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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-05-03 ゲキ×シネ 蛮幽鬼
2016-05-01 追憶の森(原題 THE SEA OF TREES)
2016-04-30 2016年4月にスクリーンで見た映画
2016-04-27 レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)と フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)
2016-04-22 オマールの壁(原題 OMAR) と 『‪‎髑髏城の七人‬ ‪‎アオドクロ
2016-04-21 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(原題 CAPTAIN AMEICA:CIVIL WAR) 世界最速上映
2016-04-21 獣は月夜に夢を見る(原題 NAR DYRENE DROMMER) と ハロルドが笑う その日まで(原題 HER ER HAROLD)
2016-04-21 グランドフィナーレ(原題Youth) と スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)
2016-04-14 ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)
2016-04-14 COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR) と ボーダーライン(原題 SICARIO)


2016-05-03 ゲキ×シネ 蛮幽鬼

今日は東劇で 劇団☆新感線 ゲキ×シネ 『蛮幽鬼』鑑賞。

製作年 2010年
製作国 日本
配給 ヴィレッヂ=ティ・ジョイ
演出 いのうえひでのり
脚本 中島かずき
映像版監督 渡部武彦
音楽 岡崎司
キャスト
伊達土門 /上川隆也
美古都/ 稲森いずみ
刀衣/ 早乙女太一
稀道活/ 橋本じゅん
ペナン/ 高田聖子
音津空麿/ 粟根まこと
稀浮名/ 山内圭哉
遊日蔵人/ 山本亨
京兼惜春 /千葉哲也
サジと名乗る男 /堺雅人

コレは兎に角、サジの笑顔が怖いです。舞台の上でずっと笑顔の形に口を開けたまま
の殺陣は大変だったでしょうね・・
それと、刀衣の足運びが綺麗でした。
いつもの面々は勿論安定して素晴らしいです。
音津空麿と稀浮名コンビは困った人たちですが、ちゃんと家族愛は有って真っ当ですよね。
皆誰かの子と思うと、復讐は哀しい・・

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2016-05-01 追憶の森(原題 THE SEA OF TREES)

今朝は起きたら何故か凄く眩暈がしてまっすぐ立てない。頭を上げていられない・・
なので2本観る予定を急遽変更し、午前中は休んで午後から舞浜イクスピアリで
『追憶の森(原題 THE SEA OF TREES)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和(提供 パルコ=ハピネット)
監督 ガス・ヴァン・サント
脚本 クリス・スパーリング
キャスト
アーサー・ブレナン /マシュー・マコノヒー
ナカムラ・タクミ/ 渡辺謙
ジョーン・ブレナン /ナオミ・ワッツ

画的には、くたびれたおっさん二人が森を彷徨う・・なのですが、そのおっさんが格好良いとこうも絵になるのですね。
ボロボロで寄り添ってても全然見苦しくない。コレは、世の中年男性陣からしたらズルい!と言われそうです。
個人的に大好きなあの方でもこうも画にはならないでしょ。

ここ数本サバイバルな映画を観ましたが、これもナチュラルにかなりのサバイバルです。

そして、勿論ただのサバイバル映画では無いので、回想シーンでも彷徨うシーンでも、所々にちりばめられた台詞を心に留めておくと良いと思います。
一つ一つ繋がって行く度に泣かされます。

夫婦って色々有る・・良い時じゃ無い方が多いかもしれない。掛け違えたボタンが掛け直せることも有る。一度全部外れるくらい強烈な事が有るか、根気良く一つずつ治していくか・・
で、結局やっぱりずれちゃったり、外れたままもう治せ無い場合も多いだろうけど・・
でも、治せる場合もあるんだなぁ‥と思いました。私は無理ですけどね。

6年前だったら、3月前だったら、私もあの森に行きたくなったな・・答えが得られるのなら・・

Matthew McConaughey、マッチョなプレイボーイのイメージでしたが、ここ数年の役のチョイス面白いですよね。思いがけず良い俳優になって来ていると思います。

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2016-04-30 2016年4月にスクリーンで見た映画

2016年4月にスクリーンで見た映画は16本でした。

取りこぼすことなくチェックした物はほぼ見られたのではないかと思います。
邦画では観そびれたものは多いですけど・・
レビューはそれぞれupしてます。

☆ゲキ×シネ朧の森に棲む鬼
○レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)
 フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)
 オマールの壁(原題 OMAR)
☆ゲキ×シネ 髑髏城の七人 アオドクロ
○シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(原題 CAPTAIN AMEICA:CIVIL WAR)
 獣は月夜に夢を見る(原題 NAR DYRENE DROMMER)
 ハロルドが笑う その日まで(原題 HER ER HAROLD)
 グランドフィナーレ(原題Youth)
○スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)
 ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)
○COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR)
 ボーダーライン(原題 SICARIO)
☆ゲキ×シネ 阿修羅城の瞳2003
○ルーム(原題 ROOM)
 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(原題 BATMAN V SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE )

満足できる作品が多かったかな。
劇団☆新感線のゲキ×シネは私にはちょっと別枠なので・・

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2016-04-27 レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)と フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)

舞浜イクスピアリで2本
『レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本 マーク・L・スミス 、 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
キャスト
ヒュー・グラス/レオナルド・ディカプリオ
ジョン・フィッツジェラルド/トム・ハーディ
ドーナル・グリーソン/ドーナル・グリーソン
ジム・ブリジャー/ウィル・ポールター
ホーク/フォレスト・グッドラック

私はアメリカンインディアンの教えや文化が好きなの。 特にエリコ・ロウの著書「アメリカンインディアンの書物より賢い言葉」 が秀逸 。
現代人は右往左往するけれど、彼らはとうの昔に全てを把握して生きている。
グラスの復讐に対する彼を救った先住民の言葉もその一つね。

先住民は野蛮で好戦的に描かれているけど、そうじゃ無い。
彼らは必要が無ければ生き物を殺さない。奪った命に感謝をささげて、血も肉も皮も骨も無駄にはしない。
命を分けてもらう。そして感謝する。
そう言う生き方。そこに侵入してきて沢山の動物を無節操に狩り、命に敬意を払わず必要な物だけを持ち去る。
文明人の方がよほど野蛮です。

それでも無抵抗の部族も居るのです。戦う部族も居ます。それはそれぞれですよね。
飲み水が無ければ馬を少し傷付けて血を飲んだり。なのでダラスが寒くてとった行動には驚きませんでした。
綺麗で貴重なものだから。気持ち悪いとか、汚いとは思わないでしょ。
彼らと共に暮らしたのなら。

景色は壮大で自然の脅威を感じられました。
レオも熱演でした。鬼気迫る迫力ありました。
出せない声を振り絞ろうとするところとか、グリスリーと対峙するところとか。
そういえば、グラスも母熊も、我が子の為に必死に戦うんですよね。
子供を連れた母熊ほど凶暴なものはないといいますけど、凄い迫力。お腹は空いてなかったのでしょうね。それが救いだったかな。
でも、ちょっと若いかな〜大きな息子の居る父親にしては。

コレは、10年前だったら Viggo Mortensenに演じてほしい役ね。
彼の声で先住民の言葉を話すと、素敵なのよね。


『フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)』

監督 J・ブレイクソン
脚本 スザンナ・グラント 、 アキヴァ・ゴールズマン 、 ジェフ・ピンクナー
原作 リック・ヤンシー
キャスト
Cassie Sullivan /クロエ・グレース・モレッツ
Ben Parish / Zombie /ニック・ロビンソン
Oliver Sullivan /ロン・リヴィングストン
Lisa Sullivan /マギー・シフ
Evan Walker /アレックス・ロウ
Sergeant Reznik /マリア・ベロ
Ringer/ マイカ・モンロー
Colonel Vosch /リーヴ・シュレイバー

コレは、ティーンの女子が好きそうなお話ですね。
普通の弟思いの女の子が弟を助け出す為にサバイバルする中、格好良いお兄さんに助けられ、行きついた先で嘗ての思い人が・・・って。
原作が有るので何とも言えませんけど、脚本なのかな・・?ちょっと入り込めない。

まぁ、設定に無理がるからか、大人は排除して扱いやすい子供を・・って事になってますけど。
人物設定にリアリティが無いし。

キーとなるのが一目ぼれ・・って言うのがね。その後の行動も一歩間違うとストーかなのですが格好良いから許されると言う・・
続き物なのでしょうけど、この設定の緩さは変わらないでしょうねぇ。

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2016-04-22 オマールの壁(原題 OMAR) と 『‪‎髑髏城の七人‬ ‪‎アオドクロ

新宿で『オマールの壁(原題 OMAR)』

製作年 2013年
製作国 パレスチナ
配給 アップリンク
監督/脚本 ハニ・アブ・アサド
キャスト
アダム・バクリ
ワリード・ズエイター
リーム・リューバニ
サメール・ビシャラット
エヤド・ホーラーニ

オマールの最初と最後の身体能力の差が切ない。
そして何も聞かず咎めず慰め手を貸す老人が良い。

ナディアは若すぎて、何だかそうなる気がしていました。
ただ、自由の国と違って、彼女たちには断る理由が無いと断れない。
ちゃんと準備をしてきた立派な男性に恥をかかせることは許されないから。

彼女の名誉を守ろうとした男たちも哀しいし、何も知らずに受け入れるしかなかった彼女も哀しい・・

だけど、そんな国民性を利用したあの男は本当に、憎いわね。

オマールの高潔さにはやられっぱなし。

銀座に移動して
‎東劇で‪ゲキシネ‬ 『‪‎髑髏城の七人‬ ‪‎アオドクロ‬ 』


‎劇団新感線‬ 大好きです。
この作品は前半の‪‎殺陣と天魔王の側近の声が私好みではないのだけれど、後半に近づくにつれ引き込まれて泣けてくる。毎度毎度。
後半の殺陣は好き。
ここで冠さんの声が聞きたい…とか思ってしまうけど。
‪‎織田信長は‪‎森蘭丸‬ 無しには語れないですよね…

個人的にはカンスケが好きです。

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2016-04-21 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(原題 CAPTAIN AMEICA:CIVIL WAR) 世界最速上映

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(原題 CAPTAIN AMEICA:CIVIL WAR)

製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督 アンソニー・ルッソ 、 ジョー・ルッソ
脚本 クリストファー・マーカス 、 スティーヴン・マクフィーリー
キャスト
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース /クリス・エヴァンス
アイアンマン/トニー・スターク/ ロバート・ダウニー・Jr.
ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ /スカーレット・ヨハンソン
ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ /セバスチャン・スタン
ファルコン/サム・ウィルソン/ アンソニー・マッキー
ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ ドン・チードル
ホークアイ/クリント・バートン /ジェレミー・レナー
ブラックパンサー/ティ・チャラ /チャドウィック・ボーズマン
ヴィジョン/ ポール・ベタニー
スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ /エリザベス・オルセン
アントマン/スコット・ラング /ポール・ラッド
エージェント13/シャロン /エミリー・ヴァンキャンプ
スパイダーマン/ピーター・パーカー/ トム・ホランド
クロスボーンズ/ブロック・ラムロウ /フランク・グリロ
ロス長官/ ウィリアム・ハート
ヘルムート・ジモ大佐 /ダニエル・ブリュール
エヴェレット・ロス副司令官 /マーティン・フリーマン


『シビルウォー (Captain America CivilWar) 世界最速上映で見てきました。
出来るだけネタバレをしたくないのですが、そうすると何も言えないので多少覚悟して下さい。

上映前にキャプテンアメリカ派かアイアンマン派か聞かれましたが、私はPaul Bettany が大好きですので、勿論ヴィジョンの居るアイアンマン派です。
Anthony Mackie のファルコンも大好きですけど。
更に言えばバッキーもホークアイも好きです。
でもまさかChadwick Bosemanまで…凄いわ。
招待してくれた方の話では、私、Chadwick Bosemanが振り返った登場シーンで、軽く悲鳴をあげたらしいです。
『42』 の ジャッキー・ロビンソンですよ!その彼が・・・終始高潔で素敵です♪
今回の主役はキャプテン・アメリカでもアイアンマンでも無く、彼ではないかと思います。

新ヒーローたちのアベンジャーズに対するミーハーさ加減も楽しかったです。
キャプテンアメリカの新旧二人の親友が、彼の恋愛状況を温かい目で見守るシーンとか。
ヴィジョンの一部始終とか。楽しい♪常に笑いが起こっていました。
彼らの戦いは、何をしても壊れない絆を信じて全力で技を試しあっている感じ。それぞれの持ち味が有って楽しそう♪それでは済ま無くなるのですが・・
最後の戦いでのアイアンマンは悲しかったわ…どうしてそこまで彼の味方をする?
でもそこに感じたのは、親友バッキーに対する以上のスタークへの信頼なの。
傷ついても、彼は大丈夫。折れないし、立ち上がれる・・そしていつか、また分かり合える・・と言う。
哀しいけれど。・・それぞれ友がいて良かった。

そんな姿に幕末の新撰組を思い出しました。組織を強化するために勧誘をし、そして分裂し、壊れて行く…伊藤甲子太郎を入隊させなければ、近藤勇の最期はああじゃなかったはず。
同じ志を持って進めていたかもしれない。
仲間たちを思いながら戦わないといけない哀しさ。


公開したら字幕で見ます!

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2016-04-21 獣は月夜に夢を見る(原題 NAR DYRENE DROMMER) と ハロルドが笑う その日まで(原題 HER ER HAROLD)

今日はまずヒューマントラストシネマ渋谷で 『獣は月夜に夢を見る(原題 NAR DYRENE DROMMER)』鑑賞

製作年 2014年
製作国 デンマーク=フランス
配給 クロックワークス(提供 クロックワークス=博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)
監督/脚本 ヨナス・アレクサンダー・アーンビー
キャスト
マリー/ ソニア・ズー
父 /ラールス・ミケルセン
母 /ソニア・リクター
ダニエル/ ヤコブ・オフテブロ

ぼくのエリ 200歳の少女Lat den ratte komma in と並べ評する方を多く見かけます。なるほど。

エリほそうする事によって生きていた。生きられなかった。
でもマリーや母親はどうなんだろう。
普通に食事をし、日常生活を送れるのかな。激高した時に攻撃的になるのを止められないだけなのか、喰らうのか。
そこで大きく違うと思う。

沢山の罪なき人を衝動で殺しても、許してしまう、愛なのか。・・美しいから?惹かれるは理屈では無いのだろうけど・・
父親は、どうしてああしてまで母親を生かして置いたのか・・その姿は哀しく、母親は苦しんでいただろうし。
マリーたちがこの先どう生きて行くのか心配。

その後恵比寿に移動し恵比寿ガーデンシネマで『ハロルドが笑う その日まで(原題 HER ER HAROLD)』鑑賞。

製作年 2014年
製作国 ノルウェー
配給 ミッドシップ
監督/脚本 グンナル・ヴィケネ
キャスト
ハロルド/ビヨルン・スンクェスト
エバ/ファンニ・ケッテル
イングヴァル・カンプラード/ビヨルン・グラナト

コレ、大丈夫ですか?IKEAの商品は粗悪品と言う前提での話ですけど。
そりゃあ高級家具と比べられても困るでしょうけど。
認知症の妻の介護をしてきたせいか、兎に角ハロルドが甲斐甲斐しい。嫌がらずに何でもしてあげる。
誘拐される側もされる側なので、緊張感の無い誘拐劇。
クスッとおかしい。そして3人ともちょっと切ない。

何もかも失って、自暴自棄になったけど、まだ一人息子って大切な物が有った。
こういう時出来の良い子より愚息の方が有り難いわね。
彼が居て良かった。ハロルド、本当に良い人だもの。

締めは六本木で『シビル・ウォー』の最速上映です。

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2016-04-21 グランドフィナーレ(原題Youth) と スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)

イクスピアリで2本
『グランドフィナーレ(原題Youth)』

製作年 2015年
製作国 イタリア フランス スイス イギリス
配給 ギャガ

監督/脚本 パオロ・ソレンティーノ

キャスト
フレッド・バリンジャー /マイケル・ケイン
ミック・ボイル/ ハーヴェイ・カイテル
レナ/レイチェル・ワイズ
ジミー・トリー/ポール・ダノ
ブレンダ・モレル/ジェーン・フォンダ

グランド・フィナーレ・・コレは、舞台などの・・ではなく、人生の・・と言うことなのだと思う。
功績を残し、終焉を迎えつつある著名人たちと、今苦悩の最中にある若者たち。

兎に角、素晴らしい環境。何て美しい場所なの・・こんな場所でバカンスなんて、羨ましい限り。
そしてPaul Danoってこんなに格好良い俳優だった?
彼の苦悩はどこかで聞いたことがありそうな・・そして切実な物。
その彼に少女が語りかけるシーンが凄く好き。
地味な映画の派手じゃない一つの台詞を胸に留め悟ったあの少女、凄いわ。

凄く雄弁に何かを語ってはいない。ただ見ていて、訴えかけるものがある。
受け取る物は年代や立場によって人それぞれだろうけど。

切ない。

『スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ロングライド(提供 バップ=ロングライド)

監督 トーマス・マッカーシー
脚本 トーマス・マッカーシー 、 ジョシュ・シンガー
キャスト
Mike Rezendes /マーク・ラファロ
Walter 'Robby' Robinson /マイケル・キートン
Sacha Pfeiffer /レイチェル・マクアダムス
Mitchell Garabedian /スタンリー・トゥッチ
Marty Baron /リーヴ・シュレイバー
Ben Bradlee, Jr. /ジョン・スラッテリー
Matt Carroll /ブライアン・ダーシー・ジェームズ
Eric Macleish /ビリー・クラダップ
Peter Canellos /ダグ・マーレイ
Jim Sullivan /ジェイミー・シェリダン
Phil Saviano /ニール・ハフ

コレは見ていて『オレンジと太陽』を思い出した。
強大な組織は守る物も多くて隠ぺい・・も生まれるのでしょうね。
泣き寝入り。酷い話だ。

こういう被害は公にしにくい。
言わなくてはいけないと言われても、言えない立場もある。
信頼するべき相手が加害者だととくに。
起きた事を嫌悪しながら相手を嫌悪できない立場だととくに。

隠して平穏に生きても消せない汚点、心の傷。辛いなら戦った方が良いのかもしれない。
そう出来るなら・・

ペンは剣より強いけど、時として最悪の暴力と変わらなくなる。でもこれは正しいマスコミの力の使い方ね。
戦ってくれてありがとう・・と言いたい。

私は幼少時にはカトリック教会に通っていた。私の神父様はアコーディオンを弾いて歌ってくれた凄く良い神父様だったのよ。それだけは言っておきます。

そしてBillyCrudup が出てた!ノーチェックでした。私は彼なワイルドな格好をしている方が好きだけど、こういうきちっとした格好が多い。
かれはTV向け弁護士的扱いだけど、示談で至福を懲らしているように扱われているけど、最初は彼もリストを送った正義感だった。それをマスコミは受け流して失望させたのね。
そりゃあ、今更?って鼻で笑うわね。

彼は歌うと凄く良い声なのよね。
THE冠にはまる前に良く聞いていました。

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2016-04-14 ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)

『ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)』

製作年 2015年
製作国 イギリス
配給 シンカ 提供:パルコ、ハピネット、シンカ
監督 テリー・ジョーンズ
ニール/サイモン・ペッグ
キャサリン/ケイト・ベッキンセール
デニス/ロビン・ウィリアムズ
レイ/サンジーヴ・バスカー

とんでもないことばかり起こるけど、受け入れるの早っ。
願い方とか取り消し方とか。

でもあの程度の願い事しかしないなんて、彼は善人だと思うわ〜

そして世界平和は願っても、簡単には叶わないのね。それぞれの専門家が実は色々考え、実行していて、今の均等を保っているのかもね。

犬が出来る子で良かった。

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2016-04-14 COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR) と ボーダーライン(原題 SICARIO)

『COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 コピアポア・フィルム(提供 ハピネット)
監督 ジョン・ワッツ
脚本 ジョン・ワッツ 、 クリストファー・フォード
原作 ジョン・ワッツ
キャスト
ミッチ・クレッツァー保安官/ ケヴィン・ベーコン
トラヴィス/ ジェームズ・フリードソン=ジャクソン
ハリソン/ ヘイズ・ウェルフォード
ベヴ/ カムリン・マンハイム
トランクの男/ シェー・ウィガム

男の子って、本当に馬鹿だな・・と思わせる少年たち。
詳しくは語られないけど、家出中のこの少年たちの家庭環境は複雑そう。
その辺が家出の理由なのだろうけど、想像させるだけで語られない。

そして、悪役を演じさせたら、ヤバい感じを最大限に出せるKevin Baconの必死なのに冷静な行動の数々。
こちらも、誰の死体で、トランクの男が誰なのか、何をしたのか、全く語られない。

必死な保安官と、能天気な少年たちとの対比が凄い。
そこに絡んでくるのはトランクの男と、目撃者のおせっかいで身を滅ぼすオバサンなのですが、彼女が運転中に聞いていた曲が中々乙女でおかしかったな。
トランクの男も、何をやらかしたのかは解らないけれど、悪い割に頼りなく、怖がりながらも少年たちの失笑を買う。

何でも入っていそうな少年の内ポケットや、有刺鉄線の策を三人三様の乗り越え方とか、細かい。・・けど好き。

時々憶えながらも今一つ緊迫感の無かった能天気な少年たちに最後の最後に襲って来た真剣な事態。
それすらその後を語らない作風は潔いですね。


『ボーダーライン(原題 SICARIO)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 テイラー・シェリダン
キャスト
ケイト/ エミリー・ブラント
Alejandro /ベニチオ・デル・トロ
Matt Graver /ジョシュ・ブローリン
Dave Jennings /ヴィクター・ガーバー
Ted/ ジョン・バーンサル
Reggie Wayne/ ダニエル・カルーヤ
Steve Forsing /ジェフリー・ドノヴァン
Rafael/ ラウル・トルイロ

捜査官が私恨で動いて良いのか・・と言う疑問は残ります。復讐ですよね。
でも、優雅に家族で食事している最中も彼の命令で残酷に命を奪われている人たちが居る訳で。
強い意志を持った非情な人間にしか、彼を仕留められないのかもしれない・・

残忍なシーンは画面の外なのだけれど、一層怖い。

何も教えられず、何も知らないまま、危険な場所に連れて行かれ通常の捜査とは全く違う状況に置かれ、否定され続けるケイトは気の毒。正義感が強いからこそ。

正しいのか?正義なのか?何をしようとしているのか‥?変わらないまま彼方此方に揺り動かされながら見ている感じ。

疲れた・・

先頭 表紙


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