/ヴィン・ディーゼル
ロケット/ブラッドリー・クーパー


メンバーが豪華すぎる・・文字通り主役を張っている俳優ぞろいだもの。次から次へと魅力的な大好きなキャラが登場するから忙しいったら無いわ。
そんな中で、古いヨーロッパ悲恋映画みたいな異色な雰囲気を漂わせている、Paul Bettany素敵だった〜

サノスが純然たる悪じゃない所が悲劇ね。
手段は悪そのものなんだけど。残酷。
決死の思いで奪った愛する人の命を奪う行為を、無かった事にされたら、辛い。想像も出来ないくらい辛い。

頑張れヒーローたち。信じてる。

先頭 表紙

2018-04-25 さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK) アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED) ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)

『さよなら、僕のマンハッタン (原題 THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督 マーク・ウェブ
脚本 アラン・ローブ
キャスト
Thomas Webb/カラム・ターナー
Johanna/ケイト・ベッキンセール
Ethan Webb/ピアース・ブロスナン
Judith Webb/シンシア・ニクソン
W.F. Gerald/ジェフ・ブリッジス
Mimi Pastori/カーシー・クレモンズ

老人が少年と出会う物語は素敵だ。Anton Yelchinのアトランティスの心 Hearts in Atlantisが思い浮かぶ。
少年たちを導ける重厚さが有る。コレは偶然では無かったけど。

Marc Webb監督は、人物設定に凝る。
最後の最後に明かされるサプライズが好きね。
綺麗過ぎるけど、それが心地良い時も有る。
今回は、ラストで、全ての台詞の意味を知る。何気ない台詞が持っていた深い意味。

そんなに人を思い続けられる?
彼が居たから?
彼はどんな思いで母子を見ていた?
綺麗過ぎるじゃないか。立派過ぎる。
どんな神経でそんな仮説を立てられる?無理でしょ。甘いわ。だけどそれが答えで。
彼女は、そこまで知っていたのか‥


トーマス役のCallum TurnerはGREEN ROOMで故Anton Yelchinのバンド仲間で、ベーシストを演じていた人。
それだけで泣けるんだけど、彼の分も頑張って生きて‥

Simon & Garfunkel「ニューヨークの少年」(原題:The Only Living Boy in New York)がテーマソング。

『アンロック/陰謀のコード (原題 UNLOCKED)』

製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 マイケル・アプテッド
脚本 ピーター・オブライエン
キャスト
Alice Racine/ノオミ・ラパス
Jack Alcott/オーランド・ブルーム
Eric Lasch/マイケル・ダグラス
Emily Knowles/トニ・コレット
Bob Hunter/ジョン・マルコヴィッチ


1から10までストーリーが読めるな。Michael Douglasを使うから・・
読めた上で楽しめばいいけど、内容は薄いな。

出演陣がマニアックに豪華なんだけどOrlando Bloomの知名度に頼った公開かな。
Orlandoはワイルドだけどオスカーワイルド Wilde のレントボーイみたいな可愛さも健在。もう40歳なのにね。
信じられないけど。出会ったころは青臭かったのに。笑顔は変わらないけど。
愛犬家の彼には皮肉な内容ね。シディよりも巨大な犬だった。
こういうアウトローな感じの役上手くなりました。役名がJackなのはご愛嬌。


『ロンドン、人生はじめます (原題 HAMPSTEAD)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 シンカ=STAR CHANNEL MOVIES
監督 ジョエル・ホプキンス
脚本 ロバート・フェスティンガー
キャスト
エミリー/ダイアン・キートン
ドナルド/ブレンダン・グリーソン
フィリップ/ジェームズ・ノートン
フィオナ/レスリー・マンヴィル
ジェームズ/ジェイソン・ワトキンス


人生の終盤に訪れる様々な問題の縮図ね。
家族の為に生きて、一人取り残された女の残りの人生の過ごし方。
何も残ってないよね。子供は自分の道を行くし。
そんな時に、ああいう人に惹かれてしまうのは分かる。自分の世界観の中に居なかった人。
本来の自分に返る。それは魅力的だけど、終の事を考えてしまう悲しさ。
でも、田舎暮らしを美化しすぎだと思う。

自分がすっきりした途端、周囲を見下すのはどうかと思うわ。
あんな状況でもエミリーを友人と呼ぼうとするフィオナを私は嫌いじゃない。
中々強靭な神経よ。

先頭 表紙


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