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絵子縁の「歌は世につれ、世は歌につれ」

相変わらず不良アマチュア音楽評論家の絵子縁が織り成す音楽日記です。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2006-10-04 アイドルマスターというゲーム
2006-09-09 書かなくなってもう3年経つんですね
2003-06-19 ついにクラフトワークが‥‥!
2003-03-23 平沢進の反戦行動
2003-02-20 t.A.T.u.のロシア語盤ファーストアルバムを入手
2003-02-12 t.A.T.u.が話題になっているわけだが
2003-02-03 1月に買ったCDの枚数
2003-01-05 2002年を振り返って
2002-12-12 WILD SKETCH SHOW@SHIBUYA-AX
2002-12-07 CCCDについて思うこと。


2006-10-04 アイドルマスターというゲーム

 ゲーセンに「THE iDOLM@STER」という去年の7月に稼動してからもう1年2ヶ月と息の長いアイドル育成ゲームがあります。
 結論から言うとこのゲームにはまっている訳ですが、この音楽ヲタの人間がどうしてこのゲームにはまったかというと、「自分がプロデューサーになってアイドルを育てる」という目的もさることながら、楽曲やBGMもなかなかいい感じのものが揃っていて、それを聴きたいがためにやっているというのがあるんですね。あと、ドジっ娘、ボクっ娘、ツンデレ、悪戯好きの双子、ワンテンポじゃすまないくらいのおっとり娘、ストイックに歌を追求する真面目な娘、委員長タイプの娘、引っ込み思案で失敗すると穴を掘ろうとする娘、貧乏なんだけど素直で明るい娘といった個性的なアイドルたちの存在もそうですが。

 でも、一人(もしくは最大3人組)のアイドルを育てる間には3曲しか選べない訳で、しかも選曲次第で育てているアイドルのパラメータも変えないといけないというのもあるので、つい選択する楽曲が偏りがちになってしまったりして(笑)。

 まぁ、それはともかく、この「THE iDOLM@STER」のサウンド担当の方々のインタビュー記事を読むとYESとかトレバー・ホーンとかそういった'80年代の洋楽を彩ってきたアーティストの名前が出てきたりして、それを踏まえながらそれぞれの楽曲を聴いてみると、「あぁ、なるほどな」と思えてしまったりして、なかなかどうして、といった感じです。

 ゲームの中では2分強のヴァージョンでまとめられているのですが、関連でリリースされているCDにはすべての曲のロングヴァージョンが何枚かのCDに収録されていて(そこら辺がこういうタイプのゲームの販売戦術にだまされているようなぁ、って思いますけど(笑))、それはそれでまた違った面が楽しめていいんですよね。

 夏の海をテーマにしたポップチューンの「太陽のジェラシー」、ドラマティックなバラードな「蒼い鳥」、ハードボイルド調なデジタルサウンドの「エージェント夜を往く」、ジャジーな雰囲気漂うバラードの「9:02pm」、一昔前のデジタルポップな曲調の「First Stage」、タイトル通りの前向きで明るいポップな「ポジティブ!」、そして正統派アイドルポップな「魔法をかけて!」、これもアイドルポップ系だけど、どちらかというと中高生的おしゃれ系な「Here we go!!」、電気グルーヴが作りそうな感じのテクノトラックの「おはよう!!朝ごはん」、そして一昔前のジュリアナ系とパラパラ系を混ぜ合わせたようなダンスチューンな「THE IDOLM@STER」とどれも魅力的な曲ばかりなので(しかも、ゲームでは全員分のトラックが用意されているという凄さ!)、曲選択の時には何を選ぼうか迷ってしまうのです。

 で、来年の1月にはXbox360用でも出るそうなので、もう今から楽しみにしちゃっている自分がいたりして(笑)。なにせ、1キャラ増えて、曲も5曲増えるそうなので。

 しばらくはこの熱から冷めそうにありません(オイ)。

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"鯨に愛を" / 八百八@お久しぶり ( 2006-10-09 19:48 )

2006-09-09 書かなくなってもう3年経つんですね

 まぁ、実を言うとその間色々とあったわけですけれども、それについては書いてもあまり面白くないので何も書かないことにします。

 そういえば、最近国際天文学連合(IAU)っていう胡散臭い団体が冥王星を惑星のカテゴリから外したことによりサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルのホルスト「惑星」+マシューズ「冥王星」のCDが売れに売れているとかという話が出ているそうで。

 僕自身、そんなことがあろうがなかろうがホルスト「惑星」が好きな人なので思わず買ってしまったわけですが。
 で、この一緒に入っているマシューズの「冥王星」と言う曲が一緒に入っている「惑星」のCDって、僕の知る限りだと1枚か2枚ぐらいなんですよね、実際。だから、そういう観点から言っても珍しいCDでもあるし、今回出たラトル指揮のそれは本来なら新惑星としてリストアップされるはずだった4つの星をモティーフとした曲も入っているということで、「惑星」好きとしては今から聴くのが楽しみだったり。
#まだ聴いてねーのかよ!>俺

 「惑星」と言えば、最近では平原綾香の「Jupiter」が有名なのですが、ただでさえも難しいあの曲を秀逸に、そしてある意味平原綾香を超えているカヴァーを聴く機会がありまして。
それは、如月千早と言うアイドル歌手のバースデー企画カバー・ソングCD「Gratitude〜感謝〜」と言う奴でして、これには杏里の「オリビアを聴きながら」とか「空へ…」という「ロミオの青い空」というアニメの主題歌のカヴァーと共に収録されているのですが、最初のフレーズを聴いて背筋がぞくっとするくらいの重みのある声で歌い上げる様は、ホントすごいものがあります。まぁ、個人的には僕はカヴァー容認派だけど、オリジナルを超えるものはそれほど存在しないことは判っているのですが、これはオリジナルを超えてます。えぇ。

 だけど、残念なことに、このCD、限定品ですので今は入手することが出来ません。ヤフオクでたまに見かけても1万円は下らない値段になっていて余程の覚悟がないと手に入らない代物になってます。まぁ、理由は「如月千早」という名前をググってくれれば判りますけどね(笑)。

 でも、中身はすばらしい作品なので2、3千円辺りで入手できたら買って聴いてみることをお勧めしますよ、えぇ。

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どうもお久しぶりです。でも、僕も今回の日記を書くまで1年以上見ていませんでしたから、そういう意味では何やってるんだ?!といった感じなわけですけど(汗)。 / 絵子縁 ( 2006-10-04 20:28 )
ご無沙汰しています...僕もいい加減本格復帰せねば...と思いながら最近はツッコミ専門になってます。 / マイケル ( 2006-09-13 15:54 )

2003-06-19 ついにクラフトワークが‥‥!

 ニューアルバムを7/21に発売するようで。
 前のオリジナルアルバムである「エレクトリック・カフェ」がリリースされたのが1986年だから、実に17年ぶりの新譜となります。
 17年の間にも事ある毎に「ニューアルバムが出る」と噂をされながらもいつの間にか消えていきつつも、リミックス・アルバム「THE MIX」やシングル「EXPO 2000」のリリース、そして坂本龍一が中心となったプロジェクト、N.M.L.に参加したりと精力的なのかそうでないのかよくわからない、ある意味「大瀧詠一状態」になっていただけに、このニュースは嬉しいながらも未だに半信半疑であるわけで。
#何せ、一度完成間近のアルバムを没にした、という前科を持っているわけですし。

 とはいえ、少なくとも7/7にアルバム先行シングルとして「Tour de France 02」が出るそうで、アルバムにはその別ヴァージョンを中心に新曲が3,4曲が収録されるそう。とすると「EXPO 2000」とか、少し前の来日公演で演奏されていた「トライバル(?)」なども収録されるのかなぁ?と期待しております。

 しかし、彼らのCDはEMIからリリースされているので、無事にアルバムが出ることが決まってもCCCD(と書いて「欠陥商品」と読んでください)でリリースされる可能性が非常に高いわけで、今からジレンマに陥っている状態なのであります。
 アナログで出てくれたら迷わずアナログで買うと思うけど‥‥うーむ、悩んでしまう。

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補足:シングルはCCCDの模様。また、日本盤は9/10頃発売らしいです。 / 絵子縁 ( 2003-07-09 08:10 )

2003-03-23 平沢進の反戦行動

 アメリカとイラクの戦争が始まるか始まらないかの時期に、グリーン・ナーヴという平沢進およびP-MODELのFCから以下の内容のメールが送られてきました。


音楽配信による「殺戮への抗議」と銘打ち、
MP3楽曲の無料配信を急遽、実施致します。
主旨等、詳細は
http://www.s-hirasawa.com/nowar/
を御覧下さい


 内容は、平沢氏の楽曲2曲を「戦争に対する抗議」(彼自身は「殺戮への抗議」としていますが)として無料配信する、といったものなのですが、これが一部で大きな話題になってしまったようで(いや、僕も議論にあまり直接関係ないところでですけど、ちょっとだけ参加しましたが(汗))。

 http://slashdot.jp/article.pl?sid=03/03/18/1245256&topic=52&mode=nested

 しかし、ここでの議論を見る限り、現在の日本ではこういった行動をすると「売名行為」とみなす人間が結構いるんだな、と思うわけです。逆に反戦を目的に作った曲じゃないのにそれに近い意味合いを持ったキーワードがあるというだけで「反戦歌」として持ち上げられている曲もあるわけで。

 で、結局平沢氏の場合は平沢氏の思うところがあって、それを表明するために「音楽配信」という彼にとって一番やりやすい形で実行したわけで、ファンはもちろんのこと、彼の事を知っている方にとっては「売名行為ではない」という事はわかるのですが、知らない人にとっては「自分の知っている人間以外がやることは(有名になるための)売名行為だ」と決め付けている部分があるのかも知れないのかなぁ?と思うのです。

 どっちにしろ、日本人の悪いところが上記URLには滲み出ているといったところでしょうか。

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2003-02-20 t.A.T.u.のロシア語盤ファーストアルバムを入手

 「おふろのかぞえうた」CD化希望!

 ‥‥といきなり意味不明なことをオープニングに書き出したくなる年頃の絵子縁です。

 さて、前回ロシアの女の子デュオ、t.A.T.u.についてちょっと書いた訳ですが、その直後あたりから色々な動きが出てきたようで。
 色々な意味でPVでのキスシーンが話題となっている「All The Things She Said」が英国チャートで3週連続1位になったりとか、ユーリャ(黒髪ボーイッシュの方)が脱退するだのしないだのという話題で持ちきりになったり、スミスのモリッシーやジョニー・マーが(インターナショナルヴァージョンの)アルバムで彼らの代表曲のひとつである「How soon is now?」を取り上げたことについてコメントしていたり、3月にプロモーション来日するかも?!という話もあったり(それに因んでかどうかは知りませんが「t.A.T.u.ガールズ募集!」なんてものもやっているようで)‥‥と、日本でも彼女らの人気が出始めている模様です。

 で、そんな最中、amazon.co.jpで注文したt.A.T.u.のファーストアルバムのロシア語ヴァージョンが届いたので聴いてみました。
#ちなみに本国ロシアでは「Тату」と表記されております。
 CDケースに貼られていたシールには「Russian pops meets Prodigy」と書いてあり、イメージ的にはかなり過激な感じではあるのですが、実際サウンドの方は(プロディジーと比べたら)おとなしいです、全然。また、ロシア語盤にしか収録されていない「Robot」という曲について、何処かで「Y.M.O.っぽいサウンド」と評していましたが、どの時期のY.M.O.にも当てはまらなくてちょっとがっかり、といったところでしょうか。
 でも、サウンド的には一昔前にチャートを賑わせた様な懐かしい感じにまとめられており、あと、ロシア語という耳慣れない言葉で歌われていると言う真新しさがなかなか心地よい感じで、個人的にはまぁまぁ、といった感じです。

 あとは、ロシアで発売されているインターナショナルヴァージョン(現在輸入盤で出回っているものとの違いはジャケットだけですが)と3/5にリリースされる日本盤(インターナショナルヴァージョンがベースとなっていますが更にボーナストラックが収録されます)の発売を待つのみです。

 それにしてもまさかここまではまるとは思ってもみなかったよ(汗)。

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もうひとつ烏丸さん>日本盤のCDジャケットについては確かに扱いが困りますね。仕方がないので僕はケースと共に外袋に入れて保管していますが。 / 絵子縁 ( 2003-03-10 18:30 )
烏丸さん>遂に購入されましたか。ジャパニメジャケットは確かプロモ12"のみの奴なんでなかなかお目にかかることが出来ない代物だったりするのですが。それはさておき、確かにトレヴァー・ホーンがプロデューサーとして参加しているにはしていますが、実際は思っているほど影響がなかったりするのがアレなのです(汗)。 / 絵子縁 ( 2003-03-10 18:26 )
追伸。日本版には,パソコンで見られる(噂のキスシーン入りの)MTVとインタビューやライブシーン入りの動画データが入っていますね。チェックのミニスカート写真のCDジャケットは,CDケースの外側を単に二つ折りで覆っていただけなので,ケース内にしまうことができない……どうしたらいいんだろう。 / 烏丸 ( 2003-03-07 01:13 )
今日Amazoneから届きました……これは日本版(英語)。ジャパニメ,それもエロアニメふうのジャケットのものもあるのですね。全体にとても懐かしい印象があるのは,トレバー・ホーンだからでしょうか。当たりでした。ありがとうございます。バグルスの"I am a camera"あたりを歌わせてみたい感じです。 / 烏丸 ( 2003-03-06 02:08 )

2003-02-12 t.A.T.u.が話題になっているわけだが

 どうも、絵子縁です。

 最近、巡回先の音楽系サイトやCDショップなどでt.A.T.u.(タトゥー、と読みます)の名前を良く見かけます。
 そんな訳で、気になったのでちょっと調べてみたところ、

 ・ロシア出身の女の子のデュオ
 ・服装に日本のサブカルチャーの影響あり(女子高生の制服風衣装やアニメジャケットなど)
 ・サウンド・プロデューサーとしてあのトレヴァー・ホーンを起用
 ・二人ともビアンでヴィデオでもステージでも抱き合いながら唇を重ねあっている
 ・こんなことをしているからUKチャート1位をとりながらもヴィデオは放映禁止の危機にある

と言った感じです。

 まぁ、これだけ見てみるといわゆる話題作りばかりで肝心の音楽がおろそかになっていないか心配になるのですが、実際に聴いてみるとなかなかどうして、'80年代のテイストが美味い具合に現代の荒廃的なサウンドと融合している感じ(いや、むしろロシア版「Yellow Generation」と言っていいかも(笑))で、結構僕好みだったりする訳で。
 でも、僕自身は現在ヒットしている「All The Things She Said」よりはアルバムの最初に入っている「Not Gonna Get Us」やスミスの「How Soon Is Now?」のカヴァーが結構良いと思ってます。

 サウンド的には'80年代好きやYellow Generationのようなコンセプトが好きな方にとっては結構いけるのでは?と思うので、是非ともチェックしてみてください。

 ‥‥と言っておきながら、実を言うとまだアルバム自体は入手していなかったりするわけで(爆)。
(実は、ロシア語版と英語版(現在出回っている輸入盤とはジャケ違い)をロシアから取り寄せている最中でして、購入を控えているのです。それでいて3/5発売の日本盤も購入予定だし(ぉぃ))

 最後に、t.A.T.u.に関連するサイトを紹介しておきます。

 ・t.A.T.u.のオフィシャルサイト(PVを見ることが出来ます)
  英語:http://www.tatugirls.com/
  ロシア語:http://www.tatu.ru/main.shtml

 ・ユニヴァーサルミュージックのt.A.T.u.紹介ページ
  http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/tatu/index.html

 ・All About Japan[テクノ]のt.A.T.u.特集
  http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20021225/

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2003-02-03 1月に買ったCDの枚数

 どうも、絵子縁です。
 この間ここで「去年よりも購入するCDが少なくなってしまう」旨の内容を書いたと思いますが、結局、先月の間に購入したのは15枚。

 結構買っているやん!‥‥と突っ込みいれられそうですが、そのうち10枚はYMOのオリジナルアルバムの復刻盤でして、それがなければ例年よりもかなり少ない枚数だったりします(多分、それでも常識的観点から見たら結構買っているかもしれませんが)。そういうこともあって、先月は珍しく買ったCDを把握しているわけで。
 そんな訳で、今回は備忘録代わりに先月買ったCDをネタにしてみようかと。

MAGIC NUMBER/KICK THE CAN CREW
 今年初めて買ったCDがこれです。
 個人的に最近の日本のラップ系のグループの中ではサウンドのセンスが良い、と言うことと、その中でも一番好きな「sayonara sayonara」が収録されていると言うこともあり買ったわけですが、どの曲もサウンドのセンスのよさが伺われ、なかなかの佳作だと思います。

POP MUSIC/OVERROCKET
 女性ヴォーカルをフィーチャーした3人組の日本のテクノ系ユニットのセカンドアルバムなんですが。
 このCD、'80年代初期のテクノやニューウェーブ好きにはたまらないCDです。
 1曲目からミュンヘンサウンドを彷彿させるのは序の口で、全体にわたってテクノを介した「ポップミュージック」を展開していて、'80年代の音楽を聞いて育った僕にとっては懐かしく感じます。
 個人的にはもう既に今年のベストCDの上位に入れていい位の作品ですね。

The Power To Believe/King Crimson
 イギリスのプログレバンド、キング・クリムゾンの最新アルバムで、今回は「ヌーヴォー・メタル」と称したポップよりのメタルサウンドと言った感じの内容でした。
 個人的には今回のアルバムよりは「ダブル・トリオ」と呼ばれていた6人編成のキング・クリムゾンの頃のサウンド(「スラック」とかそこら辺)の方が余程メタルっぽいハードさを持っていたような感じがしてあまりぱっとしなかったのが正直な気持ちです。
 やっぱ、トニー・レヴィンとビル・ブルフォードがいないと個人的にはちょっと物足りない、と言った感じでしょうか(一応トニーの方はアルバム発表後に復帰したそうですが)。

YMOの旧譜(全10作品)
 これは次回あたりにでも詳しく書きます。

月天心/一青窈
ザ☆ベスト/キャロル
 この2枚は買ったばかりでまだ聞いてないです。
 機会(&気に入った部分)があれば改めて別の機会に書きます。

 とまぁ、こんな感じですね。

 2月は今のところスケッチ・ショウのシングルを買う事は決定しているので少なくとも1枚は購入する予定ですが、実際にはどれだけ買うんだろうなぁ?と思いつつ、今回はこの辺で。

先頭 表紙

八百八六助さん>そうですね。確か、1/22発売予定だったのが、1/22当日に回収され、再発売は1/31(一部では2/1頃)でしたから。でも、あの時のレコード会社の手際と心意気は気に入りましたね。残念ながら、そこのレコード会社は何枚か欠陥商品を発売していますが(泣)。 / 絵子縁 ( 2003-02-06 12:47 )
もうひとつ烏丸さん>まぁ、確かに初期の頃はメンバーの入れ替えが激しかったのは確かですね。でも、初期でもきちんと聴いているのはファーストと「レッド」だけだったりするので、別段気にしていなかったり(汗)。で、時期の呼び方なのですが、僕自身はファーストから「Red」までが『第1世代』、'80年代の奴は『第2世代』、そして'90年代〜現在は『第3世代』(正確には今は3.5世代?!)と勝手に呼んでおります。 / 絵子縁 ( 2003-02-06 12:44 )
烏丸さん>あら、そうだったのですか‥‥それは驚きですな。でも、その頃の記憶ってあまりないなぁ。ハリー・ベラフォンテが好きだったという事ぐらいしか(ぉぃ)。 / 絵子縁 ( 2003-02-06 12:39 )
キャロル,回収騒ぎのあと,もう再発売されたんですよね. / 八百八六助 ( 2003-02-04 23:33 )
クリムゾンに関しては,ヴォーカルをとっかえひっかえするのが身上じゃなかったのかよー,てなことを最近思います。それにしても,どのへんで初期,後期と分ければよいのやら(個人的には最初の4枚が初期,次の3枚が後期,残りが全部晩期なんですが)。 / 烏丸 ( 2003-02-03 01:22 )
今考えても不思議なんですが,キャロルって「あの」NHKが,特番やライブを放送しているんですね。当時,なんの違和感もなく見ていましたが,今思えばけっこうびっくりです。 / 烏丸 ( 2003-02-03 01:19 )

2003-01-05 2002年を振り返って

 あけましておめでとうございます。
 絵子縁です。

 皆さんはお正月をどのようにお過ごしになられましたか?僕はパソコンのセットアップに終始しています。
 新年早々パソコンがおかしくなり、何度か再インストールたらなんやらとやっているのですが、どこか直ったらどこかがおかしくなる、と言った感じでかなり困っている最中なのです。知り合いは「Windows2000は一番安定している」とのことだけど、全然安定していないじゃん!、と新年早々愚痴っております。

 さて、今回は昨年リリースされたアルバムの中で個人的に気に入ったアルバムや楽曲について書き記そうかと思います。

 まずはアルバムについてですが、この3枚が個人的にはお気に入りですね。

・小沢健二「eclectic」
・SKETCH SHOW「AUDIO SPONGE」
・SIGAR ROS「()」

 小沢健二の「eclectic」は以前の作品と比べてサウンド的にかなり洗練されており、むだな音のないシンプルな構成にちょっと驚きつつも、かなり安心して聞けた1枚ですね。
 特に「麝香」はシングルカットされなかったのが不思議なくらいに完成度が高い作品ではないかと思うくらいです。

 SKETCH SHOWの「AUDIO SPONGE」は高橋幸宏・細野晴臣の元YMOのメンバーによるアルバムですので、少なからずともYMO路線を期待していた訳ですが、実際聴いてみると「BGM」や「テクノデリック」の頃の一番YMOらしかったサウンドにプラスして大人向けのポップスも織り混ぜた構成がある種のメリハリをつけている様で、今年後半は結構聞き込んだ1枚であります。
 ちなみにこのアルバムでの一番のお気に入りは「Do you want to marry me?」で、この曲が流れ始めるとほっとするような安心感がある「癒し系のサウンド」と言ってもいいでしょう。

 シガー・ロスの「()」はタイトルも楽曲名も存在しない、ただサウンドだけが存在する様なアルバムで、サウンド自体もプログレの様でいてちょっと違うような何とも形容し難い感じですね。似たようなサウンドを奏でるバンドに「ゴッドスピード・ユー!・ブラックエンペラー」というバンドがいますが、それもそれで判る人にしか判らないバンドですので、サウンドを言葉で表現するのが非常に難しいです。強いて一言言うのであれば、内に秘めた情熱を静かに奏でるような、そんな感じのサウンドですね。
 でも、残念なことに、日本盤は欠陥商品ですので、お聴きになるのであれば輸入盤での購入をお勧めします。

 アルバムではこんな感じですが、シングルではこの3曲でしょうか。

・KICK THE CAN CREW「SAYONARA SAYONARA」
・キンモクセイ「車線変更25時」
・クレイジーケンバンド「まっぴらロック」

 「SAYONARA SAYONARA」はだれが何と言おうとバッキングトラックに尽きるでしょう。普通、このようなラップものと言うのはライムとバッキングトラックのアンバランスが目立ちやすいものなのですが、これに限って言えば、'80年代のニューウェイブを連想させるようなバッキングトラックが目だっていながらもすんなりとライムに耳を傾けさせるような作りがどちらに偏重もせずバランスの良い作りになっているのが結構良いですね。個人的には今年度のNo.1です。

 「車線変更25時」は素朴な印象のあるキンモクセイのサウンドとはかなり趣の異なるディスコサウンドが特徴的で、実際にプロモーションではそれを強調していた訳ですが、個人的な印象としては深夜放送で初めて聞いたせいもありますが、どちらかというと「走れ歌謡曲」で流れていたような歌謡曲の印象が強いです(笑)。
 でも、キンモクセイの強みである素朴でわかりやすいサウンドとものの見事に融合していて、何度聴いても飽きが来ないですね。

 あとクレイジーケンバンドについてはこれよりも「クリスマスなんて大嫌い!なんちゃって」の、いわゆる正統派なポップスの方が印象として残っている方が多いと思いますが、女の一生をコミカルに、しかも「ロック」とタイトルに銘打っておきながら曲調はボサノヴァというユーモア満載な彼らのサウンドを象徴しているこちらの方が個人的にはお気に入りです。

 さて、今年は去年以上に各メーカーがこぞって欠陥商品を出してくることもあり、去年よりも購入するCDが少なくなってしまうのですが、それでもできるだけ良質な作品を紹介していきたいですね。

先頭 表紙

八百八六助さん>キューバですか。結構あそこの音楽というのは古臭さがありつつもなんか心に響くものがあって、音楽とは何かを考えさせる事が多々ありますね。それに引き換え、日本は‥‥(以下略)。 / 絵子縁 ( 2003-02-06 12:50 )
Cuba のポップ歌手です.ノリはいいですが,結構寂しい歌. / 八百八六助 ( 2003-02-04 23:32 )
八百八六助さん>遅ればせながらありがとうございます。Lucreciaですか‥‥傾向としてはどんな感じのサウンドなんでしょうか?機会があれば1回聴いてみたいような気が。 / 絵子縁 ( 2003-01-17 12:42 )
お誕生日おめでとうございます.最近のお気に入りはLucreciaのAGUA.TOWER Recordで視聴した瞬間に購入を決定してしまった.買ったのは9月ぐらいだけど,それからかなり聞き込んでます. / 八百八六助 ( 2003-01-07 23:33 )

2002-12-12 WILD SKETCH SHOW@SHIBUYA-AX

 と言う訳で、去る12/9、SHIBUYA-AXにて開催された高橋幸宏と細野晴臣のユニット、SKETCH SHOWのライヴ「WILD SKETCH SHOW」を観に行って来ました。
 今回のライヴは初日(12/3)には坂本龍一がゲストで登場したことで「YMO揃い踏み」と話題になりましたが、最終日である9日はさすがにそう言ったことはなく、残念でした(当たり前じゃ)。個人的には教授は無理でもテイ・トウワが乱入するとふんでいたんですけどねぇ(ぉぃぉぃ)。

 ま、そんな妄想はさておき、肝心のステージですが、構成としては

 ・本人達の前説
   ↓
 ・ライヴメンバーとのステージ
   ↓
 ・DJブースでのパフォーマンス
   ↓
 ・アンコール(YMOナンバー)

と言った感じで、ライヴメンバーとのセッションではあくまでも「大人のポップス」を中心に、また後半で2人によるDJブースに上がってのパフォーマンスでは時にはクールに、また時にはやんちゃにパフォーマンスしている様子が印象的でした。

 で、一番気になる部分であろう「YMOナンバー」の演奏ですが、申し訳程度にしかやらなかった再生ライヴの時とは違い、結構フィーチャーされておりました。
 そこら辺をまとめておくと、オープニングでは、「メドレー(COSMIC SURFIN'〜SOLID STATE SURVIVOR〜体操)」のラウンジ風ヴァージョンをSKETCH SHOWの2人抜きで演奏し、中盤では、テクノデリックに収録されていた「灰色の段階」、本編最後では同じくテクノデリックから「Pure Jam」と結構渋めの選曲で攻めておりました。特に「Pure Jam」では、「Rydeen」をギミックとして入れていたり、昔のYMOで使用していた音を何げなく入れていたりと、ファンだったら思わず「にやり(^ー^)」とさせてくれる様なアレンジとなっておりました。
 アンコールでは、「CUE」と「中国女」の2曲を演奏し、「CUE」はオリジナルにはなかった自然で人間味のあるアレンジでが印象的で、また「中国女」の小山田圭吾のギターソロはどさくさに紛れてデヴィッド・ボウイの「チャイナ・ガール」のフレーズを弾いたりするお茶目さがなかなかおもしろかったですね。
 で、アンコールの最後に細野さんの「はらいそ」でクールダウンしつつ締めくくり、と言う感じで、選曲としては結構渋めのものが多かったですね。

 全体の感想としてはサウンド的には派手派手しいものはなく、結構地味な感じではありましたが、バンドサウンドにユーホニアムやフリューゲルホーンが何気に混ざっていたり、小山田圭吾お得意のエレクトロなサウンドが混ざっていることで「地味な中の異質さ」という居心地悪そうでそうでなかったりする面白さを感じることが出来ました。

 でも、観客の反応を見るとどちらかと言ったら「YMOナンバー目当て」的な人が多く、S.S.のナンバーではおとなしくして、YMOナンバーになった途端に身体を揺らし始めたり盛り上がったりする様を見て「やっぱりYMOの呪縛から抜け切れないんだろうなぁ」と思ったり。

 まぁ、そういう意味では課題は残りますが、個人的にはそこそこ楽しめたのでまぁいいや、と言った感じですね。

先頭 表紙

れんげさん>いえいえ、こちらこそ。お互いがんばりましょう!と言う訳で、高野寛つながりでYMOですか。確かに彼もYMO好きで有名ですからね。でも、僕の場合彼のつながりはYMOよりも顔長学ランおじさん(←素直にトッド・ラングレンと言いなさい!(笑))を思い浮かべてしまうんですよね。f(^^; / 絵子縁 ( 2002-12-18 07:56 )
はじめまして!先日はつっこみありがとうございました、とっても嬉しかったです。これからもぽつぽつ頑張りますのでよろしくお願いします。WILD SKETCH SHOWうらやましいです、私も行きたかった!ちなみに私は高野寛→高橋幸宏→YMOと辿ってきた若者です(苦笑)。 / れんげ ( 2002-12-16 00:09 )
ちなみに、来年の2月にリリースされる予定のS.S.の1stシングルは小山田圭吾@コーネリアスとのコラボレーションだそうです。もちろん、CCCDではありません(笑)。 / 絵子縁 ( 2002-12-12 01:52 )

2002-12-07 CCCDについて思うこと。

 どうも、元ブランキージェットシティ、現JUDEの浅井健一の大人気なさに閉口している絵子縁です。

 一体何がどうしたのか?というのは僕が説明すると長くなりそうなので、denki biribiriさんのサイトの以下のリンクをお読みください。

  ・JUDE浅井が、ジャパン編集長に暴行
  ・浅井健一VSロキオン もうバカばっかり
  ・浅井とJAPAN問題完結編

 とりあえず僕も野次馬根性で追いかけてみたけれども、たとえ色々とあったとはいえ、暴力を振るう事で相手を黙らせようとするいじめっ子の中学生がやりそうなことを浅井健一という30代後半の男は何のためらいもなくやってしまう事に「この男はいつまで経ってもお山の大将気分から抜けられないガキなんだな」という感想を持ってしまったわけで(そこがイイと言うかも知れないけど、そういったレベルから逸脱しているわけですからね、今回のは)。
 ま、もちろんそのお山の大将にいつまでもしがみつこうとしているロッキンオンジャパンもどうかと思いますけど。

 というわけで、ここからが本題(笑)。

 ここ最近、巷では「CCCD」なるものが出回り始めています。
 「CCCD」とは「コピーコントロールCD」と呼ばれているもので(詳しい解説はここを見てください)、簡単に言えば「CDに記録されている音楽データにエラー信号を混入させてPCを用いたコピーを防止する」ものらしいのですが、実際にはPCだけではなく、一部のオーディオCDプレイヤーやカースレテオのCDプレイヤーなどで再生できなかったり、再生できたとしても音質がかなり悪くなるというデメリットを持った欠陥品なのです。
 それでいて、もし、再生が出来なくてもメーカーは返品を受け付けないというふざけた姿勢で対応しています。
 ちなみにハードメーカー側はCCCDについて、規格外のものであるため再生を保証しないという見解を出しているところが多数を占めております。

 ですが、ここ最近はビクターやテイチク、そしてそもそものCD規格をフィリップスと共に作ったソニーも導入してしまい、日本のレコード業界は一気にCCCDの標準化という勢いで進んで模様です。

 そもそも、CCCDが導入された理由は'90年代から続いてきたミリオン乱発状態がここ数年でほぼ絶滅状態になるまでに売上が落ちてきたと言う現状の原因を「PCを用いたデジタルコピーの多発によるもの」とレコード会社は判断し、「著作権保護」という名目でPCからのコピーが出来ない様にするため、ということらしいのですが、自称「アマチュア音楽評論家」の僕の目から見て(それ以前に、音楽好きの方なら誰でも思うことですが)、ミリオンヒットの絶滅の原因は、

 ・消費者が音楽以外のものにお金をかけるようになった(例えば携帯使用料など)
 ・'90年代頃から目立ち始めていた「消費するための音楽の乱発」に消費者が価値を見出さなくなってきた
 ・レコード会社側が良質の音楽を提供する努力を怠っていること

にあると思うのです。
 特に2番目の原因はいわゆる「タイアップ」「リリース間隔の短縮」「同じ内容でジャケット違いなどのファン心理をくすぐるリリース形態」など、レコード会社側が「楽して売る」事を長年続けてきたツケが回ってきたとしか思えません。でも、現実には今年の唯一のミリオンヒットシングルである浜崎あゆみの「H」の様に計4種類(初回3種類+1種類)のジャケット違いという姑息な手段でミリオンヒットを取ると言う形で性懲りもなく楽している訳でして。

 結局、レコード会社は「良質の曲を提供する」という本来の目的を忘れ、「楽曲=金儲けの道具」としか考えないようになってしまっている限りは、CCCDで規制をしようとしても何しようよしても売上が上がることなんてありえないし、また、優れた楽曲であれば規制をかけなくても大ヒットする、というあたりまえのことを忘れてしまっていると思うのです。何せ、宇多田ヒカルの様に良質な作品を出している人の売上はあまり落ちていないのですから。

先頭 表紙

マイケルさん>ども、お久しぶりです。なるほど、今はこちらのほうにいらっしゃるんですか。と言うわけで、こちらこそよろしくです。 / 絵子縁 ( 2002-12-12 01:47 )
うわっ! お久しぶりです! 絵子縁さんがお休みの間に日本に帰ってきました。書かれている事をリアルタイムで確認できるのかと思うとちょっと嬉しいです。これからもよろしく。 / マイケル ( 2002-12-09 15:19 )

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