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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2017-06-08 ブラッド・ファーザー(原題 BLOOD FATHER)  と ザ・ダンサー(原題 LA DANSEUSE)
2017-06-04 20センチュリー・ウーマン  と (原題 20TH CENTURY WOMEN)光をくれた人(原題THE LIGHT BETWEEN OCEANS)  と LOGAN/ローガン(原題 LOGAN) 
2017-06-01 夜に生きる(原題 LIVE BY NIGHT) と  オリーブの樹は呼んでいる(原題 EL OLIVO)
2017-06-01 2017年7月にスクリーンで見た映画
2017-06-01 Viva!公務員(原題 QUO VADO?) と 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT)
2017-05-19 メッセージ(原題 ARRIVAL)
2017-05-18 パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER) と  バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)
2017-05-16 ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS) と スプリット(原題 SPLIT)
2017-05-15 マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA) と ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2)
2017-05-11 フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE)  と 人生タクシー(原題 تاکسی‎‎)


2017-06-08 ブラッド・ファーザー(原題 BLOOD FATHER)  と ザ・ダンサー(原題 LA DANSEUSE)

『ブラッド・ファーザー(原題 BLOOD FATHER) 』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 ポニーキャニオン
監督 ジャン=フランソワ・リシェ
脚本 /原作 ピーター・クレイグ
キャスト
Link /メル・ギブソン
Lydia/ エリン・モリアーティ
Jonah /ディエゴ・ルナ
Kirby/ ウィリアム・H・メイシー

個人的にはこの映画、The BeaverのMel GibsonとRUDDERLESSのWilliam H. Macy、Anton Yelchin繋がりの二人が親友役で共演していると言うだけで、泣きそうでした。
Diego Lunaも嬉しいけど♪

娘を守るために奔走する父親物。色々有りますが、バックボーンが中々頼もしい。
メルギブソンは敵に回しちゃいけない感が半端無いですね。
そして、最後の娘の台詞に、娘の居る父親たちは泣くはず。父の日に見たら良いんじゃないかな。

『ザ・ダンサー(原題 LA DANSEUSE) 』

製作年 2016年
製作国 フランス=ベルギー
配給 コムストック・グループ(配給協力:キノフィルムズ)
監督 ステファニー・ディ・ジュースト
脚本 ステファニー・ディ・ジュースト 、 サラ・ティボー 、 トーマス・ビドゲイン
キャスト
ロイ・フラー /ソーコ
イサドラ・ダンカン /リリー=ローズ・デップ
ルイ・ドルセー伯爵 /ギャスパー・ウリエル
ガブリエル /メラニー・ティエリー

凄く綺麗なダンスでした。
それまでの粗野な生活で身に着けた体力と強い心。突き進む姿が格好良い。
そしてそれ以上に努力する姿。
華奢で、可憐で、才能あるダンサーに魅了されながら、自分の道を大切に出来る。
素晴らしい先駆者ですね。
Lily-RoseDeppも素晴らしい存在感。

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2017-06-04 20センチュリー・ウーマン  と (原題 20TH CENTURY WOMEN)光をくれた人(原題THE LIGHT BETWEEN OCEANS)  と LOGAN/ローガン(原題 LOGAN) 

『20センチュリー・ウーマン(原題 20TH CENTURY WOMEN)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド(提供:バップ=ロングライド)
監督 マイク・ミルズ
脚本 マイク・ミルズ
キャスト
ジェイミー/ルーカス・ジェイド・ズマン
ドロシア/アネット・ベニング
ジュリー/エル・ファニング
アビー/グレタ・ガーウィグ
ウィリアム/ビリー・クラダップ

1979年。15歳のジェイミーのほんの一時期。
思春期の息子には伝わらない母親の思い。母親には届かない息子の思い。
関わった人たちのそれぞれの過去を交えながら、その一瞬の生き様を浮き彫りにする。
息子が急速に大人の階段を上ることへの母の戸惑い。
息子の好きな物、好きな世界、それを体感しながら、老いに対しての焦り。
今は、40歳での出産て珍しくないんだろうけど、この頃はかなりの高齢出産なのよね。

そして、ラスト。分かり合えた・・変わった・・と思えたその先。
それぞれのその後を、人生を終えてからの目線で描く。
パンクが廃れる。とか、地球温暖化とか、新たな脅威となる病気とか、ちょっと予知めいた視線でその後の社会現象を物語る。
自分の最期の時。その時の思い。ままならない人生。
でも、終えて、穏やかに残した者たちを見つめられるのは良いな‥


『光をくれた人(原題THE LIGHT BETWEEN OCEANS)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ=オーストラリア=ニュージーランド
配給 ファントム・フィルム (提供:ファントムフィルム=KADOKAWA=朝日新聞社)
監督/脚本 デレク・シアンフランス
原作 M・L・ステッドマン
キャスト
トム・シェアボーン /マイケル・ファスベンダー
イザベル/ アリシア・ヴィキャンデル
ハナ /レイチェル・ワイズ
セプティマス・ポッツ /ブライアン・ブラウン

この映画を見て、ずっとThe Deep End of the Oceanの事を考えていた。
息子を浚われた家族のお話。もっと大きくなって、偶然見つかる。そして取り戻してから、やはり苦悩する。どちらも、家族の愛情に包まれている。だから余計哀しい。

病んでいたんだろうし、その状況から、何処かに居るかもしれない母親の事には考えが及ばなかったのかな・・
やっぱり、お嬢さまなのよね。
そんな妻を守ろうとするトムの気持ちは分からなくはないけど、勝手よね。導く責任が有るのに。
でも、ハナ・ポッツが惹かれ夫に選んだ人が素晴らしい人格者で、もうそれだけで感動した。
勿論彼を選んだハナ自身にも。
それを受け継いだルーシーが立派に育った事でも分かる。
トムとイザベルの事をどう聞いて育ったのか‥が、彼女の態度や言葉からわかる。

『LOGAN/ローガン(原題 LOGAN)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 ジェームズ・マンゴールド 、 スコット・フランク 、 マイケル・グリーン
キャスト
Logan / Wolverine ヒュー・ジャックマン
Charles Xavier / Professor X パトリック・スチュワート
Laura Kinney / X-23 ダフネ・キーン
Donald Pierce ロバート・ボイド・ホルブルック

あんな姿のチャーリーを見たくなかったなぁ‥
あんなに人類の為に頑張ったチャーリーの最期があんなに孤独だなんて、哀し過ぎる。
落ちぶれたローガンも、悲しい。
こんな感じか・・と、人として生きて、家族を持つ気分を味わぇたことはローガンにとって救いかな。

対比して、若く、無謀で勝手なローラ。そしてその仲間たち。
チャーリーみたいに導いてくれる人はいるのかな。

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2017-06-01 夜に生きる(原題 LIVE BY NIGHT) と  オリーブの樹は呼んでいる(原題 EL OLIVO)

『夜に生きる(原題 LIVE BY NIGHT) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督/脚本 ベン・アフレック
原作 デニス・ルヘイン
キャスト
Joe Coughlin /ベン・アフレック
Loretta Figgis /エル・ファニング
Thomas Coughlin /ブレンダン・グリーソン
Dion Bartolo/ クリス・メッシーナ
Emma Gould /シエナ・ミラー
Graciella Suarez /ゾーイ・サルダナ
Chief Irving Figgis/ クリス・クーパー

も〜う、Elle Fanningちゃんに見とれちゃいます。
常日頃から、天使のようだ・・と思っていましたが、無邪気なお嬢様姿も素敵でしたが、騙され傷付けられ、己の受けた悲劇を試練と言い換え、それを武器に倫理武装して民衆を扇動する姿は強く慈悲深い聖母のようでした。
そうしていないと心が揺らいで倒れてしまうから・・でしょうね。傷付いた父の姿に更に追い詰められたのでしょうね‥可哀想に・・
そんな美しく脆い女性を素晴らしく演じているのです。
父親役がChris Cooperと言うのも個人的に凄く嬉しい♪

彼女には手を出せない・・と言う気持ちになるの分かります。

でも、ラストのエマも、あれは演技よね‥わざと蓮っ葉に見せて、後腐れを捨てさせるための最後の思いやりだと思う。

ジョーは育ちは良いし、後ろ盾が有るし、ふてぶてしいし、強運の持ち主。
姿は出て来ないのに存在だけずっと匂わされていた兄の存在が、最後にホッと和ませましたね。


『オリーブの樹は呼んでいる(原題 EL OLIVO)』

製作年 2016年
製作国 スペイン
配給 アット エンタテインメント
監督 イシャー・ボライン
脚本 ポール・ラヴァティ
キャスト
アルマ/ アンナ・カスティーリョ
アーテイチョーク /ハビエル・グティエレス
ラファ/ ペップ・アンブロス
ラモン/ マヌエル・クカラ
ルイス/ ミゲル・アンヘル・アラドレン

もう子供じゃないのに無茶苦茶なんですけど、皆がつい助けてあげたくなっちゃうんでしょうね。
良いお爺ちゃんだったんでしょうね。
私は祖父がいなかったから、ちょっと羨ましい。孫を溺愛する祖父母って言うのが。

企業からしたらちゃんと買い取った物だし、迷惑でしかないと思うのですが、そこは企業の弱みを突く色々な団体にかかれば良いネタですよね。
一方的な気もする。
でも、確かに代々受け継いできたものは、彼らに受け継がれ、希望は未来に託されたの。
過去に縛られるより良いのかもね。

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2017-06-01 2017年7月にスクリーンで見た映画

2017年7月にスクリーンで見た映画 

今月は17本。野球もライブも仕事も充実した月でした♪

 Viva!公務員(原題 QUO VADO?)
 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT)
 メッセージ(原題 ARRIVAL)
 パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER)
 バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)
 ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS)
 スプリット(原題 SPLIT)
 マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA)
◎ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2)
 フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE)
 人生タクシー
 ターシャ・テューダー 静かな水の物語
 カフェ・ソサエティ(原題 Cafe Society)
 ノーエスケープ自由への国境 (原題 Desierto)
 バーニングオーシャン(原題Deepwater Horizon)
 僕とカミンスキーの旅(原題 ICH UNT KAMINSKI )
○ぼくと魔法の言葉たち(原題 LIFE, ANIMATED)

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2017-06-01 Viva!公務員(原題 QUO VADO?) と 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT)

『Viva!公務員(原題 QUO VADO?) 』

製作年 2015年
製作国 イタリア
配給 パンドラ
監督 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ
脚本 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ 、 ケッコ・ザローネ
キャスト
ケッコ/ ケッコ・ザローネ
ヴァレリア/ エレオノーラ・ジョヴァナルディ
シローニ女史 /ソニア・ベルガマスコ
ケッコの父ペッピーノ/ マウリツィオ・ミケリ
ケッコの母カテリーナ/ ルドヴィカ・モドゥーニョ
マーニョ大臣/ ニンニ・ブルスケッタ

ケッコは中々最低な男なのですが、それをイタリア人だから・・で済ませて大丈夫?
でも、感化されて変わって行く様は痛快。
最低なんだけど、順応性は高くて憎めない。・・・やはりイタリア人だからか‥

そこに原住民が絡む強引さ。どこの爺婆も孫には甘いって事ね。
出会った彼女の事をキャメロン・ディアス似・・・と説明するけど、生き方はアンジェリーナ・ジョリーよね。

そして、最後の計らいが粋。


『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT) 』

製作年 2015年
製作国 イタリア
配給 ザジフィルムズ
監督 ガブリエーレ・マイネッティ
脚本 ニコラ・グアッリャノーネ
キャスト
エンツォ/クラウディオ・サンタマリア
ジンガロ/ルカ・マリネッリ
アレッシア/イレニア・パストレッリ

実在のアニメなのね…イタリアは日本のアニメ好きね。

寡黙で孤独な主人公はルックス悪くないのに、人間不信なのか、人づきあいが下手なの。
部屋中にAVのDVDが散らかっていて、それを流したまま生活しているようなダメ男。
親切で正義感もあるのにチンピラなのね。
慕って来た精神障害のある美女を襲ってしまうようなどうしようもない面もある。
普通に口説けばいいのに。何でそうがつがつしてるの?

多分あの子は可愛くて純粋だから、色々な男に利用されて来たんだと思う。
もしかしたら、父親にも・・・って事よね。
だから、信頼した相手のあの反応に、凄く失望していた。
ちょっと優しくするだけで良いのに・・可哀想な彼女・・

でも、彼女は彼が居て良かったのだろうし、彼も、彼女に出会って、生き方を定められたのね。

アメコミでは作れない史上最低のヒーロー。続き作っても面白いかもね。

先頭 表紙

2017-05-19 メッセージ(原題 ARRIVAL)

『メッセージ(原題 ARRIVAL)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 エリック・ハイセラー
原作 テッド・チャン
キャスト
ルイーズ・バンクス /エイミー・アダムス
イアン・ドネリー /ジェレミー・レナー
ウェバー大佐 /フォレスト・ウィテカー
ハルパーン捜査官/ マイケル・スタールバーグ
マークス大尉/ マーク・オブライエン
シャン将軍 /ツィ・マー

凄かった…私たちが始まりだと思っているところは始まりじゃなかった…
あれは過去じゃなくて、未来だったんだ・・

このSFはエイリアン物じゃなくて、もっと高尚で科学的で神秘的です。
そして何が凄いって、彼らが地球人を信頼している所。

今までのSFは、確かに正しい行いをしようとする人類も出てくるけれど、大抵は愚かな人類・・が前面に出てくる。そして葛藤。
だけどこれは違う。
愚かな行動をしようとする人も出てくる。でも、そんな人ですら、家族を愛する一人の人間。
彼らは、最初から地球人を信じて託してくれている。
出来ると信じ、その為の方法を教えてくれる。
その愛情にショックを受けた。嘗てない愛情深い人類への警鐘なの。

私たちは3000年後の友情の為に今から頑張って平和を目指さないと…

日本にも彼らは来るのですが、北海道の地で、彼らを前に日本人はどういう行動をとっているのかは一切出て来ないのですけれど、アメリカとの関係を考えると、多分、ああなのだろうなぁ・と想像が出来る。
お隣中国との対比で来たのかなぁ。

そして彼女の選択は、私ならどうするだろう・・と考えるけれど、思い出の中の彼女の表情を見たら、やはりそうするかも・・と思えました。分からないけど‥

先頭 表紙

2017-05-18 パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER) と  バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)

『パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER) 』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
監督 /脚本 オリヴィエ・アサイヤス
キャスト
モウリーン/ クリステン・スチュワート
インゴ /ラース・アイディンガー
ララ/ シグリッド・ブアジズ
アーウィン /アンデルシュ・ダニエルセン・リー
ギャリー/ タイ・オルウィン

Kristen Stewartはこう言うクールでミステリアスな役、上手いなぁ‥
予告で受けるイメージとは異なり、これは、ホラーですよね。
オシャレなホラー映画。パーソナル・ショッパーの仕事は、そこにはあまり関係ないですけどね。
サスペンスチック要素の方に絡んできますが。

でも、身内を亡くしたら、何かしらコンタクトをとって来て欲しいと願う物です。
そして色々な現象に、意味を見出したくなる。
彼女の本職からしたら尚更。
身内なら恐くない。でも他人だと怖い。やっぱりそこには絆が有るのかな・・?

『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 パルコ=ハピネット
監督 パコ・カベサス
脚本 マックス・ランディス
キャスト
マーサ/ アナ・ケンドリック
フランシス/ サム・ロックウェル
ホッパー /ティム・ロス
ショットガン・スティーブ/ RZA
ボン・カーティガン/ ジェームズ・ランソン
リチャード・カーティガン/ アンソン・マウント
ジョニー・ムーン /マイケル・エクランド
ソフィ/ ケイティ・ネイラ

滅茶苦茶なストーリーですね。
風変わりで真直ぐなフランシスは滅茶苦茶頼もしいですけど、彼の要望に応えるのは大変そう・・
マーサ役のAnna Kendrickは美女では無いのですが、時々凄く可愛いし、風変わりな女の子役にピッタリ。
くだらないのですが、マーサの良心と恋の葛藤のリアルさと、フランシスのキャラが立っているので、最後まで面白く見られました。

先頭 表紙

2017-05-16 ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS) と スプリット(原題 SPLIT)

『ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 F・ゲイリー・グレイ
脚本 クリス・モーガン
キャスト
Dominic Toretto /ヴィン・ディーゼル
Hobbs /ドゥエイン・ジョンソン
Letty 'Ortiz' Toretto/ ミシェル・ロドリゲス
Cipher /シャーリーズ・セロン
Deckard Shaw/ ジェイソン・ステイサム
Ramsey/ ナタリー・エマニュエル
Mr. Nobody /カート・ラッセル
Roman Pearce /タイリース・ギブソン

免許を持っていないので、車でスピードを競う楽しさとか、運転の難しさとか、解らないのですが、車を見る彼らは、買って貰うおもちゃを選んでいる子供みたいで楽しそうですよね。

このシリーズにはfamilyや絆を前面に打ち出しても、反論出来ない裏付けがある。
W主演のPaul Walkerを前作で失っているのだから。
あれだけ美しいラストで、彼を悼んだそのスケールで、裏切っても敵になっても、失われない信頼を描いて居る。
あの状況で、私を愛している!と言い切れる彼女凄いな。

そして、そのfamily感維持の為の切り捨て方凄いね。
レティが死んだと思われていた間ドミニクを支えた彼女の存在とか、本来作られる筈だった脚本のエピソードとか。

そっちに目が行っちゃって、愛とか絆とか言われてもちょっと悲しく感じました。


『スプリット(原題 SPLIT) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督/脚本 M.ナイト・シャマラン
キャスト
男/ジェームズ・マカヴォイ
ケイシー/アニャ・テイラー=ジョイ
フレッチャー/ベティ・バックリー
マルシア/ジェシカ・スーラ
クレア/ヘイリー・ルー・リチャードソン

M.Night Shyamalan作は毎回賛否が分かれる所です。特にラスト。
思うに、彼も回避依存症なのでは無いでしょうか。
作り上げた世界観をそのまま保てない。裏切ってしまう。・・憶測ですけど。

これはもう、James McAvoyの演技に脱帽ですね。
それぞれの人格を演じ分ける技術。素晴らしい。

ケイシ―の回想がどう生きて来るのかと思ったら、そこか‥
私は彼女の中に変化が無いか心配です。トラウマでは負けていないですしね。
そして、さらわれた理由もちゃんとある。
あの年齢の綺麗な女の子の無敵感は本当に怖い。こんな事を引き起こしちゃうかもしれないのね。

そして、ラスト。この人何言い出す・・と思ったらそう結びますか。
これ、シリーズ化するんですか。
怖いですね。
皆アベンジャーズシリーズに感化されているのかな。

先頭 表紙

2017-05-15 マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA) と ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2)

『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA) 』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ビターズ・エンド=パルコ(ユニバーサル作品)
監督 /脚本 ケネス・ローナガン
キャスト
Lee Chandler/ ケイシー・アフレック
Randi Chandler /ミシェル・ウィリアムズ
Joe Chandler /カイル・チャンドラー
Patrick/ ルーカス・ヘッジズ
Silvie Mc Cann/ カーラ・ヘイワード

孤独で無愛想なリーを演じるCasey Affleckの演技は痛々しくて素晴らしい。
尖っているのに、甥っ子を見捨てず寄り添って居る事が何故?と思えたのですが、元々そう言う心優しい叔父なんですよね。
事情聴取の後の行動が痛々しくてでも凄く共感できて悲しかった。
許されたい訳じゃないのよね。罰して罵ってくれた方がまだ救われたわよね‥

そして、新しい人生を送っているランディの後悔がリアル。
凄く良い脚本だなぁ‥と思います。

美しい海辺の町の景色も魅力的で、引き込まれます。

ただ、音楽の使い方が私には合わなかった。
そこはもっと控えるか、むしろ無音でも・・と思ったり。
もしくはヴァイオリンかピアノのソロでも・・
心をせわしなく掻き立てる為の手法と言うより、陶酔するのを邪魔されているように感じました。音楽自体が悪い訳じゃなくて、画像と音がずれた状態で見せられているような煩わしさ。

コレは個人的な感覚かもしれません。映画自体は素晴らしかったです。


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督/脚本 ジェームズ・ガン
キャスト
ピーター・クイル/ クリス・プラット
ガモーラ /ゾーイ・サルダナ
ドラックス /デイヴ・バウティスタ
ヨンドゥ/ マイケル・ルーカー
ネビュラ/ カレン・ギラン
メレディス・クイル/ ローラ・ハドック
マンティス/ ポム・クレメンティエフ
アイーシャ/ エリザベス・デビッキ
エゴ /カート・ラッセル
グルート/ ヴィン・ディーゼル
ロケット/ ブラッドリー・クーパー


前回思いの外魅力的だったgrootから生まれたbabygrootがあざとい位に終始cute。
そして、皆が子守している感が凄く微笑ましい。
だけど、Rocketが要所要所良い仕事していて、可愛さだけでは出せない悩めるイイ男感を出したアライグマの魅力全開です。

父子、姉妹の愛と確執とか、込められて居る事は盛りだくさん。
だけど重過ぎず、彼らのノリを大切に、相変わらず80年代のアメリカンポップミュージックをBGMに。
良いなぁ、この感じ。好きです。
そして、そんな彼らだから泣きました。こういうベタなノリ、好きです。

先頭 表紙

2017-05-11 フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE)  と 人生タクシー(原題 تاکسی‎‎)

『フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE) 』

製作年 2016年
製作国 イギリス=フランス
配給 REGENTS
監督 ベン・ウィートリー
脚本 エイミー・ジャンプ 、 ベン・ウィートリー
キャスト
Justine /ブリー・ラーソン
Vernon/ シャルト・コプリー
Chris /キリアン・マーフィー
Ord/ アーミー・ハマー
Harry/ ジャック・レイナー
Stevo /サム・ライリー

子供か!と突っ込みたくなる映画です。最初はハードボイルドかって雰囲気で始まるんですけどね。
馬鹿に銃持たせちゃダメ。
やって居る事は馬鹿な男子の喧嘩で、紅一点のJustineは女だから撃たれない筈?って意味不明な解釈。
ちょっと考えたら、元凶ははっきりしていて自分たちが撃ち合う必要なない・・って解るのに、叩いた叩き返した位のノリで延々と続くの。
殺傷能力の低い銃だからか、中々死なない。だからどんどん修羅場。

途中からはCillian Murphyが生き残ってくれればいい・・としか思えなくなりました。
折角普通に格好良い役だもん。
男は馬鹿で女は強か・・

『人生タクシー(原題 تاکسی‎‎) 』

製作年 2015年
製作国 イラン
配給 シンカ(提供 東宝東和)
監督/脚本 ジャファール・パナヒ
キャスト
ジャファール・パナヒ

Jafar Panahi監督がタクシードライバーに扮して乗客とのやり取りを撮影している・・と言う設定の映画です。
・・・とはいえ、監督はイランからの出国も映画製作も禁じられているので、その辺を明言するのは憚られる・・
この作品も、上映許可は下りず、支援者のお陰で各国で公開されているのだそうです。
オフサイド・ガールズOFFSIDEが好きです。
女性がスタジアムで男性のスポーツを見ることが禁止されているので、男装して潜り込んで逮捕される少女たちの物語。

映画を作るにあたっての厳しい規制。観る為に生きる為に行われて居る事。
それを乗客たちを使って訴えてくる。
表現の自由はない。

そう言う状況下で撮り続け、賞を取る監督、凄い。今後も要注目です。

先頭 表紙


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