2003-10-03 【日の丸見立て/6・○を描く植物】
2003-10-02 【日の丸見立て/5・土に帰る】
2003-10-01 【日の丸見立て/4・緊縛物件】
2003-09-29 【日の丸見立て/3・老後】
2003-09-23 【カワセミ熱】
2003-09-18 【日の丸見立て/2・終の住処】
2003-09-17 【日の丸見立て】
2003-09-16 【マンホール友の会？】
2003-09-15 【愛すべきジジババ】
2003-09-14 【愛しのカワセミ君】

【10月03日（金）】逞しき植物

「日の丸見立て」の6弾目。

赤瀬川原平によると、これは植物ワイパーというらしい。ワイパー物件ね。

これは赤瀬川ではなくって、神田川の壁である。
あいにく対岸のため遠くて植物名はわからないが、コンクリートの小さな穴から植物が生えている。
そしてどんどん大きく成長し白い花さえ咲いている。
その壁には埃がつき、苔さえもついているようだ。

この植物、風が吹くと壁をお掃除するのだ。

よく見ると、右半分だけ描き、左は未完成である。
どうも風は左から右へ吹いてくるようだ。
風も水と同じように高いところから低き方向へ吹くのか？この写真の右側は下流になっていた。

コンクリートのその軌跡、円月殺法のようなゲージツ的な○をこの植物が描いたのである。

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【10月02日（木）】秋

「日の丸見立て」の5弾目。

もう10月になってしまいました。
今年は夏がなかったようで、すでにもう秋。

枯葉も色づいてきてしまいました。

この葉は土になれるのでしょうか？

コンクリートで覆われた墓。その中に磁器でつくられた骨壺。
人間の骨は、こうした器に入れられ、重しをされ、埋葬されているのである。
人間は土に帰るのが一番という。が、もはや土にも帰ることができませぬ。

「土に帰る」それはできないのだ。

変な話になってしまったなぁ…。

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【10月01日（水）】鎖

「日の丸見立て」の4弾目であります。

緊縛物件。

街を歩くと、いろいろなものが縛られている。

それを採集するのもまた面白いと思うのだ。

いつかやろうと思ってます。緊縛モノ…。

これは車止めのポールと鎖。

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【9月29日（月）】大八車

「日の丸見立て」でありますが、これが使われていた時代を知っている方は、かなりの尾ト氏でしょう。

もちろん、ぼくも知らないのですが＜…笑ってごまかす＞、大八車といいます。木製のボディに、鉄の車輪でできた台車であります。実物の写真

リヤカーといっても知る方も少ないけど、リヤカーは鉄のボディに、ゴム製のタイヤでありますから、このリヤカーよりも大八車の方は時代が古いのであります。もうリヤカーさえなかなか見ることができなくなってしまいましたけど、その老後はこんな風に利用されておりました。
車屋とかいう居酒屋さんの入り口に飾られておりましたです。

ぼくに、どうぞ撮ってくださいと言わんがごとく、立てられていました。日の丸見立て！

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【9月23日（火）】どうにか写ってた！　9月13日に近所でカワセミを発見した。

次の日の14日、証拠写真を撮った。

それからぼくはカワセミ熱に冒され、どうやらカワセミ病にかかってしまいました（笑）。

一週間後の週末はどしゃぶりの雨。会いに行けなかった。

そして・・・。
昨晩も夜中に帰ってきたが、明日は晴れそうだと思った。

案の上、今朝は晴れたので早起きした。カワセミを撮りに行くのだ。
速攻で洗面、朝御飯。しかし、カワセミ君に会いに行くのに、支度をモタモタしちゃって家を出るのが7時半を過ぎてしまった。

今日は、撮れるまで粘る覚悟であります。気合い！

チャリで5分も走ると、そこはカワセミの餌場がある。
ここにカワセミがいることなど、あまりというか、ほとんど知られていないと思われる。秘密なのだ…。だから密かにぼくがこのカワセミを一番はじめに写真に撮るのだ。

7時40分到着。
その遊水池に付いたとき、運良くカワセミの気配がした。
目をこらしてよーく見た。

いたっ！

やっぱりいたのである。しかし、そっと近づいたつもりだが、すぐにこちらに気づき、飛んでいってしまった。

うーん。また来るのだろうか？
今日は小さな折りたたみ椅子を持参してきたので、池の側に椅子を置き、じっと待った。風の音と、鳥の声。こうして椅子に座り、ボーっとして何も考えないのもいいものだ。釣りと同じような気持ちだ。こういうのが好きなんだねぼくは。へへへ。のんびり鳥見で撮り見と洒落こもう。

待つこと40分。再度、愛しのカワセミちゃんが現れた。
あれ？まだちゃんと用意してないよ〜。3台持参していったデジカメの最高倍率のヤツにコンバータつけて、夢中でシャッターを切った。しかしすべてピンボケ。やはり手持ちじゃ無理だった。
2回戦は敗退。


三脚を出して、デジカメにスコープをつけた。
しかし、暗い。シャッタースピードが遅すぎる。撮れるだろうか…。
待つこと数十分。

来た！！！

彼は9時21分にまたやってきた。
ふふふ。今度こそ！

パチャ！・・・・書き込んでいる時間が長い。
パチャ！・・・・うーん。速く書き込め！焦るなぁ。。。

何度も何度もシャッターを押した。

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【9月18日（木）】生き残るための理由

「日の丸見立て」であります。
マンホールの蓋でありますが、このエッジの隙間から赤カタバミが逞しく…。

よく見てみた。

マンホールの蓋には、他にあと2カ所、土があった。
どうしてこんなに狭いところを選んじゃったのでしょうか。
そこの狭い隙間より豊富な土、そして広いところがあるのに…。
これが運命とでもいうのかな。

家を建てる場合、土地が広く、日当たりもよいと思われるのになぁ〜。
待てよ……？

ここを選んだ理由があるはずだ！
考えてみた。

そうだ！それは土の部分で生活するとなると、いつか人間がこの蓋を開ける日がくるのだ。
きっとメンテナンスのため、この蓋をあける。
明日か、明後日か、1週間後か、1カ月後か、はたまた…。
蓋が開けられ、逆さにされたら？死が待っている。
蓋は開けられるけれども、この隙間は蓋を開けられてもそのままで、安全なのだ。
狭いながらも安全我が家なのだ！

あの土地は危険がいっぱいの土地なのである。
騙されてはいけない。カタバミにとって、そこは人間が地震多発地帯、または噴火口のすぐ近くに家を建てるようなものなのである。

しかし、カタバミはこのマンホールの蓋がいつか開けられるもの。との知識があるのだろうか？
先代カタバミからの危険の学習能力が遺伝しているのだろうか？

どちらにせよ、アカカタバミはここを終の住処にしたのである。生きる知恵見たり！
●
マンホールが月に、白いペンキのあとが雲に見え、
秋の月見のような気にもさせてくれる。
赤いカタバミがさりげなくアクセントとなり、なんとも風情が…情緒が…
そんなニッポン的な雰囲気もあるような気もしてるんですが、いかがでしょう？

今回は日の丸というよりも、見立て月かなぁ…。ま、そんなとこでひとつ（笑）。

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【9月17日（水）】ポイ捨て国家

「日の丸見立て」であります。

四角に○があればそれでよい。とこんな感じで写真を撮っていました。

これは壁面に穴があって、そこに空き缶がつっこまれておりました。

ゴミをポイ捨てする国民性があるのでしょうか。
それを象徴しているようです。

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【9月16日（火）】見立てその後

マンホール友の会？なるものがあるらしい。
以前「見立て富士」をここでやってしましたが、その後あまりやってないんだけど、実は富士の次は何にしようかなァと考えていました。

やっぱり富士だから、次も純日本的なものがいいだろうなぁといろいろ物色していたンです。

で、マンホール。
しかし、これは林丈二の世界になっちゃうし、二番煎じ。
これやってもつまらない。

富士から日本的なモノをテーマにするんだったら
いっそ、「日の丸ニッポン」はどうだろうと…。ははは。

日の丸構図にする。フレームの四角の中に○をモチーフに入れ、日本の国旗に見立てる。
我がニッポンの旗みたいなカタチにするのはどうだろうか。
○はなんでもよい。はみ出しても○の形状がでてれば、オッケー。

さて、どんな国旗ができてくるのだろう？とやっていたんです。

名付けて「日の丸見立て」「国旗見立て」ってか！

これは、そのときに撮ったマンホールです。

日の丸見立ては次からね。(^っ^)へっへっへ。

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【9月15日（月）】敬老の日

ぼくは町会の役員をしています。副会長5人の中の一人で、担当は敬老会なのです。
で、町会では毎年、敬老祝賀会というものを開催しており、その準備が8月の旧盆頃からはじまります。
名簿作成から、出欠の確認、引き出物の準備、会場の設営、祝宴のための酒、肴、お菓子などの手配、余興の手配、裏方さんの食事や欠席者へのお届け物の準備・手配、などなどいろいろなことがあるのです。それをソツなくしなければいけません。

今日は、その当日。
担当の班長さんと役員さん約25名で、参加する70人のジジババの相手をします。
お揃いの町会Ｔシャツを来て8時全員集合。
この敬老会の担当を5年、昨年からぼくが責任者になっているため、これが終わらないとなんとも落ち着きません。

10時スタート。町会長、市会議員の次に今年は、子ども会に頼んで「お祝いの言葉」と花束贈呈、そしてコーラスを歌ってもらいました。
孫、いや曾孫ぐらいの可愛いお子たちの言葉に、ジジババたちは感激し、そっと目頭をおさえる方も…。
ぼくも、この企画はいいなと司会・進行をしていても我ながらジーンとしてしまいました。
来年もやろうっと。そして今度は歌は小学校の合唱部に頼もうかとさえ思っています。この小学校の合唱部はかなりのものなんですよ。

そして祝宴ではマジック、日本舞踊、フラダンスの他、今年は津軽三味線を呼びました。
これがウケました！はじめてナマで聞く津軽三味線はいいもんです。6人でお馴染みの唱歌や、皆さん知っている曲などの演奏もあり、
大満足でございました。

ぼくは、長年敬老会の担当なので、地元のジジババにもてるんですよ。
「いつも大変だね。お世話さま」とビール飲みなさいと注いでくれたり、食べ物をすすめられたりと…。

2時半、終了。後かたづけをして裏方さんたち25名で反省会と慰労会。
みなさん、今年はとってもよかったとの意見が大半。特に反省ナシ。大成功であった。

ジジババから「今年はいままでで一番よかった」「はじめて参加したけど、感激しました」との言葉をかけられ
ようやく、今年のぼくの担当分野は一応終わったのであります。

役員の8人で2次会。
今度はぼくたちの慰労会で、夜更けまでカラオケでありました。

写真は、老人会の皆さまがハーモニカにあわせて「ふるさと」「赤トンボ」唄う。

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【9月14日（日）】写ってるかな証拠写真　昨日、カワセミを見た。
家から、わずか10分も歩かない距離に、君がいるとは信じられなかった。

昨日、2度、君の姿を見つけた。

それは、遠い昔の初恋のときのようなトキメキだった。
ぼくは君の虜になった。
会いたいと、今日もぼくは出かけた。

昨日見かけたところを何度もぼくはウロウロした。
初恋の子の家の前を行ったり来たりした頃を思い出した。
その池では、子供たちがザリガニを釣っていた。

…21分待った。

そして水面が揺れた。
君がダイビングした。
澱んだ波紋が広がった。

ついに11時04分。今日も君を見かけた！
しかし、木の陰に隠れた君の姿は見えなかった。
数秒後、サッと竹藪に消えた。

再会したいと、待つこと数十分。
ジリジリと太陽が照りつけた。さえぎるものがない。
汗が流れた。

11時40分。そこを後にした。


帰り道、昨日見かけた水路に行った。

あと10分。待ってみよう。


突然、水面に石を投げたような気配を感じた。

振り向くと水路の横に生え茂る木々の中。
君が笑っているではないか。
急いでバッグからデジカメを出してシャッターを押した。
しかし、遠い。
すぐ君は右手の方へ飛んでいった。

デジカメは超望遠ではなかったけれど、420mmはあった。
もしかして・・・拡大すれば証拠写真にはなるかも知れない。

急いでパソコンに取り込んだ。目一杯拡大した。



・・・まるでストーカー？？？
これはカワセミ君だよね？

いつかきっと美人に撮ってあげますからね。ぼくのカワセミ君。

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