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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2017-06-20 おとなの恋の測り方(原題 UN HOMME À LA HAUTEUR) と キング・アーサー(原題 KING ARTHUR: LEGEND OF THE SWORD)
2017-06-17 日々と雲行き(原題 GIORNI E NUVOLE)
2017-06-14 ローマ法王になる日まで(原題 CHIAMATEMI FRANCESCO - IL PAPA DELLA GENTE)  と 素敵な遺産相続(原題 WILD OATS)
2017-06-12 パトリオット・デイ(原題 PATRIOTS DAY)
2017-06-08 ブラッド・ファーザー(原題 BLOOD FATHER)  と ザ・ダンサー(原題 LA DANSEUSE)
2017-06-04 20センチュリー・ウーマン  と (原題 20TH CENTURY WOMEN)光をくれた人(原題THE LIGHT BETWEEN OCEANS)  と LOGAN/ローガン(原題 LOGAN) 
2017-06-01 夜に生きる(原題 LIVE BY NIGHT) と  オリーブの樹は呼んでいる(原題 EL OLIVO)
2017-06-01 2017年7月にスクリーンで見た映画
2017-06-01 Viva!公務員(原題 QUO VADO?) と 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT)
2017-05-19 メッセージ(原題 ARRIVAL)


2017-06-20 おとなの恋の測り方(原題 UN HOMME À LA HAUTEUR) と キング・アーサー(原題 KING ARTHUR: LEGEND OF THE SWORD)

『おとなの恋の測り方(原題 UN HOMME À LA HAUTEUR)』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 松竹
監督 ロラン・ティラール
脚本 ロラン・ティラール 、 グレゴワール・ヴィニェロン
原作 コラゾン・ド・レオン
キャスト
アレクサンドル/ ジャン・デュジャルダン
ディアーヌ /ヴァージニー・エフィラ
ブルーノ /セドリック・カーン


ディアーヌに、共感できない。確かに元夫は仕事は出来るけど最低だと思う。
でも、彼のステイタスは今も好きなんだよね、彼女は。
分かって居ながら、未練を持たれて悪い気がしていない感じが・・
受け入れるのに葛藤が有るのは、分かるの。
周囲の盗み見や嘲笑が気になるのよね。自分は違うって自信はまだ持てないのよね。
嫌と言うほど傷付き、それを乗り越え紳士でユーモラスで大人なアレクサンドルを知れば知るほど心は痛むと思う。
でも、中身に惚れちゃったら、どんな個性も魅力的に見えちゃう自信ある。私。盲目だから。

で、アレクサンドルは、本当に、頑張ってる。傷付いた顔をして周囲を困らせないように。大人な対応で。本当に紳士。
だけど、ディアーヌなのよ。レストランで見かけて、知り合いたいと思ったのは、ブロンド美女だったからよね。
知り合って中身を知ってからは見掛けじゃなくて中身に惹かれたのかもだけど、きっかけは、美女だからよね。
オープニングでは、街を闊歩するディアーヌをすれ違う人が皆振り返り視線を送るの。嘲笑では無く羨望の視線ね。凄く皮肉で上手い演出なんだけど、そんな彼女をアレクサンドルが連れ歩きたいのは、やっぱりゴージャスな女性を連れていないと負け犬に見られる・・・って思いが有るんじゃないかと思うと、なんかちょっと受け入れがたいわね。


『キング・アーサー(原題 KING ARTHUR: LEGEND OF THE SWORD)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ガイ・リッチー
脚本 ジョビー・ハロルド 、 ガイ・リッチー 、 ライオネル・ウィグラム
キャスト
アーサー/ チャーリー・ハナム
ヴォーティガン/ ジュード・ロウ
The Mage /アストリッド・ベルジェ=フリスベ
Uther /エリック・バナ

アーサー王の物語は好きなんです。特に、魔術師マーリンが好きです。
それ以降のファンタジー、ゲームの魔法使いの元になったと言われています。
ガンダルフもダンブルドアも。
好きなんですけど、円卓の騎士の冒険物語までです。
その先の彼の運命が嫌いです。
だからラストでアレが出てきた瞬間切なくなりました。
騎士の称号を授けるシーン君がトリスタン・・ってぞくぞくしますけど、後々私はあなたの騎士だから・・って言い訳に使われるのも哀しい。
なのですが、この映画はそこまで行きません。
栄光を勝ち取って希望に満ちたところで終わる。
だから好き。

Guy Ritchie監督…Eric Banaの使い方をよく心得ていらっしゃる♪
TROYのヘクトル兄さん思い出す、素敵な王様でパパでお兄さん。
Jude Lawは冷徹な役オスカーワイルドの頃から上手いです。でも苦悩や嘆きの表情も上手い…雑食が生きてきている感じですかね?

Guy Ritchieの、テンポよく進んで過去に巻き戻すように色々な事が明確になる手法、結構好きです。
それと、年齢問わず、格好付けたい悪ガキみたいに皆が無理して良い格好して、やんちゃに男気を見せる所とか。

でもきっと続きを作りたいんでしょうね。
破滅までやっちゃうのかな・・

「敵より仲間を作れ」そう言い続けているのに・・一番の信頼する人に裏切られる運命。残酷ですよね‥

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2017-06-17 日々と雲行き(原題 GIORNI E NUVOLE)

『日々と雲行き(原題 GIORNI E NUVOLE)』

製作年 2007年
製作国 イタリア=スイス=フランス
配給 パンドラ
監督 シルヴィオ・ソルディーニ
脚本 ドリアナ・レオンデフ 、 フランチェスコ・ピッコロ 、 フェデリコ・ポントレモーリ 、 シルヴィオ・ソルディーニ
キャスト
エルサ/ マルゲリータ・ブイ
ミケーレ /アントニオ・アルバネーゼ
ヴィト /ジュゼッペ・バッティストン
アリス /アルバ・ロルヴァケル

プライドの高い男からしごとをとったら、本当にダメダメね。
妻に言い出しにくいのは解るけど、それでも尚止まない浪費・・
豪邸に住み、家政婦を雇い、趣味に生きていたエルサが、生き甲斐を諦め、再就職するまで・・と言う夫を信じて一日中働いているのに家事を分担するでもなく、現実逃避したりどんどんいじけて行くんだもの。
やっぱり女の方が逞しいなぁ‥
エルサは健気で可愛らしくて、よく我慢している・・と感心するくらい良妻なのですが、優しい紳士の皮をはがれたあの夫のどこが良いんだろう・・と思ってしまう。
でもあれが夫婦と言う物なのかなぁ‥見習えないなぁ‥

娘の発言も思いやりが無いと思ったけど、それは家族故の甘えだし、思わず手が出てしまう気持ちは分からないでもないのだけれど‥
あの位でもDVと騒がれてしまうのだろうか‥
プライドを守る為に、大なり小なり手段は違えど弱者を力で押さえつけて優位に立とうとするのが男だと、私は思っているので。
手段は理論武装だったり、暴力だったり、威圧だっりあるだろうけど。
ミケーレのプライドを保つ為に、エルサは本当に良く頑張った。でもあれが素なのかな・・
きっと愛されて幸せになれるのは、ああいう心根の女性なのね。
ラストシーンがね、ヨーロッパらしいけど、好きですね。
どんな悩みもちっぽけに思える。

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2017-06-14 ローマ法王になる日まで(原題 CHIAMATEMI FRANCESCO - IL PAPA DELLA GENTE)  と 素敵な遺産相続(原題 WILD OATS)

『ローマ法王になる日まで(原題 CHIAMATEMI FRANCESCO - IL PAPA DELLA GENTE) 』

製作年 2015年
製作国 イタリア
配給 シンカ=ミモザフィルムズ
監督 /脚本 ダニエル・ルケッティ
キャスト
Jorge Mario Bergoglio /ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
Papa Francesco anziano/ セルヒオ・エルナンデス

宗教は時にとても危険ではあるけれど、大きな救いでもある。
正しくあろうと、弱き人たちの味方でいようと、我が身の危険をかえりみない人たちの存在は、どれだけ心強い事か。

マーティン・スコセッシ監督の沈黙が、何度も脳裏に浮かびながら観ました。

それと、ローマ法王の休日もね。うん、頼もしい、ふさわしい方が選ばれて、とても良かった。

『素敵な遺産相続(原題 WILD OATS)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ファインフィルムズ
監督 アンディ・テナント
脚本 クローディア・マイヤーズ 、 ゲイリー・カニュー
キャスト
エヴァ/ シャーリー・マクレーン
マディ/ ジェシカ・ラング
クリスタル/ デミ・ムーア
チャンドラー /ビリー・コノリー
ヴェスプッチ/ ハワード・ヘスマン
チップ/ ジェイ・ヘイデン
カルロス /サンティアゴ・セグラ


老いて配偶者を失うのは、愛とか悲しさじゃなくて、不安よね。
頼もしい娘と、親友がいるのはありがたい。

家を処分して母に施設を用意するような段取りを、ウチこそするべきだったよなぁ・・と今更ながら思いました。

加齢による各々の自信喪失や、不得手や、扱いや、不自由さが、ちょっと切なかったり、可笑しかったり。
最初はウザいと思ったマディのあけっぴろげの様で自らの事は悲観せず秘める潔さと、いくつになっても恋する女でいる可愛らしさと、鏡の中の自分を見てしぼみそうな気持を、胸を張って追い出す健気さが好き。

でも老いてまで、恋に身を焦がすのは嫌だなぁ‥恋心に振り回されない平穏な日々は迎えられない物なのかしら。

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2017-06-12 パトリオット・デイ(原題 PATRIOTS DAY)

『パトリオット・デイ(原題 PATRIOTS DAY)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ/木下グループ
監督 ピーター・バーグ
脚本 ピーター・バーグ 、 マット・クック 、 ジョシュア・ゼトゥマー
キャスト
トミー・サンダース /マーク・ウォールバーグ
リック・デローリエ/ ケヴィン・ベーコン
エド・デイヴィス/ ジョン・グッドマン
ジェフ・ピュジリーズ /J・K・シモンズ
キャロル・サンダース/ ミシェル・モナハン

これはサスペンスでも、警官ヒーロー物でも無い。
とてつもない現実なの。
平和ボケと良く言われるけれど、テロも戦争も遠い余所の国での出来事とTVを眺めて可哀想ね、酷いね、と言いながらチャンネルを変えて忘れてしまう(コレはホテルルワンダからの引用)私達に、足を吹き飛ばされたのは架空の誰かではなく、拉致され連れ去られるのも運の悪い誰かでは無く、襲われ命を奪われるのも脇役の誰かじゃなく、そして、その容疑者犯人ですら見知らぬ極悪人ではなく、いつも一緒に遊んでいた友人だったり、週末一緒に出掛ける約束をした思い人だったり、優しい家族だったり、そして自分自身だったりするって事を、突きつけられる。
そして、それを解決するのは、スーパーヒーローでもエリートでも天才頭脳でも無い。
友情だったり、ちょっとした勇気だったり、機転だったり。
安心の為に、失われた誰かの命の為に、これから起こるかもしれない惨事を止める為に、誰かの思いの積み重ねが解決に繋がって行く。
その誰かって言うのは、紛れもなく私たち一人一人の事なんだけど。
本当に、街一丸となって事件解決に挑み迅速に犯人逮捕にこぎつけたこの実話の、街の人たちの強さと、大統領をはじめそれを応援した米国の強さと、その後の被害者の強さと彼らの周囲の温かさと、そして、それを支えるようなボストンレッドソックスの存在に涙しました。
あのBキャップ私も持って居る♪ますます好きになりました。

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2017-06-08 ブラッド・ファーザー(原題 BLOOD FATHER)  と ザ・ダンサー(原題 LA DANSEUSE)

『ブラッド・ファーザー(原題 BLOOD FATHER) 』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 ポニーキャニオン
監督 ジャン=フランソワ・リシェ
脚本 /原作 ピーター・クレイグ
キャスト
Link /メル・ギブソン
Lydia/ エリン・モリアーティ
Jonah /ディエゴ・ルナ
Kirby/ ウィリアム・H・メイシー

個人的にはこの映画、The BeaverのMel GibsonとRUDDERLESSのWilliam H. Macy、Anton Yelchin繋がりの二人が親友役で共演していると言うだけで、泣きそうでした。
Diego Lunaも嬉しいけど♪

娘を守るために奔走する父親物。色々有りますが、バックボーンが中々頼もしい。
メルギブソンは敵に回しちゃいけない感が半端無いですね。
そして、最後の娘の台詞に、娘の居る父親たちは泣くはず。父の日に見たら良いんじゃないかな。

『ザ・ダンサー(原題 LA DANSEUSE) 』

製作年 2016年
製作国 フランス=ベルギー
配給 コムストック・グループ(配給協力:キノフィルムズ)
監督 ステファニー・ディ・ジュースト
脚本 ステファニー・ディ・ジュースト 、 サラ・ティボー 、 トーマス・ビドゲイン
キャスト
ロイ・フラー /ソーコ
イサドラ・ダンカン /リリー=ローズ・デップ
ルイ・ドルセー伯爵 /ギャスパー・ウリエル
ガブリエル /メラニー・ティエリー

凄く綺麗なダンスでした。
それまでの粗野な生活で身に着けた体力と強い心。突き進む姿が格好良い。
そしてそれ以上に努力する姿。
華奢で、可憐で、才能あるダンサーに魅了されながら、自分の道を大切に出来る。
素晴らしい先駆者ですね。
Lily-RoseDeppも素晴らしい存在感。

先頭 表紙

2017-06-04 20センチュリー・ウーマン  と (原題 20TH CENTURY WOMEN)光をくれた人(原題THE LIGHT BETWEEN OCEANS)  と LOGAN/ローガン(原題 LOGAN) 

『20センチュリー・ウーマン(原題 20TH CENTURY WOMEN)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド(提供:バップ=ロングライド)
監督 マイク・ミルズ
脚本 マイク・ミルズ
キャスト
ジェイミー/ルーカス・ジェイド・ズマン
ドロシア/アネット・ベニング
ジュリー/エル・ファニング
アビー/グレタ・ガーウィグ
ウィリアム/ビリー・クラダップ

1979年。15歳のジェイミーのほんの一時期。
思春期の息子には伝わらない母親の思い。母親には届かない息子の思い。
関わった人たちのそれぞれの過去を交えながら、その一瞬の生き様を浮き彫りにする。
息子が急速に大人の階段を上ることへの母の戸惑い。
息子の好きな物、好きな世界、それを体感しながら、老いに対しての焦り。
今は、40歳での出産て珍しくないんだろうけど、この頃はかなりの高齢出産なのよね。

そして、ラスト。分かり合えた・・変わった・・と思えたその先。
それぞれのその後を、人生を終えてからの目線で描く。
パンクが廃れる。とか、地球温暖化とか、新たな脅威となる病気とか、ちょっと予知めいた視線でその後の社会現象を物語る。
自分の最期の時。その時の思い。ままならない人生。
でも、終えて、穏やかに残した者たちを見つめられるのは良いな‥


『光をくれた人(原題THE LIGHT BETWEEN OCEANS)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ=オーストラリア=ニュージーランド
配給 ファントム・フィルム (提供:ファントムフィルム=KADOKAWA=朝日新聞社)
監督/脚本 デレク・シアンフランス
原作 M・L・ステッドマン
キャスト
トム・シェアボーン /マイケル・ファスベンダー
イザベル/ アリシア・ヴィキャンデル
ハナ /レイチェル・ワイズ
セプティマス・ポッツ /ブライアン・ブラウン

この映画を見て、ずっとThe Deep End of the Oceanの事を考えていた。
息子を浚われた家族のお話。もっと大きくなって、偶然見つかる。そして取り戻してから、やはり苦悩する。どちらも、家族の愛情に包まれている。だから余計哀しい。

病んでいたんだろうし、その状況から、何処かに居るかもしれない母親の事には考えが及ばなかったのかな・・
やっぱり、お嬢さまなのよね。
そんな妻を守ろうとするトムの気持ちは分からなくはないけど、勝手よね。導く責任が有るのに。
でも、ハナ・ポッツが惹かれ夫に選んだ人が素晴らしい人格者で、もうそれだけで感動した。
勿論彼を選んだハナ自身にも。
それを受け継いだルーシーが立派に育った事でも分かる。
トムとイザベルの事をどう聞いて育ったのか‥が、彼女の態度や言葉からわかる。

『LOGAN/ローガン(原題 LOGAN)』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 ジェームズ・マンゴールド 、 スコット・フランク 、 マイケル・グリーン
キャスト
Logan / Wolverine ヒュー・ジャックマン
Charles Xavier / Professor X パトリック・スチュワート
Laura Kinney / X-23 ダフネ・キーン
Donald Pierce ロバート・ボイド・ホルブルック

あんな姿のチャーリーを見たくなかったなぁ‥
あんなに人類の為に頑張ったチャーリーの最期があんなに孤独だなんて、哀し過ぎる。
落ちぶれたローガンも、悲しい。
こんな感じか・・と、人として生きて、家族を持つ気分を味わぇたことはローガンにとって救いかな。

対比して、若く、無謀で勝手なローラ。そしてその仲間たち。
チャーリーみたいに導いてくれる人はいるのかな。

先頭 表紙

2017-06-01 夜に生きる(原題 LIVE BY NIGHT) と  オリーブの樹は呼んでいる(原題 EL OLIVO)

『夜に生きる(原題 LIVE BY NIGHT) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督/脚本 ベン・アフレック
原作 デニス・ルヘイン
キャスト
Joe Coughlin /ベン・アフレック
Loretta Figgis /エル・ファニング
Thomas Coughlin /ブレンダン・グリーソン
Dion Bartolo/ クリス・メッシーナ
Emma Gould /シエナ・ミラー
Graciella Suarez /ゾーイ・サルダナ
Chief Irving Figgis/ クリス・クーパー

も〜う、Elle Fanningちゃんに見とれちゃいます。
常日頃から、天使のようだ・・と思っていましたが、無邪気なお嬢様姿も素敵でしたが、騙され傷付けられ、己の受けた悲劇を試練と言い換え、それを武器に倫理武装して民衆を扇動する姿は強く慈悲深い聖母のようでした。
そうしていないと心が揺らいで倒れてしまうから・・でしょうね。傷付いた父の姿に更に追い詰められたのでしょうね‥可哀想に・・
そんな美しく脆い女性を素晴らしく演じているのです。
父親役がChris Cooperと言うのも個人的に凄く嬉しい♪

彼女には手を出せない・・と言う気持ちになるの分かります。

でも、ラストのエマも、あれは演技よね‥わざと蓮っ葉に見せて、後腐れを捨てさせるための最後の思いやりだと思う。

ジョーは育ちは良いし、後ろ盾が有るし、ふてぶてしいし、強運の持ち主。
姿は出て来ないのに存在だけずっと匂わされていた兄の存在が、最後にホッと和ませましたね。


『オリーブの樹は呼んでいる(原題 EL OLIVO)』

製作年 2016年
製作国 スペイン
配給 アット エンタテインメント
監督 イシャー・ボライン
脚本 ポール・ラヴァティ
キャスト
アルマ/ アンナ・カスティーリョ
アーテイチョーク /ハビエル・グティエレス
ラファ/ ペップ・アンブロス
ラモン/ マヌエル・クカラ
ルイス/ ミゲル・アンヘル・アラドレン

もう子供じゃないのに無茶苦茶なんですけど、皆がつい助けてあげたくなっちゃうんでしょうね。
良いお爺ちゃんだったんでしょうね。
私は祖父がいなかったから、ちょっと羨ましい。孫を溺愛する祖父母って言うのが。

企業からしたらちゃんと買い取った物だし、迷惑でしかないと思うのですが、そこは企業の弱みを突く色々な団体にかかれば良いネタですよね。
一方的な気もする。
でも、確かに代々受け継いできたものは、彼らに受け継がれ、希望は未来に託されたの。
過去に縛られるより良いのかもね。

先頭 表紙

2017-06-01 2017年7月にスクリーンで見た映画

2017年7月にスクリーンで見た映画 

今月は17本。野球もライブも仕事も充実した月でした♪

 Viva!公務員(原題 QUO VADO?)
 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT)
 メッセージ(原題 ARRIVAL)
 パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER)
 バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)
 ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS)
 スプリット(原題 SPLIT)
 マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA)
◎ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2)
 フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE)
 人生タクシー
 ターシャ・テューダー 静かな水の物語
 カフェ・ソサエティ(原題 Cafe Society)
 ノーエスケープ自由への国境 (原題 Desierto)
 バーニングオーシャン(原題Deepwater Horizon)
 僕とカミンスキーの旅(原題 ICH UNT KAMINSKI )
○ぼくと魔法の言葉たち(原題 LIFE, ANIMATED)

先頭 表紙

2017-06-01 Viva!公務員(原題 QUO VADO?) と 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT)

『Viva!公務員(原題 QUO VADO?) 』

製作年 2015年
製作国 イタリア
配給 パンドラ
監督 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ
脚本 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ 、 ケッコ・ザローネ
キャスト
ケッコ/ ケッコ・ザローネ
ヴァレリア/ エレオノーラ・ジョヴァナルディ
シローニ女史 /ソニア・ベルガマスコ
ケッコの父ペッピーノ/ マウリツィオ・ミケリ
ケッコの母カテリーナ/ ルドヴィカ・モドゥーニョ
マーニョ大臣/ ニンニ・ブルスケッタ

ケッコは中々最低な男なのですが、それをイタリア人だから・・で済ませて大丈夫?
でも、感化されて変わって行く様は痛快。
最低なんだけど、順応性は高くて憎めない。・・・やはりイタリア人だからか‥

そこに原住民が絡む強引さ。どこの爺婆も孫には甘いって事ね。
出会った彼女の事をキャメロン・ディアス似・・・と説明するけど、生き方はアンジェリーナ・ジョリーよね。

そして、最後の計らいが粋。


『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(原題 LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT) 』

製作年 2015年
製作国 イタリア
配給 ザジフィルムズ
監督 ガブリエーレ・マイネッティ
脚本 ニコラ・グアッリャノーネ
キャスト
エンツォ/クラウディオ・サンタマリア
ジンガロ/ルカ・マリネッリ
アレッシア/イレニア・パストレッリ

実在のアニメなのね…イタリアは日本のアニメ好きね。

寡黙で孤独な主人公はルックス悪くないのに、人間不信なのか、人づきあいが下手なの。
部屋中にAVのDVDが散らかっていて、それを流したまま生活しているようなダメ男。
親切で正義感もあるのにチンピラなのね。
慕って来た精神障害のある美女を襲ってしまうようなどうしようもない面もある。
普通に口説けばいいのに。何でそうがつがつしてるの?

多分あの子は可愛くて純粋だから、色々な男に利用されて来たんだと思う。
もしかしたら、父親にも・・・って事よね。
だから、信頼した相手のあの反応に、凄く失望していた。
ちょっと優しくするだけで良いのに・・可哀想な彼女・・

でも、彼女は彼が居て良かったのだろうし、彼も、彼女に出会って、生き方を定められたのね。

アメコミでは作れない史上最低のヒーロー。続き作っても面白いかもね。

先頭 表紙

2017-05-19 メッセージ(原題 ARRIVAL)

『メッセージ(原題 ARRIVAL)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 エリック・ハイセラー
原作 テッド・チャン
キャスト
ルイーズ・バンクス /エイミー・アダムス
イアン・ドネリー /ジェレミー・レナー
ウェバー大佐 /フォレスト・ウィテカー
ハルパーン捜査官/ マイケル・スタールバーグ
マークス大尉/ マーク・オブライエン
シャン将軍 /ツィ・マー

凄かった…私たちが始まりだと思っているところは始まりじゃなかった…
あれは過去じゃなくて、未来だったんだ・・

このSFはエイリアン物じゃなくて、もっと高尚で科学的で神秘的です。
そして何が凄いって、彼らが地球人を信頼している所。

今までのSFは、確かに正しい行いをしようとする人類も出てくるけれど、大抵は愚かな人類・・が前面に出てくる。そして葛藤。
だけどこれは違う。
愚かな行動をしようとする人も出てくる。でも、そんな人ですら、家族を愛する一人の人間。
彼らは、最初から地球人を信じて託してくれている。
出来ると信じ、その為の方法を教えてくれる。
その愛情にショックを受けた。嘗てない愛情深い人類への警鐘なの。

私たちは3000年後の友情の為に今から頑張って平和を目指さないと…

日本にも彼らは来るのですが、北海道の地で、彼らを前に日本人はどういう行動をとっているのかは一切出て来ないのですけれど、アメリカとの関係を考えると、多分、ああなのだろうなぁ・と想像が出来る。
お隣中国との対比で来たのかなぁ。

そして彼女の選択は、私ならどうするだろう・・と考えるけれど、思い出の中の彼女の表情を見たら、やはりそうするかも・・と思えました。分からないけど‥

先頭 表紙


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