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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2017-05-19 メッセージ(原題 ARRIVAL)
2017-05-18 パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER) と  バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)
2017-05-16 ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS) と スプリット(原題 SPLIT)
2017-05-15 マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA) と ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2)
2017-05-11 フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE)  と 人生タクシー(原題 تاکسی‎‎)
2017-05-09 ターシャ・テューダー 静かな水の物語
2017-05-07 2017/5/6カフェ・ソサエティ(原題 Cafe Society)
2017-05-05 ノーエスケープ自由への国境 (原題 Desierto)
2017-05-04 バーニングオーシャン(原題Deepwater Horizon)
2017-05-01 僕とカミンスキーの旅(原題 ICH UNT KAMINSKI ) と ぼくと魔法の言葉たち(原題 LIFE, ANIMATED)


2017-05-19 メッセージ(原題 ARRIVAL)

『メッセージ(原題 ARRIVAL)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 エリック・ハイセラー
原作 テッド・チャン
キャスト
ルイーズ・バンクス /エイミー・アダムス
イアン・ドネリー /ジェレミー・レナー
ウェバー大佐 /フォレスト・ウィテカー
ハルパーン捜査官/ マイケル・スタールバーグ
マークス大尉/ マーク・オブライエン
シャン将軍 /ツィ・マー

凄かった…私たちが始まりだと思っているところは始まりじゃなかった…
あれは過去じゃなくて、未来だったんだ・・

このSFはエイリアン物じゃなくて、もっと高尚で科学的で神秘的です。
そして何が凄いって、彼らが地球人を信頼している所。

今までのSFは、確かに正しい行いをしようとする人類も出てくるけれど、大抵は愚かな人類・・が前面に出てくる。そして葛藤。
だけどこれは違う。
愚かな行動をしようとする人も出てくる。でも、そんな人ですら、家族を愛する一人の人間。
彼らは、最初から地球人を信じて託してくれている。
出来ると信じ、その為の方法を教えてくれる。
その愛情にショックを受けた。嘗てない愛情深い人類への警鐘なの。

私たちは3000年後の友情の為に今から頑張って平和を目指さないと…

日本にも彼らは来るのですが、北海道の地で、彼らを前に日本人はどういう行動をとっているのかは一切出て来ないのですけれど、アメリカとの関係を考えると、多分、ああなのだろうなぁ・と想像が出来る。
お隣中国との対比で来たのかなぁ。

そして彼女の選択は、私ならどうするだろう・・と考えるけれど、思い出の中の彼女の表情を見たら、やはりそうするかも・・と思えました。分からないけど‥

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2017-05-18 パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER) と  バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)

『パーソナル・ショッパー(原題 PERSONAL SHOPPER) 』

製作年 2016年
製作国 フランス
配給 東北新社=STAR CHANNEL MOVIES
監督 /脚本 オリヴィエ・アサイヤス
キャスト
モウリーン/ クリステン・スチュワート
インゴ /ラース・アイディンガー
ララ/ シグリッド・ブアジズ
アーウィン /アンデルシュ・ダニエルセン・リー
ギャリー/ タイ・オルウィン

Kristen Stewartはこう言うクールでミステリアスな役、上手いなぁ‥
予告で受けるイメージとは異なり、これは、ホラーですよね。
オシャレなホラー映画。パーソナル・ショッパーの仕事は、そこにはあまり関係ないですけどね。
サスペンスチック要素の方に絡んできますが。

でも、身内を亡くしたら、何かしらコンタクトをとって来て欲しいと願う物です。
そして色々な現象に、意味を見出したくなる。
彼女の本職からしたら尚更。
身内なら恐くない。でも他人だと怖い。やっぱりそこには絆が有るのかな・・?

『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート(原題 MR.RIGHT)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 パルコ=ハピネット
監督 パコ・カベサス
脚本 マックス・ランディス
キャスト
マーサ/ アナ・ケンドリック
フランシス/ サム・ロックウェル
ホッパー /ティム・ロス
ショットガン・スティーブ/ RZA
ボン・カーティガン/ ジェームズ・ランソン
リチャード・カーティガン/ アンソン・マウント
ジョニー・ムーン /マイケル・エクランド
ソフィ/ ケイティ・ネイラ

滅茶苦茶なストーリーですね。
風変わりで真直ぐなフランシスは滅茶苦茶頼もしいですけど、彼の要望に応えるのは大変そう・・
マーサ役のAnna Kendrickは美女では無いのですが、時々凄く可愛いし、風変わりな女の子役にピッタリ。
くだらないのですが、マーサの良心と恋の葛藤のリアルさと、フランシスのキャラが立っているので、最後まで面白く見られました。

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2017-05-16 ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS) と スプリット(原題 SPLIT)

『ワイルド・スピード ICE BREAK(原題 THE FATE OF THE FURIOUS) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督 F・ゲイリー・グレイ
脚本 クリス・モーガン
キャスト
Dominic Toretto /ヴィン・ディーゼル
Hobbs /ドゥエイン・ジョンソン
Letty 'Ortiz' Toretto/ ミシェル・ロドリゲス
Cipher /シャーリーズ・セロン
Deckard Shaw/ ジェイソン・ステイサム
Ramsey/ ナタリー・エマニュエル
Mr. Nobody /カート・ラッセル
Roman Pearce /タイリース・ギブソン

免許を持っていないので、車でスピードを競う楽しさとか、運転の難しさとか、解らないのですが、車を見る彼らは、買って貰うおもちゃを選んでいる子供みたいで楽しそうですよね。

このシリーズにはfamilyや絆を前面に打ち出しても、反論出来ない裏付けがある。
W主演のPaul Walkerを前作で失っているのだから。
あれだけ美しいラストで、彼を悼んだそのスケールで、裏切っても敵になっても、失われない信頼を描いて居る。
あの状況で、私を愛している!と言い切れる彼女凄いな。

そして、そのfamily感維持の為の切り捨て方凄いね。
レティが死んだと思われていた間ドミニクを支えた彼女の存在とか、本来作られる筈だった脚本のエピソードとか。

そっちに目が行っちゃって、愛とか絆とか言われてもちょっと悲しく感じました。


『スプリット(原題 SPLIT) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
監督/脚本 M.ナイト・シャマラン
キャスト
男/ジェームズ・マカヴォイ
ケイシー/アニャ・テイラー=ジョイ
フレッチャー/ベティ・バックリー
マルシア/ジェシカ・スーラ
クレア/ヘイリー・ルー・リチャードソン

M.Night Shyamalan作は毎回賛否が分かれる所です。特にラスト。
思うに、彼も回避依存症なのでは無いでしょうか。
作り上げた世界観をそのまま保てない。裏切ってしまう。・・憶測ですけど。

これはもう、James McAvoyの演技に脱帽ですね。
それぞれの人格を演じ分ける技術。素晴らしい。

ケイシ―の回想がどう生きて来るのかと思ったら、そこか‥
私は彼女の中に変化が無いか心配です。トラウマでは負けていないですしね。
そして、さらわれた理由もちゃんとある。
あの年齢の綺麗な女の子の無敵感は本当に怖い。こんな事を引き起こしちゃうかもしれないのね。

そして、ラスト。この人何言い出す・・と思ったらそう結びますか。
これ、シリーズ化するんですか。
怖いですね。
皆アベンジャーズシリーズに感化されているのかな。

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2017-05-15 マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA) と ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2)

『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題 MANCHESTER BY THE SEA) 』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ビターズ・エンド=パルコ(ユニバーサル作品)
監督 /脚本 ケネス・ローナガン
キャスト
Lee Chandler/ ケイシー・アフレック
Randi Chandler /ミシェル・ウィリアムズ
Joe Chandler /カイル・チャンドラー
Patrick/ ルーカス・ヘッジズ
Silvie Mc Cann/ カーラ・ヘイワード

孤独で無愛想なリーを演じるCasey Affleckの演技は痛々しくて素晴らしい。
尖っているのに、甥っ子を見捨てず寄り添って居る事が何故?と思えたのですが、元々そう言う心優しい叔父なんですよね。
事情聴取の後の行動が痛々しくてでも凄く共感できて悲しかった。
許されたい訳じゃないのよね。罰して罵ってくれた方がまだ救われたわよね‥

そして、新しい人生を送っているランディの後悔がリアル。
凄く良い脚本だなぁ‥と思います。

美しい海辺の町の景色も魅力的で、引き込まれます。

ただ、音楽の使い方が私には合わなかった。
そこはもっと控えるか、むしろ無音でも・・と思ったり。
もしくはヴァイオリンかピアノのソロでも・・
心をせわしなく掻き立てる為の手法と言うより、陶酔するのを邪魔されているように感じました。音楽自体が悪い訳じゃなくて、画像と音がずれた状態で見せられているような煩わしさ。

コレは個人的な感覚かもしれません。映画自体は素晴らしかったです。


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2) 』

製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
監督/脚本 ジェームズ・ガン
キャスト
ピーター・クイル/ クリス・プラット
ガモーラ /ゾーイ・サルダナ
ドラックス /デイヴ・バウティスタ
ヨンドゥ/ マイケル・ルーカー
ネビュラ/ カレン・ギラン
メレディス・クイル/ ローラ・ハドック
マンティス/ ポム・クレメンティエフ
アイーシャ/ エリザベス・デビッキ
エゴ /カート・ラッセル
グルート/ ヴィン・ディーゼル
ロケット/ ブラッドリー・クーパー


前回思いの外魅力的だったgrootから生まれたbabygrootがあざとい位に終始cute。
そして、皆が子守している感が凄く微笑ましい。
だけど、Rocketが要所要所良い仕事していて、可愛さだけでは出せない悩めるイイ男感を出したアライグマの魅力全開です。

父子、姉妹の愛と確執とか、込められて居る事は盛りだくさん。
だけど重過ぎず、彼らのノリを大切に、相変わらず80年代のアメリカンポップミュージックをBGMに。
良いなぁ、この感じ。好きです。
そして、そんな彼らだから泣きました。こういうベタなノリ、好きです。

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2017-05-11 フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE)  と 人生タクシー(原題 تاکسی‎‎)

『フリー・ファイヤー(原題 FREE FIRE) 』

製作年 2016年
製作国 イギリス=フランス
配給 REGENTS
監督 ベン・ウィートリー
脚本 エイミー・ジャンプ 、 ベン・ウィートリー
キャスト
Justine /ブリー・ラーソン
Vernon/ シャルト・コプリー
Chris /キリアン・マーフィー
Ord/ アーミー・ハマー
Harry/ ジャック・レイナー
Stevo /サム・ライリー

子供か!と突っ込みたくなる映画です。最初はハードボイルドかって雰囲気で始まるんですけどね。
馬鹿に銃持たせちゃダメ。
やって居る事は馬鹿な男子の喧嘩で、紅一点のJustineは女だから撃たれない筈?って意味不明な解釈。
ちょっと考えたら、元凶ははっきりしていて自分たちが撃ち合う必要なない・・って解るのに、叩いた叩き返した位のノリで延々と続くの。
殺傷能力の低い銃だからか、中々死なない。だからどんどん修羅場。

途中からはCillian Murphyが生き残ってくれればいい・・としか思えなくなりました。
折角普通に格好良い役だもん。
男は馬鹿で女は強か・・

『人生タクシー(原題 تاکسی‎‎) 』

製作年 2015年
製作国 イラン
配給 シンカ(提供 東宝東和)
監督/脚本 ジャファール・パナヒ
キャスト
ジャファール・パナヒ

Jafar Panahi監督がタクシードライバーに扮して乗客とのやり取りを撮影している・・と言う設定の映画です。
・・・とはいえ、監督はイランからの出国も映画製作も禁じられているので、その辺を明言するのは憚られる・・
この作品も、上映許可は下りず、支援者のお陰で各国で公開されているのだそうです。
オフサイド・ガールズOFFSIDEが好きです。
女性がスタジアムで男性のスポーツを見ることが禁止されているので、男装して潜り込んで逮捕される少女たちの物語。

映画を作るにあたっての厳しい規制。観る為に生きる為に行われて居る事。
それを乗客たちを使って訴えてくる。
表現の自由はない。

そう言う状況下で撮り続け、賞を取る監督、凄い。今後も要注目です。

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2017-05-09 ターシャ・テューダー 静かな水の物語

ターシャ・テューダー 静かな水の物語

製作年 2017年
製作国 日本
配給 KADOKAWA
監督松谷光絵
キャスト
ターシャ・テューダー
セス・テューダー
ウィンズロー・テューダー
エイミー・テューダー

とても柔らかい絵を描く方です。
実は私絵本作家を目指していたんですよね…それなりに有名な日本人の絵本作家に習ってました。二年くらい。
で、あなたの描く物語のラストは絶望的過ぎる。と言われました。途中まではほのぼのしているのに、最後にぶち壊しちゃう。
それが、回避依存症の病状の1つですよね。しょうがない。

こんなほのぼのと、幸せな絵本が描けたら良かったな。
何も起こらない。ただ幸せ。
最初ただの花の紹介のつまらない本だと言われたそうです。
でも、見出した人もいたのです。素晴らしい先見の明ですね。

ターシャはなかなか気が強い。拘りがある。変わり者だったのだと思います。貫き通し努力する厳しさと強い意志を持っている。
作り出した作品も、庭も、生活も、それはそれは美しい。

そんな風に生きている人は、何が起きても乗り越える強さを持っているのね。

そう言う人を知っているな…と思いました。

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2017-05-07 2017/5/6カフェ・ソサエティ(原題 Cafe Society)

『カフェ・ソサエティ(原題 Cafe Society)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド
監督/脚本 ウッディ・アレン
キャスト
ジェシー・アイゼンバーグ/ボビー
クリステン・スチュワート/ヴォニー
ブレイク・ライブリー/ヴェロニカ
スティーブ・カレル/フィル
コリー・ストール/ベン
パーカー・ポージー/ラッド
ケン・ストット/マーティ
ジーニー・バーリン/ローズ
サリ・レニック/エヴリン
スティーブン・クンケン/レナード

Woody Allen監督ですから、普通の恋物語のはずがなく。
ハリウッドの全盛期。キラキラしてます。成功してやり手でも純だったり、純真に見えて結果1番打算的だったり。
まぁ、きらびやかな世界は人を惑わしますよね。
やっぱり、過去に好きだった人って魅惑的なものかしら。1番輝いている時に再会したのがミソかな。
富と名声と家族を手に入れた上であのラストって、皮肉よねぇ。

Kristen Stewartは良い女優だとは思うのですが、前半の可愛らしいファッションスタイルに凄く違和感感じました。クールなイメージですから。後半の着飾った姿は凄く似合って居ましたけどね。
Blake Livelyはクラシックな役似合いますよね。

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2017-05-05 ノーエスケープ自由への国境 (原題 Desierto)

『ノーエスケープ自由への国境(原題 Desierto)』

製作年 2015年
製作国 メキシコ・フランス合作
配給 アスミック・エース
監督ホナス・キュアロン
脚本ホナス・キュアロン マテオ・ガルシア
キャスト
ガエル・ガルシア・ベルナル/モイセス
ジェフリー・ディーン・モーガン/サム

メキシコからアメリカへの不法入国の話ですが、製作はメキシコ・フランスなのね。
狙撃者に何の権限があるのかは知りませんが、アメリカ国民としてメキシコからの移民を蔑んでいるのは分かります。
すごく残忍。狂気です。
灼熱の砂漠で。武器も移動手段も通信手段もない恐怖。
そして、Greenroom でもそうでしたが。犬、怖い。猟犬は特に。
祖父が猟友会の会長で猟犬飼っていましたが、お散歩にも連れて行けませんでした。

久しぶりに頼もしく格好良い Gael Garcia Bernalを見たな♪

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2017-05-04 バーニングオーシャン(原題Deepwater Horizon)

仕事後舞浜ikspiariで映画
バーニングオーシャン(原題Deepwater Horizon)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
監督ピーター・バーグ
マーク・ウォールバーグ/マイク・ウィリアムズ
カート・ラッセル/ジミー・ハレル
ジョン・マルコビッチ/ヴィドリン
ジーナ・ロドリゲス/アンドレア・フレイタス
ディラン・オブライエン/ケイレブ・ハロウェイ
ケイト・ハドソン/フェリシア・ウィリアムズ

実際の海底油田の事故の映画化です。

儲け主義の親会社の思惑と、現場で働く作業員たち。

現場の責任者や作業員たちの、危機管理能力の高さと、親会社の経費削減の為の楽観さが、どこの職種でも一緒ね。でも、こんな危険な職場でそこを削っちゃダメよね。
あんな逃げ場のない場所で…怖いわよね。目で見ている危険だけじゃなく、熱や匂いや揺れや、想像も出来ない恐怖があったと思う。
炎の海に飛び込む勇気、無いなぁ…

先頭 表紙

2017-05-01 僕とカミンスキーの旅(原題 ICH UNT KAMINSKI ) と ぼくと魔法の言葉たち(原題 LIFE, ANIMATED)

『僕とカミンスキーの旅(原題 ICH UNT KAMINSKI )』

製作年 2015年
製作国 ドイツ=ベルギー
配給 ロングライド
監督/脚本 ヴォルフガング・ベッカー
原作 ダニエル・ケールマン
キャスト
ゼバスティアン・ツェルナー/ダニエル・ブリュール
マヌエル・カミンスキー/イェスパー・クリステンセン
カール・ルートヴィヒ/ドニ・ラヴァン
テレーゼ・レッシング/ジェラルディン・チャップリン
ミリアム・カミンスキー/アミラ・カサール

意外と男の人の方がロマンティストよねぇ‥
過去の女性をずっと思い続けるなんて。
彼女は過去の事と割り切っているのにね。

アートを盛り込んだ、とても興味深い作風。
盲目な彼の言動に時々疑問も沸くけど、色々な事を教えてくれた。
それを捨てろ・・のそれって何かな。私にとって。

ツェルナーは評価されない今の状態から抜け出したいけれど、抜け出せない泥沼。
だけど、カミンスキーから得た物は、二枚のお宝的絵画だけじゃない筈。

彼は、それ・・を理解したのだろうか。そして捨てられたのだろうか。
きっと、出来たんだろうな。後は前に進むだけだね。


『ぼくと魔法の言葉たち(原題 LIFE, ANIMATED)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 トランスフォーマー
監督 ロジャー・ロス・ウィリアムズ
原作 ロン・サスカインド
キャスト
オーウェン・サスカインド
ロン・サスカインド
コーネリア・サスカインド
ウォルト・サスカインド

あぁ、もう、なんて愛おしいドキュメンタリー。
自閉症って、突然なることも有るの?
それまで普通に話して歩いて遊んでいた三歳の元気な男の子が、ある日突然言葉を音としてしか理解できなくなり、歩行も危うくなる。

そして、そんな彼の僅かな反応や可能性を信じ、寄り添い、守って生きて来た両親と兄。そして支援者たち。

彼の世界への扉を開ける方法を見つけたのは、本当に奇跡だと思うの。
本当に辛抱強く寄り添って来たんだな‥
そして、それまで愛情を込めて育てて来た成果でもある。

とても愛情深い魅力的な青年に育った。

でもね、いつか老いて行く両親の世話と、両親に変わって弟の世話をしなくてはいけない・・と言う覚悟に愛情持って向かい合っている兄のウォルトが、凄く健気で、可哀想で・・
あのね、全部背負って自分が助ける!って思っていると思うけど、いつか、自分が損な弟に助けられていたんだなぁ‥と思う時も有ると思う。
だから、背負い過ぎないで、自分も楽しんで生きて欲しいのよ。

それにしても、大好きな彼女との別れを受け入れられなくて絶望する彼を見ると、男性はやっぱり女性よりロマンティックだと思うわ。

ディズニーアニメや音楽に溢れ凄く凄く心に染み入る映画でした。

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