himajin top
まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2017-11-27 永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)
2017-11-23 ザ・サークル (原題 THE CIRCLE) と マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK) と ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)
2017-11-16 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA) 人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST) セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)
2017-11-10 愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES) シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)
2017-11-08 ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)  ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)
2017-11-07 グッド・タイム (原題 GOOD TIME)  アンダー・ハー・マウス (原題 BELOW HER MOUTH)
2017-11-02 ゲット・アウト (原題 GET OUT)  アトミック・ブロンド(原題 ATOMIC BLONDE)
2017-11-01 静かなふたり (原題 DRÔLES D'OISEAUX) はじまりの街 (原題 LA VITA POSSIBILE)
2017-11-01 2017年10月にスクリーンで観た映画
2017-11-01 ポリーナ、私を踊る (原題POLINA, DANSER SA VIE)  ブレードランナー 2049 (原題BLADE RUNNER 2049)


2017-11-27 永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)

『永遠のジャンゴ (原題 DJANGO)』

製作年 2017年
製作国 フランス
配給 ブロードメディア・スタジオ
監督/脚本/エチエンヌ・コマール
キャスト
Django Reinhardt/レダ・カテブ
Louise de Klerk/セシル・ドゥ・フランス

戦争下では、何をするのも命懸けだった。
どんな人気者でも、実力のある音楽家でも。

ジャンゴはお気楽に生きているように見えて、ジプシーの出身と言う事でやっぱり迫害を受けているのね。
それでもユダヤ人よりはマシと言う悲しい状況。


音楽を聞いたら体が動き出すのに。皆、踊りたいのに。
音楽を制限されるのは、嫌ね。

何より悲しいのは、あの美しい作品が一部しか残っていないと言う事。

先頭 表紙

2017-11-23 ザ・サークル (原題 THE CIRCLE) と マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK) と ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)

『ザ・サークル (原題 THE CIRCLE)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
監督 ジェームズ・ポンソルト
原作 デイヴ・エガーズ
脚本 ジェームズ・ポンソルト 、 デイヴ・エガーズ
キャスト
Mae/エマ・ワトソン
Bailey/トム・ハンクス
Ty/ジョン・ボイエガ
Annie/カレン・ギラン
Mercer/エラー・コルトレーン
Vinnie/ビル・パクストン

怖いね。プライバシーの無い世界。
「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」と世阿弥も言っている。
全て暴き出す美意識の欠落。

疑問を持たずにのめり込んでいる集団の無神経さが怖い。
拒絶する少数派を責め立てる。
あんなことが起きても尚。

とても怖い現象だけれど、今現在の社会を見てもああやって少数派うを追い詰めていく人間心理は窺える。
知り合いが対象になって初めて気が付く不信感。遅すぎる。洗脳され、操られている。
乗っかって煽って楽しんでおきながら、最後に正義ぶられてもね。


『マイティ・ソー バトルロイヤル (原題 THOR: RAGNAROK)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督 タイカ・ワイティティ
脚本 エリック・ピアソン
キャスト
ソー/クリス・ヘムズワース
ロキ/トム・ヒドルストン
ヘラ/ケイト・ブランシェット
ヘイムダル/イドリス・エルバ
グランドマスター/ジェフ・ゴールドブラム
ヴァルキリー/テッサ・トンプソン
スカージ/カール・アーバン
ブルース・バナー/ハルク/マーク・ラファロ
オーディン/アンソニー・ホプキンス

も〜ロキ様可愛いなぁ。甘えっ子の次男でしかない。
過去話も絶大な力を持つ兄様に、命懸けの悪戯を仕掛けている、可愛いやんちゃな姿しか浮かばないわ。

そしてCate Blanchettの美しさ。白のガラドリエル様も似合うけど、黒のヘラも良く似合う。
傅くスカージのKarl Urbanと並んでいる画が嬉し過ぎた。
そして最後の見せ場も♪

兎に角この兄弟はずっとこのまま付かず離れず行って欲しいですね。


『ジャスティス・リーグ(原題 JUSTICE LEAGUE)』


製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ザック・スナイダー
脚本 クリス・テリオ 、 ジョス・ウェドン
キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン/ベン・アフレック
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン/ガル・ガドット
アーサー・カリー/アクアマン/ジェイソン・モモア
バリー・アレン/フラッシュ/エズラ・ミラー
ヴィクター・ストーン/サイボーグ/レイ・フィッシャー
クラーク・ケント/スーパーマン/ヘンリー・カビル
ロイス・レイン/エイミー・アダムス
アルフレッド・ペニーワース/ジェレミー・アイアンズ

Ezra MillerとRay Fisherの仲良しな姿を見たばかりなので、作中の二人の距離感が可笑しかった。

どうしても某ヒーロー集団と比べてしまいますけど、あちらが皆軽くて楽天的なのに比べ、こちらのヒーローたちはシリアスです。
フラッシュ以外の男性、陣皆さん明るさが無い。
特にバットマンは背負っている物が暗いので、行動の全てが重い。気の毒になるくらい。

それを補うワンダーウーマンの華のあること♪可愛いし。

相手を殺せない・・と言うルールが有るので、ああ言うラストですね。

嘗ての戦いはまるで中ッ国の戦いのようですね。

先頭 表紙

2017-11-16 ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA) 人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST) セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)

『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者 (原題 NERUDA)』

製作年 2016年
製作国 チリ=アルゼンチン=フランス=スペイン
配給 東北新社 STAR CANNEL MOVIES
監督 パブロ・ラライン
脚本 ギレルモ・カルデロン
キャスト
オスカル・ペルショノー/ガエル・ガルシア・ベルナル
パブロ・ネルーダ/ルイス・ニェッコ
デリア・デル・カリル/メルセデス・モラーン
アルトゥーロ・アレッサンドリ/ハイメ・バデル

1948年、冷戦の影響下のチリ。政治や戦争の話でありながら、とんでもなく詩的。
主役のパブロ・ネルーダが詩人だからだろうけど、置いて行かれた奥様も、追う警官も。
言葉の一つ一つが印象的。

それにしても、日本では決してモテるタイプではないであろうルックスのパブロが凄くモテる。
優しいのかもしれない。頼もしいのかも。でも詩を朗読する時の声に皆やられるみたいだ。
良い声してたらモテるんですよ。世の中。


『人生はシネマティック!(原題 THEIR FINEST)』

製作年 2016年
製作国 イギリス
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 ロネ・シェルフィグ
原作 リッサ・エヴァンス
脚本 ギャビー・チャッペ
キャスト
カトリン・コール/ジェマ・アータートン
トム・バックリー/サム・クラフリン
アンブローズ・ヒリアード/ビル・ナイ
エリス・コール/ジャック・ヒューストン
ソフィー・スミス/ヘレン・マックロリー


コレはもう、Bill Nighyが素晴らしいでしょ。
名優と言う物を体現している。我儘っぷりも、プライドも、気難しさも、こだわりも、良い映画を生み出す事への拘りも、映画への愛も。
映画好きには嬉しい限り。

Christopher Nolan監督がDUNKIRKと言う映画を製作したばかりなので、内容も記憶に新しいですよね。
映像はお粗末ですし、演技も臭いですけど、リアルタイムの戦争の最中で、沢山の苦労と思いを込めて作られた映画。
繰り返し観賞し、泣いている観客たちを見ると胸が熱くなります。

ロケ後に皆で集まって歓談する姿が微笑ましいです。
双子役の歌も素敵でしたし、Bill Nighyの歌も聞けるし。

『セブン・シスターズ (原題 WHAT HAPPENED TO MONDAY?)』

製作年 2016年
製作国 イギリス=アメリカ=フランス=ベルギー
配給 コピアポア・フィルム(提供:ハピネット)
監督トミー・ウィルコラ
脚本マックス・ボトキン 、 ケリー・ウィリアムソン
キャスト
カレン・セットマン/ノオミ・ラパス
ニコレット・ケイマン/グレン・クローズ
テレンス・セットマン/ウィレム・デフォー
エイドリアン・ノレス/マーワン・ケンザリ
ジョー/クリスチャン・ルーベック
ジェリー/ポール・スヴェーレ・ハーゲン



誰かが地球の未来の為に何かをしなくてはいけない。
だけど不自由な生活には戻れない。・・で、そっちか!と言う事に走る。

これは・・某国の一人っ子政策を意識していますよねぇ?
ちょっと嫌味が入っているのか?

七つ子と言えど、性格も趣味も全く違うのは当然で、惹かれるものも違ってくる。
やっぱり均等を崩すのは欲なんだよね。
時に色恋は止められないね。

Noomi Rapaceの、それぞれの人格の演技分けが凄かったです。

先頭 表紙

2017-11-10 愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES) シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)

『愛を綴る女 (原題 MAL DE PIERRES)』

製作年 2016年
製作国 フランス=ベルギー=カナダ
配給 アルバトロス・フィルム
監督/ニコール・ガルシア
脚本/ニコール・ガルシア /ジャック・フィエスキ
キャスト
ガブリエル/マリオン・コティヤール
アンドレ/ルイ・ガレル
ジョゼ/アレックス・ブレンデミュール

想像していた女性像とかなりかけ離れていました。イタい。
思い込みが激しい。キレやすい。
自分の感情を持て余している。家族にも持て余されている。

持参金付とは言え、あんな良い人に貰ってもらえたのは、とんでもない幸運な筈だけど、だからと言って惚れるかと言うと別問題で・・
あんな悲しい新婚初夜は無いよ。涙を誘うわ。
本人たちが良いなら良いけど、良くは無いのよね‥
彼女は線の細いインテリタイプにどうしても惹かれてしまうのだろうし。
夫になった人は逞しい労働者タイプだもんね。モテそうだけど。忍耐強いし。

イタくて重い。
愛されなくて、虐げられて、それでも彼女を守ってきた。
そんな夫が報われるとは限らないのが現実だけどね。
でも、物語は救いがなくちゃね‥



『シンクロナイズドモンスター (原題 COLOSSAL)』

製作年 2016年
製作国 カナダ
配給 アルバトロス・フィルム
監督/脚本/ナチョ・ビガロンド
キャスト
グロリア/アン・ハサウェイ
オスカー/ジェイソン・サダイキス
ティム/ダン・スティーヴンス
ジョエル/オースティン・ストウェル
ガース/ティム・ブレイク・ネルソン


コレは、くだらなく見えて意外と奥が深い。
関わっちゃダメな男の見分け方教本だね。

お酒が入ると暴力をふるい、醒めている時は謝る・・どうしようもないのよね。

良く見てみると、端々に見える伏線。
作家を目指して居た訳じゃないのに、作文でいつも勝てなかった事とか、彼女のコラムをずっとチェックしていた事とか。
自分が経営するバーの従業員として雇うとか。
友達思いで、親切に見えるけど、田舎から出られない自分の身を恨んで、都会で活躍する彼女にずっと嫉妬して、挫折して帰って来た彼女の優位に立ちたくて・・と考えたら合点がいく。
発端となった出来事だって、彼女の方が出来が良かったから出た行動だろうし。
自分の事しか考えられなくて、自分が大好きで可愛そうなのね。

ダメ女に見えたグロリアが徐々に格好良く見えてくる。
コート翻して歩く姿とかね。


故郷を捨て、そして戻ろうか‥と思っている身だから凄く身につまされるけど。
どこに居たって格好良くも悪くも生きられる。
楽しんだ者勝ちよ。

先頭 表紙

2017-11-08 ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)  ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)

『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で (原題 NELLY)』

製作年 2016年
製作国 カナダ
配給 パルコ
監督/脚本/アンヌ・エモン
キャスト
Nelly/ミレーヌ・マッケイ
François/ミカエル・グアン
Isabelle Fortier/ミリア・コルベイ=ゴーブロー

彼女の顧客がperfectと絶賛するのに納得できるくらい美しいbody。
そしてその肉体と欲望を持て余している。
あんな美しい四肢を持って生まれても、更に文才が有っても幸せじゃないなんて人生って何て皮肉なんだろう。

奔放の様で蝕まれて行く精神の危うさ。
彼女を危うくしたのは、どっちの職業なんだろう。
どちらの職業も、自分を細切れにして売っているよう。
一方は、肉体を。もう一方は精神を。
先方は分からないけれど、作家は、あまり自分の私生活を晒し出し過ぎない方が精神安定上は良いのかもしれないですね。
何にせよ、才能が惜しい。


『ゴッホ〜最期の手紙〜(原題 LOVING VINCENT)』

製作年 2017年
製作国 イギリス=ポーランド
配給 パルコ
監督/脚本/ドロタ・コビエラ 、 ヒュー・ウェルチマン
キャスト
Armand Roulin/ダグラス・ブース
Vincent Van Gogh/ロベルト・グラチーク
Adeline Ravoux/エレノア・トムリンソン
Dr. Gachet/ジェローム・フリン
Marguerite Gachet/シアーシャ・ローナン
Postman Roulin/クリス・オダウド
Pere Tanguy/ジョン・セッションズ
Boatman/エイダン・ターナー
Louise Chevalier/ヘレン・マックロリー

何より、この手法が凄いよ!
ゴッホの絵が動いて物語を作っている・・・としか思えない。
俳優の顔でもあるんだけど、何処かで見た絵そのものでもある。

父が絵画好きだったから、我家はいつも絵画の複写を飾っていて、その中にゴッホの絵も有って。
途中、凄く良く見た事有る景色!と思いました。
子供時代にウチのリビングに長く飾られていた絵だ‥
その位、世間に認知されている。
もっと生きて、自分の作品が評価されるのを感じて欲しかった・・

世間に色々言われ、無残な最期だったけど、彼を知る旅はとても意味ある物だった。
父が息子に手紙を託したのは、そんな意図が有ったのかもね。

先頭 表紙

2017-11-07 グッド・タイム (原題 GOOD TIME)  アンダー・ハー・マウス (原題 BELOW HER MOUTH)

『グッド・タイム (原題 GOOD TIME)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ファインフィルムズ
監督 ジョシュ・サフディ 、 ベニー・サフディ
脚本 ロナルド・ブロンスタイン 、 ジョシュ・サフディ
キャスト
コニー・ニカス ロバート・パティンソン
ニック・ニカス ベニー・サフディ
コーリー ジェニファー・ジェイソン・リー

どうしようもない底辺を生きている。
だけど弟の事は、本当に大切に思っていたんだと思う。
2人で生きて行きたかったのよね。
他の事には凄くいい加減で、出鱈目でも。

計画性が無く行動するので、次に何が起こるか全く分からない。
どんどん悪い方に転がっている気だけはする。

最低だけど、憎めない兄。

生き辛い、知的障害が有る弟。

ラスト、茫然としながらゲームに参加する彼の心の内が、ゲームを通して見えてくる。
それが切ない。哀しい。


『アンダー・ハー・マウス (原題 BELOW HER MOUTH)』

製作年 2016年
製作国 カナダ
配給 シンカ
監督/エイプリル・マレン
脚本/ステファニー・ファブリッツィ
キャスト
Dallas/エリカ・リンダー
Jasmine/ナタリー・クリル
Rile/セバスチャン・ピゴット

愛の前に人は無力だと思う。唯一の手段は、時間だ。
時が解決してくれることを信じて身をゆだねるしかない事もある。
ライルは急ぐべきじゃ無かった。本当に取り戻したいのなら。
あの家を出て、遠くへ行くべきだった。
彼女は戻ろうとしていたのだし。

フィアンセが、女性と浮気している現場に出くわした彼の気持ちは想像出来ない。
ちょっとキャパオーバーな事態だと思う。
幸福を疑いもして無かっただろうし。
だけど刺激的な彼女たちの関係を目にして、彼女を取り戻すには、彼の行動や対応は退屈すぎる。
魅力も色あせて見える。
激しい愛に対抗できないのは目に見えていた。

冒頭で、彼の指に彼女が塗ったネイルは、伏線だったのか‥

ただ、彼の収入や、彼女のキャリアが、綺麗過ぎてリアリティに欠ける。

先頭 表紙

2017-11-02 ゲット・アウト (原題 GET OUT)  アトミック・ブロンド(原題 ATOMIC BLONDE)

『ゲット・アウト (原題 GET OUT)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督/脚本/ジョーダン・ピール
キャスト
クリス・ワシントン/ダニエル・カルーヤ
ローズ・アーミテージ/アリソン・ウィリアムズ
ディーン・アーミテージ/ブラッドリー・ウィットフォード
ジェレミー・アーミテージ/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ミッシー・アーミテージ/キャサリン・キーナー


あ〜黒人好きの私には色々と複雑・・

マッドサイエンスでした。
催眠術にかけられ、従順にされ、オークションで売られて行く・・のかと思ったら、そんな可愛い物じゃ無かった。

そりゃあ、私だって欲しいですよ。黒人の身体能力とか、音感とか、声量とか。
でも無いから憧れるんですよ。あの美しさに。
白人の彼女の両親に会うことに臆する。社会的に成功していても尚。
そんな彼の姿が悲しい。

そして思いがけない人の活躍。


『アトミック・ブロンド(原題 ATOMIC BLONDE)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
監督/デヴィッド・リーチ
原作/アントニー・ジョンソン 、 サム・ハート
脚本/カート・ジョンスタッド
キャスト
ロレーン・ブロートン/シャーリーズ・セロン
デヴィッド・バーシヴァル/ジェームズ・マカヴォイ
スパイグラス/エディ・マーサン
エメット・カーツフェルド/ジョン・グッドマン
エリック・グレイ/トビー・ジョーンズ
C/ジェームズ・フォークナー
デルフィーヌ・ラサール/ソフィア・ブテラ
メルケル/ビル・スカルスガルド

クールなCharlize Theronが格好良い♪そこを楽しむ映画。
凄くスマートだけど、戦って腕は打ち身だらけだし、美しい顔もぼこぼこ。
でもチャーミングなフランス人美女はべらせて休憩している姿は凄く男前!

彼女の淡々と回想を語る姿と、混沌としたベルリンが凄く対照的。
James McAvoyは最近特にこういうだらしなく強かな男役が多いなぁ。似合いますけど。

Bill Skarsgårdもますます活躍して欲しい。父Stellan Skarsgård、兄Alexander Skarsgårdのように。

先頭 表紙

2017-11-01 静かなふたり (原題 DRÔLES D'OISEAUX) はじまりの街 (原題 LA VITA POSSIBILE)

『静かなふたり (原題 DRÔLES D'OISEAUX)』

製作年 2017年
製作国 フランス
配給 コピアポア・フィルム
監督/エリーズ・ジラール
脚本/エリーズ・ジラール 、 アンヌ=ルイーセ・トリヴィディク
キャスト
Viviane Dolmane, dite Mavie/ロリータ・シャマ
Georges/ジャン・ソレル
Félicia/ヴィルジニー・ルドワイヤン

パリは、建物やカフェの内装一つとっても、シンプルなのに、存在するだけでオシャレよね。
雑然とした古書店も例外じゃない。

古書店を隠れ蓑にする事にも疲れた訳有りの老店主と、少しずつ居心地の良い整理された空間へと労力を惜しまないマヴィの、噛み合いようの無誘うな生活が噛み合って居る不思議。
あの出会いと生活はちょっと羨ましいな。

マヴィが精神安定の為に創作を書き留めるから、空想なのか現実なのか解らなくなる。
だけど、確かに有った心の交流なんだろうな。
静かに。親密に。

で、ショックなのが、核反対デモをする人たちが出てくるのですが、放射能入り福島産ポテトを売るというパフォーマンスをしていた。
世界で放射能といえば、もうチェルノブイリじゃ無いんですよ。
起きてしまったことは仕方ない。
歴史上問われるのは、その後日本がどう行動したか…では無いでしょうか。
語り継がれるんですよ。汚点となるか、美談にするか。
出来る事なら、ハラハラしながらキュンとして、前向きに、見た人に勇気を与えて背中を押してくれるような、日本の物語を未来の人達に残したいですよね。


『はじまりの街 (原題 LA VITA POSSIBILE)』

製作年 2016年
製作国 イタリア
配給 クレストインターナショナル
監督 イヴァーノ・デ・マッテオ
脚本 ヴァレンティーナ・フェルラン 、 イヴァーノ・デ・マッテオ
キャスト
アンナ/マルゲリータ・ブイ
カルラ/ヴァレリア・ゴリーノ
ヴァレリオ/アンドレア・ピットリーノ
Mathieu/ブリュノ・ト デスキーニ

ついかっとなって・・とか、謝りたい・・って言葉で、無かった事になる程、妻への暴力を簡単な事と考えているのは世界共通?
日本でも「別れることも出来るけど、今みたいな生活出来なくなるよ」って通報でやって来た警官に脅されるくらいに、泣き寝入りするしかないのが現実なのよ。特に子供が居たら。
接近禁止令って、本当に意味ないもんねぇ・・

逃げ出せた彼女は幸運だった。親元じゃない逃げ場が有ったからね。

それでも、つい、逃げ出した自分が悪いんじゃないか‥我慢出来ない自分の我儘で子供が・・って思ってしまう。
結婚は、女が失う物多過ぎなのよね‥特に出産を伴うと。

思春期だから反抗もするけど、分かってくれているヴァレリオが良いですね。
無垢で。
色々体験したけど、大人の友達もいるけど、やっぱりまだ友達とサッカーがしたい所が可愛い。
友達に誘いで息子がサッカーしに飛び出して行くのを、そわそわハラハラワクワクしながら見送る母親たち二人も凄く可愛い。


カルラ、良い人だな〜突然の子連れの親友を受け入れてくれて。
言いたい事をズバッと言ってくれるし。
寂しいって泣いてくれるし。
こんな良い親友、羨ましい。

先頭 表紙

2017-11-01 2017年10月にスクリーンで観た映画

2017年10月にスクリーンで観た映画

今月は18本です。


 ポリーナ、私を踊る (原題POLINA, DANSER SA VIE)
 ブレードランナー 2049 (原題BLADE RUNNER 2049)
○女神の見えざる手(原題MISS SLOANE)
 婚約者の友人(原題FRANTZ)
○動くな、死ね、甦れ!(原題 ZAMRI OUMI VOSKRESNI!/ЗАМСИ-УМРИ-ВОКРЕСНИ!)
 ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ(原題The Price of Desire)
 バリー・シール/アメリカをはめた男 (原題BARRY SEAL)
 猿の惑星:聖戦記グレート・ウォー (原題 WAR FOR THE PLANET OF THE APES)
 ナミヤ雑貨店の奇蹟
 エタニティ 永遠の花たちへ(原題ÉTERNITÉ)
○さよなら、ぼくのモンスター(原題CLOSET MONSTER)
○ブラッド・スローン(原題Shot Caller)
○ドリーム(原題 HIDDEN FIGURES)
○スイス・アーミー・マン(原題 SWISS ARMY MAN)
○オン・ザ・ミルキー・ロード(原題 ON THE MILKY ROAD)
 汚れたダイヤモンド(原題 DIAMANT NOIR)
◎ブルーム・オブ・イエスタディ(原題 DIE BLUMEN VON GESTERN)
 ヴェンジェンス(原題 VENGEANCE: A LOVE STORY)

前職場今一番忙しい時期なので、その応援で佳境なんです。それに加え、新しい仕事も受けているから。
この二か月は色々諦めて頑張らないとだなぁ。

先頭 表紙

2017-11-01 ポリーナ、私を踊る (原題POLINA, DANSER SA VIE)  ブレードランナー 2049 (原題BLADE RUNNER 2049)

『ポリーナ、私を踊る (原題POLINA, DANSER SA VIE)』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 ポニーキャニオン
監督/アンジュラン・プレルジョカージュ 、 ヴァレリー・ミュラー
キャスト
ポリーナ/アナスタシア・シェフツォワ
アドリアン/ニールス・シュナイダー
リリア・エルサジ/ジュリエット・ビノシュ
カール/ジェレミー・ベランガール
ボジンスキー/アレクセイ・グシュコフ

印象的なのは、ボリショイバレエ団に合格する位の実力を持ち、真摯に打ち込んできたポリーナが、若者たちのストリートダンスを前に私何てダメよ・・・と臆する所。
ずっとストイックに生きて来て、挫折し堕ちた‥と言える状態の中で、それを全部取り込んでダンスの振り付けに仕上げてしまう才能。
少女の頃から一目置かれていたのよね。厳しくされたのは、期待されていたからよね

古典的なバレエは昔から良く見に連れて行かれていたけど、詳しくは無いので、コンテンポラリーダンスの立ち位置が分からないけれど、知り合いの米国人ミュージカルダンサーから、あんな感じのダンスをしている動画を延々と見せられたことが有る。
アレもそうなのかな。

最初バレエを踊りながらポリーナはずっと仏頂面だった。
帰り道自由に踊っていた時の楽しそうな笑顔は、ダンス中には決して見せなかった。
だけど、振り付けを作り上げていく作業中は、とても楽しそうで、幸せそうだったわ。

『ブレードランナー 2049 (原題BLADE RUNNER 2049)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト
Rick Deckard/ハリソン・フォード
Officer K/ライアン・ゴズリング
Lt. Joshi/ロビン・ライト
Joi/アナ・デ・アルマス
Luv/シルヴィア・フークス

前作は1982年に公開されたそうです。
元は2019年の未来のお話。ドラえもんと一緒で、時代が設定に追い付いちゃいますよね。
そして、今回はそれから更に30年後の世界だそう。
地球はほぼ生物が消滅しています。
そんな未来を予見して居ながら、何も変えずに突き進んでいるのが人間の弱さですね。

映像の理想の彼女と暮らしているあたり、リアルな女性苦手な一部の男性陣にはたまらない未来ですね。

そんな訳で、全作見ていたとしても遠い過去過ぎて記憶が曖昧なのではないでしょうか。
恐らく、見返した方が、!!ってなる場面が多々あるのではないでしょうか。
でも、忘れていても、初見でも、これだけでも楽しめるように出来ていると思います

誕生シーンとか、凄くリアルで気味悪いですね。
哀しい生命体だわ。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)