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くららの普通の日常

とりあえず毎日晴れ
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2004-01-26 誕生日だったりして
2004-01-25 Bohemian Rhapsodyに感動再び
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 10日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 9日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 8日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 7日目
2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 6日目
2004-01-20 ちょっくらイタリア旅行 5日目
2004-01-19 ちょっくらイタリア旅行 4日目
2004-01-07 ちょっくらイタリア旅行 3日目


2004-01-26 誕生日だったりして

誕生日と言う事で、一年に一度、自分で勝手にとっても盛り上がっています。Birthday Weekendだし、まず土曜日には映画、Jack Nicholsonの"Something Gotta Give"は評判の通り、笑えるユーモアに溢れるストーリーでおもしろかったです。最後のクレジットの時曲が流れるんだけど、一番最後のラビアン・ローズはJack Nicholsonが歌ってるのね。意外にお上手でびっくり。


月曜日はたいていのレストランがお休みなので、昨日の日曜日は一日早いbirthday dinnerと称してVenice BeachのJoe'sに出かけました。2年ぶりに行ったので、メニューも替わっていたし美味しい物盛りだくさん。

とは言え、2週間前に予約したのに案内されたお席は外のパティオ。いくら傘ストーブがあったって、いくらここは南カリフォルニアだからって、、、、外はやっぱり寒くて居心地悪いからものね。こんな席はnot acceptableだと言うと、予約の時にmain diningの部屋という指定はきいていませんと答える。予約をしたのは私だけど、main diningかpatioかどちらがいいですかって聞いてはくれなかったくせに。何だか案内してくれたお姉さんがとってもイジワルに思えて仕方がなかったけど、かと言って、今更ながら別の店に移るわけにもいかない。

だんだん機嫌が悪くなってむくれていると、同じように気分を悪くする主人、早速、交渉開始!すったもんだの挙句、満席と言うのに中のお席に移動させてもらいました。交渉させると、天下一品だと思うんだけど、さすがにNew Yorkerなんだよね。

ティスティング・メニューを注文しましたが、途中、気に入らなかった料理は別の物を新しく出してくれたり、最後にはチョコレートスフレのサービスもあったり、とても気のきいたおもてなしでした。メニューにはトリュフル・コースやゲーム・コースなどもあり、次回はトライしてみたいもんです。

主人からのプレゼントはDavid Bowieのコンサートのチケット。バックステージのパス付き。2週間後にはDavid Bowie様に会えると思っただけで、今から興奮気味です。

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たまごさん、どうも有難う!昨日はまた主人から小さなアクセサリーのプレゼントが、、、、うれぴい。 / くらら ( 2004-01-28 01:48 )
くまこうさん、どうも有難う!おかげさまでノンビリ過ごせたとっても良い一日でした。 / くらら ( 2004-01-28 01:46 )
お誕生日おめでとうございます!最終的にはレストランにもご満足したようですし素敵なお誕生日プレゼントも貰ったみたいで、素敵なお誕生日(前日)になったようで良かったですね(^^二週間後のコンサート、楽しんできてくださいませ。 / たまご ( 2004-01-27 22:56 )
HappyBirthday! 今日一日あなたにいい日でありますように!BestRegards! / くまこう ( 2004-01-27 17:55 )
みなみん。さん、どうも有難う!今日も引き続きバースデー・ガールしてますよん♪♪うれしくって。 / くらら ( 2004-01-27 16:54 )
(*^^)/。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆お誕生日おめでとう〜♪ 案内のお姉さんってばそれはちょっと屁理屈よね。。2週間後が楽しみですね。^^ / みなみん。 ( 2004-01-27 12:56 )

2004-01-25 Bohemian Rhapsodyに感動再び

中学生の頃、ビートルズの音楽性にびっくりしたのも束の間、QueenのKiller Queenを聞いてショックを受けて以来、洋楽にはまってしまいました。初めて買ったアルバムはA Night at the Opera(オペラ座の夜)、まだ英語もよくわからなかったけど、曲の構成の素晴らしさに、Freddieの歌声に、コーラスの美しさに、感動を覚えたものです。

主人が昨日聞かせてくれたのはBohemian Rhapsodyのオリジナル無修正のレコーディング。当時はアナログのレコーディングだったので、トラックは24しかなく、Freddieのボーカルは幾つもあるのに、それぞれの楽器が独立したトラックを持たずにコーラスとギターが一緒に入っているトラックもあります。勿論のこと、今うちにあるのはデジタルでコンピューターのハードディスクに入っている状態なので、今は画面上で各トラックを簡単にミキシングできるんですけど。

Freddieの歌声にはうっとり♪♪もう昨日から5スピーカーのサラウンドで100回は聞いたかも。。リードボーカルは同じ旋律で幾つものトラックに入っていて、ミキシングの時に良い部分だけつなげて1つにしたのでしょうけど、そのリードボーカルを一つずつ、とか重ねて、とかして聞いてみると少しずつ差があったり、音をはずす、タイミングを逃がす、などのミスもあって興味深いし、他のトラックと全部一緒に再生するとFreddie自身のコーラスでもって、ものすごいゴージャスなBohemian Rhapsody!?、、最後にはほんの1秒ですが、わけのわからない会話も入っていたりします。

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シェナさん、私もSienaの町はとても気に入りました。小さく美しい町で活気があって、また行きたいです♪ / くらら ( 2004-01-27 16:56 )
うわーシェナの町が写っていて感激です〜!8年前に行ったのですが一目惚れしました。 / シェナ ( 2004-01-27 10:00 )
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします〜♪ / くらら ( 2004-01-27 01:33 )
どうもぉ〜!これからもよろしくねぇ〜! / くまこう ( 2004-01-26 22:12 )

2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 10日目


電話は依然として復旧せず。朝一番、朝食の時にフロントに行って、「主人はドイツに出張で、飛行機は昼の1時半だから12時にタクシーを頼みたい」とお願いすると、12時15分前にフロントに来てタクシーを頼んでくれと言われる。

あまり時間もないのでバルベリーニまでお散歩して、ホテルの隣で軽くピザで昼食を済ませて11時半にホテルに戻ると、フロントは「今日は地下鉄もタクシーもスト、空港バスがあるんじゃないか???」と悪びれないところがこわい。

怒った主人がフロントに掛け合うと、フロントはびびったのかあちこち電話をし始める。そこへ妹君が主人の見送りの為に登場、流暢なイタリア語でフロントを急かす急かす。待つ事30分以上、やっとハイヤーらしきベンツ君到着した時には、みんなでホッ!

妹君と角の小さなレストランでランチして、ミネストローネとお野菜の盛り合わせを頂く。本当に何を食べてもヘルシーで美味しい。

妹君は仕事なので私はやっと一人で心置きなくお買い物のお時間。スペイン広場あたりをうろうろしてコーヒーを飲んだりお土産を買ったり、くつろぐーー。ホテルに荷物を預けてあったので、妹君に夕方6時にホテルに迎えに来てもらい、妹君の家に移動。

ボローニャ駅のすぐ近くのアパートの最上階。広いベッドルームにリビングルーム、天井はかなり高い。ドアのロックが頑丈でびっくり。アメリカよりすごいかも。リビングにあるソファベッドをセットアップしてシーツをかけ、羽根布団にカバーをつけて私の寝室の出来上がり。TVもあるし、かなりcozyな感じ。

ディナーはFrescaraで軽くグリルしたお野菜とパスタ。

昨日のマルチェロ劇場の近くの橋でパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 9日目


朝ご飯の後、主人は一人、洗濯物とラップトップを抱えてコインランドリーへ。依然として電話は復旧せず、しかも週末で当分見込みは無い。

アメリカ大使館の横を通り、スペイン広場の近くを散歩しながらお目当てのレストランを探す。日曜日でレストランの選択肢が少ないけど、ここははずせない。名物のVignarolaときのこのパスタ、アーティチョークのフライなどを頂く。Vignarolaはアーティチョークやそら豆のスープ風煮込みで心持ち塩辛かったような。

昨夜見たPantheonは昼間は採光が美しく空間の大きさを感じる。ガイドブックにあるジェラート屋さんに行くと昨夜のレストランの隣である事を発見。Mediumのサイズを頼んだのにえらく小さいのが出てきてがっくり。後で妹君に聞くと、注文の時もたもたしてたからごまかされたんだろうと言う事、普段は山盛りらしい。Piazza Novana、四大河の噴水、Campo dei Fioriを抜けてBC11世紀に完成という劇場、Teatro di Marcelloへ、今でもアパートとして使われている部分があるらしい。

ヴェスタの神殿の向かいSanta Maria in Cosmedinでは例の「真実の口」(Bocca della Verita)に長蛇の列。手を入れて写真を撮るのはどこの国民も同じ。ベン・ハーのモデルになったCirco Massimoに出ると、先日見たフォロ・ロマーノが向こうに見え、コロッセオの近くだったんだ、、、と頭の中で地図がやっと見えてきた感じ。

ディナーは妹君の友人も参加してMezzalunaのピザ屋さん。前菜にスタッフド・ペペロニやオリーブのコロッケ、サルデニアのワインと共に。

パンテオンでパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 8日目


さて朝起きてみるとやっぱり電話は使えない。洗濯物がたまって来たのでコインランドリーの下見に出かける。たまたま朝市をやっている通りにコインランドリー2軒発見。インターネットも使えるらしい。

三越の前にあるSanta Maria degli Angeliの教会を見学、フェリーニの葬儀をした教会らしい。オペラ座の前を通ってSanta Maria Maggioreの教会を見学、ここでは丁度、結婚式が行われていて、ライスシャワーの場面までしっかり見物。

今日はショッピングモールに行こう!と妹君が迎えに来てくれてAuchanへ。2時間仕上げのランドリーがあると言うので、セーターやパンツ類を全部持って行った。ランチはモールのフードコートで。アメリカのフードコートとはえらい違い!パエリアとサラダ、ケーキを頂いた。

スペイン広場の辺りは交通規制があって6時までは進入禁止らしい。コンドッティ通りのあたりでお買い物してから夜の街をドライブ。Panthonの近くに車を止め、その近くのローマ料理の店でディナー。おじいちゃんのウェイターが多い店で、テーブルに付いてくれたウェイターは何故かずーっと歌っている陽気なおじいちゃん。前菜のバッフェ、スープ、アマトリチャーナのパスタ、ラムのグリルを頂く。デザートのモンブランってメレンゲにどっさり生クリームとマロンクリームが乗っているものでした。ちょっとヘビーかも。食後の散歩はPiazza Navona, Fontana dei Fiumiへ。夜遅いのに観光客でごった返している。

夜の四大大河の噴水でパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 7日目


シエナの朝は寒い。朝食にはNanniniのケーキ屋でブリオッシュが美味しいよ、と妹君。(その昔Sienaに留学していた。)レジでカプチーノとブリオッシュのお金を払って、マーマレード入りのブリオッシュ(クロワッサン)を頂く。カウンターで立ったままペイストリーとコーヒーを飲んでさっと朝食を済ませるのが普通のようで、人の流れが激しい。

パリオが行われるカンポ広場には日本人観光客が目立つ。昔は金融、商業で繁栄した町だそうで今でも銀行が多く、活気があるらしい。

SienaのDuomoは大理石の床、壁も床も装飾が施され説教壇もみごとに美しい。年老いた職人が床の大理石を修復していて、その作業の細かいこと!傘を持たずに来たのに雨はどんどん強くなり、すぐ隣の美術館に入る。美術館の建物は元々は古いルネサンス時代の病院で、興味深いと共に忠実に再現されている絵画は恐ろく気味の悪い場面が多くて、あまり好きになれない。

雨の中ホテルに戻りチェックアウトして再びNanniniでランチ。私はクロワッサンのハムサンド、主人は向かいのピザ屋。妹君へのお土産はNanniniのカントゥッチとヌガー。

バスのチケット売り場は地下にあり、お客が並んでいた。アメリカ人の女学生が、自分の番になってからどこに行くか、いつ行くかと決めかねていてぜんぜん進まない。主人は頭にきて、皆待っているので決めてから一番後ろに並ぶように、と注意すると、I have already decidedと大声でどなられた。ほんと、アメリカ人さまわまだわ。ヨーロッパ人って辛抱強い?

ローマ行き2時のバスは満席だから4時のバスしかないわよ、って、じゃあ電車の方がいいかなと、列を離れて妹君に相談の電話をする事に。シエナからローマへの電車の乗り継ぎが悪く、乗り換えもあるし時間がかかるからバスの方が良いらしい。列に戻って待つ事15分、2時のバスはありますか?と聞くとハイハイと2枚くれた。あれ?さっき無いって言ったでしょ?

バスはトスカーナの緩やかな丘の間を縫って走り、途中天気も回復、気持ち良いドライブでしたが、ローマ市内が混雑して、結局ティブルティーナのターミナルに着いたら6時過ぎ。

荷物を預けてあったのでローマを発った時のホテルに行ってから、荷物をひきずり一番最初に泊ったホテルまで20分、歩いて移動。いやー、帰って来てくれたんだー、とフロントのお兄さん広い快適なお部屋にグレードアップしてくれました。

妹君に教えてもらったホテルの近くのローマ料理の店に行き、お野菜のグラタン、スープ、パスタのボロネーゼ、仔牛肉のスカロッピーネなどを頂く。どれも本当に美味しい。隣のテーブルのイタリア人のおじさん達三人、スープに山盛りチーズを入れてたっけ。太り過ぎだよ。

食後はスペイン広場まで散歩して遅くまでやっているコーヒーショップを見つけ、そこで栗のジェラートとコーヒーを頂く。

ホテルに帰ると何故か電話が使えない。フロントの係りの人は、明日になったら復旧するからとそれまでフロントで掛けてください、だって。

シエナのカンポ広場でパチリ

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2004-01-21 ちょっくらイタリア旅行 6日目


朝から雨。朝食はホテルの2階のダイニングルームで、クロワッサン、ヨーグルトなど適当な物しかないけど、インテリアはさすがにご立派。日本人観光客もいて、写真を撮り合っている。

まずはDuomoを見学。サン・ジョバンニ礼拝堂を見てからシニョリーナ広場に出て、ウッフィッツィ美術館に入る。その名の通り小部屋がたくさんある美術館で、展示数も多くガイドブックを頼りにボッティチェッリの「春」「ビーナス誕生」からダ・ビンチの「受胎告知」ミケランジェロ、ラファエロ、カラヴァッジオと休み休み見てまわる。

ポンテ・ベッキオは昼間は宝石屋が店を開き人通りも多くにぎやか。歩き回ってお腹がへったけど、適当に済ませるのはいやなので、お目当てのレストランまでまたテクテク。鰻の寝床のような店内の人ごみをかきわけてテーブルに着き見回すと外国人は私たちだけで、いかにもローカルな店に私は居心地が悪かったけど、主人は大喜びの様子。フランチェスコのお勧めリポリータとオッソ・ブッコは全くそっけない盛り付けだけど、これまた美味。なんたって味が肝心、幸せな気分になれる。

昨日の夜には閉まっていたカンティーナ兼ケーキ屋さんに行ってみるとパイが盛りだくさん。どれも美味しそうだったけどピニョーリのパイとカプチーノを頂いて、ウィンドウショッピングしながらホテルに戻ってバス停に急ぐ。

フィレンツェの駅の横にある大きなバスのターミナルのチケット売り場でSIENAまでの券を買って3時のバスに乗り込む。バスは超満員、1時間でSienaに着くはずが交通渋滞でフィレンツェの市内を出るまでに1時間近くかかってしまい、Sienaに着いたらもう真っ暗で5時過ぎ。

バス停から荷物をがらがら引いて、大雑把な地図を頼りに店が立ち並ぶ小道を歩いてホテルを探すけどなかなか見つからず、通りかかった警察官につたないイタリア語で道を聞いて「タバコ屋の角を曲がった所」と言われたのはわかったけど、タバコ屋が見つからない。雨の中、たくさん荷物を抱えた主人がだんだん不機嫌になって、けんかしそうになりながらやっとこさホテルに辿り着く。

家族経営の小さなホテルだけど部屋は広くて快適そのもの。早速、フロントに降りて行ってフロントのおばちゃんたちに妹君お勧めのレストランの場所を確認した。傘をさして30メートルくらい歩いたら、後ろからおばちゃんの呼び声。「Telephono〜〜♪」うちの主人に仕事の電話。わざわざ追いかけて来てくれた。

ホテルはこれまたロケーションがよく、カンポ広場まで歩いて1分。雨の中、カンポ広場を散歩してからレストランを探す。イタリア人は食事の時間が遅いけど、Sienaは田舎だし結構早く食べるんだよと妹君が言ってたけど、7時のレストラン、私たちが一番乗り。お勧めの料理を頂いてみる。前菜にはパイ、海老のパスタ、ラムの煮込み、どれも美しい盛り付けでお味も繊細。最後の栗のムースも美味〜〜♪

厨房を見るとどうやら日本人の見習さんがいるらしい。ウェイターに聞いてみると近所に日本人経営の料理学校があって、そこから派遣されてくるそう。どうりで日本のイタリア料理屋さんのような盛り付けだと気付いてちょっとがっくり。それにしてもウェイターさんのかっこよかったこと。

ウッフィッツィ美術館からポンテ・ベッキオをパチリ

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2004-01-20 ちょっくらイタリア旅行 5日目


朝は何だか機嫌が悪い。雨も降っていてお出かけしたくない気分なんだけど、今日は主人の友人のフランチェスコがフィレンツェまで車で送って行ってくれると言う。

9時半に待ち合わせの場所には到底間に合うわけもなく、行きたくなくてだだをこね部屋にろう城すること3時間。主人を困らせホテルのオーナーも巻き込み、結局はフランチェスコを4時間待たせ、すったもんだの後、フランチェスコに近くのOttavianoの駅まで迎えに来てもらう。

Ottavianoは昨日のサン・ピエトロの近くの駅だからホテルからすぐなんだけど、タクシーを呼んでしまったので、仕方がない。駅の近くでコーヒーなど飲みながら待つこと30分、フランチェスコは怒りもせず来てくれた。ミラノのコンベンション用に機材を詰め込んだアウディのライトバンの後部座席に乗り込む。

崖っぷちに立つ町、城壁に囲まれた町、遠くに見える教会、ローマを出て窓の外を走る美しい景色を眺めていると、やっぱり車で移動してよかったという気分にはなる。Orvietoを通り過ぎたあたりから風雨がきつくなり前が見えないほどのAuto Stradaを140キロでばんばん飛ばす。

途中で有名なブッテラに立ち寄ってランチを頂く。高速のexitから1分の所にあるこのレストランは旅行者でほぼ満席。後ろの席にはエロスという歌手の元奥様ご一行が食事中。ブッテラはイタリア版ステーキハウスなのに、お肉の焼き方(レア?ミディアム?)なんて聞かれず、当たり前のようにミディアムレアが出てくるらしい。サイドにオーダーした豆料理、軽くオリーブオイルをかけて食べると飛び切り美味しい。

トスカーナのなだらかな丘を見ながらフィレンツェに到着したのが5時。さすがにフィレンツェは寒い。ローマより5度は低く感じる。フランチェスコにどこかの広場で降ろしてもらって、地図を頼りにホテルを探す。道が縦横無尽に交差してわかりにくいことこの上ない。ホテルは妹君が予約しておいてくれたPalazzo Benci。駅前でメディチの礼拝堂の横にあり、Duomoまで5分とかからないし観光名所は徒歩圏内と絶好のロケーション。古いけど掃除は行き届いているし部屋も大きくてバスルームも広いから充分満足。

タオルは大判でリッチな生地というアメリカの生活ゆえか、イタリアに来て以来、薄手のワッフル織のタオルがたよりなくて仕方がない。ココのタオルだけどこれまた薄い。バスタオルというのに生地自体はレストランのナプキンのよう。ま、郷に入れば郷に従えか。

時間がないのでDuomoに急いだけどもう閉館時間で入れてもらえない。クーポラには上がれますよ、300段ちょっとだけど、、、と聞いて、昨日のバチカンのクーポラを思い出して断念する。帰りにリナシェンテのデパートで主人の両親にAlessiのキッチングッズをお土産に買って、夜のPonte Vecchioを見に雨の中を歩く。

遅いランチのせいでお腹も減らず、ホテルの隣にワインバーがあったのでそこで軽くすませる。ワインバーのご主人が若い頃のロバート・デニーロそっくり。ケーキはアプリコットのタルト、何だか出来合いで美味しくなかったような。

ダイヤルアップのインターネットが使えず、フロントに尋ねると近くにインターネット・カフェが3つもある。雨の中、主人はラップトップを抱えてインターネットカフェへ。どうやら彼は、来週ドイツ、イギリスに出張するとかでミーティングのセットアップに忙しい。

フィレンツェのドゥオモの広場でパチリ。端っこは私。

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2004-01-19 ちょっくらイタリア旅行 4日目


朝起きて早速4階にあるブレックファスト・ルームに向かう。エレベーターは旧式で、自分でパタパタと折りたたみ式の二重ドアを開けて、ボタンを押し、4階に到着したまではよかったけど、そのままブレックファスト・ルームに入るや否や、エレベーターのドアを閉めていなかったことを「厳重注意」される。ドアを閉めた状態にしておかないと、動かないという当たり前の事なんだけど、初めて使用する旧式リフトに気を取られてすっかりおざなりにしてしまったのでした。

ホテル・ダフネのブレックファスト・ルームは明るく爽やかなモダン・イタリアン。朝食にはクロワッサン、チョコレートのパウンドケーキ、ヨーグルト、りんごなど盛りだくさんのバッフェ・スタイルでお手伝いの人がジュースやカプチーノを運んで来てくれる。快適。

このホテルの利点は地下鉄の駅の上にあるというだけでなく、電話は部屋にないかわりに携帯電話を貸してくれる。海外通話も安いし、道に迷ったり、困った時にはホテルかホテルのオーナーにスピードダイアルできる。超極楽。おかげで、妹君からしょっちゅう所在確認の電話が入り、その度に名所案内が聞けてラッキー。

地下鉄に乗ってVaticanへ。昼近くなので予想された混雑はなく、すんなり入館できて早速、古代芸術鑑賞。ガイドブックに従って「ラオコーン」「ヘルメス」などの彫刻群のあとラファエロの間を通り過ぎて、お目当てのシスティーナ礼拝堂に到着。壮観な天井画に圧倒されしばし我を忘れる。歩き回って空腹に耐えかねて美術館内のカフェでスナックを食べ、郵便局でオキマリのバチカンからの絵葉書を出し外に出る。

なんとサン・ピエトロ大聖堂まで塀の外をぐるりと歩いて10分。大聖堂の中はまるで美術館、ミケランジェロのピエタ像や彫刻を鑑賞して、クーポラに登る決意を固め、エレベーターに続いて階段を200段以上えっちらおっちら一番上に辿り着いた頃には足はがくがく。バチカン市国の、市庁舎や美しい広場が一望できる。その後は地下の法王のお墓を見学。彫刻された石棺が並ぶ。

サンタンジェロ城に行く気力は失せ、そのまま地下鉄でスペイン広場まで戻りCaffe Grecoでコーヒータイム。1760年創業という古く美しいカフェでケーキも美味しいけど17ユーロは高い気がする。そこらのバールなら5ユーロくらいな物。

とりあえずVia Condottiのブランドショップを見学してからホテルに戻る。ディナーは妹君がIl Moccolettoに連れて行ってくれた。グリル料理が美味しい店で、自慢のフォッカッチャを食べ、3人で色々な種類のお肉のミックスグリルやサラダをいただいた。何を食べても美味しくてヘルシー。

サン・ピエトロ大聖堂の一番上からパチリ。

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2004-01-07 ちょっくらイタリア旅行 3日目


朝、ホテルをチェックアウトしてメトロの駅の近くにあるホテルまで荷物をころがしながら歩いて向かう。スーツケースのホイールがコブルストーンの間をうまく動かず、しかも雨まで降ってきて、主人が大きな荷物を両脇に抱えて走る走る。。。こんなにパワーある人だったのって実感する。

今日から2日間滞在するホテルはアメリカ人の奥さんとイタリア人の旦那さまの経営のB&B。ワイヤレスのインターネットが使える!と主人はおおはしゃぎ。お部屋はモダンなイタリアンで快適。隣にピザ屋があって主人は早速ピザのランチ。空腹に、背に腹は替えられずピザ生地に生ハムとマッシュポテトをはさんだサンドイッチを食べてみる。ピザ嫌いの私でも美味しいと感じる。

早速メトロの駅に行く。自動販売機のチケットがなかなか上手く買えず、そう言えば妹君が売店で買った方がいいよと言ってたことを思い出す。自販機にお金を飲み込まれるから、、とか。ようやく買えて、メトロで移動してコロッセオに。雨が一層強くなり、コロッセオの前でトルコ人のお兄ちゃんたちが売ってる傘を2つで5ユーロに値切って買う。

コロッセオは壮観。「グラディエーター」を思い出しながら最上階をぐるりと回って見学。道をはさんだ向かいにあるフォロ・ロマーノに移動。世界最古の植物園を見て、遺跡の間を散歩して階段を上がり、美術館の前で雨宿り。ピアッツァ・ベネッチアにある建物はまるでウェディングケーキみたいって妹君の彼氏が言ってたっけ。まさにその通り。再びメトロのコロッセオ駅まで遺跡の間を歩く。どこもかしこも遺跡ばかり。

夜は主人の友人のフランチェスコが奥さんのクラウディアと一緒にディナー。妹君の運転でローマ郊外のレストランへ移動。ローマ市内を出た途端いきなり閑散とした田舎の風景の中にクラシックなレストラン登場。またまたローマ料理で、これでもかというくらい食べさせられる。パスタは嫌いだけど、カルボナーラのあまりの美味しさに感激。ラム肉も柔らかくて美味しかったなぁ。フランチェスコ君、葉巻はいかんだろ。煙がアンティパストのビュッフェの上をうろうろ。。。

フォロ・ロマーノでパチリ

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いらっしゃいませ、全然更新してなくてすみません。街中の遺跡には圧倒されますよ!是非是非、お訪ねくださいませ。ご飯の量はたいして多くなかったかも。 / くらら ( 2004-01-21 03:39 )
こちらでははじめまして!この遺跡写真を見てイタリアに行きたくなりました(^^無造作に転がっている石柱?に歴史を感じました。ご飯もおいしそうで…量は多そうですが; / たまご ( 2004-01-14 00:35 )

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