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口車大王「旅のおもひで」

 
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目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-06-21 [英國]巡洋艦ベルファスト その1 軍人は平和主義者
2003-05-18 [英國]The London Tube
2003-05-02 [英國]Mandarin Kitchen - ロンドンの中華街
2003-03-17 [英國]日本の新聞 − 便利になったもんだ
2003-03-15 [英國]大英博物館の招き猫
2003-03-13 [英國]Russel Hotelのトイレ
2003-03-12 [英國]Russel Hotel - Le Meridianは野村グループ
2003-03-12 [英國]Thai Restaurant 「山」
2003-03-11 [英國]Pub The Ship Anson
2003-03-10 [英國]港内クルーズ


2003-06-21 [英國]巡洋艦ベルファスト その1 軍人は平和主義者


 またまた前回の日記から空いてしまいました。

 さて、ラッセルスクエアからロンドンブリッジまで地下鉄に乗り、巡洋艦ベルファスト見学に向かったのですが、地下鉄で移動となったら、あのごっつい小説家Nさんが妙に静か。子供の頃、地下鉄で轢かれそうになって、以来地下鉄が苦手なんだそうな。小説家Nさんの意外な弱点発見!

 さて、ロンドンブリッジ駅から徒歩5分、ロンドンブリッジとタワーブリッジの間に巡洋艦ベルファストは係留されています。日本で売られているガイドブックにはまず登場しませんが、我々日本人に無縁ではありません。

 巡洋艦ベルファストが建造されたのは1938年。「サウザンプトン」級の巡洋艦の1隻として建造され、第二次世界大戦、朝鮮戦争で活躍しました。

 同行者のドクターIは、元海軍大尉。巡洋艦ベルファストと同じ時期の巡洋艦「矢矧(やはぎ)」の乗組員で、戦艦大和沖縄特攻作戦で撃沈された「矢矧」の生き残りです。ドクターIにとってこの見学は感慨深かったようです。「軍艦の構造はだいたい世界中同じでね。」という説明で、通り一遍の観光客だったら見落としてしまうようなところを、いろいろ説明してもらいました。しかし、高射砲の前に立っていると、「ちょうどその位置で僕のクラスメートは死んだんだよ。」なんていうことを言われると、返す言葉がありません。

 「日本は、アメリカとやってはいけない戦争をやってしまった。」

ということも言われていました。軍人として死線を乗り越えた方のこういう言葉は、ずしっとした重みがあります。軍人は、実は一番の平和主義者であると実感した瞬間でした。

 そして、キャプテンシートに座って一言。

 「うーん、やっぱり矢萩の方がいーなー。」

 つづく
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やっちーさま、お友達ですね。小説家Nさんについては、こことかここあたりがヒントです。戦争が如何に悲惨なものか、体験者の話を聞くのは貴重なことです。 / 口車大王2号 ( 2003-06-29 22:31 )
小説家Nさんは口車大王さんのお友達ですか?(ごめんなさい、前の日記を読んでないので、、、)私にとってはその巡洋艦は過去の遺跡、でも戦争を実体験している方にとっては、その記憶や亡くなった友を思い出させる意味深いモノなのですね。ちゃんとその艦は歴史を刻んでそこにたたずんでいるんだなぁ。 / やっちー ( 2003-06-23 02:02 )

2003-05-18 [英國]The London Tube


 2003年9月17日

 今日は今回の旅行の目的地のひとつである、巡洋艦ベルファストの見学です。

 前日も経験したことですが、とにかくロンドンの渋滞がひどい。昨日が月曜日で今日が火曜日。ウィークデーの渋滞は半端ではなく、ラッセルスクウェア周辺の道路も、朝は車がびっしりで身動きが取れません。9年前に訪れたときはここまで渋滞が激しかった記憶はないので、当時に比べて景気が良いことに関係しているのでしょう。ということで、ホテルから最寄りの駅のLondon Bridgeまで地下鉄で移動することにしました。Piccadilly LineのRussell SquareからKing's Cross St. Pancrasまで行き、そこからNorthern Lineに乗り換え、London Bridgeまで行きます。

 Piccadilly Lineに乗ってまず驚いたのは、駅がきれいになったこと、車両がきれいになったことでした。Piccadilly Lineの車両はクロスシートで、土足を乗せる乗客で大変汚れていたのですが、ロングシートのプラスチック製のシートとなり、汚れも目立たなくなりました。そして、落書きも激減しています。

 一番上の写真はLondon Bridge駅の路線案内図なんですが、Northern Lineはロンドン地下鉄の中でもよく止まるので悪名高い路線です。その原因のひとつとして路線の複雑さもあるようです。図のように北行きも行き先が2か所に別れていますが、都心の部分も我々が乗る東廻りの路線と、Carling Crossを経由する西廻りの路線があります。この路線も車両が更新されていました。少しは定時運行が増えたでしょうか。

 そして、駅構内も更新されてきれいになっています。1987年のKing's Crossでの木造エスカレータが原因の大火災事故以来設備の更新が行われていて、London Bridge駅の校内もモダンな造りに改装されています。

 下の2つの写真は、夕方Piccadilly Lineに乗ったときの写真ですが、プラットホームに着いた途端、電源系統の故障により電車が送れるというアナウンス。15分くらい待ったら電車が来たのですが、とても乗れるような状況でなく、もう1本待って乗りました。ロンドンで東京のラッシュアワー並の混雑に遭遇するとは思いませんでした。

 残念ながら、列車の遅れはあいかわらず結構あるようです。

 つづく
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でじかめさま、なるほど、マンチェスターUですか。 / 口車大王2号 ( 2003-06-22 12:19 )
gewbieさま、いいでしょ。まさか大英博物館のショップでこんなもの置いているとは思いませんでした。 / 口車大王2号 ( 2003-06-22 12:19 )
Hirokoさま、そのようにもとれますなぁ。しかし、違います。東京ほどまだラッシュ時の乗り方に慣れていないだけ。もっとも、最近東京で電車に乗っても、ラッシュ時の乗り方に慣れていないの大変増えていますけれど。なんでだ? / 口車大王2号 ( 2003-06-22 12:18 )
八百八六助さま、以下にもロンドンの地下鉄らしいですなぁ。ロンドン地下鉄は民営化の話が出ていて、しかも2社に分けるのだそうな。東京の地下鉄が営団と都営の2社で不便をかこっているのに、なんでそういうことをするんでしょうかねぇ。BRの民営化で大失敗しているのに。 / 口車大王2号 ( 2003-06-22 12:17 )
ご無沙汰しています。一番下、確かにスリの現場に見えます(爆笑) マンチェスターUのファンの方ですね♪ / でじかめ ( 2003-06-14 03:24 )
大変ご無沙汰いたしております。下のほうにある招き猫、いい顔ですね。 / gewbie ( 2003-05-31 14:11 )
一番下の写真は「スリ」の現場ですか(笑) / Hiroko ( 2003-05-23 01:52 )
初めてイギリスに行ったとき,ヒースローからパディントンに(安いから)地下鉄で向かったら,地下鉄止まってた.ピカデリー線は良かったんだけど,サークル線がダメで,別の線に向かった覚えが.イギリスだなぁと感じた瞬間でした. / 八百八六助 ( 2003-05-18 17:23 )

2003-05-02 [英國]Mandarin Kitchen - ロンドンの中華街


 気がつけば、1ヶ月半も空いてしまいましたなぁ。

 さて、ロンドンに着いた日の夜はドクターIのロンドン長期駐在中の姪御さんの御推薦で、QueenswayのMandarin Kitchenという中華料理屋へ。ロンドンの中華料理屋でただいま一番おいしいのだそうな。QueenswayからBayswaterにかけての、ハイドパークから北西の位置は中華料理屋が多く、言わばロンドンの中華街といっても良いところです。

 そもそも、ロンドンの中華料理屋とインド料理屋は安くておいしいところが多いのですが、特にこのあたりの中華料理屋、安いけれどわい雑な雰囲気の店がほとんどでした。ところが、ここMandarin Kitchenはモダンなインテリアでかつてのイメージを払拭するには十分です。ポーツマスのタイ料理屋もそうでしたが、こういうインテリアのアジア系の料理屋が増えているようです。

 Mandarin KitchenにはドクターIの姪御さんもいらっしゃったのですが、お話を伺ってびっくり。なんと御主人が某A航空会社のヨーロッパ総支配人!「言ってくれれば航空券手配したのに。。。」ということで、フライトの手配に四苦八苦したので、がっくり。。。後で調べたら、ヨーロッパ往復の中にA社だとマルタも含まれていたし。。。

 なお、写真右下の人物は私ではありません。

 つづく
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くすのき燕さま、かつてはこんなかっこいい中華料理屋なんて、皆無だったですね。今や、ロンドンはヨーロッパにおける食文化の中心となりました。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:36 )
パンダ様、タイタニックを沈めたミイラですか。。。そのミイラの呪いがかかったのか、それとも積まれていたのか。。。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:34 )
エスカルゴさま、違うんです。だから、マルタの新聞でも間違えられたんだよな。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:31 )
雅(みやび) さま、30センチの距離で会っているのに、普通間違えるかね。あ、ボブサップの唇付きであった。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:30 )
tomohikoさま、イギリスにうまいものがないなんてだれが言ったのか知らないけれど、それを言うなら東京でも同じことです。東京の飲食店のすべてが皆おいしいとは、とても思えない。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:28 )
貧乏旅行をしていた若かりし頃、ロンドンの中華料理屋でテイクアウトをしてました。今や、こんなかっこいい店があるんですね。 / くすのき燕 ( 2003-05-14 12:33 )
お祝いメッセージありがとうございました♪一瞬、ご本人かと思いました。 / エスカルゴ ( 2003-05-12 21:00 )
初めまして。ロンドンの中華街・・・私はロンドンに2年ほど居ましたが1回も訪れる事なく移動してしまいました(苦笑)よくイーストエンダーにはなりましたが。。。今思えばもっと出歩いておけば良かったな〜ところで↓の欄の大英博物館にはタイタニックを沈めたミイラ(?)が展示してあると友人から聞いた事があります。 / パンダ ( 2003-05-04 01:35 )
え!違うの?「顔出し〜♪」って思ったのにぃ〜。 / 雅(みやび) ( 2003-05-02 10:44 )
イギリスにはうまい食べものが存在しないかのように言われていますが、あるにはある、ということを知りましたよ。 / tomohiko ( 2003-05-02 10:23 )

2003-03-17 [英國]日本の新聞 − 便利になったもんだ


 大英博物館を出てきて近所のキオスクでお買い物。ニュースペーパーのスタンドをふと見ると、日本の新聞が当たり前のように店頭で売られています。便利になったもんだ。

 つづく
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ロンスポざんすか。デイリースポーツもそうだけれど、結構売れるかも知れない。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:27 )
東スポ(同じのが大スポ,九スポとかの名前で売っている)のロンドン版,ロンスポってのは売ってませんでした? / 808 ( 2003-05-04 08:16 )
りゃん吉(故障中)さま、さすがにない。。。 / 口車大王2号 ( 2003-05-02 09:36 )
レイさま、日本よりは高いでしょう。 / 口車大王2号 ( 2003-05-02 09:35 )
しんちゃんどの、もちろんできますだ。 / 口車大王2号 ( 2003-05-02 09:35 )
雅(みやび) さま、インターネットがこれだけはびこった御時世ですからねぇ。 / 口車大王2号 ( 2003-05-02 09:34 )
ロンドンにはさすがにデイリースポーツ なんてうってないですよね・・ / りゃん吉(故障中) ( 2003-04-21 23:29 )
前はジャパセンで買ってたのに。でもいいお値段しそう。 / レイ ( 2003-03-24 18:17 )
ということは定期購読もできるわけですよね。便利なもんだなぁ。 / しんちゃん ( 2003-03-22 10:35 )
え?本当ですか?ずいぶん近い国になったんですねー? / 雅(みやび) ( 2003-03-20 18:01 )
tomohikoさま、本家のウィスキーの話も読んでちょうだい。 / 口車大王2号 ( 2003-03-17 20:02 )
tomohikoさま、をを、早い!そうです、「衛星版」となっておりますだ。 / 口車大王2号 ( 2003-03-17 20:01 )
日本からイギリスにデータだけ送ってイギリスで印刷してるんですかね? / tomohiko ( 2003-03-17 19:59 )

2003-03-15 [英國]大英博物館の招き猫


 ロンドンに着いた日の午後は、Mさんと二人で大英博物館へ。ホテルの目の前にあるのに、行かないわけにはいきません。

 はてさて、口車、大英博物館を訪れるのは、かれこれなんと30年近くぶり。昔はお金を取られた気がするのですが、入場料無料。大英帝国、太っ腹です。

 建物の外側の変化はありませんでしたが、中に入ると大きく変わっていました。入り口を入るとすぐ中庭の部分に突き抜けるのですが、ここに今は大きなガラス張りの天井が張られ、真ん中にミュージアムショップができています。ルーブルもそうですが、最近ヨーロッパの名だたる美術館・博物館がリニューアルをしていますが、大英博物館も例外ではありません。しかし、スペースをうまく使っているな。

 今日は、Queen of Shebaの特別展示をやっていて、そもそも大英博物館のエジプト・アラビアのコレクションはすごいものがありますから、そっち方面の展示室へ向かいます。

 それにしても、エジプト関係の展示品はすごいですね。高さ5メートルはあるかと思う石の門まであり、こんなものよくロンドンまで持ってきたものだと思います。そして、ここに来たらロゼッタストーンはやはりはずせません。通路のど真ん中の目立つところに、ケースに入れられて展示してあります。そして、これでもかという展示品の数に、だんだん見るのに疲れてきてしまいます。

 続いて、隣り合わせの貨幣の展示コーナーに移動したのですが、日本の大判、小判も展示してあります。世界中の貨幣集めて系統だって展示しているというのは、イギリス人の国民性としての収集・整理能力が如実に現れているところでもあります。

 3時間ほど歩き回って、もちろんとてもではないですが、そんな時間で博物館のすべてを見てまわれるわけはありません。あまりの展示品の迫力に圧倒されて疲れてしまったのと、夕食にでかける集合時間が迫っていたので、展示を見て回るのを切り上げて、ミュージアムショップに立ち寄ります。

 ところで、今回はエジプト・アラビア関係を中心に見て回りましたが、大英博物館は日本関係の収集品でも質が高いので有名です。そうしたら、ショップにも面白いものを売っていました。

 招き猫。

 これは収蔵品の複製なのでしょうか、それとも日本で現在も作られているものを売っているのでしょうか。聞くのを忘れましたな。こんなに表情のよい猫は、日本でもなかなか見かけません。

 つづく
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をを、1000円近くも!寄付金ボックス気がつかなかったな。昔は、1ポンド1008円だったが。 / 口車大王2号 ( 2003-05-18 15:26 )
大英博物館,入り口で寄付募ってましたよね.5ポンド入れてきた覚えが. / 八百八六助@太っ腹 ( 2003-05-04 08:18 )
そそそさま、よござんしょ。思わず買いそうになったけれど、お金とスペースが。。。 / 口車大王2号 ( 2003-05-02 09:27 )
金運BIG・・・ぷぷぷっ(笑) / そそそ ( 2003-03-21 21:16 )
レイさま、mummyはこれでもか!っちゅうくらいいました。まさか、後世、自分の亡骸が衆人にさらされるとは思わなかっただろうなぁ。 / 口車大王2号 ( 2003-03-17 20:00 )
スーパーしえろさま、ほんとこの棚のところだけ、ほのぼのしておりました。 / 口車大王2号 ( 2003-03-17 19:59 )
tomohikoさま、いやいや、大英博物館の学芸員の感性に脱帽です。 / 口車大王2号 ( 2003-03-17 19:58 )
エジプト関係といえばレイの大好きなmummyもいました?盗品戦利品の寄せ集めなどとも言われていますがあの規模はやっぱり圧巻です。全然日本美術がわからないレイでも日本のコーナーはちょっと誇らしくなりますし、インドのコーナーを見るとちゃんと世界史勉強しとけばよかったという気になります。あ〜〜次にいけるのは何年(何十年?)先でしょう。 / レイ ( 2003-03-17 11:10 )
大英博物館の威風堂々と、招き猫(それもけっこう最近っぽい?)のほのぼの。なんともミスマッチでよか〜。 / スーパーしえろ ( 2003-03-16 10:58 )
もはや日本でも探すのが大変な招き猫がイギリスにあるんですね。ビックリです。 / tomohiko ( 2003-03-15 14:41 )

2003-03-13 [英國]Russel Hotelのトイレ


 恒例のトイレシリーズです。

 トイレの造作ひとつとっても、お国柄は出るものですね。ここ、ラッセルホテルのトイレは、あまりあか抜けた感じではありませんが、重厚な感じがします。ちょっとにおいが立ちこめていたのがいただけませんが、近日中に改修されるでしょう。

 つづく
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しんちゃんどの、お返事遅れました。おしゃれという点では、ノーベル賞受賞者もここでおしっこするこちらの方がおしゃれかもしれません。 / 口車大王2号 ( 2003-05-02 09:31 )
トイレひとつみてもお洒落な気がしてならないのは僕だけでしょうか。 / しんちゃん@人民用トイレもある意味・・・ ( 2003-03-22 10:33 )

2003-03-12 [英國]Russel Hotel - Le Meridianは野村グループ


 9月16日

 ロンドンに向かって10時過ぎに出発。ホテルのご家族全員で見送りです。ここのホテルはまた泊まってみたい。

 ロンドンからポーツマスへはアンバレーに寄るため一般道を来ましたが、帰りはモーターウェイM27をいったん西へサウザンプトンまで行き、そこからM3を北上。サウザンプトンはタイタニックが処女航海へと出発した港です。

 M3経由だとちょっと遠回りなのですが、M27とM3のジャンクションまで出発してから20分ほどで到着。M3に入って快調に飛ばします。ロンドンから西へ向かうM4は単調な道なのですが、M3は変化のある道です。気が付いたらポルシェに追いついている。ポルシェに道を譲ってもらいました。メーターは100キロを指しています。ん?イギリスだからマイル?

 M3の終点でそのままA316を進み、テムズ川を渡ります。もうロンドン市内に入っていて都心(バッキンガム宮殿?)から15キロほどのところなのですが、テムズ川の川幅が驚くほど狭い。ロンドンの西のはずれで一気に川幅が狭くなっているようです。ここまでは1時間少々で着いてしまいました。

 A316はA4と合流し、Hummersmith、South Kensingtonと街中を走り抜け、Knightsbridgeのハロッズの前を通過します。ここら辺りまでは渋滞もなく順調に来たのですが、そろそろ車の流れが渋くなります。Piccadilly Circusの辺りでは全く動きません。おっと道を右へひとつ間違えてしまいました。その先は一方通行の嵐。この辺は東京と変わりません。Sohoのど真ん中を走り抜けて、なんとか軌道修正したけれど、今度は西へ寄り過ぎ。ロンドン大学の裏手から走り抜けて、なんとか目的地のRussele Squareに到着。やれやれ。M3を降りてから、1時間もかかってしまいました。

 ロンドンの宿泊先のRussele HotelはこのRussele Squareに面していて、真向かいはロンドン大学です。そしてそのちょっと奥に大英博物館があります。外観は夕方撮ったので黄昏れていますが、風格のあるホテルです。このホテルは元々Principal Hotelsというグループの所有でしたが、Principal Hotelsを2001年に野村アセットマネジメントが買収し、続いてLe Meridianを買収してLe Meridianに統合しました。そして、現在Le Meridianのブランドでホテルを改装中で、改装前の古い設備の部屋をディスカウントで提供していました。

 ロンドンのホテルは外観はすごいけれど、高くてぼろいというので有名ですが、このRussel Hotelもまさにそういうホテルだったようです。今回ディスカウントで泊まった部屋の設備は、正直言って高級ホテルの設備とはほど遠いもの。他の人たちの改装後の部屋も覗いてみましたが、格段に良くなっています。

 それにしても、Le Meridianが野村の傘下だとは知らなかった。

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レイさま、過去形ってこともないでしょ。ちなみに、ロンドンはほんとに高くてぼろかった。それで高級ホテルはだいぶ敬遠されたようで、野村がPrincipal Groupを買収したように、経営はよろしくなかったようです。悪循環なんでしょうね。だから、最近はディスカウントがすごくて、やっと1万円そこそこで泊まれるようになりました。インターネットでのホテル予約は、ロンドンが一番競争激烈ですね。 / 口車大王2号 ( 2003-03-13 22:48 )
ロンドンのホテルってこういう一流と言われるところはほんとに高い!でも近代的ではないし・・・そこがいいのかと思いつつもいつも安宿ばっかりでした^^;一度はトライしてみたかったなぁ。高級ホテルではアフタヌーン・ティーするのがせいぜいでした。 / レイ ( 2003-03-13 19:32 )

2003-03-12 [英國]Thai Restaurant 「山」


 この日の夕食は、South SeaのSouth Pierのすぐそばの、海岸に面したタイ料理屋さん。看板が「山」の文字なので日本料理屋かと思ったら、タイ料理屋でした。ウェイトレスのお姉さんに由来を聞いたら、オーナーがつけたそうで彼女もしらないそうです。中国系のタイ人でなかったらわかるわけないですね。

 店内はモダンな造りで、いわゆる伝統的なタイの装飾では全くありません。そういう、モダンな感じを狙ったのでしょう。お客も、近所の割と若い人たちが多いようで、最先端のスポットとして定着させようという、経営者の意図が見えます。

 90年代に入ってイギリスでもタイ料理が大ブレークしたのですが、South Seaにもタイ料理屋があるのは驚きです。日本料理屋はないですから。

 それにしても、ウェイトレスのおねえさん、英語がうまかった。イギリスに10年いるそうです。

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2003-03-11 [英國]Pub The Ship Anson


 Historic Dockyardを後にし、Dockyard目の前のPub The Ship Ansonに行きます。Ansonとは、第一次大戦時に建造されたAdomiral級の戦艦の1隻の名前です。

 名前もそうですが、場所柄海軍ゆかりのパブで歴史もあるのですが、ご他聞に漏れず、ここも大型のテレビが据えられていて、サッカーのゲームをがんがん流しています。小説家Nさん「いいパブがある!」と言っていたのですが、ちょっとがっくり。

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しんちゃんどの、まあ、今やイギリスのパブにもカラオケがあるくらいですからねぇ。ただ、静かに飲みたいときはうっとうしい。つい最近、四谷駅から徒歩5分のところにRising Sunという、ナイスなパブを見つけました。ギネスが生でないのがちっと悲しいが。 / 口車大王2号 ( 2003-03-12 18:05 )
上海にいるイングランドの人たちも週末はパブでサッカーを見るのが好きだといいます。僕的には部屋でこっそりと見るのが好きなんですが。「オマリーズ」つう三年連続で上海ベストパブに選ばれたところは年齢層も高めでいい感じです^^でも高い・・・・。 / しんちゃん ( 2003-03-12 14:58 )

2003-03-10 [英國]港内クルーズ


 昼食をとってから、港内クルーズの観光船に乗ってみます。船着き場はWarrior号の隣。船は出航するとすぐに右に曲がり、Victory号を遠めに見ながら進んでいきます。やがて、護衛艦または駆逐艦のような船が見えてきます。我々の船の左舷を、ノルマンディ行きのフェリーがすれ違っていきます。ここは軍港でありながら、こういう民間船も発着しているわけです。

 右手奥に砕氷船とおぼしき船を眺めていると、前方に空母が視野に入ってきます。空母が入港していたのは、ラッキーかもしれません。イギリスの艦載機は、垂直離着陸機のハリアーが中心のせいか、飛行甲板の形状がアメリカ海軍のものと異なっており、舳先が上にそり上がっています。船内の説明でも、「アメリカのより効率がいいんだぁ。」なんてことを言っていて、その瞬間、見学者が「ウォー!」と腕を突き上げて盛り上がっていました。空母の横を通ると、写真では分からないのですが、乗務員が釣りをやっていました。そして、遊覧船に向かって手を振ってくれています。

 船は、反転して戻り始めます。軍港の反対側はヨットハーバーになっていて、風景は一変します。別のフェリーが出航していくのも見えます。

 そして、出発地点へ戻ってきたのですが、スウェーデンの帆船が入港しているのが見えました。Historic Dockyardとはいえ現役の軍港なので、こんなところに停泊しているのも驚きです。スウェーデン海軍署風の船なのでしょうか。そして、Warrior号の後ろを回り込んで、出発した桟橋に戻ります。Victory号の船尾の旗は白地でしたが、Warrior号は赤くなっています。これは、軍籍がなくなった船か、その他の船であることを示しています。

 つづく
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Portsmouth Historic Dockyardについて、詳しくはこちら。 / 口車大王2号 ( 2003-03-13 19:27 )

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