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口車版「雑学の泉」

 
なんで,こんなにいろいろなどーでもよいこと,知っているのでしょうかねぇ。



口車筆無精乃介、IT業界を語る  口車大王「旅のおもひで」

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2000-08-07 [昔話]口車、雲助タクシーの運賃踏み倒す
2000-08-06 [昔話]口車、強姦されそうになったの(怒濤の後編)
2000-08-05 [昔話]口車、強姦されそうになったの(前編)
2000-08-04 お初でございます。または現実逃避とも言ふ


2000-08-07 [昔話]口車、雲助タクシーの運賃踏み倒す


 本日は、共産党政権時代のワルシャワで、雲助タクシーをただ乗りしてやった、というお話でございます。

 口車、日帰りで買い出しのため、プウォックからバスでワルシャワにやってまいりました。時間がないので、バスターミナルと目的地の間はタクシーを使うことにしました。

 行きはショパンの心臓が安置してある教会まで、バスターミナルのタクシー乗り場に並んでタクシーを拾い、5ズウォチでした。3キロくらいの距離でしょうか。正規のレートで40円弱、闇レートで10円弱と行ったところでしょう。安いもんです。行きのタクシーのおじさんは品も良くまともで、ちゃんと目的地に着きました。

 ところで、ワルシャワにおける雲助タクシーは、主に外国人用の高級ホテルのタクシー乗り場にたむろしています。ワルシャワの事情がわかっていない外国人は、いいカモなんですね。そんなわけで、高級ホテルのタクシー乗り場は、彼らの稼ぎ場所です。その状況は今も変わっていないようです。

 わかっていれば高級ホテルをはずしてタクシーを拾えばよいのですが、ワルシャワ市内で流しのタクシーを拾うというのは、至難の業です。ほんで、このときは急いでプウォックに帰らなければならず、雲助タクシーであるのを承知で、ビクトリアホテルという高級ホテルに行き、タクシーをつかまえました。

 街中ではタクシーをなかなか見かけないのに、なんと5台もタクシーがいらっしゃいました。しかも、どいつもこいつも目つきが悪いときた。いや、まいったね、こりゃ、状態でした。背に腹は代えられないので、小太り中年親父の運ちゃんの車に乗り込みました。

 タクシーはバスターミナルに向かって走り出します。そうすると、ほっほぅ、やってくれるぢゃないの、案の定「煙突」です。すなわち、メーターが動いていない。口車は、押し黙って乗っていました。

 10分ほどでタクシーはバスターミナルに到着します。運ちゃんは口車をそわそわ見ながら、何も言わずに支払いを待っています。そこで口車は考えました。行きは5ズウォチだったから、正規と闇のレートの差の4倍を支払えばいいかなと。そこで財布から20ズウォチ紙幣を取りだし、運ちゃんに差し出しました。するとなんとこのオヤジ、受け取るやいきなり「こんなもんで足りるかぁ!」と、受け取った紙幣を、口車の顔に向かって投げつけるでわありませんか。とんでもねぇ野郎だ。床に落ちた紙幣を、黙って拾った口車はドアを開け、思いっきしドアをバンと閉め、悠然とバスターミナルの切符売り場に向かって、50メートルほどの距離を歩き始めました。

 慌てたのは件の運ちゃんです。まさか、こんな挙に出るとは思っていなかったのでしょう。血相変えて口車を追いかけてきて、切符売り場の列に並んだ口車に、他人に聞こえないように小声で、「おい、運賃を払え。」と言います。そんなの無視して立っていると、近くの警察官を指さしながら、「お巡りに言いつけるぞ!」と言い出します。おっさん、良く言うよと思いながらさらに無視していると、「お願いだから、さっきの20ズウォチでいいから、払ってちょうだい。」と半べそ状態。それでも無視していたら、しばらく食い下がっていたのですが、とうとう諦めて引き上げました。

 これにて、無法者雲助タクシーの運賃、踏み倒し成功!

 人間、欲をかきすぎるものではないということでございますね。だまって受け取れば、20ズウォチ稼げたものを。

 よいこは、決してまねをしないように。

おしまい (用語解説編へ)

先頭 表紙

バンコクは、銃口向けられるらしいすから、怖いっすねえ。外見のおかげか、これまであまり怖い目に会ったことはないざます。運がよいだけかも。 / こすもぽたりん ( 2000-08-08 14:49 )
倍なら、ようございます。口車は4倍で「ふざけんな!」です。タイの場合、かなり危険ですので、あまり逆らわないほうがよござんす。昔はメーターがなかったから、乗るたびに交渉だッたのね。 / 口車ことOK小僧 ( 2000-08-07 23:10 )
私は同じことをバンコクでやられましたが、下痢で爆発寸前だったので、「便所に行かしてくれるならいくらでも払うから」とばかりに、正規料金の倍払ってしまいました。反省。でも、漏れそうだったんだよお。 / こすもぽたりん ( 2000-08-07 23:01 )

2000-08-06 [昔話]口車、強姦されそうになったの(怒濤の後編)


 さてさて、怒濤の後編です。口車はいったいどうなっちゃったのでしょうか。お願いだから、前編から読んでね、絶対。よいこのお約束。。。












 またドアの開く音で目が覚めました。ふっとドアの方を見上げると、なんと!!!!さっきのにいちゃんが、パンツいっちょでもっこりさせて、ドアのところに立っているでわありませんか!!!!が〜〜〜〜〜〜ん!一発で目がぱちっとさめちまいました。ここはビルの8階だぞ。逃げ道ふさがれているぞ!

 さぁーっと血の気が引いて、「どうしよ」と思い、とりあえず寝ぼけたふりしました。そうすると、右前に身構えて、「日本人、カラテやるのか?」と、恐る恐る聞いてきます。

#当時、ポーランドに極真カラテの道場ができたばかりなのでした。

 もいちど、「カラテやるのか?」と聞いてきても寝ぼけたふりしていたら、なんと!次の瞬間口車の寝ているベッドに飛び込んできて、口車の左側に、添い寝みたいにならんぢゃったのよ。しかも、しかもだね、左手で口車のお尻をなでなでしながら、「OK? OK?」だって。ぞぞぞぞぞぞぞぞぞ。

 で、口車はどうしたかというと、「OK? OK?」とお尻なでなでされている隙に、右足を折って相手の腰の辺りまで上げてきて、「ヱ゛ッ!」という気合いもろとも、思いっきり蹴りをいれてやったのでした。何を隠そう、不肖口車、半年前から少林寺拳法を習い始めていたのでした。早速役にたっちまったい。

 蹴りは見事に決まり、パンツいっちょにいちゃんはベッドを転げ落ち、「う゛っ」という短い呻きとともに、部屋の反対側までぶっとんで行きました。そしてばっと起き上がって、再び右前の姿勢で身構えました。口車もベッドの上にばっと跳ね起き、まあ、今考えてみるととても間抜けなことをやったのですが、相手の右手を握手のように握って力の入っていないことを確認し、次の「攻撃」をしかけようとしました。

 と、正に蹴りを入れようとした瞬間、物音に気がついたおぢさんが部屋に飛び込んできて、「おまえ、何やっているんだ!」と、パンツいっちょにいちゃんを連れ戻しました。そうすると、隣の部屋から「くっくっく。」という、含み笑いの声が聞こえてきます。うう、気持ち悪ぅ。落ち着いて時計を見ると、午前3時でした。口車は慌てて部屋に鍵をかけ、朝までぐっすり熟睡し(我ながら良く寝るよなぁ)、起きてすぐ挨拶もせずに入り口のドアの鍵を開け放って、一目散に退散したのでした。しかし、いったいドアに鍵いくつつけてんだよ!

 こうして口車、はからずも、強姦されそうになったときの恐怖を、味わっちまいました。をを、また鳥肌が。。。

 しかし、あのパンツいっちょにいちゃんは、おぢさんのいったい何だったのでせうか?息子?甥?恋人?

 謎が最後に、残りました。

おしまい

先頭 表紙

2000-08-05 [昔話]口車、強姦されそうになったの(前編)


 口車、かつて某建設会社に勤めておりました。国内も去ることながら、海外の工事現場はネタの宝庫。今回、私が体験したことの中でももっとも強烈なやつを御紹介いたしましょう。

 今を去ること、ん年前、正確には「そるだしち」ができる前の年の、ポーランドはワルシャワと思ってくだせぇ。そう、共産党政権ごりごりのころの出来事です。時代的背景として、「共産党政権=治安はばっちり」ということを、念頭に置いといてくださいましね。

#「そるだしち」がわかったら、あなたは立派なポーランド通

 さて、口車がいたのはワルシャワから西北へ、ヴィスワ川沿いに100km下った古都プウォックの街でした。なかなか落ち着いた街なんですが、なんせ小さい街につき、1か月もいるとあきちゃう。それに会社の人間と休みの時まで面つきあわせているのやなんで、時々バスに乗ったりして、週末はワルシャワに遊びに行っていました。

 何をしに行っていたかというと、ワジェンキー公園というショパンの銅像がある公園での日曜コンサートとか聞きに行ったり(ただだよ)、さらに足を伸ばしてショパンの生家行ったり、あとは買い物とか頼まれての買い出しとかですね。ワルシャワのドルショップにしか売っていないたばことかあったので。あ、一度競馬しに行ったな。

 たいていは日帰りしていましたが、オペラハウスのコンサート夜聞きたいとか、文化と科学の宮殿、すぽんさーど・ばい・ゆうえすえすあーる(ゆうえすえす・エンタープライズではない)地階にある、オネェチャンすっぽんぽんになるショウがあるナイトクラブで飲むとかすると、飛び込みで外国人相手のホテルに行き、1泊していました。これが以外と簡単に宿泊できたんですね。

 さて、7月末の土曜日、いつものつもりで1泊するべく、ホテルに飛び込みで行きました。ところが、観光シーズンで部屋が空いていないという。そこで次のホテルに向かい、また飛び込みで「止めてよ」とレセプションでお願いしましたが、またまた部屋が空いていない。さらに次の、さらにさらに次の、さらにさらにさらに次の、さらにさらにさらにさらに次の、さらにさらにさらにさらにさらに次のホテルでも、断られてしまいました。

 途方に暮れていると、その最後のホテルのロビーにいたおぢさんが声をかけてきて、自分のアパートに泊めてやると言ってくれました。いやー、あんときゃほんとにほんとにほっとしただよ。

 おぢさんに連れられて10分ほど歩き、アパートの7階(日本式には8階)の彼の部屋へ行きました。そして軽くウォッカをやり(何はともあれ、挨拶代わり)、おぢさんにお金を払って、隣の寝室に案内してもらいました。そしておぢさんは、部屋を出ていくときに、「部屋の鍵は、ちゃんとかけるように。」と、念を押していきました。ところが不肖口車、昼間歩き回ったのと安堵感からくたくたで、うっかり鍵をかけ忘れてあっという間に寝てしまいました。

 どれくらいたったでしょうか、頭の上でドアがかたっと開く音で目が覚めました。そしたら、若いスーツ姿のにいちゃんが、おぢさんを訪ねてやって来て、うっかり私が寝ている部屋のドアを開けてしまったのでした。時計を見ると、12時過ぎでした。そのにいちゃん、「あ、ごめん。」とすぐ出ていって、私もすぐまた深い眠りに落ちていったのでした。。。


To be continued 怒濤の後編へ

先頭 表紙

2000-08-04 お初でございます。または現実逃避とも言ふ

 こちら、お初でございます。ひょんなことからここを紹介されまして、参上した口車でございます。

 本当はこんなところに書き込んでいる余裕はないのですが、ほれ、現実逃避といういうやつでございますね。はぁ。

 ということで、日記というよりは、「私はこう思う。」ということを書き連ねていこうかと思っています。やはり今行き詰まっているビジネス本のネタ書いて、皆さまの反響を知り、そして原稿に反映という、すけべーな企みも展開していきたいと思います。

 え、本の内容だって?それを教えないから面白いの。

 だと思う。

先頭 表紙

いらっしゃいませ、管理人でございます。「月記」と仰らず、ぜひ「日記」でお願いいたします。ご意見、ご要望等ございましたら、掲示板、FAQ、メールなどどこからでも突っ込んでいただければと思います。 / システム管理者1号 ( 2000-08-04 09:12 )

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