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ネコさんの「宵・酔い日記」


ここは、とある花街の隠れ酒場です。
ひとり静かに酒を呑み、疲れた身体を癒す場所。


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『ネコ・ひま★NekoHima』


目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-10-12 【阿波踊り再び】
2002-10-11 【髪を切って街へ出よう】
2002-10-10 【路地裏の猫はモノクロがよく似合う】
2002-10-09 【ヒマラヤは遠くになりにけり】
2002-10-08 【歯医者さんドタキャン】
2002-10-07 【町内で見かけるアケビ】
2002-10-06 【テキーラ呑んだら、スプーンが曲がった】
2002-10-05 【週末散歩・都内の降りたことのない駅から】
2002-10-04 【彫刻・その立体の強さ】
2002-10-03 【ピカソはやっぱり天才だった】


2002-10-12 【阿波踊り再び】

【10月12日(土)】街おこしでの演技 今日は、街おこしのお手伝い。ある地区の商店会連合主催の、お祭りに参加であります。3時半集合。出し物として阿波踊りの演技を小学校の舞台で踊るのです。約30名。ちょっと少ないけどいいだろう。
少し練習して夜のラスマエの出番に備える。グランドの隅でおさらいをするが、チト寒い。やっぱり阿波踊りは汗をかきながら踊るのがいい。練習中、急にやったので、ぼくの足はつってしまいました。歳だなやぁ…。準備運動しとかなければ。
招待された連はふたつ。ぼくたちと区の連のふたつだった。わずか30分の小学校のグランドと狭い舞台で踊ったのであります。

夜は近くの居酒屋で打ち上げ。これで阿波踊りもオフに入る。阿波踊り仲間は飲み放題の泡の飲み物をいただいて、ここでも大騒ぎ。今年は、春から毎週練習もしてきたので素人連も少しサマになってきたようだ。来年また春から始動する。もっとパワーアップして、そして楽しく。阿呆はどこまでも阿呆でありまする。ヤットサ!ヤットヤット!!


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もんたーにゃさま、そう来年も熱くエラヤッチャですぜ。高円寺で踊りたいよ〜。 / ネコさん ( 2002-10-22 18:11 )
わが連は昨日の日曜日に鉢払いバーベキューぱーてぃをし、本格的にオフに入りました。来年も熱くなりましょうね〜♪ / もんたーにゃ ( 2002-10-21 13:25 )

2002-10-11 【髪を切って街へ出よう】

【10月11日(金)】ン年ぶりのショートカット 髪を短くした。ン年ぶりであります。まさや〜ん様の日記を読んで、ぼくも短くしようかなと思ったのであります。(笑)

学生時代はもっと短かったのだけど、徐々に伸ばし始めて以来、耳を出すことはほとんどなかったのです。耳がかくれるくらい、といつも言ってカットしてもらっていたのです。
ぼくらの若いときは長髪全盛時代でもあり、その後いろいろと髪型を変えてはみましたが、いつもかなり長めでした。モデルの差は歴然で比較対象にはなりませんが、これぐらいの長さが多かったのでした。長さヨ、長さ。
理髪店へ行く前に、これぐらい短くという見本をプリントアウトして理容師にお願いしたのであります。これとは雲泥の差だけど似合う似合わないは別ね。

小さい頃から髪型を思い出してみると、小学校・丸坊主、刈り上げ、坊っちゃん刈り、中学校・坊っちゃん刈り、丸坊主、ショートカット、高校〜大学・ショートカット、いわゆるスポーツ刈りとか、大工刈りね。角刈りとも言ってましたね。
それから社会人になって七三に分けてたり、この頃から理容院から美容室に行くようになりましたね。セミロング〜ロング(肩まで)の時代もあったっけ。なかなか髪が乾かないんだよね。

仕事で知り合ったヘアメイクさんのところの美容室でカットしてもらったりしてました。この人はチリチリが好きでね。そのときの流行とかにされてました。いつかそんな頭でアメリカに行ったとき、偶然にも植草甚一さんと同じホテルになり、ファンであったぼくは強引にお願いして、お茶をして話を聞いたとき「キミのヘアはなかなかいいよ」と誉められ?たりもしたっけ。

チリチリパーマもやりました。祭りになるとパンチパーマもやりました。長髪というより長めが多かったケド、短いのもいいンですなぁ。夜、焼酎バーへ顔を出す。マスターとお手伝いのT中さんは入るやいなや「プッ」と吹き出して、「どうしたのよ〜?」と肴にされたのでした。いいってことよ!家に帰ってからもママちゃんにも吹き出されたのは言うまでもなかった…。
(恥ずかしいから写真は小さく。顔は人前には出せるようなシロモノじゃないのでカット)


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あ、綾丸さま、シツレーしましたかな?ぼく、髪多くてあげたいくらいデス。 / ネコさん ( 2002-10-22 18:10 )
私は、髪の毛がさびしくなるのに合わせて、どんどん短くしておりますな。前髪は、残念ながら放っておいても、一定以上伸びなくなってきた(涙)。 / 綾丸 ( 2002-10-18 17:50 )

2002-10-10 【路地裏の猫はモノクロがよく似合う】

【10月10日(木)】 路地裏が好きなネコさんは、いつも出勤するときには大通りをあえて避け、一本横の通りを歩く習慣が身についてきた。

以前、万歩計を買ったときには、その数を伸ばそうと一駅前で電車を降り、そこから歩いて出勤していた。それも今ではほぼ習慣になってきている。そして毎日違った道を歩き、朝の散歩を楽しみながら会社へ来るのである。

今はもう万歩計を持ち歩かなくても、ここを通ったら一万歩は楽勝に越えるということがわかっているので、それはしなくなった。街角の花に見とれてパチリ。妙なモノ発見でパチリ。日差しの長い影がいい感じとパチリとデジカメして歩いています。(最近は見慣れて新鮮味に欠けるのだが…)

その甲斐あって、会社に行きつくまでの道は何通りかできました。その日の気分でというよりも、その日のお天気に左右されるのです。裏通り、人通りのないシーンとした住宅街、ビルの横を入り、路地裏を抜けてとバリエーションを増やしています。遠回りして帰ろうじゃなくて、時間に余裕があるときは、遠回りして行こうと思った日もあります。

そこで目にする猫たち。ここに三毛猫がいたなと期待して、通り抜けてみると会えなかったときはチト残念。別なところでササっと横切るトラ猫を見たときの嬉しさ。のんびりひなたぼっこを楽しんでいるブチ猫に癒されているのです。ぼくはやっぱり猫が好きなんです。そして路地裏もなんかホッとする我が出勤前の散歩道なのであります。

そろそろテーマを考えてデジカメしないとマンネリになっちゃうなぁ…。


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夢樂堂さま、見事なオヤジギャグでした。拍手〜。(見習わねば…) / ネコさん ( 2002-10-18 15:22 )
デジカメを持ち歩いている道を歩くのが楽しくなる。まさに『未知(道)との遭遇』 / 夢樂堂 ( 2002-10-17 21:14 )

2002-10-09 【ヒマラヤは遠くになりにけり】

【10月9日(水)】久々に いつもの焼酎バーの話題です。
ここの焼酎バーのマスターは、明治大学山岳部の理事長をしています。
そしてその明治大学山岳部は、創部80周年を記念してヒマラヤ8000m峰14座をすべて登頂するというドリームプロジェクトを一昨年から企画していました。
昨年に12番目に登頂成功、そしてその13番目のネパールヒマラヤのローツェ(8516m)に登頂成功したと先週の9月3日にマスターへ連絡があったのです。

ここでお手伝いしていた加藤くんが、第一次隊として成功したのであります。そして、昨日、第2次隊も登頂成功の報が。全員登頂。マスターの顔は、ゆるみっぱなし。ニコニコえびす顔であります。ぼくも嬉しい!
他には日中チョーオユー登山隊に参加していた明大山岳部・炉辺会の女性として初の8000m峰に挑んだ大窪三恵さんも成功し万々歳であります。(10/14 NTV 16:00〜17:25放映)マスターは最近、もう何を言ってもニコニコであります。

来春予定のあと一つを残すのですが、その記念パーティを今月25日からネパールのカトマンズで行うので、ネコさんも行こうよ。と昨年から誘われていたのでありました。山好きなママちゃんも一緒に行こうと誘って、同意。「きっと行くぞ!」と思っていたわけですが、時が過ぎ、今年の初夏頃から膝と、体調不十分でもあり、そして時間的にもどうしても仕事のメドつかずで残念ながら行けなくなってしまったのであります。残念無念でありますが、足が仕事が言うことを聞いてくれませんでした。カトマンズなどにこれから行くチャンスなどあろうか?(涙

飲み仲間の作詞家DS氏、マスターの高校の同級生Sさんは行くとのことで、先月槍ヶ岳で特訓をしたそうであります。今日は、そのときの様子を聞きながら飲んでいました。大丈夫だろうか?お二人さん。ま、ぼくが入ったら同じ仲間。まったく体力的に自信はないのであります。聞く方も身につまされるような話であります。ははは。ま、カトマンズは観光オンリーだね。トレッキングは無理無理となだめすかして悔しい想いをぶつけるのでありました。

そして新事実。作詞家DS氏はパーティに申し込み、そして今日までいろいろと準備をし、楽しみにしていたのですが、本日ドクターストップがかかって断念。やっぱり体力的に無理だよね〜などと言って同類相哀れみグビッと焼酎を飲み干すのでありました。なきべそをかいていました。それを肴に飲んだのでありますが…。

諸君、酒ばっかり飲んでいないで、日頃から節制をして、体力をつけ、気力を充実させ、いかなる時も万全を期したまえ。>あ、俺のことか…。オソマツ。


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綾丸さま、ちっとも世の中のことを考えてないネコさんであります。考えるよりも、ちっとは世の中に役に立つこともせにゃならぬとは思っているんですが。酒税でかんべん。 / ネコさん ( 2002-10-18 15:21 )
あっ、ワシのことでもあります。同じくオソマツ。ついでに飲んでばっかりいないで、少しは世の中のことも考えろって。 / 綾丸@トイレ以外のことも考えよう ( 2002-10-17 17:54 )

2002-10-08 【歯医者さんドタキャン】

【10月8日(火)】すっぽかし 本日は歯医者さんの予約をとっていた。午後3時からだった。
しかし、朝から仕事で、ある研究所へ行っていて、すっかりその時間を忘れていた。歯医者さんへは明日の水曜日だとばかり思っていたのだ。先週の治療が水曜日だったので、今週も同じ水曜日と思っていたのでありました。
仕事から戻ったのが3時50分。電話のメモに○本歯科様へ電話するようにと書かれていた。

あれ?今日でしたっけ?すみません。仕事が長引いて今帰って来たものですから…。ペコペコ。と来週の予約をする。
あ〜あ。スッポかしちゃった。
歯医者へは、あと何回通うことになるのだろうか?まだまだ医者通いが続くのでありますなぁ…。

あ、医者と医師。仕事で医師を医者と書いたらすごく怒られてしまった経験があります。文章にするときは、「医師」と書いたほうがいいのかもしれませんね。(画像はまったく関係ありません。あえて言うならば歯の話題なので葉、はっはっはナンテ)


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まさや〜ん、お久しぶりデス。さ、三年ですか?すごいなぁ。しっかり治さないといけませんね。 / ネコさん ( 2002-10-18 15:19 )
拙者は、3年間歯医者に通いました。おかげで10年後の今も大丈夫で御座る。 / まさや〜ん★おひさ ( 2002-10-16 23:57 )

2002-10-07 【町内で見かけるアケビ】

【10月7日(月)】あけび 昨日の日曜日はとても忙しい日だった。朝10時からの町会の定例役員会議。そして午後1時からは町会の運動会の準備委員会と町会行事で一日振り回される。
そして夜はテキーラ飲もう会であったのだ。
少々オツカレ気味でありますが、月曜日は朝の会議でいつもより1時間早く出勤となる。
これは出勤途中で見かける、町内の個人タクシーの家の「あけび」であります

あけび【木通・通草】アケビ科の蔓性の落葉灌木。山地に生え、葉は五小葉からなる複葉。四月頃、薄紅色の花をつける。俵形の果実は薄紫色で長さ一〇センチメートル、秋、熟して縦に割れる。果肉は厚く白色半透明で多数の黒色の種子を含み甘く美味。蔓で椅子・籠などをを作り、茎の木部を利尿剤・頭痛薬とする。とあった。

昨年のぼくの10月9日の日記にも画像がある。


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リヘさま、この個人タクシーの家の前を毎日通って出勤するのです。この家は、お花が好きなようで、いろいろ楽しませていただいております。 / ネコさん ( 2002-10-18 15:18 )
もんたーにゃさま、懐かしいですか?森や山にはありますね。種をプププして遊びましたね。 / ネコさん ( 2002-10-18 15:16 )
夢樂堂さま、アケビはパックリ開いてないとね。アケビが八百屋で売っていましたか。八百屋なんて中に入って注意深く覗いたことないからわかりませんけど、珍しいね。 / ネコさん ( 2002-10-18 15:14 )
スッゴイ美しいですねぇ〜たわわな果実っ♪ / リヘ ( 2002-10-16 19:59 )
美味しいよね あけびの甘味って…すがすがしい甘さっていうか…昔よく近所の森になってるのをもいで食べたなあ。ナツカシイです。 / もんたーにゃ ( 2002-10-16 18:13 )
これこれ、この前、八百屋であけびを買いました。やっぱ木で口をj開いていないとね。 / 夢樂堂 ( 2002-10-16 17:26 )

2002-10-06 【テキーラ呑んだら、スプーンが曲がった】

【10月6日(日)】スプーン曲げ 昔、テレビでスプーン曲げの超能力が話題になった。あなたは信じますか?

日曜日、友人Bの経営するメキシコ料理店で、テキーラを飲もう会があった。仲間うち8人でセルベッサの次にはテキーラだよねと言いながら飲み、そしてメヒコ料理を食べながらのひとときだった。

どういうわけか、スプーン曲げの話題になった。仲間の一人がいとも簡単に曲げてみせた。

「え〜。うそっ!」
「俺、信じないよ!」というのが8人中5人。
あとの3人がちゃんとできるという。
その中の女性が一番すごく、手でスプーンをさすっていると、ほら、ほらと内側に曲げ、それを今度は外側に曲げるではないか。
「誰でもできるわよ。柔らかく、飴みたいに曲がるもんだと思いこむのよね」

「・・・・・・」・・・信じない5人。
「うそだろ!」
「これやってみてよ。ほら、今柔らかいから戻して!」と彼女はぼくにスプーンを渡すのだ。
ぼくは、半信半疑でそのスプーンを手に取り、曲げてみるとクニャッと曲がるではないか!

「え〜?ほんとかよ〜」と言ってスプーンを見ると、そのとたんにスプーンは硬くなってしまったのでした。
「ネコさん、思いこみよ。づーっと柔らかいもんだという思いこみがなかったらダメなのよ」
「そんなもんかなぁ…。」

信じないヤツはまったく信じようとしない。I田クンは、それを聞いてスプーンをいぢくりまわしていた。
数分後、急にスプーンが曲がった。あれぇ?????

できたのである。そして続いてT井さんも曲がったのであります。
どんどんお店のスプーンが曲げられていった。

スプーンだからできるんじゃないか?フォークはどうだ?とやってみるとフォークも曲がったのであります。
そしてフォークの先をこんなふうに曲げて見せた。恐るべしテキーラパワー!(写真下)

一緒に飲んでいたアメリカ人オーナーBは苦い顔をしてテキーラを飲んでいた。ぎゃははは。

日曜日の愉快でおバカな仲間たちは、オーナーBから、出入り禁止という烙印を押されているかも知れない。そんなことはないと思うけど…。


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もんたーにゃさま、これは超能力といえるかどうか?ここにタネあかしがかいてあります。やってみてね。多分できるでしょう。 / ネコさん ( 2002-10-17 14:21 )
うおっっっっっっっ!すごい!!私 何度チャレンジしてもだめだよう〜★その会に入れば曲げられるかな?? / もんたーにゃ ( 2002-10-16 18:16 )

2002-10-05 【週末散歩・都内の降りたことのない駅から】

【10月5日(土)】上中里 天気がいいので、久しぶりにママちゃんと週末散歩をしました。今日は上中里駅から歩いて、旧古河庭園のバラ見学もいいかもということで行ってきました。ママちゃんはこの「上中里」駅は降りたことがないというので、そんじゃ行ってみるべーとなったのです。

東京の真ん中を、ぐるっとまわる山手線の駅名を順に言っていく遊びなんてことしたことありませんでしたか?

そのなかでも大崎、田端、駒込、大塚なんていうのがなかなか出てこないマイナーな駅(失礼)だが、この上中里駅も京浜東北線ではなかなか出てこない駅であります。このあたりは王子の飛鳥山に続く武蔵野台地南端でありまして、電車に乗って眺めれば、京浜東北線の都内区間は、武蔵野台地の端に沿って走っているようです。上野から田端辺りで西側に崖が続いているのはそのせいでありますね。

ぼくは上中里に先輩が住んでいるので、何度か遊びに来ていた土地柄。旧古河庭園も行ったことがあるのですが、ちゃんと見たことはなかったし、落語・王子の狐の逆コースをたどって台地の坂を上野まで歩いてくるのもいいかも。と、散歩開始であります。

上中里には、足尾銅山の経営で有名な古河財閥の旧古河庭園があります。鹿鳴館などの設計者の英国人コンドル設計のすばらしい洋館があります。しかし目当ての庭園の秋バラにはちょっと早かったようであります。残念!来週からのバラ園のライトアップが見事だと寿司屋のオヤジが言ってました。早まりました!ま、いいか。

このあたりはまだまだ戦災で焼けなかったせいか、古い民家や路地裏があります。こういうところはなんとなく落ち着くのでありますね。猫は路地裏が好きなのです。ネコさんも、もちろん懐かしいのであります。

その路地裏のお寿司屋さんで昼飯。ここはアタリ!でありまして、人のいい主人がにぎる寿司もなかなかよかったです。ネタ新鮮、ボリュームあり、安い、雰囲気よし!何日か前の日本料理屋とは雲泥の差。大満足でした。

ここからぶらぶらと路地裏散歩、そして駒込と田端の間を南下。坂のある風景は楽しいです。動坂下を抜け、千駄木から谷中の朝倉彫塑館へ。そこで一服してから上野公園→御徒町の約8キロ弱ゆっくりのんびり、ぶらり5時間の週末散歩でありました。(写真は旧古河庭園。他の週末散歩の写真はここです。よかったらどうぞ)


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2002-10-04 【彫刻・その立体の強さ】

【10月4日(金)】存在感 昨日の展覧会の写真であります。これは会員たちの作品で、上の作品と下の作品がぼくは気に入ってしまいました。

上の写真はかなり完成度が高く感じた作品です。右の老人の顔のトルソ、真ん中の青年の上半身、左の下半身の足と部分で三点セットの作品である。逆に左から半ズボンらしき足だけのものが少年期、真ん中が青年期、右が老年期と、それぞれの作家が辿ったであろう、またはこれから辿るであろう人生の歩みを表現しているようだ。
歴史というものや、時の流れを感じさせてくれ、それが木彫となって刻まれていた。かなりぼくはこの作品を魅入ってしまったのです。うまいなぁ…。
多分、作者の年齢は真ん中の青年期なのだろう。未知なるもの、これからどう変化していくのかという暗示でもあろうか?わざと素材の木をそのままにして、未完成部分を残しておいてある。それが見る側に各人各様の想像をかき立ててくれるようだ。見ているだけで楽しい。

下の女性像は木彫りの作品で、ドンと存在感があり気に入った作品であります。写真ではわからないが、見上げるほど大きくボリュームがあり力強い。一本の木から彫り出されたものではなく、空間に作ろうとする造形に沿って接ぎ木?が施され、作者がマッスを作ろうとしていることがこちらに伝わってきた。接ぎ木の境目の痕跡が女性の手術のあとみたいでもあり、その表面は荒々しく削られているけど、女性の逞しさを感じた作品であります。生きているのであります。これは女性の作家の作品でもあり、たいへん驚き印象に残った作品でもあります。

こうやって写真で見ると、なんと薄っぺらなものだろうか。やっぱり彫刻は本物を見なければ伝わってこないなぁと感じた次第でございます。前から後ろから横から上から視点を変え眺めるのが立体を見るの楽しみ方なんだろうなぁ…。できれば触ったらどういう感じなのだろうかね。


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夢樂堂さま、ド迫力です。彫刻だからいいのですが、このような女性が現実にいたらひきますよね。(笑) / ネコさん ( 2002-10-15 11:03 )
パンドラさま、彫刻はいいですね。この展覧会には人気作家の舟越桂さんの父親である舟越保武さんの作品も参考出品されていました。 / ネコさん ( 2002-10-15 11:01 )
綾丸さま、下の作品いいでしょ。大きいンですよこれ。B180・W140・H200ぐらいか?(笑) / ネコさん ( 2002-10-15 10:49 )
女性の裸像、迫力がありますね。存在感は抜群です。 / 夢樂堂 ( 2002-10-12 16:01 )
彫刻って、思いもかけない角度で「ああっ!」って発見がありますよね。 人形にもそういう瞬間を覚えることがあります。 カタチあるもののチカラってすごいですね。 / パンドラ ( 2002-10-12 07:29 )
たしかにこの荒削りなところが、かえってリアルな感じを与えてくれますね。 / 綾丸 ( 2002-10-11 19:06 )

2002-10-03 【ピカソはやっぱり天才だった】

【10月3日(木)】上野の森 昨日、友人と上野の美術館へ行く約束をしていたので、11時に駅で待ち合わせる。まず、M川女史の作品を見る。
彫刻である。それぞれに力作が揃っていて、とても刺激を受けた。特に女性の作家のがんばりが目についた。
え?これが女性の作品?と思わせるようなダイナミックな作品に感動する。自分の背丈以上、そして重量の大きな作品をつくっているのだ。その迫力は、平面的な油絵や絵画とは比べものにならないほど迫ってくる。
公募展の方はイマイチであったが、会員の作品はよかった。彼女も会員であり、ブロンズの大きな女性像を出品していた。とても存在感のあるいい作品であった。

ここまで来たので、ピカソ展を見る。ママちゃんと休みのときに来たいと思っていたが、休日はすごく混雑するらしいよとのことで、抜け駆けして上野の森美術館へ。その前に腹ごしらえ。
上野駅の2階の食堂で二人でビールを呑み、おつまみセットとカレーの組み合わせで昼食とした。この食堂はレトロな感じで、地方の食堂(レストランではなく食堂ね)に入った錯覚をおこす。

さて、ピカソ展。ピカソの少年時代から多感な青春時代に至る作品が並ぶ。10歳代にしてこのような絵を描いているのにびっくりする。スケッチ、デッサン、習作、ポスターのためのメモ描きなど小さいのも多かったが、やっぱり天才でありました。10歳にして画家であり教師である父親もその才能を認めたという。もう父親をも越えちゃったンですねぇ…。
パリ時代は他の画家の影響もみられピカソのスタイルの変遷が徐々にわかってきそうであります。見てよかったです。

そして、ふぅ〜っと、ためいき。であります。
この画像は友の出品した公募展のほうの展覧会場。


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パンドラさま、いってらっしゃい。お二人で上野界隈をぶらつくいい季節ですよ。平日でもかなり混雑してました。念のため。 / ネコさん ( 2002-10-15 10:45 )
綾丸さま、画家は誰しも基礎がなければ次のステップは難しいのではないかと思います。ピカソもそうとう変わっていきますよ。心の中で何を描くか。それが抽象画の方がふさわしいということだと思います。日本ではあまり抽象画が人気がないのは、ウマイ下手という物差しではかれないので、わかりにくいのかもしれませんね。ですからピカソがこのような具象を描いていたとなるとびっくりしてしまうのですね。 / ネコさん ( 2002-10-15 10:43 )
リヘさま、いらっしゃいまし。よくいらっしゃいました。どぞよろしく。ピカソ天才の誕生の第2弾として、来年の同じ時期に上野の森美術館で「ピカソ・クラシック」が開催されるらしいですよ。少年期〜青年期は今年見て、来年また壮年期(1914〜1925)が見られるということです。そのためにも、今年は必見です。 / ネコさん ( 2002-10-15 10:31 )
コレは絶対見に行くつもり。ピカソ好きなんです。何か自由な感じが。  それにしても、レトロな食堂がなんとも魅力的ですねえ(笑) / パンドラ ( 2002-10-12 07:25 )
ピカソというと、あの抽象画ばかりが印象に残っているんですが、実は多彩な絵を描いていましたよね。天才は、子供の頃から天才なのか。 / 綾丸 ( 2002-10-11 17:51 )
やっぱりピカソは天才でした?私も絶対に観に行く予定です!バイトの子も彼は天才だったと。。。画像の公募展もなんだか楽しそう!! / リヘ@初めまして!! ( 2002-10-11 16:45 )

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