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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-08-31 神様の思し召し(原題 SE DIO VUOLE ) と ティエリー・トグルドーの憂鬱(原題 LA LOI DU MARCHE)
2016-08-30 リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(原題 Little Boy)
2016-08-27 ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉(原題 TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES: OUT OF THE SHADOWS) と 世界一キライなあなたに(原題 ME BEFORE YOU)
2016-08-25 ハートビート(原題 HIGH STRUNG) と ダーティー・コップ(原題 THE TRUST)
2016-08-25 神のゆらぎ(原題 MIRACULUM )
2016-08-19 ゴーストバスターズ(原題 GHOSTBUSTERS)
2016-08-18 ビヘイビア(原題 CONDUCTA) と ヒップスター(原題 I AM NOT A HIPSTAR)
2016-08-17 栄光のランナー/1936ベルリン(原題 RACE)  と ストリート・オーケストラ(原題 TUDO QUE APRENDEMOS JUNTOS)
2016-08-15 ジャングル・ブック(原題 THE JUNGLE BOOK) と エクスポーズ 暗闇の迷宮(原題 DAUGHTER OF GOD)
2016-08-10 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(原題 LES HÉRITIERS) と ニュースの真相(原題 TRUTH)


2016-08-31 神様の思し召し(原題 SE DIO VUOLE ) と ティエリー・トグルドーの憂鬱(原題 LA LOI DU MARCHE)

神様の思し召し(原題 SE DIO VUOLE )

製作年 2015年
製作国 イタリア
配給 ギャガ
監督 エドアルド・ファルコーネ
脚本 エドアルド・ファルコーネ 、 マルコ・マルターニ
キャスト
マルコ・ジャリーニ
アレッサンドロ・ガスマン
ラウラ・モランテ
イラリア・スパーダ
エドアルド・ペーシェ
エンリコ・オティケル

傲慢で周囲に煙たがられる優秀な心臓外科医のトンマーゾが、私は嫌いではない。
対人は兎も角、医師として彼の完璧主義と手術好きは頼もしいし、口は悪いけどねちっこくはない。
まぁ、傷つくだろうけど・・
そして、かなりのリアリスト。神は信じないけどゲイは差別なく受け入れられる。そこが好き。
息子を傷つけないようにふるまいながら、裏でとる行動の滑稽さ。
若者を虜にする胡散臭い神父様、確かに怪しいのです。ぶっきらぼうで口は悪いし、強引ですからね。
彼に出会って、トンマーゾは変わって行くのだけれど、それは宗教的にでは無くて、寛容さを身に付ける感じ。
人を信頼する。それを口に出せる。そう言う変化かな・・

お姉さん夫婦のキャラが凄く良くて、彼女が、7歳の子どもにクラシックを聞かせるのは拷問だったのよ。私は○○が好きなの!って子供の頃からの不満をぶちまけるんですけど、そこで気が付いた。
あぁ、このパパは私の死んだ父に似ているんだ‥って。
幼少時最初に買って貰ったレコードはビバルディの四季だったなぁ‥TVと漫画は禁止だったけど、絵画展や能楽や陶芸家の釜とか連れて行かれてた。
父が喜ぶから楽しい振りをする子供だった。
でも、私が女だてらに野球をやりたいと言っても反対はしなかった。最初はさり気なく茶道は?吹奏楽は?って推して来たけど、最後まで協力してくれて応援してくれたよね。
そんな所も似ているかなぁ‥って。
あんな傲慢じゃないですけどね。

そしてぼろくそに言われる娘婿ですが、ああいうキャラが家に居るのって確かにウザいけど、癒されるわよね。

そして最近訳有って気になる電子タバコ、吸ってましたね〜

この映画のラスト、どうなったか解らない。それがこの映画の邦題なんだね。
でも最後に起きた事象に思わず笑みを漏らしたのは、彼だけじゃない筈。
受け入れられない理不尽な人の死を、受け入れないといけない。後押しをされた気がする。


ティエリー・トグルドーの憂鬱(原題 LA LOI DU MARCHE)

製作年 2015年
製作国 フランス
配給 熱帯美術館
監督/脚本 ステファヌ・ブリゼ
キャスト
ヴァンサン・ランドン
カリーヌ・デ・ミルベック
マチュー・シャレール

先に見た『神様の思し召し』で主人公が演じた「悲惨な家族を持つ自分」を地で行くような状況のティエリー。
でも障害を持つ息子を愛する良いパパなのです。
それに、エンジニア時代はそれなりに裕福だったのですよね。
ローンは残っているけど家があり、トレーラーハウスも持っていて。
中々生活水準は落とせない。
お国柄とか、そう言う職業の常識は解らないけど、不正を働いたスタッフ解雇は普通じゃないのかな?
確かに横領とかではないけど、規定で決められているんでしょ?
誰かがその嫌な役割になうんだから、その行動はちょっと甘いんじゃないかな?って思ってしまいました。

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2016-08-30 リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(原題 Little Boy)

リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(原題 Little Boy)

製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 東京テアトル(提供 日活)
監督 アレハンドロ・モンテヴェルデ
脚本 アレハンドロ・モンテヴェルデ 、 ペペ・ポーティーロ
キャスト
ペッパー・フリント・バズビー/リトル・ボーイ/ ジェイコブ・サルヴァーティ
エマ・バズビー/ エミリー・ワトソン
ハシモト /ケイリー=ヒロユキ・タガワ
ジェイムズ・バズビー /マイケル・ラパポート
ロンドン・バズビー/ デヴィッド・ヘンリー
クリスピン司祭 /エドゥアルド・ヴェラステーギ
ベン・イーグル/ ベン・チャップリン
オリバー司祭 /トム・ウィルキンソン

何とも切ないお話です。

家族を思う気持ちも、大切な人を失ったら悲しい気持ちも、国も人種も関係無いのに、どうして戦争をするのでしょうね?
当時の日本は狂気の中にあったと思います。長く続いた平和で緩慢な江戸幕府を強引に終わらせて、築いたのは戦争国家ですよ。
若く、青臭く、未熟な国だったのでしょうね。

遠い異国で暮らす日系人たちがどんな日々を送っていたかが分かります。
ハシモトはたった一人で。小さな町で。
ただの滑稽な嫌われ者としてではなく、たった一人の敵国の日本人であるハシモトを凄く丁寧に描いて居ます。
本国で暮らした年数よりもはるかに長くアメリカで暮らし、アメリカ国民なのに受ける差別。
あからさまの嫌がらせ。暴力。でも、ぶしつけな少年に対する優しさ、寛容さ。
彼の抱える哀しみや諦め。それを丁寧に描いて居て、徐々に彼を好きになる。
ペッパー少年と一緒に。
戦争で息子を失い日本人を憎んでしまう父親の気持ちだって解る。

哀しい戦争映画です。戦闘シーンはほとんど出て来ないのですが、流石に衝撃的なシーンも・・
ほのぼのと描いて居るのですが、当時の日本の民はもっと悲惨な生活でしたよね・・

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2016-08-27 ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉(原題 TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES: OUT OF THE SHADOWS) と 世界一キライなあなたに(原題 ME BEFORE YOU)

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉(原題 TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES: OUT OF THE SHADOWS)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 東和ピクチャーズ
監督 デイヴ・グリーン
キャスト
エイプリル・オニール/ ミーガン・フォックス
ヴァーン/ ウィル・アーネット
Rebecca Vincent /ローラ・リニー
ケイシー・ジョーンズ /スティーヴン・アメル
バクスター・ストックマン/ タイラー・ペリー
シュレッダー /ブライアン・ティー
ビーバップ /ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ
ロックステディ/ ステファン・ファレリー

亀たちに甘いかも・・
表情がリアルで好き。彼らの動きも好き。
ストーリーは穴だらけだけど、そう言う事を求めていないから。

世界一キライなあなたに(原題 ME BEFORE YOU)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 シーア・シェアイック
脚本 ジョジョ・モイーズ
原作 ジョジョ・モイーズ
キャスト
Lou Clark /エミリア・クラーク
Will Traynor/ サム・クラフリン
Camilla Traynor/ ジャネット・マクティア
Stephen Traynor/ チャールズ・ダンス
Bernard Clark /ブレンダン・コイル

ベストセラー恋愛小説の映画化・・・とは言え、甘くない。
funnyなルイーザ役をEmilia Clarkeが凄く上手く演じている。決して美人過ぎない。顔をくしゃくしゃにして笑う気取らない姿が役にピッタリ。

スイスでの尊厳死に関する映画は近年多い。
自殺を禁じている宗教は多いので、難しいことだけど・・他人事では無いので・・
勿論、それが誰にとっても最善の方法とは限らない。
でも、この選択肢があるという事実は救いだと思う。
私がその方法を選んでスイスに向かう時が来たとしたら、止めないで欲しい。
幸せな思い出を胸に抱いて逝かせて欲しい。
そう思うのと同時に、残される方の気持ちも解る。自殺されるよりもよっぽど良い・・・と言うことも知っている。
でも、それでも生きる、頑張る。そういう人も尊敬しる。それを支える人たちも尊敬する。

古城のある美しい街で、それを所有する裕福な家族に起きた悲劇。
心を閉ざした青年。
誰に対しても親切で、ストレートなルイーザが学ぶことを諦めたのはきっとその優しさのせい。
家族を支える為に働くことを選らんだ。
独特の個性とセンスの持ち主だから可能性を秘めている。
そんな彼女を愛し、後押しをしたいと思えたウィルは幸運だったね。

とても美しい景色に美しい人たち。悲しさと優しさに寄り添うような音楽。
じわじわと泣かされ、優しくて悲しいラストに寄り添うendingの「not today」と言う歌が素敵で。心地良く泣ける。
誰が歌っているんだろう・・すぐにサントラが欲しくなりました。

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2016-08-25 ハートビート(原題 HIGH STRUNG) と ダーティー・コップ(原題 THE TRUST)

ハートビート(原題 HIGH STRUNG)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 武蔵野エンタテインメント 提供:東宝東和
監督 マイケル・ダミアン
キャスト
Ruby /キーナン・カンパ
Johnnie /ニコラス・ガリッツィン
Jazzy /ソノヤ・ミズノ

ストーリーは兎も角、地下鉄でのストリートダンスバトルシーンやヴァイオリン演奏での喧嘩等は見応え有ります。
N.Y.のダンサーって結構身近なので、興味深いし。
ロックとコラボしたりするヴァイオリンの可能性の広さには感動します。

厳しい先生や、嫌味な同級生がいても、それすら一途に打ち込み夢を叶える為には必要不可欠。
苦悩したり迷ったりしながら夢を追うのは若者の特権よね。

何より、階下のダンスチームの彼らが素敵だったわ。

ダーティー・コップ(原題 THE TRUST)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
監督 /脚本 アレックス・ブリューワー 、 ベン・ブリューワー
キャスト
ニコラス・ケイジ
イライジャ・ウッド
スカイ・フェレイラ

リジー、大人になったなぁ‥と言うのが一番の印象です。
ニコラス・ケイジは無表情で何を考えているのが分からない役が多いですよね。
汚職警官だけど、悪人とは思えないような雰囲気。でも、やっぱり悪人。

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2016-08-25 神のゆらぎ(原題 MIRACULUM )

『神のゆらぎ(原題 MIRACULUM )』

製作年 2014年
製作国 カナダ
配給 ピクチャーズデプト
監督 ダニエル・グルー
キャスト
Étienne /グザヴィエ・ドラン
Martin /ロビン・オベール
Evelyne /アンヌ・ドルヴァル

「飛行機が落ちるのは全能の神が居ない証拠だ」

飛行機が墜落するの。

圧倒的な破壊力で、沢山の人の命を奪う。生き残ったのは身元の分からない瀕死の男性ただ一人。
そこに乗っていたかもしれない、不倫中の老人カップル、倦怠期のエリート夫婦、過ちをおかし償いたい男。
誰が乗ったのか、誰が助かったのか・・解らないまま、その命を見つめる若い看護師と、死の病のフィアンセ。

乗った人の思い、乗らなかった人の思い。善とか悪とか。
それは関係なく圧倒的力で命は奪われるのか、それとも、そこに偉大なる意志があるのか?それは誰にも解らなくて。
でも、宗教家たちはそこに意味があると言えるのでしょうね?

助かる命を見捨てて宗教を貫くべきなのか?それが神の意志なのか?葛藤する。
私は今のところ無宗派だけど、宗教は人に生きる力をくれる事も有るし、奪う事も有る。
周囲に迷惑をかけなければ基本自由なのだと思う。

だけどね・・・

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2016-08-19 ゴーストバスターズ(原題 GHOSTBUSTERS)

ゴーストバスターズ(原題 GHOSTBUSTERS)


製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督 ポール・フェイグ
脚本 ケイティ・ディポルド 、 ポール・フェイグ 、 ポール・フェイグ 、 ケイティ・ディポルド
キャスト
Erin Gilbert /クリステン・ウィグ
Abby Yates/ メリッサ・マッカーシー
Jillian Holtzmann /ケイト・マッキノン
Patty Tolan /レスリー・ジョーンズ
Kevin /クリス・ヘムズワース
Harold Filmore/ チャールズ・ダンス
Agent Hawkins/ マイケル・ケネス・ウィリアムス
Mayor Bradley /アンディ・ガルシア
Agent Rorke /マット・ウォルシュ
Jennifer Lynch /セシリー・ストロング


Chris Hemsworthの使い方が最高に上手い!
perfectbodyと癒し系ハンサムの彼のオツムがとことん弱くて憎めない所とか、途中の見せ場とかエンディングのダンスとか。
本家から30年経って当時ドキドキしながら大笑いしていた子供たちが中年になったここで、イタイ系女性たちを主役に持ってくる方向性。
Kevinを観賞用に置いておきたいなんて年上女性の願望とか上手いわよね。
更にはオジー・オズボーン Ozzy Osbourne主宰のロックフェスが彼女たちのゴーストバスターズメジャーデビューになる辺り・・好きです。
この辺も嘗て子供だった中年層狙いの表れ?

個人的には想像した物に姿を変える・・と言われて頭を白紙にしたのに思わず浮かんでしまって戦う羽目になった巨大マシュマロマンの設定がドキドキして好きだったので、色々と嬉しかったりします。


勿論シリーズ化予定のようですよ?

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2016-08-18 ビヘイビア(原題 CONDUCTA) と ヒップスター(原題 I AM NOT A HIPSTAR)

『ビヘイビア(原題 CONDUCTA)』

製作年 2014年
製作国 キューバ
配給 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
監督 エルネスト・ダラナス・セラーノ
キャスト
Carmela /アリーナ・ロドリゲス
Chala/ アルマンド・バルデス・フレイレ
Raquel /シルビア・アギラ
Sonia /ユレット・クルス
Ignacio /アルマンド・ミゲル・ゴメス
Yeni /アマリ・フンコ
Maria/ ミリエル・セハス

私は教員一家に産まれ育ったので、こう言う先生と生徒物は好きです。
体制と戦って生徒を守ろうとする筋の通った生き方。その先生に嘗て救われた元教え子たちの支持。

11歳のチャラは物凄く生活力が有ってやんちゃだけど大人っぽい顔をしておませさん。
でも先生のカリメラを本当の祖母だったらいいのに・・と呟いてしまうほど本当は誰かに甘えたい。
母親にそれが出来ればいいのに。父親も居ないし。
他にも問題を抱えている家の子供たちが沢山居て。
表面だけを見て教育なんて出来ないのに、どんどん教師の出来る事が減っているのは日本だけじゃないのね。
親も先生も子供を躾けられない時代・・

『ヒップスター(原題 I AM NOT A HIPSTAR)』

製作年 2012年
製作国 アメリカ
配給 ピクチャーズデプト
監督 デスティン・ダニエル・クレットン
キャスト
Brook Hyde /ドミニク・ボガート
Clarke /アルバロ・オーランド

流石 ショートターム のDestin Daniel Cretton監督。
傷ついて悲しみに依存した人間の奇妙な行動やシリアスな笑いが上手い。
妹たちが可愛い。自称マネージャー君の打たれ強いキャラも好き。

素敵な曲と歌詞の歌と、歌声。
でも傷を癒すのは悲しい歌じゃないんだって思い知る。

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2016-08-17 栄光のランナー/1936ベルリン(原題 RACE)  と ストリート・オーケストラ(原題 TUDO QUE APRENDEMOS JUNTOS)

栄光のランナー/1936ベルリン(原題 RACE)

製作年 2016年
製作国 アメリカ ドイツ カナダ
配給 東北新社/STAR CHANNEL MOVIES
監督 スティーヴン・ホプキンス
脚本 ジョー・シュラプネル 、 アナ・ウォーターハウス
キャスト
ジェシー・オーエンス/ステファン・ジェームズ
ラリー・スナイダー/ジェイソン・サダイキス

オリンピック・・様々なスポーツの頂点になるのかな?
それぞれの国の代表として。
でも1936年のベルリンオリンピックは、第二次世界大戦に突入する直前。
ユダヤ教への弾圧が始まっていて、選手は単に記録的に優れている物では無くて、出場権利が無かったり、差別されたり、抗議の為に辞退せざるなかったり・・。
嫌がらせや妨害はるけれど、走っている時は自由だ・・と走り続けるジェシーが素敵。

ドイツ人の優位性を示せと指示されるドイツの選手も哀しい。だけど素晴らしいスポーツマン精神。だからこそドイツ人とひとくくりにして考える訳にはいかないのだけれど。
アメリカはあの戦争でヒーローのように描かれるけど、その裏では激しい黒人に対する差別があり、それは今も尚無くなった訳じゃ無くて。
アメリカはユダヤ人を弾圧するナチスに、キミたちも言えないだろ?と指摘される。本当よね。
二つの人種差別のお話なのだけれど、身体能力に優れている黒人のスポーツ選手は、差別をなくすのに大きな役割を担いましたよね。

個人的に、黒人さん好きなので・・

ストリート・オーケストラ(原題 TUDO QUE APRENDEMOS JUNTOS)

製作年 2015年
製作国 ブラジル
配給 ギャガ
監督 セルジオ・マチャド
脚本 マリア・アデライデ・アマラル 、 マルセロ・ゴメス 、 セルジオ・マチャド 、 マルタ・ ネリング
キャスト
ラエルチ /ラザロ・ハーモス
サムエル /カイケ・ジェズース
VR /エウジオ・ヴィエイラ
アジーラ /サンドラ・コルベローニ
ブルーナ/ フェルナンダ・フレイタス

音楽って凄い。憶えて行く楽しみ。上達して行く喜び。美しい演奏が出来たら勿論。
サークルになって皆で順番に演奏をしていく無邪気な生徒たちの姿が素敵。
生活は悲惨で、背負って居るものは重くて、抜け出せない悪循環の環境の中だけど。
そして外の社会からは目の敵にされているけれど。
特に黒人さんの音楽的センス好きなので、ヴァイオリンを弾いている姿に見惚れます。
ストーリーはまぁ上手く行き過ぎな気はしますが、最初に伏線を張って置いた独唱が素敵でした。勿論演奏も。

先頭 表紙

2016-08-15 ジャングル・ブック(原題 THE JUNGLE BOOK) と エクスポーズ 暗闇の迷宮(原題 DAUGHTER OF GOD)

ジャングル・ブック(原題 THE JUNGLE BOOK)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
監督 ジョン・ファヴロー
キャスト
モーグリ/ ニール・セディ
黒ヒョウのバギーラ/ ベン・キングズレー
クマのバルー /ビル・マーレイ
オオカミのラクシャ /ルピタ・ニョンゴ
巨大なサルのキング・ルーイ /クリストファー・ウォーケン
ヘビのカー /スカーレット・ヨハンソン

贅沢な声優陣♪特に前評判通り蛇のカー役のScarlett Johanssonが凄いのね。
キング・ルーイの歌もChristopher Walken本人が歌ったのかしら。まぁ、彼はミュージカルも出来る人ですしね。

そしてCG技術の素晴らしさを痛感させられる・・動物たちのリアルさ・・だからこそ、ただ一か所実写のモーグリ少年が生きる!
あの子の表情とか動きとか、良いです。

エクスポーズ 暗闇の迷宮(原題 DAUGHTER OF GOD)

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ハピネット
監督 デクラン・デイル
キャスト
Detective Galban/ キアヌ・リーヴス
Isabel De La Cruz/ アナ・デ・アルマス

途中の作り方は兎も角、最初の突然の不思議な出来事から、全てが明らかになるラストへの繋がりが凄く良かった。
なんかもう、腹が立つし、悔しいし、可哀想だし、自己防衛本能で現実を曲げて記憶を置き換えてしまうくらいショックで、壊れてしまったんだね・・
本当に本当に悔しくて、罪を問うたら許さない!・・って思いました。
話してしまったら台無しなので何も言えませんけど。

先頭 表紙

2016-08-10 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(原題 LES HÉRITIERS) と ニュースの真相(原題 TRUTH)

『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(原題 LES HÉRITIERS)』

製作年 2014年
製作国 フランス
配給 シンカ
監督 マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール
脚本 アハメッド・ドゥラメ 、 マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール
キャスト
Anne Gueguen /アリアンヌ・アスカリッド
Malik /アハメッド・ドゥラメ
Melanie/ ノエミ・メルラン
Yvette/ ジュヌヴィエーヴ・ムニク
Max /ステファン・バック

Hilary Swank 主演の Freedom Writers を思い出しますね。
私は教員一家に生まれたので、こう言う先生が居て生徒に受け入れられ、社会に評価されることが凄く嬉しい。
今は教員と言う仕事は本当に大変だと思うけど。
彼らは問題を起こしぶつかってばかり居るけど、強い意志を持っている。自分たちの民族に起きた悲劇や、差別をちゃんと受け止め憤って生きている。
持て余し、行き場を失っているだけ。
真面目で浮いている女の子も、決して口を利かない男の子も、差別を受けている子も、虐待されている子も、教室の中で仲間を見つけられた。

起きてはいけなかった悲劇。繰り返してはいけない悲劇。ちゃんと酷いと感じ、怒れる感性が有る内に受け継いでいくべき教訓。
作中にも出てくるけど、良い本も、良い映画も沢山有る。特にここ数年は沢山排出されている。
無知は罪だと思う。見てみぬふりと同じくらいに。
沢山の方に、見て何かを感じて欲しいと思う。

『ニュースの真相(原題 TRUTH)』

製作年 2015年
製作国 オーストラリア アメリカ
配給 キノフィルムズ
監督/脚本 ジェームズ・ヴァンダービルト
キャスト
メアリー・メイプス/ケイト・ブランシェット
ダン・ラザー/ロバート・レッドフォード

Cate Blanchett相変わらず美しいです。戦う強い女。
だけど、ダンの前で見せる安心しきった娘のような笑顔の可愛らしい事。
美しさと可愛らしさを併せ持った素晴らしい女優です。

“21世紀最大のメディア不祥事”と言われた事件を報道した側の目で書かれています。
で、実際どうだったのでしょうか。本当に軍歴詐称は有ったのか・・
どうしてその問題はもみ消されたのか・・
凄く大きな圧力が有ったのではないか・・と思えるように作られています。
実際彼女らを騙して利用した何かの陰謀は有った訳で。
一度信じさせ、その一部を嘘と暴くことによって、発言自体の信ぴょう性を失わせ問題点から目を背けさせる。
策士じゃないですか。

真実は解りませんが、映画としてはかなり良質。
敵だらけの中で、勇気を奮い起こさせてくれる絶対的味方の夫と最後まで一緒に戦ってくれる仕事仲間が居る。羨ましいですね。

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