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猫うどゃし

猫のように飛び跳ねて、猫のようにすりよって、

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2006-11-13 うすら寒くなってきました。
2006-09-18 海が好き。
2006-08-27 免許証取得。
2006-08-14 猫も喜んでいる。
2006-08-07 頑丈な車に乗るべし! その2。
2006-08-07 頑丈な車に乗るべし! その1。
2006-08-03 新鮮な空気。
2006-07-19 会社人。
2006-07-14 アゲイン&アゲイン その2。
2006-07-14 アゲイン&アゲイン その1。


2006-11-13 うすら寒くなってきました。


お久しぶりです。いつの間にか書かないうちに2ヶ月が過ぎてしまいました。最近、友達に誘われて違う日記のサイトにチョクチョク書き込みをしていたので、すっかり、こちらの方をサボってしまっています。

仕事の方も、生活の方も、好調に過ごしています。サンタクルーズは、薄ら寒くなりましたが、一年中、やや寒い感じの温暖な気候がつづくのだそう。これ以上、すこし寒くはなるけれど、凍えるほどではない。今も、部屋の窓を開けて涼しい風を入れていますが、ちょうどいいくらいかな。風が潮風なので、しみじみな幸せ気分です。

最愛の猫達も、2歳の誕生日を迎えました。一歳の頃よりも、すこしだけ大きくなりましたが、がっしりとしたいい筋肉がついて、美味しそうな綺麗な猫に育ちました。毎日、猫同士で暮らしているだけあって、ものすごく甘える時もあるけれど、とても猫的であっさりした性格をしています。秋刀魚やキングサーモン、その他の魚介類を分けてもらっては、大喜びで食べています。


夏時間も終わって、一時間、時計をずらしました。アリゾナでは夏時間は導入していなかったので、人生初の夏時間−冬時間変換。朝の8時が7時になるわけです。最近は、朝型に代わろうと少しずつ朝起きる時間を早くしているのですが、おかげで少し朝、起きるのが楽になりました。ただ今の平均出社時間、7時半。会社の中でも朝型組、にはなってきましたが、一番早い人が7時出社なので、一番乗りは、なかなか難しい。競争しているわけではないのですが、なにか励みがあったほうが楽しいかなぁっと。

朝の実験室は気持ちがいいです。他の人がぞろぞろとやってくる前には重要な実験の大半は終わっているし、機械の待ち時間とかほとんどなくなるし。


会社が小さい分だけあって、会社に貢献すれば、発展する分だけ、自分の特になるし、どういう風にアプローチすればいいのか、とか自分の仕事の位置づけ見えてきたので、大分落ち着いてきた気分です。いろんな変化を送り込んでいるので、先輩サイエンティスト達との多少の摩擦はあるのですが(今までのアプローチの中の間違いを発見しちゃったりとか、よくあることですが)、少なくとも外から人が入って起こる摩擦とか刺激とかは会社にとってはよいことだ、とのアドバイスを上司から頂きました。

おかげ様で、のびのびとやらせてもらっています。



今日の言葉。

評判は最善の紹介状である。(ユダヤ格言)



しゃどう@写真は近所(アプトス)のビーチ。

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2006-09-18 海が好き。


仕事を始めてから、2ヶ月が経ち、すっかり慣れてきました。生活のリズムもできてきたので、週末は、近所のビーチや、観光地にバリバリと遊びに行ってくつろいだ生活ができています。勤務時間も、完全にフレックスで、休日勤務はゼロ。仕事が遅れがちなときは少し残業したりもするけれど、基本的には、定時に終われる。会社勤めって思っていたより、ものすごく楽ですね。天国!

職場の人間関係も、すっきりしていて、つき合い方もすごく楽です。小さな会社だから、お荷物的なスタッフを雇う余裕がない。(ひとりいるだけでも、致命的だし)というわけで、みな、キビキビと働いていてすごく気持ちがいいです。

サンタクルーズの周りには、北はハーフムーンベイ、南はモンテレイベイ、カーメル、と比較的高級なリゾート地と、眺めているだけで心が落ち着く砂浜が無数にある。北カリフォルニアのベイエリアって本当にいいところです。もうラブラブ♡


先週末、元上司のトマトの誕生日だったのを思い出したので、電話してみたら、思ったよりも喜んでくれました。アリゾナ時代に出していた論文とか本のチャプター書きの仕事がまだ少し残っているので、ちょくちょく連絡はしていたのだけど。この前、最後の本のチャプターのリーディングプルーフを提出した。後は発行を待つだけである。普通の投稿論文と違って、検閲や英語チェックがバリバリに入るので、最初のドラフトを書いてから本が実際に発行されるまでの時間は長い。

トマトが、締め切りを破る常習犯なので、発行予定日を遅らせている原因でもあるのだけど、それでも、なんだかんだいって、一年くらいかかっている。そういえば、昨年の今頃、このチャプターを書いている最中に、気分転換のつもりでテッコンドーのトレイニングにでかけて、足をグキリと捻ったのを思い出します。読み直していると、時々左足がうずきます…。

なんだかんだいって、学生時代を含めて出した本(すべて共著ですが)は4冊。悲しい事に、出版社が著者にくれるただ本は、一章につき、一冊。当然のように、トマトに没収される。専門書はやたらに高いので、お金を出して買うのももったいないし、ってんで、自分用には図書館から借りてきた本で我慢していたのですが、もう、大学の図書館にはアクセスはない。でも、手元に一冊ずつ、記念に持っていたいしなぁ、とぼやいていたら、実家にいる父が、転職祝いに買ってくれることになりました。

出版社に問い合わせたら、著者は、30−35%の割引で買えるそう。

でもね…本を書いたら、印税が入って得するっという思い込みが今まではあったのですが、著者にはお金が入らないどころか、本を買わされるっていうのが、なんだかずるい。儲けているのは、誰なのかしら?編集者?出版社?

まあ、いいや。深く考えるのはよそう。



今日の言葉。

人生が歌のように流れている時に楽しい気分になるのは容易だ。 だが、立派な男とは何もかもうまくいかない時でも笑える男だ。 (E.ウィルコックス)



しゃどう@写真は、モンテレー水族館のくらげです。綺麗でしょう?

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2006-08-27 免許証取得。


木曜日の夕方、むしょうに豚の角煮が食べたくなって、仕事から帰ってきた後、7時ごろから料理を始めた。煮る時間とか、あまり考えないで始めたのですが、豚肉が蕩けるまで、じっくりゆっくり煮るにはかなりの時間がかかる。全部で4時間半…。

真夜中近くに美味しい角煮が出来上がりました。それまでにお腹がすいて仕方がなかったので、あれこれとつまみ食いしていたので、あんまり食べれなかったけど。

一緒に煮たあつあつのジャガイモと、卵…。よく冷ましたつもりでも、口の中が火傷しそうなほど熱かった!大量に作ったおかげで、しばらくは夕食の献立に困る事はないけれど、時間のかかる料理をするのは週末だけにしよう、と少し反省。


猫達には、味付け前の豚肉をあげたら、静かに食べていた。

最近、料理中の食べ物のおすそ分け、を頻繁にしていたら、猫用の缶詰が美味しくない!と抗議を始めるようになった。味にうるさくなったのね。普段は、ドライなカリカリを大量において、好きな時に好きなだけ食べれるようにしてあるのですが(あまり好きじゃないらしく、少しずつ必要なだけ食べてます。おかげで太らない)お気に入りの猫缶を別にあげていました。今じゃ、封を切って、与えても、数口食べて、前足で砂をかける真似をする。


マッタク…すっかりわがままに育ってしまいました。もう缶詰はあげません!


先日、カリフォルニアの免許証が届きました。アリゾナから越してきた場合、仕事が始まった時点で10日以内に車の登録と、免許をカリフォルニア州所属に変更しなければならないらしい。免許試験も受けなおし。(ただし、実技試験は免除)保険もカリフォルニア州基準のものに変更。

カリフォルニアはアリゾナに比べるとかなり地価と物価と税金が高いので、かなりの出費になるかしら、と覚悟していたのですが、意外にも、アリゾナにいた頃よりも安いくらいでした。


後は、アリゾナの登録のキャンセル。結構面倒くさい。


今の会社は、古風にも、給料を小切手でくれます。ひとりひとり、社長のサインつき。やっぱり、大幅アップは嬉しいなぁ、と思いながらも明細書をみてビックリ。すごい額の税金です。あれやこれやで、40%弱、天引きされている。その額が、前の仕事の手取りと同じくらいの額。それから家賃を引くと、自由に使えるお金って、結構制限されてくるのね…。


やっぱり、これからも地道にいきて生きます。



今日の言葉。

人生において、万巻の書をよむより、優れた人物に一人でも多く会うほうがどれだけ勉強になるか。(小泉信三)



しゃどう@写真はパティオで寛ぐピクシイ。

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2006-08-14 猫も喜んでいる。


シーツを新しく取り替えたら、いつものように猫達が大騒ぎしている。布団の上で走り回った後で、喧嘩が始まり、部屋中を走り回る。わたしの書斎は、猫の追っかけっこルートから外れているらしく、猫の姿は見えず、ドタドタドタっという走り回る足音と興奮してミャオ、という声がたまに聞こえるだけ。こっそり覗きにいくと、嬉しそうに目を緑色にキラキラと光らせて、取っ組み合いをしている。走るコースは、だいたい、ベッドの上から、廊下を通って、リビングのパティオ際の猫タワーのあたりまで。ものすごく嬉しそうに走っています。



会社も、オフィススペースの引越しを終えました。隣の建物まで100メートルくらいしか離れていないのですが、かなりいい気分転換になります。古い方の建物にいた時は、新参者っという感じがしてあんまり居心地はよくなかったのですが、今の建物に入って、自分のオフィスにお気に入りのポスターをバンッと張り、本を並べると、気分もピリッと引き締まりました。


仕事内容も、雑用はほとんど免除されていて、研究成果を出す事に専念するよう要求されている。なんか、すごく幸せなんですけど。上司(社長とディレクター、二人しかいないけど)ビジネス系のマネージャーも自分からよく動く人達で、引越しの間、自らドライバーを握り締めて、やる気満々で机や棚を組み立てたり、掃除したり、装置を動かしたり、組み立てたり、ビックリするほど素早く動いていました。前の仕事のメンバーから比べると、嬉しくて転げまわるくらい感動的です!


ビサのトランスファーも、先週やっとレシートが届いて、公式に就業可能となりました。全部で12週間!それもトランスファーの「プロセスを開始」するためだけにかかった時間です。でも、思ったよりは負担は少なくて、二回目のペイロールに間に合ったので、給料の支払いがほんの少しややこしくなっただけですみそうです。


それと同時に、前の大学の籍も消滅。ガンガン使っていた図書館の遠距離アクセスも使えなくなっていたので、近くの大学、UCSCの図書館まで出向いて、参考文献をダウンロードしにいってきた。少し新しい分野に移ったので、まだまだ沢山読まなくてはいけないし、ある程度、手元にある情報は新鮮にしておかないとね。


UCSCは、確か、US内で一番キャンパスが広いことで知られている。レッドウッドに囲まれた山の中にある。視界が開けたところからは、広大な海が見えて、横には鬱蒼とした森が茂っていて、まさしく、大自然の中。大学キャンパスというよりは、国立公園の中にいる感じです。あちこちにハイキングトレイルがあって、空気が新鮮で、いい環境です。でも、ここに学生として通っていたら、幸せなキャンパスライフは過ごせそうですが、あんまり勉強に専念できなそうな気もする。実際、エリアそのもののリビングコストがかなり高いので、この大学に通っているのは、お金持ちのご子息が多いみたいです。


図書館の方は、オンラインのリソースしかチェックしていないのですが、カリフォルニア大学系列だけあって、かなり充実しているのが嬉しい。週末しか通えないので、いつ行っても空いているし、快適、快適。



今日の言葉。

間違いを犯さない人とは、何もしない人のことである。(エレノア・ルーズベルト)



しゃどう。

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2006-08-07 頑丈な車に乗るべし! その2。


つづき。



車の中の音楽の音量が大きかったので、変な音とかはよく聞こえなかったのですが、消え方が変だったので、一応、念のためかなり減速して消えた方を確かめて見たら…妙な位置から車のライトが光っている。よく見ると、まっ逆さまにひっくり返った車が、お腹を見せて、転がっているじゃないですか!大急ぎで、脇に車を止めて、非常灯を点滅させていたら、後続の車が二台ほど止まってくれました。砂埃が結構激しい。


携帯電話を探しながらもたもたしていたら、前に止まった車から男の人が二人、凄い勢いで飛び出してきて、ドライバーの救助に、後ろに止まった車の男の人が、手際よく警察を呼んでくれたので、わたしは、ひっくり返った車の前で成り行きを見守っていた。あんだけ派手に転がっていたら、大怪我してそうだし、引火したらもっと危ないし、助けに行っても邪魔になりそうだし。と、見ていたら、ドアをこじ開けて、誰かがでてきた。暗いので怪我をしているのか、大丈夫なのかもわからないけど、自力で歩いているし、元気そう?


と、ちょっと安心してたら、NO PROBREMO!と流暢なスペイン語で呟きながら、ひっくり返った車の上で飛び跳ねていた。この人、すっかり、イッチャッテル。薬なのかお酒なのかはわかりませんが、まったく正気ではない。全くの無傷なのもある意味凄いと思うけど、ヘラヘラと正気を失った顔で笑っているのを見ていると、心配して損した気分と同時に、ただただ、呆れた。


一応、目撃者として、レポートの義務はあるのですが、誰も怪我をしていないし、近くの町からパトカーが車では結構時間がかかるし、大勢で道端に立っていてもしょうがないし、寒いし、っていうので、若者のグループを一組残して、わたしともう一人の人はとりあえず帰る事にした。真っ暗なハイウェイで、知らない人達(まともそうな人達でしたが)や本当にイカレタ人の側に長い時間一緒にいるのも、別の意味で危なそうだし。


ああいう状態での運転は、犯罪行為だ。おそらく、彼は不法移民で、車には保険もかかっていないんだと思う。でも、もし、数秒でもタイミングがずれていたら、もしくは後続の車が一台でも脇見運転していたら、追突して大惨事になっていた可能性もある。運命も命も、紙一重なんだなぁ、と、帰り道しみじみ思いました。



今日の言葉。

人に接する時は、温かい春の心。仕事をする時は、燃える夏の心。考える時は、澄んだ秋の心。自分に向かう時は、厳しい冬の心。(鮫島輝明)



しゃどう@今日の写真は、二枚ともベイエリアのスコッツクリーク海岸より。

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2006-08-07 頑丈な車に乗るべし! その1。


日曜日は特に用事もなかったので、海岸沿いの北側に車を走らせてみた。このあたりには無数の海岸や、砂浜があるのだけど、観光シーズンでもそんなに混んでいないので、散歩するのにはちょうどいいのです。仕事も前のに比べると格段に楽なので(直に大変になるのだろうか?仕事量は多いけど、勤務時間とストレスが激減したのよね…)未だにバケーション気分が抜けません。



ともあれ、北側に走ったついでに、ハーフムーンベイに住む友達に連絡してコーヒーでも飲みながら世間話でも、のつもりでいたのですが、ついつい話し込んでしまって、夕食もガッチリ、食べてすっかり日が暮れてからの帰宅になった。こちらに来てから、ボチボチと友達もでき始めて、それなりに人間関係もできはじめて来ているのですが、やっぱり、昔からよーく知っていて、仕事の事もプライベートの事もとにかく何でも話せて、わかってもらえる友達っていい!


今の仕事についても、基本的には満足しているのですが、微妙なフラストレーションはある。(真面目に仕事していて、全く感じない仕事の方が気持ち悪いと思う。サイエンス系では、宝くじ並よん。)自分でもどうしたらいいか、わかっているので、大したことではないのですが、やっぱり、誰かにわかってもらえると、嬉しいし、とても安心した気分になれます。もう長い付き合いになるので、しばらく離れていても空気みたいな存在になっていますが、改めて、いい友達が身近にいてよかった、と思う。


で、すっかり日が沈んでからの海岸沿いのドライブ。真っ暗だけど、すいているし、月明かりも綺麗でそれなりにスピードを出していい気分で走っていた。ある程度走っていたら、前の車が急に道を譲ってくれたので、道にでも迷って地図でも見ているのかな?くらいに思いながら抜いていったのですが…。


その前の車、やっぱり海側にウィンカーを出しっぱなしで、とろとろと走っている。どこかで止まるのかな〜?と、こちらも適当に減速して様子を見ていたら、なんか変。真っ暗でよく見えないのですが、いったん、右側に消えて、次の瞬間また道路に飛び出して、対向車線に飛び出して、そのまま左側に消えていった…。



つづく。



今日の言葉。

強さとは相手を倒すことではない。 それは、怒って当然という時に心を自制する力を持っているということである。(マホメット)



しゃどう。

先頭 表紙

2006-08-03 新鮮な空気。


仕事が始まってから今週で3週目の半ば。あっという間に過ぎてしまった。会社は、ちょうど来週あたりからオフィス丸ごと引っ越して、隣の建物のかなり広いスペースに移ります。現在内装工事中なのですが、新品のカーペットと、乾いた木の香りが、いい気分にさせてくれます。トイレもオフィスもキュービクルの敷居も、全部新品に入れ替わるので、ほんっとーにぴかぴかです。本当は、私が入社する前にできあがる予定だったのですが、工事の日程がやや遅れているようです。

でも、古い方から新品に移った方が、有り難味がますから、かえっていいような気がします。


会社は、サンタクルーズの隣のスコッツバレーにあるのですが、ここもまた、サンタクルーズとは一味違った、比較的裕福な人が住む、感じのいい田舎町です。大通りが二つだけあって、質のいいレストランやマーケットがちらほら、気候も暑すぎず寒すぎず。朝のサンタクルーズは、もやがかかっていて、ぼやーっとした天気のことが多いのだけど、山沿いに数マイル走っただけで、ある地点から霧がバーッと晴れて、少しだけ湿っぽい朝の新鮮な空気が窓から入ってきます。


ハイウェイを降りてからは、窓を全開にして走るのだけど、朝の独特なセコイヤの香り、山沿いの緑の香りを胸いっぱいに吸い込んで、この瞬間を味わえるだけでも幸せ、と思えるくらい、最高です。昼過ぎの少し気温が上がった時の空の色もいいし、ちょうど研究所の裏側にハイキングトレイルがあって、仕事上がりに気分転換に歩くとかなり頭がすっきりします。鹿とか普通に歩いているし、自然に囲まれたいい仕事環境です。


仕事内容も大体把握できてきましたが、研究上、ある程度の目標と役割は与えられるけれど、アプローチの方は、割りと自由にしていいみたい。開発系の仕事と同時に、大好きな基礎研究も視野に入れてよいみたいなので、楽しくなりそうです。


アフターワークには、サーフィンをしよう!と前は思っていたのですが、数週間前にテッコンドーの道場に通いだしてから、少し疎かになっています。週末の海はものすごく混んでいるので、覚悟していかないといけないし。ですが、テッコンドーに通うのは週三日、一時間半ずつのトレーニングで、その3分の一くらいは、フルコンタクトのスパーリングです。


少しだけ違う系列のテッコンドーなので、型をすべて覚えなおさなくてはならないのですが、技術の方は、ちょうどいいレベルです。体験レッスンの後、前の道場のユニフォームと黒帯をつけさせてもらえることになりました。今週は跳び蹴りのフォームを直してもらってずーっと跳びまくっていたら、腹筋と背筋がものすごい筋肉痛になっています。跳んで蹴るときは、足の方に屈むのではなくて、上半身を反対側にそらして全身をバネみたいにして蹴る!そのままだと背中から落ちるので、素早く上体を起こして着地してそれをリズムよく3回繰り返して、という感じ。たまに、いい感じでパーンっと強く乾いた音が出せると、嬉しくてゾクゾクします。


やっぱり、武道系、はまります。



今日の言葉

分別を忘れないような恋は、そもそも恋ではない。(トーマス・ハーディ)



しゃどう@写真はスピナッチ君の研究所です。左端の桟橋の近くの青っぽい建物に注目。

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2006-07-19 会社人。


新しい仕事が始まった。一番の懸念は、朝早く起きられるか(といっても6時半)でしたが、今のところ、目覚ましを3つ、時間差でガンガン鳴らして頑張って起きています。バケーション期間が長かったので、すっかり生活が乱れてしまいました。


面接の時に自己紹介も済んでいたし、先週、顔を出したときにプロジェクトの打ち合わせなんかも済ましていたので、堅苦しい挨拶は一切なしにいきなりスタート。机の上には、新品のPCをセットしてくれていました。最初はトレーニングの予定でいたのですが、研究エリアがほとんど同じなので、器具のありかと、基本的な使い方の手順を教わったら、明日にでも研究開始できそうな感じです。


何よりも感激なのは、終了時間がだいたい、午後5時で、日が昇っている帰宅できること。大学にいた時は、ポスドク時でも一日に10〜12時間が普通で、忙しいときは、土日を含めて15時間とか働いてたので、昨日と今日は、5時になったときに、本当に帰ってもいいのかなぁ?と、迷いが生じてしまう。でも、なるべく用がないときは帰る様にするつもりです。でも、たったの8時間労働で、倍以上もらえるんだから、いい身分だと思います。


テクニシャンもエレクトロニクスの方もしっかりした人がいるし、ラボの管理とかは、他のメンバーがやってくれているし、トレーニング(教える方)に時間を割かなくていいし、上司も責任感がある人だし、実質労働時間、質的に、10倍くらい素敵な環境です。もしかしたら、時間が経つにつれて、新たに不満も出てくるかも知れないけど、未来の自分に言い聞かしておきます。素敵な環境です!


でも、長く働いた分は、そのまま実績になって残っているので、それはそれでよかったと思っています。これからは、論文検索とか、自分用の勉強は自分の時間で(趣味の一部として)続けていくつもりです。


ビサのトランスファーは、まだごちゃごちゃしているけど、とりあえず、当面のところ、来月分の家賃とクレジットカードの支払いを乗り切れば、後は紐を緩めても大丈夫そうです。引越しと遊びまくったおかげで、請求額が恐ろしいことになっています。


第二の故郷アリゾナは、昨日、117F(47℃)に達したそうです。夏の間は、過ごしやすい北カリフォルニア。今はまだ故郷を懐かしく感じません…。



今日の言葉。

知識を得る理由は、それを共有するためである。そうでなければ、本当に愛を贈ることなどできない。



しゃどう。

先頭 表紙

大五郎様、いやーん、ビサトラブル。私だけじゃないみたいですね。皆が通る道?と思えば気も楽になります。今の会社は、H1Bで人を雇うのが初めてだったらしくて、どうしよう〜っと小騒ぎしてしまいました。先週(?)は、近くまでいらしていたんですね〜。大学はUCSC?それとももっと北の方? / しゃどう ( 2006-08-03 14:24 )
そういえば大学院おわること、VISAの請求がとんでもないことになってたのを思いだしました。当家も来週は家人の実家のあるベイアリアです。 / 明痴 大五郎 ( 2006-07-22 17:05 )

2006-07-14 アゲイン&アゲイン その2。


つづき。



大学、企業間のビサのトランスファーは、新しいビサとみなされるので、人数制限(キャップ)に引っかからないようにしなければならない。教育機関は別枠で、ほぼ無制限に発行されるのです。


6月の終わりに2006年分は締め切ったというニュースを聞いていたので、かなり、ヒヤリとしましたが、advanced degreeの別枠は、まだかなり開いているとのこと。一年半も無職で猫とかどうすんだよ…と先走りしてかなり焦ってしまいました。


が、とりあえずの問題は、ステータスが、変えられないこと、ステータスが変わらないうちに大学からビサのサポートを切られるとなにかの問題になりかねない。ベストな対策は今の会社から前の大学経由で給料を払ってもらうこと。


数週間か数ヶ月か、働けないで家でゴロゴロしているのもイヤだし、会社側も、今すぐ働いて欲しいから、と、とても協力的で親身になってくれました。会社に顔を出して、新ボスと一緒にトマトに連絡して、大急ぎで大学内に枠を残してもらった。


「トラブルメーカーめ!」とトマトには言われましたが、移民局関連のトラブルだけに、かなり迅速に、正確に手続きを進めてくれました。大感謝です。(辞表、叩き付けないでよかった…)


とりあえず、旧給料額で支払われるので、新給料を楽しむ期間は遅れるけれど、仕事は予定通りに始められるし、ビサステイタスも安泰、のベストな解決ができました。唯一の問題は、昨日、寝不足になったことくらい?そろそろ、グリーンカードの取得を考え始めているので(もちろん仕事経由ね、結婚する相手はじーっくり選びたいし)ビサステイタスは綺麗過ぎるくらい綺麗に整えておきたいのです。


ついでなので、新同僚を誘ってのランチタイムに参加。現在改装中の新オフィス&実験室を見学、月曜日からの仕事のアウトラインを話し合ったりしてきた。久しぶりなので仕事モードに戻れるか不安はあったけど、新しいプロジェクトの話を聞いているうちに、実験したいモードにすぐに入ってしまった。もともと、実験や研究が、好きでたまらないからこういう仕事をしていたんだな〜と再確認。久しぶりにワクワクしています。



今日の言葉。

ぬかよろこびせず、不必要に悩まず、ただ淡々とでよい。情熱は奥底にある。



しゃどう。

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2006-07-14 アゲイン&アゲイン その1。


二度目のサーフィンは、ボードをレンタルして、同じ場所で練習しました。インストラクターがボードを押してくれないので、前回ほど上手くは乗れなかったけど、どういうタイミングで立ち上がると、波に飲まれて落ちるのかが、だんだんわかってきた。たくさんパドリングをしなければいけないので、腕の力が結構いる。これは、何度も海に入って鍛える必要がありそうだ。


冷たい海の中で耳からも鼻からも海水が巡回したおかげで、終わったあとは、心地よい爽快感。いい消毒になるから、風邪気味のときとか、いいかもしれない。疲れたときに、ボードの上に転がって、海の真ん中にぽけーっと浮かんでいるのも、気持ちがいい。ウェットスーツを着ていたとはいえ、比較的冷たい海水に何時間もつかっていたおかげで、寒さにも少し強くなったみたいです。


テッコンドーもとりあえず、職場の側に新しい道場を見つけたので、試しに通っています。スパリングが中心の道場で、そんなに厳しくはないのだけど、何もしない間に体が鈍ってしまう方がイヤなので、一ヶ月分、払って様子を見るつもり。


早いもので、来週の月曜日から、仕事開始です。6週間以上の有給を引越しやアパートの下見を兼ねているとはいえこの上なく気ままに過ごしてきた。名残惜しい気もするけれど、いい時期でしょう。



心の準備は万端、だったのですが、問題が…そう、あれ、ビサです。トランスファーが遅れている!こう何度もあると、またかっ!てな感じで、落ち込むよりは起こりうる問題(違法滞在にならぬよう)と対策を手遅れになるまえに考えて動き出すことをまっさきに考えます。渡米してから体験したのは、


その1.
F1ビサのステータスチェンジ。入学志願時にTOEFLの点数が数点足りなかったので、「秋学期が始まる前に必要な点をとること」条件付入学で入学を許可された。語学学校に通って、学期が始まる1ヶ月前に必要点数に達しました。正式な許可が下りたのは、授業が始まる2週間前でした。

その2.
学生ビサのオプショナルトレーニング(労働許可)にアプライするのをすっかり忘れていた。卒業間近になって慌てて書類を提出して、実際のスタート日を二週間ほどずらしてもらいました。

その3.
オプショナルトレーニングで働き出して数週間後、母危篤の知らせを受けて、日本に帰ったのですが、F1ビサの期限が切れていたため、再入国できず。成田空港のカウンターで気がつきました。大使館に予約をいれたものの、一ヶ月先まで埋まっている。仕方がないので、観光ビサで米国に戻り(猫がいるので長く留守ができない)、一ヶ月の間、給料をわざわざ止めてもらっていました。

その4.
H1Bビサに切り替えるのを事務の人に頼んでいたのですが、OPTが切れる頃になって、「手続きするのを忘れていた」という情けない返事が。何度も確認したのに〜と怒ってもしようがないので、プレミアムで処理してもらう。一応、間に合いましたが、要求してから、約1年近く待たされました。

その5.
で、今回の、トランスファーの遅れ。45日以内にレシートが発行されて、プロセスが完了しなくても働き始めることができるのですが、そのレシートが未だに発行されていないらしい。しかも、まだかなり時間がかかりそう。大学にはすでに辞表を出しちゃっているし、任期が切れるのは、金曜日。あと2日しかない。



つづく。



今日の言葉。

負い方次第で荷は軽い。



しゃどう。

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