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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-11-15 君が生きた証(原題 RUDDERLESS)
2016-11-10 ジュリエッタ(原題 SILENCIO)と エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(原題 EVERYBODY WANTS SOME!! )と コンカッション(原題Concussion)
2016-11-04 92歳のパリジェンヌ(原題La derniere lecon)
2016-11-03 手紙は憶えている(原題Remember) と 胸騒ぎのシチリア(原題A Bigger Splash)
2016-11-01 ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(原題 BRIDGET JONES'S BABY) と インフェルノ(原題 INFERNO)
2016-10-31 2016年10月にスクリーンで見た映画
2016-10-31 スタートレックbeyond
2016-10-30 ゲキ×シネ「乱鶯(みだれうぐいす)」
2016-10-27 われらが背きし者(原題Our Kind of Traitor) と ジェーン(原題Jane Got a Gun) と 奇蹟がくれた数式(原題The Man Who Knew Infinity)
2016-10-20 ある戦争(原題Krigen )


2016-11-15 君が生きた証(原題 RUDDERLESS)

君が生きた証(原題 RUDDERLESS)

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 ウィリアム・H・メイシー
脚本 ウィリアム・H・メイシー 、 ジェフ・ロビンソン 、 ケイシー・トゥエンター
キャスト
サム ビリー・クラダップ
クエンティン アントン・イェルチン
エミリー フェリシティ・ハフマン
ケイト セレーナ・ゴメス
デル ローレンス・フィッシュバーン
リサ・マーティン ジェイミー・チャン
トリル ウィリアム・H・メイシー
ジョシュ マイルズ・ヘイザー
エミリー フェリシティ・ハフマン
フォアマン ドリュー・ポロック


Anton・Yelchin追悼再上映なので、久し振りに劇場鑑賞して来ました。
思えば公開は、鑑賞後見た人が映画の値段を決める。と言う特殊な手法で公開され、最速で見に行って、でもとにかくレビューが書けない映画でしたね。
ネタバレが有り得ない物語ですから。
でも、この映画程、見る度に感じ方が違う映画は無いのでしょうか。
一度目は悲しみから立ち直る物語かと思って観て途中で衝撃を受け、二度目からは最初からそう言う視点で見ることによって、すべてのシーンの持ってる意味が違ってくる。
歌詞の重みも。彼らが見ているであろうものも。

だけど、今回は、余りにもイレギュラー。
どうしたって、息子ジョシュを失ったサムが、Antonの親に思えてくる。
サムは、息子の死から呆然とし、お酒におぼれ身を持ち崩し、ジョシュの自作の歌を見つけ、そしてクエンティンに出会い。
心がやっと動き出し、もう一度見つけた安らぎの中で初めて息子の死に向き合い、大学を訪れ泣いた。
息子が死んでから2年以上が掛かったの。
Antonの両親はちゃんと泣けたかな・・受け入れたかな・・彼らに安らぎが?

家に帰りたいけど 前世みたいに遠い。

って、歌うんですけど、息子Antonの為にロシアからアメリカに亡命した彼らはたとえ帰りたくても帰れない。
今、アメリカで何を思うんだろう・・

サムが息子と同世代のクエンティン達とバンドを組んで、息子に置き換えて彼らを見ているのだろうけど、自分の事も置き換えてみているのだと思う。
今、彼らとここに居るのが自分じゃ無くジョシュなら。彼らに自作の曲を評価され、仲間になれていたら、一緒に夢を見ていたら。
あんな最期は迎えなかっただろう・・そう思わずにはいられないだろうから。

とても恵まれた環境で、何不自由なく育ったジョシュ。
居場所を見つけられずに、重圧から逃げられずに病んでしまった。

ホームレス同然に、病んだ母と二人で生きて来たクエンティン。
自信が無くて臆病で、でも生きるために一生懸命で。
そしてジョシュの詩の中に自分に共通する思いを見つけたのね。
対照的な2人だけど。会った事も無いけど。もしかしたら探していた親友に成れたかもしれない。

緑のギターが欲しくて見つめるクエンティンは、『最高のともだち』で緑の自転車が欲しくて眺めていた少年と同じで。
純粋で控えめで、病んだママ思いで。私の大好きなAntonです。

観る度に泣ける映画ですけど、更に、Antonを思って泣かずに観るのは不可能な映画になりました。

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2016-11-10 ジュリエッタ(原題 SILENCIO)と エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(原題 EVERYBODY WANTS SOME!! )と コンカッション(原題Concussion)

ジュリエッタ(原題 SILENCIO)

製作年 2016年
製作国 スペイン
配給 ブロードメディア・スタジオ
監督 ペドロ・アルモドバル
脚本 ペドロ・アルモドバル
原作 アリス・マンロー
キャスト
アドリアーナ・ウガルテ
エマ・スアレス
ダニエル・グラオ
インマ・クエスタ
ダリオ・グランディネッティ
ミシェル・ジェネール
スシ・サンチェス
ロッシ・デ・パルマ

ジュリエッタは弱過ぎ。誰かに依存しないと生きられないタイプね。
でもこの娘の仕打ち・・あれは酷い。彼女自身辛かったのだろうけど。
それまで献身的な娘だった反動もあったのだろうけど。

コレは子供を持って初めてその理不尽さを思い知るだろうな・・
合わない母娘は悲惨よね。
ジュリエッタ自身も長く疎遠の実家に子供が出来て始めて帰郷しようと思ったわけだし、母親の気持ちを考えられるようになったのだろうし。
父親の死の真相が知りたくて、こっそり調べる気持ちは解る。
誰かを責めたい気持ちも。

私も母とは合わないし。だからと言って愛情が無い訳ではないけれど。


エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(原題 EVERYBODY WANTS SOME!! )

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム
監督 /脚本 リチャード・リンクレイター
キャスト
Jake /ブレイク・ジェナー
Beverly/ ゾーイ・ドゥイッチ
McReynolds /タイラー・ホークリン

滅茶苦茶しょうも無い連中です。
でも80年代頭だったらあんなものなのかなぁ。
強豪大学野球部の選手たち。そんな凄い人たちには到底見えない。
自分のチームメイトが皆あんなだったら嫌だなぁ。違うと信じたい。
でも野球が好きでplayしたら格好良いなら許す。話題が野球の事だけしか無くても私は許す。むしろ他の話はするな!と思うかも。

野球と、ライブのモッシュと、演劇と。私の身近な物が詰まっていたのですが、とても付も無く身近じゃない世界でした。
才能に恵まれ、野球が出来る幸せを噛みしめて生きて。


コンカッション(原題Concussion)

製作年 2015年
製作国 イギリス オーストラリア アメリカ
配給 キネマ旬報DD(提供 ソニー・ピクチャーズ)
監督 ピーター・ランデスマン
脚本 ピーター・ランデスマン 、 ジャンヌ・マリー・ラスカス
キャスト
ベネット・オマル/ ウィル・スミス
ジュリアン・バイレス /アレック・ボールドウィン
シリル・ウチェット/ アルバート・ブルックス
マイク・ウェブスター /デヴィッド・モース
スティーヴ・デコスキー /エディ・マーサン
プレマ・ムティソ/ ググ・バサ=ロー
ロジャー・グッデル/ ルーク・ウィルソン

検視官物の話は色々有りますが、このドクターも良いなぁ‥どうせ検察されるなら、こういう人が良いわよね。と思わせる。

そんなナイジェリアからの移民の医師を、Will Smithがこんなに演技上手かったっけ?と思うくらい見事に演じている。
いつもはオシャレでスマートなかれがたどたどしい英語で朴訥なアフリカ系黒人に見える。

そして良心のある医師たちと共に大企業NFLと戦う。
スポーツに怪我は付き物だし、あれだけ激しいスポーツなら後遺症の可能性は十分考えられるはず。
だけどその可能性を否定され、使い捨てされ、奇行に走り、生きる道を自ら閉ざすしかないスター選手たちは哀し過ぎる。

コレは単館だけじゃなくもっと大きく取り上げて欲しい映画ですねぇ。

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2016-11-04 92歳のパリジェンヌ(原題La derniere lecon)

92歳のパリジェンヌ(原題La derniere lecon)

製作年2015年
製作国フランス
配給ギャガ
監督パスカル・プザドゥー
原作ノエル・シャトレ
脚本パスカル・プザドゥー
キャスト
ディアーヌ /サンドリーヌ・ボネール
マドレーヌ/マルト・ビラロンガ
ピエール/アントワーヌ・デュレリ
マックスグレゴール・モンタナ
クロヴィス/ジル・コーエン
ヴィクトリア/ザビーネ・パコラ

多分、私の受け止め方は他の人とはちょっと違ってしまうのではないかと思う。
それは、私は既に尊厳死を選んだ父を持つからだ。

尊厳死は先の無い重病が認められた人にしか選べないでしょ。
スイスに行っても。書類とかで認められないとね。
でも、マドレーヌはそうじゃ無い。
これ以上老いて、家族に迷惑をかけたりそれこそ尊厳を失うことを拒む行為。
私の父も恐らくそうだったと思う。
家族がアルツハイマーの母親の介護に振り回され、その姿に誰よりも傷ついて居たのは父だったと思う。
私はそれを見ていたから。
だから、そうなる前に・・と尊厳死を選んだ。・・・のだと私は思っている。
祖母が死んだ年齢を自分が超える誕生日の前に。
事実は分からないのよ。何も説明されていないから。

だからね、どうしてマドレーヌは死ぬ死ぬと騒いでいるのだろう・・と思った。
静かに1人で行くんじゃないんだ‥って。
ここ最近の尊厳死物は、重病の人が周囲を巻き込んで最善の最期を自分で選ぶって感じでしょ。
でもコレはそうじゃ無い。老いてはいるけど頭はしっかりしている。
老いは辛い。出来ない事が増えて行くのも辛い。だから分かるのよ。辛いだけの毎日を送るより終わりにしたいって。
私もきっとそうする。父の年になったらその年を超えないようにしなくては‥と思うと思う。
尊厳死は、そう言う思いを子供に残す行為ではあると思う。
でも、きっと誰にも言わずにこっそり逝くだろうな。その後見付かる手紙は残すかもだけど。
父が死んだ時、どうして何も言ってくれなかった?と怒った。私はあなたの癒しにはなれなかった?と泣いた。
何の言葉もなかった。何も残されなかった。そのことが哀しくて悔しくてずっと傷付いて居た。何故?の答えをずっと探していた。
でもマドレーヌを見て、私はああはしない・・と思った時、父の選んだ方法が受け入れられた。
そうか・・父娘だね。誰にも黙ってそっと逝きたいんだね・・自分の人生を抱きしめるように。
私はこの映画で、父の死の答えを得たような気がする。ありがとう。
娘の気持ちも解る。息子の気持ちも解る。孫の気持ちも解る。友人の気持ちも。
そんな色々な思いを受け止めて、父の死と付き合って来た。

でもね、このマドレーヌの尊厳死までの宣言は、自分の為じゃ無かったの。
尊厳死を社会に訴えかける為の行動だったの。
それが分かって、その強さに感動した。
だから父の為にも、自分の為にも、ありがとうと言いたい。

私は苦しんだ。長い間。そして受け入れた。自分も尊厳死を選ぶつもり。

我が子の為に、尊厳死を選ばず最後まで頑張る人生も立派だと思う。

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2016-11-03 手紙は憶えている(原題Remember) と 胸騒ぎのシチリア(原題A Bigger Splash)

『手紙は憶えている(原題Remember) 』

製作年2015年
製作国カナダ・ドイツ合作
配給アスミック・エース
監督アトム・エゴヤン
脚本ベンジャミン・オーガスト
キャスト
ゼブ・グットマン/クリストファー・プラマー
マックス・ザッカー/マーティン・ランドー
チャールズ・グットマン /ヘンリー・ツェニー
ジョン・コランダー/ディーン・ノリス
ルディ・コランダー/ブルーノ・ガンツ

何とも切ない復讐劇。
老い先短い老人たち。これらの過去にはナチが関わっている。
家族を殺された恨みは、彼らの人生に老いても消えない影を落としている。
そしてそれは、ナチの親衛隊側にも。
戦犯たちは過去を隠し名前を変え幸せを築いた。それでも心が休まる事は無かったルディ・コランダー。
老いて、全てを忘れてしまうことは哀しいけれど、幸せな事でも有るのかもしれない。
思い出したくない過去を忘れられるなら。
忘れられる方は堪らないけど。
衝撃的ではありますが、その事実は充分予測できました。哀し過ぎる事実。
そこへ持って行く過程の旅の存在が、良いです。
狂気な歴史だけれど、そこにいたのは普通の心を持った人間だったのだと良く分かる。
だからこそ、怖いのだと。

『胸騒ぎのシチリア(原題A Bigger Splash)』

製作年2015年
製作国イタリア・フランス合作
配給キノフィルムズ
監督ルカ・グァダニーノ
原作アラン・パジェ
脚本デビッド・カイガニック
キャスト
マリアン/ティルダ・スウィントン
ペン/ダコタ・ジョンソン
ハリー/レイフ・ファインズ
ポール/マティアス・スーナールツ

Tilda Swintonの着るDiorの洋服が兎に角素敵。彼女はいつも中性的なイメージだけれど、凄く清楚でsexyです。
世界的ロック歌手の役。似合っています。
そして年下恋人と過ごすパンテッレリーア島が素敵。暗い過去を持つ島みたいだけど。
『太陽が知っている』のリメイクですが、それよりは愛情深い作品です。
2人のその後はあんなに悲惨じゃないのではないかな。
お互いの傷付いた心を支え合う感じ。
恐怖から脱力して笑えるラストですし。
なんだか、痛々しくて守ってあげたくなる二人なの。
邪魔しないで欲しいわ。

先頭 表紙

2016-11-01 ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(原題 BRIDGET JONES'S BABY) と インフェルノ(原題 INFERNO)

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(原題 BRIDGET JONES'S BABY)』

製作年 2016年
製作国 イギリス
配給 東宝東和
監督 シャロン・マグワイア
脚本 ヘレン・フィールディング 、 エマ・トンプソン 、 ダン・メイザー
原作 ヘレン・フィールディング
キャスト
Bridget Jones/ レニー・ゼルウィガー
Mark Darcy/ コリン・ファース
Jack Qwant/ パトリック・デンプシー
Bridget's Dad /ジム・ブロードベント
Bridget's Mum /ジェンマ・ジョーンズ
Dr. Rawling/エマ・トンプソン

等身大の冴えないブリジットが共感を集めた大人気シリーズですよね。
勿論大好きです。

でも冴えないと言う割にいつもブリジットはモテモテですよね。
度胸が有ってポジティブで。羨ましい。

色々有ってもいつもブリジットが大好きで守ってくれていたマークが好きです。
凄く不器用で。相性最悪でも、正反対の性格でも、だからこそ彼女に惹かれるの、解るんです。
要領の良いダニエルは友達には良いけどパートナーにするには問題有と思っていましたけど、事故死扱い?まぁ、もう一展開したそうですけど。
新しく出会ったジャックはゴメンね、私苦手なタイプだわ。
自信があって気が利いて。ちょっと臆病だったりもする。
でもブリジットに惚れる人は皆男前よね。
そしてマークの前だと失敗しちゃうブリジットが凄く解る。可愛い♪
今回凄く加齢が目立ったけど、それでもかわいい♪

43歳で未婚でいる恐怖って言うのは、ごめんね、私解らない。
自由にどこでもいけて、気兼ねなく誰かと付き合えて、一人の空間を楽しめて、羨ましく思うのは、無い物ねだりなのね。きっとお互い。

でも今回見たかったのは、Ed Sheeranです!彼がカメオ出演して、しかも曲が挿入歌として使われていると聞いたので、 楽しみにしていました。
ラブロマンス物には彼の曲、歌声最高に合いますよね。大好きなんです。
意外としっかり出て来てて、歌っていて、嬉しかった♪

『インフェルノ(原題 INFERNO)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ロン・ハワード
脚本 デヴィッド・コープ
原作 ダン・ブラウン
キャスト
ラングドン教授/トム・ハンクス
シエナ・ブルックス/フェリシティ・ジョーンズ
クリストフ・ブシュール/オマール・シー
ハリー・シムズ/イルファン・カーン
ゾブリスト/ベン・フォスター

ハンサムな黒人さんが出てると思ったらOmar Syでした♪最近悪い役も多いけど、今回はどうかな?と言う意味でハラハラドキドキしながら見てました。

とは言え、こういう歴史的推理物は大好き♪
Tom Hanksははまり役よね。

記憶も敵味方も解らない混沌とした記憶の中で見る幻影はおどろおどろしいし、もどかしい。
でも冴えだしたら頼もしい。

でも、やっぱりこういうのは本で読む方が想像を掻きたてられて面白いのよねぇ・・

先頭 表紙

2016-10-31 2016年10月にスクリーンで見た映画

2016年10月にスクリーンで見た映画

14本・・・今月は全然見られてないです。国際映画祭も有ったと言うのに・・
あ。STAR TREK野外上映も入れたら15本か。

☆ゲキ×シネ「乱鶯(みだれうぐいす)」
○われらが背きし者(原題Our Kind of Traitor)
○ジェーン(原題Jane Got a Gun)
 奇蹟がくれた数式(原題The Man Who Knew Infinity)
○ある戦争(原題Krigen )
 ジェイソン・ボーン(原題Jason Bourne)
☆スター・トレック BEYOND(原題 STAR TREK BEYOND )×2
 アイ・ソー・ザ・ライト(原題 I SAW THE LIGHT)
○ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(原題 GENUIS )
 人間の値打ち(原題 IL CAPITALE UMANO)
 イエスタデイ(原題Beatles)
 ラスト・ウィッチ・ハンター原題The Last Witch Hunter
 イレブンミニッツ 11minut

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2016-10-31 スタートレックbeyond

startrekbeyond 2回目観賞

泣かずには見られないけど、沢山笑えるくらい心が動いている。
もう antonyelchin が恐怖や苦痛から解放されていることを安堵し受け入れよう…
何より、悲しみ、悼むたくさんの仲間やファンがいることを誇らしく思うわ。
私は君を忘れない。

沢山笑って泣いた。国際映画祭2016で一話目を見たところなので、皆年を重ねたな〜としみじみ思いました。

先頭 表紙

2016-10-30 ゲキ×シネ「乱鶯(みだれうぐいす)」

ゲキ×シネ「乱鶯(みだれうぐいす)」

製作年 2016年
製作国 日本
映像監督 出海拓治
演出 いのうえひでのり
作 倉持裕
キャスト
鶯の十三郎/ 古田新太
お加代/ 稲森いずみ
小橋勝之助 /大東駿介
おりつ/ 清水くるみ
火縄の砂吉 /橋本じゅん
お幸/ 高田聖子
勘助 /粟根まこと
小橋貞右衛門/ 山本亨
黒部源四郎/ 大谷亮介

古田新太さんの十三郎もですけど、高田聖子さんの呉服屋丹下屋さんの女将お幸さんが素敵。流石吉原上がり。頼もしいし、潔いし、人情深い。
でもお夏ちゃんが太一に反物勧められてときめくシーンがなかったですね。好きなのに。

男の人はおかよさんやお律さんみたいに守ってあげたくなる可愛い女が好きですよね。
私はむしろ一人で生きていける強い女になりたいです。
女将に代わって料理やお酒を持ってきたり、女将さん心配して帰って来るまで飲んでるお客さんたちとか大好きです。

そして音楽がゾクゾクします。

舞台と違って、表情の演技や脇役の細かい動作等が見られるのがゲキ×シネの魅力。
両方堪能して行きたいですね。

先頭 表紙

2016-10-27 われらが背きし者(原題Our Kind of Traitor) と ジェーン(原題Jane Got a Gun) と 奇蹟がくれた数式(原題The Man Who Knew Infinity)

『われらが背きし者(原題Our Kind of Traitor) 』

製作年 2016年
製作国 イギリス
配給 ファントム・フィルム
監督 スザンナ・ホワイト
原作 ジョン・ル・カレ
脚本 ホセイン・アミニ
キャスト
ペリー /ユアン・マクレガー
ディマ/ステラン・スカルスガルド
ヘクター /ダミアン・ルイス
ゲイル/ナオミ・ハリス

Stellan Skarsgardが滅茶苦茶貫禄出ていてびっくりしました。
そしてEwan McGregorは、私的にはこの位の鬱陶しい髪型の方が似合うと思う。
マフィアだから悪人は悪人だけど、義を通すディマ。
あんな怪しい人に誘われて着いて行くペリーはどうかと思うけど、お人好しで正義感が有って、そんなペリーを見つけたディマはついていたのか、人を見る目が有ったのかな。
ヘクターも私恨があるとはいえ、孤軍奮闘で頑張ってくれましたよね。相手の方が一枚上手だけど。

ヘリに乗る時、嫌な予感が有ったんでしょうね。
振り返り、一人で行くと言ったディマが凄く印象的でした。

皆演技派なので、引き込まれ最後までハラハラします。

『ジェーン(原題Jane Got a Gun)』

製作年2015年
製作国アメリカ
配給ポニーキャニオン
監督ギャビン・オコナー
脚本ブライアン・ダフィールド/アンソニー・タンバキス/ジョエル・エドガートン
キャスト
ジェーン・ハモンド /ナタリー・ポートマン
ジョン・ビショップ/ユアン・マクレガー
ダン・フロスト/ジョエル・エドガートン
ビル・ハム・ハモンド/ノア・エメリッヒ
フィッチャム/ロドリゴ・サントロ
ビック・ビショップ/ボイド・ホルブルック

Natalie Portmanの危うい役の演技が好きなのですが、ジェーンは戦う女です。
頼もしい。弱いけど、頼もしい。やはり母になって強くなったのか・・
何が有ったのか、どういう関係なのか分からないまま話は進むけど、女一人、生きて行こうと思ったら、そりゃそうよね・・な展開。どこの国でもいつの時代でも・・
でも健気で可愛いジェーンだから救いの手が現れて。
お互い仕方がないんだけど。何が悪いかって言ったら、間が悪い?でもやっぱり戦争のせい?
なんだけど。ハモンドがね、何だか可愛そう。
どんな悪人でも、無法者でも、野暮でも、王子様になれるんですよ。そう証明したのに。
安定した全てを捨てて、守ったのに。
めでたしめでたしには余計になっちゃう。悲しいね・・でも幸せになって欲しいね。

『奇蹟がくれた数式(原題The Man Who Knew Infinity)』

製作年2015年
製作国イギリス
配給KADOKAWA
監督マシュー・ブラウン
原作ロバート・カニーゲル
脚本マシュー・ブラウン
キャスト
ラマヌジャン/デブ・パテル
G・H・ハーディ/ジェレミー・アイアンズ
ジャナキ /デビカ・ビセ
ジョン・リトルウッド /トビー・ジョーンズ
サー・フランシス・スプリング/スティーブン・フライ

コネも身分も学歴も無い外国人が成功するには厳しい時代。
女性軽視のインドの社会が良く解る。
勿論戦争と言う大きな障害があったせいも有るのだろうけど、もうちょっと彼の内面に踏み込んで来てくれる人が居たら良かったのに・・と思わずにはいられません。
ベートーヴェンの交響曲第10番と並び称される・・のフレーズに思わず泣かされました。
不本意だっただろうなぁ‥悔しかっただろうなぁ‥そして世界にとっても大きな損失だっただろうなぁ‥
と思うと切ないです。

先頭 表紙

2016-10-20 ある戦争(原題Krigen )

ある戦争(原題Krigen )

製作年2015年
製作国デンマーク
配給トランスフォーマー
監督/脚本 トビアス・リンホルム
キャスト
クラウス/ピルウ・アスベック
マリア/ツバ・ノボトニー
マーティン/ソーレン・マリン

物語は21歳の兵士が地雷の犠牲になる事から始まります。
壮絶です。
常に緊張感を強いられるなか、民間人の為にも尽くす。
危険な前線にも出て行く。クラウスはそんな隊長です。
あの状況での判断。それを後に問われるのは苦しい。それでも、その判断力を問われる。

その軍法会議の存在があることは、民間人としてはとても頼もしい。手を緩めず追求する人が居る事も。
でも、酷だなぁ‥と思わずにはいられない。
勿論、兵士の命と民間人の命を天秤に掛けることはできないけれど。
それぞれに家族があり、思いが有るのだから。

そして、罪に問われ服役したとしても、問われず元の生活に戻ったとしても、彼は救われてはいない。常に自分が自身を罪に問うている感じ。
家族の中で穏やかな日常を過ごしていても。
そうやって、戦争体験者は苦しんで生きて行くのだなぁ‥と思った。
Tobias Lindholmが脚本監督だんね。そうなるわよね。

先頭 表紙


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