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「猫との日常」他。


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2006-08-16 第451回 予期せぬ展開で。
2006-08-03 第450回 飛び込み台の先っちょに立ってびびってるだけ。
2006-07-28 第449回 見切り発車?
2006-07-23 第448回 そんなこと言えない。
2006-07-21 第447回 法律相談所へ行く。
2006-07-15 第446回 今日からを期待する。
2006-07-13 第445回 それが「応え」ですか?
2006-07-12 第444回 「態度のDV」
2006-07-11 第443回 瓶の中身。
2006-07-09 第442回 自己防衛。


2006-08-16 第451回 予期せぬ展開で。

日曜日の夜、夫から殴られた私は家を出た。
夫は昔から暴言、暴力で話を中断させてしまう人だった。

家を出る時、私は夫に置き手紙を書いた。
それには、
「離婚しよう」と言われてからずっと葛藤していたこと、
でもやっと決心がついたこと、
そして「帰ったら今度こそ向き合って話をして下さい。記入をお願いします」と離婚届の白紙の用紙を同封しておいた。
気力を振り絞って「いたらなくてごめんなさい」とも書いた。

そして愛車に布団と数日分の着替えを載せて、家を出た。
だが「明日、仕事だから実家には帰れないし、何処へ行こう…。」と途方に暮れた。

結局、お盆で留守の知人のアパートに泊まることにした。
ペットの猫を置いて出て行ってるので、様子を見に行って欲しいと鍵を預けられていたのを思い出したのだ。
狭くてあまり清潔でもない、何よりペットの臭いのする部屋に三日間泊まった。最初の日はいろんな意味で眠れなかった。お風呂は近くの銭湯に行ったし食事も外で済ませた。

実は今月に入ってから不動産周りをしていた。だが、今の私の収入に見合った物件なんて皆無で、それでも古くて狭くて不便な物件をいくつも見せてもらった。でも決断出来ずにいたのだ。

知人の部屋の2日目からはなんか平気になった。猫もなついてきた。
油で汚れたキッチンやカビのあるお風呂は、使わせてもらうのは遠慮したけどね。
「プチ一人暮らし体験みたいやん」とひとりごちもした。

三日経った日の深夜、家に帰った。
夫は起きて待っていた様子だった。
こっそり玄関の戸を開けたつもりの私だったが、廊下で夫と鉢合わせてしまった。

「あ……」そう言ったのは夫だった。

あれから私は夫とは一言も口を利いてません。
夫に何もしてあげていませんし、携帯も着信拒否したままです。
夫は私に「何も言えないみたい状態」が続いています。
夫に気を遣ってもらうなんて、初めての経験です。

やはり、夫は「離婚」を本気で望んではいないのです。理由はなんであれ。

来週の月曜日、私は家庭裁判所に離婚調停の用紙を提出に行こうと思っています。

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2006-08-03 第450回 飛び込み台の先っちょに立ってびびってるだけ。

「離婚しよう」と夫は確かに私に言った。
だから私は離婚へ向けて歩きだした。

あれから何日過った?

それなのに今日も私は、ここに、家に、居る。

夫は、自分の言葉にまるで蓋をしたかのように振舞っている。
夫は、本当は離婚なんて望んでいない。
夫は、孤独な自分を想像して蓋を手で押さえて私を見ている。

私は、夫から受けたいろんな事が悲しい。
悲しくて情けなくて今は許せない。
でも、
「憎い」という表現は当たっていない。

ガラス瓶の中の液体は、カラカラだが、割れてしまったわけではない。

もし、夫に今夜、話をしたら、修羅場になるのだろうか。
わたしが冷静であればあるほど、夫は逆上するだろうか。
そして夫が悪魔に見えてくるのだろうか。
そして夫を本気で憎む気持ちが芽生えるだろうか。

毎日が、ストレスで何をしても楽しくない。
泳いだり温泉に浸かったりお隣の奥さんと評判のレストランに行ったりして、そして心は空虚になるばかり。

人を憎むのが恐ろしいんじゃない。怖いだけやん。
結婚という約束を破る離婚というものにリスクが無いわけないじゃん。
リスクもリスク、大リスクあって当たり前じゃん。

怖いだけやん。

ひき逃げをして捕まる率100%と解かってるのに逃げてしまう犯人に似ている。
自分が放火したのに「誰が火をつけたのでしょうか」なんてネットに載せる犯人と似てる。

今度、ここに書く時はちゃんと結果を出した後にします。すみません。誰かにすみません。ごめんなさい。

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割れていないならわれるときまで蓋をしていたらどうだい? / ほのぴ〜 ( 2006-08-04 14:52 )

2006-07-28 第449回 見切り発車?

離婚届の用紙も離婚調停届の用紙も未だ白紙のままだ。

先日行った法律事務所の弁護士さんが「調停届けは早く出した方が良いですよ」と言ってくれたのに。
何故早い方がよいかというと、届けを出して相手方に呼び出しが行くのが最速でも一ヶ月先になるからだ。

迷ってるわけでは、決してない。
話を切り出そうかと思った夜に急に相手が不在になったり………。

いいや、ちがうよ、ちがうんだよね。

母に借金をお願いに行って、そして銀行に母の定期を解約をしに行って、それで凹んだからでもない。

人から「家を出て、これから先どうやって食べていくのか?」と問われて、
資格も何も持たない中年の主婦あがりの自分の姿が急に目の前に見えて。

「とにかく(チャンスが)今しかないから、先のことなんか後で考える」的行動なことを心配されるのは当然のことだ。

それなのに、「離婚て、準備万端しないと出来ないもの?しちゃいけないもの?」
なんてことを考えたりもする。

そして、立ち止まってる自分がいる。


え〜い。しょうがない。リスクあって当たり前って思うことにするわ。

その列車に、私はもう、乗り込んでしまったんだから。

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2006-07-23 第448回 そんなこと言えない。

テレビを見ていると、最近離婚された某演歌歌手が歌っていた。
私は演歌は聞いたことないので、何を詩っているのだろうと歌詞サイトを覗いてみた。

『また今度生まれたら あなたと恋をするかもしれない』

ま、いろいろ事情があるうえでの詩なんでしょうが、私にすれば、う〜ん、今は聞いただけで消化不良を起こしそうなフレーズだ。するかもしれないってところが特に。

そして『また今度あなたと恋』をしたら『●●色の人生』になるやんっ!とつっこみをしたいと思った。

今度産まれてくるときのことは、神様が決めることなのだろうから勝手に想像しなくても…とも思った。



今週、実家の母に借金をしに行こうと思う。

『また今度生まれたら 借金のない人生にしたいかもしれない』…………。


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うん。。母上様がいてよかったよ・・・ / ほのぴ〜 ( 2006-07-23 19:26 )

2006-07-21 第447回 法律相談所へ行く。

先日、市役所に離婚届の用紙を貰いに行った時、いろいろパンフレットを貰い、其の中に街の法律相談所のことを書いた紙が有りました。
車で5分位の所だったので、行ってみました。
入口のドアのガラスに白いペンキで¥5250(税込み)と書いてありました。
窓口で「三十分5250円税込みです」と言われ、前払いをしました。
意外に先客が誰も居なくて、すぐに相談室に通されました。
その日は三十代くらいの男性の弁護士が当番でした。

結局、一時間20分も話をしました。(追加料金なし)

それで、調停のことを聞かされ、急いだ方が良いとのことなので今から家庭裁判所に用紙を貰いに行って来ます。

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2006-07-15 第446回 今日からを期待する。

今まで、夫の携帯に触った事は、過去一度だけしかなかった。

ある日、夫が携帯をリビングのソファの上に置きっぱなしにして他の部屋に行ったままの時に、その携帯がコールを始めた。
最初はそのままにしていたが、何度も鳴り続けるので、思わず手に取ってしまったのだ。
だが、夫は携帯をロックしていた。

「…………」

私は、夫が若者みたいに携帯のメールをロックしている事を不審に感じた。
私自身の使い方と同じ感覚ではいけないのかと、そう思った。

ゴルフから帰って来た夫に
「携帯を忘れて行ってたね。大丈夫だったの?」と聞いた。
すると夫は
「何でそんなこと知ってるんだ?」と変な言い訳をした。
明らかに動揺していた。
多分、日頃携帯のメールの送信受信をマメに削除しロックもしてるのに、其れを忘れた上に持ち忘れたことを外出先でずっと気にしていたのだろう。


私はそのメールの画面をいくつか、自分の携帯に写し残しました。
それをパソコンにロードする時、手が震えている自分に気が付きました。

実は娘が時々、私の携帯のカメラで遊んでいるのを知っているのです。
間違っても自分の父親が浮気をしているなんて、知らせたくない。
絶対に気付かせたくない。

今の気持ちを表現してみる。

窓の夏 アスファルトの 蛙かな



なにやってるんだろ。わたし。




今日は近所の神社の夏祭りでした。
浴衣娘をパチリ。


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2006-07-13 第445回 それが「応え」ですか?

7月12日の夜、夫が本社で合同送別会が有るからと単身赴任先から一時戻って来た。
そして今朝は「二次会のゴルフ」とか言って出かけて行った。
夕刻、晩御飯の支度が有るので携帯に電話を入れた。

 ……出ない。
 切ろうとした時、どこからか夫の携帯の着信音が聞こえてくるのに気が付いた。

夫は外出する際に、自分の携帯を持ち忘れて行ってたのだ。
 
 ……どこに置き忘れてるんだろう……。私は、もう一度かけてみた。

夫のベッドの上の脱ぎ捨てたパジャマの下から、コールする音が聞こえてくる…。
「あ」………何気なく携帯を手に取った私は次の瞬間、中を覗いていた。

そしてその中に、明らかに夫に好意を持つ女性からのメッセージを見つけてしまった。

返信マーク付きの其れを。

いくつも、いくつも。

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2006-07-12 第444回 「態度のDV」

先日、訪れた霊能者の所に再度行ってきた。

その理由は、前回30分という短い時間で言われた事の中に、確認したい事が有ったから。
離婚すると決めた理由を告げたにも関わらず、
「(夫と)相性は悪くないし(離婚)する必要はないはずだけど」と言われ、そして帰り際に再度「しなくてもいいんじゃない?」と言われた意味を、もっと深く掘り下げて聞きたかったから。

その人が言うには、要するに夫と「結婚」したという私の「人生の設計図」に離婚は無いということだという。
そして、「離婚しなくても、運が上ってくる(それは7月15日からだという)わよ。」ということだと。
が、しかし結婚生活の中で私が一番傷ついてきた夫と姑の「言葉のDV」に対して、私の「態度のDV」が誘発してきたからと言われた。
だから「自分の非を認めて再度、考えなさい」と。

25年間、私が夫と関わってきた中で一番痛感したのは、育ってきた環境の違いによる意識の相違だった。
我が子に接する心、親に接する心、そして妻に接する心。
それは、「愛することに不器用な人」という最初の想いを通り越し、理解できない「諦め」に変わっていった。
そして、それが「この人は結婚する相手を間違ったのではないか」という思いに変わっていった。
でもそれは、我が家には娘しかいないという事に何度も不満を漏らす言葉にも裏付けされたのだけど。

そういう私の「諦め」の思いが「態度のDV」に変わっていったと言われればそれは正解かもしれない。

「夫だけが悪いわけではないのだ」という思いを、忘れていたわけではないというのは「行動が伴わないただの思いこみ」だったのだろう。

「そんなこと言われなくても、解かってたことだよ」と呟きながら、あえて人にそう言われて、ど〜んと自分が嫌になった私は、

「お願いです。応えを貰いたいです。」と
ひとりの帰りの車のなかで呟いていました。

霊能者を三回も訪問した結果、自分が一番知りたくて一番言って欲しい事は本当は何なのかと考えながら。

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2006-07-11 第443回 瓶の中身。

いつだったか思い出せないけど

前の日記に書いた

「夫婦愛」を 瓶の中の液体に例えた話を もいちど。

その そこそこに入った液体は 日によって量が違ってるって話をもいちど。

わたしの場合、

液体がどんどんどんどん減っていって もう後 数滴しか残ってないって思って

それなのに ある日 突然 量が微かに増えたりして。

それなのに 一瞬で また減ったりして。

僅かに残った液体の名前は 「愛」ではなくて「情」なんだろなと

思ったりして。


今はさ 空っぽ。

何回覗いても空っぽ。からっから。


あ〜あ。

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新しい瓶には何を詰めますか? / あき ( 2006-07-12 19:31 )
からっからか・・・・・・・・ / ほのぴ〜 ( 2006-07-12 07:08 )

2006-07-09 第442回 自己防衛。

人間の脳を研究している学者とかいう人が言ってた。

人って、苦しいとか悲しいとかの辛い思いをすると、脳が自己防衛を起こし自己表現をする行動に働くんだって。

自己表現、それは芸術という方向にも繋がるってことやね。

芸術家は、不幸と背中合わせの方がより才能を発揮できるってことかもしれんね。

人が苦しかったり悲しかったりすることって、そういう意味でも必要ってことなんだね。

深いね〜。

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今の自分は「苦しい」という表現はちょっと違う気がする。人生の別れ道の入口でそれぞれの道の向こうをぼーっつと見てるというか…。もちろん、気持ちは逸いでいて波も立ってるんだよ。こうやっていつもぎりぎりまで行動しないで自分を見てる性格なんだよね。 / johanna ( 2006-07-09 12:42 )
あまりに苦しく芸術の方に才能発揮しそう? / ほのぴ〜 ( 2006-07-09 05:25 )

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