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くららの普通の日常

とりあえず毎日晴れ
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2004-01-28 産婦人科の検診
2004-01-27 大ぼけ
2004-01-26 誕生日だったりして
2004-01-25 Bohemian Rhapsodyに感動再び
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 10日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 9日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 8日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 7日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 6日目
2004-01-20 ちょっくらイタリア旅行 5日目


2004-01-28 産婦人科の検診

産婦人科とはgynecologistですが、アメリカに住むまで使う事のない単語でした。

昨日の続きで、隣町までフリーウェーに乗って行ったんですが、今日は快調、ぶい〜んととばして10分くらいで着きました。車線を変更しちゃおう、なんていい気になってシグナルを出しても隣の車は車間をあけてくれるどころか、入るなとばかりにずんずん詰めてくる車ばかり。カリフォルニアってNYよりずーっとマナーが悪いような気がします。本当にイジワルかも。道路上のトラブルで銃で撃たれたってニュースをよく見聞きするので、つとめて笑顔で運転! 話はそれましたが、

普通、医者のオフィスと言えば混雑していて何分、いや、何時間待たされるか想像できないものですが、今日行ったオザキ先生のところって後にも先にも患者は私だけ。オザキ先生って日本名だし日本語ばっちり!って事はなく、時たま思い出したように日本語の単語が出て来たりします。

まずは採尿。受付のおばちゃんが、このコップにちょっとだけ入れてね、いっぱい入れないように、と念を押してくれました。次には個室にご案内。診察台の上にはペーパーシートがしかれていて、その上に、ピンクのペーパーのガウンがおかれている。言われた通りに全部脱いでガウンを前から羽織って、個室で待っているとそこにオザキ先生登場。

(ちなみに、紙ガウンって縦長の長方形で観音開きになってて、首と手が出るようになって後ろはぱかぱか開いたまま。)

pap-test(子宮ガン検診)も他のテストも10分で終わり、血液検査の為に採血2本しておしまい。

ファミリー・ヒストリーに癌の人がいないんだったら、乳がん検診は1年おきでいいですよ、今年はとばしていいらしい。

このオフィス、来月で閉鎖するから今度からロスのダウンタウンまで来てね、ですって???ロスのダウンタウンまで私の町からは110フリーウェー、これってアメリカで最古のフリーウェーの一つで、片道は2車線が多くて狭くて、がたがたくねくね、事故が多発しているんですけどねぇ、死なずにたどり着けるでしょうか?

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道路はたいてい道幅が広くて、障害物も少なくて、日本よりは走りやすいのですよ。ここでびびってる私は日本では運転できましぇーん。 / くらら ( 2004-01-30 09:26 )
おほーーー〜くららさんはアメリカにお住まいなんですね。県内の国道でびびっている私なぞつぶされそーーです。 / シェナ ( 2004-01-29 16:16 )

2004-01-27 大ぼけ

今日は始めて210というフリーウェーを運転してみました。というのも隣町の医者に行くのに時間がギリギリ!勇気を振り絞ってフリーウェーに乗ってしまいました。

運転は大の初心者なので、できれば地道をちんたらト〜ロトロ走りたい。フリーウェーなんて恐くってとてもじゃございません。crazyなドライバーが縦横斜めにぶいぶい走って追突事故やそれに近いのも何度も見て来たので、いざ自分の前にそういうわけのわからないドライバーが出現したら絶対に対応不可能!パニクルに違いない。

で、3年目にしてはじめての210デビュー。恐かったの何のって。とりあえずは隣町まで車線変更もなくカーブもないのに、昼間ですいていたから良かったようなものの、渋滞時ならもれなく事故ってところ。びくびくもんでした。

年に一度の子宮ガン検診だと張り切って産婦人科のドアの前に立って、あれ、、、真っ暗。今日はお休み。。。ガーン、手帳をよーく見たら予約は明日?あらやだ?も一度フリーウェー乗っちゃう?

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ワタシは箕面生まれで、今は豊中のせんちゅうですわぁ! / くまこう ( 2004-01-29 13:06 )
くまこうさん、「下見」という言い方もありました。有難う。大阪生まれの大阪育ち、天王寺近辺ならまかせてちょ。ばりばりですわ。 / くらら ( 2004-01-29 02:05 )
aikaさん、どうも有り難う。しょっぱなからボケてますが、どうぞ宜しくね! / くらら ( 2004-01-29 02:03 )
みなみん。さん、きっと歳のせいです。。。認めたくないけど、、とほほ。 / くらら ( 2004-01-29 02:02 )
下見をしにいったっちゅうことでOK?ワタシも大阪やでぇ〜! / くまこう ( 2004-01-28 13:37 )
つっこみありがとうございました。お誕生日だったんですね。遅れましたがおめでとうございま〜す。素敵な一年になりますように。。 / aika ( 2004-01-28 13:13 )
おやまぁ、、高速乗らなくちゃって緊張し過ぎて、予約日を間違えちゃたのかしら? / みなみん。 ( 2004-01-28 12:54 )

2004-01-26 誕生日だったりして

誕生日と言う事で、一年に一度、自分で勝手にとっても盛り上がっています。Birthday Weekendだし、まず土曜日には映画、Jack Nicholsonの"Something Gotta Give"は評判の通り、笑えるユーモアに溢れるストーリーでおもしろかったです。最後のクレジットの時曲が流れるんだけど、一番最後のラビアン・ローズはJack Nicholsonが歌ってるのね。意外にお上手でびっくり。


月曜日はたいていのレストランがお休みなので、昨日の日曜日は一日早いbirthday dinnerと称してVenice BeachのJoe'sに出かけました。2年ぶりに行ったので、メニューも替わっていたし美味しい物盛りだくさん。

とは言え、2週間前に予約したのに案内されたお席は外のパティオ。いくら傘ストーブがあったって、いくらここは南カリフォルニアだからって、、、、外はやっぱり寒くて居心地悪いからものね。こんな席はnot acceptableだと言うと、予約の時にmain diningの部屋という指定はきいていませんと答える。予約をしたのは私だけど、main diningかpatioかどちらがいいですかって聞いてはくれなかったくせに。何だか案内してくれたお姉さんがとってもイジワルに思えて仕方がなかったけど、かと言って、今更ながら別の店に移るわけにもいかない。

だんだん機嫌が悪くなってむくれていると、同じように気分を悪くする主人、早速、交渉開始!すったもんだの挙句、満席と言うのに中のお席に移動させてもらいました。交渉させると、天下一品だと思うんだけど、さすがにNew Yorkerなんだよね。

ティスティング・メニューを注文しましたが、途中、気に入らなかった料理は別の物を新しく出してくれたり、最後にはチョコレートスフレのサービスもあったり、とても気のきいたおもてなしでした。メニューにはトリュフル・コースやゲーム・コースなどもあり、次回はトライしてみたいもんです。

主人からのプレゼントはDavid Bowieのコンサートのチケット。バックステージのパス付き。2週間後にはDavid Bowie様に会えると思っただけで、今から興奮気味です。

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たまごさん、どうも有難う!昨日はまた主人から小さなアクセサリーのプレゼントが、、、、うれぴい。 / くらら ( 2004-01-28 01:48 )
くまこうさん、どうも有難う!おかげさまでノンビリ過ごせたとっても良い一日でした。 / くらら ( 2004-01-28 01:46 )
お誕生日おめでとうございます!最終的にはレストランにもご満足したようですし素敵なお誕生日プレゼントも貰ったみたいで、素敵なお誕生日(前日)になったようで良かったですね(^^二週間後のコンサート、楽しんできてくださいませ。 / たまご ( 2004-01-27 22:56 )
HappyBirthday! 今日一日あなたにいい日でありますように!BestRegards! / くまこう ( 2004-01-27 17:55 )
みなみん。さん、どうも有難う!今日も引き続きバースデー・ガールしてますよん♪♪うれしくって。 / くらら ( 2004-01-27 16:54 )
(*^^)/。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆お誕生日おめでとう〜♪ 案内のお姉さんってばそれはちょっと屁理屈よね。。2週間後が楽しみですね。^^ / みなみん。 ( 2004-01-27 12:56 )

2004-01-25 Bohemian Rhapsodyに感動再び

中学生の頃、ビートルズの音楽性にびっくりしたのも束の間、QueenのKiller Queenを聞いてショックを受けて以来、洋楽にはまってしまいました。初めて買ったアルバムはA Night at the Opera(オペラ座の夜)、まだ英語もよくわからなかったけど、曲の構成の素晴らしさに、Freddieの歌声に、コーラスの美しさに、感動を覚えたものです。

主人が昨日聞かせてくれたのはBohemian Rhapsodyのオリジナル無修正のレコーディング。当時はアナログのレコーディングだったので、トラックは24しかなく、Freddieのボーカルは幾つもあるのに、それぞれの楽器が独立したトラックを持たずにコーラスとギターが一緒に入っているトラックもあります。勿論のこと、今うちにあるのはデジタルでコンピューターのハードディスクに入っている状態なので、今は画面上で各トラックを簡単にミキシングできるんですけど。

Freddieの歌声にはうっとり♪♪もう昨日から5スピーカーのサラウンドで100回は聞いたかも。。リードボーカルは同じ旋律で幾つものトラックに入っていて、ミキシングの時に良い部分だけつなげて1つにしたのでしょうけど、そのリードボーカルを一つずつ、とか重ねて、とかして聞いてみると少しずつ差があったり、音をはずす、タイミングを逃がす、などのミスもあって興味深いし、他のトラックと全部一緒に再生するとFreddie自身のコーラスでもって、ものすごいゴージャスなBohemian Rhapsody!?、、最後にはほんの1秒ですが、わけのわからない会話も入っていたりします。

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シェナさん、私もSienaの町はとても気に入りました。小さく美しい町で活気があって、また行きたいです♪ / くらら ( 2004-01-27 16:56 )
うわーシェナの町が写っていて感激です〜!8年前に行ったのですが一目惚れしました。 / シェナ ( 2004-01-27 10:00 )
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします〜♪ / くらら ( 2004-01-27 01:33 )
どうもぉ〜!これからもよろしくねぇ〜! / くまこう ( 2004-01-26 22:12 )

2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 10日目


電話は依然として復旧せず。朝一番、朝食の時にフロントに行って、「主人はドイツに出張で、飛行機は昼の1時半だから12時にタクシーを頼みたい」とお願いすると、12時15分前にフロントに来てタクシーを頼んでくれと言われる。

あまり時間もないのでバルベリーニまでお散歩して、ホテルの隣で軽くピザで昼食を済ませて11時半にホテルに戻ると、フロントは「今日は地下鉄もタクシーもスト、空港バスがあるんじゃないか???」と悪びれないところがこわい。

怒った主人がフロントに掛け合うと、フロントはびびったのかあちこち電話をし始める。そこへ妹君が主人の見送りの為に登場、流暢なイタリア語でフロントを急かす急かす。待つ事30分以上、やっとハイヤーらしきベンツ君到着した時には、みんなでホッ!

妹君と角の小さなレストランでランチして、ミネストローネとお野菜の盛り合わせを頂く。本当に何を食べてもヘルシーで美味しい。

妹君は仕事なので私はやっと一人で心置きなくお買い物のお時間。スペイン広場あたりをうろうろしてコーヒーを飲んだりお土産を買ったり、くつろぐーー。ホテルに荷物を預けてあったので、妹君に夕方6時にホテルに迎えに来てもらい、妹君の家に移動。

ボローニャ駅のすぐ近くのアパートの最上階。広いベッドルームにリビングルーム、天井はかなり高い。ドアのロックが頑丈でびっくり。アメリカよりすごいかも。リビングにあるソファベッドをセットアップしてシーツをかけ、羽根布団にカバーをつけて私の寝室の出来上がり。TVもあるし、かなりcozyな感じ。

ディナーはFrescaraで軽くグリルしたお野菜とパスタ。

昨日のマルチェロ劇場の近くの橋でパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 9日目


朝ご飯の後、主人は一人、洗濯物とラップトップを抱えてコインランドリーへ。依然として電話は復旧せず、しかも週末で当分見込みは無い。

アメリカ大使館の横を通り、スペイン広場の近くを散歩しながらお目当てのレストランを探す。日曜日でレストランの選択肢が少ないけど、ここははずせない。名物のVignarolaときのこのパスタ、アーティチョークのフライなどを頂く。Vignarolaはアーティチョークやそら豆のスープ風煮込みで心持ち塩辛かったような。

昨夜見たPantheonは昼間は採光が美しく空間の大きさを感じる。ガイドブックにあるジェラート屋さんに行くと昨夜のレストランの隣である事を発見。Mediumのサイズを頼んだのにえらく小さいのが出てきてがっくり。後で妹君に聞くと、注文の時もたもたしてたからごまかされたんだろうと言う事、普段は山盛りらしい。Piazza Novana、四大河の噴水、Campo dei Fioriを抜けてBC11世紀に完成という劇場、Teatro di Marcelloへ、今でもアパートとして使われている部分があるらしい。

ヴェスタの神殿の向かいSanta Maria in Cosmedinでは例の「真実の口」(Bocca della Verita)に長蛇の列。手を入れて写真を撮るのはどこの国民も同じ。ベン・ハーのモデルになったCirco Massimoに出ると、先日見たフォロ・ロマーノが向こうに見え、コロッセオの近くだったんだ、、、と頭の中で地図がやっと見えてきた感じ。

ディナーは妹君の友人も参加してMezzalunaのピザ屋さん。前菜にスタッフド・ペペロニやオリーブのコロッケ、サルデニアのワインと共に。

パンテオンでパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 8日目


さて朝起きてみるとやっぱり電話は使えない。洗濯物がたまって来たのでコインランドリーの下見に出かける。たまたま朝市をやっている通りにコインランドリー2軒発見。インターネットも使えるらしい。

三越の前にあるSanta Maria degli Angeliの教会を見学、フェリーニの葬儀をした教会らしい。オペラ座の前を通ってSanta Maria Maggioreの教会を見学、ここでは丁度、結婚式が行われていて、ライスシャワーの場面までしっかり見物。

今日はショッピングモールに行こう!と妹君が迎えに来てくれてAuchanへ。2時間仕上げのランドリーがあると言うので、セーターやパンツ類を全部持って行った。ランチはモールのフードコートで。アメリカのフードコートとはえらい違い!パエリアとサラダ、ケーキを頂いた。

スペイン広場の辺りは交通規制があって6時までは進入禁止らしい。コンドッティ通りのあたりでお買い物してから夜の街をドライブ。Panthonの近くに車を止め、その近くのローマ料理の店でディナー。おじいちゃんのウェイターが多い店で、テーブルに付いてくれたウェイターは何故かずーっと歌っている陽気なおじいちゃん。前菜のバッフェ、スープ、アマトリチャーナのパスタ、ラムのグリルを頂く。デザートのモンブランってメレンゲにどっさり生クリームとマロンクリームが乗っているものでした。ちょっとヘビーかも。食後の散歩はPiazza Navona, Fontana dei Fiumiへ。夜遅いのに観光客でごった返している。

夜の四大大河の噴水でパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 7日目


シエナの朝は寒い。朝食にはNanniniのケーキ屋でブリオッシュが美味しいよ、と妹君。(その昔Sienaに留学していた。)レジでカプチーノとブリオッシュのお金を払って、マーマレード入りのブリオッシュ(クロワッサン)を頂く。カウンターで立ったままペイストリーとコーヒーを飲んでさっと朝食を済ませるのが普通のようで、人の流れが激しい。

パリオが行われるカンポ広場には日本人観光客が目立つ。昔は金融、商業で繁栄した町だそうで今でも銀行が多く、活気があるらしい。

SienaのDuomoは大理石の床、壁も床も装飾が施され説教壇もみごとに美しい。年老いた職人が床の大理石を修復していて、その作業の細かいこと!傘を持たずに来たのに雨はどんどん強くなり、すぐ隣の美術館に入る。美術館の建物は元々は古いルネサンス時代の病院で、興味深いと共に忠実に再現されている絵画は恐ろく気味の悪い場面が多くて、あまり好きになれない。

雨の中ホテルに戻りチェックアウトして再びNanniniでランチ。私はクロワッサンのハムサンド、主人は向かいのピザ屋。妹君へのお土産はNanniniのカントゥッチとヌガー。

バスのチケット売り場は地下にあり、お客が並んでいた。アメリカ人の女学生が、自分の番になってからどこに行くか、いつ行くかと決めかねていてぜんぜん進まない。主人は頭にきて、皆待っているので決めてから一番後ろに並ぶように、と注意すると、I have already decidedと大声でどなられた。ほんと、アメリカ人さまわまだわ。ヨーロッパ人って辛抱強い?

ローマ行き2時のバスは満席だから4時のバスしかないわよ、って、じゃあ電車の方がいいかなと、列を離れて妹君に相談の電話をする事に。シエナからローマへの電車の乗り継ぎが悪く、乗り換えもあるし時間がかかるからバスの方が良いらしい。列に戻って待つ事15分、2時のバスはありますか?と聞くとハイハイと2枚くれた。あれ?さっき無いって言ったでしょ?

バスはトスカーナの緩やかな丘の間を縫って走り、途中天気も回復、気持ち良いドライブでしたが、ローマ市内が混雑して、結局ティブルティーナのターミナルに着いたら6時過ぎ。

荷物を預けてあったのでローマを発った時のホテルに行ってから、荷物をひきずり一番最初に泊ったホテルまで20分、歩いて移動。いやー、帰って来てくれたんだー、とフロントのお兄さん広い快適なお部屋にグレードアップしてくれました。

妹君に教えてもらったホテルの近くのローマ料理の店に行き、お野菜のグラタン、スープ、パスタのボロネーゼ、仔牛肉のスカロッピーネなどを頂く。どれも本当に美味しい。隣のテーブルのイタリア人のおじさん達三人、スープに山盛りチーズを入れてたっけ。太り過ぎだよ。

食後はスペイン広場まで散歩して遅くまでやっているコーヒーショップを見つけ、そこで栗のジェラートとコーヒーを頂く。

ホテルに帰ると何故か電話が使えない。フロントの係りの人は、明日になったら復旧するからとそれまでフロントで掛けてください、だって。

シエナのカンポ広場でパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 6日目


朝から雨。朝食はホテルの2階のダイニングルームで、クロワッサン、ヨーグルトなど適当な物しかないけど、インテリアはさすがにご立派。日本人観光客もいて、写真を撮り合っている。

まずはDuomoを見学。サン・ジョバンニ礼拝堂を見てからシニョリーナ広場に出て、ウッフィッツィ美術館に入る。その名の通り小部屋がたくさんある美術館で、展示数も多くガイドブックを頼りにボッティチェッリの「春」「ビーナス誕生」からダ・ビンチの「受胎告知」ミケランジェロ、ラファエロ、カラヴァッジオと休み休み見てまわる。

ポンテ・ベッキオは昼間は宝石屋が店を開き人通りも多くにぎやか。歩き回ってお腹がへったけど、適当に済ませるのはいやなので、お目当てのレストランまでまたテクテク。鰻の寝床のような店内の人ごみをかきわけてテーブルに着き見回すと外国人は私たちだけで、いかにもローカルな店に私は居心地が悪かったけど、主人は大喜びの様子。フランチェスコのお勧めリポリータとオッソ・ブッコは全くそっけない盛り付けだけど、これまた美味。なんたって味が肝心、幸せな気分になれる。

昨日の夜には閉まっていたカンティーナ兼ケーキ屋さんに行ってみるとパイが盛りだくさん。どれも美味しそうだったけどピニョーリのパイとカプチーノを頂いて、ウィンドウショッピングしながらホテルに戻ってバス停に急ぐ。

フィレンツェの駅の横にある大きなバスのターミナルのチケット売り場でSIENAまでの券を買って3時のバスに乗り込む。バスは超満員、1時間でSienaに着くはずが交通渋滞でフィレンツェの市内を出るまでに1時間近くかかってしまい、Sienaに着いたらもう真っ暗で5時過ぎ。

バス停から荷物をがらがら引いて、大雑把な地図を頼りに店が立ち並ぶ小道を歩いてホテルを探すけどなかなか見つからず、通りかかった警察官につたないイタリア語で道を聞いて「タバコ屋の角を曲がった所」と言われたのはわかったけど、タバコ屋が見つからない。雨の中、たくさん荷物を抱えた主人がだんだん不機嫌になって、けんかしそうになりながらやっとこさホテルに辿り着く。

家族経営の小さなホテルだけど部屋は広くて快適そのもの。早速、フロントに降りて行ってフロントのおばちゃんたちに妹君お勧めのレストランの場所を確認した。傘をさして30メートルくらい歩いたら、後ろからおばちゃんの呼び声。「Telephono〜〜♪」うちの主人に仕事の電話。わざわざ追いかけて来てくれた。

ホテルはこれまたロケーションがよく、カンポ広場まで歩いて1分。雨の中、カンポ広場を散歩してからレストランを探す。イタリア人は食事の時間が遅いけど、Sienaは田舎だし結構早く食べるんだよと妹君が言ってたけど、7時のレストラン、私たちが一番乗り。お勧めの料理を頂いてみる。前菜にはパイ、海老のパスタ、ラムの煮込み、どれも美しい盛り付けでお味も繊細。最後の栗のムースも美味〜〜♪

厨房を見るとどうやら日本人の見習さんがいるらしい。ウェイターに聞いてみると近所に日本人経営の料理学校があって、そこから派遣されてくるそう。どうりで日本のイタリア料理屋さんのような盛り付けだと気付いてちょっとがっくり。それにしてもウェイターさんのかっこよかったこと。

ウッフィッツィ美術館からポンテ・ベッキオをパチリ

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2004-01-20 ちょっくらイタリア旅行 5日目


朝は何だか機嫌が悪い。雨も降っていてお出かけしたくない気分なんだけど、今日は主人の友人のフランチェスコがフィレンツェまで車で送って行ってくれると言う。

9時半に待ち合わせの場所には到底間に合うわけもなく、行きたくなくてだだをこね部屋にろう城すること3時間。主人を困らせホテルのオーナーも巻き込み、結局はフランチェスコを4時間待たせ、すったもんだの後、フランチェスコに近くのOttavianoの駅まで迎えに来てもらう。

Ottavianoは昨日のサン・ピエトロの近くの駅だからホテルからすぐなんだけど、タクシーを呼んでしまったので、仕方がない。駅の近くでコーヒーなど飲みながら待つこと30分、フランチェスコは怒りもせず来てくれた。ミラノのコンベンション用に機材を詰め込んだアウディのライトバンの後部座席に乗り込む。

崖っぷちに立つ町、城壁に囲まれた町、遠くに見える教会、ローマを出て窓の外を走る美しい景色を眺めていると、やっぱり車で移動してよかったという気分にはなる。Orvietoを通り過ぎたあたりから風雨がきつくなり前が見えないほどのAuto Stradaを140キロでばんばん飛ばす。

途中で有名なブッテラに立ち寄ってランチを頂く。高速のexitから1分の所にあるこのレストランは旅行者でほぼ満席。後ろの席にはエロスという歌手の元奥様ご一行が食事中。ブッテラはイタリア版ステーキハウスなのに、お肉の焼き方(レア?ミディアム?)なんて聞かれず、当たり前のようにミディアムレアが出てくるらしい。サイドにオーダーした豆料理、軽くオリーブオイルをかけて食べると飛び切り美味しい。

トスカーナのなだらかな丘を見ながらフィレンツェに到着したのが5時。さすがにフィレンツェは寒い。ローマより5度は低く感じる。フランチェスコにどこかの広場で降ろしてもらって、地図を頼りにホテルを探す。道が縦横無尽に交差してわかりにくいことこの上ない。ホテルは妹君が予約しておいてくれたPalazzo Benci。駅前でメディチの礼拝堂の横にあり、Duomoまで5分とかからないし観光名所は徒歩圏内と絶好のロケーション。古いけど掃除は行き届いているし部屋も大きくてバスルームも広いから充分満足。

タオルは大判でリッチな生地というアメリカの生活ゆえか、イタリアに来て以来、薄手のワッフル織のタオルがたよりなくて仕方がない。ココのタオルだけどこれまた薄い。バスタオルというのに生地自体はレストランのナプキンのよう。ま、郷に入れば郷に従えか。

時間がないのでDuomoに急いだけどもう閉館時間で入れてもらえない。クーポラには上がれますよ、300段ちょっとだけど、、、と聞いて、昨日のバチカンのクーポラを思い出して断念する。帰りにリナシェンテのデパートで主人の両親にAlessiのキッチングッズをお土産に買って、夜のPonte Vecchioを見に雨の中を歩く。

遅いランチのせいでお腹も減らず、ホテルの隣にワインバーがあったのでそこで軽くすませる。ワインバーのご主人が若い頃のロバート・デニーロそっくり。ケーキはアプリコットのタルト、何だか出来合いで美味しくなかったような。

ダイヤルアップのインターネットが使えず、フロントに尋ねると近くにインターネット・カフェが3つもある。雨の中、主人はラップトップを抱えてインターネットカフェへ。どうやら彼は、来週ドイツ、イギリスに出張するとかでミーティングのセットアップに忙しい。

フィレンツェのドゥオモの広場でパチリ。端っこは私。

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