himajin top
まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2017-12-05 プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード (原題 NTERLUDE IN PRAGUE)
2017-12-01 パーティで女の子に話しかけるには (原題 HOW TO TALK TO GIRLS AT PARTIES)
2017-12-01 2017年11月にスクリーンで見た映画
2017-12-01 はじまりのボーイミーツガール (原題 LE COEUR EN BRAILLE)
2017-11-29 セントラル・インテリジェンス (原題 CENTRAL INTELLIGENCE)  エンドレス・ポエトリー (原題 POESÍA SIN FIN)
2017-11-27 永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)
2017-11-23 ザ・サークル (原題 THE CIRCLE) と マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK) と ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)
2017-11-16 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA) 人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST) セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)
2017-11-10 愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES) シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)
2017-11-08 ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)  ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)


2017-12-05 プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード (原題 NTERLUDE IN PRAGUE)

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード (原題 NTERLUDE IN PRAGUE)』

製作年 2017年
製作国 イギリス=チェコ
配給 熱帯美術館
監督 ジョン・スティーヴンソン
脚本 ジョン・スティーブンソン 、 ブライアン・アシュビー 、 ヘレン・クレア・クロマティ
キャスト
モーツァルト/アナイリン・バーナード
スザンナ/モーフィッド・クラーク
サロカ男爵/ジェームズ・ピュアフォイ
Josefa Duchek/サマンサ・バークス

何で首を絞めるんだろう。
力の弱い者を服従させるために力を誇示したいのか。
そうやって力で抑えた相手に心許して貰えると思うのだろうか。
無理なのだ。最初から恐怖と嫌悪しかない。
そんな結婚生活。実際沢山存在したのだし、今も残念ながら存在する。

被害者が使用人の娘だったら、問題にもされなかっただろう。
地位の有る両親。裕福な令嬢だったから、相手を裁けた。

醜く嫉妬に狂った老いた男。
若い恋は美しい。老いた恋は見苦しいのだな‥

当時の上流階級は浮気もたしなみ的な所が有る。
公の場所でちゃんと夫婦を演じ、相手に恥をかかせなければ良しみたいな。。
モーツァルトも、まぁ、その種の物よね‥

先頭 表紙

2017-12-01 パーティで女の子に話しかけるには (原題 HOW TO TALK TO GIRLS AT PARTIES)

『パーティで女の子に話しかけるには (原題 HOW TO TALK TO GIRLS AT PARTIES)』

製作年 2017年
製作国 イギリス=アメリカ
配給 ギャガ
監督 ジョン・キャメロン・ミッチェル
原作 ニール・ゲイマン
脚本 ジョン・キャメロン・ミッチェル 、 フィリッパ・ゴズレット
キャスト
ザン/エル・ファニング
エン/アレックス・シャープ
ボディシーア/ニコール・キッドマン
ステラ/ルース・ウィルソン
ウェイン/マット・ルーカス

良いな・・好きな音楽の話、うんうんって聞いてみたいよ・・と思いながら見ていました。

まったく違う世界、違う文化の二人。もう、ザンの行動が奇妙で純粋な好奇心で、エンを振り回す感じが何だか愛おしかったな‥
ザンの仲間たちの奇妙さも。彼らの持つ世界観が独特で。怖くもあるけれど、神聖でもある。
どんな所から来たんだろう。異星人・・と言うより異世界な感じ。別の微粒子で出来ていると言うか‥
例えば、人間の体内に有る世界とか。

世界や思想は違えど、定められた窮屈なルールに反抗し、ぶち壊そうとする。パンクな心は一緒なの。
だから共感しあえた。
だけど、守る物が出来て、大人になる。皆そうやって生きて来た。
最初の恋がこれでは、強烈過ぎて抜け出せないよね。
ラストは意外だったけど、皆の潤んだ瞳が印象的だった。
エンの父親もきっと何か抱えていたんだろうな‥って思った。

先頭 表紙

2017-12-01 2017年11月にスクリーンで見た映画

2017年11月にスクリーンで見た映画

今月は20本 2017年小計は216本

 はじまりのボーイミーツガール (原題 LE COEUR EN BRAILLE)
 セントラル・インテリジェンス (原題 CENTRAL INTELLIGENCE)
※エンドレス・ポエトリー (原題 POESÍA SIN FIN)
 永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)
 ザ・サークル (原題 THE CIRCLE)
 マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK)
 ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)
 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA)
○人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST)
○セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)
 愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES)
 シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)
 ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)
○ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)
 グッド・タイム (原題 GOOD TIME)
 アンダー・ハー・マウス (原題 BELOW HER MOUTH)
 ゲット・アウト (原題 GET OUT)
 アトミック・ブロンド(原題 ATOMIC BLONDE)
 静かなふたり (原題 DRÔLES D'OISEAUX)
○はじまりの街 (原題 LA VITA POSSIBILE)

今月は前職場の応援が忙しくて良く働きました。
後は何と言っても佐渡帰郷したからね。
年に二回帰郷するなんて、父が死んだ年以来かも知れない。

先頭 表紙

2017-12-01 はじまりのボーイミーツガール (原題 LE COEUR EN BRAILLE)

『はじまりのボーイミーツガール (原題 LE COEUR EN BRAILLE)』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督/ミシェル・ブジュナー
原作/パスカル・ルテール
脚本/ミシェル・ブジュナー 、 アルフレッド・ロット
キャスト
Marie/アリックス・ヴァイヨ
Victor/ジャン=スタン・デュ・パック
Le père de Marie/シャルル・ベルリング
Le père de Victor/パスカル・エルべ

凄い覚悟で日々生きている12歳の女の子マリー。
しかも笑顔で。思いやりを持って。凄すぎる。
いつか失明する事を受け入れている。
そうなっても大丈夫なように、僅かな視界で生活する術を見に付ける。
吸収できる知識はすべて吸収して、そして何よりもチェロ奏者になるという夢を持って。

ラストの消え行く視界の中で、自分を見守る愛すべき人達の存在を薄っすらと感じながら、恐怖よりも喜びを感じながら演奏する姿は凄く印象的でした。

自分だったらどうするかな・・じわじわと失明する恐怖の中で。
絶望すると思う。動けないと思う。
マリーは強い。凄く健気な女の子。

彼女に恋し、何も知らないまま仲良くなったヴィクトールが、マリーの秘密を知った時の反応は彼女に対してあまりに幼い。
あそこで置き去りは無いわ。
仲良くなっていく過程の反応もだけど。
この頃の、男女の精神年齢の差は大きいわよね。
そして、恋だと言われた時の反応がまた、単純すぎて愛おしい。
つい手助けしてしまう所も可愛い。


何が大切か。ただの我儘じゃない。自分の幸せを知っている。その為に出来る事もしている。
それを守る為に戦える強さ。子供は無謀だけど、時として正しいかもしれない。

それにしても、バンドの練習・・・と言う彼らは、楽器を持たずにPCで演奏する。DJみたい。
これが今どきのバンド少年なの‥?

先頭 表紙

2017-11-29 セントラル・インテリジェンス (原題 CENTRAL INTELLIGENCE)  エンドレス・ポエトリー (原題 POESÍA SIN FIN)

『セントラル・インテリジェンス (原題 CENTRAL INTELLIGENCE)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 インターフィルム、REGENTS
監督/脚本/ローソン・マーシャル・サーバー
キャスト
ボブド/ウェイン・ジョンソン
カルヴィン/ケヴィン・ハート

ハイスクールのヒーローの行く末なんて、まぁ、そんなもんでしょうね。
特に彼は人が善過ぎて出世出来そうじゃ無いもの。
あの群衆の中で、誰にも感化されずに救いの手を差し伸べられる揺るぎない正義感と勇気は拍手物だけど。
そんな彼と高校時代からのベストカップルだった彼女が、皆と群集の中に居て、皆の嘲笑の中で染まらず心配そうに眺めていた、彼女の本質の素晴らしさの方に感動した。
高校一のゴージャス美女らしいけど、彼女が評価されるべきはそこじゃないわね。

男たちはトラブルに巻き込まれてごちゃごちゃやっているけれど、その裏で関係無く夫を気遣い励まし奮い立たせる奥様、素敵♪

ストーリーはコメディなので、突っ込みどころは多くてもスルーします。
いじめられっ子体質は変わらない。と虐める側は嘲笑うけど、それを乗り越え楽天的性格と笑顔を取り戻した彼らは強いよ?
フラッシュバックしたとしても。
いじめっ子から抜け出せてない停滞したままの連中よりも。
友達が居たら尚更ね。
そんなラストは気持ち良いね。


『エンドレス・ポエトリー (原題 POESÍA SIN FIN)』

製作年 2016年
製作国 フランス=チリ=日本
配給 アップリンク
監督/脚本/アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト
アダン・ホドロフスキー
パメラ・フローレス
ブロンティス・ホドロフスキー
レアンドロ・ターブ
イェレミアス・ハースコヴィッツ

何が起こるか、分からない。何を見せられているのか、困惑する。
だけど、一言で形容するならば「天才」としか言いようがない。

強烈な色彩の使い方、持たせている意味。
全員が個性的な登場人物。誰一人欠けてはいけない存在。
無茶苦茶なようで、しっかりしたストーリー。全てのシーンに一切の無駄が無い。
そしてあまりに深い込められたメッセージ。

あっけにとられながら、引き込まれて夢中で見ていた。


そして詩がとても素敵でした。

先頭 表紙

2017-11-27 永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)

『永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)』

製作年 2017年
製作国 フランス
配給 ブロードメディア・スタジオ
監督/脚本/エチエンヌ・コマール
キャスト
Django Reinhardt/レダ・カテブ
Louise de Klerk/セシル・ドゥ・フランス

戦争下では、何をするのも命懸けだった。
どんな人気者でも、実力のある音楽家でも。

ジャンゴはお気楽に生きているように見えて、ジプシーの出身と言う事でやっぱり迫害を受けているのね。
それでもユダヤ人よりはマシと言う悲しい状況。


音楽を聞いたら体が動き出すのに。皆、踊りたいのに。
音楽を制限されるのは、嫌ね。

何より悲しいのは、あの美しい作品が一部しか残っていないと言う事。

先頭 表紙

2017-11-23 ザ・サークル (原題 THE CIRCLE) と マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK) と ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)

『ザ・サークル (原題 THE CIRCLE)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 ジェームズ・ポンソルト
原作 デイヴ・エガーズ
脚本 ジェームズ・ポンソルト 、 デイヴ・エガーズ
キャスト
Mae/エマ・ワトソン
Bailey/トム・ハンクス
Ty/ジョン・ボイエガ
Annie/カレン・ギラン
Mercer/エラー・コルトレーン
Vinnie/ビル・パクストン

怖いね。プライバシーの無い世界。
「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」と世阿弥も言っている。
全て暴き出す美意識の欠落。

疑問を持たずにのめり込んでいる集団の無神経さが怖い。
拒絶する少数派を責め立てる。
あんなことが起きても尚。

とても怖い現象だけれど、今現在の社会を見てもああやって少数派うを追い詰めていく人間心理は窺える。
知り合いが対象になって初めて気が付く不信感。遅すぎる。洗脳され、操られている。
乗っかって煽って楽しんでおきながら、最後に正義ぶられてもね。


『マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 タイカ・ワイティティ
脚本 エリック・ピアソン
キャスト
ソー/クリス・ヘムズワース
ロキ/トム・ヒドルストン
ヘラ/ケイト・ブランシェット
ヘイムダル/イドリス・エルバ
グランドマスター/ジェフ・ゴールドブラム
ヴァルキリー/テッサ・トンプソン
スカージ/カール・アーバン
ブルース・バナー/ハルク/マーク・ラファロ
オーディン/アンソニー・ホプキンス

も〜ロキ様可愛いなぁ。甘えっ子の次男でしかない。
過去話も絶大な力を持つ兄様に、命懸けの悪戯を仕掛けている、可愛いやんちゃな姿しか浮かばないわ。

そしてCate Blanchettの美しさ。白のガラドリエル様も似合うけど、黒のヘラも良く似合う。
傅くスカージのKarl Urbanと並んでいる画が嬉し過ぎた。
そして最後の見せ場も♪

兎に角この兄弟はずっとこのまま付かず離れず行って欲しいですね。


『ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)』


製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ザック・スナイダー
脚本 クリス・テリオ 、 ジョス・ウェドン
キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン/ベン・アフレック
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン/ガル・ガドット
アーサー・カリー/アクアマン/ジェイソン・モモア
バリー・アレン/フラッシュ/エズラ・ミラー
ヴィクター・ストーン/サイボーグ/レイ・フィッシャー
クラーク・ケント/スーパーマン/ヘンリー・カビル
ロイス・レイン/エイミー・アダムス
アルフレッド・ペニーワース/ジェレミー・アイアンズ

Ezra MillerとRay Fisherの仲良しな姿を見たばかりなので、作中の二人の距離感が可笑しかった。

どうしても某ヒーロー集団と比べてしまいますけど、あちらが皆軽くて楽天的なのに比べ、こちらのヒーローたちはシリアスです。
フラッシュ以外の男性、陣皆さん明るさが無い。
特にバットマンは背負っている物が暗いので、行動の全てが重い。気の毒になるくらい。

それを補うワンダーウーマンの華のあること♪可愛いし。

相手を殺せない・・と言うルールが有るので、ああ言うラストですね。

嘗ての戦いはまるで中ッ国の戦いのようですね。

先頭 表紙

2017-11-16 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA) 人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST) セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)

『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA)』

製作年 2016年
製作国 チリ=アルゼンチン=フランス=スペイン
配給 東北新社 STAR CANNEL MOVIES
監督 パブロ・ラライン
脚本 ギレルモ・カルデロン
キャスト
オスカル・ペルショノー/ガエル・ガルシア・ベルナル
パブロ・ネルーダ/ルイス・ニェッコ
デリア・デル・カリル/メルセデス・モラーン
アルトゥーロ・アレッサンドリ/ハイメ・バデル

1948年、冷戦の影響下のチリ。政治や戦争の話でありながら、とんでもなく詩的。
主役のパブロ・ネルーダが詩人だからだろうけど、置いて行かれた奥様も、追う警官も。
言葉の一つ一つが印象的。

それにしても、日本では決してモテるタイプではないであろうルックスのパブロが凄くモテる。
優しいのかもしれない。頼もしいのかも。でも詩を朗読する時の声に皆やられるみたいだ。
良い声してたらモテるんですよ。世の中。


『人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST)』

製作年 2016年
製作国 イギリス
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 ロネ・シェルフィグ
原作 リッサ・エヴァンス
脚本 ギャビー・チャッペ
キャスト
カトリン・コール/ジェマ・アータートン
トム・バックリー/サム・クラフリン
アンブローズ・ヒリアード/ビル・ナイ
エリス・コール/ジャック・ヒューストン
ソフィー・スミス/ヘレン・マックロリー


コレはもう、Bill Nighyが素晴らしいでしょ。
名優と言う物を体現している。我儘っぷりも、プライドも、気難しさも、こだわりも、良い映画を生み出す事への拘りも、映画への愛も。
映画好きには嬉しい限り。

Christopher Nolan監督がDUNKIRKと言う映画を製作したばかりなので、内容も記憶に新しいですよね。
映像はお粗末ですし、演技も臭いですけど、リアルタイムの戦争の最中で、沢山の苦労と思いを込めて作られた映画。
繰り返し観賞し、泣いている観客たちを見ると胸が熱くなります。

ロケ後に皆で集まって歓談する姿が微笑ましいです。
双子役の歌も素敵でしたし、Bill Nighyの歌も聞けるし。

『セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)』

製作年 2016年
製作国 イギリス=アメリカ=フランス=ベルギー
配給 コピアポア・フィルム(提供:ハピネット)
監督トミー・ウィルコラ
脚本マックス・ボトキン 、 ケリー・ウィリアムソン
キャスト
カレン・セットマン/ノオミ・ラパス
ニコレット・ケイマン/グレン・クローズ
テレンス・セットマン/ウィレム・デフォー
エイドリアン・ノレス/マーワン・ケンザリ
ジョー/クリスチャン・ルーベック
ジェリー/ポール・スヴェーレ・ハーゲン



誰かが地球の未来の為に何かをしなくてはいけない。
だけど不自由な生活には戻れない。・・で、そっちか!と言う事に走る。

これは・・某国の一人っ子政策を意識していますよねぇ?
ちょっと嫌味が入っているのか?

七つ子と言えど、性格も趣味も全く違うのは当然で、惹かれるものも違ってくる。
やっぱり均等を崩すのは欲なんだよね。
時に色恋は止められないね。

Noomi Rapaceの、それぞれの人格の演技分けが凄かったです。

先頭 表紙

2017-11-10 愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES) シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)

『愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES)』

製作年 2016年
製作国 フランス=ベルギー=カナダ
配給 アルバトロス・フィルム
監督/ニコール・ガルシア
脚本/ニコール・ガルシア /ジャック・フィエスキ
キャスト
ガブリエル/マリオン・コティヤール
アンドレ/ルイ・ガレル
ジョゼ/アレックス・ブレンデミュール

想像していた女性像とかなりかけ離れていました。イタい。
思い込みが激しい。キレやすい。
自分の感情を持て余している。家族にも持て余されている。

持参金付とは言え、あんな良い人に貰ってもらえたのは、とんでもない幸運な筈だけど、だからと言って惚れるかと言うと別問題で・・
あんな悲しい新婚初夜は無いよ。涙を誘うわ。
本人たちが良いなら良いけど、良くは無いのよね‥
彼女は線の細いインテリタイプにどうしても惹かれてしまうのだろうし。
夫になった人は逞しい労働者タイプだもんね。モテそうだけど。忍耐強いし。

イタくて重い。
愛されなくて、虐げられて、それでも彼女を守ってきた。
そんな夫が報われるとは限らないのが現実だけどね。
でも、物語は救いがなくちゃね‥



『シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)』

製作年 2016年
製作国 カナダ
配給 アルバトロス・フィルム
監督/脚本/ナチョ・ビガロンド
キャスト
グロリア/アン・ハサウェイ
オスカー/ジェイソン・サダイキス
ティム/ダン・スティーヴンス
ジョエル/オースティン・ストウェル
ガース/ティム・ブレイク・ネルソン


コレは、くだらなく見えて意外と奥が深い。
関わっちゃダメな男の見分け方教本だね。

お酒が入ると暴力をふるい、醒めている時は謝る・・どうしようもないのよね。

良く見てみると、端々に見える伏線。
作家を目指して居た訳じゃないのに、作文でいつも勝てなかった事とか、彼女のコラムをずっとチェックしていた事とか。
自分が経営するバーの従業員として雇うとか。
友達思いで、親切に見えるけど、田舎から出られない自分の身を恨んで、都会で活躍する彼女にずっと嫉妬して、挫折して帰って来た彼女の優位に立ちたくて・・と考えたら合点がいく。
発端となった出来事だって、彼女の方が出来が良かったから出た行動だろうし。
自分の事しか考えられなくて、自分が大好きで可愛そうなのね。

ダメ女に見えたグロリアが徐々に格好良く見えてくる。
コート翻して歩く姿とかね。


故郷を捨て、そして戻ろうか‥と思っている身だから凄く身につまされるけど。
どこに居たって格好良くも悪くも生きられる。
楽しんだ者勝ちよ。

先頭 表紙

2017-11-08 ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)  ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)

『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)』

製作年 2016年
製作国 カナダ
配給 パルコ
監督/脚本/アンヌ・エモン
キャスト
Nelly/ミレーヌ・マッケイ
François/ミカエル・グアン
Isabelle Fortier/ミリア・コルベイ=ゴーブロー

彼女の顧客がperfectと絶賛するのに納得できるくらい美しいbody。
そしてその肉体と欲望を持て余している。
あんな美しい四肢を持って生まれても、更に文才が有っても幸せじゃないなんて人生って何て皮肉なんだろう。

奔放の様で蝕まれて行く精神の危うさ。
彼女を危うくしたのは、どっちの職業なんだろう。
どちらの職業も、自分を細切れにして売っているよう。
一方は、肉体を。もう一方は精神を。
先方は分からないけれど、作家は、あまり自分の私生活を晒し出し過ぎない方が精神安定上は良いのかもしれないですね。
何にせよ、才能が惜しい。


『ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)』

製作年 2017年
製作国 イギリス=ポーランド
配給 パルコ
監督/脚本/ドロタ・コビエラ 、 ヒュー・ウェルチマン
キャスト
Armand Roulin/ダグラス・ブース
Vincent Van Gogh/ロベルト・グラチーク
Adeline Ravoux/エレノア・トムリンソン
Dr. Gachet/ジェローム・フリン
Marguerite Gachet/シアーシャ・ローナン
Postman Roulin/クリス・オダウド
Pere Tanguy/ジョン・セッションズ
Boatman/エイダン・ターナー
Louise Chevalier/ヘレン・マックロリー

何より、この手法が凄いよ!
ゴッホの絵が動いて物語を作っている・・・としか思えない。
俳優の顔でもあるんだけど、何処かで見た絵そのものでもある。

父が絵画好きだったから、我家はいつも絵画の複写を飾っていて、その中にゴッホの絵も有って。
途中、凄く良く見た事有る景色!と思いました。
子供時代にウチのリビングに長く飾られていた絵だ‥
その位、世間に認知されている。
もっと生きて、自分の作品が評価されるのを感じて欲しかった・・

世間に色々言われ、無残な最期だったけど、彼を知る旅はとても意味ある物だった。
父が息子に手紙を託したのは、そんな意図が有ったのかもね。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)