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MATTの「ハワイアン・パラダイス」

仙台と世田谷で放送していた(仙台は2009年3月末日にハワイ移住のためしばらく休止、世田谷は2005年3月末に終了)のFMハワイアン音楽番組「ハワイアン・パラダイス」の番組内容を中心にいろいろなこぼれ話をご紹介しています。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2005-02-01 今月のゲストは唐沢さんです。
2005-01-01 サンズ・オフ・ハワイの復刻CDがリリースされました。
2005-01-01 今月のゲストはLele de Bossaのおふたりです。
2005-01-01 サンズ・オブハワイのDVDがリリースされました。
2004-12-04 世田谷(第35回)はハーブ・オータJrの演奏を中心にお届けします。
2004-12-02 IZのDVD概要
2004-12-01 IZの新DVDが日本でも発売になります。
2004-12-01 今月のゲストはスラックキー・ギターの加瀬さんです。
2004-11-27 世田谷(第34回)はピーター・ムーンの特集を中心にお届けします。
2004-11-20 モエ・ケアレはIZの叔父さんです。


2005-02-01 今月のゲストは唐沢さんです。

FM世田谷今月のゲストはスティール・ギター、ウクレレ、そして甘い歌声でライブ等で活躍してる唐沢昭さんをお招きして素晴らしい演奏をご披露いただきます。

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2005-01-01 サンズ・オフ・ハワイの復刻CDがリリースされました。

サンズ・オブ・ハワイ後期の名演がCDで復刻されました。Eddie Kamae - Sons of Hawaii (HSCD-8516)
1960年にウクレレの名手エディー・カマエとスラック・キー・ギター、スチール・ギターの名手ギャビー・パヒヌイの二人に加え、ベースのジョー・マーシャル、スチール・ギターのデイヴィッド・フィート・ロジャースの4名により「サンズ・オブ・ハワイ」が結成されました。そして彼らの演奏は当時沈滞気味であった伝統的なハワイアン音楽を復興した「ハワイアン音楽ルネッサンス」の重要な部分を占めていたのです。その後このグループにはウクレレと唄のモエ・ケアレが1970年に参加し、5名で活動をしていたのですが、1973年にギャビー・パヒヌイが抜け、代わってデニス・カマカヒが参加いたしました。
その後もサンズ・オブ・ハワイのメンバーは何人も入れ替わっているのですが、デニス在籍中の時期がいわば彼らの活躍した「後期」と考えてもよいでしょう。そしてデニスが加わってから7枚のアルバム(うち1枚はベスト盤)がリリースされており、この中のベスト盤とクリスマス・アルバムだけがCD化されていたのですが、このたび7枚中最初の3枚からピックアップされた12曲がCD化されて登場したため、みなさまにお楽しみいただけることとなりました。
まずその3枚のアルバム(タイトルはいずれもEddie Kamae Presents The Sons of Hawaii)についてご紹介しましょう。
1枚目は1975年リリースのレコード番号HS-1001でメンバーはエディー・カマエ、ジョー・マーシャル、フィート・ロジャーズ、モエ・ケアレ、デニス・カマカヒの5名です。そして2枚目は1976年リリースで同じメンバーによるHS-2002、3枚目はモエが抜けた4名にゲストの歌手ダイアナ・アキ、スラック・キー・ギターのサニー・チリンワースそしてフィドルのジョー・ボークーが加わって1977年にリリースされたHS-3003です。そして今回のCDにはHS-1001から1.ケ・アラ・ア・カ・ジープ、2.ヘ・アイ・ナカ・ラニ、3.マウナ・ケア、4.ケーハウラニ、6.ワイピオ・ヴァリー・ソング、7.ケー・ラー・メア・ウィーファ、11.ロアア・コ・プニ・カウオハの7曲が、HS-2002からは8.ハナケオキ、9.バイ・アンド・バイ・ホイ・マイ・オエ、10.ワイ・パヘエの3曲が、そしてHS-3003からは5.アカヒ・カ・マネネ、12.ライ・アウ・エの2曲が収録されています。
収録曲としてはリリウオカラニ女王の作品やエディーの作品、そしてトラディショナル曲から選択されていますが、これはエディーが最初に作曲に目覚めたきっかけとなったリリウオカラニ女王、そして彼の指導者であったメアリー・カヴェナ・プクイ、そして彼が大変尊敬している「心の父」サム・リア・カライナイナの3者にゆかりの曲を集めた結果と紹介されています。なお、このCDと密接な関係のある単行本「HAWAIIAN SON: The Life and Music of Eddie Kamae」がハワイで出版されましたので興味のある方は入手されることをお勧めいたします。    


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2005-01-01 今月のゲストはLele de Bossaのおふたりです。

FM世田谷今月のゲストはウクレレと唄によりボサノバやジャズを演奏して評判のデュオ「Lele de Bossa」のお二人Megさんとキヤマンの演奏をお楽しみいただきます。

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2005-01-01 サンズ・オブハワイのDVDがリリースされました。

このDVD: The History of the Sons of Hawaii (HLDVD-5031)は1960年代からのハワイアン音楽ルネッサンス運動の中心的存在であったサンズ・オブ・ハワイの活動記録です。そしてこのグループ創設者のひとりであり、リーダーとして活躍を続けていたエディー・カマエが全体のコーディネートをするとともに、在籍していたメンバーの思い出や当時のライブ活動やレコーディングの思い出をたくさんの友人達がDVDの中で語っております。
1980年代後半にプロ活動からなかば引退したエディー・カマエは、夫人のミルナと共同で「ハワイアン音楽」の歴史を後世に残すための映画作成に力を注いできました。彼らの作品は1988年の「Li`a」を皮切りにほぼ一年おきに発表され、その都度ハワイで開催された「国際映画祭」で高い評価を得てきたのですが、このDVDは彼らの2000年に発表した7番目の作品なのです。
DVDのメニューは四つのサブメニューに分かれていますが、その最初である「Sons of Hawaii」がこのDVDのメイン部分で、約80分、49チャプターで構成されています。それ以外の三つのサブメニューは彼らの7作品の紹介および、サンズ・オブ・ハワイのアルバムのジャケット等になっていますので、ここではメイン部分をご紹介いたしましょう。
サンズ・オブ・ハワイは1960年にウクレレの名手エディー・カマエとスラック・キー・ギター、スチール・ギターの名手ギャビー・パヒヌイの二人を中心に結成されたグループで結成当時のメンバーは彼ら二人に加え、ベースのジョー・マーシャルとスチール・ギターのデイヴィッド・フィート・ロジャースの4名でした。
DVDの最初の部分はギャビーの素晴らしさをエディーをはじめたくさんの友人達が語り、続いてスチール奏者フィートの思い出をこれまたエディーや友人達が語っています。
サンズ・オブ・ハワイ5人目のメンバーであるモエ・ケアレ、そしてギャビーの抜けたあとを埋めたデニス・カマカヒ達によって当時のメンバーの思い出が語られる中で、オリジナル・メンバーのジョー・マーシャルの思い出にも触れられています。じつはこの作品はまだジョーが生存中に製作が続けられていたため、ジョーは証言者としても登場していました。さらに証言者のひとりであったモエ・ケアレもこの映画完成後の2002年に亡くなったため、初期のメンバー5名のうちエディーだけが残されてしまったのです。
ギャビーに代わってデニス・カマカヒが参加してからのサンズ・オブ・ハワイは7枚のアルバムをリリースいたしましたが、その中からピックアップされた12曲がこのたびCDとしてリリースされましたので、そちらもお楽しみください。(Eddie Kamae - Sons of Hawaii HSCD-8516)
またハワイでは最近、サンズ・オブ・ハワイの歴史を詳しく紹介した単行本「HAWAIIAN SON: The Life and Music of Eddie Kamae」が出版されましたので、興味をお持ちの方はこの本も参考にされることをお勧めいたします。


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2004-12-04 世田谷(第35回)はハーブ・オータJrの演奏を中心にお届けします。

本日放送のFM世田谷(第35回)はウクレレ奏者のハーブ・オータ・ジュニアのウクレレ・ソロ演奏を中心にお届けします。彼の演奏曲目は1.カウラナ・オ・ヒロ・ハナカヒ、2.レイ・ナニ、3.ワイアラエ、4.ホロ・ワア・パー、5.バックヤード・カニカピラ、6.カナカ・ヴァイヴァイ、7.カアナパリ・サンセット、8.ヘ・アロハ・ノー・オ・ホノルル、9.ホノルル・シティー・ライツ、10.レイ・ピーカケ、11.プア・ホネの11曲を予定しています。

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y_taki16@cameo.plala.or.jp / 滝沢好子 ( 2004-12-15 13:06 )

2004-12-02 IZのDVD概要

このDVDは今までリリースされてきたIZのライブを中心とした音楽DVDとは異なり、タイトルに「IZ, The Man Behind The Music」とありますように彼の演奏する音楽の背景として彼自身の生い立ちから始まり、彼の音楽的環境について、彼の家族、友人たちが証言するドキュメンタリー形式のDVDとなっています。このため、彼のライブ演奏の場面は断片的に紹介されるだけで、あとは周囲の人たちの証言で構成されています。ところが残念なことにこのDVDは輸入盤のために、日本語の字幕が付いていません。なかにはハワイ訛りの英語で、しかも早口で話す登場人物もいますので、聴き取るのに苦労するかと思います。しかし、このDVDでは、たとえ英語が聴き取れなくても登場人物たちがいかにIZを愛したか、そして今でも愛しているかという気持ちがあふれているDVDですので、是非このDVDをほかのIZのアルバム同様、みなさまの愛蔵盤に加えてください。
このDVDは大きく分けて次の5つの部分に分かれています。

The Show (45分16秒):
 このDVDのメイン部分です。たくさんの家族、友人達が彼の人となりについてコメントしているだけでなく、各地でのライブにおける彼のグループの演奏(断片ですが)および観衆の表情、そして周囲の風景が動画と静止画で紹介されています。最後のシーンとしてオアフ島ワイアナエにあるマークアビーチ(ここは彼の兄スキッピィが散灰した場所でもあります)における彼の散灰時の様子が収められていますが、彼がいかにたくさんのファンから好かれていたかをあらためて実感させられる場面です。
Over the Rainbow (3分38秒):
 彼に関する動画、静止画を紹介しつつ彼の代表曲であるこの曲を
 CD音源から流しています。
More Photos (1分51秒):
 上記The Showでも多くの写真が紹介されていますが、同じ写真、
 追加の写真が多数紹介されます。
Pakalolo at Halawa (1分58秒):
 ハワイ島ハーラヴァのライブで演奏した「Pakalolo Will Tickle
 Your Feet」を記録した主催者のプライベート・ビデオから、その
 一部を紹介しています。
More IZ Stories (合計32分24秒):
 最初のThe Showで登場した家族や友人達の証言の続編ですが、次
 の10カテゴリーに分類されていて、なかなか面白い内容をもって
 います。
 School Days, Water Boy, Ni`ihau, Car Stories, Life with IZ,
 Making Music, Fun Stuff, Over the Rainbow, In the Hospital,
 "Mom" Stickney、ですが、特にFun Stuffの項目では友人たちがIZ
 の茶目っ気ぶりを次々と紹介しています。

このDVDで証言した主な家族や友人達としてはIZの妻マーリン、一人娘セスリアンヌ、姉リディア(ムーン夫人)、義兄でマカハ・サンズのリーダーのムーン・カウアカヒ、従兄弟でバンド仲間のメル・アミナ、メル夫人ドナ(元スキッピイ夫人)、ブラザーズ・カジメロの弟ローランド・カジメロ、IZの大親友で「マウイ・ハワイアン・スッパマン」の作者デル・ビーズリー、IZのミュージック・ディレクターであったゲイロード・ホロマリア、IZのアルバムの大半をリリースしているマウンテン・アップル社長ジョン・デメロその他多数が登場いたしました。


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2004-12-01 IZの新DVDが日本でも発売になります。

IZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)は1997年6月にわずが38歳で世を去りましたが、彼の没後もその歌声や生きた姿勢に共感を覚えるファンはかえって増加しているとさえ思えるほどです。これを受けて彼の所属していたマウンテン・アップル社より次々とCDやDVDがリリースされてきました。そしてこの10月には彼のミュージックビデオではなく、彼の背景を紹介するDVD「IZ The Man Behind The Music」がハワイでリリースされ、引き続き日本でも12月にリリースされることとなりました。このアルバムには彼の演奏が断片的にはいっているだけで、その大半は家族や友人達による彼の横顔紹介のビデオになっています。ただし、1曲だけかれの代表曲として「Over The Rainbow」が演奏の実況ではなくCD音源をもとにいろいろなシーンの画像とともに流されています。IZについては、すでに6月の第9回
http://www.himajin.net/diary/p.php3?8374/61#441435
で紹介していますが、このときにはこの「代表曲」を意識的に割愛いたしましたので、ここでその理由を記しておきましょう。
彼の歌うこの曲(当初は「Somewhere Over The Rainbow」というタイトルがつけられていました)はその昔ジュディー・ガーランド(ライザ・ミネリの母親)の主演と唄で大ヒットをした映画「オズの魔法使い」の主題歌でたくさんの歌手が歌ってきました。イズの唄ったものも米本土のヒットチャートの上位を占めたり、映画「ジョー・ブラックをよろしく」の主題歌としても使われ、更には世界中のTVCMのバックに使われたり、イタリアではNo1ヒットを遂げたりと、イズの代表曲にふさわしい人気を誇っています。このことも勘案してマウンテンアップル社ではこのDVDにも収録したのだと理解しています。
私自身も彼の歌声が大好きで、できればこの曲も紹介したかったのですが、あまりにも彼の歌う歌詞がイイカゲンでしたので、涙をのんで割愛しました。どれくらいデタラメかをごらんください。(左がオリジナル、右がイズの歌った歌詞・・・DVDより)
http://www.ne.jp/asahi/matt3/uke/OverTheRainbow.gif
オリジナルの歌詞はキチンと韻を踏んでいるだけでなく、素敵なストーリーまでが感じられる「詩」になっていますが、イズの唄は単数、複数の違いのような細かい点は措いて詩のフレーズをメチャメチャに混同させているのです。
これは彼がオリジナル歌詞をよく理解していなかったのだと思いますが、オリジナルとの検証をしなかったプロデューサーたちの責任が大きいと思います。彼のような偉大な歌手が歌ったCDは、たくさんの(プロ・アマをとわず)歌手たちがカバーというかコピーする可能性がありますので、この歌詞の混同もそのままたくさんの歌手に間違ったまま歌われてしまうことを憂慮しているのです。メロディーを変更することにも問題がありますが、そちらは「アレンジの範囲」として容認できる可能性もあります。でも歌詞を取り違えるのは原作者に対して大変失礼なことと思います。
・・・ということで「新DVDの紹介」というタイトルとは変わってしまいましたが、私のスタンスをご紹介しました。
このことは別としてこの新DVDは大変貴重な資料が満載されていますので、イズのファンにとっては愛蔵盤となることでしょう。


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2004-12-01 今月のゲストはスラックキー・ギターの加瀬さんです。

FM世田谷今月のゲストはスラックキー・ギターやウクレレ、ベースで各地のライブやTVで活躍中の加瀬明夫さんにおいでいただき、多彩な演奏をご披露いただきます。

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2004-11-27 世田谷(第34回)はピーター・ムーンの特集を中心にお届けします。

本日放送のFM世田谷(第34回)は1960年代の「ハワイアン・ルネッサンス時代」を担ったミュージシャンのひとりでスラックキー・ギター、ウクレレ、バンドリーダーそして作曲家として活躍し、現在でも演奏活動を続けているピーター・ムーンと彼のバンド「サンデイ・マノア」「ピーター・ムーン・バンド」の演奏を中心にお届けします。曲目は1.カウラナ・カヴァイハエ、2.カーヴィカ、3.ヘ・ハヴァイ・アウ、4.ハワイアン・ララバイ、5.レイ・ノ・カイウラニ、6.スラック・キー・サンバ、7.カウオハ・マイ、8.パアハナ、9.フライングの9曲を予定しています。

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2004-11-20 モエ・ケアレはIZの叔父さんです。

モエ・ケアレはIZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)の叔父さんにあたります。すなわちモエ(ケアレ家8人兄弟の7番目)のお姉さんがIZやスキッピーのお母さんです。そしてモエのお祖父さんも300kgを超える巨漢でした。ということはIZもスキッピーも曽祖父のの血をひいて巨漢だったのでしょう。さらにモエの兄と姉のうち4人は60歳前にいずれも心臓疾患で亡くなっているのですが、ご存じのようにIZは38歳でスキッピーは28歳で、いずれも心臓病で亡くなっています。
モエ自身も一時200kg以上あったのですがダイエットをして125kgまで下げたので「俺はスマートだろう」と自慢していました。確かにIZのように300kgを超える甥っ子たちと比べればスマートでしたが・・・。
1997年のナー・ホークー・ハノハノ・アウォードではIZが受賞したのですが、そのときIZはクイーンズ・メディカル・センターに入院していたので叔父さんのモエが代わって受賞し、スピーチも行いました。
http://starbulletin.com/97/05/22/features/story1.html
そしてIZはそれから1ヵ月後に亡くなりました。一方モエのほうもそれから5年後の2002年にIZの世界に旅立ってしまいました。兄姉よりは長生きをしましたがそれでもまだ62歳でした。

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