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MATTの「ハワイアン・パラダイス」

仙台と世田谷で放送していた(仙台は2009年3月末日にハワイ移住のためしばらく休止、世田谷は2005年3月末に終了)のFMハワイアン音楽番組「ハワイアン・パラダイス」の番組内容を中心にいろいろなこぼれ話をご紹介しています。

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2004-04-17 「お玉杓子は蛙の子」はハワイアン音楽です。(世田谷第2回「ハワイアン・カフェ」)
2004-04-17 お母さんのヤキモチによりローランド・カジメロは僅か9歳でプロ・デビュー。
2004-04-11 仙台(第50回)はドン・ホー特集です。
2004-04-10 タフワフワイは戦争の歌?(世田谷第1回「ハワイアン・カフェ」コーナー)
2004-04-10 世田谷(第1回)はアパカとハウナニを中心にお届けします。
2004-04-10 ハウナニは男声と間違えられるほどの低音でした。
2004-04-04 エフエム世田谷には大先輩の鳥山親雄さんのハワイアン番組があります。
2004-04-04 メルビーンは第1回ナー・ホークー賞の覇者でした。
2004-04-04 仙台(第49回)はメルビーン・リード特集です。
2004-04-03 エフエム世田谷の放送番組予定表


2004-04-17 「お玉杓子は蛙の子」はハワイアン音楽です。(世田谷第2回「ハワイアン・カフェ」)

誰でも知っている(多分)あの「お玉杓子は蛙の子」は灰田晴彦とモアナ・グリー・クラブのギタリストで晴彦の生涯の相棒であった永田哲夫と有名な作詞家であった東辰三の共同による作詞で、オリジナルはハワイアンのフラ・ソング「ナー・モク・エハー(四つの島)」でした。しかし理由は不明ですが著作権登録では永田氏の名前がなく、東辰三と今川一彦の共作となっていたのです。私はご本人の永田氏にこのいきさつをうかがったところ、2002年にこの間違いが訂正され永田、東両氏の共作として登録されたとのことでした。その際に面白いエピソードも聞かせて頂いたのでご紹介いたしましょう。2番の歌詞「でんでんむしむしかたつむり、さざえの孫ではないわいな、それが何より証拠には・・・」のあとを永田氏は「海に入れたら死んじまう」としたところ、灰田氏が「哲っちゃん、死ぬはまずいよ」とクレームしたそうですが、歌詞に自信を持っていた永田氏は「それじゃ、いいようにしとくれ!」と投げ出してしまったそうです。困った灰田氏は作詞家の東氏に助けを求め、その部分は「つぼ焼きしようにも蓋がない」と補ってくれたので無事に4番まで完成したそうです。 この結果「共作」とはいうものの、2番の途中までが永田氏の、そしてそのあとが東氏の作という不思議な作品になりました。なお、先ほどの著作権登録の修正時にこの「海に入れたら死んじまう」も無事に登録されたそうです。残念なことに永田氏は2003年8月18日に91歳で他界されました。

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2004-04-17 お母さんのヤキモチによりローランド・カジメロは僅か9歳でプロ・デビュー。

この兄弟の両親はお互いに幼馴染でしたがそれぞれ別の人と結婚しそれぞれ4人の子供を設けました。そしてその後彼女は離婚、彼は奥さんに死別したためこの二人が結婚し、さらに7人の子供を設けました。ロバートはその5番目、ローランドは6番目としてカノエという女の子と双子でうまれました。両親はホノルルでハワイアン・バンドをつくり毎晩子供達を楽屋に連れながら演奏していました。このバンドのリーダーは母親のベティーでしたが、バンドの女性ベーシストが演奏中に父親のビルに流し目を送るのにヤキモチを焼いたベティーは彼女をクビにしてしまいました。しかし代わりのベーシストがいないので、連れてきていた弟のローランドにベースを弾かせることとしたのですが、なにぶんにも9歳ではアップライト・ベースに手が届かず、やむを得ずローランドはイスの上に立ってベースを弾くようになりましたが、逆にこれが人気を集めたそうです。これがローランドのプロ・デビューでした。ちなみに妹のカノエは10歳でフラ・ダンサーとしてデビュー、お兄さんのロバートは13歳でピアニストとしてデビューしました。

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2004-04-11 仙台(第50回)はドン・ホー特集です。

本日放送の第50回は男性歌手ドン・ホーの特集をお送りします。曲目は:1.Tiny Bubbles, 2.Hanalei Moon, 3.E Ku`u Morning Dew, 4.Ku`u Home O Kahalu`u, 5.Kanaka Waiwai, 6.A Hawaiian Lullaby, 7.Waikiki, 8.Sweet Someone, 9.Lovely Hula Hands, 10.Nanakuli Blues (Waimanalo Blues), 11.Moonlight Lady, 12.Hawaiian Wedding Song (Ke Kali Nei Au), 13.Forever More (Lei Aloha Lei Makamae), 14.Hukilau Song, 15.I'll Remember Youの15曲です。

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2004-04-10 タフワフワイは戦争の歌?(世田谷第1回「ハワイアン・カフェ」コーナー)

ご存じ牧伸二の「やんなっちゃった節」によってウクレレやハワイアン音楽に興味をもたれた方も多いと思いますが、ときどき「あれの元歌は戦争の歌だったんですか?」という質問を頂きます。たしかにあの歌はTahuwahuwai(別名Hawaiian War Chant)という曲の替え歌なのですが、オリジナルであるTahuwahuwai自体が一種の替え歌だったのです。ハワイ王朝の最後の王様カラーカウアとその妹で最後の女王であったリリウオカラニ、そしてその妹のリケリケ王女、弟のレレイオーホク王子はいずれも音楽の才能に優れ、それぞれの仲間をメンバーとした音楽グループをつくり、各自の作品を演奏する「音楽合戦」を宮廷内でやっていたそうです。そして弟のレレイオーホクが作ったKaua I Ka Huahuai(二人はしぶきにぬれて)というラブソングもそのひとつでした。しかし後世になり大作曲家のジョニー・ノーブルがこの曲の歌詞中の「K」音を「T」音に変更するとともに、賑やかなメロディーに改変してTahuwahuwaiというタイトルで登録しました。これにつけた英語のタイトルHawaiian War Chantが米本土のミュージシャンに注目され、いろいろなバンドがこの曲を演奏するようになったのです。なお、初版の楽譜には作者名としてJohnny Noble につづいてLeleiohakuと綴りが違って表記されていたため、そのまま長いこと間違った名前で通用していました。いずれにしてもLeleiohoku王子は、まさか自分の作ってラブソングが戦争の歌になるなどとは思ってもみなかったでしょうね。(さらに「やんなっちゃった節」になることも・・・笑・・・。)

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2004-04-10 世田谷(第1回)はアパカとハウナニを中心にお届けします。

エフエム世田谷の第1回はハワイ・コールズのトップ・スターであった男声のアルフレッド・アパカと、女声のハウナニ・カハレワイを中心にご紹介して参ります。曲目と演奏者は:1.The Hukilau Song/ Ray Coniff Singers, 2.Blue Hawaii/ Ray Coniff Singers, 3.My Isle Of Golden Dreams/ Apaka, 4.Hapa Haole Hula Girl/ Apaka, 5.Lahaina Luna/ Haunani, 6.My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii/ Haunani, 7.There's No Place Like Hawaii/ Apaka, 8.Hawaiian Cowboy/ Haunani, 9.I'll Weave A Lei Of Stars For You/ Apaka, 10.I'll Weave A Lei Of Stars For You/ Haunani, 11.I Will Remember You/ Apaka, 12.I'll Remember You/ Haunani, 13.Ke Kali Nei Au/ Apaka & Haunani, 14. Tahuwahuwai/ Hilo Hawaiians, 15.Na Ka Pueo/ Na Hokupa の合計15曲です。

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2004-04-10 ハウナニは男声と間違えられるほどの低音でした。

以前キャピトル・レコードから「マヒ・アンド・ハウナニ」というアルバムがリリースされたことがありました。これは男声でありながら女声と間違えられるほどのファルセット歌手マヒ・ビーマーと女声でありながら男声と間違えられるほどの低音歌手ハウナニ・カハレワイの声の面白さを強調したアルバムで、日本国内のみの発売でした。ハワイ・コールズの2大スターであったアルフレッド・アパカとハウナニ・カハレワイはグループの在籍期間が4年近く重複していましたのでプロデューサーのウェーブリー・エドワーズとしてはこの二人になんとかケ・カリ・ネイ・アウ(ハワイアン・ウェディング・ソング)のようなデュエット曲を歌わせたかったのですが、お互いのキーが合わずに保留となっていました。しかし、あるときハウナニの発声音域がなんと3オクターブ近くあることがわかったため、ためしに普通の女声のキーでケ・カリ・ネイ・アウを歌って貰ったところ、難なく歌うではありませんか。それ以来この二人のデュエットはアパカが1960年に40歳の若さで亡くなるまで何度となくうたわれました。今回の番組でもこの二人のデュエットをお楽しみいただきます。

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2004-04-04 エフエム世田谷には大先輩の鳥山親雄さんのハワイアン番組があります。

毎週日曜日の午後3時からからはじまる30分間番組ですが、かなり長期間続いている名番組です。本日の鳥山さんの番組はイズ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)にスポットをあてた素晴らしい解説つきの放送でした。なお、来週はジョージ・パオアの特集とのことですのでご期待ください。

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2004-04-04 メルビーンは第1回ナー・ホークー賞の覇者でした。

「ハワイのレコード大賞」とも言われているNa Hoku Hanohano Awardsは、1978年に始まり現在まで続いているハワイでは最も権威のあるアウォードです。実はナー・ホークー賞スタート前にも作曲家のトニー・トダロが主宰するNani Awardsというアウォードがあり、同様の表彰を行っていたのです。ちょうどそのころ新人として活躍をしていたメルビーンのリリースしたアルバムが大衆の人気を集めていたため、当然彼女が数多くの部門賞を獲得するものと見られていたのですが、結果はBest Female Vocalist賞を獲得しただけにとどまりました。彼女の歌がそれまでのハワイアン音楽の常識を大きく超え、カントリー音楽と融合したような分野を開拓したために、審査員のあいだでは「あれはハワイアン音楽ではない」という見解が占めわずか1部門の受賞だけだったのです。そのような大衆の好みと異なる結果を出したためでしょうか、このNani Awardsは数年で消滅してしまいました。それの反省も込めて出発したNa Hoku Hanohano Awards第1回ではメルビーンがBest Female Artist, Best Hapa-Haole Album, Best Single, Best Songと14部門中4部門という最多受賞をいたしました。(彼女に続く受賞はセシリオ&カポノとブラザーズ・カジメロがそれぞれ3部門でした。)ただ、この受賞のなかでBest Songには疑問が残りました。本来でしたらこの賞は作曲家または作詞家に与えられるものと考えられますが、この年と翌年に限ってBest SongとBest Composerというふたつの部門に分けて、後者の対象を作者に、前者の対象を演奏者に与えることにしたようなのです。真相は不明ですが結果としてこのことはメルビーンに対する賞を増やすことになったのです。ちなみに翌年はこの2つの賞が同一対象者ケオラ&カポノ・ビーマーに与えられ彼らはこれを含み6部門も受賞しましたが、その翌年からはSong Of The Yearだけに統一されました。さて、このメルビーンが受賞した曲E Ku`u Morning Dewはエディー・カマエ夫妻とラリー・キムラがつくり、その頃に大ヒットしていた曲でした。そのためこの曲を演奏した演奏者もたくさんいて、本家であるエディー・カマエ&サンズ・オブ・ハワイをはじめハーブ・オータ(オータサン)、ドン・ホー、そしてこのメルビーン等々一流の顔が並んでいました。オータサンがこの曲を演奏したアルバムはBest Instrumental賞は獲得しましたが、サンズ・オブ・ハワイは何の賞も与えられずメルビーンがBest Song賞を獲得したという不思議な現象となりました。

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2004-04-04 仙台(第49回)はメルビーン・リード特集です。

本日放送の第49回は女性歌手メルビーン・リードの特集をお送りします。曲目は:1.The Music Of Hawaii, 2.E Ku`u Morning Dew, 3.Walk Through Paradise (Kanaka Waiwai), 4.My Hawaiian Country, 5.Beautiful Beautiful Hawaii, 6.Hanohano Molokai, 7.Paniolo Country, 8.Honolulu Blue And Green, 9.Haole Hula, 10.Hi`ilawe, 11.Sands Of Waikiki, 12.My Hawaiian Song Of Love, 13.My Isle Of Golden Dreams, 14.Princess Pupule, 15.Aloha Oe です。

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2004-04-03 エフエム世田谷の放送番組予定表

毎週土曜日午後6時からの放送予定は次のとおりです。世田谷の番組は仙台と同じく原則として毎回一人または一組のアーティストにスポットをあてた「特集コーナー」に加えて「ハワイアン・カフェ」というコーナーを設け、ハワイアン音楽やウクレレに関係した話題をご紹介したり、ゲストをお招きして演奏やお話をうかがうという構成にいたしました。毎月の「特集コーナー」のアーティストの予定は次のとおりです。なおこの予定も変更になることがありますのでご承知おきください。   4月:アパカとハウナニ、ブラザーズ・カジメロ、大塚龍男。 5月:テレサ・ブライト、ホオケナ、ジェリー・バード、山内雄喜、アイランド・パラダイス。 6月:IZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)、カアウ・クレイター・ボーイズ&パロロ、ギャビィ・パヒヌイ、日本のウクレレ奏者。 7月ジェノア・ケアヴェ、ナレオ、ライル・リッツ、エセル中田。 8月:プア・アルメイダ、フイ・オハナ、アラン・アカカ、バッキー白片、ナー・ホークー・ハノハノ・アウォード。 9月:ニナ・ケアリイワハマナ、リム・ファミリー、ダニエル・ホー、ポス宮崎。 10月:ケアリィ・ライシェル、ハワイ・コールズ、ジェイク・シマブクロ、大橋節夫、ハワイのクリスマス。 11月:エイミィ・カハイアリィ、マカハ・サンズ、スチール・ギター奏者、南かおる。 12月:モエ・ケアレ、ピーター・ムーン、ハーブ・オータJr、ジョージ松下。 1月:ダーリン・アフナ、カニラウ、サニー・チリンワース、三橋信夫、ソル・ホオピィ。 2月:ギャリー・ハレアマウ、ハパ、ロイヤル・ハワイアン・バンド、山口銀次・軍一兄弟。 3月:クウイポ・クムカヒ、カハウアヌ・レイク、エキゾティック・サウンド、小林潔。

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