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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2017-08-01 2017年7月にスクリーンで見た映画
2017-07-28 シークレット・オブ・ハロウィン(原題 BOYS IN THE TREES) と 偽りの忠誠 ナチスが愛した女(原題 THE EXCEPTION)
2017-07-27 タンナTanna と サイバー・リベンジャー(原題 I.T.)
2017-07-27 キング・ホステージ(原題 ARSENAL) と ダイ・ビューティフル(原題 Die Beautiful) と バーニー・トムソンの殺人日記(原題 THE LEGEND OF BARNEY THOMSON)
2017-07-25 ハンズ・オブ・ストーン(原題 HANDS OF STONE) と 君はひとりじゃない(原題 CIALO) と フィアー・インク(原題 FEAR, INC.)
2017-07-22 コードネーム:ストラットン(原題 STRATTON) と アメリカン・バーニング(原題 AMERICAN PASTORAL)
2017-07-20 ウーナ(原題 UNA) と ハートストーン(原題 HJARTASTEINN)
2017-07-18 ヒトラーへの285枚の葉書(原題 JEDER STIRBT FÜR SICH ALLEIN)
2017-07-12 コンビニ・ウォーズ〜バイトJK VS ミニナチ軍団〜(原題 YOGA HOSERS)
2017-07-11 ボンジュール、アン(原題 PARIS CAN WAIT)


2017-08-01 2017年7月にスクリーンで見た映画

2017年7月にスクリーンで見た映画
20本でした。

シークレット・オブ・ハロウィン(原題 BOYS IN THE TREES)
偽りの忠誠 ナチスが愛した女(原題 THE EXCEPTION)
タンナTanna
サイバー・リベンジャー(原題 I.T.)
キング・ホステージ(原題 ARSENAL)
ダイ・ビューティフル(原題 Die Beautiful)
バーニー・トムソンの殺人日記(原題 THE LEGEND OF BARNEY THOMSON)
ハンズ・オブ・ストーン(原題 HANDS OF STONE)
君はひとりじゃない(原題 CIALO)
フィアー・インク(原題 FEAR, INC.)
コードネーム:ストラットン(原題 STRATTON)
アメリカン・バーニング(原題 AMERICAN PASTORAL)
ウーナ(原題 UNA)
ハートストーン(原題 HJARTASTEINN)
ヒトラーへの285枚の葉書(原題 JEDER STIRBT FÜR SICH ALLEIN)
コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(原題 YOGA HOSERS)
ボンジュール、アン(原題 PARIS CAN WAIT)
ジョン・ウィック:チャプター2(原題 JOHN WICK: CHAPTER 2)
しあわせな人生の選択(原題 TRUMAN)
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(原題 PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MEN TELL NO TALES)

毎月頑張ってスケジュール立てるのに、それでも見こぼす映画が出てくるのよね‥
勿体無い。
今月は帰郷したし、仕方ないか…?ライブは三回しか行ってない・・

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2017-07-28 シークレット・オブ・ハロウィン(原題 BOYS IN THE TREES) と 偽りの忠誠 ナチスが愛した女(原題 THE EXCEPTION)

『シークレット・オブ・ハロウィン(原題 BOYS IN THE TREES) 』

製作年 2016年
製作国 オーストラリア
配給 カルチュア・パブリッシャーズ
監督 ニコラス・ヴァーソ
キャスト
Corey /トビー・ウォレス
Jonah /ガリヴァー・マクグラス

これって、ダークファンタジー?ホラー?

兎に角、日本ではtrick or treatと、可愛らしい可能イベントとして認識されているような気がしますけど、相当リアルでグロいイベントですよね。

思い思いの仮装で街に繰り出す人たち。
お菓子が欲しい子供たち。悪戯したい大きな子供たち。

摩訶不思議な雰囲気と、仮面のせいか、過去へのお思いが甦り、本音がこぼれ落ちて行く。
なりたくない、嫌な人間になって行く自分。
持て余した思いのやり場を求める思春期。
いつまでも子供じゃいられない、彼らの子供時代との決別の夜。残酷でもどかしいけど、何故か優しい。

喧嘩して、非難して、酷い奴だと思っていたけど、上辺だけの付き合いだと思っていたけど、それでも友達だった。
哀しいけど、ズルいけど、ちょっと感動した。


『偽りの忠誠 ナチスが愛した女(原題 THE EXCEPTION)』

製作年 2016年
製作国 イギリス=アメリカ
配給 クロックワークス
監督 デヴィッド・ルヴォー
脚本 サイモン・バーク
キャスト
Mieke de Jong /リリー・ジェームズ
Capt. Stefan Brandt /ジェイ・コートニー
Kaiser Wilhelm II /クリストファー・プラマー
Heinrich Himmler /エディ・マーサン
Col. Sigurd von Ilsemann /ベン・ダニエルズ
Princess Hermine/ ジャネット・マクティア

戦争下とは言え、あんな出会い方をして女が恋に落ちるかしら?
勿論、作戦としては有効だろうけど。

ナチスドイツの政権下に有ったドイツの良心。
本来のドイツ人の性質・・なのかな。
この先ドイツが進んで行く道を思うととても複雑です。

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2017-07-27 タンナTanna と サイバー・リベンジャー(原題 I.T.)

『タンナTanna』

製作年 2015年
製作国 オーストラリア=バヌアツ
配給 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
監督 ベントレー・ディーン 、 マーティン・バトラー
キャスト
Dain /ムンガウ・ダイン
Wawa /マリエ・ワワ
Selin /マルセリン・ロフィト
Chief Charlie/ チーフ・チャーリー・カーラ

コレは凄い映画です。
ドキュメンタリーのように思えるのは、出演者がほぼ原住民で、自分の日常を演じているから。
自然が壮大。生活がリアル。

伝統と慣習を重んじて、母なる山の下、島で原始生活をしている彼らは、生活を守り生き残って行くために、復讐より許す事を選ぶ。
そのメッセージ性は大きい。

私は原住民文化が好きなので、凄く興味深かった。
凄く素朴で、単純な生活。思いを歌にし披露し、踊って祈る。
皆で喜び、皆で悲しむ。子供たちは部族皆の子。

恋愛結婚と、政略結婚のどちらが幸せか何か解らない。相手にも依るだろうし。
私は愛が永遠だとは思って居ないし。

でも、引き裂かれる恋人は辛いよね。若者たちを守る為の、大きな変化ね。


『サイバー・リベンジャー(原題 I.T.) 』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ツイン
監督 ジョン・ムーア
キャスト
Mike Regan /ピアース・ブロスナン
Rose Regan /アンナ・フリエル
Kaitlyn Regan /ステファニー・スコット
Ed Porter/ ジェームズ・フレッシュビル

甘いですよ!狙われる要素が沢山有る身でありながら、あんなに簡単に自宅のネットワーク任せちゃ駄目でしょ。
危機管理が甘過ぎ・・
私達誰もがその脅威に晒されている訳ですけどね。
お金もコネも無かったらあんな手も打てないし‥怖い怖い。

そして掃除屋さんの仕事っぷりは頼もしいですね。

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2017-07-27 キング・ホステージ(原題 ARSENAL) と ダイ・ビューティフル(原題 Die Beautiful) と バーニー・トムソンの殺人日記(原題 THE LEGEND OF BARNEY THOMSON)

『キング・ホステージ(原題 ARSENAL) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 AMGエンタテインメント
監督 スティーヴン・C・ミラー
脚本 ジェーソン・モスバーグ
キャスト

JP/ エイドリアン・グレニアー
Mikey/ ジョナサン・シェック
Eddie King/ ニコラス・ケイジ
Sal /ジョン・キューザック
Lizzie /リディア・ハル
Buddy King/ クリストファー・コッポラ

マイキーとj・pの兄弟の絆がテーマの映画なのですけどね、PRにNicolas Cageを前面に押し出し過ぎですよね。
確かにクレイジーで面妖なチンピラの頭でしたけど。
次に推しているのがサル刑事役のJohn Cusack・・・どちらもメインじゃないですからね?
兄弟の複雑な関係・・・
弟を悪の道から遠ざける為に全てを被ってチンピラになった兄と、兄に守られ、自由に生き成功した弟の兄への言葉に出来ない信頼。
それは凄く良かったです。色々甘いけど。


『ダイ・ビューティフル(原題 Die Beautiful) 』

製作年 2016年
製作国 フィリピン
配給 ココロヲ・動かす・映画社◯
監督 ジュン・ロブレス・ラナ
脚本 ロディ・ベラ
キャスト
Trisha /パオロ・バレステロス
Barbs /クリスチャン・バブレス

コレは、素敵でした。

トランスジェンダーだからこそ、誰よりも美しくあろうとしたトリシャ・エチェバリアの悲しい生き様。
そしてずっとそばに入れ、支えてきた親友バーブスのトリシャの死に化粧を施すと言う晴れ舞台。
元も整って居るとは言え、凄い完成度。
死んだ後の願いを叶えてくれる仲間がいる幸せ。

幸せを諦めているような劣等感。辛い過去。親との決別。
それでも純粋で居続けた、とても魅力的な女性ね。
哀しくて、優しくて、愛おしい映画です。


『バーニー・トムソンの殺人日記(原題 THE LEGEND OF BARNEY THOMSON) 』

製作年 2015年
製作国 カナダ=イギリス=アメリカ
配給 彩プロ
監督 ロバート・カーライル
脚本 リチャード・コーワン 、 コリン・マクラレン
キャスト
Barney /ロバート・カーライル
Cemolina /エマ・トンプソン
Holdall /レイ・ウィンストン
James Henderson /ジェームズ・コスモ
Chief Superintendent McManaman /トム・コートネイ
Detective Inspector June Robertson /アシュレー・ジェンセン
Chris /マーティン・コムストン

連続殺人。バラバラ死体・・と、凄くグロいのに、グロいと感じさせないブラックコメディの手腕。

嫌な奴の筈のバーニー・トムソンすら憎めない。
そしてちゃんと伏線が繋がる作りは上手い。

色々有りますが、結果、バーニー・トムソンはラッキーマンなのです。

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2017-07-25 ハンズ・オブ・ストーン(原題 HANDS OF STONE) と 君はひとりじゃない(原題 CIALO) と フィアー・インク(原題 FEAR, INC.)

『ハンズ・オブ・ストーン(原題 HANDS OF STONE) 』

製作年 2016年
製作国 パナマ=アメリカ
配給 カルチュア・エンタテインメント
監督 ジョナサン・ヤクボウィッツ
キャスト
Roberto Durán /エドガー・ラミレス
Ray Arcel/ ロバート・デ・ニーロ
Sugar Ray Leonard /アッシャー・レイモンド

実在の石の拳と呼ばれた強打を持つパナマの伝説的ボクサー、ロベルト・デュランの伝記物です。
英語以外の言語を早口に話すEdgar Ramirezがドミノの時から大好きです。
このロベルトの背伸びしている感、好きです。
試合中にコーナーで見せる、優位でも気弱そうな表情も。

アメリカに対する劣等感や嫌悪感。勝利への拘り。
それは多分、黒人選手のシュガーの方も差別や偏見を受けて来なかった訳じゃないと思うけど、そして生み出した先方なんだろうけど、イライラするわ〜あの再選の戦法で来られたら。
勝負はリングの上だけじゃなくて、その前から始まっていて、拳だけじゃなくて、態度や発言や国旗や色々な所で心理戦が行われていて、冷静で居る事、闘志を燃やし続けることの難しさを感じました。

だけど、終わって月日が経ったらいい理解者になる。ライバルだからこそのその感覚は良いですよね。


『君はひとりじゃない(原題 CIALO)』

製作年 2015年
製作国 ポーランド
配給 シンカ
監督 マルゴスカ・ズモウスカ
脚本 マルゴスカ・ズモウスカ 、 ミハウ・エングレルト
キャスト
Attorney /ヤヌーシュ・ガヨス
オルガ /ユスティナ・スワラ
アナ /マヤ・オスタシェフスカ

首つり自殺は発見者のトラウマになるので、止めて欲しい。身内が発見者の場合は特に、救いようがない。
娘のオルガは、母の死で摂食障害になったけど、パパも大量の胡椒の味で食べ物を飲み込む・・と言う行為は、心因が有りそうですよね。
職業柄、死に何も感じないのは楽ではあるでしょうけど。
アナの治療がどこまで真実なのか‥
本当に、返事が来るなら、私も紙とペンを入れておくわ。・・・と思うけど。
ただ、身内の死で霊感が芽生えるってのは分かるんだな。
彼女の能力が本物かどうかは兎も角、誰よりも失った相手への喪失感や思い出を共有できる相手と、ちゃんと向き合う時間を持てたのは凄く良い治療よね。

病的でいて優しい。ハードで不思議で素朴な良い映画でした。

『フィアー・インク(原題 FEAR, INC.)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ブロードメディア・スタジオ
監督 ヴィンセント・マッシェル
脚本 ルーク・バーネット
キャスト
Joe Foster /ルーカス・ネフ
Lindsey Gains /ケイトリン・ステイシー
Ben Davidson /クリス・マークエット
Ashleigh Davidson /ステファニー・ドレイク



ホラー映画の定番・・って確かに有るから、マニアだったらワクワクするだろうって言うのは凄く解る。
プロフェッショナル過ぎて、怖いわ。
本当に、ああ言うトラブル起きても不思議じゃないでしょう。

ファンタジーだったら、味わってみたいかも。あれだけ周到ならね。

とりあえず、ホラーマニアの友人は要らないと思った。

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2017-07-22 コードネーム:ストラットン(原題 STRATTON) と アメリカン・バーニング(原題 AMERICAN PASTORAL)

『コードネーム:ストラットン(原題 STRATTON) 』

製作年 2016年
製作国 イギリス
配給 彩プロ
監督 サイモン・ウェスト
キャスト
John Stratton /ドミニク・クーパー
Grigory Barovsky /トーマス・クレッチマン
Cummings /トム・フェルトン
Sumner /コニー・ニールセン
Ross /デレク・ジャコビ

言葉で表現するのは難しいのですが、ヨーロッパ映画のカーアクションや銃撃戦は、ハリウッドとはちょっと違う。
同じクラッシュでも、大味で骨太な感じがしない。音響の使い方なのかな・・

色々な事実が後から小出しにされるのは、そうだったのか!って思うより、取って付けたように感じられてちょっと・・だったな。
少しずつ匂わせて置いてくれたら良かったのかもしれないけど。
マルフォイ以来悪役のイメージが拭えないTom Feltonは、そう言う感じ・・?と思って居たら、最後に裏切られて可哀想だったけど、良かったわ。


『アメリカン・バーニング(原題 AMERICAN PASTORAL)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ツイン
監督 ユアン・マクレガー
脚本 ジョン・ロマーノ
原作 フィリップ・ロス
キャスト
Swede Levov /ユアン・マクレガー
Dawn Levov/ ジェニファー・コネリー
Merry Levov /ダコタ・ファニング
Nathan Zuckerman /デヴィッド・ストラザーン

高校のヒーローヒロインだった両親には、多感で繊細な娘の心に芽生えた思いに上手く対応することが出来なかったのかな・・
何処から間違えたんだ?の問いが心に響きます。
子育てに答えは無いし、全てに干渉することは出来ない。
子供の事を誰よりも知って居る気持ちでいるけど、子どもはそれを裏切りたいもの。
ある日突きつけられる問題に、うん、やっぱり同じように対応するよね。
信じ、心配し、途方に暮れる。
誰かが余計な事をしなければ・・もっと早く救いでせていれば。

悲しい事に本当によく聞く、そうなるよね‥と言う悲惨な経験を経て、行く着いた先は無なんだよね。
自分を自分で許さない。許したらむしろ惨めになるから。
そして、やっぱり消えるよね‥

辛い辛い映画でした。

最近はElle Fanningの出演作が目立ちますが、やっぱりDakotaも凄い。
壊れてからの演技が特に。凄い姉妹だわ。

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2017-07-20 ウーナ(原題 UNA) と ハートストーン(原題 HJARTASTEINN)

『ウーナ(原題 UNA) 』

製作年 2016年
製作国 イギリス=アメリカ=カナダ
配給 「ウーナ」上映委員会
監督 ベネディクト・アンドリュース
脚本 デヴィッド・ハロワー
キャスト
Una/ ルーニー・マーラ
Ray /ベン・メンデルソン
Scott /リズ・アーメッド
Young Una /ルビー・ストークス
Mark /トビアス・メンジーズ

Rooney Maraが可愛い。そして、怖い。
まっすぐに見つめられたら、逃げられない気がする。

13歳でも愛は愛。13歳だからこそ真剣。
自分は被害者だったのか‥あれは愛じゃ無かったのか‥かけがえのない物を失ったのではないか‥
自分が幼くて間違ったのだとは思いたくない。間違えたのは周囲だ。と言う思いを抱え行き場を無くして生きて来たのね。

相手はさっさと割り切って新生活を始めているのに。
許せない。無かった事にさせない。自分は特別だったと思いたい。そして今も‥
そう言う執着。
魅力的だからこそ、怖い。

だけど醒めるのは一瞬。
自分が特別じゃ無かったと知ったら、それで終わり。傷付ける価値も無い。
女は怖い。そして強い。

今後ちゃんとした恋が出来たら良いねぇ・・と思わずにはいられない。


『ハートストーン(原題 HJARTASTEINN)』

製作年 2016年
製作国 アイスランド=デンマーク
配給 マジックアワー
監督/脚本 グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン
キャスト
ソール /バルドル・エイナルソン
クリスティアン/ ブラーイル・ヒンリクソン
フルダ(ソールの母)/ ニーナ・ドッグ・フィリップスドッティル
ベータ/ ディルヤゥ・ワルスドッティル
ハンナ /カトラ・ニャルスドッティル
ラケル /ヨゥニナ・ソールディス・カルスドッティル

子供のままでは居られない。成長するにつれ許されていた事が許されなくなってくる。
ただ、一緒にいて、楽しくて、一番大切な相手だったのに・・
違う感情が芽生えて来るのは、なんて不自由なんだろう。
皆で、無邪気に魚を釣って、得意げに帰ったほんのちょっと前の事が遠い昔に思える位、彼らは日々成長し変わって行くのね。
そんな思春期の変化、周囲への苛立ち、親友と、初恋と、美しいけれど不自由な湿地帯の田舎の生活と共に複雑な思いで眺める。
何処か幻想的で、知っている感情。

全員が知り合いで、助け合って・・は凄く良い環境ではあるけれど、凄く不自由。田舎独特の息苦しさが生まれる。はみ出しちゃいけないって言う。
言えないよね‥ゲイだとは。何より一番大事な人に迷惑をかける。嫌われる。それは怖いもの。
常に偽り支え助ける姿が健気で。

良いんだよ。ゲイだって。大好きな人がゲイだと解ったら、私は友達になりたいよ。
だってその人が大好きなんだから。友達としても大好きだよ。
実際私の知っているゲイの人たちはとても素敵な人たちだ。
あ。一人、彼は僕だけのものだから・・アピールの激しい人もいるけど。

大人になって救われる道が見つかると良いなぁ‥

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2017-07-18 ヒトラーへの285枚の葉書(原題 JEDER STIRBT FÜR SICH ALLEIN)

『ヒトラーへの285枚の葉書(原題 JEDER STIRBT FÜR SICH ALLEIN) 』

製作年 2016年
製作国 ドイツ=フランス=イギリス
配給 アルバトロス・フィルム(提供:ニューセレクト)
監督 /脚本 ヴァンサン・ペレーズ
原作 ハンス・ファラダ
キャスト
Anna Quangel /エマ・トンプソン
Otto Quangel /ブレンダン・グリーソン
Escherich /ダニエル・ブリュール
SS Officer Prall /ミカエル・パーシュブラント
Frau Rosenthal / モニーク・ショメット

ナチス政権を扱う作品としては、凄く地味かもしれない。
沢山のユダヤ人への酷い虐殺が出てくるわけではない。
だけど、たった一人のユダヤ人の死が、平凡な夫婦がヒトラーに向けて始めた地味な戦いが、切なくて、リアルに沁みこんでくる良作です。
ちょっと前まで親しい隣人で、お菓子をくれる近所の優しい老女を、何の疑いも無く迫害し尊厳を奪う。
幼い頃のキラキラした思い出と共にある良心と、政権が植えつけた価値観とを天秤に掛ける?
揺らがない筈はない。彼は動揺した。
だけど老婆は、帰らぬ人を待つことに絶望もし、自分の尊厳を守るためにも道を選んだのね。

戦争だもの。被害に有ったのはユダヤ人だけじゃない。
戦地に行った誰かの大切な子供、親、愛する人、その人も、それを失った人もまた被害者で・・
祖国が、間違った方へ向かって怪物のように変貌し、突き包んで行く様を、正常な人たちはどう感じ、どう動いていたのか。
その絶望が、ひしひしと伝わってくる。

きっと当時、こういう人たちが沢山居たのだ。ドイツにも、日本にも。

先頭 表紙

2017-07-12 コンビニ・ウォーズ〜バイトJK VS ミニナチ軍団〜(原題 YOGA HOSERS)

『コンビニ・ウォーズ〜バイトJK VS ミニナチ軍団〜(原題 YOGA HOSERS) 』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 パルコ=ハピネット
監督 /脚本 ケヴィン・スミス
キャスト
コリーン・C リリー=ローズ・デップ
コリーン・M ハーレイ・クイン・スミス
ギー・ラポワント ジョニー・デップ
ヨギ・ベヤー ジャスティン・ロング
エイドリアン・アルカン ハーレイ・ジョエル・オスメント

Kevin Smith監督の手腕?娘二人以外にも実は凄い出演陣。
親ばか(良い意味で)の最高峰はWill Smithファミリーだと思っていたけど、Johnny Deppファミリー負けてないわ‥
家族(?)四人総出演ですもの。
内容はB級以下の映画の隠れた面白い作品・・として発掘されそうな内容。

可愛いって自覚のある女子高生って無敵でしょ。
きぃ〜ってなる体育教師やウンザリスルーしたい校長の気持ちも解る。
で、護身用ナイフを持たせるママや、パーティーよりもバイト!って強引にシフトを入れる店長の一見ネタ的な行為が、実は正解だった…って言うのは娘たちに対するパパである監督からのメッセージ?って深読みしちゃうけど、そんな保守的な監督じゃないか?

あ、でもああいう役をこなせるJohnny Deppは流石です。

先頭 表紙

2017-07-11 ボンジュール、アン(原題 PARIS CAN WAIT)

『ボンジュール、アン(原題 PARIS CAN WAIT) 』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
監督 /脚本 エレノア・コッポラ
キャスト
アン・ロックウッド /ダイアン・レイン
ジャック・クレマン /アルノー・ヴィアール
マイケル・ロックウッド /アレック・ボールドウィン
マルティン /エリーズ・ティエルローイ
キャロル /エロディ・ナヴァール

いや〜フランス男ですね〜
奔放で口説き上手。上手いなぁ‥
そんな男性と二人の旅に妻を出したことをひたすら心配し後悔する夫の、相手はフランス人だぞ!と繰り返す感覚が、偏見なのかもだけど、凄く解る。
アメリカ人は日本人からしたらすごく自由な気がするけど、それ以上にイタリアとかフランスとかは自由で個性的。特に恋愛に関して。

それに追い打ちをかけるようにコート・ダジュールの美しい景色や遺跡。美味し料理。魅力的過ぎる旅よ。
誰だってしてみたいわよね。
そして、甘い言葉をささやきながらも一応踏み込んでこないし。

だけど、最後の最後の自分への約束・・はズルいな。
女心をくすぐる事にかけては、フランス人には誰も敵わないんじゃないかな。
それに惚れるかどうかは別問題ですけどね。

自分の価値を、魅力を取り戻せる旅。
皆込んだ旅を一度はしてみたいですよね。私はしてみたい。

先頭 表紙


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