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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2018-01-23 ルイの9番目の人生 (原題 THE 9TH LIFE OF LOUIS DRAX)   パディントン2(原題 PADDINGTON 2)
2018-01-19 ジオストーム (原題 GEOSTORM) はじめてのおもてなし (原題 WILLKOMMEN BEI DEN HARTMANNS)
2018-01-17 5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜 (原題 MEIN BLIND DATE MIT DEM LEBEN)  ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! (原題 RENEGADES)
2018-01-17 シークレット・デイ (原題 EVERY SECRET THING)  (r)adius ラディウス (原題 RADIUS)  ショートウェーブ (原題 SHORTWAVE)
2018-01-15 希望のかなた (原題 TOIVON TUOLLA PUOLEN)
2018-01-12 キングスマン:ゴールデン・サークル (原題 KINGSMAN: THE GOLDEN CIRCLE)
2018-01-11 アンダー・ザ・ウォーター (原題 QEDA)
2018-01-10 ジャコメッティ 最後の肖像 (原題 FINAL PORTRAIT)  ブリムストーン (原題 BRIMSTONE)
2018-01-01 8年越しの花嫁 奇跡の実話
2017-12-29 2017年12月にスクリーンで見た映画


2018-01-23 ルイの9番目の人生 (原題 THE 9TH LIFE OF LOUIS DRAX)   パディントン2(原題 PADDINGTON 2)

『ルイの9番目の人生 (原題 THE 9TH LIFE OF LOUIS DRAX)』

製作年 2015年
製作国 カナダ=イギリス
配給 松竹
監督 アレクサンドル・アジャ
原作 リズ・ジェンセン
脚本 マックス・ミンゲラ
キャスト
ジェイミー・ドーナン
サラ・ガドン
エイダン・ロングワース
オリヴァー・プラット
アーロン・ポール

世の中には、儚げで、健気で、男心を刺激して守ってあげたくなるような女性が居る訳です。無敵だと思うのです。
好きな相手がそういう人に惚れたら、それはもうどうしようもないのです。
だってどんなに頑張っても、たとえそれが仮面で、それを暴いたとしても、その時点で自分は守ってあげたいような女性じゃないんだから。
私の好きなコミックのヒロインが「泣いている方が可哀想だって思うな!」って叫んで戦うのですが、彼女は格好良いけど一途で健気だった・・
異性には中々伝わらないけどね。

兎に角、この映画を見てそんな事を思い出していた。

例え始まりはわざとじゃなくても、そう言う容姿に生まれついて、それに慣れてしまったら、それを最大限利用するようになっても不思議はない。
色々な事が得意な人がいて、その人はそう言う同情を引き出すのが特技なのだとしたら、そしてその技を日々磨いて努力していたら、それは責められないのではないかと思う。

だって、隙無く可愛く。儚げで健気に・・なんて、やれって言っても私は無理だ。
可愛いって、その為に努力を惜しまないから成し遂げられている才能なんだと思うわ。

まぁ、寄って来た異性は兎も角、それ以外の人を巻き込み被害を出しちゃダメだけど。

これは、ファンタジーとかSFとかじゃなくて、そう言う昼メロ的なちょっと怖い話でした。
だけど、作り方が上手い。

目を開けた先に幸せが訪れますように。
良い人に守られていたね‥その人が遺してくれた人に愛されていて良かった・・・


『パディントン2(原題 PADDINGTON 2)』

製作年 2017年
製作国 イギリス=フランス
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 ポール・キング
原作 マイケル・ボンド
脚本 ポール・キング 、 サイモン・ファーナビー
キャスト
ヒュー・ボネビル
サリー・ホーキンス
ヒュー・グラント
ブレンダン・グリーソン
ベン・ウィショー

ドジだけど運だけは良い、憎めないパディントン。
今回も可愛い♪
Ben Whishawの声もぴったり♪
そしてルーシーおばさんの格好良さに惚れ惚れしますね。
良い子に育てた事からも分かります。

最後は全員Happyってお約束な展開なので安心して見られます。

そう言えばHugh Bonneville演じるブラウンさんの吹き替えは古田新太さんなんですよね・・
まぁ、洋画を吹き替えでは見ないけど。
例え字幕がどうしてそう訳した?って訳でも。

冠さんが吹き替えをしていたとしても、映画は字幕で見ます。・・・後でDVD買って声だけ聞き倒すとは思うけど。

先頭 表紙

2018-01-19 ジオストーム (原題 GEOSTORM) はじめてのおもてなし (原題 WILLKOMMEN BEI DEN HARTMANNS)

『ジオストーム (原題 GEOSTORM)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ディーン・デヴリン
脚本 ディーン・デヴリン 、 ポール・ギヨー
キャスト
Jake Lawson/ジェラルド・バトラー
Max/ジム・スタージェス
Sarah Wilson/アビー・コーニッシュ
Ute Fassbinder/アレクサンドラ・マリア・ララ
Cheng/ダニエル・ウー
Hernandez/エウヘニオ・デルベス
Leonard Dekkom/エド・ハリス
Andrew Palma, President of the U.S.A./アンディ・ガルシア

何だろうな‥ベテランにお金掛け過ぎたのかな?
物語の軸となる兄弟の弟がイメージに合わない・・と言うか、表情がシリアス向けじゃない。
にやけて居るみたいに見えるの。彼女とのやり取りの時は良いとしても、お兄ちゃんとのやり取りの時に馬鹿にしているように見える。
兄役のGerard Butler真剣なのに。

Gerryは、こういう夫としては落第だけど、良いパパ、良い仕事人な役が増えた。
個人的にはTimelineのインテリマッチョな考古学者Andre Marekが一番好きなので、ちょっと残念。繊細な役も上手いんですよ。

この手の地球終末物は語りつくされた感が有り目新しさは無いし、脚本も甘いと思う。
それぞれの人物像が浮かんでこないしね。
吹き替えとか、日本人の曲起用とかはその穴埋めか?

ただ、メキシコに感謝します。と思わず言ってしまいそうになるのは認めます。



『はじめてのおもてなし (原題 WILLKOMMEN BEI DEN HARTMANNS)』


製作年 2016年
製作国 ドイツ
配給 セテラ・インターナショナル
監督/脚本 サイモン・バーホーベン
キャスト
アンゲリカ・ハートマン/センタ・バーガー
Dr.リヒャルト・ハートマン/ハイナー・ラウターバッハ
フィリップ・ハートマン/フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
ゾフィ・ハートマン/パリーナ・ロジンスキ
Dr.タレク・ベルガー/エリヤス・エンバレク
ディアロ・マカプリ/エリック・カボンゴ
Dr.サーシャ・ハインリヒ/ウーヴェ・オクセンクネヒト
ハイケ・ブロジャー/ウルリケ・クリーナー


Eric Kabongoが良いなぁ‥素朴で、純真で。だけど過去は壮絶で、良くここまで汚れなかった物だと感心する。

家族は問題だらけで、それぞれイタい。
特にパパは中年の危機を通り越した年齢で、何に縛られているんだか‥
衰えていく知性と容姿。若い世代に嫉妬し、必死で若ぶり、若い女性に受け入れられる事で、老いを否定しようとしている。パトロン狙いなのに。
ママは老いを受け入れているけれど、慈善事業に走る典型的な有閑マダム。

でも、難民を受け入れる・・と言う決断は上出来だった。家族の為にも。

coolぶりたい少年にあんな凝ったMV作らせるだけあって、挿入する音楽のセンスは秀逸。サントラが欲しい。
ラストの少年のDJも将来有望ね。

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2018-01-17 5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜 (原題 MEIN BLIND DATE MIT DEM LEBEN)  ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! (原題 RENEGADES)

『5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜 (原題 MEIN BLIND DATE MIT DEM LEBEN)』

製作年 2017年
製作国ドイツ
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 マルク・ローテムント
脚本 オリヴァー・ツィーゲンバルク 、 ルース・トーマ
キャスト
サリヤ/コスティア・ウルマン
マックス/ヤコブ・マッチェンツ
ラウラ/アンナ・マリア・ミューエ

嘘は良くない・・って言うのは簡単だけど。
気が付いて、協力してくれる人たちの温かさに感動もするけれど。
実際問題、嘘をつかなかったら夢を叶えるチャンスすら与えて貰えなかった・・・と言うのが実情よね。
気が付かなかったんですか?と言い放った自棄になった彼の辛辣さ。

あの視界で、絶望しないでいるだけでも尊敬する。
実話ベースだと言うのが驚きです。

元々優秀だったのでしょうけど、暗記力。度胸。そして何より純粋さを失わなかった。
だけど助けられるだけじゃなくて、マックスにとったら彼との出会いは人生、生き方を変えるものだったんじゃないかな。

少なくとも、情熱と、努力と、人望。サリヤを評価できないような会社や上司じゃぼんくらね。
ちゃんと公平に審査し評価し認める、優しくて厳しい彼らは皆格好良かったな。
日本の企業だったらどうかな。そんな度量の大きい会社、上司は居るのかな?


『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! (原題 RENEGADES)』

製作年 2017年
製作国 フランス=ドイツ
配給:アスミック・エース(提供:アスミック・エース、カルチュア・パブリッシャーズ)
監督 スティーヴン・クォーレ
脚本 リュック・ベッソン 、 リチャード・ウェンク
キャスト
マット・バーンズ/サリバン・ステイプルトン
スタントン・ベイカー/チャーリー・ビューリー
ララ・シミッチ/シルヴィア・フークス
ベン・モラン/ジョシュア・ヘンリー
カート・ダッフィー/ディアミッド・マルタ
ジャクソン・ポーター/ディミトリー・レオニダス
ドラゴリュブ・ペトロヴィッチ/クレーメンス・シック
ジム・レイニー/ユエン・ブレムナー
ジェイコブ・レヴィン少将/J・K・シモンズ

これは、安心して見られるヤツ。
リアリティ無くたって、主役は必ず勝的な悲劇は起こらず安心して見られるタイプの映画。
明確に敵がいるからね。悪役は彼らに任せて、全員優秀で、陽気に豪快に、すっきりさせてくれる。

ヘリってあんな動き出来るんだね。
私の中のヘリって、助けに来たはずなのにあっけなく撃ち落される、無力な乗り物のイメージなんだけど。ブラックホークとかね。
それが一番衝撃でした。

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2018-01-17 シークレット・デイ (原題 EVERY SECRET THING)  (r)adius ラディウス (原題 RADIUS)  ショートウェーブ (原題 SHORTWAVE)

『シークレット・デイ (原題 EVERY SECRET THING)』

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ファインフィルムズ
監督 エイミー・バーグ
原作 ローラ・リップマン
脚本 ニコール・ホロフセナー
キャスト
Helen Manning/ダイアン・レイン
Ronnie Fuller/ダコタ・ファニング
Detective Nancy Porter/エリザベス・バンクス
Alice Manning/ダニエル・マクドナルド
Detective Kevin Jones/ネイト・パーカー


あの少女時代の女子の集団。あるよねぇ…と苦々しく思った。はみ出した2人が仲良しだったら救われたんだろうけど。
母親の介入の仕方が、やはりあの頃からちょっと不自然よね。

誰が本当のことを言っているのか、何を見せて何を見せていないのか。分からないまま振り回されながら、そしてやっぱり先入観を持ちながら見ていたんだな…と途中で気がつく。
ソファーを買いたかったあの2人に対する捜査官みたいにね。2人ともちゃんと愛情深い親だった。血の繋がりとか関係なく。
あの容姿だから。あの職業だから。あの過去だから。良く見ると、そんな先入観に溢れている。
だけど。それぞれの親の愛情。舐めてはいけないその思いの強さが、このストーリーのキーね。

読めない、作り込まれた脚本でした。




『(r)adius ラディウス (原題 RADIUS)』

製作年 2017年

製作国 アメリカ

配給 アット エンタテインメント
監督 脚本 キャロライン・ラブレシュ 、 スティーヴ・レナード
キャスト
Liam/ディエゴ・クラテンホフ
Jane/シャーロット・サリヴァン


これはちょっと想像しなかったな。
むしろ記憶が戻らない方が幸せだったかも。まさかそう言う人とは。
旦那様が思いの外良い人で、捨てたれたら可哀想と思ったけど。

襲う人と守る人。何らかの化学的力を浴びて、その性質が作用に影響したのかな?
でも戻りつつある記憶が耐えられなかった彼は、あのまま記憶が戻ったとしたら、元の性癖も取り戻しちゃうのだろうか。
先天的には良い人だったのだろうか‥

どちらにせと、救われるにはあの最後しか無いかもね。




『ショートウェーブ (原題 SHORTWAVE)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 アット エンタテインメント
監督/脚本/ライアン・グレゴリー・フィリップス
キャスト
Isabel/ファニータ・リンジェリン
Josh/クリストバル・タピア・モント
Thomas/カイル・デイヴィス


無機質でハイテクな家と病んだ可愛い奥さまが、なんだかゾクゾクと意味不明で怖いです。
無駄に美しいビジョンと異物の存在感。

完全に一線を超えたやり過ぎの研究手段で、彼に関しては自業自得なんでしょうけど。
とは言え、邪魔をしないで放って置いてくれ。って言うだけにしてはやり過ぎですからね。

むやみに藪をつついちゃダメってことです。

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2018-01-15 希望のかなた (原題 TOIVON TUOLLA PUOLEN)

『希望のかなた (原題 TOIVON TUOLLA PUOLEN)』

製作年 2017年
製作国 フィンランド
配給 ユーロスペース
監督/脚本/アキ・カウリスマキ
キャスト
カーリド/シェルワン・ハジ
ヴィクストロム/サカリ・クオスマネン
カラムニウス/イルッカ・コイヴラ
ニルヒネン/ヤンネ・ヒューティアイネン
ミルヤ/ヌップ・コイブ

映画好きの日本人にとって、フィンランドのヘルシンキと言えば、思い浮かぶのはかもめ食堂ではないかな?
景気は良くなく、人々は堅苦しく、凄く感情が読みにくい。
でも、悪い人な訳ではないのだと言う事は変わった。
堅実なのかと思えば、そうでもない。
少なくとも、料理は試食してから出すべきだと思うわ、私。
まぁ、あの日本食がジョークとして用意できるくらいに日本の事はリサーチしてあるのでしょうけど。

そして街に音楽が溢れている。
そこが素敵。
制作者の音楽への愛も感じられる。演奏シーンのギターの弦のアップとか、故郷の楽器と故郷の歌とか。

果たして希望は有ったのか。
彼に希望を与えたのは、国でも政府でも無く、出会った人たちね。
報酬じゃない。心意気で動ける人たちが居て。仲間意識が有って。

取りあえず、早く店に行って。きっと何とかなるから。って思うの。
現状は悲惨だけど、だからこそ、何とかなっちゃう。そんなお気楽な希望が有って良いと思うのです。

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2018-01-12 キングスマン:ゴールデン・サークル (原題 KINGSMAN: THE GOLDEN CIRCLE)

『キングスマン:ゴールデン・サークル (原題 KINGSMAN: THE GOLDEN CIRCLE)』

製作年 2017年

製作国 イギリス

配給 20世紀フォックス映画

監督 マシュー・ヴォーン
原作 マーク・ミラー /デイヴ・ギボンズ

脚本 ジェーン・ゴールドマン /マシュー・ヴォーン
キャスト
Gary 'Eggsy' Unwin/タロン・エガートン
Harry Hart/コリン・ファース
Poppy/ジュリアン・ムーア
Merlin/マーク・ストロング
Agent Tequila/チャニング・テイタム
Agent Champagne/ジェフ・ブリッジス
Ginger/ハル・ベリー
Elton John/エルトン・ジョン

最高の仕立てのスーツを着て頭を撫でつけても、紳士になる訳じゃないんだな‥
やっぱり一朝一夕では立ち居振る舞いは身に付かない。
最後にレディの為に椅子をひくシーンはスマートにやって欲しかったなぁ。
まぁ、そんな背伸びをした不器用さが彼の持ち味でしょうか。

アーサー王物語では魔術師マーリンが好きなんです。
Mark Strongは格別好きでは無いですが、今回の役は素晴らしくて、マーリンの名に恥じない。満足です。

それと同時に、日本人も大好きな「Take Me Home, Country Roads」がとても生きていました。
朗々と歌う声がまた素敵なんです。あんなシチュエーションなのに。格好良すぎですね。

狂気のビッグママのJulianne Mooreは流石〜
田舎町の魅力的で優しいママを演じてるかの様な微笑みで出て来る言葉は恐ろしい。
勿論して居る事も。どこまでも爽やかに。
絶対関わり合いたくない人。

忘れちゃいけないのが本人役で出ているElton Johnよね。
あんな場面でコンサートの券を二枚〜に受けたわ。誰と行く気?役の中では同行者居なくない?
リアル社会の話かしら?って思っちゃう。

相変わらず明るくグロくサービス精神に富んだ映画です。
あんなカーチェイスと言うか車の機能?見た事無いし。
恋人がプリンセスってなんて夢のある設定。
今後はそうそう活動させる訳にかないんじゃない?と思いましたけど、今回活躍の場が今一つで勿体なかったChanning Tatumの出番はどうやら次回作に有りそうですよ。

軽くてお馬鹿でもちゃんと練り込んで作っている娯楽作もたまには良いわよね。

先頭 表紙

2018-01-11 アンダー・ザ・ウォーター (原題 QEDA)

『アンダー・ザ・ウォーター (原題 QEDA)』

製作年 2016年
製作国 スウェーデン=デンマーク=フィンランド
配給 クロックワークス
監督 マックス・ケストナー
キャスト
カーステン・ビィヤーンルン
ソフィア・ヘリン
ジョゼフ・マウル

[未体験ゾーンの映画たち2018]流石、良い作品持って来るなぁ‥

タイムトラベルや温暖化問題物は沢山有りますが、それをくっつけ必然性を出し、強引な設定や、穴を突っ込むような無粋が出来なくなるような、私たちの日常に対する未来人の反応。
平静を保ち、細心の注意を払い歩きながら、そこに有る動植物や自然に生きる人々やその営みに、目を奪われ、心奪われ、立ち尽くす。
未来の自分の部屋で見える景色と、この時代の同じ部屋から見える景色。
彼の心に浮かんだのは、どんな思いかな・・

このラストはね、切ないの。声にならない叫び。
救いようがないようだけど、それは違う。
救うのは、今。この時代の私たちの行動。
地面の無い未来の子孫たちが目を奪われ、心奪われ、抗えず身を滅ぼしても焦がれるこの世界を、守らなければ、あんなに辛い未来が待っている。
この世界がどんなに貴重な物なのか。
彼らの目を通して示される。

真水が降ってくる・・こんなに優しく‥そう言って雨を受け動けなくなる。

美しくて、切なくて、環境問題へこんな美しいアプローチが有ったのか‥と感動しました。

エンディングに流れる動物園の日常の風景が、とても輝いて見えましたね。

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2018-01-10 ジャコメッティ 最後の肖像 (原題 FINAL PORTRAIT)  ブリムストーン (原題 BRIMSTONE)

『ジャコメッティ 最後の肖像 (原題 FINAL PORTRAIT)』

製作年 2017年
製作国 イギリス
配給 キノフィルムズ
監督/脚本/スタンリー・トゥッチ
キャスト
Alberto Giacometti/ジェフリー・ラッシュ
James Lord/アーミー・ハマー
Caroline/クレマンス・ポエジー
Diego Giacometti/トニー・シャルーブ
Annette Arm/シルヴィー・テステュー

相変わらず、Armie Hammerはパーフェクトですね。
完璧な均等の容姿も肢体も。
彼の完璧さには、彼に恋している女性すら嫉妬すると思う。

そんな彼を、Geoffrey Rushが演じる欠点だらけの芸術家ジャコメッティがモデルとして見つめる。

才能に惹かれる故に拒めず抜け出せない日々。その苦悩する姿さえ絵になる。

作品に完成は無い・・・真理かも。

そして傲慢で精神的に弱いジャコメッティが、憎めない。
完成に近づくと壊してしまいたくなる。それって回避依存症の典型な気がする。その気持ち、良く分かる。
批判されるのも、評価されるのも苦手だけど、認められたい欲求だけは人一倍強いわよね。
器用に切り替えしたわね。


『ブリムストーン (原題 BRIMSTONE)』

製作年 2016年
製作国 オランダ=フランス=ドイツ=ベルギー=スウェーデン=イギリス=アメリカ
配給 クロックワークス
監督 マルティン・コールホーヴェン
脚本 マルティン・コールホーヴェン
キャスト
The Reverend/ガイ・ピアース
Liz/ダコタ・ファニング
Joanna/エミリア・ジョーンズ
Anna/カリス・ファン・ハウテン
Samuel/キット・ハリントン

画面に登場しただけで、あなたが悪役でしょ。・・・と言われる俳優が存在しますが、Guy Pearceもその一人。
とんでもない獣です。

そもそも太古から女性に対して欲望を抑えられない弱さを、女性側の罪にし来た傲慢さ。
女や、弱い者が獲物でしかない時代。
ここまで自分勝手に宗教を解釈されたら、逃げ場がない。
とんでもない暴力です。
物語は区切られ、過去に過去に遡って行く。
酷い。本当にぞっとする人生です。


力で、従わせようとする男から逃れるのは本当に困難なの。
怖いしね‥
求めるのは、本当に素朴に心穏やかに笑える日々。その側に居てくれる人。

だから、あの最期は哀しいなぁ・・
最期の最期であの男の策に落ちた。娘たちが守られたとしても。
哀しい・・

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2018-01-01 8年越しの花嫁 奇跡の実話

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』

製作年 2017年
製作国 日本
配給 松竹
監督 瀬々敬久
原作 中原尚志 、 中原麻衣
脚本 岡田惠和
キャスト
佐藤健
土屋太鳳
北村一輝
浜野謙太
中村ゆり
堀部圭亮
古舘寛治
杉本哲太
薬師丸ひろ子

『彼女が目覚めるその日まで (原題 BRAIN ON FIRE)』 の日本版・・・と聞いて、見てみました。
見に行きました。あぁ確かに・・・
でも、それぞれの文化の違いは感じましたけど。

BRAIN ON FIREは自立した女性で、本人の職場でのエピソードがメインですけど、日本の場合は、職場のシーンはほぼ男性側。
彼女の職場での存在意義は?
彼の職場、良い職場なんです。社長さんに男気が有って、仲間たちも暖かくて。男が、病気の彼女の病院に毎日通う事に協力してあげる、良い会社だろ?
と言うのがひしひし伝わってきます。

非難しているんじゃないんです。女の子は守られる存在の方が好ましいのでしょ。
日本らしい考え方だなぁ‥って思って。
病気の彼女が主役じゃなくて、それを支えた彼の方が主役なんですよね。
凄くロマンティックな恋愛物に仕上がっています。病気を代々にした恋愛物ですね。
ああ言う無口で誠実な男性像は嫌いじゃないし、彼女の病気療養中の凄まじい症状はリアルで感動的でした。
娘が良くなることを信じて譲らなかった母の愛とか、感動します。

結婚に憧れるとか、式場にこだわるとか、そう言う乙女な感覚は分からないけど、プロポーズのシーンは好きだな。静かに焦っている姿が良いのよね。この映画で一番ハラハラしたシーンかも。

映画としては、恋愛至上主義な物語が苦手な私向きでは無いですが、そう言うのが好きな人には良いのではないでしょうか。

少なくとも、お幸せに・・って温かい気持ちになります。




この病気は突然変異なのでしょうか‥遺伝なのでしょうか‥

先頭 表紙

2017-12-29 2017年12月にスクリーンで見た映画

2017年12月にスクリーンで見た映画



 ヒトラーに屈しなかった国王 (原題 KONGENS NEI)
 ダンシング・ベートーヴェン (原題 BEETHOVEN PAR BEJART)
 オレの獲物はビンラディン (原題 ARMY OF ONE)
 彼女が目覚めるその日まで (原題 BRAIN ON FIRE)
 わたしは、幸福フェリシテ (原題 Félicité)
 スター・ウォーズ/最後のジェダイ (原題 STAR WARS: THE LAST JEDI)
 ユダヤ人を救った動物園〜アントニーナが愛した命〜 (原題 The Zookeeper's Wife)
○ルージュの手紙 (原題 SAGE FEMME)
◎否定と肯定 (原題 DENIAL)
  DESTINY 鎌倉ものがたり
 猫が教えてくれたこと (原題 KEDI)
 オリエント急行殺人事件 (原題 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS)
 ロダン カミーユと永遠のアトリエ(原題 RODIN)
○gifted/ギフテッド(原題 GIFTED)
 プラハのモーツァルト誘惑のマスカレード (原題 NTERLUDE IN PRAGUE)
 パーティで女の子に話しかけるには (原題 HOW TO TALK TO GIRLS AT PARTIES)

今日で映画納め。
12月は16本と少なかった・・何していたんだろう・・?
ライブは4回だし、観劇は2回。仕事は沢山したけど。
後は友人たちと遊びにも行ったな。

2017年に観た映画は計232本

今年も沢山の良い映画に出会えた。

それに、映画を通して、玉木信吾さんのライブに行くようになったし、ペリー来航渉さんとお話も出来た。
コミコンで岡崎体育さんにも会った。

2018年も沢山の素敵な映画に出会えますように。
私は制作は出来ないけれど、素敵な感性を持った人たちが、映画に愛された人たちが、素晴らしい映画を作り上げてくれると信頼しています。
宜しくね。

先頭 表紙


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