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朝のメール

再発乳がんを抱えて 
 

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2004-04-28 4月に想うこと
2004-04-21 写真・川と橋のあろ風景
2004-04-17 友の誕生日
2004-04-15 ちょっと遅めのお花見
2004-04-12 写真・思いがけなかった花
2004-04-09 写真・桜と潟とスタジアム
2004-04-09 写真・桜と潟とスタジアム
2004-04-07 今日は記念日!!
2004-04-04 屋根より高い〜
2004-04-02 東北に優勝旗を!!


2004-04-28 4月に想うこと

4月は季節が動き、人も動く。期待感と緊張感が混じり合う新年度のはじまりだ。
この時期には旅行がいい。海外や国内、いろいろな所へ出かけるのが楽しみだった。
乳がんの再発を繰り返しながらも、よく出かけた。ところが、この希望の4月に3回も旅行を断念した。1回目は東京(展覧会と観劇)2回目はイタリア旅行、3回目は九州旅行(焼き物の窯元巡り)
つまり、何回かの再発のうち3回は4月だったということだ。
1回目の時は、主治医に「行ってもいいですよ」と言われたが、出かける気持ちが出なかった。2回目の時は東京行きに切り替えて出かけた。イタリアに行けなかったのは今でも残念に思う。行けば行かれたのになあ。治療はそのあとでもよかったのだ。でも、そんなことは後になって思うことであって、「再発」と言われるとやっぱり、治療が先!と思ってしまう。そして、旅行を断念する。

ここ4年は、旅行の計画は立てない。体調の良い時、気が向いた時にパッと考えサッと出かける。それも、せいぜい、1泊といったところだ。それでもけっこう楽しい。

この4月に人も大きく動いた。私が治療を受けている病棟で看護師が大幅に交代した。こんなに換わっていいの!!と患者が不安に思うほどだ。担当の医師もかわった。女医さんだ。どんな先生かなあ・・・・・テレビドラマのかっこいい女医さんを想像した。

5日(月)に初対面。細身な感じで色白。メガネをかけていて理知的。顔も整っている。冷たい感じはない。30代前半か?点滴が上手い。これは患者にとってはうれしいことだ!

医師にも看護師にも望むことは、患者の病気を診るだけではなく、しっかりと顔を見、表情を見、心も診て欲しい。言葉は多くはいらないが、本気で診ていてくれると患者に思わせて欲しい。患者はいつもそれを願っているが、実際のところはほど遠いのだ。医師も看護師も忙しすぎる。多くの患者は気丈に振舞っているが、本当は心細くいつも不安なのだ。そこのギャップが大きい。

ともあれ、4月も終わる。いい方向に進んでいくだろう!!

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2004-04-21 写真・川と橋のあろ風景


先週、お花見に出かけた時に撮った写真の中の1枚。
ここから眺める風景は、いつ見てもいい。
悠々と流れる大きな川とアーチ型の長い橋は、いつも変わらずにそこにあって安心感を与えてくれる。この川はもう河口で、橋の向こうは海で港がある。
昨年、のっぽのビルが建って少し風景が変わった。

川の両岸は「やすらぎ堤」と名づけられて、市民の憩いの場所となっている。
春夏秋冬、それぞれにいいがやはり「春」が1番だろう。
桜並木が続き、ユキヤナギ、チューリップが咲き出す。元気な頃は、この堤をずっと歩くのがすきだった。

このアーチ型の橋は、ついこの間「国の重要文化財」に指定された。昭和初期に建造された石造りの橋で、大地震の時もビクともしなかったということだ。

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2004-04-17 友の誕生日

今日は、私の1番の友の誕生日だ。
「おめでとう!!友よ」今年は特にこの想いが強い。

彼女と私は高校時代に知り合ってからの長い付き合いになる。お互いに歩んだ道は違っていたが、会えばいつも話がはずむ。彼女は穏やかでやさしい。子どもが2人いて、ずっと主婦。私はきつい性格。子どもはなし。仕事人間?だった。(今はやめた)そんな2人がなぜか気が合って、友情が続いている。
私は、彼女の生活をもう1人の自分と重ね合わせていたような気がする。残念ながら、私は乳がんを患ってしまった。だからこそ、彼女には健康でいてほしかった。

人生は、誰が決めるのだろうか・・・・・3年前、彼女までも大病(がん)をしてしまったのだ。予後もあまりはっきりしない生活が続いている。
私は打たれ強いところがあるが、彼女はやさしい分、落ち込むことも多い。

去年の今日「4月17日」彼女からメールがきた。「今日は誕生日だけれど、うれしくもない・・・・」というような内容だった。
すぐに返信をした。「来年の今日、あなたの大好きなユリの花束を贈ることを約束します!!」と。彼女は元気をもらったと喜んでくれた。

その時、私には1年間を生き抜くことは出来ないかもしれないという想いがあったが、もし、その約束を果たす事ができたらどんなに幸せなことだろう。彼女も私も。

そして、1年が過ぎ「4月17日」を今日迎えたのだ!!
もちろん、ユリの花束を贈った。カサブランカを入れて。そして、メッセージを添えた。「来年のお誕生日にもユリの花束を贈ります」と。

先のことは分からない。1日1日を積み重ねていくことだ。それが、来年の今日につながっていくことになる。

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2004-04-15 ちょっと遅めのお花見

今年の桜は早かった。もう、葉桜だ。
先週のはじめは2〜3分咲きだったので、のんびりしていたら週の半ばにはもう満開に近くなっていた。「三日見ぬ間の桜かな」を実感した。週末には見事な満開となり、花見客でにぎわった。

私も自分なりの花見を楽しんだ。つぼみ、満開、葉桜と場所は違ったが3回花見をした。満開の桜は、近くの公園に出かけてながめた。300本以上はある。以前ウオーキングをしながら数えたことがあるのだ。

昨日は、葉桜見物だった。まだ、枝に花は残っていてそれなりに風情があった。代わって、ユキヤナギやチューリップが満開だった。
それでよかったのだ。昨日のメーンは「お料理」だったのだから。
以前から行きたいと思っていた割烹旅館に予約を入れていた。泊まるのではなくお昼をいただくのだ。

懐石料理で1品か2品ずつ、ちょうどよい間合いを置いてはこばれてくる。
冷たいものは冷たく、温かいものは温かく、量は多すぎず少なすぎずといったところ。附きだしから始まってお造り、焼き物、揚げ物・・・・8品から9品ぐらいだった。
茶碗蒸しのふたをとったら、なんか、違うぞという感じだった。なんと、アン肝が入っていてびっくりした。珍しくて、しかもおいしかった。
「たこのやわらか煮」に添えられていたタラの芽のほろ苦さが口の中に広がっていった。うーん、このほろ苦さは家では味わえない。

たこが文字通りとてもやわらかかったので、「どうしてこんなにやわらかくなるのか」聞いてみたら、叩いて叩いて、ひたすら叩くということだった。「ご家庭ではとても出来ませんよ」ともいっていた。とにかく、大変な作業らしい。
おいしいものには、手間がかかっているのだと実感した。

ごはんは「たけのこご飯」だった。うーん、これも初物だ。先のほうのほんの柔らかいところだけ入っている。おこげも適当にあって、これが心にくいといった感じ。

デザートは抹茶アイスクリーム。お酒もちょっといただいた。

今朝まで「胃が重い、食欲がない〜〜」なんて愚痴っていたのに、なんと全部おいしく食べました!!
今度は、洋食のフルコースがいいなあ!!

わたしは、まだまだ大丈夫!?

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2004-04-12 写真・思いがけなかった花


庭にアオキの木が2本ある。
一本は中くらいの大きさで、ずいぶん前から前庭にあった。もう1本は、自然に芽生えたもので、夫が見つけて植え替えをして育てている。まだ、50センチぐらいで小さい。
斑入りの葉が冬でも落ちずにツヤツヤとしている。夫はこういう葉っぱものを好むが、私はほとんど関心を持たなかった。秋に紅い実が2つ、3つ、ついているのを見ることはあったが、その実も気づかないうちになくなっているという感じだった。

ところが、この4〜5日、私はこの「アオキ」に関心を奪われているのだ。
なんと!!この「アオキ」に花があるというのだ!!
花?花?アオキの花なんて見たことも聞いたこともないぞ!!

朝日新聞でここ数年「花おりおり」という写真入りの記事が連載されており、愛読している。これで、アオキの花を知ったのだ。
「アオキに花があるんだって!!」夫も知らなかった。
2日にわたって、アオキの花が紹介されていた。

う〜ん。実がなるんだから、花があるのは当然。そこまでは考えなかった。

早速、庭に出てアオキを眺めてみた。あった!!花が!!つぼみが!!
それも数多くだ。なんか、感激した。
裏の小さなアオキも1人前に花をさかせていた。

小さい花が集まって咲いているけれど、それでも見のがしてしまうほどに目立たない。でも、よく見ると、かわいい。今まで、ずっと春には花を咲かせていたんだなあと思ったら、急にいとおしく感じられた。

このアオキには、思いがけない「おまけ」があった。
夫がずっと「クチナシ」だといい続けてきた木が、なんとアオキだっだのだ。
花の咲かないクチナシだと思っていたのに!!
斑の入らない葉なので同類だとは気づかなかったのだ。ちゃんと花を咲かせていた。

アオキの木が3本ということだ。

庭には、まだまだ不思議がありそうだ。

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2004-04-09 写真・桜と潟とスタジアム


写真が大きすぎたので、入れ直した。難しい。

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わーい!初つっこみありました!マッキィさん、ありがとう。うれしかったです。そうなんです。新潟です。やすらぎ提の桜も見ごろだそうですよ。これからもよろしくです。 / 朝 ( 2004-04-09 14:07 )
はじめまして。新潟にお住まいの方ですか?これは鳥屋野潟とスタジアムですよねぇ?マッキィは新潟出身なもので、新潟関係の日記はついついチェックしてしまいます。今はログインしてませんが、どうぞよろしく。 / マッキィ ( 2004-04-09 11:30 )

2004-04-09 写真・桜と潟とスタジアム


「デデッポー、デデッポー」
ハトが鳴いている。チューリップが咲き出した。もちろん、桜も。
春は始まると早い。「おーい、待ってよ〜」と声をかけたくなるほど急ぎ足だ。

火曜日(6日)は、春はまだ始まりといった感じだった。
いつものように月曜日に治療があった。翌日の行動は?と考えた。この時期は「桜」でしょう。次の治療日は19日だ。その頃には桜はもう終わっている。
早くても今日行く!!と決めた。

行くところは、桜の名所〜〜潟。街中の桜は4分咲きぐらいに見えたので、案外咲いているかもと期待した。
着いてみると、うーん、やっぱりまだ早かった。潟なので風が冷たいのだろう。
よく見れば、咲いているところもある。全体に3分咲きぐらいな感じだった。

潟の向こうに白いスタジアムが見える。よく見れば、水鳥も1羽いる。アシ(ヨシ)はまだ冬枯れの姿のままだ。お天気はいい。「桜と潟とスタジアム」いい写真が撮れるかも!!でも、逆光だった。残念。

このスタジアムの名前は「ビッグスワン」
サッカーのホームグラウンドだ。潟には冬に白鳥が飛来してくる。

この日、夕方のテレビで「〜〜潟は2分咲き」といっていた。

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2004-04-07 今日は記念日!!

今朝、ウグイスの初鳴きを聞いた。7時半ごろだった。
ほんの2鳴き3鳴きで姿は見えなかった。もっと聞きたくて、テレビを消して耳を澄ませた。それきりだったが、また、楽しみが増えた。

さて、今日の記念日というのはウグイスの初鳴きのことではない。
1ヶ月前の今日、私はこの日記に初めて「書き込み」をしたという記念日なのだ。
パソコン初心者のわたしにとっては、まさに画期的なことだった。
インターネットをあれこれと巡っていたら、偶然見つけた。なんか「こんなのを探していたんだよなあ」といった感じがして、引き付けられた。

でも、怖いような気もして3週間ぐらいは「どうしようかな」と考えていた。
抗がん剤の治療が始まって気分が落ち込んだり、体調もよくなかったりで何か自分を励ますようなことをしてみたかった。
そこで、思い切って「初書き込み」をしてみた。

書いてよかった!!この1ヶ月間、この日記を書くことにどんなに元気をもらったことだろう。さりげない日常だが、私にとってはとても貴重な日常。
4月も5月もずっと続けていくことができることを願っている。

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2004-04-04 屋根より高い〜


庭の梅が満開だ。
3本ともかなり大きいが、裏庭の梅は特に大木だ。2階の屋根より高いところで花をさかせている。下から見上げると花はまばらで貧弱に見えるが、2階の窓からは花盛りできれいに見える。あまり手入れをしないので伸び放題なのだろう。

この梅がけっこう、実をつけてくれる。梅とは思えないほどの大きな実で果汁?も
たっぷりだ。こんなに高い木だから、手で実をもぐことはできない。黄色く熟してくるとポトンと落ちてくる。梅仕事の始まりだ。落ちたままにしておくと実が傷むのですぐに拾いにいく。楽しいような面倒なような日々が何日か続く。

今は花を楽しんでいるが、ほかにもこの花を楽しんでいる「ヤツ」がいる。
「ヒヨドリの太郎兵衛」だ。毎朝来て、「ピィーヨ・ピィーヨ」と鳴きながら枝から枝へと飛び移って花の蜜を吸っている。冬の間ついばんでいた果物の皮や野菜くずには見向きもしない。よほど、花の蜜が好きらしい。野鳥図鑑によると、ヒヨドリの舌の先はこまかくさけて、蜜を吸うのに適しているという。ツバキの花の蜜を吸うとあるが、梅のとなりで咲いているユキツバキには今のところ、見向きもしない。

さて、高校野球だが、期待の東北勢はベスト8であえなく散った。
悲願?の優勝旗はお預け。夏に期待したい!?
それにしても、初出場の済美高校の活躍はすごい。四国の野球はいつも強豪ばかりだ。その中で勝ち進んでくるのだから並大抵の努力では出来ない事だ。
今日の決勝戦が楽しみだ。

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2004-04-02 東北に優勝旗を!!

選抜高校野球もいよいよ大詰め。準々決勝となった。決勝戦も近い。
私はいつも東北勢を応援している。
今年の選抜では、この東北勢ががんばってベスト8に3校も進出した。
昨日は秋田商の試合があり、活躍を期待したが相手がずっと上手だった。残念ながら7−1で敗れてしまったが、ここまでがんばった彼らに拍手を送った。

あと、2校残っている。東北高校と東海大山形だ。試合は今日の午後1時からで「わくわく」している。2校とも勝ち進んで欲しい。この2校で「決勝戦」ということになったら、選抜高校野球に歴史的な足跡を残す事になるのだ!!

勿論、どちらか1校でもいい。勝ち進んで「優勝旗」を東北に持ってきて欲しい。
私が思う以上に選手たちの思いは強いことだろう。固くならずに持てる力を十分に発揮して欲しい。どんな結果になっても、夢を与えてくれた彼らに拍手を送る!!

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