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まりんの「徒然日記」

ふりぃのかうんた
ふりぃのかうんた

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2016-05-23 海よりもまだ深く
2016-05-22 殿、利息でござる!
2016-05-19 アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち(原題 THE EICHMANN SHOW) と ヘイル、シーザー!(原題 HAIL, CAESAR!) と 心霊ドクターと消された記憶(原題 BACKTRACK)
2016-05-14 マクベス(原題 MACBETH)
2016-05-12 さざなみ(原題 45 YEARS)
2016-05-06 モヒカン故郷に帰る
2016-05-03 ゲキ×シネ 蛮幽鬼
2016-05-01 追憶の森(原題 THE SEA OF TREES)
2016-04-30 2016年4月にスクリーンで見た映画
2016-04-27 レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)と フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)


2016-05-23 海よりもまだ深く

海よりもまだ深く

製作年 2016年
製作国 日本
配給 ギャガ
監督/脚本 是枝裕和
キャスト
篠田良多/阿部寛
白石響子/真木よう子
小林聡美/中島千奈津
山辺康一郎/リリー・フランキー
町田健斗/池松壮亮
白石真悟/吉澤太陽
仁井田満/橋爪功
篠田淑子/樹木希林

元々邦画はあまり見ないのですが、阿部寛氏の出演作は比較的見ているかな。
ベィビィブラザーが阿部ちゃんファンだから。これも彼と2人で見に行きました。
物語のメインも二組の母子でしたね。
この監督の『歩いても 歩いても』が好きなのよね。
描いて居る世代が近いのかな?実家に帰ったような気分になるし、そうそう・・と頷きたくなる。
老いた母親の生態を良く解って居るわよね。
この作品もね、凄く懐かしい気分にさせる。全然違う環境だし、抱えている物も違うのに。
共感してしまう。
花も実も生らないけれど、何かの役には立って居る・・等々お母さんの名セリフが多くて、深い。

なりたかった自分に成れているか‥?
子供のこの問いは中々痛い。
どうしてこうなっちゃったんだろう・・こんなはずじゃ無かったのに・・
そんな事を呟く大人ばかり。
そして、少年はあんたみたいな大人にはならない!って言うの。
でもねぇ、なっちゃうのよ。親には嫌な所が似て来るし、人生上手く行かないし。理不尽だし。
最初から不幸になる為に結婚する訳じゃ無いのに、いつの間にか相手は人生で一番嫌いな人間になっている。
どうして?

でもお母さんは苦労させながら添い遂げたのよね。忍耐力が無くなったのか・・
妻の忍耐と夫の見栄の上で成り立つ結婚の存在意義が薄れたのかもね。

でもせっかく離婚できたのに、再婚したいんだ?
あんなに未練たらたらで付きまとわれて、親戚付き合いも切り離し切れないのに。そりゃあ、親戚やお義母さんは嫌な人たちじゃないのだろうし、そこは私も同じだけど。
私はもう二度とごめんだわ。誰かの所有物になるのは。一度失敗して、息子が居るのにもう一度結婚したいって、凄いバイタリティー。
しかもあの男と。
四球選んで出塁しようとする真悟くんにHRを狙えと言う。あの神経。
誰もがHRバッターに成れる訳じゃ無い。それが理解できないタイプでしょ。
出来ないのは怠け者だからだ‥努力が足りない・・とか言い出しそうよ。
野球に必要なのはHRバッターだけじゃない。そりゃあ頼もしいし、盛り上がるけど。
HRバッターの前にランナーが居なくちゃとれる点数はいつだって1点なのよ。
それより、ボールを見極める選球眼や際どいボールをファールにして粘る方法や審判を味方に付けるバッティングフォームを一緒に模索してくれる人が良い。
大振りしてHRを狙うよりも、出塁する方法をいくつも持っている打者の方が私は好き。
人生にはそういう人も必要だ。彼らが出塁して塁を埋めてからのHRなら4点なのよ。

あの相手を嫌なやつと描く手法としては、私には凄くはまったわ。
そして味方も欺いて、過去の全打席をフリに使ってここぞという時に長打を放つ・・そんな選手になりたいものだ。

そんなに上手く行かないのが人生だけど、そう思って生きることが大事・・というのなら、可愛い息子にそんな逆転劇を見せてあげて欲しいものです。
そんな描き方をしないのもハリウッド娯楽大作とは違った良い所なんですけどね。

先頭 表紙

2016-05-22 殿、利息でござる!

『殿、利息でござる!』

製作年 2016年
製作国 日本
配給 松竹
監督 中村義洋
脚本 中村義洋 、 鈴木謙一
原作 磯田道史
キャスト
穀田屋十三郎/ 阿部サダヲ
菅原屋篤平治/ 瑛太
浅野屋甚内/ 妻夫木聡
とき/ 竹内結子
遠藤幾右衛門/ 寺脇康文
穀田屋十兵衛 /きたろう
千坂仲内 /千葉雄大
早坂屋新四郎/ 橋本一郎
穀田屋善八/ 中本賢
遠藤寿内/ 西村雅彦
なつ/ 山本舞香
加代/ 岩田華怜
穀田屋音右衛門 /重岡大毅
萱場杢/ 松田龍平
きよ/ 草笛光子
先代・浅野屋甚内十三郎/ 山崎努
橋本権右衛門/ 堀部圭亮
伊達重村/ 羽生結弦

この作品、funnyなイメージで宣伝していますが、泣かせる映画です。
江戸中期と言うことで年号は解らないのですが、8代将軍となった徳川吉宗の頃と考えたら合点がいきます。
米価の下落で旗本・御家人が困窮した時代。
米価の安定を図り節約を進めた為百姓一揆や打ちこわしが多く起きた時代。
足高の制を積極的に取り入れようとした時代だからこそ大肝煎が武士にもなれたのでしょう。

お役目を割り振られ、それを自分たちで賄うと言うのは常識で、それはかなりの負担で各藩何とか役目から逃れようと必死で画策する・・と言うのは良く物語にも書かれています。
各藩の知恵の出しどころ、腕の見せ所。何とかやり切る為に皆知恵を絞っていたのですから、こういう下からの申し出は実は嬉しかった筈なのです。
困窮故に各地に特色や名産物が産まれたんです。

そう言う歴史的背景はさておき、面白いです。
思いついた知恵者と、実行力のある仲間のお陰で動き出した策。
それを聞いて、その想いに次々と人が動かされていく単純明快さ。
そんな皆さんが格好良いなぁ。
こういう格好良い生き方が出来る江戸時代はやっぱり素敵です。

でも私結構超が付く俗物の両替屋さん好きです。俗物のままのようで、ちゃんと変わって行く辺り。
良い人ぶって腹黒いよりずっと良い。

ただの策略を深く、1ステップ上に引き上げる穀田屋十三郎、浅野屋甚内兄弟の確執と先代の思い。
弟家族や奉公人誰もが口にせず、黙した思い。その覚悟が格好良いし、辛い思いを抱え、立派に裏表のない善人に育った兄も格好良い。

で、唯一の壁になるかと思われた松田龍平さん演じる冷血漢萱場杢。
彼が、また良いのよ。遠慮ない。計算高い。激せず人情に流されない。・・だけどそれ以上に、人を、物事をちゃんと見て、判断しどんな立場だろうと考えだろうと、芯があり、役に立つと思えば、ちゃんと流されず評価できる人物。
情に流される人間よりよほど頼もしい断固とした判断が出来る人。
思いを汲み、必要な物を与えられる人。
彼もまた格好良い。凄く良い人材。

彼らのような人材を持てた藩は幸せだな。

まぁ、それぞれの藩が色々工夫を凝らし貧しさを生き抜いた時代ですね。

先頭 表紙

2016-05-19 アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち(原題 THE EICHMANN SHOW) と ヘイル、シーザー!(原題 HAIL, CAESAR!) と 心霊ドクターと消された記憶(原題 BACKTRACK)

ヒューマントラストシネマ有楽町で『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち(原題 THE EICHMANN SHOW)』

製作年 2015年
製作国 イギリス
配給 ポニーキャニオン
監督 ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
脚本 サイモン・ブロック
キャス
トミルトン・フルックマン/ マーティン・フリーマン
レオ・フルヴィッツ /アンソニー・ラパリア
ランダウ夫人/ レベッカ・フロント

私達は、多少なりともナチスが何をしたか知っている。それでも流れる証言や、死体の山や、本当に骨と皮だけの人々を見るのは衝撃的。
当時、世界の殆どの人が本当に起きた事を知らずにいる所に、自宅の居間や町のカフェでコレが流れた衝撃は相当だったと思う。
私も昔は戦争映画は苦手だった。でも、ある映画を通して、無知も無関心も罪だと知った。
辛くても目を背けても、ちゃんと知って受け止め出来る事をしないと。
たった今助けを求めている誰かを、助けられる機会を自分で潰すことになる。

裁判に関わったそれぞれの人たちにきっと危険や戦いが有ったのだと思う。
撮って居る彼らも、見ている私たちも辛いけどそのお蔭で、私たちは今、無知で居なくて済んでいる。

アドルフ・アイヒマンに、人間的反応を求め、それを写したかった監督。
誰もが、彼になり得ると証明したかったのね。

TOHOシネマズシャンテで『ヘイル、シーザー!(原題 HAIL, CAESAR!)』

製作年 2016年
製作国 アメリカ イギリス
配給 東宝東和
監督 /脚本 ジョエル・コーエン 、 イーサン・コーエン
キャスト
エディ/ジョシュ・ブローリン
ウィットロック/ジョージ・クルーニー
アクション俳優/アルデン・エーレンライク
監督/レイフ・ファインズ
ジョー/ジョナ・ヒル
若手女優/スカーレット・ヨハンソン
記者・ティルダ・スウィントン
ミュージカルスター/チャニング・テイタム

この映画の何が凄いって、俳優たちが演じる俳優。
Scarlett Johanssonが演じる女優は清純派なのに、素は品が無い。話し方とか、今までに無い役だと思うわ。Channing Tatumの歌って踊れるミュージカルスターっぷりも笑えるし、Alden Ehrenreichの演技の下手さ加減と田舎臭さの演技が凄い!上手いの。
個人的には、映画界とは関係ないですが、Jonah Hillの役が好きです。
何だかんだ言って、やっぱり映画界が好きな所も好きですよ。

新宿に移動して角川シネマで『心霊ドクターと消された記憶(原題 BACKTRACK)』

製作年 2015年
製作国 オーストラリア
配給 プレシディオ
監督/脚本 マイケル・ペトローニ
キャスト
ピーター・バウアー/ エイドリアン・ブロディ
ダンカン・スチュワード/ サム・ニール
エリザベス・ヴァレンタイン/ クロエ・ベイリス
ウィリアム・バウアー /ジョージ・シェブソフ
バーバラ・ヘニング/ ロビン・マクリーヴィー

どうしてピーターの前に現れたのか・・
娘が橋渡しをしたと言うことかな。
本当なら恨む相手が違うものね。
バリーが可哀想ですよ。真実を知らないままで・・

時々怖いです。パパをそんな目に遭わせなくても・・と思います。
でも、よそ子は怖いけど、自分の子には会いたい。そう言う物かな・・

だからこそ、最後のあの人の行動が、どういう性癖の持ち主でもそうするかしら?と言う疑問が残りました。

先頭 表紙

2016-05-14 マクベス(原題 MACBETH)

『マクベス(原題 MACBETH)』


製作年 2015年
製作国 イギリス フランス アメリカ
配給 吉本興業
監督 ジャスティン・カーゼル
脚本 トッド・ルイーゾ 、 ジェイコブ・コスコフ 、 マイケル・レスリー
原作 ウィリアム・シェイクスピア
キャスト
マクベス/マイケル・ファスベンダー
マクベス夫人/マリオン・コティヤール
バンクォー/パディ・コンシダイン
ダンカン王/デビッド・シューリス
マクダフ/ショーン・ハリス
マルコム王子ジャック・レイナー

皆、シェイクスピアが好きね。
人間の弱さや本質を凄く見抜いていて、ドラマティック。
一度は表現してみたいと思うかもしれませんね。
その言い回しの美しさ。現代劇にすると置き換えるは難しいけれど。

好きじゃない人にはきついと思いますけど。

先頭 表紙

2016-05-12 さざなみ(原題 45 YEARS)


近所のフラワーガーデンで薔薇を見た後、イクスピアリで『さざなみ(原題 45 YEARS)』鑑賞

製作年 2015年
製作国 イギリス
配給 彩プロ
監督 /脚本 アンドリュー・ヘイ
原作 デヴィッド・コンスタンティン
キャスト
ケイト・マーサー /シャーロット・ランプリング
ジェフ・マーサー /トム・コートネイ
リナ /ジェラルディン・ジェイムズ
サリー /ドリー・ウェルズ
ジョージ /デヴィッド・シブリー

凄く良い夫婦よね。
色々上手く行かないことも有っただろうけど、相手に対する思いやりを持って今まで一緒に居たんだろうなぁ‥と思える関係。

予告では嫉妬に憑りつかれた可哀想な妻・・という感じなのかと重い気持ちで見たけれど、違った。
勿論嫉妬は感じているだろうけど、それでも思いやりを持って寄り添おうとしている。
夫も動揺をしながら今の関係を壊すつもりはない。妻に甘い言葉も掛けられる。

・・なのですが、夫婦二人、老いて死んで行く前にすっと妻は醒めたよね?
長い長い夫婦の呪縛?愛情?sれ、コレって何か意味がある?守るべき価値がる?・・って。

どうして二人に子供が居ないのかは解らないけど。作らなかったのか、出来なかったのかは解らないけど。
でも、カチャは・・

少なくとも、「僕のカチャ」って発言は取り消せない失言ね。
出会ってから今までの全ての選択の陰に彼女が有った・・と言われても今後どんなに優しくしても取り消せない不信感が産まれたわね。

何だか優しくて可愛い旦那さんなのですが、ちょっと酷いわね。

先頭 表紙

2016-05-06 モヒカン故郷に帰る

邦画はあまり見ないのですが、松田龍平さんファンの同僚の為に色々調べている内に、凄く見たくなりました。
『モヒカン故郷に帰る』

製作年 2016年
製作国 日本
配給 東京テアトル
監督 沖田修一

キャスト
永吉/ 松田龍平
治/ 柄本明
由佳/ 前田敦子
浩二 /千葉雄大
春子 /もたいまさこ


実は、矢沢栄吉さんを知りません。あ、名前は聞いた事があります。大きなタオルを羽織っている人。・・と言うイメージが有りますが、違う?

でも、凄く私のツボ要素が詰まっていました。

だって、しょっぱなからライブハウスのシーン。ヘドバンしたくなるじゃないですか!
デスメタルとヘビーメタルの違いも分かりませんが、THE冠の冠徹弥さんが歌っている世界じゃないですか?
最後のヘビーメタルで嘆いていたけどライブハウスで背中向けられると、良く見えるのね?
優柔不断で曖昧なくせに一貫してモヒカンスタイルを貫こうとする姿勢とか・・凄く好き。

そして、カープファンのお母さん。私はタイガースファンですが、野球バカ大好きです。応援するチームは違っても、仲間だと思っています。
どれだけ菊池涼介推しですか。逆転のチャンスでハラハラして見ていられなくて思わずTV消しちゃう気持ちも解ります。
もう、お母さん可愛い。
でも対戦相手が凄く気になっちゃう。逆転劇の相手はドラゴンズさんでしたね。

でもね〜一番はやっぱりお父さん。
自分の趣味を思いっきり地元吹奏楽部の指導に持ち込む困った所も、介護される哀しさも、のめりこめない唯一の男子部員の少年に対するこだわりも、幼馴染みのドクターに痛いのはヤダ・・とごねる可愛さも、何だかんだ言っても息子の結婚を喜んでいる所も、押しつけじゃ無く夢を託して背中を押す所も。
最後の願いを聞かれて「えーちゃんに会いたい」と応えるお父さんも可愛い。私だったら、ずっと思い続けて会いたい人は小林繁様だけど、彼はもう故人なので・・ケヴィン・コスナーもヴィゴ・モーテンセンも魅力だけど、今だったら間違いなく冠徹弥さんだわ・・死の床にお見舞いに来てくれるかな・・?

介護は大変。みっともない所も見せるし、苦労を掛ける。
でも、残される側に、出来るだけの事をしてあげる・・という気持ちの切り替えの為の時間を与えられる。
出来なかった親孝行をする時間。私はこれが与えられなかったから、そうなる前に勝手に人生終わらせられて今もこんなに辛いから。
父の人生は父の物って割り切ることが出来ないから。
永吉たちが羨ましかった。

そして、舞台の島。私は島育ちだけど、もっと小さい島。
船の簡素さにも驚いた。遊覧船みたい。でもバイクは詰めるのね。
ウチの島もああいうピザを頼もうと思ったら島の外から来るよね?今は有るのかな?
でもジェットフォイルじゃバイク詰めないし、フェリーじゃ2時間以上かかるし、断られるわよねぇ・・

あとね、やっぱり女子はちょっと馬鹿の方が幸せになれるのかもね。
理屈ばっかりこねる嫁は可愛くないよねぇ。
いきなりため口で甘えてくる人懐っこさは、どこに行っても誰とでも可愛がられて。可愛いだろうなぁ。
私もきっとそう言うお嫁さんが良いなぁ。
でもそんな風に思いながらも、素直になれなくて考えすぎちゃって上手く立ち回れない。そんな人の痛々しさを放って置けなくて気にいっちゃうような気がします。

最後に、長男永吉さんの名前が矢沢栄吉さんから取ったとなると、次男の浩二君の名前って、やっぱり山本浩二さんからですかね?

前半は笑い転げ、後半は泣きました。

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2016-05-03 ゲキ×シネ 蛮幽鬼

今日は東劇で 劇団☆新感線 ゲキ×シネ 『蛮幽鬼』鑑賞。

製作年 2010年
製作国 日本
配給 ヴィレッヂ=ティ・ジョイ
演出 いのうえひでのり
脚本 中島かずき
映像版監督 渡部武彦
音楽 岡崎司
キャスト
伊達土門 /上川隆也
美古都/ 稲森いずみ
刀衣/ 早乙女太一
稀道活/ 橋本じゅん
ペナン/ 高田聖子
音津空麿/ 粟根まこと
稀浮名/ 山内圭哉
遊日蔵人/ 山本亨
京兼惜春 /千葉哲也
サジと名乗る男 /堺雅人

コレは兎に角、サジの笑顔が怖いです。舞台の上でずっと笑顔の形に口を開けたまま
の殺陣は大変だったでしょうね・・
それと、刀衣の足運びが綺麗でした。
いつもの面々は勿論安定して素晴らしいです。
音津空麿と稀浮名コンビは困った人たちですが、ちゃんと家族愛は有って真っ当ですよね。
皆誰かの子と思うと、復讐は哀しい・・

先頭 表紙

2016-05-01 追憶の森(原題 THE SEA OF TREES)

今朝は起きたら何故か凄く眩暈がしてまっすぐ立てない。頭を上げていられない・・
なので2本観る予定を急遽変更し、午前中は休んで午後から舞浜イクスピアリで
『追憶の森(原題 THE SEA OF TREES)』鑑賞。

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和(提供 パルコ=ハピネット)
監督 ガス・ヴァン・サント
脚本 クリス・スパーリング
キャスト
アーサー・ブレナン /マシュー・マコノヒー
ナカムラ・タクミ/ 渡辺謙
ジョーン・ブレナン /ナオミ・ワッツ

画的には、くたびれたおっさん二人が森を彷徨う・・なのですが、そのおっさんが格好良いとこうも絵になるのですね。
ボロボロで寄り添ってても全然見苦しくない。コレは、世の中年男性陣からしたらズルい!と言われそうです。
個人的に大好きなあの方でもこうも画にはならないでしょ。

ここ数本サバイバルな映画を観ましたが、これもナチュラルにかなりのサバイバルです。

そして、勿論ただのサバイバル映画では無いので、回想シーンでも彷徨うシーンでも、所々にちりばめられた台詞を心に留めておくと良いと思います。
一つ一つ繋がって行く度に泣かされます。

夫婦って色々有る・・良い時じゃ無い方が多いかもしれない。掛け違えたボタンが掛け直せることも有る。一度全部外れるくらい強烈な事が有るか、根気良く一つずつ治していくか・・
で、結局やっぱりずれちゃったり、外れたままもう治せ無い場合も多いだろうけど・・
でも、治せる場合もあるんだなぁ‥と思いました。私は無理ですけどね。

6年前だったら、3月前だったら、私もあの森に行きたくなったな・・答えが得られるのなら・・

Matthew McConaughey、マッチョなプレイボーイのイメージでしたが、ここ数年の役のチョイス面白いですよね。思いがけず良い俳優になって来ていると思います。

先頭 表紙

2016-04-30 2016年4月にスクリーンで見た映画

2016年4月にスクリーンで見た映画は16本でした。

取りこぼすことなくチェックした物はほぼ見られたのではないかと思います。
邦画では観そびれたものは多いですけど・・
レビューはそれぞれupしてます。

☆ゲキ×シネ朧の森に棲む鬼
○レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)
 フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)
 オマールの壁(原題 OMAR)
☆ゲキ×シネ 髑髏城の七人 アオドクロ
○シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(原題 CAPTAIN AMEICA:CIVIL WAR)
 獣は月夜に夢を見る(原題 NAR DYRENE DROMMER)
 ハロルドが笑う その日まで(原題 HER ER HAROLD)
 グランドフィナーレ(原題Youth)
○スポットライト 世紀のスクープ(原題 SPOTLIGHT)
 ミラクル・ニール!(原題 ABSOLUTELY ANYTHING)
○COP CAR/コップ・カー(原題 COP CAR)
 ボーダーライン(原題 SICARIO)
☆ゲキ×シネ 阿修羅城の瞳2003
○ルーム(原題 ROOM)
 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(原題 BATMAN V SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE )

満足できる作品が多かったかな。
劇団☆新感線のゲキ×シネは私にはちょっと別枠なので・・

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2016-04-27 レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)と フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)

舞浜イクスピアリで2本
『レヴェナント:蘇えりし者(原題 THE REVENANT)』

製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本 マーク・L・スミス 、 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
キャスト
ヒュー・グラス/レオナルド・ディカプリオ
ジョン・フィッツジェラルド/トム・ハーディ
ドーナル・グリーソン/ドーナル・グリーソン
ジム・ブリジャー/ウィル・ポールター
ホーク/フォレスト・グッドラック

私はアメリカンインディアンの教えや文化が好きなの。 特にエリコ・ロウの著書「アメリカンインディアンの書物より賢い言葉」 が秀逸 。
現代人は右往左往するけれど、彼らはとうの昔に全てを把握して生きている。
グラスの復讐に対する彼を救った先住民の言葉もその一つね。

先住民は野蛮で好戦的に描かれているけど、そうじゃ無い。
彼らは必要が無ければ生き物を殺さない。奪った命に感謝をささげて、血も肉も皮も骨も無駄にはしない。
命を分けてもらう。そして感謝する。
そう言う生き方。そこに侵入してきて沢山の動物を無節操に狩り、命に敬意を払わず必要な物だけを持ち去る。
文明人の方がよほど野蛮です。

それでも無抵抗の部族も居るのです。戦う部族も居ます。それはそれぞれですよね。
飲み水が無ければ馬を少し傷付けて血を飲んだり。なのでダラスが寒くてとった行動には驚きませんでした。
綺麗で貴重なものだから。気持ち悪いとか、汚いとは思わないでしょ。
彼らと共に暮らしたのなら。

景色は壮大で自然の脅威を感じられました。
レオも熱演でした。鬼気迫る迫力ありました。
出せない声を振り絞ろうとするところとか、グリスリーと対峙するところとか。
そういえば、グラスも母熊も、我が子の為に必死に戦うんですよね。
子供を連れた母熊ほど凶暴なものはないといいますけど、凄い迫力。お腹は空いてなかったのでしょうね。それが救いだったかな。
でも、ちょっと若いかな〜大きな息子の居る父親にしては。

コレは、10年前だったら Viggo Mortensenに演じてほしい役ね。
彼の声で先住民の言葉を話すと、素敵なのよね。


『フィフス・ウェイブ(原題 THE 5TH WAVE)』

監督 J・ブレイクソン
脚本 スザンナ・グラント 、 アキヴァ・ゴールズマン 、 ジェフ・ピンクナー
原作 リック・ヤンシー
キャスト
Cassie Sullivan /クロエ・グレース・モレッツ
Ben Parish / Zombie /ニック・ロビンソン
Oliver Sullivan /ロン・リヴィングストン
Lisa Sullivan /マギー・シフ
Evan Walker /アレックス・ロウ
Sergeant Reznik /マリア・ベロ
Ringer/ マイカ・モンロー
Colonel Vosch /リーヴ・シュレイバー

コレは、ティーンの女子が好きそうなお話ですね。
普通の弟思いの女の子が弟を助け出す為にサバイバルする中、格好良いお兄さんに助けられ、行きついた先で嘗ての思い人が・・・って。
原作が有るので何とも言えませんけど、脚本なのかな・・?ちょっと入り込めない。

まぁ、設定に無理がるからか、大人は排除して扱いやすい子供を・・って事になってますけど。
人物設定にリアリティが無いし。

キーとなるのが一目ぼれ・・って言うのがね。その後の行動も一歩間違うとストーかなのですが格好良いから許されると言う・・
続き物なのでしょうけど、この設定の緩さは変わらないでしょうねぇ。

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