2001-07-04 とある花街の隠れ酒場で呑む酒は

「宵・酔い日記」をかくことにした。毎日、どこかで酒を呑む。居酒屋であったり、小料理屋であったり、割烹であったり、スナックであったり…。カウンター座る。酒をのみながらの会話も楽しいものである。店のマスターや女将、おねぇさんもお話相手となる。隣に座ったお客さん同士のときもあったりする。そんな中で昨晩のことを思い出しながら書きとめようかと思います…。
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いつものバー。最近、焼酎バーというところがトレンドらしい。私はほとんどいつも一人で酒を楽しむ。日本酒歴は長〜い。しかし、昨年から本格焼酎に目覚めた。そこでこの焼酎バーに惚れ、マスターの人間性に惚れ、常連客同士なじみとなってほとんど毎日通っている。無骨な杯のフチをなめなめ、中の液体を胃の中に流すのだ。
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昨晩、私の隣に座った常連の友は、元ＪリーガーＳ。一週間ぶりに会った。毎日、入れ違いだったという。久しぶりに会った彼は、足を怪我していて、なぜかウーロン茶を呑んでいた。
「どしたの？」
「いや、足の骨にヒビが入ったみたいなんだ」
「どれどれ？」
裸足でサンダル履きの足は赤く腫れていて、熱を持っていそうだ。
「俺ね、足の痛さに鈍感なんだ。一種の職業病みたいなもんさ」
「そんなもんなの？サッカー選手は足を鍛えているから、ちょっとやそっとでは痛くないのかな？」
「そそ。いつどこで痛めたか、まったくわからないんだよ。古傷が再発したんだと思っているんだ」
「そうそう、俺ね、ワールドカップ入場券、抽選であたったよ。日本戦じゃないけど」
「やったじゃない。俺は日本代表枠があってさ、一枚あるんだけど、振り込むのが２０万だよ。転売できれば買うけど、やめとこうかと」
そんな話をしながら酒の肴にするのである。
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芋全量、くじら、晴耕雨読、佐藤と4〜5杯呑んで帰途についた。

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