2001-07-05 いつもの、いつもの飲み屋で
2001-07-05 サッカーＴＶ観戦で呑む。
2001-07-04 とある花街の隠れ酒場で呑む酒は

９時半過ぎ、事務所の連中とのＴＶ観戦パーティは終わり、いつもの止まり木へと向かう。
ドアを開けると超満員。俺の席がな、な、・・・あった。（ホッ）奥から４番目にひとつだけ空きがあった。この店はぎゅうぎゅう詰め込んでもカウンターに１２人、テーブルに４人でメ一杯である。そして二人だけでやっているので今日のマスターはパニック状態。でも、夜は更けてくると左隣のおやじ３人組、右隣の中年アベックが帰る。10時頃は電車で帰る丁度いい時間だ。入れ代わりに元JリーガーＳが来る。私の右隣に座る。
ネ：今日は飲めるの？
Ｓ：うん。もう飲んできちゃいましたよ少しだけど。
ネ：今までさ、満員でマスターがパニック状態だったんだよ。頭からツノが生えているみたいだった。ね、マスター。
マ：Ｓさん、今日は何にします？水割りね。・・・しょうがねぇなぁ。こう忙しくっちゃ、お客さんとお話する時間がないだもんね。ほんとうは、こういうのはよくないンだけど。贅沢な悩みだけど…。
ネ：そうねぇ。それは贅沢ってもんでしょ。商売繁盛に感謝しなくっちゃ。他の店にいってごらんよ。閑古鳥が泣いているよ。
マ：だけどねぇ。私もそう言っても、面白くないのよ。余裕がなくなるつーか、じっくり焼酎の話や、いろいろお話しながら呑んでいただきたいと思うわけね。ネコさんも同じでしょ。なまじ、雑誌になんか出るもんじゃないね。6〜7人がいいねぇ。
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この店は、開店して２年弱。今までにいろいろな雑誌に紹介され、リサーチに来るお客、話のネタに一度っきりのお客、ほんとうに焼酎を愛しているお客、常連の客といろいろである。同じお客だから、なんともないけど、中には大声で話をする客や、酒もあまり呑まないで、イチャイチャ粘っている若いアベック客などをみると、なんとも割り切れないものを感じる。
俺の隠れ家が、隠れ家にならなくなっちまう。店で知り合った客で仲良しになった友も多い。マスターの高校の同僚も、大学の先輩も後輩もいっぱい紹介してもらった。そういう人たちと一緒に呑みたいのだ。ネコさんを知らないと、この界隈ではモグリだとも言われてもいる。この店でもそうだ。マスターは、大学のとき山岳部にいた。そのOBも多いし、山を愛するお客さんも多い。ここは、若者の多い渋谷や新宿の居酒屋じゃないんだ。俺が言うのも変だけど、ガヤガヤとうるさいお客には遠慮していただきたいもんだ。大人の会話を楽しみ、そういう雰囲気の飲み屋さんが多い場所なのだ。花街とは、そういうところなんだ。あら、愚痴っぽくなってしまったなぁ。
おやおや、今日は出足が遅かったせいか、Ｓさんと一緒に飲めたので遅くまで呑んじまった。家に着いたのは、1時を回っていた。

【今日呑んだ焼酎】なかむら　村尾　萬膳庵　たなばた　くじら　蔵の師魂　
【肴】おから、ぜんまい、きんぴらごぼうの３点セット　かじきマグロの照り焼き　いりこ

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【7月4日（水）】今日は水曜日、キリンカップ決勝がある日だ。家でのテレビ観戦は時間的に無理なので事務所の皆んなとビールを飲みながら見ることにした。
サッカーが大好きな女の子が、なかなか渋いツマミを用意してくれ、４〜５人で観戦した。来年の韓日Ｗカップにあやかり、檄辛キムチをちょびちょび嘗め、韓国のチジミをつつき、エビスビールで顔またほころぶ。稲本クン、ワンツーやってくれました。柳沢のパスが絶妙。彼は最近、一皮むけた感じだ。
いつもなら、パスを受けてワントラップしてパス、またはシュートしていたンだが、それじゃ通用しないのだ。強いチーム相手だと、ペナルティーエリア内で2タッチ、3タッチしてシュートということはありまず得ない。ワンタッチ、ボレーシュートとスピードが出てきて絶好調を維持してる。今までだったら、「ヤナギサワァ〜!!」（語尾下がり）と、がっかりするのが常であったが、どうやら吹っ切れたようだ。柳沢個人の一ファンとしては嬉しい。稲本のアシストもあったしね。

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「宵・酔い日記」をかくことにした。毎日、どこかで酒を呑む。居酒屋であったり、小料理屋であったり、割烹であったり、スナックであったり…。カウンター座る。酒をのみながらの会話も楽しいものである。店のマスターや女将、おねぇさんもお話相手となる。隣に座ったお客さん同士のときもあったりする。そんな中で昨晩のことを思い出しながら書きとめようかと思います…。
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いつものバー。最近、焼酎バーというところがトレンドらしい。私はほとんどいつも一人で酒を楽しむ。日本酒歴は長〜い。しかし、昨年から本格焼酎に目覚めた。そこでこの焼酎バーに惚れ、マスターの人間性に惚れ、常連客同士なじみとなってほとんど毎日通っている。無骨な杯のフチをなめなめ、中の液体を胃の中に流すのだ。
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昨晩、私の隣に座った常連の友は、元ＪリーガーＳ。一週間ぶりに会った。毎日、入れ違いだったという。久しぶりに会った彼は、足を怪我していて、なぜかウーロン茶を呑んでいた。
「どしたの？」
「いや、足の骨にヒビが入ったみたいなんだ」
「どれどれ？」
裸足でサンダル履きの足は赤く腫れていて、熱を持っていそうだ。
「俺ね、足の痛さに鈍感なんだ。一種の職業病みたいなもんさ」
「そんなもんなの？サッカー選手は足を鍛えているから、ちょっとやそっとでは痛くないのかな？」
「そそ。いつどこで痛めたか、まったくわからないんだよ。古傷が再発したんだと思っているんだ」
「そうそう、俺ね、ワールドカップ入場券、抽選であたったよ。日本戦じゃないけど」
「やったじゃない。俺は日本代表枠があってさ、一枚あるんだけど、振り込むのが２０万だよ。転売できれば買うけど、やめとこうかと」
そんな話をしながら酒の肴にするのである。
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芋全量、くじら、晴耕雨読、佐藤と4〜5杯呑んで帰途についた。

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