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MATTの「ハワイアン・パラダイス」

仙台と世田谷で放送していた(仙台は2009年3月末日にハワイ移住のためしばらく休止、世田谷は2005年3月末に終了)のFMハワイアン音楽番組「ハワイアン・パラダイス」の番組内容を中心にいろいろなこぼれ話をご紹介しています。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-08-21 日本のミュージシャンの符牒について
2004-08-15 仙台(第67回)はアレアの特集をお送りします。
2004-08-14 世田谷(第19回)はアラン・アカカの演奏を中心にお届けします。
2004-08-08 仙台(第66回)はカヴァイ・コケットの特集です。
2004-08-07 ウクレレ音楽の普及にはビーチボーイ達も貢献
2004-08-01 本日の仙台の放送はサッカー中継のため中止いたします。
2004-08-01 今月のゲスト(世田谷)はウクレレ奏法の魔術師トラヴィス氏です。ご期待ください。
2004-07-31 世田谷(第17回)はナー・ホークー賞の特集です。
2004-07-31 今回の「ソング・オブ・ジ・イヤー賞」には疑問が残ります。
2004-07-25 仙台(65回)はバーニー・アイザックス・ジュニアの特集です。


2004-08-21 日本のミュージシャンの符牒について

私がお付き合いをしたプロのミュージシャンたちが独特の符牒で話すのを聞いて、当初は大変違和感を覚えました。ミュージシャンだけではないかもしれませんが、単語をサカサマふうに言う、たとえばギターがターギ、ベースがスーベといった具合です。そんなものを逆にする必要もないと思うのですが「仲間意識」からきたのかもしれません。コードネームやキーに使うアルファベットをツェー(C)デー(D)ゲー(G)アー(A)とドイツ語的な発音で読むにもかかわらず短調ですとマイナー、長調ですとメジャー(本当はメイジャーのほうが近いと思いますが)と英語になります。たとえばAmはアーマイナーと呼ぶのです。ハワイのオータサンは日本での生活が長かったため、日本のミュージシャンと打ち合わせをするときにはこの「アーマイナー」という言い方をします。あるときオータサンに「貴方までアーマイナーというのはなぜ?」と尋ねたところ「だって日本じゃそういうんでしょ」とニヤッと笑いながら言ってました。郷に入っては郷に従えということでしょうか。(ドイツ語読みを徹底するのであればEはエーと呼ばなければいけないのですが、なぜがこれはイーとよびます。一番の問題はBをベーと呼ぶとドイツ式表記の場合のベーは英語表記でのBフラットのことで、混乱します。ドイツ方式ではBはH「ハー」となりますので)
ところでミュージシャンの思い込みでコードネーム表記で間違った省略をしている場合があります。たとえばオーギュメント(aug)やディミニッシュ(dim)がそれです。オーギュメントの正式な表記はaug,ディミニッシュの正式な表記はdim、dim7、○、等なのですが、オーギュメントがメイジャーコードの5度音を半音高くしたもの、すなわちaugumented fifth (+5)であるために本来、たとえばCaugと表記しなければいけないコードネームを単に(C+)と書いて済ませてしまうのです。この表記でもまったくの間違いではないので、大きな混乱はないでしょうが、ディミニッシュはそうはいきません。オーギュメントに対比させてマイナス記号(-)で済ませるすなわちCdimをC-と表記することがよく行われていますが、これはいささか混乱を招きます。というのはマイナー・コードにつける(m)を(-)と書く向きもありますので、スタジオで突然配られた楽譜についている(-)がはたしてディミニッシュなのかマイナーなのか一瞬混乱してしまいます。やはりオーギュメント(aug)同様ディミニッシュでしたら(dim)と書くべきでしょう。
変調、転調、移調という言葉の混乱もあります。「曲の途中で一時的または最後まで調(キー)が変わる」ことをmodulation(転調)と定義されます。ラジオのFMとかAMの「M」はmodulation(変調)ではありますが、音楽用語では「転調」が正解です。
ところが曲全体のキーを変えることを「変調」とか「転調」と言う場合があるので混乱します。これは「移調(transposition)」であって、この「キーを変える」ことを「転調」と呼ぶのは間違いでしょう。
最後にステージなどでこれから演奏する曲のキーをメンバーに伝える「指信号」としてわが国では指1本がC、2本がDという具合に5本のGまで現します。これに対してすべての外国のミュージシャンがそうかどうかは不明ですが、私が見たミュージシャンは指を上に向けるとシャープの数、下に向けるとフラットの数を示していました。たとえば指2本を上に向けると「DメイジャーまたはBマイナー」下に向けると「Bフラット・メイジャーまたはGマイナー」となります。
・・でも、CメイジャーやAマイナーの場合はどうするか見落としました(汗)

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2004-08-15 仙台(第67回)はアレアの特集をお送りします。

本日放送の仙台(第67回)は男性グループ「アレア」の特集をお送りします。曲目は1.カプナホウ、2.マプ・マウ・ケ・アラ、3.ハパ・ハオレ・ガール・オブ・マイ・ドリーム、4.カナナカ、5.カヴォヒクカプラニ、6.プア・ククイ、7.ホロ・ワアパ、8.プア・ツバローゼ、9.カウボーイ・メドレー、10.ヘ・マイ・ノ・カ・ラニ、11.クウ・イポ・プア・ローゼ、12.レイ・オ・コハラ、13.ポー・ライライ、14.モク・キア・カヒ、15.プリンセス・プープーリー の15曲です。

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2004-08-14 世田谷(第19回)はアラン・アカカの演奏を中心にお届けします。

本日放送の世田谷(第19回)はスチール・ギター奏者のアラン・アカカの演奏を中心にお届けいたします。彼の演奏は1.ハウ・ドヤ・ドゥー、2.パラダイス・アイル、3.アロハ・イア・ノ・オ・マウイ、4.ハワイのわらぶき小屋、5.ヒロ・マーチ、6.フィスパリング・ララバイ、7.KHBCフラ、8.お手々見つめて、9.ビューティフル・カハナ、10.ナニ・ワイメア、11.ブルー・ハワイアン・ムーンライト、12.オン・ア・ココナッツ・アイランド、13.ハパ・ハオレ・フラ・ガール、14.アロハ・オエの14曲を予定しています。

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2004-08-08 仙台(第66回)はカヴァイ・コケットの特集です。

本日放送の仙台(第66回)は男性歌手カヴァイ・コケットの特集です。曲目は1.ネエネエ・マ・ア・ピリ、2.ハナウマ、3.カ・ヴァイ・レフア・アアラ・カ・ホヌア、4.ワヒネ・ホロリオ、5.パウオア・カ・リコ・レフア(普通使われているタイトルと語順が違います)、6.カウラナ・カウアイ、7.ナー・モク・カウラナ、8.ハノハノ・ワレ・ノー・ナ・カウボーイ、9.フラ・オ・カ・フイ・カア・ヴァイ、10.ラエ・ラエ、11.コモ・ポノ、12.ナニ・マノア、13.グリーン・ランターン・フラ、14.パリサ の14曲です。

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2004-08-07 ウクレレ音楽の普及にはビーチボーイ達も貢献

ハワイ出身のオリンピック・メダリストであったデューク・カハナモク(本名:パオア・カヒヌ・モコエ・フリコホラ・カハナモク)は1912年のオリンピックで米国チームに所属し、100メートル自由形の金メダルを獲得しただけでなく、その後のオリンピックでも水球チームのメンバーとしても大活躍をしたため、ハワイでは彼に「デューク」という愛称を与え、それからはデュークと言えば彼のこととまでいわれるようになりました。彼はサーファーとしても有名であり、ワイキキの海岸にに彼がサーフボードをかかえている銅像が建っているのをご覧になったかたも多いと思います。ところでハワイには「ビーチボーイ」と呼ばれる人たちがいます。ビーチボーイというのは職業の名前ではなく、「浜辺で屯している男たち」といった感じの人たちで、泳いだり、浜で甲羅干しをしたり、サーフィングをしたり、時には安全監視人の役割をしたり、今でいう「ナンパ」をしたり・・・といろいろなことをしている男たちです。20世紀初頭のハワイではこのビーチボーイたちが海からあがってきたときにみなウクレレを持って歌ったりウクレレのソロを弾いたりするのが流行っていたようです。有名なオータサンやモエ・ケアレ、エディー・ブッシュ達も本当のビーチボーイかどうかは別としても、彼らビーチボーイたちに混じってウクレレを弾いて遊んでいたようです。エディー・カマエがはじめてオータサンに出会ったときオータサンは裸足だったのでびっくりしたそうですが、そのエピソードからすると、オータサンもビーチボーイ達にしっかりと混じっていたのでしょう。
オータサンの名演奏で知られる「ラバー」は当時のビーチボーイたちの「必須曲」であったようで、デューク・カハナモクが主催した「ビーチボーイ・パーティー」というアルバムでもファット・カーラがこの曲をオータサンの演奏とほとんど同じに演奏しています。この演奏のオリジナルはペリー・バトキンのようで、なんとかこのオリジナル演奏を聴いて見たいと思っていたのですが、オータサンのご好意でこの演奏のコピーを入手することができましたので、本日のハワイアン・パラダイスでご披露いたします。

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2004-08-01 本日の仙台の放送はサッカー中継のため中止いたします。

8月29日もサッカー中継がはいりますので中止となります。

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2004-08-01 今月のゲスト(世田谷)はウクレレ奏法の魔術師トラヴィス氏です。ご期待ください。

日本ウクレレ協会の招きにより来日した「ストラミング(ウクレレのストロークのこと)の魔術師」トラヴィス・ハレルソン氏と友人のスタン・ヴァーディー氏による演奏8曲を8月の「ハワイアン・カフェ・コーナー」で4回にわけて放送いたしますので、ご期待ください。

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2004-07-31 世田谷(第17回)はナー・ホークー賞の特集です。

今日の世田谷(第17回)は第27回ナー・ホークー賞2004の特集をお送りいたします。曲目とミュージシャンは1.カウオハ・マイ(ピーター・ムーン・バンド)、2.グリーン・ローズ・フラ(カヴァイ・コケット)、3.アフリリ(マーリン・サイ)、4.カ・ノホナ・ピリ・カイ(ケアリー・ライシェル)、5.ハノハノ・カリヒ(カイナニ・カハウナエレ)、6.ペレ・カーネ(マウナルア)、7.プア・アヒヒ(ケオラ・ビーマー)、8.クロスカレント(ジェイク・シマブクロ)、9.メレ・ハイ・クプナ(カウマカイヴァ・ロパカ・カナカオレ)、10.イッツ・アロハ・フライデイ・ノー・ワーク・ティル・マンデイ(キモ・カホアノ)、11.イ・アリイ・ノー・オエ(エイミィ・ハナリアリィ・ギリオム&ウィリー・カハイアリィ)、12.クウレイ・アワプヒ(ジョン・ケアヴェ)、13.アロハ・コナ・ヘマ(クウレイ・クムカヒ)、14.レイ・ヒナヒナ(マーティン・パヒヌイ)、15.ワヒネ・イリケア(ヘマ・パア)、16.ヘ・アロハ・ノ・オ・ホノルル(ハーブ・オータ・ジュニア)を予定しています。

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2004-07-31 今回の「ソング・オブ・ジ・イヤー賞」には疑問が残ります。

今回ケアリー・ライシェルのアルバム「ケアラオカマイレ」が「ベスト・アルバム賞」「男性ボーカリスト賞」「ハワイアン・アルバム賞」など7部門もの賞を獲得いたしました。このこと自体はおめでたいことなのですが、その中の「ソング・オブ・ジ・イヤー賞」をうけた「カ・ノホナ・ピリ・カイ」には疑問が残ります。メロディーを聴いて頂くとお分かりのように、この曲はビギンの「涙そうそう」そっくりのイメージを持っているのです。たしかにCDの解説中の謝辞には「彼らの作品である涙そうそうの利用を快く使用を許可してくれた偉大なシンギング・グループのビギンに感謝します。」とありますが、肝心の作者の欄にはケアリー・ライシェルとプアケア・ノゲルマイヤーの名前のみが記載されています。ソング・オブ・ジ・イヤー賞の受賞条件は「ハワイでつくられた曲でその年に初めて演奏された作品」なので、たとえメロディーの完全コピーではないとしても、作者欄(クレジット)にはビギンの名前も併記すべきであり、その結果この曲は受賞されるべきでないと思っています。意識的かそうでないかは別としてこのことでケアリー・ライシェルの人柄を信じられなくなりました。

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2004-07-25 仙台(65回)はバーニー・アイザックス・ジュニアの特集です。

本日放送の仙台(第65回)はスチール・ギター奏者バーニー・アイザックスJr.の演奏で、珍しい楽器「アコースティック・スティール・ギター」の演奏を中心にお届けします。曲目は1.マウイ・メドレー、2.ワルツ・メドレー、3.モアナ・チャイムス、4.プア・リリア、5.フラ・ブルース、6.ヴェヒヴェヒ・オエ、7.ヘ・アロハ・ノ・オ・ホノルル/マウナ・ロア、8.ビューティフル・カハナ、9.マプアナ、10.ラハイナ・ルナ、11.ブルー・ハワイ、12.パーリー・シェルズ、13.ラブリー・フラ・ハンズ、14.クウ・ホメ/クウ・プア・イ・パオアカラニの14曲です。

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