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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2023-11-28 シチリア・サマー (Stranizza d'Amuri)
2023-11-22 モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(Mona Lisa and the Blood Moon)
2023-11-21 蟻の王 (Il signore delle formiche)
2023-11-17 ぼくは君たちを憎まないことにした (Vous n'aurez pas ma haine)
2023-11-15 ドミノ(Hypnotic)
2023-11-15 マーベルズ (The Marvels)
2023-11-09 私がやりました(Madeleine)
2023-11-09 悪い子バビー(Bad Boy Bubby)
2023-11-05 熊は、いない (Khers nist)
2023-11-02 2023年10月にスクリーンで観た映画


2023-11-28 シチリア・サマー (Stranizza d'Amuri)

『シチリア・サマー (Stranizza d'Amuri)』

製作年 2022年
製作国 イタリア
配給 松竹
監督 ジュゼッペ・フィオレッロ
キャスト
ニーノ/ガブリエーレ・ピッツーロ
ジャンニ/サムエーレ・セグレート

終始、むかむかしていた。
1982年。
まだこんな事がまかり通って居たのか…
聖書が書かれた時代から同性愛者は居たと言うのに。
ずっと差別され続け、排除されて来た。
しても良いと思われて来た…と言うのが本当に、腹立たしい。

母親も…
特に、トトが何かされたかも…と叫ぶ母親。
同性愛者=犯罪者じゃない。
彼らは、出会い恋に落ちてパートナーになる異性愛者と同じなのに、少なくとも、自分本位でかしましいオタクの息子にはまだそんな魅力無いわよ?と思った。

皆、上手に隠して生きて来たんだろう…
彼らもそう出来たらよかったけど、間に合わなかったんだ。

私のゲイの友人たちが、同性婚したり、パートナーと幸せそうにしているのを見て、ホッとする。

幸せで居て欲しい。

男らしくて口が減らなくて強いのが偉い…風潮は本当に嫌い。

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2023-11-22 モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(Mona Lisa and the Blood Moon)

『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(Mona Lisa and the Blood Moon)』

製作年 2022年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
監督 アナ・リリー・アミールポアー
キャスト
モナ・リザ/チョン・ジョンソ
ボニー・ベル/ケイト・ハドソン
ファズ/エド・スクレイン
少年/エバン・ウィッテン
ハロルド巡査/クレイグ・ロビンソン

決して微笑まない少女、モナ・リザ。
滅茶苦茶怖い。
力は月夜に突如目覚めたらしいから、12年前に精神病院に拘束して隔離された理由があるはずなんだよね。

絶対に遭遇したく無いと思うんだけど、無差別な訳じゃ無いって分かってくる。
一応分別はあるのだ。

学校でいじめられて、帰宅後部屋で大音量でメタルを掛けて暴れる、しっかり者の少年。彼の存在は大きい。
悲しい位未来を見据えてしっかり者で、頼もしくて悲しくなる。
そして、麻薬の売人に見えるDJ

ちゃんと対人関係が築けている。

偶然の出会いのようで、計算されてる無駄の無い脚本が上手い。

チョイスした曲を入れたiPadをプレゼントするDJらしさ。
「最初の曲は大音量で聞いて」って細かいこだわり好きだし、「続編で!」って別れの言葉、良い。

アジア人は皆同じ顔に見える⁉︎ とか、織り込んでいるエピソードが良いのよ。

悪いことした人はちゃんと報いを受けるしね。

好みでした。

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2023-11-21 蟻の王 (Il signore delle formiche)

『蟻の王 (Il signore delle formiche)』

製作年 2022年
製作国 イタリア
配給 ザジフィルムズ
監督 ジャンニ・アメリオ
キャスト
アルド・ブライバンティ/ルイジ・ロ・カーショ
エンニオ/エリオ・ジェルマーノ
エットレ/レオナルド・マルテーゼ

嫌だなぁ。
理解されなてない時代。
今だって完全に受け入れられてる訳じゃないんだろうけど、我が子の脳を電気流して壊されても、矯正する事を選ぶ位嫌悪されてる同性愛者。
一定数居るのに受け入れられない。
居るんだから。居て良いでしょう。

愛する人に出会ったのに、お互いを不幸にする…ってなんなんだ。
不倫とかで人に迷惑かけてるんじゃ無いなら、他人がとやかく言わないで欲しい。

穏やかに笑い、詩を送り合う、素敵なカップルだった。

蟻ってそうなんだ…と勉強になった。

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2023-11-17 ぼくは君たちを憎まないことにした (Vous n'aurez pas ma haine)

『ぼくは君たちを憎まないことにした (Vous n'aurez pas ma haine)』

製作年 2022年
製作国 ドイツ・フランス・ベルギー合作
配給 アルバトロス・フィルム
監督 キリアン・リートホーフ
原作 アントワーヌ・レリス
キャスト
アントワーヌ・レリス/ピエール・ドゥラドンシャン
エレーヌ・レリス/カメリア・ジョルダナ
メルヴィル/ゾーエ・イオリオ

ライブ好きな身としては、ライブ見ながら死ねたら幸せ…と思うけど、コレは違う。

最愛の人を失って、大丈夫な筈ない。
すぐ駆け付ける事も出来ず。
探し回る不安な時間。徐々に、予感はしてたんだろうけど…
だからと言って、大丈夫な筈は無い。

探し回っている時と、対面してから…の対比。
恨む気力も無い感じ。自分を慰める手紙。
良く分かる…呆然としたままただ生活してる。

ファンタジーでもSFでもホラーでもないから、何も起こらない。
ただ事実が有るだけ。
見ながら、大切な人を失った時の気持ちが蘇って来る筈。
皆が。
まだ思い出に縋っている所。
まだまだ辛い。
でも、あの手紙に慰められた人は確かに居るだろうなぁ。

悲しくて、優しい。

私も思い出して泣いた。
そして、思いがけない物に救われた事も。

悲しみは無くならない。ただ、ポケットに入れて持ち運びやすくなるだけ。
時々取り出して見つめる。
例えば、こんな映画を見た時に。

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2023-11-15 ドミノ(Hypnotic)

『ドミノ(Hypnotic)』

製作年 2023年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ、ワーナー・ブラザース映画
監督 ロバート・ロドリゲス
キャスト
ダニー・ローク/ベン・アフレック
ダイアナ・クルーズ/アリシー・ブラガ
ニックス /J・D・パルド

摩訶不思議な世界観で始まったけど、最後の方が強引ですっきりしない。
…と思ったらもうひと展開あった。
コレは…続く…か?

とんでもない能力で、何も信じられない。最初から全部。
ちょっと『インセプション』を思い出す。

娘が美しい。
美しくて、怖い。

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2023-11-15 マーベルズ (The Marvels)

『マーベルズ (The Marvels)』

製作年 2023年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 ニア・ダコスタ
キャスト

キャプテン・マーベル キャロル・ダンヴァース/ブリー・ラーソン
モニカ・ランボー/テヨナ・パリス
ミズ・マーベル カマラ・カーン/イマン・ベラーニ
ニック・フューリー/サミュエル・L・ジャクソン

最強過ぎるキャプテン・マーベルにハンデを付けないといけない感じかな?
勿論それだけじゃなくて、彼女の孤独を解消する存在は必要だけど。

後半、猫好きが悶えるシーンあり。なんて便利♪
水の星アラドナが、とても魅力的!
歓迎シーンが素敵。

キャプテン・マーベルにそんな過去があったとは。🤣

マーベルも、若返りを目指すのね。
遠くまで来たなぁ。

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2023-11-09 私がやりました(Madeleine)

『私がやりました(Madeleine)』

製作年 2023年
製作国 フランス
配給 ギャガ
監督 フランソワ・オゾン
キャスト
マドレーヌ・ヴェルディエ/ナディア・テレスキウィッツ
ポーリーヌ・モーレオン/レベッカ・マルデール
オデット・ショーメット/イザベル・ユペール


犯人じゃ無いってバレちゃう…とハラハラする珍しいタイプの映画。

ゴシップが娯楽って CHICAGO の世界観は、国を問わないんだな。

先入観しかない杜撰な捜査。
男性社会の女性軽視な風潮と、不満を持つ女性たちを味方につけたら強いのです。

皆上手く収まる感じが好みです。



sabelle Huppertの存在感が好き。

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2023-11-09 悪い子バビー(Bad Boy Bubby)

『悪い子バビー(Bad Boy Bubby)』

製作年 1993年
製作国 オーストラリア・イタリア合作
配給 コピアポア・フィルム
監督 ロルフ・デ・ヒーア
キャスト
ニコラス・ホープ
クレア・ベニート
ラルフ・コッテリル

1993年に製作され、日本ではVHSスルーだった作品。それが時を経て公開されるから面白い。
外界を知らずに監禁されて育った、子供のままな大人の話は結構あるけど、コレは悲惨。タブーのオンパレード。
ボカし無しなのが凄い。
動物愛護団体とかうるさそう。

己に向けられた言葉や罵声や鳴き声を、声色そっくり記憶して返す。

バビーは耳が凄く良いのだ。普通の人が聞き分けられない声を聞き取れる位。

外の世界で、聖歌隊→ロックバンド→ヴァイオリン→バグパイプ→パイプオルガン…と音楽に惹かれて行く(バグパイプには反発してたけど)酷い虐待全て受けたような残酷なシーンばかりなんだけど、ロックバンドのライブ会場でライブ開始1時間半経過して観客0。
ここの箱代もあるに!がリアルで、怖っ😱

こんなに悲惨で、観ていてしんどいのに、時を経て上演される魅力が確かに有って。

しなくても良い体験も重ねながら、優しさを学習出来る人間だった。
最低な部分もあるけど。
法的支援は無いのかな?

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2023-11-05 熊は、いない (Khers nist)

『熊は、いない (Khers nist)』

製作年 2022年
製作国 イラン
配給 アンプラグド
監督 ジャファル・パナヒ
キャスト
ジャファル・パナヒ
ナセル・ハシェミ
バヒド・モバセリ

Jafar Panahi監督作と言う事で、何を見せてくれるのか…どきどきで見ました。

どこを切り取っても絵になるような美しい小さな村。
素朴で親切な村民…が、徐々に見えて来る閉鎖社会故の理屈の通らない風習や決まり事の煩わしさや理不尽さ。
田舎の暮らしには有りがちだけど。

どんどん踏み込まれ振り回され、リモート作成中の映画も問題多発。ままならない。

イラン政府から20年間の映画製作&海外渡航を禁じられながら、映画を撮り続けているPanahi監督は、映画完成後逮捕されたそうで、収監中にベネチア映画祭で審査員特別賞を獲得。


理不尽な慣習を振り回す人々への軽蔑、集団心理の怖さ。
追い詰められた人のままならない心の動き。
最終的な悲劇。

熊は、いた

先頭 表紙

2023-11-02 2023年10月にスクリーンで観た映画

2023年10月にスクリーンで観た映画

5本でした。2023年小計90本。

ポトフ 美食家と料理人 (La Passion de Dodin Bouffant (The Pot-au-Feu))
イコライザー THE FINAL (The Equalizer 3)
シアター・キャンプ (Theater Camp)
バーナデット ママは行方不明  (Where'd You Go, Bernadette)
ジョン・ウィック コンセクエンス(John Wick: Chapter 4)

先頭 表紙


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